JP3005958U - フレキシブル・コンテナ及びその管理システム - Google Patents

フレキシブル・コンテナ及びその管理システム

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JP3005958U
JP3005958U JP1994004626U JP462694U JP3005958U JP 3005958 U JP3005958 U JP 3005958U JP 1994004626 U JP1994004626 U JP 1994004626U JP 462694 U JP462694 U JP 462694U JP 3005958 U JP3005958 U JP 3005958U
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JP1994004626U
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泰三 佐藤
博之 斉木
純一郎 橋本
重男 喜多村
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センコー情報システム株式会社
東洋物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブル・コンテナに識別番号を非接触
で書き込み、読み出すことができるようにする。 【構成】 フレキシブル・コンテナFCは、粉粒体が充
填される本体1と、本体1に粉粒体を注入するための筒
体2と、充填された粉粒体を排出するための筒体6とを
備える。本体1の適宜の個所に、フレキシブル・コンテ
ナFCに書き込むべき識別番号を表す信号とそこから読
み出された識別番号を表す信号とを外部と交信するトラ
ンスポンダ装置TPが装着される。トランスポンダ装置
TPは受信信号を直流電圧に変換して前記送受信部に電
源として供給するための電圧発生部を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、飼料、肥料、化学薬品、調味料、食品、合成樹脂等の粉粒体や液 体(この考案では、これらを総称して「粉粒体」という)を充填して輸送するた めのフレキシブル・コンテナ及びその管理システムに関するもので、特に、識別 番号を書き込み、該識別番号を読み出すことができる書き込み・読み出し可能な メモリと送受信回路とを備えたトランスポンダ装置が取り付けられたフレキシブ ル・コンテナ及びその管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでも、粉粒体を輸送するために、円筒形、角形等の形状のフレキシブル ・コンテナが広く使用されている。図6は、原料メーカーがフレキシブル・コン テナに原料を充填して加工メーカーへ移送する場合のフレキシブル・コンテナの 移動経路を概略的に表した図である。原料メーカーは新たにフレキシブル・コン テナを購入し、又は洗浄工場から洗浄されたフレキシブル・コンテナを受け取り 、これに原料を注入する。原料が注入されたフレキシブル・コンテナは倉庫で一 時保管されてから又は直接に加工メーカーへ輸送され、そこで原料がフレキシブ ル・コンテナから排出される。空になったフレキシブル・コンテナは洗浄工場へ 移送されて洗浄される。洗浄されたフレキシブル・コンテナは元の原料メーカー に返却され、次の輸送に使用される。
【0003】 こうした輸送システムにおいては、フレキシブル・コンテナは物流資材として 位置付けられており、資産管理、品質管理、在庫管理、物流管理を行うためには 、フレキシブル・コンテナに関する情報を管理することが必須である。この目的 のために、従来は、フレキシブル・コンテナに書かれた識別番号を目視で読み取 って台帳に付けたり、又は、フレキシブル・コンテナに貼り付けられたバーコー ドをバーコード読み取り機により読み取ってコンピュータ管理することが行われ きた。しかし、識別番号を目視により判読して台帳に付ける作業は多大な時間と 労力を要し、作業性が極めて悪い。また、図6の図からも推測できるように、原 料の排出後はフレキシブル・コンテナは自立できないので、この段階で識別番号 又はバーコードを目や読み取り機で読み取ることは困難である。しかも、フレキ シブル・コンテナの梱包、輸送等の作業は野外で、時には雨の中で行われるので 、フレキシブル・コンテナに書かれた識別番号は直ぐに汚れてしまい、判読が困 難になったり判読に誤りを生じたりする。フレキシブル・コンテナにバーコード を貼り付けても、バーコード自体の耐久性の故に、必然的に読み取り作業効率の 低下や読み取り不能が発生する。したがって、フレキシブル・コンテナを物流工 程の中で管理することは従来は困難であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記のような課題解決するために成されたもので、この考案の目的 は、割り当てられた識別番号を非接触で書き込み、読み出すことが可能で、精度 及び作業性を向上させることができるフレキシブル・コンテナを提供することで ある。
【0005】 この考案の他の目的は、上記のフレキシブル・コンテナに割り当てられた識別 番号を精度及び作業性良く非接触で書き込み、読み出してフレキシブル・コンテ ナの移動を管理するシステムを提供することを目的とする。
【0006】 この考案の別の目的は、上記のフレキシブル・コンテナに関する識別情報その 他の情報を一元的に集中管理してフレキシブル・コンテナの流通経路全体を把握 した在庫管理を可能にし、作業性と精度を向上させるフレキシブル・コンテナ管 理システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は、 識別番号を書き込み読み出すことができるメモリと、 識別番号に関する情報を含む書き込み信号を受信し、該識別番号を前記メモリ に書き込むと共に、前記メモリに記憶された識別番号を質問信号に応答して読み 出し、該識別番号に関する情報を含む応答信号を送信するための送受信部と、 受信した前記書き込み信号及び前記質問信号を直流電圧に変換して前記送受信 部に電源として供給するための電圧発生部と を具備するトランスポンダ装置を装着したフレキシブル・コンテナを提供する。
【0008】 また、この考案は、 フレキシブル・コンテナの前記送受信部と電磁的に結合するように、フレキシ ブル・コンテナの流通経路の任意の個所に設置された送受信アンテナと、 前記送受信アンテナと接続された親機であって、前記フレキシブル・コンテナ に識別番号を書き込むための書き込み信号と前記フレキシブル・コンテナから識 別番号を読み出すための質問信号とを発生して前記送受信アンテナに供給すると 共に、前記質問信号に応答して前記フレキシブル・コンテナから返送され前記送 受信アンテナで受信された応答信号を処理して前記フレキシブル・コンテナの識 別番号を解読する親機と、 フレキシブル・コンテナに割り当てられるべき識別番号等のフレキシブル・コ ンテナに関する所要の情報が入力され、該識別番号に関する情報を前記親機に送 り、前記親機から識別番号に関する情報を受け取ると共に、前記情報を蓄積する コンピュータと、 を具備するフレキシブル・コンテナ管理システムを提供する。
【0009】 上記の管理システムにおいては、前記コンピュータと交信する中央コンピュー タを更に設けることができる。
【0010】
【作用】
この考案のフレキシブル・コンテナにおけるトランスポンダ装置は、親機から の書き込み信号を受信して識別番号を書き込み、質問信号に応答して、識別番号 を表す応答信号を親機へ返送する。それぞれの親機と接続されたコンピュータは 、フレキシブル・コンテナに関する情報を蓄積し、これらの情報を中央コンピュ ータに与え、そこから情報を受け取る。
【0011】
【実施例】
図1は、この考案に係るフレキシブル・コンテナの側面及び上面を示す図であ る。フレキシブル・コンテナFCは、可橈性の材料で作られていて粉粒体が中に 注入される円筒形の本体1を有する。本体1の上面には、ホッパーと結合されて ホッパーからフレキシブル・コンテナ内へ粉粒体を注入するための小径の注入用 筒体2が一体に形成されている。本体1内への粉粒体の注入が完了すると、注入 用筒体2を紐3で縛って注入用筒体2の口を閉じてから上蓋4を重ね、更にロー プ5で注入口の周囲の舌片を縛って注入口を閉鎖する。一方、本体1の下面には 、充填された粉粒体を排出するために本体1に一体に形成され、粉粒体が本体1 内に注入されるときに紐で縛られて閉じる排出用筒体6と、紐で縛られた排出用 筒体4に重ねて被せられる下蓋7と、排出口を閉鎖するために排出口の周囲の舌 片を縛るロープ8とが設けられる。本体1への粉粒体の注入を容易にするために 、本体1に、フレキシブル・コンテナFCをホッパーに吊り下げるためのロープ 9を固定する。
【0012】 フレキシブル・コンテナFCの本体1の適所には、親機(後で説明する)から の書き込み信号に応答してフレキシブル・コンテナFC固有の識別番号を書き込 むことができ、親機からの質問信号に応答して該識別番号を表す応答信号を返送 するトランスポンダ装置TPが装着されている。図2は、トランスポンダ回路T Pの回路構成の一例を示す図である。トランスポンダ装置TPは電波透過性のプ ラスチック等の保護体で一体に覆われ、フレキシブル・コンテナFCの本体の適 宜の個所や、吊り紐等の付属品に装着される。
【0013】 トランスポンダ装置TPは、アンテナ11と送受信回路12とメモリ13と電 圧発生回路14とからなる。フレキシブル・コンテナFCに固有の識別番号を書 き込む場合、親機は該識別番号をメモリ13に書き込ませるための書き込み信号 をフレキシブル・コンテナFCに送信する。その書き込み信号をアンテナ11で 受信し、送受信回路12で書き込み信号を解読して、割り当てられた識別番号を メモリ13に書き込む。識別番号の書き込みは、フレキシブル・コンテナが製造 されたときやフレキシブル・コンテナを使用した輸送過程の適所で行われる。
【0014】 一方、フレキシブル・コンテナFCに割り当てられた識別番号を知る必要があ る場合には、親機は質問信号をフレキシブル・コンテナFCに向けて送信する。 この質問信号はアンテナ11により受信され、送受信回路12に与えられる。そ こで送受信回路12は、メモリ13から記憶された識別番号を読み出し、該識別 番号を表すデータを含む応答信号を作ってアンテナ11から親機へ返送する。
【0015】 親機からの書き込み信号及び質問信号は、例えば134.2kHzと123. 2kHzとを用いたFSK信号からなる電磁波であり、アンテナ11で受信され て電圧発生回路14にも供給され、電圧発生回路14内のコンデンサに蓄積され る。このコンデンサに発生した電圧を電源電圧として、送受信回路12は動作す る。
【0016】 ここで、図3〜図5により、この考案に係るフレキシブル・コンテナを用いた 輸送過程において、親機がフレキシブル・コンテナに識別番号を書き込み、又は それを読み出すための配置を具体的に説明する。
【0017】 図3は、原料メーカー、食品メーカー又は加工メーカーにおいて、粉粒体が充 填されたフレキシブル・コンテナFCをベルト・コンベアで運ぶとき、及び洗浄 工場で洗浄されるべき又は洗浄済みのフレキシブル・コンテナFCをベルト・コ ンベアで運ぶときに、フレキシブル・コンテナFCに識別番号を書き込み、又は 書き込まれた識別番号を無接触で読み取るための配置を示している。フレキシブ ル・コンテナFCを運ぶベルト・コンベアの適宜の位置にループアンテナからな る送受信アンテナ21が設置され、送受信アンテナ21は親機22に接続される 。親機22は遠隔のパーソナルコンピュータ23に信号を送り、そこから指令を 受け取る。フレキシブル・コンテナFCに識別番号を書き込む場合、パーソナル コンピュータ23から親機22に対して、各フレキシブル・コンテナFCに割り 当てるべき識別番号が送られる。そこで、ベルト・コンベアによって運ばれてき たフレキシブル・コンテナFCが送受信アンテナ21の中を通過するとき、親機 22は、パーソナルコンピュータ23から送られてきた識別番号を表すデータを 含む書き込み信号を送受信アンテナ21に送り、そこから送信させる。この書き 込み信号はトランスポンダ装置TPのアンテナ11によって受信され、送受信回 路12により書き込み信号を解読して識別番号を求め、これをメモリ13に書き 込む。また、フレキシブル・コンテナFCに割り当てられた識別番号を読み出す 場合には、フレキシブル・コンテナFCが送受信アンテナ21を通過するときに 、親機22は送受信アンテナ21から質問信号を送信させる。この質問信号をト ランスポンダ装置TPのアンテナ11で受信し、送受信回路12はメモリ13か ら識別番号を読み出し、この識別番号を表すデータを含む応答信号を作ってアン テナ11から送信する。この応答信号は送受信アンテナ21で受信されて親機2 2に送られる。親機22は応答信号を解読して識別番号を求め、これをパーソナ ルコンピュータ23へ送る。
【0018】 図4は、原料メーカーにおいてフレキシブル・コンテナFCに粉粒体を注入す るときに、トランスポンダ装置TPのメモリ13に識別番号を書き込み、又はそ こから識別番号を読み出すための配置を示している。ホッパーHPから粉粒体を 受け取るために、フレキシブル・コンテナFCはホッパーHPの粉粒体排出口に 固定される。ホッパーHPの粉粒体排出口の近くの適所には、フレキシブル・コ ンテナFCに対向するように送受信アンテナ24が装着されている。送受信アン テナ24は例えばフェライト・コアにコイルを巻いたもので、親機22に接続さ れ、親機22は、図3と同様に、パーソナルコンピュータ23と接続される。こ の配置における識別番号の書き込み、読み出し動作は、図3の場合と同様なので 、説明は省略する。
【0019】 図5は、原料メーカー又は加工メーカーにおいて、充填されたフレキシブル・ コンテナFCをフォークリフトFRにより運搬するときに、識別番号を書き込み 、読み出すための配置を示している。フォークリフトFRのフォーク部には、親 機22と接続された送受信アンテナ24が固定されている。親機22はパーソナ ルコンピュータ(図示せず)と無線又は有線で接続されている。フォークリフト FRが充填されたフレキシブル・コンテナFCをパレットの上に載せて運ぶとき 、送受信アンテナ24とトランスポンダ装置TPのアンテナ11との間で信号を 送受信し、図3及び図4の場合と同様に、メモリ13への識別番号の書き込み、 メモリ13からの識別番号の読み出しが行われる。
【0020】 なお、図示しないが、フレキシブル・コンテナFCを吊り下げるクレーンに送 受信アンテナ24を装着してトランスポンダ装置TPのアンテナ11と交信させ 、識別番号の書き込み、読み出しを行わせることもできる。また、状況によって は、親機22と接続された送受信アンテナ24は所定の位置に固定せず、操作員 によって所望の位置へ移動させることができるハンディ・タイプとすることがで きる。
【0021】 このように、親機22を介してパーソナルコンピュータ23に接続された送受 信アンテナ21、24を装着してフレキシブル・コンテナFCと信号を送受信さ せることにより、フレキシブル・コンテナFCによる粉粒体の運搬経路の任意の 場所で、次のようなフレキシブル・コンテナ管理を行うことが可能になる。
【0022】 粉粒体の製造工場においては、フレキシブル・コンテナを新規に購入したとき に、これらのフレキシブル・コンテナに識別番号を割り当てて書き込み、割り当 てた識別番号をパーソナルコンピュータに登録する。また、洗浄工場からフレキ シブル・コンテナが回送されてくると、フレキシブル・コンテナの識別番号を読 み取って、どのフレキシブル・コンテナが回収されたかをパーソナルコンピュー タに登録し、必要に応じて、回収されたフレキシブル・コンテナに新たな識別番 号を割り当てて書き込み、書き込まれた識別番号をパーソナルコンピュータに登 録する。更に、製造工場では、どのフレキシブル・コンテナに粉粒体の充填が完 了し、どのフレキシブル・コンテナが出荷されたか、等をパーソナルコンピュー タに入力する。顧客情報を一緒に入力しておくことも可能である。こうして、フ レキシブル・コンテナに割り当てられた識別番号を用いて、製造工場におけるフ レキシブル・コンテナの受け入れから出荷までの種々の情報がパーソナルコンピ ュータに蓄積される。これにより、書き込んだ識別番号や読み取った識別番号の 顧客別の一覧表、フレキシブル・コンテナ購入代金伝票、フレキシブル・コンテ ナ滞留日数表、出荷されたフレキシブル・コンテナのリスト、フレキシブル・コ ンテナ回収実績表等の種々の表の作成が可能になる。
【0023】 粉粒体の加工工場では、どのフレキシブル・コンテナをどの製造工場から受け 入れたか、どのフレキシブル・コンテナが排出済みで、どのフレキシブル・コン テナの排出が未了なのか、どのフレキシブル・コンテナをどの洗浄工場へ送った か、等の情報をパーソナルコンピュータに登録する。これにより、顧客別入庫リ スト、フレキシブル・コンテナ滞留日数表、出荷済みフレキシブル・コンテナ表 等の作成が可能になる。
【0024】 洗浄工場では、どの加工工場からフレキシブル・コンテナが入庫されたか、ど のフレキシブル・コンテナを修理し又は廃棄処分としたか、どのフレキシブル・ コンテナの洗浄が完了したか、どのフレキシブル・コンテナをどの顧客に納品し たか、などの情報をパーソナルコンピュータに登録する。これにより、顧客別の 回収実績表、洗浄日報、納品書、請求書、修理記録、出荷明細書等の帳票を作成 することができる。
【0025】 更に、図6に点線で示すように、フレキシブル・コンテナの流通経路の任意の 場所に配置されたパーソナルコンピュータと接続された中央コンピュータを設け ることにより、それぞれのパーソナルコンピュータに登録された情報を中央コン ピュータで集中管理し、フレキシブル・コンテナに関する種々の情報を粉粒体の 流通経路全体について把握することができるようになる。これにより、 製造工場や加工工場において適時にフレキシブル・コンテナを発注、補充する ことができ、在庫管理の精度が向上する: フレキシブル・コンテナの追跡や照会が可能になるのでアフターサービスのた めの基礎データを整えることができる: フレキシブル・コンテナの修理に関する情報に基づいて、フレキシブル・コン テナの厳重な品質管理が可能になる: フレキシブル・コンテナの流通に携わる業者の間での情報交換、情報提供が可 能になる。
【0026】
【考案の効果】
この考案は、以上説明したとおりの構成を有するので、以下のような効果を奏 する。
【0027】 請求項1に記載されたフレキシブル・コンテナにおいては、割り当てられた識 別番号を非接触で書き込み、読み出すことができるので、フレキシブル・コンテ ナの状態や作業環境に影響されることなく、識別番号の書き込み、読み出し作業 が容易になり、識別番号の読み出し精度を向上させることができる。
【0028】 請求項2に記載されたフレキシブル・コンテナ管理システムにおいては、フレ キシブル・コンテナの流通経路のそれぞれの個所において、フレキシブル・コン テナのトランスポンダ装置と送受信アンテナとの電磁的結合によって非接触で識 別番号の書き込み、読み出しを行うことができるので、こうした作業の効率と精 度を向上させることができるうえ、フレキシブル・コンテナに関する情報を的確 に把握することができる。
【0029】 請求項3に記載されたフレキシブル・コンテナ管理システムにおいては、フレ キシブル・コンテナの流通経路のそれぞれの個所で収集され蓄積された情報を中 央コンピュータで一元的に集中管理することができるので、流通経路全体にわた ってフレキシブル・コンテナの追跡、フレキシブル・コンテナの過不足等の在庫 管理を正確に行うことができる。また、流通経路の1つの個所での作業を他の個 所の作業と関連付けることができるので、流通経路全体について作業効率を向上 させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イは、この考案に係るフレキシブル・コンテナ
の平面図であり、ロは同フレキシブル・コンテナの上面
図である。
【図2】図1のフレキシブル・コンテナに装着されたト
ランスポンダ装置の回路構成を概略的に示す図である。
【図3】この考案に係るフレキシブル・コンテナに識別
番号を書き込み、そこから識別番号を読み出すためのシ
ステムの一例を示す図である。
【図4】この考案に係るフレキシブル・コンテナに識別
番号を書き込み、そこから識別番号を読み出すためのシ
ステムの他の例を示す図である。
【図5】この考案に係るフレキシブル・コンテナに識別
番号を書き込み、そこから識別番号を読み出すためのシ
ステムの別の例を示す図である。
【図6】従来のフレキシブル・コンテナの流通経路と、
この考案に係るフレキシブル・コンテナ管理システムと
を説明するための図である。
【符号の説明】
FC:フレキシブル・コンテナ、 1:本体、
2:注入用筒体、6:排出用筒体、 TP:トランス
ポンダ装置、 11:アンテナ、12:送受信回路、
13:メモリ、 14:電圧発生回路、21、2
4:送受信アンテナ、 22:親機、 23:パー
ソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橋本 純一郎 東京都千代田区神田佐久間町3−37 金子 ビル内 東洋物産株式会社内 (72)考案者 喜多村 重男 東京都千代田区神田佐久間町3−37 金子 ビル内 東洋物産株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別番号を書き込み読み出すことができ
    るメモリと、 識別番号に関する情報を含む書き込み信号を受信し、該
    識別番号を前記メモリに書き込むと共に、前記メモリに
    記憶された識別番号を質問信号に応答して読み出し、該
    識別番号に関する情報を含む応答信号を送信するための
    送受信部と、 受信した前記書き込み信号及び前記質問信号を直流電圧
    に変換して前記送受信部に電源として供給するための電
    圧発生部とを具備するトランスポンダ装置を装着したこ
    とを特徴とするフレキシブル・コンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフレキシブル・コンテナ
    の前記送受信部と電磁的に結合するように、フレキシブ
    ル・コンテナの流通経路の任意の個所に設置された送受
    信アンテナと、 前記送受信アンテナと接続された親機であって、前記フ
    レキシブル・コンテナに識別番号を書き込むための書き
    込み信号と前記フレキシブル・コンテナから識別番号を
    読み出すための質問信号とを発生して前記送受信アンテ
    ナに供給すると共に、前記質問信号に応答して前記フレ
    キシブル・コンテナから返送され前記送受信アンテナで
    受信された応答信号を処理して前記フレキシブル・コン
    テナの識別番号を解読する親機と、 フレキシブル・コンテナに割り当てられるべき識別番号
    等のフレキシブル・コンテナに関する所要の情報が入力
    され、該識別番号に関する情報を前記親機に送り、前記
    親機から識別番号に関する情報を受け取ると共に、前記
    情報を蓄積するコンピュータと、 を具備することを特徴とするフレキシブル・コンテナ管
    理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の管理システムであって、
    前記コンピュータと交信する中央コンピュータを更に設
    けたことを特徴とするフレキシブル・コンテナ管理シス
    テム。
JP1994004626U 1994-04-28 1994-04-28 フレキシブル・コンテナ及びその管理システム Expired - Lifetime JP3005958U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018177293A (ja) * 2017-04-12 2018-11-15 月島機械株式会社 計量制御装置、計量制御方法、計量コンテナシステム

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