JP3005925U - ふとん等収納用伸縮スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立、分解が容易で、分解して保管、輸送が
容易で、組立ててふとん等を積み重ねることなく収納で
き、かつ、ふとんの枚数に応じて伸縮でき、また、他の
物品をも収納できるスタンドを提供する。 【構成】 パイプ製のコの字型の上枠１を二本と、パイ
プ製のＬ字型で、垂直部の上端近くに、水平部に直角方
向に、ネジ８を挿入するための貫通孔９を設けた下枠２
を二本と、パイプ製のＬ字型で、垂直部の上端近くに、
水平部に直角方向に、ネジ８を挿入するための貫通孔９
を設け、水平部に前記下枠２の水平部に挿入しうる縮径
部３を設けた下枠４を二本と、両端に上枠１の両端およ
び下枠２および４の垂直部に挿入しうる縮径部５を設
け、その一方の縮径部５に下枠２および４の貫通孔９に
対応してネジ８を挿入しうる孔１０を設けた直状のジョ
イント６を四本と、上枠１の両端間にほぼ等しい長さ
で、両端にネジ８を挿入しうる直状の補強棒７を２本
と、ネジ８を四個とで構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ふとんやその他の物品を収納するための伸縮スタンドに関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ふとんは、不使用時には折り畳んで、押入れ等に積み重ねている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のふとんの収納方法では、横幅広く押入れの場所をとり、また何枚もふと んを積み重ねた場合には、下方のふとんが押圧されて、ふとんのふくらみがなく なるおそれがある。 この考案は、組立、分解が容易で、分解して保管、輸送が容易で、組立てて、 ふとんを積み重ねることなく収納でき、かつ、ふとんの枚数に応じて伸縮でき、 また、ふとんに限らず他の物品をも収納できるスタンドを提供することを目的と する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

二本の平行、かつ、水平の棒体のそれぞれの両端に下方向の垂直の支柱を設け 、前記二本の棒体の端部のそれぞれの同じ側の支柱の一方の下端部に管状の接地 部を、他方の下端部に前記管状部に挿入しうる縮径部を有する接地部を設け、該 縮径部を他方の管状部に挿入して前記二本の棒体に直角関係になる伸縮可能な接 地部を設ける。

【０００５】 パイプ製のコの字型の上枠二本と、パイプ製のＬ字型で、垂直部の上端近くに 、水平部に直角方向に、ネジを挿入するための貫通孔を設けた下枠二本と、パイ プ製のＬ字型で、垂直部の上端近くに、水平部に直角方向に、ネジを挿入するた めの貫通孔を設け、水平部に前記下枠の水平部に挿入しうる縮径部を設けた下枠 二本と， 両端に、前記上枠の両端および前記二種類の下枠の垂直部に挿入しうる縮径部 を設け、その一方の縮径部に前記下枠の貫通孔に対応してネジを挿入しうる孔を 設けた直状のジヨイント四本と、 前記コの字型の上枠の両端間にほぼ等しい長さで、両端にネジを螺入しうる直 状の補強棒二本と， ネジ四個， で構成し、 二本のコの字型の上枠を平行にし、それぞれの端部を下向きにし、一方の下枠 の水平部に他方の下枠の縮径部を挿入して形成したコの字状体を二組を、それぞ れの組の二つの垂直部を前記二本の上枠の同じ側の下向きの端部に対向させ、ジ ヨイントの孔のない方の縮径部を上枠の端部に挿入し、孔のある方の縮径部を下 枠の垂直部に挿入し、ジヨイントの縮径部の孔と、下枠の垂直部の孔と、補強棒 の先端の孔とを対応させ、それら孔にネジを挿入および螺入して、補強棒を上枠 に平行に固定し、前記対向する二組の下枠の水平部の縮径部を他方の下枠の水平 部に挿入し、その挿入度合いを変化させて二本のコの字型の上枠および前記対向 する二組の下枠の垂直部の間隔を変更させることを可能とする。

【０００６】

【作用】

二つのＬ字型下枠は、一方の下枠の管状の水平部に他方の下枠の水平部の縮径 部を挿入してスタンドの接地部を形成し、その接地部を形成する下枠の縮径部は 、対向する下枠の管状部に奥深く嵌挿し、または、その一部を引き出すことによ り、コの字型の二個の上枠および相対向する支柱間の間隔を伸縮し、布団等の嵩 に対応することを可能とする。

【０００７】 この考案の実施例を図面により説明する。 伸縮スタンドを、パイプでコの字型に形成した上枠１を二本と、パイプでＬ字 型に形成した下枠２を二本と、パイプでＬ字型で、その垂直の端部に下枠２の水 平部に挿入しうる縮径部３を有する下枠４を二本と、両端に上枠１の先端部およ び下枠２または下枠４の垂直部の先端に挿入しうる棒体の縮径部５を両端に有す る直状のジヨイント６を四本と、補強棒７を四本と、ネジ８を四個とで構成する 。

【０００８】 下枠２の垂直部の先端部には、水平部に直角方向にネジ８を挿入しうる貫通孔 ９を設ける。

【０００９】 下枠４の、垂直部の先端部にも水平部に直角方向にネジ８を挿入しうる貫通孔 ９を設ける。

【００１０】 ジヨイント６の一方の端部の縮径部５にもネジ８を挿入しうる貫通孔１０を設 ける。

【００１１】 補強棒７の長さは、上枠１の両先端間の幅とほぼ一致させる。補強棒７が中の つまった棒体で形成した場合には、その両端にはネジ８の先端部を螺入すること のできる螺孔を設ける。 補強棒７をパイプで形成する場合には、その貫通孔の両先端部にネジ８の先端 部を螺入することのできる螺溝を設ける。

【００１２】 下枠２および下枠４の貫通孔９と、ジヨイント６の縮径部５の貫通孔１０は、 ジヨイント６の縮径部５を下枠２または下枠４の垂直部の先端に挿入したときに 、それぞれが対応して１つのネジ８を挿入しうるようにする。

【００１３】 ネジ８の長さは、ジヨイント６の一方の縮径部５を下枠２または下枠４の垂直 部に挿入したときに、対応する貫通孔９、１０を貫通して、ネジ８の先端部が下 枠２または下枠４を貫通して突出する長さとする。

【００１４】 上記部材を用いてスタンドを組み立てる場合には、図２に示すように、先ず、 一方の上枠１の両端のそれぞれにジヨイント６の一方の縮径部５を挿入し、他方 の縮径部５を、下枠２の、垂直部の端部に挿入し、二本の下枠２の水平部を上枠 １に９０度同方向に向ける。次いで、下枠２の貫通孔９とジヨイント６の縮径部 ５の貫通孔１０と、補強棒７の先端とを対向させてネジ８を貫通孔９、１０に挿 入し、補強棒７の先端に螺入し、下枠２、ジヨイント６、補強棒７を固定する。

【００１５】 更に、他方の上枠１の両端のそれぞれにジヨイント６の一方の縮径部５を挿入 し、他方の縮径部５を下枠４の、貫通孔９のある方の端部に挿入し、他方の端部 にある縮径部３を上枠１に９０度同方向に向ける。 次いで下枠４の貫通孔９とジヨイント６の縮径部５の貫通孔１０と、補強棒７ の先端とを対向させてネジ８を貫通孔９、１０に挿入し補強棒７の先端に螺入し 、下枠４、ジョイント６、補強棒７を固定する。

【００１６】 次いで、上記のとおり組み立てた二組の下枠２の水平部と、下枠４の縮径部３ を対向させ、縮径部３を下枠２の水平部に挿入する。これによりスタンドの組立 が完了する。

【００１７】 組み立てたスタンドにおいて、縮径部３を全部下枠２の水平部に挿入するか、 一部を挿入するか、全部挿入した後一部を引き出す等、挿入度合を変化させれば 、二つの上枠１、１間、従って、上枠１、１のそれぞれに結合したジヨイント６ 間の間隔が広くなったり狭くなったりする。すなわち、下枠２の水平部に下枠４ の縮径部３を挿入して形成するスタンドの接地部が伸縮、それにより二つの対向 する上枠１、１間、および、上枠１の垂直部、ジョイント６および下枠２または ４よりなる支柱間の間隔が伸縮する。

【００１８】 図３に示すように、コの字型の上枠１ａの両端のそれぞれに、下枠２または下 枠４の垂直部に挿入しうる縮径部１１を設け、それら縮径部１１に、下枠２、４ の垂直部の貫通孔９に対応する、上枠１ａの水平部に平行の、貫通孔１２を設け れば、４本のジヨイント６を用いないでスタンドを組み立てることができる。 この場合、上枠１ａの両端部の長さと、下枠２、４の垂直部の長さを、同じに するか、または、いずれかを長くする。これら部材の組立は前記の実施例の場合 に準ずる。

【００１９】 図４に示すものは、上枠１ｂの垂直部の両端にはネジ８のための貫通孔１３を 上枠１ｂの水平部に平行に設け、Ｌ字型の下枠２ａ、４ａのそれぞれの垂直部に 縮径部１４を設け、それら縮径部１４に貫通孔１５を水平部に直角方向に設ける 。 一方の上枠１ｂの垂直部の端部に下枠２ａの縮径部１４を挿入し、他方の上枠 １ｂの垂直部の端部に下枠４ａの縮径部１４を挿入し、その下枠２ａの水平部の 先端と、下枠４ａの縮径部３の先端を対向させたときに、貫通孔１３と１５とが 対応するものとする。 スタンドは、上枠１ｂ二個、下枠２ａおよび４ａをそれぞれ二個、補強棒７二 本、および、ネジ８四個で構成する。 これら部材の組立は前記実施例の部材の組立に準ずる。

【００２０】 図５に示すものは、パイプよりなるジヨイント６ａの一方の端部には貫通孔１ ０を設けた縮径部５を設けるが、一方の端部には縮径部５を設けずに管状とする 。また、コの字型の上枠１ｃの両端にジヨイント６ａの一方の端部に挿入しうる 縮径部１１を設ける。下枠２、４、および補強棒７は図１に示すものと同じもの を用いる。 スタンドは、上枠１ｃ二本、下枠２および４をそれぞれ二本、補強棒７二本、 および、ネジ８四個で構成する。 これらの部材の組立は前記各実施例の組立に準ずる。

【００２１】 図６に示すものは、上枠としては図１に示す上枠１を用い、図５に示すジョイ ント６ａをその縮径部５を上向きにし、縮径部５には貫通溝１０を設けないで、 縮径部５のない端部に貫通孔１６を設けたジョイント６ｂを用いる。下枠として は、図４に示す下枠２ａ、４ａを用い、補強棒７およびネジ８を用いるものであ る。 スタンドは、上枠１二本、ジョイント６ｂを４本、下枠２ａおよび４ａをそれ ぞれ二本、補強棒７二本、および、ネジ８四個で構成する。 これら部材の組立は前記各実施例の部材の組立に準ずる。

【００２２】 上記の各実施例のスタンドを使用する場合には、スタンドを押入れや納戸等に 入れ、ふとんを折り畳んで二つの上枠と、それらに連結する下枠２、または２ａ と下枠４、または４ａの二組の間に入れて挟む。ふとんの数を増やす場合には、 下枠２または２ａに挿入している下枠４または４ａの縮径部３を引いて、下枠２ または２ａの垂直部と下枠４または４ａの垂直部の間隔を広げる。 この発明に係るスタンドは、ふとんのみならず他の物品を収納することができ る。

【００２３】 スタンドのネジ８を外し、各部材の縮径部を引き抜くことによりスタンドを分 解することが出来る。

【００２４】

【発明の効果】

この発明にかかるスタンドは組立、分解が容易で、ふとんその他の物品の体積 に応じてスタンドの枠の幅を変更することが可能である。 組み立てない各部材は保管、輸送が容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】スタンドの分解図である。

【図２】各部材を組み立てたスタンドの斜視図である。

【図３】上枠の側面図である。。

【図４】上枠と下枠の側面図である。

【図５】上枠とジヨイントの側面図である。

【図６】上枠、ジヨイントおよび下枠の側面図である。

【符号の説明】

１ 上枠 １ａ 上枠 １ｂ 上枠 ２ 下枠 ３ 縮径部 ４ 下枠 ５ 縮径部 ６ ジヨイント ７ 補強棒 ８ ネジ ９ 貫通孔 １０ 貫通孔 １１ 縮径部 １２ 貫通孔 １３ 貫通孔 １４ 縮径部 １５ 貫通孔 １６ 貫通孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 二本の平行、かつ、水平の棒体のそれぞ
   れの両端に下方向の垂直の支柱を設け、前記二本の棒体
   の端部のそれぞれの同じ側の支柱の一方の下端部に管状
   の接地部を、他方の下端部に前記管状部に挿入しうる縮
   径部を有する接地部を設け、該縮径部を他方の管状部に
   挿入して前記二本の棒体に直角関係になる伸縮可能な接
   地部を設けてなるふとん等収納用伸縮スタンド。
2. 【請求項２】 パイプ製のコの字型の上枠二本と、パイ
   プ製のＬ字型で、垂直部の上端近くに、水平部に直角方
   向に、ネジを挿入するための貫通孔を設けた下枠二本
   と、パイプ製のＬ字型で、垂直部の上端近くに、水平部
   に直角方向に、ネジを挿入するための貫通孔を設け、水
   平部に前記下枠の水平部に挿入しうる縮径部を設けた下
   枠二本と， 両端に、前記上枠の両端および前記二種類の下枠の垂直
   部に挿入しうる縮径部を設け、その一方の縮径部に前記
   下枠の貫通孔に対応してネジを挿入しうる孔を設けた直
   状のジヨイント四本と、 前記コの字型の上枠の両端間にほぼ等しい長さで、両端
   にネジを螺入しうる直状の補強棒二本と， ネジ四個， とよりなり、 二本のコの字型の上枠を平行にし、それぞれの端部を下
   向きにし、一方の下枠の水平部に他方の下枠の縮径部を
   挿入して形成したコの字状体を二組を、それぞれの組の
   二つの垂直部を前記二本の上枠の同じ側の下向きの端部
   に対向させ、ジヨイントの孔のない方の縮径部を上枠の
   端部に挿入し、孔のある方の縮径部を下枠の垂直部に挿
   入し、ジヨイントの縮径部の孔と、下枠の垂直部の孔
   と、補強棒の先端の孔とを対応させ、それら孔にネジを
   挿入および螺入して、補強棒を上枠に平行に固定し、前
   記対向する二組の下枠の水平部の縮径部を他方の下枠の
   水平部に挿入し、その挿入度合いを変化させて二本のコ
   の字型の上枠および前記対向する二組の下枠の垂直部の
   間隔を変更させることを可能としたふとん等収納用伸縮
   スタンド。