JP3005742U - 置 物 - Google Patents

置 物

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JP3005742U
JP3005742U JP1994007657U JP765794U JP3005742U JP 3005742 U JP3005742 U JP 3005742U JP 1994007657 U JP1994007657 U JP 1994007657U JP 765794 U JP765794 U JP 765794U JP 3005742 U JP3005742 U JP 3005742U
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JP1994007657U
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Inventor
正志 吉山
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有限会社芳貴製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル3を後方退避自在にケーシング2内に
収納して、輸送・運搬時などにおけるパネル3の割れを
防止する。 【構成】 前壁7に開口部8を有する中空箱状のケーシ
ング2内に、開口部8を塞ぐ透明乃至半透明のパネル3
を前後動自在に収納し、このパネル3を通して外部から
認識可能な平板状の装飾体4をパネル3の後側に前後動
自在に収納し、この装飾体4の後方の空間にパネル3を
ケーシング2の前壁7に押し付けるべく装飾体4を前方
に押圧する収縮変形自在な弾性体5を収納して、開口部
8に裏蓋6を嵌め込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ケーシングの表示用開口部をパネルで塞ぎ、ケーシングの内部に、 平板状の装飾体をパネルを通して外部から認識可能に収納した置物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特に土産品として、図3に示すような置物20が製作されている。 この置物20は、従来は、中空箱状のケーシング21の前部を開口させ、この開 口部22から、スペーサ(図示せず)と、龍や建造物等をあしらった模型23を 平板状の取付台24に固着してなる装飾体25とを収納した後、開口部22にガ ラス板からなるパネル26を固定することにより製作されていた。
【0003】 パネル26の固定方法としては、主として、開口部22の枠周にガイド溝を形 成し、このガイド溝の側方開口27からパネル26を差し込みスライドさせるこ とで嵌め込んでいた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の置物20では、パネル26が開口部22に固定されている ため、輸送・運搬時などにおいてパネル26に外力が作用して、パネル26が割 れてしまうことがあった。また、ケーシング21の側面に開口27が形成する必 要があるため、置物としての外観を損ねてしまう。
【0005】 さらに、置物20の購入者がケーシング21内に収納された模型23を取り出 して飾っておきたい場合などに、パネル26をケーシング21から取り外すには 、パネル26の表面に沿った方向(図示のものでは右側方)に向けて指などとの 摩擦力によりスライドさせなければならないが、パネル26が不慮に外れること がないようにガイド溝内にきつく嵌め込まれていると、非常に取り外し難い。
【0006】 そこで、本考案は、パネルに外力が作用しても割れることがなく、外観を損な うことなく製作でき、ケーシングから装飾体を容易かつ迅速に取り出すことがで きる置物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案は、前壁に開口部を有する中空箱状のケーシング内に、前記開口 部を塞ぐ透明乃至半透明のパネルが前後動自在に収納され、このパネルを通して 外部から認識可能な平板状の装飾体がパネルの後側に前後動自在に収納され、こ の装飾体の後方の空間に前記パネルをケーシングの前壁に押し付ける収縮変形自 在な弾性体が収納されていることを特徴としている。
【0008】 さらに、外観を損なうことなく製作できるようにするとともに、製作作業の容 易化を図るために、ケーシングの後部に、パネル、装飾体及び弾性体をケーシン グ内に収納する開口部を形成し、この開口部に対応する形状の裏蓋を該開口部に 嵌め込むことができる。 また、不慮に裏蓋が外れてしまうことを防止するために、弾性体を最大限収縮 させたときの該弾性体の付勢力よりも、開口部への裏蓋の嵌着力の方を大に設定 することができる。
【0009】 また、装飾体をケーシングから簡単かつ迅速に取り出すことができるようにす るために、弾性体の付勢力に抗してパネルを前方から後方に向かって押し付けた ときに該押付力を装飾体及び弾性体を介して間接的に裏蓋に伝達して該裏蓋を取 り外せるようにパネル、装飾体及び弾性体が積層状にケーシング内に収納されか つ該裏蓋が開口部に嵌め込まれているものとすることができる。
【0010】
【作用】
本考案の置物では、輸送・運搬時などにおいてパネルに外力、特に法線方向の 荷重が作用したとき、弾性体の付勢力に抗してパネルは装飾体とともに、ケーシ ングに対して相対的に後方に移動するので、パネルの割れが防止される。パネル に加わる荷重が除去されれば、弾性体の付勢力により自然に、パネルがケーシン グの前壁に押し付けられるとともに、装飾体がパネルに押し付けられ、ケーシン グ内でのパネル及び装飾体のガタ付きが防止される。
【0011】 さらに、ケーシングの後部に形成した開口部から、パネル、装飾体及び弾性体 を順に収納し、開口部に裏蓋を嵌め込むことにより容易に製作でき、置物として の外観を損ねることがない。 ここで、弾性体を最大限収縮させたときの付勢力よりも、開口部への裏蓋の嵌 着力の方を大に設定しておけば、通常時に裏蓋が外れることがないとともに、パ ネルに荷重がかかって後方に移動し、弾性体が収縮することにより付勢力が大き くなったときでも、不慮に裏蓋が外れることがない。
【0012】 また、装飾体をケーシング内から取り出すときには、パネル、装飾体及び弾性 体が積層状であるので、パネルを指などにより弾性体の付勢力に抗して後方に押 し付けていき、弾性体が完全に収縮してもさらに後方に押し付けていくと、この 押付力が、装飾体及び弾性体を介して間接的に裏蓋に伝達され、裏蓋が開口部か ら外れる。この作業は、単に、パネルを押していくのみであるため、極めて容易 であり、かつ迅速に行える。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図2に示す本考案の実施例に係る置物1は、横幅6cm、高さ4cm 、奥行き2cm程度の大きさの中空箱状のケーシング2を備え、このケーシング 2内に、前側から、パネル3、装飾体4及び弾性体5が積層状に収納され、これ らを裏蓋6によりケーシング2内に閉じ込めている。
【0014】 ケーシング2の正面視における形状は長方形状としているが、これは、正方形 状、多角形状、円形状などとすることができる他、任意の形状とすることができ る。ただし、置物としての機能を果たすために、底面は、安定的に立てておくこ とができるように平面にしておくのが好ましい。また、ケーシング2は、合成樹 脂、金属、材木など硬質の任意の材料から製造できる。
【0015】 ケーシング2の前壁7には、若干の縁部を残して表示用の開口部8が形成され ている。また、ケーシング2には後壁がなく、すなわちケーシング2の後部には 、パネル3、装飾体4及び弾性体5を収納するための開口部9が形成されており 、この開口部9に対応する形状の裏蓋6が嵌め込まれている。この裏蓋6と開口 部9とのはめあいは、締まりばめである。開口部9には、若干の段部10が形成 されており、裏蓋6の嵌め込み深さを設定している。なお、ケーシング2側に、 開口部9に嵌め込まれた裏蓋6の後面に僅かに係止する係合部を設けてもよく、 これにより裏蓋6の嵌め込み作業を確実ならしめることができる。
【0016】 前記パネル3は、長方形状の透明乃至半透明のガラス板や、硬質合成樹脂板か らなる。置物としての商品価値を高めるためには、傷の付きにくいガラス板とす るのが好ましい。このパネル3の表面或いは裏面には、地名等を表示するラベル を貼付するこができる。このパネル3の縁部がケーシング2の前壁7に当接され てこのパネル3により表示用開口部8が塞がれる。また、ケーシング2の内部空 間は、パネル3よりも若干大きく構成されており、パネル3はケーシング2内で 前後移動自在に収納される。
【0017】 前記装飾体4は、パネル3と略同じ大きさの長方形状であって、厚紙の表面に 制電性繊維が植毛された黒色のシートを貼り付けるとともに、神龍や建造物など の薄手の模型11を1つ又は複数個接着してなる。なお、この装飾体4は、表面 に模様や写真が印刷された樹脂板や、表面に図柄が彫刻された金属板など、種々 の構成のものとすることができる。
【0018】 この装飾体4はパネル3の後側に前後動自在に収納されており、装飾体4の表 面(模型11の設けられている側)は、前側に向けられて、パネル3を通して置 物1の前方から認識可能とされている。 前記弾性体5は、直方体状のスポンジからなり、この弾性体5により装飾体4 と裏蓋6との間の空間が充填されている。この弾性体5は、厚さ方向に自在に弾 性変形自在であって、パネル3、装飾体4及び弾性体5をケーシング2内に収納 して裏蓋6を開口部9に嵌め込んだ状態で、図1(a)に示すように、弾性体5 の付勢力によりパネル3をケーシング2の前壁7に押し付けている。なお、弾性 体5は、多数の弾性変形自在な小片、例えば粒状スポンジ片を装飾体4と裏蓋6 との間の空間に充填してもよい。
【0019】 本実施例では、この弾性体5を最大限収縮させたときの該弾性体5の付勢力よ りも、収納用開口部9への裏蓋6の嵌着力の方が大に設定されており、不慮に裏 蓋6が外れてしまうのを防止している。 本実施例の置物1では、パネル3、装飾体4及び弾性体5が積層状に収納され 、弾性体5の裏面側で裏蓋6が収納用開口部9に嵌め込まれているので、弾性体 5の付勢力に抗してパネル3を前方から後方に向かって押し付けたときに該押付 力を装飾体4及び弾性体5を介して間接的に裏蓋6に伝達して該裏蓋6を取り外 すことができ、装飾体4を容易かつ迅速に取り出すことができる。
【0020】 また、パネル3の表面に荷重Pがかかっても、図1(b)に示すように、弾性 体5の付勢力に抗してパネル3がケーシング2に対して相対的に後方に退避する ため、運搬、輸送などの際にパネル3が割れてしまうことを防止することができ る。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、前壁に開口部を有する中空箱状のケーシング 内に、前記開口部を塞ぐ透明乃至半透明のパネルが前後動自在に収納され、この パネルを通して外部から認識可能な平板状の装飾体がパネルの後側に前後動自在 に収納され、この装飾体の後方の空間に前記パネルをケーシングの前壁に押し付 ける収縮変形自在な弾性体が収納されていることを特徴とするものであるから、 輸送・運搬時などにおいてパネルに荷重がかかっても、弾性体の付勢力に抗して パネルがケーシングに対して相対的に後方に退避して、パネルの割れを防止する ことができ、荷重が除去されれば弾性体の付勢力により自然にパネルがケーシン グの前壁に押し付けられるとともに装飾体がパネルに押し付けられるので、パネ ルを後方退避自在に構成しているにもかかわらずパネル及び装飾体のガタ付きを 防止することができる。さらに、本考案の構成によれば、後方退避されたパネル を前方に復帰させるための弾性体を、パネルのガタ付き防止にも作用させること ができるので、部品点数の削減、構造の簡素化、製作コスト低減を図ることもで きる。
【0022】 さらに、本考案は、ケーシングの後部に、パネル、装飾体及び弾性体をケーシ ング内に収納する開口部を形成し、この開口部に対応する形状の裏蓋を該開口部 に嵌め込んでいるので、置物として棚などに載置したときに通常見える部分であ るケーシングの正面、側面及び上面の外観を損ねることなく製作でき、また、パ ネル、装飾体及び弾性体をケーシングの後部の開口部から順次収納し、同様の手 順で裏蓋を開口部に嵌め込むので、製作作業を簡易かつ迅速に行うことができる 。
【0023】 また、本考案は、弾性体を最大限収縮させたときの該弾性体の付勢力よりも、 開口部への裏蓋の嵌着力の方を大に設定しているので、裏蓋が不慮に外れてしま うことを防止することができ、特に、パネルに荷重がかかって後方に移動し、弾 性体が収縮することにより付勢力が大きくなったときでも、裏蓋が不慮に外れる のを防止できる。
【0024】 また、本考案は、弾性体の付勢力に抗してパネルを前方から後方に向かって押 し付けたときに該押付力を装飾体及び弾性体を介して間接的に裏蓋に伝達して該 裏蓋を取り外せるようにパネル、装飾体及び弾性体が積層状にケーシング内に収 納されかつ該裏蓋が開口部に嵌め込まれているので、パネルを指などにより弾性 体の付勢力に抗して後方に押し付けていき、弾性体が完全に収縮してもさらに後 方に押し付けていき、この押付力を、装飾体及び弾性体を介して間接的に裏蓋に 伝達することにより、容易かつ迅速に裏蓋を開口部から取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る置物の断面図であり、
(a)はパネルに荷重が作用していない状態、(b)は
パネルに荷重が作用した状態を示す。
【図2】同置物の分解斜視図である。
【図3】従来の置物の斜視図である。
【符号の説明】
1 置物 2 ケーシング 3 パネル 4 装飾体 5 弾性体 6 裏蓋 7 前壁 8 表示用開口部 9 収納用開口部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前壁(7)に開口部(8)を有する中空
    箱状のケーシング(2)内に、前記開口部(8)を塞ぐ
    透明乃至半透明のパネル(3)が前後動自在に収納さ
    れ、このパネル(3)を通して外部から認識可能な平板
    状の装飾体(4)がパネル(3)の後側に前後動自在に
    収納され、この装飾体(4)の後方の空間に前記パネル
    (3)をケーシング(2)の前壁(7)に押し付けるべ
    く前記装飾体(4)を前方に押圧する収縮変形自在な弾
    性体(5)が収納されていることを特徴とする置物。
  2. 【請求項2】 ケーシング(2)の後部には、パネル
    (3)、装飾体(4)及び弾性体(5)をケーシング
    (2)内に出し入れする開口部(9)が形成され、この
    開口部(9)に対応する形状の裏蓋(6)が該開口部
    (9)に嵌め込まれていることを特徴とする請求項1に
    記載の置物。
  3. 【請求項3】 弾性体(5)を最大限収縮させたときの
    該弾性体(5)の付勢力よりも、開口部(9)への裏蓋
    (6)の嵌着力の方が大に設定されていることを特徴と
    する請求項2に記載の置物。
  4. 【請求項4】 弾性体(5)の付勢力に抗してパネル
    (3)を前方から後方に向かって押し付けたときの押付
    力を装飾体(4)及び弾性体(5)を介して間接的に裏
    蓋(6)に伝達して該裏蓋(6)を取り外せるようにパ
    ネル(3)、装飾体(4)及び弾性体(5)が積層状に
    ケーシング(2)内に収納されかつ裏蓋(6)が開口部
    (9)に嵌め込まれていることを特徴とする請求項3に
    記載の置物。
JP1994007657U 1994-06-28 1994-06-28 置 物 Expired - Lifetime JP3005742U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5734861B2 (ja) * 1978-03-13 1982-07-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5734861B2 (ja) * 1978-03-13 1982-07-26

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