JP3005445B2 - 建材用太陽電池モジュール - Google Patents
建材用太陽電池モジュールInfo
- Publication number
- JP3005445B2 JP3005445B2 JP7042692A JP4269295A JP3005445B2 JP 3005445 B2 JP3005445 B2 JP 3005445B2 JP 7042692 A JP7042692 A JP 7042692A JP 4269295 A JP4269295 A JP 4269295A JP 3005445 B2 JP3005445 B2 JP 3005445B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solar cell
- metal substrate
- solar
- building materials
- connection lead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家屋の屋根等に配置
されて太陽光発電を行う建材用太陽電池モジュールに関
する。
されて太陽光発電を行う建材用太陽電池モジュールに関
する。
【0002】
【従来の技術】光エネルギーを直接電気エネルギーに変
換する太陽電池は、無尽蔵な太陽光を主たるエネルギー
源としているため、エネルギー資源の枯渇が問題となる
中で脚光を浴びている。
換する太陽電池は、無尽蔵な太陽光を主たるエネルギー
源としているため、エネルギー資源の枯渇が問題となる
中で脚光を浴びている。
【0003】この太陽電池を家庭用電源として利用する
場合、一般家庭の消費電力であれば、太陽電池の変換効
率を10%とすると、30m2の受光面積があればよ
い。この太陽電池の受光面積は、通常の家屋の屋根の面
積で十分可能な面積である。
場合、一般家庭の消費電力であれば、太陽電池の変換効
率を10%とすると、30m2の受光面積があればよ
い。この太陽電池の受光面積は、通常の家屋の屋根の面
積で十分可能な面積である。
【0004】一般家屋の屋根に配置して太陽光発電を行
う太陽電池装置として、平板形状を持つ建材用太陽電池
モジュールが提案されている。
う太陽電池装置として、平板形状を持つ建材用太陽電池
モジュールが提案されている。
【0005】太陽電池モジュールの基本的な機能は、太
陽の光エネルギーを効率よく太陽電池セルへ導くと共
に、太陽電池セル及びセル間を接続する配線を長期間に
亘って、過酷な自然環境に耐えうるように保護する必要
がある。
陽の光エネルギーを効率よく太陽電池セルへ導くと共
に、太陽電池セル及びセル間を接続する配線を長期間に
亘って、過酷な自然環境に耐えうるように保護する必要
がある。
【0006】従来の建材用太陽電池モジュールは、図5
に示すように、ガラスからなる表面透明基板5と、塗装
鋼板、ステンレス板などからなる裏面金属基板1の間
に、直列または並列に半田や銅箔等の接続リード21に
より電気的に接続された多結晶シリコン、非晶質シリコ
ン等で構成された太陽電池セル2を挿入し、これらの間
に接着剤6を介在させて積層形成されている。
に示すように、ガラスからなる表面透明基板5と、塗装
鋼板、ステンレス板などからなる裏面金属基板1の間
に、直列または並列に半田や銅箔等の接続リード21に
より電気的に接続された多結晶シリコン、非晶質シリコ
ン等で構成された太陽電池セル2を挿入し、これらの間
に接着剤6を介在させて積層形成されている。
【0007】上記建材用太陽電池モジュールは、低コス
ト、量産性の観点から、裏面金属基板1の上にエチレン
ビニールアセテート樹脂(以下、EVAという。)から
なるシートを配置し、この上に太陽電池セル2、EVA
シート及び表面透明基板5を順次載置し、減圧下で熱プ
レスすることにより、一体成形されている。
ト、量産性の観点から、裏面金属基板1の上にエチレン
ビニールアセテート樹脂(以下、EVAという。)から
なるシートを配置し、この上に太陽電池セル2、EVA
シート及び表面透明基板5を順次載置し、減圧下で熱プ
レスすることにより、一体成形されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記太陽電
池セル2、2間を接続する接続リード21には、厚さ
0.1〜1.0mmの半田めっきされた銅箔が用いられ
ており、太陽電池セル2の表面及び裏面にそれぞれ銅箔
の厚さ分だけ段差が生じる。しかも、その段差は、半田
のつき具合などによってばらつきが多い。
池セル2、2間を接続する接続リード21には、厚さ
0.1〜1.0mmの半田めっきされた銅箔が用いられ
ており、太陽電池セル2の表面及び裏面にそれぞれ銅箔
の厚さ分だけ段差が生じる。しかも、その段差は、半田
のつき具合などによってばらつきが多い。
【0009】一方、接着剤として使用するEVAシート
の厚みは0.6mm程度である。
の厚みは0.6mm程度である。
【0010】この状態で、熱プレスによる一体成形を行
うと、銅箔の厚みとEVAシ−トの厚みが同程度である
ために、裏面金属基板1に太陽電池セル2や接続リード
21の突起部が接触し、絶縁性能が低下するという問題
があった。
うと、銅箔の厚みとEVAシ−トの厚みが同程度である
ために、裏面金属基板1に太陽電池セル2や接続リード
21の突起部が接触し、絶縁性能が低下するという問題
があった。
【0011】また、接着剤として用いるEVA樹脂は熱
収縮を起こすため、太陽電池セルの位置ずれが発生する
場合がある。さらに、太陽電池セル2の周辺部には接着
剤のない空間が生じるため、気泡が残留するなど外観が
悪くなるという問題もあった。
収縮を起こすため、太陽電池セルの位置ずれが発生する
場合がある。さらに、太陽電池セル2の周辺部には接着
剤のない空間が生じるため、気泡が残留するなど外観が
悪くなるという問題もあった。
【0012】また、裏面金属基板は平板形状であるた
め、曲げ強度が弱いという問題があった。
め、曲げ強度が弱いという問題があった。
【0013】この発明は、上述した従来の問題点を解消
するためになされたものにして、建材用太陽電池モジュ
ールの絶縁性の向上並びに、太陽電池セルの位置ずれ等
を防止することをその目的とする。
するためになされたものにして、建材用太陽電池モジュ
ールの絶縁性の向上並びに、太陽電池セルの位置ずれ等
を防止することをその目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、表面透明基
板と裏面金属基板との間に、接続リードで互いに接続さ
れた複数の太陽電池セルを、接着剤を介して積層した建
材用太陽電池モジュールであって、前記太陽電池セルの
形状に対応して形成される凹所からなる太陽電池セル収
容部と、前記接続リードの形状に対応して前記凹所より
更に深く形成される凹所からなる接続リード収容部と、
を前記裏面金属基板に設けたことを特徴とする。
板と裏面金属基板との間に、接続リードで互いに接続さ
れた複数の太陽電池セルを、接着剤を介して積層した建
材用太陽電池モジュールであって、前記太陽電池セルの
形状に対応して形成される凹所からなる太陽電池セル収
容部と、前記接続リードの形状に対応して前記凹所より
更に深く形成される凹所からなる接続リード収容部と、
を前記裏面金属基板に設けたことを特徴とする。
【0015】前記裏面金属基板に太陽電池セル間の間隔
に対応したリブ部を形成すると良い。
に対応したリブ部を形成すると良い。
【0016】
【作用】この発明の建材用太陽電池モジュールは、裏面
金属基板に、太陽電池セル収容部及び接続リード収容部
が形成されているので、太陽電池セル並びに接続リード
と裏面金属基板との間に一定の空隙が得られる。従っ
て、接着材の厚さも所定の厚さが得られ、裏面金属基板
と太陽電池セル並びに接続リードとの絶縁性が十分に保
たれる。
金属基板に、太陽電池セル収容部及び接続リード収容部
が形成されているので、太陽電池セル並びに接続リード
と裏面金属基板との間に一定の空隙が得られる。従っ
て、接着材の厚さも所定の厚さが得られ、裏面金属基板
と太陽電池セル並びに接続リードとの絶縁性が十分に保
たれる。
【0017】また、太陽電池セル収容部及び接続リード
収容部がストッパとなり、接着剤の収縮による太陽電池
の位置ずれが防止できる。さらに、接着剤のない空間を
殆どなくすことができるため、残留気泡がなくなり、外
観が良好になる。
収容部がストッパとなり、接着剤の収縮による太陽電池
の位置ずれが防止できる。さらに、接着剤のない空間を
殆どなくすことができるため、残留気泡がなくなり、外
観が良好になる。
【0018】また、両収容部により、裏面金属基板が凹
凸のリブ部が形成されることになり、曲げ強度が増加す
る。
凸のリブ部が形成されることになり、曲げ強度が増加す
る。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例につき図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0020】図1は、この発明の建材用太陽電池モジュ
ールを示す斜視図、図2は同A−A線断面図、図3はB
−B線断面図である。
ールを示す斜視図、図2は同A−A線断面図、図3はB
−B線断面図である。
【0021】この実施例における裏面金属基板1は、ス
テンレス板や防錆塗装が施された鉄板で構成され、長辺
約60〜90cm、短辺約40cm、厚さ0.4cm程
度である。この金属板1には、太陽電池セルの形状に対
応して金属板に凹所を形成することにより構成された太
陽電池セル収容部10と接続リードの形状に対応してこ
の凹所より更に深く凹所を形成することにより構成され
た接続リード収容部11がそれぞれ設けられている。
テンレス板や防錆塗装が施された鉄板で構成され、長辺
約60〜90cm、短辺約40cm、厚さ0.4cm程
度である。この金属板1には、太陽電池セルの形状に対
応して金属板に凹所を形成することにより構成された太
陽電池セル収容部10と接続リードの形状に対応してこ
の凹所より更に深く凹所を形成することにより構成され
た接続リード収容部11がそれぞれ設けられている。
【0022】上記収容部10、11は、例えば金属板1
をプレス加工することにより形成できる。
をプレス加工することにより形成できる。
【0023】なお、太陽電池セル2、2間の間隔が3m
m未満の場合、セル間の金属板1にその間隔に対応する
凸部(リブ)を設けなくても、残留空気等の発生は起こ
らないので、凸部を設けなくても良い。この実施例で
は、セル間の間隔を2mmとしているので、凸部は設け
ていない。
m未満の場合、セル間の金属板1にその間隔に対応する
凸部(リブ)を設けなくても、残留空気等の発生は起こ
らないので、凸部を設けなくても良い。この実施例で
は、セル間の間隔を2mmとしているので、凸部は設け
ていない。
【0024】この太陽電池セル2は、この実施例では、
10×10cm、厚さ0.4mmの多結晶シリコンにて
形成されており、表面及び裏面にそれぞれ集電極が設け
られている。そして、その集電極の一部に他の太陽電池
セルと電気的に接続する接続リード21が半田で取り付
けられる。この接続リード21は、幅2mm、厚さ0.
1〜1.0mmの半田めっきされた銅箔で構成され、太
陽電池セル2の両端から24mm程度離れた位置にそれ
ぞれ設けられている。この結果、太陽電池セル2の表面
及び裏面にそれぞれ銅箔の厚さ分だけ段差が生じる。
10×10cm、厚さ0.4mmの多結晶シリコンにて
形成されており、表面及び裏面にそれぞれ集電極が設け
られている。そして、その集電極の一部に他の太陽電池
セルと電気的に接続する接続リード21が半田で取り付
けられる。この接続リード21は、幅2mm、厚さ0.
1〜1.0mmの半田めっきされた銅箔で構成され、太
陽電池セル2の両端から24mm程度離れた位置にそれ
ぞれ設けられている。この結果、太陽電池セル2の表面
及び裏面にそれぞれ銅箔の厚さ分だけ段差が生じる。
【0025】上記裏面金属板1と太陽電池セル2、2の
間には、接着剤として厚さ0.6mmのEVAシート3
が配置される。また、表面透明基板5としては、厚さ
3.2mmのガラス板が用いられ、この表面透明基板5
と太陽電池セル2、2との間にも透光性のEVAシート
4が配置される。
間には、接着剤として厚さ0.6mmのEVAシート3
が配置される。また、表面透明基板5としては、厚さ
3.2mmのガラス板が用いられ、この表面透明基板5
と太陽電池セル2、2との間にも透光性のEVAシート
4が配置される。
【0026】この実施例における建材用太陽電池モジュ
ールは、裏面金属板1、EVAシート3、太陽電池セル
2、EVAシート4、表面透明基板5をこの順次載置
し、減圧下で熱プレスすることにより、一体成形されて
いる。
ールは、裏面金属板1、EVAシート3、太陽電池セル
2、EVAシート4、表面透明基板5をこの順次載置
し、減圧下で熱プレスすることにより、一体成形されて
いる。
【0027】次に、この実施例の具体例を図1に従い説
明する。上記実施例においては、裏面金属板1の端部か
ら10mmの位置(g)に太陽電池セル2、2を配置す
る構成としているので、端部から9.4mm±0.5m
mの箇所(a)から太陽電池セル収容部10がその太陽
電池セルの厚さに相当する深さ0.4±0.2mmの凹
所が形成されている。太陽電池セル2の端から24mm
の位置に接続リード21が配置されているので、裏面金
属板1の太陽電池セル収容部10の端部から24±0.
5mmの位置(b)に、幅3.2±0.5mm、深さ
1.0±0.2mmの凹所(c)が接続リード収容部1
1として設けられている。そして、この接続リード収容
部11から46.8±0.5mm離れた位置(d)に同
じく幅3.2±0.5mm、深さ1.0±0.2mmの
凹所(e)が接続リード収容部11として設けられてい
る。この実施例では太陽電池セル2、2間隔は2mmで
あるので、接続リード収容部11から48.8±0.5
mm離れた位置(f)に隣の接続リード収容部11が設
けられ、同様の配置で収容部が設けられている。
明する。上記実施例においては、裏面金属板1の端部か
ら10mmの位置(g)に太陽電池セル2、2を配置す
る構成としているので、端部から9.4mm±0.5m
mの箇所(a)から太陽電池セル収容部10がその太陽
電池セルの厚さに相当する深さ0.4±0.2mmの凹
所が形成されている。太陽電池セル2の端から24mm
の位置に接続リード21が配置されているので、裏面金
属板1の太陽電池セル収容部10の端部から24±0.
5mmの位置(b)に、幅3.2±0.5mm、深さ
1.0±0.2mmの凹所(c)が接続リード収容部1
1として設けられている。そして、この接続リード収容
部11から46.8±0.5mm離れた位置(d)に同
じく幅3.2±0.5mm、深さ1.0±0.2mmの
凹所(e)が接続リード収容部11として設けられてい
る。この実施例では太陽電池セル2、2間隔は2mmで
あるので、接続リード収容部11から48.8±0.5
mm離れた位置(f)に隣の接続リード収容部11が設
けられ、同様の配置で収容部が設けられている。
【0028】上記建材用太陽電池モジュールの製造方法
の一例について説明する。柔軟なシリコンシートで上室
と下室とに分離した真空容器の下室内に、裏面金属板
1、EVAシート3、太陽電池セル2、EVAシート
4、表面透明基板5を順次載置し、上室、下室とも減圧
する。そして、ヒータにより上記サンプルを100℃程
度に加熱し、EVAシートを溶融させる。次に、上室を
リークして大気圧とする。この時、上室と下室との分離
しているシリコンシートが上室と下室との差圧でサンプ
ルに押しつけられ、これにより各部品が密着一体化す
る。最後にサンプルを150℃、30分程度加熱し、E
VAを架橋構造化(安定化)させる。これにより、上記
した建材用太陽電池モジュールが得られる。
の一例について説明する。柔軟なシリコンシートで上室
と下室とに分離した真空容器の下室内に、裏面金属板
1、EVAシート3、太陽電池セル2、EVAシート
4、表面透明基板5を順次載置し、上室、下室とも減圧
する。そして、ヒータにより上記サンプルを100℃程
度に加熱し、EVAシートを溶融させる。次に、上室を
リークして大気圧とする。この時、上室と下室との分離
しているシリコンシートが上室と下室との差圧でサンプ
ルに押しつけられ、これにより各部品が密着一体化す
る。最後にサンプルを150℃、30分程度加熱し、E
VAを架橋構造化(安定化)させる。これにより、上記
した建材用太陽電池モジュールが得られる。
【0029】この実施例においては、上記したように、
裏面金属基板1に太陽電池セル収容部10及び接続リー
ド収容部11が形成されている。従って、太陽電池セル
2、2並びに接続リード21と裏面金属基板1との間に
一定の空隙が得られ、EVAシート3の厚さも所定の厚
さを得ることができ、裏面金属基板1と太陽電池セル
2、2並びに接続リード21との絶縁性が十分に保たれ
る。
裏面金属基板1に太陽電池セル収容部10及び接続リー
ド収容部11が形成されている。従って、太陽電池セル
2、2並びに接続リード21と裏面金属基板1との間に
一定の空隙が得られ、EVAシート3の厚さも所定の厚
さを得ることができ、裏面金属基板1と太陽電池セル
2、2並びに接続リード21との絶縁性が十分に保たれ
る。
【0030】また、太陽電池セル収容部10及び接続リ
ード収容部11が太陽電池セル2のストッパとなるの
で、一体化形成の際のEVAシートの収縮により太陽電
池セル2、2が位置ずれを起こすこともない。しかも太
陽電池セル2、2並びに接続リード21と裏面金属基板
1との間に一定の空隙が得られるので、EVAシートを
全面に被覆することができ、接着剤がない空間が殆どな
くなり、残留気泡をなくすことができ、外観が良好にな
る。
ード収容部11が太陽電池セル2のストッパとなるの
で、一体化形成の際のEVAシートの収縮により太陽電
池セル2、2が位置ずれを起こすこともない。しかも太
陽電池セル2、2並びに接続リード21と裏面金属基板
1との間に一定の空隙が得られるので、EVAシートを
全面に被覆することができ、接着剤がない空間が殆どな
くなり、残留気泡をなくすことができ、外観が良好にな
る。
【0031】さらに、両収容部により、裏面金属基板1
に凹凸のリブ部が形成されることになり、曲げ強度が増
加する。
に凹凸のリブ部が形成されることになり、曲げ強度が増
加する。
【0032】次に、この発明の第2の実施例を説明す
る。なお、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付
し、説明を省略する。
る。なお、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付
し、説明を省略する。
【0033】第2の実施例は、太陽電池セル間の間隔を
3mm以上設けた場合である。この第2の実施例では、
太陽電池セル間の間隔を10mmとした。
3mm以上設けた場合である。この第2の実施例では、
太陽電池セル間の間隔を10mmとした。
【0034】この第2の実施例では、図4に示すよう
に、裏面金属基板1に太陽電池セル2、2間の間隔に対
応して、太陽電池セル側に突出したリブ部12を形成し
たものである。この第2の実施例では、太陽電池セル間
の10mmの間隔に対して、8.8±0.5mm幅で、
太陽電池セル収容部10より、0.4±0.2mm突出
したリブ部12が設けられている。このリブ部12によ
り、太陽電池セル2、2の間隔が大きい場合でも、一体
成形時に太陽電池セルが移動することなく成形が行え
る。なお、その他の作用、効果は前述した第1の実施例
と同様である。
に、裏面金属基板1に太陽電池セル2、2間の間隔に対
応して、太陽電池セル側に突出したリブ部12を形成し
たものである。この第2の実施例では、太陽電池セル間
の10mmの間隔に対して、8.8±0.5mm幅で、
太陽電池セル収容部10より、0.4±0.2mm突出
したリブ部12が設けられている。このリブ部12によ
り、太陽電池セル2、2の間隔が大きい場合でも、一体
成形時に太陽電池セルが移動することなく成形が行え
る。なお、その他の作用、効果は前述した第1の実施例
と同様である。
【0035】なお、上述した各実施例における各サイズ
は例示であって、これに限定されるものではない。
は例示であって、これに限定されるものではない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、裏面金属基板部分に、太陽電池セル収容部及び接続
リード収容部として凹所が形成されているので、裏面金
属基板と太陽電池セル及び接続リードとの間に一定の空
隙を得ることができるため、接着剤の厚さも所定の厚さ
が得られ、裏面金属基板と太陽電池セル及び接続リード
との絶縁性が十分に保たれる。
ば、裏面金属基板部分に、太陽電池セル収容部及び接続
リード収容部として凹所が形成されているので、裏面金
属基板と太陽電池セル及び接続リードとの間に一定の空
隙を得ることができるため、接着剤の厚さも所定の厚さ
が得られ、裏面金属基板と太陽電池セル及び接続リード
との絶縁性が十分に保たれる。
【0037】また、太陽電池セル収容部及び接続リード
収容部がストッパとなり、接着剤の収縮による太陽電池
セルの位置ずれが防止されると共に、接着剤のない空間
が殆どなくなり、残留気泡がなく外観が良好になる。
収容部がストッパとなり、接着剤の収縮による太陽電池
セルの位置ずれが防止されると共に、接着剤のない空間
が殆どなくなり、残留気泡がなく外観が良好になる。
【0038】さらに、両収容部により、裏面金属基板が
凹凸のリブ部が形成されることになり、曲げ強度が増加
する。
凹凸のリブ部が形成されることになり、曲げ強度が増加
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のスレート瓦型太陽電
池モジュールを示す分解斜視図である。
池モジュールを示す分解斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】この発明の第2の実施例のスレート瓦型太陽電
池モジュールを示す分解斜視図である。
池モジュールを示す分解斜視図である。
【図5】従来のスレート瓦型太陽電池モジュールを示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【符号の説明】 1 裏面金属基板 2 太陽電池セル 3 EVAシート 4 EVAシート 5 表面透明基板(ガラス板) 10 太陽電池セル収容部 11 接続リード収容部 12 リブ部 21 接続リード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳浦 聡生 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 中島 三郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 肇 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 藤原 隆 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 伊藤 孝司 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地1 株式 会社クボタ滋賀工場内 (72)発明者 大本 誠司 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地1 株式 会社クボタ滋賀工場内 (56)参考文献 特開 平5−152596(JP,A) 特開 平4−343481(JP,A) 特開 平2−2852(JP,A) 特開 昭62−40783(JP,A) 実開 平4−125163(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/042 E04D 13/18
Claims (2)
- 【請求項1】 表面透明基板と裏面金属基板との間に、
接続リードで互いに接続された複数の太陽電池セルを、
接着剤を介して積層した建材用太陽電池モジュールであ
って、前記太陽電池セルの形状に対応して形成される凹
所からなる太陽電池セル収容部と、前記接続リードの形
状に対応して前記凹所より更に深く形成される凹所から
なる接続リード収容部と、を前記裏面金属基板に設けた
ことを特徴とする建材用太陽電池モジュール。 - 【請求項2】 前記裏面金属基板に、太陽電池セル間の
間隔に対応したリブ部が形成されていることを特徴とす
る請求項1に記載の建材用太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7042692A JP3005445B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 建材用太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7042692A JP3005445B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 建材用太陽電池モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08242012A JPH08242012A (ja) | 1996-09-17 |
JP3005445B2 true JP3005445B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=12643104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7042692A Expired - Fee Related JP3005445B2 (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 建材用太陽電池モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005445B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU765696B2 (en) * | 1999-08-20 | 2003-09-25 | Epsylon Management Pty Ltd | Solar panel |
AUPQ236199A0 (en) * | 1999-08-20 | 1999-09-16 | Melbourne Equities Pty Ltd | Solar panel |
-
1995
- 1995-03-02 JP JP7042692A patent/JP3005445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08242012A (ja) | 1996-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6686116B2 (ja) | 光方向付け媒体を備える光起電モジュール及びこれを作製する方法 | |
TW309662B (ja) | ||
US6063996A (en) | Solar cell module and hybrid roof panel using the same | |
JPS625671A (ja) | 光起電力装置の製造方法 | |
JP2010245184A (ja) | 太陽電池モジュール | |
JP2002141543A (ja) | 太陽電池モジュール | |
CN209981247U (zh) | 一种曲面叠瓦光伏组件 | |
JP3005445B2 (ja) | 建材用太陽電池モジュール | |
JP2004221213A (ja) | 太陽電池モジュール | |
JPH11330525A (ja) | 光熱ハイブリッドモジュール | |
CN212257416U (zh) | 基于钙钛矿-硅叠层太阳能电池的光伏组件及汽车车顶 | |
CN211548454U (zh) | 一种光伏保温建筑发电系统 | |
JPH11340495A (ja) | 太陽エネルギー変換体、その製造方法、建物、および屋根パネル | |
CN210073875U (zh) | 太阳能幕墙组件及太阳能幕墙 | |
JP2000150942A (ja) | 太陽電池モジュール及びその製造方法 | |
CN212381177U (zh) | 光热太阳能薄膜电池及系统 | |
JPH03199566A (ja) | 屋根設置型太陽電池装置の設置方法 | |
JPH0897458A (ja) | 太陽電池モジュール | |
CN211548406U (zh) | 一种光伏保温建材以及建筑屋顶和建筑墙体 | |
KR102679616B1 (ko) | 투광성이 우수한 태양광 모듈용 태양전지 스트립 및 이의 제조방법 | |
CN218867122U (zh) | 一种快装型柔性光电建材组件 | |
JP2006049487A (ja) | 太陽電池モジュール | |
CN213905371U (zh) | 一种新型半柔性太阳能电池板 | |
JPH0631726Y2 (ja) | 光起電力装置 | |
JPS60116180A (ja) | 薄膜半導体光起電力装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |