JP3005326U - 粉体の容器充填ゲート装置 - Google Patents

粉体の容器充填ゲート装置

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JP3005326U
JP3005326U JP1994007061U JP706194U JP3005326U JP 3005326 U JP3005326 U JP 3005326U JP 1994007061 U JP1994007061 U JP 1994007061U JP 706194 U JP706194 U JP 706194U JP 3005326 U JP3005326 U JP 3005326U
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powder
container
filling
chute
damper
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JP1994007061U
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孝允 盛
忠男 千葉
岳史 大倉
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡単な装置で生産性を低下させることなく確
実に飛散粉の発生を防止でき、かつ狭隘なスペースであ
つても容易に設置できる粉体の容器充填ゲート装置をう
ることを目的とするものである 【構成】 粉体落下管1の下端部にシリンダー5により
開閉するダンパー2を付設して該ダンパー2により粉体
落下管1の下端を閉鎖して粉体落下管1上側から落下し
た粉体を一旦受けた後、ダンパー2を開放し、粉体シュ
ート3の傾斜面3bを介して容器aに充填すると共に容
器aから排出される空気およびこれに含有する飛散粉を
粉体シュート3と粉体充填筒13との間に形成した吸引
室12から吸引する粉体の容器充填ゲート装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、充填時に飛散粉が発生しない粉体の容器充填に用いる粉体の容器充 填ゲート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
粉体を容器に充填した場合、容器内の空気と粉体が置換される。すなわち、容 器内の空気を排出して粉体が充填されるが、その時、排出される空気に同伴され て一部の粉体が飛散粉となつて排出される。この飛散粉が多いと、充填包装機に 付着して作動不良の原因となったり、容器内面に付着して充填包装機での容器開 口部のシール密封時にシール不良の原因となることがある。特に、粉乳のような 微粉から構成されている粉体の場合には、飛散粉の発生は避けることができない ものである。このような粉体をカートン或いは袋等の容器に充填する場合、粉体 落下位置と容器の充填口とをできるだけ接近させて飛散粉の減少を図るのが一般 的である。
【0003】 しかし、近年生産性の向上を目的として充填包装機が大型化する傾向にあり、 それに伴って、粉体落下位置と容器の充填口の間隔が大きくなり、より高い位置 から粉体を容器内に落下させて充填しなければならなくなっている。このため飛 散粉の発生が一層多くなるという問題があり、飛散粉の発生の防止を図ることが 不可欠になっている。そこで、容器に粉体を充填する時に発生する飛散粉を防止 する目的で種々の装置が研究開発されている。例えば、回転自在なコンパクター スクリューをホッパーに装着したコンパクターを、支柱に設けた昇降装置に装着 して昇降自在とした粉体充填装置(実開平3ー35002号公報)やシュート下 端にシュート延長方向へ伸縮する伸縮シュートを付設し、その先端開口にこの伸 縮に連動する開閉蓋を取り付けて、粉塵発生を防止した、先端が伸縮するゲート 装置(特開平3ー223007号公報)がある。
【0004】 上記の実開平3ー35002号公報に記載されている粉体充填装置は、ホッパ ーにコンパクタースクリューを装着し、容器に粉体を充填するとき、ホッパーと コンパクタースクリューを共に昇降装置で上下し、容器とホッパーの充填口の間 隔をできるだけ小さくして飛散粉の発生の防止を図っている装置であるが、ホッ パー内に入った粉体をスクリューで送り出し、容器に充填しなければならないの で、工程が複雑化する上に設置スペースがかなり必要であり、充填包装装置をよ り大型化しなければならないといった問題がある。 また、特開平3ー223007号公報に記載されている先端が伸縮するゲート 装置は、先端筒をシリンダーで伸長して容器に接近させ、それから蓋を開放して 容器に粉体を充填しているが、先端筒の伸縮に時間を要するために生産性が低下 するといった問題がある。また、蓋を円滑に作動させるためには、先端筒の径よ りも大きい径で蓋を作動させる必要があり、このためこの装置では、容器口も必 要以上に大きくなり、先端筒の外周と容器口との間に間隙ができて、比重の軽い 粉体では、間隙から飛散粉が外部に逸散し、作業環境の悪化や充填包装機に対す る悪影響は避けがたいものである。本考案は、上記の問題点に鑑み、簡単な装置 で生産性を低下させることなく確実に飛散粉の発生を防止でき、かつ狭隘なスペ ースであつても容易に設置できる粉体の容器充填ゲート装置を提供することを課 題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上のような課題を解決するために次のような装置を提供するもの である。すなわち、下端部にシリンダーにより開閉するダンパーを付設した粉体 落下管の下方で漏斗状の粉体シュートの落下口を包囲し、かつ粉体シュートとの 間に吸引室を構成する粉体充填筒を粉体シュートの外周に設けてなる粉体の容器 充填ゲート装置である。
【0006】 粉体を容器に充填した時の飛散粉の量は、粉体の特性と落下距離に依存するが 、特性はその粉体固有のものであって容易に変更することができない。しかし、 落下距離を短縮することによりその発生量を防止または抑制が可能となる。本考 案の粉体の容器充填ゲート装置は、例えば粉体を個包装するために計量器で重量 を測定した後、この粉体を落下させて充填包装機にセットされている容器に充填 する場合に、計量器から落下した粉体を容器まで誘導するために用いるものであ る。具体的には、粉体落下管の上側から落下した粉体を、より容器に近い位置で 粉体落下管の下端に設けたダンパーで一旦受け、それを粉体シュートの傾斜面に より落下の衝撃を緩和してから容器に充填し、充填したときに容器内から排出さ れる空気およびそれに同伴する粉塵を吸引室で吸引して飛散粉の発生の抑制また は防止を図るものである。
【0007】 本考案の粉体の容器充填ゲート装置において、粉体落下管の上側から落下した 粉体を一旦受けるダンパーは、円形板で構成するのが好ましい。これはシリンダ ーで作動させて粉体落下管の下端を閉鎖した時、シリンダーの力がダンパーに均 一に配分されて、粉体落下管の下端とダンパー上面との間でより気密性が高まり 粉体が微粉であつても落下したときの衝撃による漏れを防止することができるた めである。この気密性の向上は、粉体を計量した後容器に充填するときに、計量 粉体の重量を安定させて正確な充填を行う上で有効である。 また、外周に粉体充填筒を設けた漏斗状の粉体シュートは、ダンパーの下向き開 放により落下する粉体を、その傾斜面に沿って落下させて落下速度を緩衝すると 共に分散して容器内に誘導するものであるが、この粉体シュートにより粉体は容 器のほぼ中央部から充填され、容器内から排出される空気は、充填される粉体の 外周から排出される。この粉体シュートの傾斜角度は、粉体の流動性や粒子の大 きさ等の特性や落下距離あるいはバイブレーターのような振動装置等の補助装置 の付設によって異なるが、中心線に対してほぼ30〜60°が好ましい。30° 未満では、落下する粉体の速度の緩衝作用や分散作用が弱く、一度に容器内に落 下して粉塵や飛散粉を発生させるという問題がある。また60°を超えると落下 に時間がかかって生産性の低下を招いたり、付着性の高い粉体の場合には、傾斜 面に残ることがあって、計量した粉体を正確に充填することができないことがあ る。
【0008】 また本考案のような漏斗状の粉体シュートを用いても容器内に落下した粉体か らの粉塵や飛散粉の発生を完全に防止することができないことがある。これは、 粉体を容器に充填するとき容器内の空気が排出されて粉体と置換するが、比重の 軽い粉体の場合には、排出される空気に粉体が同伴されて飛散粉となるためであ る。本考案では、これらの飛散粉を粉体シュートと粉体充填筒の間の吸引室に集 中させ、粉体充填筒の外周に付設した吸引パイプで吸引し、外部に逸散すること を防止して回収する。また付着性の高い粉体を充填する場合には、粉体充填筒の 外周を容器の口部外周より若干小さくして、粉体を充填する時に粉体充填筒の外 周に容器の開口部を差し込むことができるようにすると、飛散粉は、吸引室で吸 引されるので、差し込まれた容器口部分に飛散粉の付着がなく、飛散粉の付着に 起因するシール不良を確実に防止することができる。
【0009】
【作用】
粉体落下管の下端をダンパーが閉鎖している状態で計量器で計量された粉体を 上部から落下させて一旦受け、粉体の特性に応じ一定時間保持して飛散粉の舞い 上がりを減少させた後、ダンパーを開放して充填包装機にセットされている容器 内に粉体シュートの内壁に沿って落下させて充填する。粉体が充填されるとき、 吸引室をブロア等で吸引することにより容器内から排出される空気とそれに同伴 する飛散粉が吸引され、外部への逸散を防止できる。
【0010】
【実施例】
以下図面に示す実施例について説明する。 本考案は、ダンパーにより粉体落下管の下端を閉鎖して粉体落下管上側から落下 した粉体を一旦受けた後、ダンパーを開放し、粉体シュートの傾斜面を介して容 器に充填すると共に容器から排出される空気およびそれに含有する飛散粉を吸引 室で吸引して排出する粉体の容器充填ゲート装置である。図1は本考案装置の切 断正面図を示し、図2は同上の側面図を示すものである。1は粉体落下管であつ て下端にダンパー2が開閉自在に装置され、ダンパーが閉鎖している状態で計量 器で計量された粉体を上部から落下させて粉体を一旦受けることができるように してある。ダンパー2は、漏斗状粉体シュート3からアーム4を介して取り付け られたシリンダー5で開閉される。すなわち、シリンダー5のピストンロッド6 にリンク7が枢支され、リンク7は漏斗状シュート3に軸架された枢軸8に取り 付けられていて、枢軸8のアーム9にダンパー2が取り付けられている。そして ダンパー2の取付金具10、10が軸11でアーム9に取り付けられている。そ こで、シリンダー5のピストンロッド6の伸縮によりリンク7を介してアーム9 が揺動し、ダンパー2が開閉するのである。
【0011】 漏斗状粉体シュート3下端の落下口3aを取り囲むように吸引室12を形成す る粉体充填筒13を漏斗状粉体シュート3の外周に設けてある。粉体充填筒13 には、数個の吸引パイプ14が取り付けられていて図示しないブロワにつながっ ていて容器a内から排出される空気とそれに同伴する粉塵を吸引して飛散粉の発 生を防止している。 なお、漏斗状粉体シュート3の上部円筒部3cには、飛散粉取り込みパイプ1 5が設けられていて取り込みパイプ15に濾布16が取り付けられている。した がって、図示しない計量器等から落下した粉体は粉体落下管1を経てダンパーに て一旦受け、ダンパー2の下向き開放により粉体は漏斗状粉体シュート3の傾斜 面3bで落下の衝撃が緩和されて落下口3aから容器aに充填される。容器a内 から排出される空気とそれに同伴する粉塵は、吸引室12を経て吸引パイプ14 より吸引される。また、粉体シュート3内で発生する粉塵は取り込みパイプ15 から濾布16で捕捉される。以上何れにしても本考案は、下端部にシリンダーに より開閉するダンパーを付設した粉体落下管の下方で漏斗状の粉体シュートの落 下口を包囲し、かつ粉体シュートとの間に吸引室を構成する粉体充填筒を粉体シ ュートの外周に設けてなる粉体の容器充填ゲート装置を要旨とするもので、本考 案の精神の範囲内のおいて任意に適宜設計変更しうるものである。
【0012】
【発明の効果】
本考案の粉体の容器充填ゲート装置によると、粉体落下管上側より落下した粉 体を、容器の開口部により接近した位置でダンパーで一旦受け、これを粉体充填 筒に包囲された漏斗状の粉体シュートの傾斜面に沿って落下させ、落下速度を緩 衝すると共に分散させて容器に充填しているので、一気に粉体が容器に充填され ることがない。このため容器内の空気も緩やかに排出されるので、排出される空 気に同伴する粉体も可及的に減少し、飛散粉の発生を抑制することができる効果 がある。さらには、飛散粉の発生があつても、飛散粉を粉体シュートと粉体充填 筒の間の吸引室に集中させ、粉体充填筒の外周に付設した吸引パイプで吸引し、 回収しているので外部に逸散することがなく、充填包装機への付着による作動不 良やシール不良の発生を防止できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の切断正面図。
【図2】同上の側面図。
【図3】ダンパー部分の正面図。
【図4】同上の切断面図。
【符号の説明】
1 粉体落下管 2 ダンパー 3 粉体シュート 4 アーム 5 シリンダー 6 ピストンロッド 7 リンク 8 枢軸 9 アーム 10 取付金具 11 軸 12 吸引室 13 粉体充填筒 14 吸引パイプ 15 飛散粉取り込みパイプ 16 濾布

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端部にシリンダーにより開閉するダンパ
    ーを付設した粉体落下管の下方で漏斗状の粉体シュート
    の落下口を包囲し、かつ粉体シュートとの間に吸引室を
    構成する粉体充填筒を粉体シュートの外周に設けてなる
    粉体の容器充填ゲート装置。
JP1994007061U 1994-06-17 1994-06-17 粉体の容器充填ゲート装置 Expired - Lifetime JP3005326U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH069417U (ja) * 1992-07-17 1994-02-08 小松ゼノア株式会社 刈払機の巻付防止用カバー
JP2013001451A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 General Packer Co Ltd 製品粉除去機能付き充填用ジョーゴ
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JP2020045126A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 住友金属鉱山株式会社 粉体充填装置および粉体の充填方法

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