JP3004966B2 - 流量制御弁を備えた液体収容・分配装置 - Google Patents

流量制御弁を備えた液体収容・分配装置

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JP3004966B2
JP3004966B2 JP10198431A JP19843198A JP3004966B2 JP 3004966 B2 JP3004966 B2 JP 3004966B2 JP 10198431 A JP10198431 A JP 10198431A JP 19843198 A JP19843198 A JP 19843198A JP 3004966 B2 JP3004966 B2 JP 3004966B2
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pumping
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定体積の小用量
で液体を分配する内蔵ポンプを備えた液体収容装置に関
し、より詳しくは、上記特徴を有する交換可能な収容装
置であって、印刷インキのサプライ(供給源)を収容し
かつ内蔵ポンプが付勢されると印刷インキを印刷ヘッド
に分配する、インキジェットプリンタに有効な収容装置
に関する。本願は、本件出願人が共同発明者となってい
る係属中の米国特許出願第08・429,987 号に開示された
発明の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】「インキジェットプリンタ用インキサプ
ライ(Ink Supply For An Ink-Jet Printer)」という名
称の発明についてのBruce Cowger及びNorman Pawlowsk
i, Jr.の出願に係る係属中の米国特許出願には、プリン
タのインキペンとは別体でありかつインキサプライが空
になるとインキペンを交換する必要なく交換できるイン
キジェットプリンタ用インキサプライが記載されてい
る。上記米国特許出願のインキサプライはポンピングチ
ャンバからインキを分配する内蔵ポンプ装置を使用して
おり、このようなポンピング装置の一実施形態としてベ
ローズポンプが説明されている。しかしながら、ベロー
ズポンプは、ポリマー材料のような半剛性材料からなる
比較的大きな表面を必要とし、かつベローズの材料を通
る比較的高い割合の酸素及び水分の移動が生じる。この
酸素及び/又は水分の移動は、特に、めったに使用され
ないプリンタのインキサプライ内のインキの劣化を引き
起こす。また、ベローズでは、インキサプライの他の部
分へのベローズの取付け位置における漏洩が生じる。上
記係属中の米国特許出願第08/429,987号によれば、ベロ
ーズの使用に付随するこれらの及び他の問題は、好まし
くはインキサプライの関連シャーシ構造と一体に成形さ
れた剛性周壁を備えたポンピング装置と、剛性壁により
形成されたポンピングチャンバ内で移動可能な、ポンピ
ングチャンバ内のインキを加圧するための直線運動する
ポンピング部材と、ポンピング部材上に重ねられた連続
パターンで周壁の縁部にヒートシールされた可撓性のあ
る水分及び酸素バリヤフィルムとを使用することにより
防止できる。
【0003】上記米国特許出願第08/429,987号によるイ
ンキサプライは、分配サイクル中のインキ加圧時に、イ
ンキがポンピングチャンバからパウチ(小袋)に戻るこ
とを防止するための、シャーシにヒートステーキング
(熱かしめ)された薄い可撓性フラッパ弁の形態をなす
逆止弁を有している。しかしながら、フラッパ弁をシャ
ーシにヒートステーキングするのに必要なフラッパ弁の
加熱により、フラッパ弁に永久歪みを生じさせ、このた
め、インキ分配サイクル中の流量減少特性の有効性が損
なわれる。しかしながら、今や、本発明の或る実施形態
によれば、フラッパ弁により閉塞すべきシャーシの開口
と整合するばね又はこのような開口に対してオフセット
しているばねの形態をなす、シャーシに対してフラッパ
弁を押圧するばねを設けることにより、フラッパ弁をシ
ャーシにヒートステーキングするヒートステーキングす
る必要がないフラッパ弁の形態をなす適当な逆止弁を提
供できることが判明している。また、本発明の他の実施
形態によれば、ポンピングサイクル中にインキがポンピ
ングチャンバからパウチに戻ることを阻止する一方、ポ
ンピングサイクルの終了時にはパウチからポンピングチ
ャンバへのインキの流れを許容すべく、固定座に対して
選択的に座合するばね押圧形又は自由浮動形逆止ボール
の形態をなす適当な逆止弁を設けることができることも
判明している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、改良された液体収容・分配装置を提供することにあ
る。また、本発明の必然的な目的は、インキジェットプ
リンタでのインキの収容及び分配に有効な上記特性をも
つ改良された装置を提供することにある。より詳しく
は、本発明の目的は、ポンピングサイクル中に、液体が
装置のポンピング要素から液体収容パウチに戻ることを
防止する改良された逆止弁を備えた液体収容・分配装置
を提供することにあり、また本発明の必然的な目的は、
インキジェットプリンタでのインキの収容及び分配に有
効な上記特性をもつ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、開
放端を備えた全体としてカップ状の剛性外側シェルと、
該シェルの開放端に固定される成形プラスチックシャー
シとを有し、該シャーシは液体出口を有するポンピング
機構を備え、開放端及び閉鎖端を備えた可撓性パウチを
有し、閉鎖端はシェル内に配置されかつ開放端はポンピ
ング機構と流体連通しており、ポンピング機構から可撓
性パウチを分離する逆止弁を有し、該逆止弁は、可撓性
パウチからポンピング機構への液体の流れを許容する一
方、ポンピング機構から可撓性パウチへの液体の流れを
防止し、ポンピング機構から液体出口を通して液体を分
配する液体収容・分配装置において、前記逆止弁のいか
なる部分もシャーシにヒートステーキングされていない
ことを特徴とする液体収容・分配装置により達成され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】添付図面及びその簡単な説明、本
発明の好ましい実施形態の詳細な説明、及び特許請求の
範囲の記載を留意して読むことにより、本発明及びその
目的が一層良く理解されよう。前述の米国特許出願第08
/429,987号に記載された発明の実施形態によるインキ収
容・分配装置が、図1に参照番号10で示されている。
装置10は硬い保護シェル12を有し、該保護シェル1
2は、インキを収容する可撓性パウチ14を収容してい
る。シェル12は、ポンプ18及び流体出口20を収容
するシャーシ16に取り付けられている。シャーシ16
には保護キャップ22が取り付けられている。装置10
のシェル12及びキャップ22の外面にはラベル24が
接着され、シェル12、シャーシ16及びキャップ22
を確実に一体に固定する。キャップ22には、ポンプ及
び流体出口へのアクセスを許容する孔が設けられてい
る。
【0007】装置10は、インキジェットプリンタ内の
ドッキング・ベイ(図示せず)内に着脱可能に挿入され
るようになっている。装置10がプリンタ内に挿入され
ると、ドッキング・ベイの流体入口が流体出口20と係
合し、インキが装置10からプリンタへと流れ得るよう
になっている。ドッキング・ベイのアクチュエータ(図
示せず)はポンプ18と係合するようになっている。ア
クチュエータを付勢するとポンプ18が作動され、所定
体積の一連の小用量のインキが、可撓性パウチ14か
ら、流体出口20を通って、ドッキング・ベイの流体入
口、次にプリンタへと供給される。シャーシ16の一端
には充填ポート32が設けられ、他端には排出ポート3
4が設けられている。インキは、充填ポート32からイ
ンキサプライに添加され、これと同時に、添加インキに
より排除される空気が排出ポート34から排出される。
インキサプライが充填されると、充填ポート32内に圧
嵌めされるボール35により充填ポート32がシールさ
れる。
【0008】剛性周壁37(該周壁は、シャーシ16と
一体に成形するのが好ましい)内のシャーシ16の底部
には開放底を備えたポンピングチャンバ36が形成され
ている。より詳細に後述するように、パウチ14の内部
を加圧することなく、チャンバ36を加圧してインキを
プリンタに供給することができる。チャンバ36の頂部
には入口ポート38が設けられており、インキは、重力
及び/又はチャンバ36内の負圧により、パウチ14か
ら入口ポート38を通ってチャンバ36内に流入でき
る。出口ポート40も設けられており、インキは、該出
口ポート40を通ってチャンバ36から排出される。入
口ポート38の底部には一方向フラッパ弁42が配置さ
れており、該フラッパ弁42は、チャンバ36からパウ
チ14へのインキの戻りを制限する。フラッパ弁42
は、可撓性材料の矩形部片からなる。図示の実施形態で
は、弁42は入口ポート38の底部上に配置されかつそ
の短辺の中間点がシャーシ16にヒートステーキングさ
れている。チャンバ36内の圧力がパウチ14内の圧力
より低くなると、弁42のヒートステーキングされてい
ない各辺が撓み、インキが、入口ポート38を通ってチ
ャンバ36内に流入できるようにする。弁42を、その
対向する1対の辺に沿ってシャーシ16にヒートステー
キングすることにより、弁42をその単一の辺に沿って
のみステーキングする場合よりも、弁42の撓みは小さ
くて済み、これにより、より正確な閉鎖が確保される。
この効果は、長辺ではなく、短辺の中間点をヒートステ
ーキングすることにより高められる。
【0009】図示の実施形態では、フラッパ弁42は2
プライ材料で作られている。外側プライは、0.0015イン
チの厚さの低密度ポリエチレンの層である。内側プライ
は、0.0005インチの厚さのポリエチレンテレフタレート
(PET)の層である。図示のフラッパ弁42は、幅が
約5.5 mm、長さが約8.7 mmである。このような材料は、
弁42がその閉鎖位置にあるとき、該弁42を通るイン
キの流れに対して不透過性を呈する。チャンバ36の底
部は、可撓性ダイアフラム44で覆われている。ダイア
フラム44はチャンバ36の底部の開口より僅かに大き
く、かつチャンバ36を形成する周壁37の自由縁の周
囲にシールされている。過大サイズのダイアフラム44
の過剰材料は、ダイアフラムが上下に撓んで、チャンバ
36の体積を変えることができるようにする。図示の装
置では、ダイアフラム44の変位により、チャンバ36
の体積を約0.7 cm3 だけ変えることができる。図示のチ
ャンバ36の完全に拡大した体積は、約2.2 〜2.5 cm3
の範囲内にある。
【0010】図示の実施形態では、ダイアフラム44
は、0.0005インチの厚さの低密度ポリエチレンの層と、
接着剤の層と、0.00048 インチの厚さの金属化されたポ
リエチレンテレフタレート(PET)の層と、接着剤の
層と、0.0005インチの厚さの低密度ポリエチレンの層と
を備えた多プライ材料で作られている。もちろん、他の
適当な材料を使用してダイアフラム44を形成すること
もできる。図示の実施形態のダイアフラム44は、慣用
的な方法を用いて、チャンバ36の壁37の自由縁にヒ
ートステーキングされる。ヒートステーキング工程中、
ダイアフラム44の低密度ポリエチレンは、ダイアフラ
ム44のあらゆる襞又は皺をシールする。かくして、ダ
イアフラム44は、酸素及び水分に対する不透過性を有
し、これにより、チャンバ36内のインキがこれらの物
質に曝されることにより劣化しないように保護する。
【0011】チャンバ36内では、ダイアフラム44に
隣接して圧力板46が配置されており、該圧力板46は
チャンバ36に対してピストンとして機能する。ポンプ
ばね48(図示の実施形態ではステンレス鋼で作られて
いる)が、チャンバ36のサイズを拡大するように、圧
力板46をダイアフラム44に対して押圧してダイアフ
ラムを外方に押している。ポンプばね48を所定位置に
保持するため、ポンプばね48の一端はチャンバ36の
頂部に形成されたスパイク50上に受け入れられ、かつ
他端は圧力板46に形成されたスパイク52上に受け入
れられる。図示の実施形態の圧力板46は、高密度ポリ
エチレンで成形されている。中空円筒状ボス54がシャ
ーシ16から下方に延びており、流体出口20のハウジ
ングを形成している。ボス54はシャーシ16と一体に
形成されている。中空ボス54のボア56の下端部に
は、細いのど部54aが設けられている。ボア56内に
は、シーリングボール58(図示の実施形態ではステン
レス鋼で作られている)が配置されている。シーリング
ボール58は、ボア56内で自由に移動できるが、細い
のど部54aは通過できないサイズを有している。ボア
56内には、のど部54aに対してシーリングボール5
8を押圧してシールを形成しかつ流体出口20を通るイ
ンキの流れを防止するシーリングばね60が配置されて
いる。ボア56の頂部内には、シーリングばね60を所
定位置に保持するための保持ボール62(図示の実施形
態ではステンレス鋼で作られている)が圧嵌めされてい
る。ボア56は、インキが、保持ボール62を通ってボ
ア56内に自由に流入できるように構成されている。
【0012】シャーシ16の頂部には、隆起マニホルド
64が形成されている。マニホルド64は、充填ポート
32及び入口ポート38の各々が隔絶されるように、充
填ポート32の頂部の回りに円筒状ボスを形成しかつ入
口ポート38の頂部の回りに同様なボスを形成してい
る。マニホルド64は流体出口20及び出口ポート40
の基部の回りに延びていて、両出口を結合する開頂形導
管66を形成している。可撓性インキパウチ14はマニ
ホルド64の頂部に取り付けられ、導管66の頂カバー
を形成している。図示の実施形態では、これは、矩形プ
ラスチックシート68をマニホルド64の頂面にヒート
ステーキングし、導管66を包囲することにより達成さ
れる。図示の実施形態では、シャーシ16は高密度ポリ
エチレンで成形され、プラスチックシート68は0.002
インチの厚さの低密度ポリエチレンである。これらの2
つの材料は、慣用的な方法を用いて容易に相互ヒートス
テーキングできかつ容易にリサイクルできる。
【0013】プラスチックシート68がシャーシ16に
取り付けられた後、シートは折り畳まれかつその両面及
び頂部の回りでシールされ、可撓性インキパウチ14が
形成される。図示の実施形態では、可撓性パウチ14の
周囲をシールするのに、ヒートステーキングを使用でき
る。充填ポート32及び入口ポート38上のプラスチッ
クシート68は、これらのポートを通るインキの流れを
妨げないように、破断、穿刺又は除去することができ
る。可撓性パウチ14はインキを収容する理想的な形態
を構成するが、容易に破断又は破裂し易くかつインキか
らの比較的多量の水分損失を許容する。従って、パウチ
14を保護しかつ水分損失を制限するため、パウチ14
は保護シェル12内に封入される。図示の実施形態で
は、シェル12は、プリンタの適正作動のための充分な
体積のインキが残留しているか否かを決定するため、パ
ウチ14内のインキを検査するのに充分な半透明性を有
する明るいポリプロピレンで作られる。約1mmの厚さ
は、頑丈な保護を与えかつインキからの許容できない水
分損失を防止することが判明している。しかしながら、
シェル12の材料及び厚さは、他の実施形態では変える
ことができる。
【0014】シェル12の頂部には、シェル12をドッ
キング・ベイに挿入又はドッキング・ベイから引き出す
ときにシェル12の把持を容易にする多数の隆起リブ7
0が設けられている。シェル12の各側部からは、垂直
リブ72が横方向に突出している。垂直リブ72は、イ
ンキサプライがプリンタ内に配置されるときに、インキ
サプライに対する側方支持及び安定性を与えるべくドッ
キング・ベイのスロット(図示せず)内に受け入れられ
る。シェル12の底部には2つの周方向の溝すなわち凹
部76が設けられており、これらの溝すなわち凹部76
は、シャーシ16の垂下周壁79に形成された2つの周
方向リブすなわちビード78と係合して、シェル12を
スナップ嵌合によりシャーシ16に取り付ける。シェル
12とシャーシ16との間の取付けは、シェルからのシ
ャーシの不意の分離を防止しかつシェルからのインキの
流れを妨げ、可撓性リザーバが漏洩を生じないようにす
るのに充分な程度にぴったり嵌合することが望ましい。
しかしながら、この取付けが気密シールを形成すること
なく、インキがリザーバ14から出るときにシェル12
内への空気のゆるやかな流入を許容し、シェル12内の
圧力を周囲の大気圧とほぼ同程度に維持することが望ま
しい。このように構成されなければ、シェル12内に負
圧が生じ、リザーバ14からのインキの流れを妨げる。
しかしながら、シェル12内に高い湿度を維持しかつイ
ンキからの水分損失を最小にするには、空気の流入は制
限すべきである。
【0015】図示の実施形態では、シェル12及び該シ
ェルに収容される可撓性パウチ14は、約30cm3 のイ
ンキを保持できる容量を有している。シェル12は、約
67mmの幅、15mmの厚さ及び60mmの高さを有する。
可撓性パウチ14は、むやみに過剰の材料を用いないで
シェル12を充填できるサイズを有する。もちろん、所
与のプリンタの特定ニーズに応じて他の寸法及び形状を
用いることもできる。装置10を充填するため、インキ
が充填ポート32を通って注入される。インキが充填さ
れると、可撓性パウチ14が拡大され、シェル12が実
質的に充填される。インキがパウチ14内に導入される
と、シーリングボール58が押し下げられて流体出口2
0が開かれ、流体出口20に部分真空が加えられる。流
体出口20での部分真空により、パウチ14からのイン
キが、チャンバ36、導管66及び円筒状ボス54のボ
ア56を充填し、このため、インキと接触する空気が残
留することは殆どない。流体出口20に加えられる部分
真空は、また、充填工程をスピードアップする。パウチ
14の迅速充填を一層容易にするため、リザーバ14の
拡大時にシェル12からの空気の逃散を許容する排出ポ
ート34が設けられている。インキサプライがひとたび
充填されると、ボール35が充填ポート32内に圧嵌め
され、インキの逃散又は空気の流入を防止する。
【0016】もちろん、本発明のインキ収容・分配装置
を充填するのに種々の他の方法を使用することもでき
る。或る場合には、装置にインキを充填する前に、二酸
化炭素で装置全体を洗浄することが望ましい。これによ
り、充填工程中に装置内に捕捉されたあらゆるガスが、
空気ではなく二酸化炭素になる。これが望ましい理由
は、二酸化炭素は或るインキに溶解するが、空気は溶解
しないからである。一般に、気泡等が印刷ヘッド又はこ
れに接続されるチューブに流入しないようにするには、
装置からできる限り多量のガスを除去することが好まし
い。リザーバ14が充填された後、装置10には保護キ
ャップ22が取り付けられる。保護キャップ22には、
シャーシ16のリブ82を受け入れて、キャップ22を
シャーシ16に取り付けるための溝80が設けられてい
る。キャップ22はラグ84を支持しており、該ラグ8
4は、排出ポート34を封栓してシャーシ16内への空
気の流れを制限しかつインキからの水分損失を低減させ
る。シャーシ16の各端部からはスタッド86が延びて
おり、該スタッド86はキャップ22の孔内に受け入れ
られて、キャップの整合を補助しかつキャップとシャー
シとの一体化を強化する。キャップ22が所定位置に配
置された後、キャップ22の孔から突出するスタッド8
6の自由端は、例えば加熱工具と接触させることにより
変形され、シャーシ16へのキャップ22のいたずら防
止アタッチメントを形成するのが好ましい。更に、シェ
ル12、シャーシ16及びキャップ22を確実に一体に
保持するため、ラベル24は装置10の両側に接着され
る。図示の実施形態では、ラベルが剥がれることを防止
しかつインキサプライに対するいたずらを防止できる態
様でラベルを接着するのに、ホットメルト感圧接着剤又
は他の接着剤を使用できる。
【0017】図示の実施形態のキャップ22には、各側
部から突出する垂直リブ90が設けられている。リブ9
0はシェル12の垂直リブ72の延長線上にあり、垂直
リブ72と同様な態様で、ドッキング・ベイに設けられ
たスロット内に受け入れられる。リブ90に加え、キャ
ップ22には、リブ90の各側に配置された突出キー9
2が設けられている。色又は形式による特定インキサプ
ライのユニークな識別を与えるため、1つ以上のキー9
2を任意に省略又は変更することができる。ドッキング
・ベイには、インキサプライの特定の形式又は色を識別
するための相手キー(図示せず)を形成することができ
る。これにより、使用者が、不注意により誤った形式又
は色のインキサプライをドッキング・ベイに挿入するこ
とがなくなる。この構成は、種々の色のインキサプライ
用の隣接ドッキング・ベイが設けられた多色プリンタに
特に有効である。
【0018】図10及び図11の実施形態では、図1〜
図9の実施形態の構成部品に相当する構成部品は、10
0のオーダの参照番号で示されており、該参照番号にお
いて十位及び一位の数字は、図1〜図9の実施形態の構
成部品の十位及び一位の数字に一致する。図10及び図
11の実施形態のフラッパ弁は、参照番号142で示さ
れている。薄い可撓性シート又は積層体で形成されたフ
ラッパ弁142は、インキが、成形プラスチックシャー
シ116の入口ポート138を通って、周壁137によ
り形成されたポンピングチャンバ136内に流入できる
ように機能する。ポンピングチャンバ136内の圧力が
入口ポート138内の圧力より低いときに、入口ポート
138を通ってポンピングチャンバ136に流入するイ
ンキの流れが生じる。この実施形態では、フラッパ弁1
42はシャーシ116の隣接構造にヒートステーキング
されているのではなく、シャーシ116の隣接構造に対
してポンプばね148により弾性的に押圧されている。
ポンプばね148の反対側の端部(図示せず)は、圧力
板(これも図示しないが、その構造及び機能は図1〜図
9の実施形態の圧力板46と同じである)と係合してい
る。いずれにせよ、ポンピングチャンバ136内の圧力
が入口ポート138内の圧力より低いときは、フラッパ
弁142はシャーシ116の隣接構造との座合を離脱
し、これにより、インキは、重力及び/又は圧力によ
り、入口ポート138を通ってポンピングチャンバ13
6内に流入できる。しかしながら、ポンピングチャンバ
136内の圧力の方が入口ポート138内の圧力より高
い場合(これは、フラッパ弁142を備えたインキジェ
ット収容・分配装置のポンピングサイクル中の場合であ
る)には、ポンプばね148が伸長して、フラッパ弁1
42を、ポンピングチャンバ136内の入口ポート13
8の開口に対して確実に押圧し、これにより、ポンピン
グチャンバ136から入口ポート138へのインキの逆
流を防止する。図10及び図11から明らかなように、
ポンプばね148は入口ポート138と軸線方向に整合
している。
【0019】図12の実施形態では、図1〜図9の実施
形態の構成部品に相当する構成部品は、200のオーダ
の参照番号で示されており、該参照番号において十位及
び一位の数字は、図1〜図9の実施形態の構成部品の十
位及び一位の数字に一致する。図12の実施形態のフラ
ッパ弁は参照番号242で示されている。薄い可撓性シ
ート又は積層体で形成されたフラッパ弁242は、ポン
ピングチャンバ236内の圧力が入口ポート238内の
圧力より低いときに、インキが、成形プラスチックシャ
ーシ216の入口ポート238を通って、周壁(図示し
ないが、図1〜図9の実施形態の周壁37と同じであ
る)により形成されたポンピングチャンバ236内に流
入できるように機能する。この実施形態では、フラッパ
弁242はシャーシ216の隣接構造にヒートステーキ
ングされているのではなく、シャーシ216の隣接構造
に対してポンプばね248により弾性的に押圧されてい
る。ポンプばね248の反対側の端部(図示せず)は、
圧力板(これも図示しないが、その構造及び機能は図1
〜図9の実施形態の圧力板46と同じである)と係合し
ている。いずれにせよ、ポンピングチャンバ236内の
圧力が入口ポート238内の圧力より低いときは、フラ
ッパ弁242はシャーシ216の隣接構造との座合を離
脱して上方に押圧され、これにより、インキは、重力及
び/又は圧力により、入口ポート238を通ってポンピ
ングチャンバ236内に流入できる。しかしながら、ポ
ンピングチャンバ236内の圧力の方が入口ポート23
8内の圧力より高い場合(これは、フラッパ弁242を
備えたインキジェット収容・分配装置のポンピングサイ
クル中の場合である)には、フラッパ弁242が下方に
押圧されて、ポンピングチャンバ236内の入口ポート
238の開口に対して座合し、これにより、ポンピング
チャンバ236から入口ポート238へのインキの逆流
を防止する。図12から明らかなように、ポンプばね2
48は入口ポート238に対して軸線方向からオフセッ
トしている。従って、フラッパ弁242は、ばねのよう
な何らかの固有の特性を有することが好ましく、ポンピ
ングチャンバ236内の入口ポート238の開口に対す
るフラッパ弁242の座合は、フラッパ弁242の自由
端(すなわち、ポンピングチャンバ236内の入口ポー
ト238の開口に座合する側の端部)が図12に示すよ
うに上方に撓む必要があるように構成することにより増
強される。
【0020】図13の実施形態では、図1〜図9の実施
形態の構成部品に相当する構成部品は、300のオーダ
の参照番号で示されており、該参照番号において十位及
び一位の数字は、図1〜図9の実施形態の構成部品の十
位及び一位の数字に一致する。成形プラスチックシャー
シ316は、周壁(図示しないが、図1〜図9の実施形
態の周壁37と同じである)により囲まれたポンピング
チャンバ336内へのインキの流れを許容する入口ポー
ト338を有する。シャーシ316は入口ポート338
内の環状かつ截頭円錐状の座316aを有し、浮動逆止
ボール342により、入口ポート338を通ってポンピ
ングチャンバ336に流入するインキの一方向流れが与
えられる。ボール342は、シーリングばね342aに
より、常時、座316aに対して押圧されている。シー
リングばね342aの一端はボール342に当接してお
りかつ他端はポンプばね348の一端により保持されて
いる。この実施形態では、ポンプばね348の図示され
た端部は、シャーシ316と一体に形成されたスパイク
350上に受け止められている。ポンプばね348の他
端(図示せず)は、圧力板(これも図示しないが、その
構造及び機能は図1〜図9の実施形態の圧力板46と同
じである)と係合している。
【0021】図14の実施形態では、図1〜図9の実施
形態の構成部品に相当する構成部品は、400のオーダ
の参照番号で示されており、該参照番号において十位及
び一位の数字は、図1〜図9の実施形態の構成部品の十
位及び一位の数字に一致する。図14の実施形態による
インキジェット収容・分配装置は成形プラスチックシャ
ーシ416を有し、該シャーシ416には入口ポート4
38が設けられている。シャーシ416の入口ポート4
38内には環状かつ截頭円錐状の座416aが設けられ
ている。入口ポート438を通ってポンピングチャンバ
436(図1〜図9の実施形態の周壁37と同じ周壁
(図示せず)により囲まれている)内に流入するインキ
の流れは、入口ポート438内に配置された自由浮動逆
止ボール422(該逆止ボールは、座416aと係合す
ると、入口ポート438を通る流れを阻止する)により
選択的に許容又は阻止される。逆止ボール442は、座
416a及びポンプばね448(該ばねの図示した端部
は、座416aから離れた方向へのボール442の移動
を制限する)により定められる限度内で、入口ポート4
38内で自由に移動できる。シャーシ416と一体に形
成されたスパイク450によりボール442に対して固
定して位置決めされているポンプばね448は、図示し
ない他端を有し、この他端は、圧力板(これも図示しな
いが、その構造及び機能は図1〜図9の実施形態の圧力
板46と同じである)と係合している。かくして、ボー
ル442は、ばね342aにより座316aに対して確
実に機械的に押圧される図13の実施形態のボール34
2とは異なり、座416aに対して確実に機械的に押圧
されることはない。しかしながら、ポンピングチャンバ
436内の圧力及び入口ポート438内の圧力が高くな
ると、ボール442が流体により座416aに対して押
圧され、これにより、図14に示す本発明の実施形態の
ポンピングサイクル中に、ポンピングチャンバ436か
ら入口ポート438を通って戻るインキの逆流が阻止さ
れる。
【0022】図15の実施形態では、図1〜図9の実施
形態の構成部品に相当する構成部品は、500のオーダ
の参照番号で示されており、該参照番号において十位及
び一位の数字は、図1〜図9の実施形態の構成部品の十
位及び一位の数字に一致する。図15の実施形態は図1
4の実施形態の変更態様であり、変更箇所は、成形プラ
スチックシャーシ516の環状かつ截頭円錐状の座部分
516aの下流側にある入口ポート538の一部(参照
番号538aで示す)の形状にある。入口ポート538
の下流側部分538aには、周方向に間隔を隔てており
かつ長手方向に延びている複数のリブ538bが設けら
れている。該リブ538bは、ポンピングチャンバ53
6(図1〜図9の実施形態の周壁37と同じ周壁(図示
せず)により形成されている)内に通じる下流側部分5
38a内の圧力より、入口ポート538の上流側部分内
の圧力の方が高くなったときに座516aから持ち上げ
られるボール542の移動を案内する。リブ538bの
存在により、入口ポート538の下流側部分538aの
断面積の方が、図14の実施形態の入口ポート438の
対応部分の断面積より大きくなり、従って、座516a
からのボール542の小さい揚程で、入口ポート538
を通って流れるインキの流量が増大する。また、入口ポ
ート538の下流側部分538aの方が断面積が大きい
ため、チャンバ536が加圧されたときに、ボール54
2は、いずれにせよ、入口ポート538内でのボール5
42の移動は、ポンプばね548の存在により制限され
る。ポンプばね548は、図14の実施形態のポンプば
ね548と同様であり、かつ図14の実施形態のポンプ
ばね448がスパイク450により所定位置に保持され
るように、シャーシ516と一体に形成されたスパイク
550により保持される。
【0023】図16の実施形態では、図1〜図9の実施
形態の構成部品に相当する構成部品は、600のオーダ
の参照番号で示されており、該参照番号において十位及
び一位の数字は、図1〜図9の実施形態の構成部品の十
位及び一位の数字に一致する。図16の実施形態は図1
0及び図11の実施形態の変更態様であると考えること
ができる。図16の実施形態では、成形プラスチックシ
ャーシ616は入口ポート638を有し、該入口ポート
638は、インキがここを通ってポンピングチャンバ6
36(図1〜図9の実施形態の周壁37と同じ周壁(図
示せず)により形成されている)内に流入することを許
容する。入口ポート638を通ってポンピングチャンバ
636内に流入するインキの一方向流れはフラット弁
(flat valve) 642により確保される。フラット弁6
42は、例えばシャーシ616を備えたインキ収容・分
配装置のポンピングサイクル中に、ポンピングチャンバ
636内の圧力の方が入口ポート638内の圧力より高
くなると、シャーシ616の環状座616aに座合す
る。ポンプばね648は入口ポート638と整合した関
係をなして設けられている一方で、シャーシ616に
は、フラット弁642が座616aから所定距離だけ持
ち上げられた後に、ポンプばね648とフラット弁64
2との接触を制限するリブ616bが設けられている。
入口ポート638内の圧力とポンピングチャンバ636
内の圧力との圧力差の変化に対する応答時間を最適化す
るのに必要ならば、リブ616bの軸線方向長さを変化
させて、フラット弁642の揚程を調節可能にすること
ができる。
【0024】図17の実施形態では、図1〜図9の実施
形態の構成部品に相当する構成部品は、700のオーダ
の参照番号で示されており、該参照番号において十位及
び一位の数字は、図1〜図9の実施形態の構成部品の十
位及び一位の数字に一致する。図17の実施形態では、
成形プラスチックシャーシ716の入口738を通って
ポンピングチャンバ736(図1〜図9の実施形態の周
壁37と同じ周壁(図示せず)により形成されている)
に流入するインキの一方向流れが、可撓性のある成形プ
ラスチック部材742により確保される。部材742
は、例えば、シャーシ716を備えたインキ収容・分配
装置のポンピングサイクル中に、ポンピングチャンバ7
36内の圧力が入口ポート738内の圧力より高いとき
にシャーシ716の環状かつ截頭円錐状の座716aと
係合する環状かつ截頭円錐状の表面742aを有してい
る。しかしながら、入口ポート738内の圧力がポンピ
ングチャンバ736内の圧力より高いときは、部材74
2がポンピングチャンバ736内に撓み、その表面74
2aが表面716aから持ち上がるため、インキはポン
ピングチャンバ736内に流入できる。部材742は、
シャーシ716と一体に形成されたスパイク750上に
挿入することにより及びポンプばね748(該ポンプば
ねもスパイク750上に保持される)によりシャーシ7
16に対して弾性的に押圧されることにより、シャーシ
716に対して確実に位置決めされる。部材742は、
該部材がポンピングチャンバ736に出入りできるよう
にするヒンジとして機能するアンダーカット部分742
bを有し、該アンダーカット部分742bの厚さ及び幅
は、ポンピングチャンバ736と入口ポート738との
間の圧力差の変化により部材742が座合及び離脱する
ばね定数を最適化すべく調節できる。
【0025】図18の実施形態では、図1〜図9の実施
形態の構成部品に相当する構成部品は、800のオーダ
の参照番号で示されており、該参照番号において十位及
び一位の数字は、図1〜図9の実施形態の構成部品の十
位及び一位の数字に一致する。図18の実施形態では、
成形プラスチックシャーシ816の入口ポート838内
に配置されたボール842を有し、該ボール842は、
入口ポート838を通ってポンピングチャンバ836
(図1〜図9の実施形態の周壁37と同じ周壁(図示せ
ず)により形成されている)に流入するインキの流れを
制限する。シャーシ816は環状かつ截頭円錐状の表面
816aを有し、ポンピングチャンバ836内の圧力が
入口ポート838内の圧力より高いときに、前記表面8
16aにボール842が座合して、ポンピングチャンバ
836から入口ポート838への逆流を防止する。入口
ポート838内の圧力がポンピングチャンバ836内の
圧力より高いときは、ボール842が表面816aから
離脱し、インキが入口ポート838からポンピングチャ
ンバ836内に流れ得るようになる。
【0026】入口ポート838内でのボール842の移
動は、シャーシ816の内方に突出する、周方向に間隔
を隔てた一連のタブ816bにより制限される。ボール
842は、圧嵌めにより入口ポート838内に挿入でき
る。シャーシ816のタブ816bは、シャーシ816
の直立する環状かつ截頭円錐状の部分816c内に形成
されている。シャーシ816の部分816cが截頭円錐
状であるため、部分816cの外表面は、シャーシ81
6の成形時に使用される金型及びコアからのシャーシ8
16の取出しを容易にするテーパを有する。以上、本発
明の液体収容・分配装置の種々の実施形態を、本発明の
好ましい実施形態として、インキジェットプリンタの印
刷インキのサプライを収容及び分配する装置を特別に説
明した。しかしながら、本発明は、他のニュートン流体
(低粘性流体)の収容及び分配にも容易に適用できる。
【0027】本発明者は、本願の出願日において本発明
を実施する最良の形態であると考えられるものを図示し
かつ説明したが、当業者には、本発明の範囲を逸脱する
ことなく種々の適当な変更が可能であることは明白であ
る。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及びその法
的均等物によってのみ制限されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による液体収容・分配装置
を示す側面図である。
【図2】図1の装置の分解図である。
【図3】図1の3−3線方向から見た図1及び図2の装
置の平面図である。
【図4】図5の4−4線方向から見た図1〜図3の装置
の構成部品を示す平面図である。
【図5】図4の構成部品を示す側面図である。
【図6】図5の6−6線方向から見た図4及び図5の構
成部品を示す平面図である。
【図7】図3の7−7線に沿う拡大部分断面図である。
【図8】図1〜図7の装置の一部を示す部分分解図であ
る。
【図9】互いに組み立てられた関係にある図8の構成部
品を示す図8と同様な部分図である。
【図10】図1〜図9の液体収容・分配装置の一部の他
の実施形態を示す部分平面図である。
【図11】図10の11−11線に沿う部分断面図であ
る。
【図12】図1〜図9の液体収容・分配装置の一部の更
に別の実施形態を示す一部を破断した部分側面図であ
る。
【図13】本発明の更に別の実施形態を示す図12と同
様な部分側面図である。
【図14】本発明の更に別の実施形態を示す図12と同
様な部分側面図である。
【図15】本発明の更に別の実施形態を示す図12と同
様な部分側面図である。
【図16】本発明の更に別の実施形態を示す図12と同
様な部分側面図である。
【図17】本発明の更に別の実施形態を示す図12と同
様な部分側面図である。
【図18】本発明の更に別の実施形態を示す図12と同
様な部分側面図である。
【符号の説明】
10 インキ収容・分配装置 12 保護シェル 14 可撓性パウチ 16 シャーシ 18 ポンプ 22 キャップ 32 充填ポート 34 排出ポート 36 ポンピングチャンバ 38 入口ポート 42 フラッパ弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−310004(JP,A) 特開 平9−105472(JP,A) 特開 昭61−256072(JP,A) 特開 昭60−23047(JP,A) 実開 昭61−37933(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 F16K 15/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放端を備えた全体としてカップ状の剛
    性外側シェルと、該シェルの開放端に固定される成形プ
    ラスチックシャーシとを有し、該シャーシはインク出口
    を有するポンピング機構を備え、開放端及び閉鎖端を備
    えた可撓性パウチを有し、閉鎖端はシェル内に配置され
    かつ開放端はポンピング機構と流体連通しており、ポン
    ピング機構から可撓性パウチを分離する逆止弁を有し、
    該逆止弁は、可撓性パウチからポンピング機構へのイン
    クの流れを許容する一方、ポンピング機構から可撓性パ
    ウチへのインクの流れを防止し、ポンピング機構からイ
    ンク出口を通してインクを分配する、インクジェットプ
    リンターに使用するためのインク収容・分配装置におい
    て、前記逆止弁のいかなる部分もシャーシにヒートステ
    ーキングされておらず、インクを可撓性パウチからポン
    ピング機構に流すために逆止弁が開いているとき、逆止
    弁を装置内に保持する手段を有することを特徴とするイ
    ンク収容・分配装置。
  2. 【請求項2】 前記逆止弁は、ばねのような特性を有す
    る可撓性材料から形成された平らな部材の形態をなして
    いることを特徴とする請求項1に記載のインク収容・分
    配装置。
  3. 【請求項3】 前記平らな部材は、前記シャーシの開口
    上に載る部分を有していることを特徴とする請求項2に
    記載のインク収容・分配装置。
  4. 【請求項4】 前記平らな部材の一部を前記シャーシに
    対して押圧するばね手段を更に有することを特徴とする
    請求項3に記載のインク収容・分配装置。
  5. 【請求項5】 前記ばね手段は、前記シャーシの前記開
    口と整合した位置で前記平らな部材に対して作用するこ
    とを特徴とする請求項4に記載のインク収容・分配装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ばね手段は、前記開口と整合しない
    位置で前記平らな部材に対して作用することを特徴とす
    る請求項4に記載のインク収容・分配装置。
  7. 【請求項7】 前記逆止弁は、前記ポンピング機構に通
    じるシャーシの入口開口を包囲する環状座に対して座合
    するボールの形態をなしていることを特徴とする請求項
    1に記載のインク収容・分配装置。
  8. 【請求項8】 前記ボールを前記環状座と係合するよう
    に弾性的に押圧するばね手段を更に有することを特徴と
    する請求項7に記載のインク収容・分配装置。
  9. 【請求項9】 前記逆止弁は可撓性を有する成形プラス
    チック部材であり、該成形プラスチック部材は、該部材
    がポンピング機構から可撓性パウチへのインキの流れを
    阻止すべく位置決めされたときに、環状かつ截頭円錐状
    の表面と係合する環状かつ截頭円錐状の表面を有し、 前記成形プラスチック部材の環状かつ截頭円錐状の表面
    の位置から離れた位置で前記成形プラスチック部材と係
    合しかつ前記成形プラスチック部材を弾性的に押圧して
    前記シャーシと係合させるばね手段を更に有することを
    特徴とする請求項1に記載のインク収容・分配装置。
  10. 【請求項10】 パウチ及びポンピング機構と流体連通
    する入口ポートを備えたシャーシを有する、インクジェ
    ットプリンターに使用するためのインク収容・分配装置
    のパウチから、シャーシのポンピング機構を通るインク
    の一方向流れを得る方法において、 ポンピング部材内の圧力がパウチ内の圧力より高いとき
    に、ポンピング装置からパウチへの流れを阻止するため
    の平らな弁部材を、入口ポートと整合するようにしてシ
    ャーシ内に設け、平らな弁のいかなる部分もシャーシに
    ヒートステーキングされず、インクをパウチからポンピ
    ング装置に流すために弁部材が開いているとき、弁部材
    を保持することを特徴とする方法。
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