JP3004768B2 - Ic耐熱トレー成形体用樹脂組成物 - Google Patents

Ic耐熱トレー成形体用樹脂組成物

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JP3004768B2 JP14346691A JP14346691A JP3004768B2 JP 3004768 B2 JP3004768 B2 JP 3004768B2 JP 14346691 A JP14346691 A JP 14346691A JP 14346691 A JP14346691 A JP 14346691A JP 3004768 B2 JP3004768 B2 JP 3004768B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた導電性を有し、
かつ成形加工性、耐熱性に優れ、剥離等の不具合もない
IC用耐熱トレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】IC部品は吸湿していると封入するエポ
キシ材の硬化の為100℃以上に加熱する際、加熱中内
部に水蒸気が発生し、フクレ或いはクラックが生じ破損
する。この為、100℃以上の温度で前もってベーキン
グする。この時、ICの保護のため108Ω以下の導電
性のある材質でつくられたICトレーが用いられる。従
来このトレーは、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等
で作られていたが、近年、生産性向上を目的に温度上昇
によるベーキング時間の短縮化、及び環境問題から、従
来の使い捨てから再使用化が進められており、より高温
タイプが求められている。
【0003】IC部材用成形材料として特開平2−17
5754号公報には、熱変形温度が130℃以上、メル
トフローインデックスが3g/10分(JIS−K72
10準拠、300℃、10kg荷重)以上、成形物の表
面抵抗が107以下でポリフェニレンエーテル樹脂が少
なくとも50重量%以上含まれる成形材料が提案されて
いる。具体的にこれらの物性を満たす手段としては、ポ
リフェニレンエーテル樹脂/導電性カーボンの系に酸イ
ミド化合物を添加するか、または固有粘度の低いポリフ
ェニレンエーテル樹脂を用いる二つの方法が提案されて
いる。
【0004】また、特開平2−180958号公報で
は、ポリフェニレンエーテル樹脂/導電性カーボンの系
にA−B−A’型水素添加ブロック共重合体エラストマ
ーを添加した樹脂組成物から成形されるIC用耐熱トレ
ーが提案されている。しかしながら、これらの材料は成
形品の剥離等の面が充分に解決されてなく、また流動性
の改良も不充分である。
【0005】特開平2−283052号公報にも、同様
な提案がある。また、特公昭57−56941号公報に
は、ポリフェニレンエーテル樹脂にスチレン−ブタジエ
ン−スチレンブロック共重合体の水素添加物を加えるこ
とにより、耐衝撃性を改良されることが示されている
が、このものに示されている組成物は、相溶性が充分で
なく剥離の問題があり、流動性の低下等の問題点を有し
ている。
【0006】一般に、導電性カーボンを添加する事によ
り成形加工性の低下を生じるために、少ない量の添加に
より、より大きな導電性を示す材料の方がICトレーを
成形するのに有利である。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような状況下にあっ
て、優れた導電性を有し成形加工性、耐熱性の優れたI
C用耐熱トレー材について、鋭意検討の結果、本発明に
至ったものである。即ち、本発明は、(I)、ポリフェ
ニレンエーテル系樹脂10〜98重量%、(II)、少
なくとも1個のビニル芳香族化合物重合体ブロックAと
少なくとも1個のオレフィン化合物重合体ブロックBか
らなるブロック共重合体であり、このブロック共重合体
中のビニル芳香族化合物重合体ブロックAの含有量が5
0重量%以上、90重量%以下であり、しかもオレフィ
ン化合物重合体ブロックB中のオレフィン化合物重合体
の不飽和度が20%以下であるブロック共重合体が89
〜1重量%、(III)、少なくとも1個のビニル芳香
族化合物重合体ブロックAと少なくとも1個のオレフィ
ン化合物重合体ブロックBからなるブロック共重合体で
あり、このブロック共重合体中のビニル芳香族化合物重
合体ブロックAの含有量が20重量%以上、50重量%
未満であり、しかもオレフィン化合物重合体ブロックB
中のオレフィン化合物重合体の不飽和度が20%以下で
あるブロック共重合体が1〜10重量%、(IV)、
(I)、(II)、(III)100重量部に対して、
導電性カーボン3〜40重量部よりなる樹脂組成物、及
びこれを用いた成形体、特に耐熱性ICトレーに関す
る。
【0008】即ち、本発明者らは、ポリフェニレンエー
テル樹脂に、ブロック共重合体中のビニル芳香族化合物
重合体が50重量%以上、90重量%以下の組成のもの
と、ブロック共重合体中のビニル芳香族化合物重合体が
20重量%以上、50重量%未満の組成のものを併用
し、さらに導電性カーボンを組み合わせることにより、
優れた導電性を有し成形加工性、耐熱性の優れたIC用
耐熱トレー材が得られることを見いだし、本発明に至っ
たものである。
【0009】本発明で用いるポリフェニレンエーテル系
樹脂とは、下に示す一般式、
【0010】
【化1】
【0011】(式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6
炭素1〜4のアルキル基、アリール基、ハロゲン、水素
等の一価の残基であり、R5,R6は同時に水素ではな
い)を繰り返し単位とし、構成単位が上記〔a〕及び
〔b〕からなる単独重合体、あるいは共重合体が使用で
きる。ポリフェニレンエーテル系樹脂の単独重合体の代
表例としては、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレンエーテル、ポリ(2−メチル−6−エチル1,4
−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−
1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6
−n−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジ−n−プロピル−1,4−フェニレン)エ
ーテル、ポリ(2−メチル−6−n−ブチル−1,4−
フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−イソプ
ロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メ
チル−6−クロロエチル−1,4−フェニレン)エーテ
ル、ポリ(2−メチル−6−ヒドロキシエチル−1,4
−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−クロ
ロエチル−1,4−フェニレン)エーテル等のホモポリ
マーが挙げられる。
【0012】ポリフェニレンエーテル共重合体は、2,
6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェ
ノールとの共重合体あるいはo−クレゾールとの共重合
体あるいは2,3,6−トリメチルフェノール及びo−
クレゾールとの共重合体等、ポリフェニレンエーテル構
造を主体としてなるポリフェニレンエーテル共重合体を
包含する。
【0013】また、本発明のポリフェニレンエーテル系
樹脂中には、本発明の主旨に反しない限り、従来ポリフ
ェニレンエーテル樹脂中に存在させてもよいことが提案
されている他の種々のフェニレンエーテルユニットを部
分構造として含んでいても構わない。少量共存させるこ
とが提案されているものの例としては、特願昭63−1
2698号公報及び特開昭63−301222号公報に
記載されている、2−(ジアルキルアミノメチル)−6
−メチルフェニレンエーテルユニットや、2−(N−ア
ルキル−N−フェニルアミノメチル)−6−メチルフェ
ニレンエーテルユニット等が挙げられる。
【0014】また、ポリフェニレンエーテル樹脂の主鎖
中にジフェノキノン等が少量結合したものも含まれる。
本発明に用いるポリフェニレンエーテル樹脂の分子量と
しては、数平均分子量で1,000〜100,000で
ある。その好ましい範囲は、約6,000〜60,00
0のものである。本発明中の数平均分子量とは、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーにより、標準ポリス
チレンの検量線を用いて求めたポリスチレン換算の数平
均分子量である。
【0015】次に、本発明に用いるブロック共重合体
(II)は、少なくとも1個のビニル芳香族化合物重合
体ブロックAと少なくとも1個のオレフィン化合物重合
体ブロックBからなるブロック共重合体であり、このブ
ロック共重合体中のビニル芳香族化合物重合体ブロック
Aの含有量が50重量%以上、90重量%以下であり、
しかもオレフィン化合物重合体ブロックB中のオレフィ
ン化合物の不飽和度が20%以下の物である。
【0016】このブロック共重合体のオレフィン化合物
重合体ブロックとは、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、イソブチレン等のモノオレフィン、あるいはブタジ
エン、イソプレン、1,3−ペンタジエン等の共役ジオ
レフィン、1,4−ヘキサジエン、ノルボルネン、ノル
ボルネン誘導体等の非共役ジオレフィンのうちから選ば
れた1種以上のオレフィン化合物が重合、あるいは共重
合した形態を有する重合体ブロックであり、しかも該ブ
ロックの不飽和度は20%以下である。
【0017】従って、オレフィン化合物重合体ブロック
の構成モノマーとして上記のジオレフィン類を用いた場
合には、該ブロック部分の不飽和度が20%を越えない
程度まで水添等の方法により不飽和度を減らす処置が施
されていなければならない。また、オレフィン化合物重
合体ブロックには、その特性を損なわない範囲でビニル
芳香族化合物がランダムに共重合されていても良い。
【0018】好ましいブロック共重合体は、ビニル芳香
族化合物重合体ブロックと共役ジエン化合物を主体とす
る重合体ブロックとから構成されてなるブロック共重合
体(以後これを、「前駆体としてのブロック共重合体」
と呼ぶ)の共役ジエン部分の不飽和度が20%を越えな
い程度にまで選択的に水添されたものである。「前駆体
としてのブロック共重合体」を構成するビニル芳香族化
合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン等のうちから1種または2種以上が選ばれ、中
でもスチレンが特に好ましい。
【0019】また共役ジエン化合物としては、ブタジエ
ン、イソプレン、1,3−ペンタジエン等のうちから1
種または2種以上選ばれ、中でもブタジエン及び/また
はイソプレンが特に好ましい。「前駆体としてのブロッ
ク共重合体」において、ビニル芳香族化合物の含有量と
共役ジエン化合物の含有量の重量比は、50/50〜9
0/10の範囲が好ましく、55/45〜85/15の
範囲がさらに好ましい。ビニル芳香族化合物の含有量が
50重量%より少なくなると樹脂組成物を成形する際、
相溶性の不良に起因する相剥離現象が生じ、また流動性
にも悪影響が生じる。
【0020】上記ブロック共重合体は、数平均分子量が
2,000〜500,000、好ましくは、20,00
0〜300,000の範囲であり、また分子量分布(重
量平均分子量と数平均分子量の比)は1.05〜10の
範囲が好ましい。また、ブロック共重合体の分子構造
は、直鎖状、分枝状、放射状またはこれらの組み合わせ
などが挙げられる。この中で、直鎖状の構造の物がより
好ましい。
【0021】「前駆体としてのブロック共重合体」の製
造方法としては、例えば特公昭36−19286号公
報、特公昭43−14979号公報、特公報49−36
957号公報、特公昭48−2423号公報、特公昭4
8−4106号公報などに記載された方法が挙げられ
る。これらはすべて、炭化水素溶剤中でアニオン重合開
始剤として有機リチウム化合物等を用い、必要に応じて
ビニル化剤、カップリング剤等を用い、ビニル芳香族化
合物と共役ジエン化合物をブロック共重合する方法であ
る。
【0022】上記の「前駆体としてのブロック共重合
体」を、公知の方法、例えば特公昭42−8704号公
報に記載の方法で水添する事により、本発明で用いられ
るブロック共重合体が得られる。次に、本発明に用いる
ブロック共重合体(III)は、少なくとも1個のビニ
ル芳香族化合物重合体ブロックAと少なくとも1個のオ
レフィン化合物重合体ブロックBからなるブロック共重
合体であり、このブロック共重合体中のビニル芳香族化
合物重合体ブロックAの含有量が20重量%以上50重
量%未満であり、しかもオレフィン化合物重合体ブロッ
クB中のオレフィン化合物の不飽和度が20%以下の物
である。このブロック共重合体は、共重合体中のビニル
芳香族化合物重合体ブロックAの含有量が20重量%以
上、50重量%未満である事以外は、ブロック共重合体
(II)と同様のものである。
【0023】本発明のポリフェニレンエーテル系樹脂/
ブロック共重合体(II)/ブロック共重合体(II
I)のブレンド割合としては、10〜98重量%/89
〜1重量%/10〜1重量%が適している。好ましく
は、30〜97重量%/62〜2重量%/8〜1重量
%、より好ましくは、50〜94重量%/48〜4重量
%/6〜2重量%である。
【0024】本発明に用いる導電性カーボンは、組成物
中に分散させ導電性を付与し樹脂成形品の表面抵抗を大
きく低下させる目的で用いるもので、アセチレンブラッ
ク及びファーネスブラック等を用いることができる。フ
ァーネスブラックの具体的な例としては、ケッチェンブ
ラックEC、EC600JD(アクゾ社製)、旭HS−
500(旭カーボン社製)、バルカンXC72(CAB
OT社製)等の市販品が挙げられる。
【0025】導電性カーボンの添加量は、本発明のポリ
フェニレンエーテル樹脂とブロック共重合体100重量
部に対して、3〜40重量部、好ましくは5〜30重量
部、さらに好ましくは、5〜20重量部である。3重量
部未満では導電性が不充分であり又40重量部を越える
と流動性及び機械的強度の低下を招き良好な樹脂成形体
が得られにくい。
【0026】このような組成物比は製造する際同時に、
または製造後にブレンドし、さらに押出造粒する方法で
行える。この組成物には、その特徴を損なわない範囲で
ビニル芳香族系樹脂を加えても良い。このビニル芳香族
系樹脂としては、スチレンの単独重合体、組成物として
の相溶性を損なわない範囲で他のエチレン性不飽和モノ
マーとの共重合体が挙げられる。また、これらの樹脂を
エラストマーで補強したビニル芳香族系の重合体でも良
い。
【0027】具体的なコモノマーの例としては、α−メ
チルスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類、
無水マレイン酸、N−アルキルマレイミド類、N−アリ
ールマレイミド類、ビニルオキサゾリン等がある。本発
明の樹脂組成物には、その特徴を損なわない範囲で、帯
電防止剤、無機フィラー、各種の安定剤、可塑剤、難燃
剤、顔料等を公知の方法に従い適宜添加して用いる事が
できる。
【0028】本発明の樹脂組成物から、IC用耐熱トレ
ーを成形する方法に関しては、特に限定の必要はなく通
常行われている射出成形機による成形、または溶融プレ
スによる方法等が用いられる。
【0029】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。なお、各測定は以下の条件により行った。 ポリマーの粘度;0.5%クロロホルム溶液を30℃
の条件でウベローデ粘度管を用いて測定し、ηsp/c
で表す。
【0030】ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(以下GPC);東洋曹達工業(株)製HL−802
RTSで測定する。GPCにおける検量線は、標準ポリ
スチレンを用いて作成したものを使用する。 メルトフローレート;280℃、10kg荷重で測定
する。
【0031】熱変形温度;ASTM D−648に準
拠し、荷重18.6kg/cm2で測定する。 アイゾット衝撃強さ;ASTM D−256に準拠し
て測定する。 相剥離性;射出成形した1/8インチ厚のダンベル試
験片のゲート付近を折り曲げ破断し、破断面を目視観察
により評価する。
【0032】導電性 ASTM D−257に準拠して表面抵抗率を、測定す
る。
【0033】
【実施例1〜3】ポリフェニレンエーテル(ポリマーの
粘度0.46)80重量%、水添スチレン−ブタジエン
共重合体〔ブロック共重合体(II)〕17重量%、水
添スチレン−ブタジエン共重合体〔ブロック共重合体
(III)〕3重量%、及びこれら100重量部に対し
て、ケッチェンブラックEC600JD(アクゾ社製・
導電性カーーボン)7重量部とを混合し、二軸押出機中
で320℃で溶融混練し、ペレット化を行い、このペレ
ットを射出成形機で330℃の条件で成形、試験片を作
製し、評価を行った。表1にブロック共重合体(II)
の性状を変えた場合の評価結果を示す。
【0034】ブロック共重合体(III)は、以下に示
す性状のものを表1に示す量用いる。 スチレン含有量;40重量% 数平均分子量 ;5.0×104 不飽和度 ;2%
【0035】表1から明らかなように、実施例1〜3の
組成物は導電性、相剥離性、流動性ともに優れ、ICト
レー用樹脂組成物として優れた特性を有している。
【0036】
【比較例1〜2】比較例1は、ブロック共重合体(I
I)を使用せず、実施例1に用いたポリフェニレンエー
テル80重量%とブロック共重合体(III)を20重
量%とし、他は実施例1と全く同様に実施した。比較例
2は、ブロック共重合体(III)を使用せず、実施例
1に用いたポリフェニレンエーテル80重量%とブロッ
ク共重合体(II)を20重量%とし、他は実施例1と
全く同様に実施した。評価の結果を表1に示す。
【0037】
【実施例4〜7】実施例2の組成において、ポリフェニ
レンエーテル樹脂とブロック共重合体(II)の量を表
2に示すとおりに変えた以外は、実施例2と全く同様に
実施した。評価の結果を表2に示す。
【0038】
【実施例8】実施例2における導電性カーボンを、表3
に示す種類・量のものを用いた以外は実施例2と全く同
様に実施した。評価の結果を表3に示す。
【0039】
【実施例9〜13】ブロック共重合体(III)の性状
を変えて、他は実施例2と全く同様に実施した。評価の
結果を表4に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【発明の効果】本発明の成形材料は、良好な導電性、耐
熱性を示し、相剥離等の不具合もなく、ICトレー用材
料として適する。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)、ポリフェニレンエーテル系樹脂
    10〜98重量%、(II)、少なくとも1個のビニル
    芳香族化合物重合体ブロックAと少なくとも1個のオレ
    フィン化合物重合体ブロックBからなるブロック共重合
    体であり、このブロック共重合体中のビニル芳香族化合
    物重合体ブロックAの含有量が50重量%以上、90重
    量%以下であり、しかもオレフィン化合物重合体ブロッ
    クB中のオレフィン化合物重合体の不飽和度が20%以
    下であるブロック共重合体が89〜1重量%、(II
    I)、少なくとも1個のビニル芳香族化合物重合体ブロ
    ックAと少なくとも1個のオレフィン化合物重合体ブロ
    ックBからなるブロック共重合体であり、このブロック
    共重合体中のビニル芳香族化合物重合体ブロックAの含
    有量が20重量%以上、50重量%未満であり、しかも
    オレフィン化合物重合体ブロックB中のオレフィン化合
    物重合体の不飽和度が20%以下であるブロック共重合
    体が1〜10重量%、(IV)、(I)、(II)、
    (III)100重量部に対して、導電性カーボン3〜
    40重量部よりなることを特徴とする、樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の樹脂組成物から成形され
    た樹脂成形体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の樹脂組成物から成形され
    たIC用耐熱トレー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010039430A3 (en) * 2008-09-30 2010-07-22 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Varnish compositions for electrical insulation and method of using the same

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010039430A3 (en) * 2008-09-30 2010-07-22 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Varnish compositions for electrical insulation and method of using the same

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