JP3004650U - 溶接補助具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は手動溶接器でもって自動溶接器と
同等の溶接を可能にするためのの補助具である。 【構成】 保持円筒２に設けられた制御盤３で速度を調
節されるサーボモーター４と、それに直結した磁気動輪
５で構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［産業上の利用分野］ この考案は、従来よりも単期間で、確実で美麗な手動溶接を出来るように するための補助具である。

【０００２】 ［従来の技術］ 手動溶接では、溶接面と火口との間隔を一定に保ちながら、一定の速度で 溶接線に沿って動かすことに長期の熟練を要した。また自動溶接に比して、 溶接ビード面の波立ちは避けようがなかった。

【０００３】 ［考案が解決しようとする課題点］ 自動溶接器を使える程度の習熟度で、手動溶接でも自動溶接器と同様の仕 上りができるようにするには、任意に設定出来る一定速度で溶接火口を誘導 する補助具の開発が課題である。

【０００４】 ［課題を解決するための手段］ 半自動溶接器１を保持する円筒２に設けられた、速度制御盤３で制御され るサーボモーター４で動く磁気動輪５で溶接火口の速度制御を行う。 磁気動輪５と補助磁気動輪６の動輪脚７はそれぞれ長さの調節ができ、二 つの動輪脚の開き角度と方向は連結器８で調節する。

【０００５】 ［作用］ 両脚の長さと関き角度および方向の調節でもって火口と溶接面の間隔と角 度を設定、サーボモーターの速度を溶接肉盛りに適した速度に設定すること で、溶接火口の運行速度の一定化の補助を行わせる。

【０００６】 ［考案の効果］ 従来溶接工に要望されていた火口と溶接面との間隔を一定に保ちながら一 定の速度で溶接器を動かす能力は、人間よりも機械の方が得意の分野である 。一方、溶接対象によりその都度考えなければならない電圧・速度の設定は 人間の得意の分野であるから、完全自動溶接器と同等の溶接ができる技能の 習熟期間を大幅に短縮できる。その結果、従来分かれていた組立工程と溶接 工程の統合が可能となり、仕掛品ゼロ化を目指す工程合理化に資すること大 である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【符号の説明】

１は半自動溶接器 ２は保持円筒 ３は速度制御盤 ４はサーボモーター ５は磁気動輪 ６は補助磁気動輪 ７は動輪脚 ８は連結器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】速度を調節できる磁気動輪５を設けた手動
   溶接器の補助具。