JP3004074U - 車両用蛍光灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、車両用蛍光灯装置に関し、走行
中の車両の振動より、蛍光ランプの口金部とソケットと
の結合が緩んだり、あるいはソケットから蛍光ランプの
口金部が外れたりするのを防止することを目的とする。 【構成】 ケース本体１の周壁１ｂの相対向する部分に
絶縁板６を介して固定されたソケット４に蛍光ランプ５
の両端の口金部８の端子を挿入する。そして、前記両端
の口金部８の下面部に軽く接触して、ソケット４からの
蛍光ランプ５の脱落を防止する保持クリップ７を前記絶
縁板と一体化する。

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、車両の振動に対処しうるようにした車両用蛍光灯装置に関する物 である。

（従来の技術） バス等の車両に蛍光ランプを取り付ける場合、走行中の車両の振動により蛍光 ランプの口金部分とソケットとの結合が緩み、蛍光ランプが脱落することがある 。

従来は、蛍光ランプの口金部分とソケットとの結合が振動により緩み、蛍光ラ ンプが脱落するのを防止する方法としては、ソケット以外で対処する場合、本体 ケースに蛍光ランプ保持クリップを設けるとか、グローブに保持突起を設けると か、蛍光ランプ保持板でソケットに蛍光ランプを固定していた。

（考案が解決しようとする課題） これには、次のような欠点があった。

（イ）本体ケースに蛍光ランプ保持クリップを設ける方法は、本体ケース下面と 蛍光ランプとの距離が固定化され融通性に欠けていた。

（ロ）グローブに保持突起を設ける方法は、グローブと蛍光ランプとの距離が固 定化され融通性に欠けていた。

（ハ）蛍光ランプ保持板でソケットに蛍光ランプを固定する方法は、蛍光ランプ の脱着時に蛍光ランプ保持板が本体ケースから分離されるので保管の手間 がかかり、紛失することがあった。

（課題を解決するための手段） ケース本体１の周壁１ｂの相対向する部分に絶縁板６を介して固定されたソケ ット４に蛍光ランプ５の両端の口金部８の端子を挿入する。

そして、前記両端の口金部８の下面部に軽く接触して、ソケット４からの蛍光ラ ンプ５の脱落を防止する保持クリップ７を前期絶縁板と一体化する。 本考案は 、以上のような構成によりなる車両用蛍光灯装置である。

（実施例） 以下、本考案の実施例について説明する。

第１図及び第２図に於いて、ケース本体１の周壁１ｂの相対向する部分にソケ ット４がそれぞれ取り付けられ、直管形の蛍光ランプ５の両端部が各ソケット４ に挿入されて保持されている。

絶縁板６と一体になった蛍光ランプ保持クリップ７は、蛍光ランプ５の口金部 ８の下面に軽く接触しており、これにより蛍光ランプ５は、蛍光ランプ保持クリ ップ７とソケット４の双方で保持されている。

このため、走行中の車両の振動が蛍光ランプ５に加わっても、蛍光ランプ５は 、蛍光ランプ保持クリップ７とソケット４の双方で保持されているので、蛍光ラ ンプ５の口金部とソケット４との結合が緩んだり、あるいは、ソケット４から蛍 光ランプ５の口金部８が外れることはない。

蛍光ランプ５を脱着するときは、蛍光ランプ保持クリップ７のヒンジ部７ａで 蛍光ランプ保持クリップ７が開閉する。

（考案の効果） この様に、本考案は、ソケットと本体ケースとの間に挿入する絶縁板に保持ク リップを設けるため、本体ケース下面や、グローブ上面からの距離に関係なく保 持することが出来、走行中の車両の振動より、蛍光ランプの口金部とソケットと の結合が緩んだり、あるいはソケットから蛍光ランプの口金部が外れたりするの を防止することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案に係わる車両用蛍光灯装置の装着状態
の図、第２図は、第１図のＸ−Ｘ線断面図、第３図は、
考案の実施例を示す分解斜視図、第４図は、第３図の組
立状態を示す斜視図、第５図は、従来の方法を例示する
分解斜視図である。 各図中の符号の説明： １：ケース本体 １ｂ：周壁 ２：グローブ ３；車両天井板 ４：ソケット ５：蛍光ランプ ６：絶縁板 ７：保持クリップ ７ａ：ヒンジ部 ８：口金部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケース本体１の周壁１ｂの相対向する部分に絶縁板６を
   介して固定されたソケット４に蛍光ランプ５の両端の口
   金部８の端子を挿入した車両用蛍光灯装置に於いて、前
   記両端の口金部８の下面部に軽く接触して、ソケット４
   からの蛍光ランプ５の脱落を防止する保持クリップ７を
   前期絶縁板と一体化したしたことを特徴とする車両用蛍
   光灯装置。