JP3004033B2 - 文書変換装置 - Google Patents

文書変換装置

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JP3004033B2
JP3004033B2 JP15695490A JP15695490A JP3004033B2 JP 3004033 B2 JP3004033 B2 JP 3004033B2 JP 15695490 A JP15695490 A JP 15695490A JP 15695490 A JP15695490 A JP 15695490A JP 3004033 B2 JP3004033 B2 JP 3004033B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、図式にて記述されたソフトウェア等の仕様
記述から文書を作成する文書変換装置に関する。
(従来の技術) 近年、図式言語で記述されたソフトウェア等の機能仕
様記述に対する内容理解を助けるために、その仕様記述
から文書変換ルールを用いて文書を作成することが頻繁
に行われている。
ところが、こうして作成された文書のなかには、内容
を理解する上においては余計な部分を多く含んでいる場
合が少なくない。
そこで、内容理解において図式仕様記述の中から重要
な部分だけを文書化することが望まれるが、現状の文書
変換装置にてこうした要望に応えるためには、文書変換
ルールそのものを変更しなければならず、大変手間がか
かるという問題がある。
(発明が解決しようとする課題) このように従来からの文書変換装置では、文書化した
い図式記述範囲を変更するためには、文書変換ルールそ
のものを変更する必要があった。
本発明はこのような課題を解決するためのもので、文
書変換ルールを変更することなく、図式仕様記述中から
その一部を選択して文書化することのできる文書変換装
置の提供を目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の文書変換装置は上記の目的を達成するため
に、図式にて記述された仕様記述を文書化するための文
書変換ルールが記憶された文書変換ルール記憶手段と、
前記仕様記述からどの部分を取り上げて文書化すべきか
を定義するための観点ルールが記憶された観点ルール記
憶手段と、前記図式にて記述された仕様記述から、前記
観点ルール記憶手段に記憶された観点ルールに従って文
書化すべき部分を順次取り出し、取り出した仕様記述部
分を対象に前記文書変換ルール記憶手段に記憶された文
書変換ルールに従って文書を生成する変換処理手段とを
具備することを特徴としている。
(作用) 本発明の文書変換装置では、変換処理手段が、図式に
て記述された仕様記述から、観点ルールに従って文書化
すべき部分を順次取り出し、取り出した仕様記述部分だ
けを対象に文書変換ルールに従って文書を生成する。
したがって、本発明によれば、文書変換ルールの変更
を要することなく、図式仕様記述における必要な部分、
例えば図式仕様記述の内容理解を助けるための重要部分
だけを対象とした文書を生成することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る文書変換装置の構成
を説明するためのブロック図である。
同図において、1は図式にて記述されたソフトウェア
等の機能仕様記述が記憶された図式仕様記述記憶部、2
は図式仕様記述を文書化するための文書変換ルールが記
憶された文書変換ルール記憶部、3は図式仕様記述から
どの部分を取り上げて文書化すべきかを定義するための
観点ルールが記憶された観点ルール記憶部、4は図式仕
様記述記憶部1に記憶された図式仕様記述から観点ルー
ルに従って文書化すべき部分を順次取り出し、取り出し
た記述部分だけを対象に文書変換ルールに従って文書を
生成する変換処理部、5は変換処理後の文書データを記
憶する文書データ記憶部である。
次にこの実施例装置の具体的な動作を第2図から第5
図を用いて説明する。
第2図はソフトウェアの図式機能仕様記述の一例を示
している。この図式仕様記述はあるシステムの動作をダ
イアグラム形式にて表現したものである。
同図に示すように、このダイアグラムには、入力2.
1、処理2.2、出力2.3の機能分担を表わす3つのセクシ
ョンが設定されている。
そしてこのダイアグラムでは、ボックス2.A〜2.Eと呼
ぶ何種類かのシンボルを用いて機能が表現され、機能間
のデータ、制御の受渡しはボックス2.A〜2.Eの間をアロ
ー2.I〜2.IVと呼ぶ線で結ぶことによって表現される。
この図式仕様記述が作成されると、次に変換処理部4
の実行に移る。
第3図は文書変換処理で用いられる観点ルールの一例
を示す図、第4図は同じく文書変換ルールの一例を示す
図である。
変換処理部4は、第3図に示す観点ルールの対象3.1
に基づき、前記3つのセクション(入力2.1、処理2.2、
出力2.3)に順番に着目して行きながら処理を進める。
はじめに入力セクション2.1の入力ボックス2.Aに着目
する。このボックス2.Aには「const」というコメント2.
aが存在するので、第4図に示す文書変換ルールから、
『constantを入力し』という文書の単位を作成する。
次にアロー2.Iを辿って処理セクション2.2に着目す
る。
ここで変換処理部4は、観点ルールにおける処理の対
象が「判断」であるため、処理セクション2.2に存在す
るボックス2.Bは観点ルールの対象外であることを知
り、これをスキップする。続いて、アロー2.IIを辿り次
のボックス2.Cに着目する。このボックス2.Cは判断ボッ
クスであるため文書作成の対象となる。そこで変換処理
部4は、このボックス2.Cに付加された「素数」という
コメント2.bとこのボックス2.Cと出力セクション2.3と
をつなぐアロー2.IVの「Y」というコメント2.b.2か
ら、文書変換ルールに従って『素数ならば』という文書
の単位を作成する。
次に変換処理部4は、出力セクション2.3のボックス
2.Eに着目する。このボックス2.Eには「素数」というコ
メント2.dが存在するので、文書変換ルールによって
『素数を出力する』という文書の単位が作成される。
以上により作成された各単位の文書は、観点ルールの
出力ルール3.2を基に、第5図に示すように、一つの文
書に合成された後、文書データ記憶部5に記憶される。
次に本実施例の他の動作具体例として第6図に示す観
点ルールを用いて第2図の図式仕様記述から文書を作成
する場合の動作を説明する。
この場合、変換処理部4は、観点ルールの対象6.1を
基に、処理セクション2.2の格納ボックス2.Dだけに着目
する。この格納ボックス2.Dには「素数でないconst」と
いうコメント2.eが存在するので、変換処理部4は、文
書変換ルールに基づいて『素数でないconstantを格納す
る』という文書を作成する。
こうして作成された文書は、次に観点ルールの出力ル
ール6.2を基に、第7図に示す文書となって文書データ
記憶部5に出力されて記憶される。
かくしてこの実施例の文書変換装置によれば、図式仕
様記述を観点ルールに基づいて部分的に文書化すること
が可能となり、これにより、例えば図式仕様記述の内容
理解を助けるための重要部分だけを対象とする文書を容
易に得ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の文書変換装置によれば、
文書変換ルールの変更を要することなく、図式仕様記述
における必要な部分、例えば図式仕様記述の内容理解を
助けるための重要部分だけを対象とした文書を生成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る文書変換装置の構成を
説明するためのブロック図、第2図はソフトウェアの図
式機能仕様記述の一例を示す図、第3図は観点ルールの
一例を示す図、第4図は文書変換ルールの一例を示す
図、第5図は変換処理後の文書を示す図、第6図および
第7図はそれぞれ他の動作具体例を説明するための図で
ある。 1……図式仕様記述記憶部、2……文書変換ルール記憶
部、3……観点ルール記憶部、4……変換処理部、5…
…文書データ記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 G06F 9/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図式にて記述された仕様記述を文書化する
    ための文書変換ルールが記憶された文書変換ルール記憶
    手段と、 前記仕様記述からどの部分を取り上げて文書化すべきか
    を定義するための観点ルールが記憶された観点ルール記
    憶手段と、 前記図式にて記述された仕様記述から、前記観点ルール
    記憶手段に記憶された観点ルールに従って文書化すべき
    部分を順次取り出し、取り出した仕様記述部分を対象に
    前記文書変換ルール記憶手段に記憶された文書変換ルー
    ルに従って文書を生成する変換処理手段と を具備することを特徴とする文書変換装置。
JP15695490A 1990-06-15 1990-06-15 文書変換装置 Expired - Fee Related JP3004033B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「情報処理学会第35回(昭和62年後期)全国大会講演論文集」p.919−924

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