JP3004001U - 歯科用x線画像診断装置における口腔内センサーホルダー - Google Patents

歯科用x線画像診断装置における口腔内センサーホルダー

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JP3004001U
JP3004001U JP1994006937U JP693794U JP3004001U JP 3004001 U JP3004001 U JP 3004001U JP 1994006937 U JP1994006937 U JP 1994006937U JP 693794 U JP693794 U JP 693794U JP 3004001 U JP3004001 U JP 3004001U
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dental
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JP1994006937U
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英之 川端
富一 高原
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Takara Belmont Corp
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Takara Belmont Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯科用X線画像診断装置における歯牙のX線
画像を鮮明に得るために口腔内センサーホルダーを提供
する。 【構成】 X線発生装置10の照射コーン10a先端部
に、ガイド3を有する取付ブラケット1を取り付け、且
つ口腔内センサー4を支承するためのホルダー5が取り
付けられ、ほぼ90°に折曲されたバーを前記取付ブラ
ケット1に設けられるガイド3に対して摺動自在に取り
付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歯科用X線画像診断装置における口腔内センサーを保持するための ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
歯科用X線画像診断装置においては、従来、患者の歯牙などをX線装置などで X線撮影してX線フイルムで観察しながら患者への診断を行うようにしている。 この種のものは、近年においては、該歯牙の診断を行う際に歯牙の状態を観察 する方法として、X線画像を受像する口腔内センサーを、X線照射側と相対向す る位置、すなわち撮影する歯牙部位の裏側に位置させた状態で、X線照射を行わ せることにより、歯牙を透過するX線画像を口腔内センサー(CCD)に受像さ せ、その信号によりモニターさせることにより、患者に前記モニター上の歯牙の 画像を観察しながら診断を行うようにしている。
【0003】 しかるに、前記したX線画像診断装置においては、従来、X線画像を受像する ための口腔内センサーは、該口腔内センサーをX線照射方向に相対向して、ほぼ 垂直の状態で保持することが要求されるが、従来の方法では、患者自身が手で持 って保持しているため、X線照射時に口腔内センサーの手ブレなどが生じ、画像 にブレが生じ鮮明な画像を得ることが出来ない。
【0004】 この場合、撮影者から患者に対して、該口腔内センサーの微妙な位置について の再三の指示が成され、患者にとって苦痛であるばかりでなく、撮影者にとって も煩わしいものであった。 又、前記したような手ブレなどにより、X線装置の照射域と口腔内センサーの 受光面が一致しないことがしばしばあり、所望する画像を得ることが出来なかっ た。 従って、撮影の再度のやり直しなどの処置が必要となり、撮影を数回繰り返す こととなり、その際の患者に対して被曝線量を最小にとどめることが困難となる 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来の歯科用X線画像診断装置における口腔内センサーは、 歯牙の鮮明な画像を得ようとするならば、X線照射方向に相対向して、ほぼ垂直 の状態で保持する必要があり、従来のように、手で保持した状態では垂直な状態 での撮影は出来ない。 又、X線撮影の際に口腔内センサーを患者が保持しているため、微妙な手ブレ などにより、X線装置の照射域と口腔内センサーの受光面が一致せず、所望する 画像を得ることが出来ないなどの問題点があった。
【0006】 撮影対象部位から照射野がズレることがあり、特に、上顎大臼歯近傍の歯牙は 大きくズレることがある。 又、前記したように、受像に対してズレが生じた場合、再度のX線照射は患者 に対して、多大なX線の被曝を与えることとなり、患者に対して健康上の問題点 があった。従って、安全面についても考慮することが要求される。
【0007】 本考案は、前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは 、歯牙の鮮明な画像を得るためにX線照射方向に相対向して、口腔内センサーが ほぼ垂直の状態で保持され、X線画像が口腔内センサーに対して垂直に捕らえら れる口腔内センサーのホルダーを提供せんとするにある。 又、従来のように、微妙な手ブレによる、X線装置の照射域と口腔内センサー の受光面が一致するように、所望する画像が得られるようにし、再度の撮影を行 うことなく、患者に対して最小限の被曝線量で画像診断を行うことのできる口腔 内センサーのホルダーを提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の歯科用X線画像診断装置における口腔内センサーホルダーは、前記目 的を達成せんとするもので、その手段としては、X線発生装置の照射コーン先端 部に、口腔内センサーが設けられ且つ中央部分にX線を透過させるための開口部 を有する取付ブラケットを一体的または脱着可能に設ける。 さらには前記取付ブラケットにはガイドが設けられると共に、口腔内センサー (CCD)を保持するためのホルダーが取り付けられ、ほぼ90°に折曲された スライドバーを前記取付ブラケットに設けられる前記ガイドに摺動可能に取り付 け、X線画像を受像する際に、常にX線照射方向に相対向して、X線画像が口腔 内センサーに対して略垂直に照射されるにようにしている。
【0009】
【作用】
前記した如く構成した本考案の歯科用X線画像診断装置における口腔内センサ ーホルダーは、X線発生装置の照射コーン先端部に摺動可能に設けられるスライ ドバーの先端部に口腔内センサーが取り付けられているため、X線画像診断を行 う際、X線発生装置の照射コーンからのX線照射は、口腔内センサーに対して常 に略垂直に照射されるようになり、ブレることなく、口腔内センサーに正確に受 像されるため受像精度が高くなる。
【0010】 又、照射領域においても、常に照射コーンが口腔内センサー方向に位置してい るため、その領域を外れることはない。 従って、精度の高い鮮明な画像が得られるため、再度の撮影を行うことなく、 X線照射に伴うX線の曝射線量を最小にとどめることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係る歯科用X線画像診断装置における口腔内センサーホルダー の一実施例を図1〜図4と共に説明する。 図1はX線撮影装置に取り付けられた状態を示す斜視図であり、図2はX線撮 影装置に取り付けられた状態を示す側面図、図3は同上における平面図、図4は スライドバーとホルダー本体の関係を示す部分縦断面図である。
【0012】 1は取付ブラケットであり中央部分にX線を透過させる誘導開口部を有してお り、図示するように、X線照射領域Wの範囲で照射するようになっている。 又1aはネジ螺合孔であり、X線撮影装置10の照射コーン10aの先端部に ネジ孔を介してネジ等(図示せず)により固定されており、該取付ブラケット1 の内面にはX線の照射領域を制限するための鉛等の遮蔽板1bが設けられている 。 2は取付支板であり、取付ネジ孔部2a及び2bを介して取付ブラケット1に 螺合されるようになっている。
【0013】 3は前記取付ブラケット1の側部に設けられるガイドであり、前記した取付支 板2を取付ブラケット1に取り付けられることによりガイド孔が形成されるよう になっている。 尚、取付ブラケット1に設けられるガイドは該取付ブラケット1の四角に設け られ、上歯牙又は下歯牙の撮影部位により変更し得るようになっている。
【0014】 4は口腔内の歯牙の画像を受像するためのセンサー(CCD)部であり、該セ ンサー4はホルダー5により支承されており、X線撮影装置のX線照射光源と相 対向して位置し、X線照射光はセンサー4の中心を照射するようになっている。 又、図示するように、センサー4は縦方向にL1、横方向にL2の受像領域の 画像を受像することができるようになっている。 さらにはセンサー4は消毒などをする際には取り外して使用するため、着脱自 在になっている。 該ホルダー5には、患者の歯牙を位置決めするための歯牙位置決め部5aが形 成されており、X線照射部位により適宜歯牙の位置決めを行うことができる。
【0015】 6は先端部に前記センサー4が支承されたホルダー5が取り付けられる支持バ ーであり、側方に曲折させ、前記したガイド3に対して摺動自在に設けられてい る。 7は押圧板で、8はバネであり、前記した支持バー6を常に押圧した状態にな している。 11はX線撮影装置10をアームなどに取り付けるためのブラケットである。
【0016】 以上のように構成されているため、患者の歯牙AをX線画像診断する場合、患 者の歯牙Aをセンサー4が支承されているホルダー5の歯牙位置決め部5aの適 宜個所にX線撮影装置10の光源Xと相対向して位置決めを行う。 その際、撮影部位例えば、撮影歯牙の領域や患者の歯牙の位置により支持バー 6を前後移動させ適宜位置に設定してX線撮影を行う。
【0017】 従って、前記した如く、X線撮影装置の光源Xから照射される照射領域は、所 望する撮影部位に患者の歯牙を位置させることができるため、前記したセンサー の範囲縦L1、横L2の照射領域が確保され、最良の撮影が可能となり、手で口 腔内センサーを保持して撮影することもないため手ブレなどを防止することがで き、再度の撮影を行うこともなく、最小限の被曝線量でX線撮影を行うことがで きる。
【0018】 尚、前記した実施例にあっては、支持バー6がガイド2に対して摺動するよう になっているが、これが前記支持バー6に孔を設け、ボールバネなどにより押圧 状態とすることにより適宜位置に固定することもでき適宜変更し得るものである 。
【0019】
【考案の効果】
本考案の構成により、X線画像を受像する口腔内センサーが、X線発生装置の 照射コーン先端部に摺動可能に設けられているため、X線発生装置の照射コーン からのX線照射は、口腔内センサーに対して常に略垂直に照射されるようになり 、ブレることなく、口腔内センサーに正確に受像され受像精度が高くなる。 又、照射領域においても、常に照射コーンが口腔内センサー方向に位置してい るため、その領域を外れることはない。
【0020】 さらには、従来のように患者が口腔内センサーを手で持つ必要もないため、患 者にとっては、苦痛や疲労感を与えることはない。撮影者にとっても、撮影部位 に簡易にセットできるため再度の撮影を行うことを必要としない。 従って、精度の高い鮮明な画像が得られるため、再度の撮影を行うことなく、 X線照射に伴うX線の曝射線量を最小にとどめることができる。 以上のことから、従来のように手で口腔内センサーを持って、X線画像診断を 受けた場合と比較して、X線画像の受像方向及びその照射領域は正確に確保され 、鮮明な画像が得られることとなり、X線の被曝線量を軽減できる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】X線撮影装置に取り付けられた状態を示す斜視
図である。
【図2】X線撮影装置に取り付けられた状態を示す側面
部分断面図である。
【図3】同上における平面部分断面図である。
【図4】スライドバーとホルダー本体の関係を示す部分
縦断面図である。
【符号の説明】
A 歯牙 L1 縦受像領域 L2 横受像領域 X 光源 Y 照射範囲 1 取付ブラケット 1b 遮蔽板 2 取付支板 2a、2b 取付ネジ孔部 3 ガイド 4 センサー 5 ホルダー 5a 歯牙位置決め部 6 スライドバー 7 押圧板 8 バネ 10 X線撮影装置 10a 照射コーン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科用X線画像診断装置において、X
    線発生装置の照射コーン先端部に、口腔内センサーが支
    承されるホルダーを一体的または着脱自在に設けたこと
    を特徴とする歯科用X線画像診断装置における口腔内セ
    ンサーホルダー。
  2. 【請求項2】 前記ホルダーを支持する支持バーと、
    該支持バーを支承する取付ブラケットを具備し、前記支
    持バーを該取付ブラケットに対して摺動自在に設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の歯科用X線画像診断装置
    における口腔内センサーホルダー。
JP1994006937U 1994-05-09 1994-05-09 歯科用x線画像診断装置における口腔内センサーホルダー Expired - Lifetime JP3004001U (ja)

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