JP3003964B2 - 測長用干渉計 - Google Patents

測長用干渉計

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JP3003964B2
JP3003964B2 JP3241766A JP24176691A JP3003964B2 JP 3003964 B2 JP3003964 B2 JP 3003964B2 JP 3241766 A JP3241766 A JP 3241766A JP 24176691 A JP24176691 A JP 24176691A JP 3003964 B2 JP3003964 B2 JP 3003964B2
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順雄 和田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,測長用干渉計に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、測長用干渉計については様々な方
式の提案が成されてきた。最も基本的な構成としては、
1/2波長毎の干渉縞(フリンジ)を検出し、このフリ
ジン数を計数することにより移動距離を測定するマイケ
ルソン干渉計がある。
【0003】更に、S.J.Bennett によって
提案された所謂ダブルパス型の干渉計がある。これは1
フリンジが1/4波長に相当するため、前述のマイケル
ソン干渉計に比べ感度を倍にできるものである。(S.
J.Bennett Optics Communic
ation, vol.4(1972))
【0004】図6に基づき、前記Bennett干渉計
について説明する。入射光1は2の偏光成分(光の進
行方向に垂直な面内で互いに直角方向に振動する直線偏
光成分)を含んでおり、今、入射方向を含む面で振動す
る偏光成分を実線で示し1aとし、これと直交して振動
する偏光成分を破線で示し1bとして説明する。偏光成
分1aは偏光プリズム3の偏光膜4を透過して1/4波
長板6を通って移動鏡7で反射し、再び1/4波長板6
を通り偏光プリズム3に戻る。偏光成分1aは1/4波
長板6を2回通過したので、振動面が90°回転してい
るため、偏光プリズム3の偏光膜4で反射されてコーナ
ーキューブ19に向かい、ここで反射され偏光プリズム
3の偏光膜4で反射されて、再び1/4波長板6を通り
移動鏡7に当たり、また1/4波長板6を通り偏光プリ
ズム3に戻る。ここで偏光成分1aはさらに1/4波長
板6を2度通過したので、振動面が90°回転するた
め、今度は偏光プリズム3を透過して測定光1aとし
て図示しない干渉縞検出部に向かう。
【0005】一方、前記偏光成分1aと直交する振動成
分の偏光成分1b(破線にて示す)は、偏光成分1aと
振動面の向きが90°異なるため、偏光プリズム3に於
ける透過、反射の関係が偏光成分1aとは正反対であ
り、破線に示す経路に沿って参照光1bとして干渉縞
検出部へ向かい、ここで偏光成分1a、1bとを干
渉させることで干渉縞ができることになる。
【0006】今、実線に示した経路を測定光路、破線で
示した経路を参照光路と呼ぶことにする。移動鏡7が偏
光プリズム3に近づく或いは遠去かるように図中で左右
に移動すると、参照光路長と測定光路長の差が変化する
ため干渉縞が移動する。この縞の数を数えると、移動縞
の移動距離(元の位置と移動後の位置との間の長さ)が
わかり、測長ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し従来のこの様な干
渉計では、光源からの光を測定光と参照光とに分割する
ための半透鏡または偏光プリズム等の分割光学素子の有
効径は、測長ビーム径より大きくする必要がある。そこ
で、測長ビーム径を大きくしようとすれば光学素子自体
も大きくなり、装置全体が大型化してしまい、従ってコ
スト高とならざるを得ない。さらに、図6に示す如きダ
ブルパス型干渉計においても測長ビーム径やビーム間隔
を大きくしようとすると、偏光プリズム3やコーナーキ
ューブ19の有効径を大きくしなければならないと云う
問題は解消されない。
【0008】本発明は、上記の問題を解消し、ダブルパ
ス型干渉計においても、測長ビーム径や、ビーム間隔よ
りも偏光プリズム径を小さくすることが出来、さらにコ
ーナーキューブを必要としなくて済む構成の干渉計を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による測長用干渉計は、平行光束を集光して
分割光学素子へ傾斜して入射せしめる第1の集光手段
と、前記分割光学素子にて分割された透過及び反射した
発散光をそれぞれ平行光束にする第2、第3の集光手段
と、第2、第3の集光手段の後方に配置された1/4
波長板と、該1/4波長板を出射した平行光束の光軸に
対し垂直に位置する固定及び可動の反射鏡と、該反射鏡
により反射した平行光束を再び、前記1/4波長板、
第2、第3の集光手段を通過せしめて収束光とし、該
収束光の収束点に反射鏡を設け、該反射鏡と前記第2、
第3の集光手段とにより夫々キャッツアイを構成せしめ
たことを特徴とするものである。 また、本発明による測
長用干渉計は、前記分割光学素子と前記第2、第3の
光手段を、焦点距離がその直径と等しい半球レンズ2枚
を偏光膜を介して球状に形成してなる光学素子と置換し
てなることを特徴としている。
【0010】
【作用】以上の通り、収束光を分割光学素子に対し斜め
から入射せしめ、収束した光束が最も集中している部分
に分割光学素子を用いることになるので、ダブルパス型
干渉計において、測定光および参照光のそれぞれのビー
ム間隔は、分割光学素子の有効径によらず、任意に広く
設定できる。また分割光学素子より出射した測定光、参
照光のそれぞれは発散光であり、これを平行光にするレ
ンズは同時に平行光の収束位置に設けられた反射鏡とキ
ャッツアイを構成し、従ってコーナーキューブを用いな
くても光学系のアライメントが容易になる。
【0011】
【実施例】以下図1に基づき本発明による測長用干渉計
の実施例を詳説する。図示しない光源からの直線偏光の
平行光束1は、レンズ2によって収束光となり、分割光
学素子(半透鏡でも分割光学素子でも良いがここでは偏
光プリズムを使用する)3に対して斜めに入射する。こ
こでレンズ2の焦点位置に偏光プリズム3の一方の端面
3aが位置するように配置する。光束の一方は偏光膜4
を透過し、レンズ5により平行光束となり、1/4波長
板6を通り円偏光となった後に可動反射鏡7で反射され
る。反射光は再び1/4波長板6を経て直線偏光に変換
されるが、この時、偏光面が90°回転されるので、今
度は偏光膜4で反射する。この光束は収束光であり、そ
の収束位置に偏光プリズム3の別の端面3bが位置する
ようにしてある。この端面3bに反射鏡8を蒸着等で形
成すれば、この反射鏡8で反射された光は再び偏光膜4
で反射し、レンズ5で平行光となり、1/4波長板6を
通り、可動反射鏡7へと向かう。ここでレンズ5と反射
鏡8はキャッツアイを構成することになる。可動反射鏡
7で反射した光束は、今度は偏光膜4を透過して、レン
ズ9で平行光10となり、図示しない干渉縞検出部へと
向かう。この平行光束10を測定光とする。
【0012】一方、レンズ2から入射し偏光膜4で反射
した方の光束1はレンズ11で平行光になり、1/4波
長板12を経て、固定された参照鏡13で反射し、偏光
膜4を透過して偏光プリズム3の端面に形成された反射
鏡8に焦点を結ぶ。反射鏡8で反射された光は偏光膜4
を透過して、再びレンズ11、1/4波長板12を通
り、参照鏡13で反射する。ここでレンズ5と反射鏡8
の場合と同様に、レンズ11と反射鏡8はキャッツアイ
を構成している。参照鏡13での反射光は偏光膜4で反
射して、レンズ9で平行になる。この平行光束を参照光
とすると前述の測定光と干渉し、干渉縞検出部において
干渉縞が検出できる。
【0013】図2は、本発明の第2の実施例を示すもの
であり、図1における2個のレンズ2、9の代わりに1
個のレンズ14を使用したものであり、この場合レンズ
枚数が削減できる。
【0014】図3は、本発明の第3の実施例を示すもの
であり、図1における反射鏡8の位置を偏光プリズム3
の端面3から離し、反射鏡15としたものである。こ
の場合、反射鏡15の反射面と偏光プリズム3の偏光膜
4との間隔が長くなるので、光束が偏光膜4に入射する
角度を小さくできる。
【0015】更に、図4は、本発明の第4の実施例を示
すものであり、偏光プリズム3に換えて半球レンズ16
a、16bを使用したものである。図において、前記半
球レンズ16a、16bは、偏光膜17を介して球状に
形成されており、かつそれぞれの焦点距離は半球の直径
と同じになっている。また、半球レンズ16bの外周に
凹面状の反射鏡18が備えられている。従って、この半
球レンズ16a、16bが、第1の実施例における偏光
プリズム3、レンズ5、11の機能を果たすことにな
り、これら光学素子を省略し得、コンパクトな干渉計を
提供することができる。そのうえ、2枚の半球レンズ1
6a、16bを回転自在に構成しておき、偏光膜4に入
射する光束の角度を変えられるようにしておけば、移動
鏡7、参照鏡13に光束が垂直に入射するよう調整する
のが極めて容易となり、光学的アライメントも簡単とな
る。
【0016】図5は、第4の実施例の変形例である。即
ち、第4の実施例においては、光束は偏光膜17の上下
を通っているが、この実施例では光束が偏光膜17に入
射する角度が上下で異なるので、偏光膜17で分割され
る光強度の割合が異なることになる。そこで、図5のよ
うに入射する光束が偏光膜17の左右を通るようにした
ことで、入射する光束の角度を同じにできると云う利点
がある。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、収束光を測長用干渉計
に対して斜めに入射せしめるようにしたので、偏光プリ
ズム等の分割光学素子を小さくすることができると共
に、コーナーキューブを用いなくても光学的アライメン
トが容易になる。また、測定光、参照光のそれぞれのビ
ーム間隔はプリズムの有効径によらず任意に広く設定で
きると云う新規の効果が期待され、コンパクトで低コス
トのダブルパス型の測長用干渉計を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による測長用干渉計の第1の実施例を示
す概略構成図である。
【図2】本発明による測長用干渉計の第2の実施例を示
す概略構成図である。
【図3】本発明による測長用干渉計の第3の実施例を示
す概略構成図である。
【図4】本発明による測長用干渉計の第4の実施例を示
す概略構成図である。
【図5】第4の実施例の変形例を示す概略構成図であ
る。
【図6】測長用干渉計の従来例を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 光源からの平行光 2 レンズ 3 分割光学素子(偏光プリズム) 4 偏光膜 5 レンズ 6 1/4波長板 7 移動鏡 8 反射鏡 9 レンズ 10 平行光 11 レンズ 12 1/4波長板 13 参照鏡 14 レンズ 15 反射鏡 16a 半球レンズ 16b 半球レンズ 17 偏光膜 18 反射鏡 19 コーナーキューブ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 9/00 - 11/30 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行光束を集光して分割光学素子へ傾斜
    して入射せしめる第1の集光手段と、前記 分割光学素子にて分割された透過及び反射した発散
    光をそれぞれ平行光束にする第2、第3の集光手段と、第2、第3の集光手段の後方に配置された1/4波長
    板と、 該1/4波長板を出射した平行光束の光軸に対し垂直に
    位置する固定及び可動の反射鏡と、 該反射鏡により反射した平行光束を再び、前記1/4波
    長板、前記第2、第3の集光手段を通過せしめて収束光
    とし、該収束光の収束点に反射鏡を設け、該反射鏡と
    第2、第3の集光手段とにより夫々キャッツアイを構
    成せしめたことを特徴とする測長用干渉計。
  2. 【請求項2】 前記分割光学素子と前記第2、第3の
    光手段を、焦点距離がその直径と等しい半球レンズ2枚
    を偏光膜を介して球状に形成してなる光学素子と置換し
    てなることを特徴とする請求項1に記載の測長用干渉
    計。
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JP4514209B2 (ja) 2004-10-15 2010-07-28 キヤノン株式会社 位置検出装置及び方法
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