JP3003955B2 - アクリレート化合物、これを含む樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents

アクリレート化合物、これを含む樹脂組成物及びその硬化物

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JP3003955B2
JP3003955B2 JP3888991A JP3888991A JP3003955B2 JP 3003955 B2 JP3003955 B2 JP 3003955B2 JP 3888991 A JP3888991 A JP 3888991A JP 3888991 A JP3888991 A JP 3888991A JP 3003955 B2 JP3003955 B2 JP 3003955B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なアクリレート化
合物、これを含む樹脂組成物及びその硬化物に関する。
【0002】
【従来の技術】溶剤を使用するタイプの硬化性組成物に
おいては溶剤による環境への懸念と、溶剤が高価格であ
ることによって、溶剤を使用しないタイプの放射線硬化
性組成物への商業的関心が次第に高まっている。このよ
うに関心が高まる理由の1つは、大気中へ放出される溶
剤及びその他の汚染物質の量を規制する法律の制定であ
る。他の理由には、揮発性有機物質に長時間さらされる
場合の有害な影響の可能性に対して、団体や個人が関心
を示していること、また石油から得られる溶剤の価格が
高いことがある。一般に放射線硬化系組成物は本質的に
100%反応性の系、即ち実質的にすべての成分が反応
して硬化物(最終生成物)となる。このような糸の組成
物は、媒体に高エネルギーの電離線、或いは光重合開始
剤の存在下で化学線を照射することにより硬化しうる。
【0003】放射線硬化性組成物の製造には、種々のエ
チレン性不飽和化合物が用いられてきた。そのような化
合物の例には、アルコール性水酸基とアクリル酸の反応
物である各種の単官能及び多官能アクリレート類である
もの、例えば特開昭59−82344号公報、特開昭6
3−15807号公報、特開昭63−15806号公
報、特開昭56−26844号公報等に記載されている
ものがある。又ポリエステルポリオールとアクリル酸の
直接エステル化により製造されるポリエステルアクリレ
ート類であるもの、例えば米国特許第4206025号
明細書に記載されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このうよな、単官能及
び多官能アクリレート類やポリエステルアクリレート類
は、アクリル酸を使用して脱水反応を行い、しかも溶剤
(例えば、ベンゼン、トルエン等)中で反応を行い、溶
剤や未反応のアクリル酸、触媒である硫酸等を除去する
工程が必要であり、生産性に悪影響を及ぼしている。本
発明はこのような工程を経ないで製造することができる
コーティング、インキ、塗料等のビヒクルとして有用な
新規なアクリレート化合物を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,前記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に至った
ものである。即ち本発明は、 1)1分子中に1個以上のアルコール性水酸基を有する
分子量約30〜3000のアルコール類の水酸基と式
(1)で表される化合物
【0006】
【化3】
【0007】のエポキシ基を反応させてなる式
【0008】
【化4】
【0009】(式中、nの平均値は0.9〜30の数で
あり、好ましくは、1〜10の数である)で示されるア
クリレート化合物。 2)樹脂組成物全体に対し、上記式(2)のアクリレー
ト化合物10〜95重量%、エチレン性不飽和化合物0
〜85重量%及び光重合開始剤0.1〜30重量%を含
有する樹脂組成物。 3)請求項2に記載の樹脂組成物の硬化物に関する。
【0010】1分子中1個以上のアルコール性水酸基を
有する分子量約30〜約3000のアルコール類と式
(1)で表される化合物とを反応させる時には、触媒を
使用することが好ましい。触媒としては、BF3 、Zn
Cl2 、AlCl3 、SnCl4 等のルイス酸又はコン
プレックス類を挙げることができる。これらの触媒は、
反応物に対して0.01〜10%用いるのが好ましく、
特に0.1〜5%の範囲で使用するのが好ましい。1分
子中1個以上のアルコール性水酸基を有する分子量約3
0〜約3000のアルコール類と式(1)で表される化
合物の反応は、前記、アルコール類の水酸基、1化学当
量に対して、式(1)で表される化合物のエポキシ基が
0.9〜30化学当量となるような割合で使用するのが
好ましく、特に1〜25化学当量となるような割合で使
用するのが好ましい。反応時間は、0.5〜24時間が
好ましく、特に好ましくは1〜5時間である。反応温度
は、−50〜200℃が好ましく、特に−30℃〜10
0℃が好ましい。反応は、溶媒を用いて行うこともでき
る。溶媒としては活性水素を有していないものを使用す
ることができる。即ち、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンのようなケトン類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような芳香族溶媒その他エーテル、脂肪
族炭化水素、エステル類等を使用することができる。又
反応中のラジカル重合によるゲル化を防ぐ為に反応液に
50〜10000ppmのハイドロキノン、ハイドロキ
ノンモノメチルエーテル、メチルハイドロキノン、p−
ベンゾキノン、フェノチアジン等の重合禁止剤を添加し
ておくことがことが好ましい。
【0011】本発明のアクリレート化合物は、前記の合
成法から明らかなように、前記アルコール類の基本、骨
格に次の部分的構造を有したものである。
【0012】
【0013】(式中、nの平均値は0.9〜30の数で
あり、好ましくは、1〜10の数である。)
【0014】本発明の樹脂組成物は前記のアクリレート
化合物10〜95重量%を含むものが好ましい。本発明
の樹脂組成物中、アクリレート化合物以外の成分として
公知の種々のエチレン性不飽和化合物が使用できる。そ
のようなエチレン性不飽和化合物の具体例としては、ポ
リウレタン(メタ)アクリレート、例えば、分子中にエ
ーテル基を持つポリエーテルポリオールのポリウレタン
(メタ)アクリレート、カーボネート基を持つカーボネ
ートポリオールのポリウレタン(メタ)アクリレート、
エステル基を持つポリエステルポリオールのポリウレタ
ン(メタ)アクリレート、或いは、エーテル基及びエス
テル基の両方の分子中に持つポリウレタン(メタ)アク
リレート等、エポキシ(メタ)アクリレート、例えば、
ビスフェノールAのエポキシ樹脂の(メタ)アクリレー
ト、ビスフェノールFのエポキシ樹脂の(メタ)アクリ
レート、ビスフェノールAのウレタン変性エポキシ樹脂
の(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリ
レート、例えば、ジオール化合物(例えば、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール等)と2塩基酸(例え
ば、コハク酸、アジピン酸、フタル酸、ヘキサヒドロフ
タル酸、テトラヒドロフタル酸等)からなるポリエステ
ルジオールの(メタ)アクリレート、ジオール化合物と
2塩基酸とε−カプロラクトンからなるラクトン変性ポ
リエステルジオールの(メタ)アクリレート等、ポリカ
ーボネート(メタ)アクリレート、例えば、1,6−ヘ
キサンジオールをジオール成分としたポリカーボネート
ジオールの(メタ)アクリレート等及び、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリド
ン、アクリロイルモルホリン、テトラヒドロフルフリル
(メタ)アクリレート、カルビトール(メタ)アクリレ
ート、フェニルオキシポリエトキシ(メタ)アクリレー
ト、ノニルフェニルオキシポリエトキシ(メタ)アクリ
レート、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリプロポキシトリ(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、ジトリメチロール
プロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタ及びヘキサアクリレート等が挙げられ
る。
【0015】上記エチレン性不飽和化合物は、必要に応
じて1種又は2種以上を任意の割合で混合使用すること
ができる。
【0016】エチレン性不飽和化合物の使用量は、樹脂
組成物中、0〜85重量%の範囲で使用するのが好まし
い。これら、エチレン性不飽和化合物は、公知の方法に
よって合成できるし又容易に市場より入手できる。本発
明の樹脂組成物は、公知の方法により硬化する事ができ
る。例えば、紫外線によって硬化できる。紫外線による
硬化の場合には、光重合開始剤を使用する必要がある。
【0017】光重合開始剤としては、公知のどのような
光重合開始剤であってもよいが配合後の貯蔵安定性のよ
い事が要求される。この様な光重合開始剤としては、例
えば、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソブチ
ルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテルなどのベ
ンゾインアルキルエーテル系、2,2−ジエトキシアセ
トフェノン、4′−フェノキシ−2,2−ジクロロアセ
トンフェノンなどのアセトフェノン系、2−ヒドロキシ
−2−メチルプロピオフェノン、4′−イソプロピル−
2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、4′−
ドデシル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノ
ンなどのプロピオフェノン系、ベンジルジメチルケター
ル、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン及び
2−エチルアントラキノン、2−クロルアントラキノン
などのアントラキノン系、その他、チオキサントン系光
重合開始剤等があげられる。
【0018】これら光重合開始剤は、一種でも、二種以
上任意の割合で混合使用してもかまわない。その使用量
は、通常、樹脂組成物の0.1〜30重量%であり、好
ましくは1〜20重量%である。本発明の樹脂組成物
は、所望により、重合禁止剤、シランカップリング剤、
酸化防止剤、光安定剤、可ソ剤、レベリング剤、消泡
剤、顔料、無機充填剤、有機溶剤を使用することができ
る。本発明の樹脂組成物の各成分を均一に混合すること
により得ることができる。
【0019】本発明の樹脂組成物を基材に塗布する方法
としては、スピンコート法、ロールコート法,ディッピ
ング法、スプレー法、カーテンフローコート法、スクリ
ーン印刷法、オフセット印刷法、グラビアコート法等を
挙げることができる。
【0020】本発明の樹脂組成物は、常法により紫外線
又は電子線を照射して硬化することができ、硬化物が得
られる。例えば、低圧又は高圧水銀灯、キセノン灯を用
い紫外線を照射すれば容易に硬化する。本発明の樹脂組
成物は、各種基材、例えば、紙、金属、プラスチック、
ガラス、セラミック、コンクリート及び木等のコーティ
ング剤、塗料、インキ、レジスト等に有用である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、実施例中の部は、重量部である。
【0022】実施例1攪拌機、温度調節装置、温度計を
備えた1リットル反応器に、ペンタエリスリトール1モ
ルにプロピレンオキサイド4モル反応させた化合物15
1.3部、メトキノン0.1部、トリフルオロボランエ
チルエーテラート0.6部を仕込み、液温を60℃に昇
温し、次いで前記式(1)の化合物(ダイセル化学工業
(株)製、AETHB)380部を約2時間滴下し、反
応を行う。滴下終了後、混合液のエポキシ当量が100
00以上になるまで反応させた。生成物の粘度は次の通
りであった。 粘度 (60℃) 2276 CPS 又生成物は、次の部分的構造を有していた。
【0023】
【0024】得られた生成物の高分解能核磁気共鳴(N
MR)による測定を行った結果を下記に示す。 No. ppm No. ppm 1 166.203 12 45.481 2 130.598 13 32.097 3 128.518 14 31.707 4 79.268 15 29.628 5 77.188 16 27.418 6 74.980 17 24.300 7 70.431 18 21.051 8 68.352 19 18.582 9 67.182 20 17.412 10 66.013 21 0.000 11 52.499 なお、上記測定には、基準物質としてテトラメチルシラ
ンを用い1H、13C −Hのカップリングさせた測定をし
て、最終的に13C のDカップルの同定結果を示した。
【0025】実施例2 実施例1と同一の反応器に、ポリテトラメチレングリコ
ール(保土ヶ谷化学(株)製、PTG−850)200
部、メトキノン0.1部、BF3 エチルエーテラート
0.3部を仕込み、混合液を60℃に昇温し、次いで前
記式(1)の化合物(ダイセル化学工業(株)製、AE
THB)109部を約1時間で滴下し、反応を行う。滴
下終了後、混合液のエポキシ当量が10000以上にな
るまで反応させた。生成物の粘度は次の通りであった。 粘度 (25℃) 2845 CPS 又、生成物は、次の部分的構造を有していた。
【0026】
【0027】更にNMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 166.073 10 67.702 2 130.598 11 32.097 3 128.518 12 31.707 4 79.397 13 31.317 5 77.838 14 28.848 6 75.109 15 26.508 7 70.561 16 23.910 8 69.652 17 0.000 9 68.482
【0028】実施例3 実施例1と同一の反応器に、ε−カプロラクトン変性ジ
オール(ダイセル化学工業(株)製、プラクセル20
8、MW800)200部、メトキノン0.1部、BF
3 エチルエーテラート0.3部を仕込み、混合液を60
℃に昇温し、次いで前記式(1)の化合物(ダイセル化
学工業(株)製、AETHB)116 部を約1時間で滴下
し、反応を行う。滴下終了後、混合液のエポキシ当量が
10000以上になるまで反応させた。生成物の粘度は
次の通りであった。 粘度 (60℃) 3000 CPS 生成物は、次の部分的構造を有していた。
【0029】
【0030】更に、NMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 173.475 12 64.064 2 166.073 13 61.985 3 130.598 14 34.045 4 128.518 15 32.097 5 79.397 16 31.707 6 77.188 17 29.628 7 75.109 18 25.469 8 69.781 19 24.560 9 68.352 20 21.051 10 67.572 21 0.909 11 65.883 22 0.000
【0031】実施例4 実施例1と同一の反応器に、ネオペンチルグリコールと
アジピン酸の反応物であるポリエステルジオール(分子
量750)200部、メトキノン0.1部、BF3 エチル
エーテラート0.32部を仕込み、混合液を60℃に昇
温し、次いで、前記式(1)の化合物124部を約1時
間で滴下し、反応を行う。滴下終了後、混合液のエポキ
シ当量が10000以上になるまで反応させた。生成物
の粘度は次の通りであった。 粘度 (25℃) 1430CPS 又、生成物は、次の部分的構造を有していた。
【0032】
【0033】更に、NMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 173.735 16 51.589 2 173.091 17 51.069 3 166.203 18 36.255 4 130.727 19 35.345 5 128.518 20 34.566 6 79.268 21 33.786 7 77.188 22 32.226 8 75.109 23 31.187 9 74.330 24 29.497 10 71.081 25 24.300 11 70.691 26 22.870 12 69.391 27 21.701 13 69.001 28 21.441 14 68.092 29 0.000 15 52.368
【0034】実施例5 実施例1と同一の反応器に、ポリカーボネートジオール
(日本ポリウレタン(株)製、ニッポラン N−98
2、分子量 2000)200部、メトキノン0.1
部、BF3 エチルエーテラート0.25部を仕込み、混
合液を60℃に昇温し、次いで、前記式(1)の化合物
47部を約30分で滴下し、反応を行う。滴下終了後、
混合液のエポキシ当量が10000以上になるまで反応
させた。生成物粘度は次の通りであった。 粘度 (25℃) 39300 CPS 又、生成物は、次の部分的構造を有していた。
【0035】
【0036】更に、NMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 173.475 10 67.702 2 166.073 11 64.194 3 155.288 12 34.045 4 130.598 13 31.447 5 128.518 14 29.887 6 79.268 15 28.588 7 77.188 16 25.339 8 75.109 17 24.560 9 68.482 18 0.000
【0037】実施例6 実施例1と同一の反応器に、2−ヒドロキシエチルアク
リレート116部、メトキノン0.1部、BF3 エチル
エーテラート0.35部を仕込み、混合液を60℃に昇
温し、次いで、前記式(1)の化合物232部を約2時
間で滴下し反応を行う。滴下終了後、混合物のエポキシ
当量が10000以上になるまで反応させた。生成物の
粘度は次の通りであった。 粘度 (25℃) 60CPS 又、生成物は、次の部分的構造を有していた。
【0038】
【0039】更に、NMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 166.073 13 66.013 2 130.988 14 63.804 3 128.388 15 60.685 4 80.047 16 52.368 5 79.397 17 51.589 6 78.488 18 51.069 7 77.318 19 31.966 8 75.109 20 31.576 9 69.391 21 31.187 10 68.352 22 29.367 11 67.572 23 28.718 12 66.663 24 28.068 25 27.418 29 23.650 26 27.029 30 22.870 27 24.429 31 21.051 28 24.170 32 0.000
【0040】実施例7 実施例1と同一の反応器に、ポリエチレングリコール
(分子量400)200部、メトキノン0.1部、BF
3 エチルエーテラート0.43部を仕込み、混合液を6
0℃に昇温し、次いで前記式(1)の化合物232部を
約2時間で滴下し反応を行う。滴下終了後、混合物のエ
ポキシ当量が10000以上になるまで反応させた。生
成物の粘度に次の通りであった。 粘度 (25℃) 740CPS 又、生成物は、次の部分的構造を有していた。
【0041】
【0042】更に、NMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 166.073 8 75.239 2 130.598 9 72.510 3 128.518 10 70.431 4 81.087 11 68.352 5 79.528 12 67.182 6 79.008 13 61.465 7 77.318 14 52.238 15 51.459 23 27.418 16 50.939 24 24.560 17 35.215 25 24.039 18 32.226 26 23.650 19 31.836 27 21.051 20 31.447 28 0.909 21 29.367 29 0.000 22 28.068
【0043】実施例8 実施例1と同一の反応器に、水素化ビスフェノールA7
2部、トルエン300部、メトキノン0.1部、BF3
エチルエーテラート0.27部を仕込み、混合液を80
℃に昇温し、次いで前記式(1)の化合物193部を約
2時間で滴下し反応を行う。滴下終了後、混合物(トル
エンをのぞいたもの)のエポキシ当量が10000以上
になるまで反応させた。次いで、トルエンを除去し、淡
黄色液体を得た。生成物の粘度は次の通りであった。 粘度 (60℃) 4200CSP 又、生成物の次の部分的構造を有していた。
【0044】
【0045】更に、NMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 166.203 3 128.518 2 130.727 4 79.397 5 77.188 16 36.125 6 75.109 17 33.526 7 71.081 18 31.966 8 68.872 19 29.497 9 62.482 20 28.198 10 55.753 21 27.418 11 52.499 22 25.079 12 51.589 23 23.650 13 51.069 24 20.531 14 43.142 25 0.000 15 36.775
【0046】実施例9 実施例1と同一の反応器に、ジトリメチロールプロパン
25部、トルエン200部、メトキノン0.1部、BF
3 エチルエーテラート0.2部を仕込み、混合液を80
℃に昇温し、次いで前記式(1)の化合物185部を約
2時間で滴下し反応を行う。滴下終了後、混合物の(ト
ルエンをのぞいたもの)のエポキシ当量が10000以
上になるまで反応させた。次いでトルエンを除去し、淡
黄色液体を得た。生成物の粘度は次の通りであった。 粘度 (25度) 730CPS 又、生成物は次の部分的構造を有していた。
【0047】
【0048】更に、NMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 166.203 14 32.226 2 130.727 15 31.317 3 128.388 16 29.497 4 79.397 17 28.198 5 77.188 18 27.159 6 75.109 19 24.429 7 73.160 20 23.650 8 68.352 21 22.870 9 65.753 22 21.051 10 52.368 23 7.536 11 51.589 24 0.909 12 50.939 25 0.000 13 43.012
【0049】実施例10 実施例1と同一の反応器に、トリシクロデカンジメチロ
ール92部、メトキノン0.1部、BF3 エチルエーテ
ラート0.5部を仕込み、混合液を60℃に昇温し、次
いで前記式(1)の化合物232部を約2時間で滴下し
反応を行う。滴下終了後、混合物のエポキシ当量が10
000以上になるまで反応させた。生成物の粘度は次の
通りであった。 粘度 (60℃) 900CPS 又、生成物は次の部分的構造を有していた。
【0050】
【0051】更に、NMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 166.203 19 44.051 2 130.727 20 43.402 3 128.518 21 42.493 4 79.787 22 41.583 5 79.397 23 40.543 6 77.968 24 39.373 7 77.188 25 35.215 8 75.109 26 34.435 9 73.290 27 32.097 10 69.912 28 31.707 11 68.482 29 31.447 12 67.702 30 29.497 13 66.793 33 28.848 14 52.368 32 28.198 15 51.589 33 27.418 16 51.069 34 23.910 17 49.379 35 21.051 18 45.091 36 0.000
【0052】実施例11 実施例1と同一の反応器に、ポリブタジエンポリオール
(出光石油化学(株)製、Pb−45HT)100部、
メトキノン0.1部、BF3 エチルエーテラート0.3
部を仕込み、混合液を60℃に昇温し、次いで前記式
(1)の化合物49部を約1時間で滴下し反応を行う。
滴下終了後、混合物のエポキシ当量が10000以上に
なるまで反応させた。生成物の粘度は次の通りであっ
た。 粘度 (25℃) 6200CPS 又、生成物は次の部分的構造を有していた。
【0053】
【0054】更に、NMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 165.944 16 51.459 2 142.552 17 50.939 3 131.117 18 43.402 4 129.948 19 40.933 5 129.298 20 38.074 6 128.388 21 33.916 7 126.829 22 32.616 8 114.224 23 30.017 9 79.138 24 28.068 10 77.059 25 27.288 11 74.850 26 24.819 12 70.171 27 23.650 13 68.482 28 22.870 14 67.312 29 21.051 15 52.238 30 0.000
【0055】実施例12 実施例1と同一の反応器に、ノニルフェノールのエチレ
ンオキサイギ付加物(三洋化成(株)製、ノニポール2
0)216部、メトキノン0.2部、BF3エチルエー
テラート1.2部を仕込み、混合液を60℃に昇温し、
次いで前記式(1)の化合物162部を約2時間で滴下
し反応を行う。滴下終了後、混合物のエポキシ当量が1
0000以上になるまで反応させた。生成物の粘度は次
の通りであった。 粘度 (25℃) 3900 又、生成物は次の部分的構造を有していた。
【0056】
【0057】更に、NMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 166.203 15 68.612 2 156.197 16 67.312 3 140.214 17 61.465 4 130.598 18 51.848 5 128.518 19 50.679 6 127.602 20 43.792 7 126.959 21 43.402 8 113.834 22 41.453 9 81.866 23 40.673 10 79.268 24 40.283 11 77.821 25 37.425 12 74.980 26 35.605 13 70.821 27 33.786 14 69.781 28 32.226 29 31.707 36 19.881 30 31.317 37 17.672 31 30.797 38 14.813 32 29.238 39 14.033 33 27.418 40 8.576 34 23.910 41 0.000 35 21.701
【0058】実施例13 実施例1と同一の反応器に、2−ヒドロキシエチルアク
リレート1モルとε−カプロラクト1モルの反応物(ダ
イセル化学工業(株)製、FA−1)241部、メトキ
ノン0.1部、BF3 エチルエーテラート1.2部を仕
込み、混合液を60℃に昇温し、次いで前記式(1)の
化合物162部を約2時間で滴下し反応を行う。滴下終
了後、混合物のエポキシ当量が10000以上になるま
で反応させた。生成物の粘度は次の通りであった。 粘度 (25℃) 575CPS 又、生成物は次の部分的構造を有していた。
【0059】
【0060】更に、NMRの測定結果は次の通りであっ
た。 No. ppm No. ppm 1 173.475 4 131.247 2 166.073 5 130.598 3 165.813 6 128.518 7 127.998 19 34.045 8 79.658 20 32.097 9 79.268 21 31.707 10 77.838 22 31.317 11 77.188 23 29.628 12 74.780 24 28.328 13 69.781 25 27.418 14 68.352 26 25.469 15 67.443 27 24.560 16 64.064 28 23.520 17 62.244 29 0.000 18 61.985
【0061】樹脂組成物の実施例 実施例14〜26 実施例1〜13で得られた新規なアクリレート化合物9
5部、光重合開始剤、イルガキュアー184(チバ・ガ
イギー社製)5部を混合溶解し、硬質ポリ塩化ビニル板
上にロールコーターで10μmの厚さで塗布し、高圧水
銀灯(日本電池(株)製、2kw、80w/cm2 1灯)
により紫外線硬化させた。硬化性(指触乾燥するまでの
照射量mJ /cm2)、 硬化物の硬度(鉛筆硬度)を測定し
た。結果を第1表に示す。
【0062】
【0063】実施例27 実施例1で得たアクリレート化合物50部とトリメチロ
ールプロパントリアクリレート50部を混合溶解し、硬
質ポリ塩化ビニル板上にロールコーターで10μmの厚
さで塗布し、電子線照射装置(ESI社製、CB175
/15/180L)により電子線硬化させた。硬化性
(指触乾燥するまでの照射量 メガラッド)、硬化物の
硬度(鉛筆硬度)を測定した。 結果 硬化性 10メガラット 鉛筆硬度 3H
【0064】
【発明の効果】本発明の新規なアクリレート化合物は、
コーティング、インキ、塗料等のビヒクルとして有用で
あり、これを含む樹脂組成物は、放射線により、又は熱
的な手段により硬化させることができる。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1分子中に1個以上のアルコール性水酸基
    を有する分子量約30〜3000のアルコール類の水酸
    基と式(1)で表される化合物 【化1】 のエボキシ基を反応させてなる式 【化2】 (式中、nの平均値は0.9〜30の数であり、好まし
    くは、1〜10の数である)で示されるアクリレート化
    合物。
  2. 【請求項2】樹脂組成物全体に対し、上記式(2)のア
    クリレート化合物10〜95重量%、エチレン性不飽和
    化合物0〜85重量%及び光重合開始剤0.1〜30重
    量%を含有する樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の樹脂組成物の硬化物。
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