JP3003523U - 積層立体文字基板 - Google Patents

積層立体文字基板

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JP3003523U
JP3003523U JP1994005650U JP565094U JP3003523U JP 3003523 U JP3003523 U JP 3003523U JP 1994005650 U JP1994005650 U JP 1994005650U JP 565094 U JP565094 U JP 565094U JP 3003523 U JP3003523 U JP 3003523U
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dimensional character
dimensional
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JP1994005650U
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Inventor
安朗 徳永
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株式会社プロス
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 板状合成樹脂発泡体の片面又は両面に合成樹
脂シ−トを接合した化粧用着色合成樹脂フイルム接合用
積層立体文字基板、および、この積層立体文字基板の片
面の合成樹脂シ−ト面に化粧用着色合成樹脂フイルムを
接合して文字形状に切断してある看板用積層立体文字。 【効果】 積層立体文字基板に、必要分だけ任意色調の
化粧用着色合成樹脂フイルム、あるいはそれを予め文字
形状に切断したものを接合した上、看板用積層立体文字
を作成するので、材料に無駄がなく、きわめて経済的で
ある。積層立体文字は従来品よりも可成り軽量化されて
いるので、基板への取付けが容易である。積層立体文字
の作成にあたり、切断面にバリがなく、仕上げを要しな
い。切断中、切り粉も殆ど生じないので、作業環境がよ
い。積層立体文字は、若干柔軟性があるので、ある程度
の曲面基台にも取付けることができ、多様なデザインを
可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は看板用の立体文字を作成するための基板、ならびに、これを用いて得 られる立体文字に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、看板用の立体文字として、発泡スチロ−ル板を削成して文字板主体を作 り、その外側に樹脂層を被覆するというもの(実公昭39−1904)や、ポリ ウレタンのごとき発泡体に着色合成樹脂シ−ト又はフイルムを合着し、裁断した ものについて、使用にいたるまでの文字表面および取付け用接着剤のそれぞれの 保護を図るというもの(実公昭50−693)が提案されている。さらに、合成 樹脂の発泡体の一方の面に化粧用の表面板を、他方に硬質合成樹脂からなる0. 5〜2.0mmの取付用固定板を接合し、文字形状に切り抜いたもの(実公昭6 0−20138)がある。
【0003】 しかしながら、これらをみると、文字形状に切断された発泡体を樹脂層で被覆 するのは煩雑である。そこで、これを改善して、発泡体に着色合成樹脂シ−ト等 を合着してから、文字に裁断して取扱っているものがあり、さらに、発泡体の裏 面に取付用固定板を接合したものがあるが、いずれも種々の欠点がある。 すなわち、発泡体に文字表面用の着色合成樹脂シ−ト等を接合したものは、色 調ごとに定尺物を購入する必要があり、経済上や使用残部の保管等で問題がある 。その都度接合するとしても、作業効率上好ましくない。さらに、立体文字の作 成にあたっては、あらかじめ文字原稿を作成し、これを当てて切断するという手 間がかかる。
【0004】 また、発泡体の裏面に取付用固定板を接合する例では、全体の反りを防止し、 ビス止めを可能にするためのものというが、このため、化粧用の表面板は硬質ポ リ塩化ビニルやポリメチルメタクリレ−ト板、あるいはこれらと金属板との積層 板を平面性保持上、厚さ2mm程度で使用し、取付用固定板はビス止め時の亀裂 防止のため、硬質合成樹脂としてポリ塩化ビニル板の0.5〜2mm厚さのもの を使用している。したがって、前記欠点を有するほか、立体文字として重量が大 となり、接着剤による接合、あるいはビス止めにしても、立体文字の固定を充分 におこなえないケ−スが生ずる。さらに、立体文字の作成段階において、切断に 糸鋸刃を使用するので、切断面にバリが発生しやすく、仕上げに手間がかかるし 、切り粉が生じ、作業環境上も好ましくない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の欠点にかんがみ、看板用の立体文字作成材料として、経済性 にすぐれ、文字作成が容易で、かつ文字切断に際してバリや切り粉の発生がなく 、得られる立体文字が軽量であるものを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は着色合成樹脂フイルム接合用積層立体文字基板として、板 状をなす合成樹脂発泡体の片面あるいは両面に合成樹脂シ−トを接合したもの、 および、積層立体文字として、板状をなす合成樹脂発泡体の片面あるいは両面に 合成樹脂シ−トを接合したものの上に一面だけ着色合成樹脂フイルムを接合した ものである。そして、これらにおいて、合成樹脂発泡体としてエチレン−ビニル アセテ−ト共重合体によるもの、および合成樹脂フイルムとしてポリエチレンテ レフタレ−トによるものが最適である。 なお、積層立体文字には、漢字、かな文字、数字、アルファベットなどのほか 、各種の図形、記号、模様などが含まれる。
【0007】 板状をなす合成樹脂発泡体は、軽量にして立体感を構成するものであり、ポリ エチレン、ポリ塩化ビニル、エチレン−ビニルアセテ−ト共重合体(EVA)、 ポリウレタンなどのものを使用し得るが、屋外で使用する場合は、雨水の吸水を さけるため、独立気泡の発泡体が好適である。これらは適度の機械的強度や耐候 性を具有する範囲で使用する。このような観点から、EVAが最も好適であり、 使用する場合の厚さは10〜50mmが適当である。
【0008】 積層立体文字基板の構成に使用する合成樹脂シ−トは、化粧用の着色合成樹脂 フイルム接合後の文字表面の平面性を保持して、文字表面の美感を強調すること を目的としたものであるから、しかるべき機械的強度や耐候性を有するものであ ればよく、ポリエチレンテレフタレ−トやポリメチルメタクリレ−ト、ポリ塩化 ビニルなどを使用することがでる。その厚さは限定するものでないが、およそ1 00〜500μで足りる。
【0009】 ポリエチレンテレフタレ−トシ−トの場合は、透明、乳白色のものなどを使用 し、厚さおよそ100〜350μが適当であり、剛性や表面の平滑性、ならびに 耐候性もすぐれるので最適である。この平滑性は、着色合成樹脂フイルムをこの 面に接合する際、および、ポリエチレンテレフタレ−トフイルム面を介して、基 台に積層立体文字を接着固定する際に、接着を強固にするという効果をもたらす 。合成樹脂発泡体に対するポリエチレンテレフタレ−トシ−トの接合には、ポリ エステル系接着剤を使用する。
【0010】 このように、板状をなす合成樹脂発泡体に対して、比較的薄手の合成樹脂シ− トを接合する関係上、片面に接合した場合の積層立体文字基板でも、反って変形 するということは殆どないが、使用する合成樹脂シ−トや板状をなす合成樹脂発 泡体の厚さ、ならびに製品の梱包環境などに応じて、板状をなす合成樹脂発泡体 の両面に合成樹脂シ−トを接合しておけば、積層立体文字基板の反りを防ぐ効果 があるので安全である。また、前記の通り、両面に接合の場合、基台に対する積 層立体文字の接着固定を容易にするほか、少なくともポリエチレンテレフタレ− トシ−トの場合にはビス止めによる固定も可能にする。
【0011】 化粧用の着色合成樹脂フイルムとしては、屋外使用の場合は、耐候性を考慮し たポリ塩化ビニルフイルムが好適であるが、ポリメチルメタクリレ−トフイルム なども使用できる。現今、マ−キングフイルムと称されて、各種色彩のものが広 く市販されているので、任意に選択することができ、これには剥離紙を介して、 接着剤が予め塗布されているので、これを使用するときは接合作業が容易となる 。厚さはとくに限定しないが、50〜90μ程度のものが適当である。なお、他 のケ−スとして、この種の着色合成樹脂フイルムを合成樹脂発泡体へ直接、接合 を試みたが、合成樹脂発泡体の表面が粗面なため、接合力が弱く、剥離しやすく て実用には適さないことが判明している。
【0012】 積層立体文字基板から積層立体文字を切断して得るにあたっては、積層立体文 字基板に着色合成樹脂フイルムを接合してから、所定文字に切断してもよいが、 剥離紙付き着色合成樹脂フイルムから所定の文字形状を、市販のコンピュ−タ− による各種書体等のカッティングシステムを用いて多彩に切断してから、これを 積層立体文字基板に接合し、さらに文字輪郭に沿って、糸鋸刃あるいは糸状の刃 で切断することにより、積層立体文字を得ることができる。このほうが作業効率 はよい。これらにおいて、切断面にはバリが生ぜず、切り粉もきわめて少ない。 得られる積層立体文字は、従来のものに比べれば可成り軽量であり、若干柔軟性 があるので、ある程度の曲面部にも対応させることが可能である。
【0013】 積層立体文字の固定にあたっては、積層立体文字基板の裏面にも合成樹脂シ− トが接合されている場合は、ビス止めの可能な場合が多いが、その裏面への合成 樹脂シ−トの接合の有無にかかわらず、接着剤を用いるか、あるいは係止金具と して、「複数個のネジ孔を有する金属製基板に、その内側を切抜いて得た鉾状の 支持片を折曲げて直立させ、支持片には、その内部を切抜いて得た鉾状の下向き に折曲げた脱離防止片を有するもの」などを使用すれば便利である。なお、積層 立体文字基板の固定側の面に、剥離紙を介して予め接着剤を塗布しておき、固定 のための接着作業を容易にすることもできる。
【0014】
【実施例】
以下、実施例により本考案をさらに具体的に説明する。 図1に積層立体文字基板を示す。板状をなす合成樹脂発泡体1として厚さ30 mmの低発泡EVAを使用し、この両面に合成樹脂シ−ト2として、厚さ350 μで透明のポリエチレンテレフタレ−トシ−トを接合してある。積層立体文字基 板としての大きさは、910mm×1820mmである。 図2はこの積層立体文字基板の一部分に対し、化粧用の着色合成樹脂フイルム 3として、剥離紙被覆の接着剤付き、厚さ90μの黒色の軟質ポリ塩化ビニルフ イルム〔商品名グラフタック、(株)プロス販売〕を、予め前記カッティングシ ステムを用いて英文字Pに切断してから、その片面に接合したものである。 図3はこれを切断して、英文字Pを作成し、積層立体文字としたものである。 重量に関し、これを従来汎用されている取付用固定板を有するものと比較すると 、およそ20%は軽量化されている。これを基台に取付ける際の取付け用係止金 具の例を図4に示してあるが、基台にこの係止金具を適宜数ネジ止めしてから、 積層立体文字をこれに差込み固定することができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案の積層立体文字基板は、すでに軽量化されており、これに、必要分だけ 化粧用の着色合成樹脂フイルム、あるいはこれを予め所定文字形状に切断したも のを接合した上、切断して看板用の積層立体文字を作成することができるので、 材料に無駄がなく、きわめて経済的であり、とくに後者の場合は、文字の切断作 業を迅速にする。この積層立体文字は、従来汎用されている取付用固定板を有す るものに比し、可成り軽量化されているので、積層立体文字の取付けを容易にす る。積層立体文字作成中、切断面にバリがなく、仕上げを要しない。また、切断 に際し、切り粉も殆ど生じないので、作業環境がよい。なお、この積層立体文字 は若干柔軟性があるので、ある程度の曲面基台に取付けることもでき、デザイン の内容を拡げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層立体文字基板の説明図である。
【図2】積層立体文字基板に文字形状に切断した化粧用
の着色合成樹脂フイルムを接合した状態を示す説明図で
ある。
【図3】積層立体文字を示す説明図でる。
【図4】積層立体文字を基台に取付ける際に使用する取
付け用係止金具の概略図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂発泡体 2 合成樹脂シ−ト 3 着色合成樹脂フイルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 7/00 D 7610−5G

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状をなす合成樹脂発泡体の片面に合成
    樹脂シ−トを接合してある着色合成樹脂フイルム接合用
    積層立体文字基板。
  2. 【請求項2】 板状をなす合成樹脂発泡体の両面に合成
    樹脂シ−トを接合してある着色合成樹脂フイルム接合用
    積層立体文字基板。
  3. 【請求項3】 合成樹脂発泡体がエチレン−ビニルアセ
    テ−ト共重合体によるものである請求項1又は2記載の
    積層立体文字基板。
  4. 【請求項4】 合成樹脂シ−トがポリエチレンテレフタ
    レ−トによるものである請求項1、2又はは3記載の積
    層立体文字基板。
  5. 【請求項5】 板状をなす合成樹脂発泡体の片面に合成
    樹脂シ−トを接合したその上に着色合成樹脂フイルムを
    接合してある積層立体文字。
  6. 【請求項6】 板状をなす合成樹脂発泡体の両面に合成
    樹脂シ−トを接合したその片面に着色合成樹脂フイルム
    を接合してある積層立体文字。
  7. 【請求項7】 合成樹脂発泡体がエチレン−ビニルアセ
    テ−ト共重合体によるものである請求項5又は6記載の
    積層立体文字。
  8. 【請求項8】 合成樹脂シ−トがポリエチレンテレフタ
    レ−トによるものである請求項5、6又は7記載の積層
    立体文字。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014524590A (ja) * 2011-08-01 2014-09-22 アドネットゴール・エス・エル 広告装置

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JP2014524590A (ja) * 2011-08-01 2014-09-22 アドネットゴール・エス・エル 広告装置
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