JP3003222U - 抗菌剤入り衛生シート - Google Patents

抗菌剤入り衛生シート

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JP3003222U
JP3003222U JP1994001504U JP150494U JP3003222U JP 3003222 U JP3003222 U JP 3003222U JP 1994001504 U JP1994001504 U JP 1994001504U JP 150494 U JP150494 U JP 150494U JP 3003222 U JP3003222 U JP 3003222U
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JP
Japan
Prior art keywords
antibacterial agent
sheet
sanitary sheet
antibacterial
sanitary
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994001504U
Other languages
English (en)
Inventor
昌男 大久保
秀正 大久保
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Japan Electronic Materials Corp
Original Assignee
Japan Electronic Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 公衆電話の把手等に巻き付けておけば、濡れ
ティッシュ等で拭き清めずとも、大腸菌等の雑菌の繁殖
を抑止するようにする。 【構成】 電話機の受話器500の把手部510に巻き
付ける抗菌剤が混入されたシートであり、裏面の少なく
とも一部に接着剤が塗布されている。また、表面に広告
用の文字、マークや使用上の注意事項の文字120等が
印刷してあり、表面に滑り止めの凹凸が形成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば電話機の受話器の把手部に巻く抗菌剤入り衛生シートに関す る。
【0002】
【従来の技術】
電話機、特に公衆電話の受話器は、不特定多数の使用者が触れるので衛生上の 問題があり、使用に際しての不快感が付きまとっていた。特に、受話器の把手部 、送話部、受話部は、使用者の汗や唾液等が付着しやすいため、大腸菌等の雑菌 が繁殖しやすいという問題があった。このため、使用者によっては使用前に把手 部等を濡れティッシュ等で拭き清めてから使用する者もいた。
【0003】 また、洋式トイレの弁座、特に公衆トイレの弁座や、電車等の吊り革にも同様 の問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、濡れティッシュ等を持ち歩くのは非常に不便であるため、不快 感を感じながらも不本意なまま使用しているケースが多かった。
【0005】 本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、濡れティッシュ等で拭き清めず とも、大腸菌等の雑菌の繁殖を抑止し、衛生的に問題のない抗菌剤入り衛生シー トを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る抗菌剤入り衛生シートは、抗菌剤が混入されたシートであって 、裏面の少なくとも一部に接着剤が塗布されている。
【0007】 請求項2に係る抗菌剤入り衛生シートは、表面又は裏面に広告用の文字、マー クや使用上の注意事項等が印刷してある。
【0008】 請求項3に係る抗菌剤入り衛生シートは、裏面に広告用の文字、マークや使用 上の注意事項等が印刷してあり、少なくとも文字、マークや使用上の注意事項等 が見えるように透明にされている。
【0009】 請求項4に係る抗菌剤入り衛生シートは、表面に滑り止めの凹凸が形成されて いる。
【0010】 請求項5に係る抗菌剤入り衛生シートは、電話機の受話器の把手部、送話部又 は受話部に貼着するようになっている。
【0011】 請求項6に係る抗菌剤入り衛生シートは、洋式トイレの弁座に取り付けるべく 、略馬蹄形状又は楕円形状に形成されている。
【0012】 請求項7に係る抗菌剤入り衛生シートは、電車等の吊り革の吊り手部に取り付 けるべく、円弧状に形成されている。
【0013】
【実施例】
図1は本考案に係る抗菌剤入り衛生シートを電話機の受話器に適応した状態の 斜視図、図2は受話器に適応する抗菌剤入り衛生シートの平面図、図3は裏面側 に文字等を印刷した抗菌剤入り衛生シートの概略的断面図、図4は受話器の送話 部又は受話部に適応する抗菌剤入り衛生シートの平面図、図5は本考案に係る抗 菌剤入り衛生シートを洋式トイレの弁座に適用した状態の斜視図、図6は本考案 に係る抗菌剤入り衛生シートを吊り革の吊り手部に適用した状態の斜視図である 。
【0014】 本実施例に係る抗菌剤入り衛生シート100は、抗菌剤が混入されたシートで あって、裏面の少なくとも一部に接着剤110が塗布されている。
【0015】 抗菌剤としては、例えばシリカゲルやゼオライトの内孔にAg、Zn、Cu等 をイオン結合させたものを用いる。かかる抗菌剤は、大腸菌等の繁殖を抑制する だけでなく、防臭、防かび等の作用を有している。
【0016】 このように抗菌剤を合成樹脂に混入し、シート状に形成して、抗菌剤入り衛生 シート200を構成する。
【0017】 そして、この抗菌剤入り衛生シート200の裏面側の少なくとも一部、図面で は右端部のみに接着剤110を塗布している。この接着剤110は、抗菌剤入り 衛生シート100を受話器500の把手部510に巻きつける際に用いられるも のである。
【0018】 また、この抗菌剤入り衛生シート100の表面には、広告或いは使用上の注意 事項等の文字やマーク等が印刷されている。さらに、この抗菌剤入り衛生シート 100の表面には、滑り止め用の微小な凹凸が形成されている。
【0019】 このように構成された抗菌剤入り衛生シート100は、図1に示すように、受 話器500の把手部510に巻き付けて使用する。
【0020】 すると、使用者の掌からの汗が、抗菌剤入り衛生シート100に付着しても混 入されている抗菌剤の作用によって大腸菌等の雑菌の繁殖を防止することができ る。
【0021】 また、裏面側に広告用の文字、マークや使用上の注意事項等の文字120等が 印刷されている場合には、少なくとも文字120等に相当する部分130は透明 でなければならない。このように、裏面側に文字120等を印刷しておけば、長 時間の使用によって文字120等が擦り切れることがない。なお、文字120等 に相当しない部分140は不透明でも良いが、特に透明であってもなんら支障は ない。
【0022】 また、この抗菌剤入り衛生シート100は、受話器500の把手510のみな らず、送話部520や受話部530に応用することも可能である。これらの場合 の抗菌剤入り衛生シート100は、送話部520等のサイズに対応させ、かつ接 着剤110を裏面全面に塗布する。そして、図3に示すように、音声を遮らない ように送話部520等に開設された開孔521に対応した孔150を開設してお く必要がある。また、この場合には、滑り止めの凹凸を形成する必要はないが、 場合によっては形成してもよい。さらに、広告用の文字120等を印刷しておく 必要性も少ないが、印刷しておいてもよい。
【0023】 上述した実施例は、抗菌剤入り衛生シート100を受話器500に応用した例 であったが、図5に示すように、洋式トイレの弁座600にも適応することがで きる。この場合は、弁座600の形状に合わせて略馬蹄形状又は楕円形状に形成 される。
【0024】 また、図6に示すように、電車等の吊り革700の吊り手部710に抗菌剤入 り衛生シート100を応用してもよい。この場合には、吊り手部710の円周に 沿った円弧状に形成されており、円弧部を図6に示す矢印A方向に巻き付けるこ とによって吊り手部710に取り付けるようにする。
【0025】
【考案の効果】
本考案に係る抗菌剤入り衛生シートは、抗菌剤が混入されたシートであって、 裏面の少なくとも一部に接着剤が塗布されているので、使用者の望む箇所に簡単 に取り付けることができる。
【0026】 また、表面又は裏面に広告用の文字、マークや使用上の注意事項等を印刷して おけば、広告的価値や使用者に対する注意喚起の役目を果たすことができる。特 に、公衆電話に取り付けると、よりその効果が発揮される。
【0027】 さらに、裏面に広告用の文字、マークや使用上の注意事項等が印刷してある場 合には、少なくとも文字、マークや使用上の注意事項等が見えるように透明であ れば、長期間の使用によっても文字等が擦り切れることがなく、長期間にわたる 広告的価値等を保持することができる。
【0028】 さらに、表面に滑り止めの凹凸を形成しておけば、受話器等が握りやすくなり 、使用上非常に便利である。
【0029】 電話機の受話器の把手部のみならず、送話部又は受話部に貼着すれば、使用者 の唾液の付着に起因する大腸菌等の雑菌の繁殖を防止するとこができ、非常に衛 生的である。これも、公衆電話に適用した場合により有効である。
【0030】 また、略馬蹄形状又は楕円形状に形成し、洋式トイレの弁座に取り付けておけ ば、衛生的な問題の発生を防止することができ、円弧状に形成しておき、電車等 の吊り手部に取り付けておけば同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る抗菌剤入り衛生シートを電話機の
受話器に適応した状態の斜視図である。
【図2】受話器に適応する抗菌剤入り衛生シートの平面
図である。
【図3】裏面側に文字等を印刷した抗菌剤入り衛生シー
トの概略的断面図である。
【図4】受話器の送話部又は受話部に適応する抗菌剤入
り衛生シートの平面図である。
【図5】本考案に係る抗菌剤入り衛生シートを洋式トイ
レの弁座に適用した状態の斜視図である。
【図6】本考案に係る抗菌剤入り衛生シートを吊り革の
吊り手部に適用した状態の斜視図である。
【符号の説明】
100 抗菌剤入り衛生シート 110 接着剤 120 文字等

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌剤が混入されたシートであって、裏
    面の少なくとも一部に接着剤が塗布されていることを特
    徴とする抗菌剤入り衛生シート。
  2. 【請求項2】 表面又は裏面に広告用の文字、マークや
    使用上の注意事項等が印刷してあることを特徴とする請
    求項1記載の抗菌剤入り衛生シート。
  3. 【請求項3】 裏面に広告用の文字、マークや使用上の
    注意事項等が印刷してある場合には、少なくとも文字、
    マークや使用上の注意事項等が見えるように透明である
    ことを特徴とする請求項2記載の抗菌剤入り衛生シー
    ト。
  4. 【請求項4】 表面に滑り止めの凹凸が形成されている
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の抗菌剤入り
    衛生シート。
  5. 【請求項5】 電話機の受話器の把手部、送話部又は受
    話部に貼着することを特徴とする請求項1、2、3又は
    4記載の抗菌剤入り衛生シート。
  6. 【請求項6】 洋式トイレの弁座に取り付けるべく、略
    馬蹄形状又は楕円形状に形成されていることを特徴とす
    る請求項1、2、3又は4記載の抗菌剤入り衛生シー
    ト。
  7. 【請求項7】 電車等の乗り物の吊り革の吊り手部に取
    り付けるべく、円弧状に形成されていることを特徴とす
    る請求項1、2、3又は4記載の抗菌剤入り衛生シー
    ト。
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