JP3002766U - 枕 - Google Patents

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JP3002766U
JP3002766U JP1994003383U JP338394U JP3002766U JP 3002766 U JP3002766 U JP 3002766U JP 1994003383 U JP1994003383 U JP 1994003383U JP 338394 U JP338394 U JP 338394U JP 3002766 U JP3002766 U JP 3002766U
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pillow
bag body
pair
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JP1994003383U
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Inventor
冨雄 藤原
Original Assignee
冨雄 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み立ておよび分解可能な枕の提供。 【構成】 枕は、袋体10と、一対の充填材12と、簾
状竹製カバー14と、布製の枕カバー16とを有してい
る。袋体10には長手方向の両端に一対のポケット部1
0aが設けられており、ポケット部10aは、フアスナ
ーにより開閉可能に構成されている。充填材12は、各
ポケット部10b内に挿入されるものである。竹製カバ
ー14は、複数の細幅竹板14aと、これらの竹板14
aを略平行に、前後方向に所定の隙間をおいて並列配置
した状態で帯状係止材14bで係止固定したものであ
る。枕カバー16は、長手方向の両端にカバー14の両
端側を覆うようにして装着される一対の袋部16aを有
している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、枕に関し、特に、分解することにより容易に携帯することができ る枕に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
就寝時に用いられる枕は、熱の拡散が良好で、吸湿性のよいものが望ましく、 蕎麦殻や羽毛などを袋体の中に充填したものが古くから使用されていた。ところ が、このような構造の枕では、吸熱性や弾力性にやや難点があり、頭部との接触 面積が比較的大きく、特に、夏期には、頭部との接触部分に熱がこもり、寝付き が悪くなるという問題があった。
【0003】 そこで、本考案者は、このような問題が解決できる枕を開発し、実開平3−9 6762号公報で既に提案している。この公報に示されている枕は、内部にクッ ション材を収納する袋体と、この袋体の下面に設けられた収納部に着脱自在に挿 入される高さ調整用基材と、袋体の上面に装着される竹カバーとから構成されて て、竹カバーを用いることにより、熱保持性が低く、冷んやりとした肌ざわりを 有し、弾力性にも優れている。
【0004】 しかしながら、この公報に開示されている枕には、以下に説明する技術的課題 があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、枕は、一般的に、長期間ほぼ同一のものが使用され、使用者にとっ て慣れ親しむことにより安心して就寝することができるものであり、旅行したと きなどに枕が変わると、充分な睡眠が採れないという経験が多く報告されている 。ところが、上記公報に開示されている枕では、熱保持性が低く、冷んやりとし た肌ざわりを有し、弾力性にも優れているという長所があるものの、クッション 材が縫着された袋体内に収納されていて、その取り出しが簡単にできないので、 携帯する際に嵩張り、簡単に旅行鞄などに入れることができなかった。
【0006】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的 とするところは、分解および組み立てが簡単で、しかも携帯することができる枕 を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、略長方形状に形成された袋体と、この袋 体の長手方向両端部に設けられた開閉可能な一対のポケット部と、このポケット 部にそれぞれ挿入される一対の充填材と、両端部側が前記袋体の表面側に着脱可 能に係止される簾状竹製カバーと、前記竹製カバーの長手方向の両端縁を覆うよ うにして、前記カバーの背面側に装着される枕カバーとを有する枕であって、前 記簾状竹製カバーは、前記袋体の長手方向に沿って配置される複数の細幅竹板と 、これらの竹材を並列配置した状態で、中央と両端とを係止する帯状係止材とか らなることを特徴とする。
【0008】 前記構成の枕では、前記枕カバーと前記袋体との間に高さ調整用板材を挿入す ることができる。
【0009】
【作用】
上記構成の枕によれば、略長方形状に形成された袋体と、この袋体の長手方向 両端部に設けられた開閉可能な一対のポケット部と、このポケット部にそれぞれ 挿入される一対の充填材と、両端部側が袋体の表面側に着脱可能に係止される簾 状竹製カバーと、竹製カバーの長手方向の両端縁を覆うようにして、カバーの背 面側に装着される枕カバーとを有ているので、ポケット部に充填材を挿入し、袋 体の表面側に簾上竹製カバーを係止し、この状態で竹製カバーの長手方向の両端 を枕カバーで覆うと組み立てが完了し、その逆の操作を行なうと分解が簡単に行 なえる。
【0010】
【実施例】
以下本考案の好適な実施例について添附図面を参照して詳細に説明する。図1 から図4は、本考案にかかる枕の一実施例を示している。同図に示す枕は、布製 の袋体10と、一対の充填材12と、簾状竹製カバー14と、布製の枕カバー1 6と、必要に応じて使用される2本の高さ調整用板材18とから構成されている 。
【0011】 袋体10は、略長方形状に形成されていて、その長手方向の両端に一対のポケ ット部10a,10aが設けられており、このポケット部10a,10aは、袋 体10の長手方向端縁に縫着されたフアスナー10b,10bにより、外側端が 開閉可能に構成されている。ポケット部10a,10aの長さは、袋体10の長 手方向の長さを略4分割した長さに設定されている。
【0012】 袋体10の長手方向の側縁の4箇所には、竹製カバー14を袋体10の表面側 に係止固定する紐体10cが縫着されている。充填材12は、例えば、不織布な どで構成された通気性の袋体12aと、この袋体12a内に封入されたおがくず や蕎麦殼などの充填材12bとから構成されていて、充填材12bには、例えば 、木精などの芳香剤を含浸させることができる。
【0013】 なお、この充填材12は、ある程度の柔軟性を有し、頭部を枕に載せたときに 、頭部が沈み込まない程度の固さを有することが望ましい。 また、本実施例の充填材12は、長手方向の断面が概略楕円状に形成された偏 平なものとなっているが、例えば、長手方向の断面が略三角形状になるようにし 、長手方向の両端側の高さが異なるようにしてもよく、このような形状のクッシ ョク材12を使用すると高さ調整用の板材18は、必ずしも必要としない。
【0014】 簾状竹製カバー14は、前記袋体10の長手方向の長さとほぼ同じ長さを有し 、長手方向が袋体10の長手方向に配置される複数の細幅竹板14aと、これら の竹板14aを略平行に、前後方向に所定の隙間をおいて並列配置した状態で、 中央部と両端とを係止する帯状係止材14bとから構成されている。 なお、簾状竹製カバー14の長さは、望ましくは、袋体10の長さよりも若干 短く、さらに好ましくは、例えば、カバー14の両端がポケット部10aの幅の 略1/2に位置するような長さにすることであって、このような長さに設定する と、頭部を載せたときに、竹の弾力性をより一層効果的に発揮させることができ る。
【0015】 最も外側に配置された竹板14aの両端側には、紐体10を挿通するための貫 通孔14cが穿設されている。枕カバー16は、袋体10よりも若干大きい長方 形状に形成され、その長手方向の両端に一対の袋部16aが形製されている。高 さ調整用板材18は、細長い平板状のものであって、厚みが同じで長さが異なる 2枚が用意されている。
【0016】 以上の各構成部材を使用して枕を組み立てる際には、まず、袋体10のファス ナー10bを移動して各ポケット部10a,10aを開放し、その内部に充填材 12を挿入して、ファスナー10bを閉じる。次に、竹製カバー14の貫通孔1 4cに紐体10cを挿通して、カバー14を袋体10の表面側に係止固定する。 この場合、充填材12の挿入前に竹製カバー14を係止固定してもよい。次い で、枕カバー16の袋部16aで竹製カバー14の両端側を覆うようにして、枕 カバー16を袋体10の背面側に装着する。そして、最後に必要に応じて高さ調 整用板材18を袋体10と枕カバー16との間に位置決めすると枕の組み立てが 完了する。
【0017】 図1は、このようにして組み立てられた枕の斜視図を示している。このような 構造の枕によれば、図4に示すように、一対の充填材12間に細幅な竹板14a を渡設した状態になるので、竹板14a上に頭を載せると、竹板14aの弾力性 を有効に発揮させることができる。また、簾状竹製カバー14の下方にあって、 一対の充填材12間には、空間部20が形成され、かつ、簾状竹製カバー14の 竹板14a間には、隙間が設けられているので、これらの空間部20や隙間から 空気が流通し、枕の温度上昇を防ぐことができる。
【0018】 さらに、空間部20内には、例えば、ゲル状冷蓄熱材を冷凍して挿入すると、 夏期に使用する際や、発熱した病人用の枕として好適なものとなる。一方、枕を 分解する際には、上記組み立てと逆のことを行なうと、図2に示すように、各構 成部材が分離される。このようにして分解した後には、袋体10や枕カバー16 が洗濯できるとともに、充填材12を袋体10の上に載せて、袋体10を簾状竹 製カバー14で巻き込むようにすれば、全体の嵩か小さくなり、携帯用にも適し た形態になる。
【0019】
【考案の効果】
以上、実施例で詳細に説明したように、本考案にかかる枕によると、竹の特質 を生かして、熱保持性が低く、冷んやりとした肌ざわりを有し、弾力性にも優れ ている枕が得られるだけでなく、分解することにより、嵩張ることなく携帯する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる枕の一実施例を示す組み立て状
態の斜視図である。
【図2】図1の分解状態の斜視図である。
【図3】図1の縦断面図である。
【図4】図1の横断面図である。
【符号の説明】
10 袋体 10a ポケット部 10b ファスナー 10c 紐体 12 充填材 14 竹製カバー 14a 竹板 16 枕カバー 18 板材 20 空間部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略長方形状に形成された袋体と、この袋
    体の長手方向両端部に設けられた開閉可能な一対のポケ
    ット部と、このポケット部にそれぞれ挿入される一対の
    充填材と、両端部側が前記袋体の表面側に着脱可能に係
    止される簾状竹製カバーと、前記竹製カバーの長手方向
    の両端縁を覆うようにして、前記カバーの背面側に装着
    される枕カバーとを有する枕であって、 前記簾状竹製カバーは、前記袋体の長手方向に沿って配
    置される複数の細幅竹板と、これらの竹材を並列配置し
    た状態で、中央と両端とを係止する帯状係止材とからな
    ることを特徴とする枕。
  2. 【請求項2】 前記枕カバーと前記袋体との間に高さ調
    整用板材を挿入することを特徴とする請求項1記載の
    枕。
JP1994003383U 1994-04-05 1994-04-05 Expired - Lifetime JP3002766U (ja)

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JP1994003383U JP3002766U (ja) 1994-04-05 1994-04-05

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ID=43138729

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023038223A1 (ko) * 2021-09-07 2023-03-16 김건한 커버 탈부착형 베개

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