JP3002710U - 身飾品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 個性的、手造り的美感をもった身飾品を提供
することである。 【構成】 台金１の表面に宝飾部材２を装着し、その台
金１の背面にクリップ３等の取付部材を設けてなる身飾
品において、上記台金１をガス火炎により非定形に溶断
された真鍮により形成すると共に、その台金１の周縁に
溶断痕４を残存せしめた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ネクタイピン、ブローチ、指輪、イヤリング等の身飾品に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

ネクタイピンその他の身飾品は、一般的に台金とその表面に装着された宝飾部 材及び台金に設けたクリップ等の取付部材とにより構成される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述のごとき従来の身飾品においては、大量生産の便利のため、或いは美感の 点から台金等の諸部品の形状は美的に統一されたものである。このため、従来の 身飾品は規格化され、個性的な美感或いは手造り的な美感に欠けるきらいがあっ た。

【０００４】 そこで、この考案は個性的、手造り的美感をもった身飾品を提供することを課 題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、この考案は台金とその表面に装着された宝飾部 材及び台金に設けた取付部材とからなる身飾品において、上記台金をガス火炎に より非定形に溶断された真鍮により形成すると共に、その台金の周縁に溶断痕を 残存せしめた構成としたものである。

【０００６】

【実施例】

図１及び図２に示した実施例は、ネクタイピンである。このネクタイピンは真 鍮製の台金１の表面に接着剤により各種の宝飾部材２を装着し、その台金１の背 面に取付部材としてのクリップ３を接着剤により取付けたものである。宝飾部材 ２の種類、形状、材質、配列等は任意である。

【０００７】 上記の台金１は真鍮の素材板からアルゴンガス、アセチレンガス等の高温のガ ス火炎により任意の非定形の形状に溶断したものである。従って、その台金１の 周縁には溶断痕４が残存する。

【０００８】 図３は指輪の例であり、この場合も、台金１の表面に宝飾部材２を装着し、台 金１の背面に取付部材としてのリング３’を固着している。台金１を真鍮で作る こと、その周縁に溶断痕４が形成されることは前述の場合と同様である。

【０００９】 その他、図示を省略したが、ブローチ、イヤリング等の身飾品も同様に構成さ れる。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように、この考案によれば台金は非定形の形状に溶断されるものである ので、形状が製品ごとに千差万別であり、また周縁に溶断痕が残っているため、 手造りの雰囲気が醸成される。従って、個性的、手造り的な美感をもった身飾品 を提供することができる。

【００１１】 なお、実施例のように、台金の表面に装着する宝飾部材の種類や形状等を任意 に選定することにより、前記の美感を増大させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の斜視図

【図２】図１のII−II線の断面図

【図３】他の実施例の斜視図

【符号の説明】

１ 台金 ２ 宝飾部材 ３ クリップ ３’ リング ４ 溶断痕

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 台金とその表面に装着された宝飾部材及
   び台金に設けた取付部材とからなる身飾品において、上
   記台金をガス火炎により非定形に溶断された真鍮により
   形成すると共に、その台金の周縁に溶断痕を残存せしめ
   たことを特徴とする身飾品。