JP3002483U - カメラ用三脚の雲台 - Google Patents

カメラ用三脚の雲台

Info

Publication number
JP3002483U
JP3002483U JP1994000279U JP27994U JP3002483U JP 3002483 U JP3002483 U JP 3002483U JP 1994000279 U JP1994000279 U JP 1994000279U JP 27994 U JP27994 U JP 27994U JP 3002483 U JP3002483 U JP 3002483U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
quick shoe
storage recess
shoe
quick
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994000279U
Other languages
English (en)
Inventor
幹夫 関口
Original Assignee
コニカ販売株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コニカ販売株式会社 filed Critical コニカ販売株式会社
Priority to JP1994000279U priority Critical patent/JP3002483U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3002483U publication Critical patent/JP3002483U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessories Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】クイックシューを収納凹部へ簡便に嵌合して、
カメラを短時間に取付けできるようにする。クックシュ
ーが収納凹部から脱落したり妄りに回動することのない
ようにする。 【構成】カメラ台5の収納凹部7と、クイックシュー8
とを円形に形成する。カメラ台5の上面5aに、円弧状
のガイド突部5bを収納凹部7の内周面と面一に突設す
る。クイックシュー8の高さを、収納凹部7の底面から
ガイド突部5bの上面までの高さよりもやや高く設定す
る。クイックシュー8の外周に周溝8cを形成し、カメ
ラ台5に、収納凹部7へ出没してクイックシュー8の周
溝8cと係脱する抜け止めピン20と、クイックシュー
8を収納凹部7に固定するロック手段15とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラ台に着脱可能なクイックシューを備えるカメラ用三脚の雲台 に関する。
【0002】
【従来の技術】
写真撮影に用いられる三脚では、雲台上部のカメラ台からクイックシューを着 脱できるようにしたものがある。このクイックシューは予めカメラの底面に取付 けられ、更にこのクイックシューをカメラ台の収納凹部に嵌合することによって 、カメラを三脚へ簡単に取付けできるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、商業写真やスポーツ等の撮影では撮影枚数が多く、カメラ交換が頻繁 に行なわれるために、カメラを速やかに三脚へ取付けすることが望まれるが、上 述の収納凹部とクイックシューとは同形に形成され、またクイックシューと収納 凹部の嵌合が、一般に目線より低いレベルで行なわれることから、位置合わせが 困難であり、特にクイックシューが傾いた場合には、一層時間のかかるものとな っていた。
【0004】 そこで本考案は、クイックシューを収納凹部へ簡便に嵌合して、カメラを短時 間に取付けでき、またクックシューが、収納凹部から脱落したり妄りに回動する ことのないカメラ用三脚の雲台を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、第1の考案では、カメラ台の上面に開口する収納 凹部にクイックシューを着脱可能に設け、該クイックシューに、カメラ底面のめ ねじ孔に螺着されるカメラねじを備えたカメラ用三脚の雲台において、前記収納 凹部が開口する前記カメラ台の上面に、ガイド突部を収納凹部の内面と面一に突 設し、前記クイックシューの高さを、収納凹部の底面からガイド突部の上面まで の高さと同一乃至はこれよりも高く設定する。
【0006】 また第2の考案では、前記収納凹部とクイックシューとを円形に形成し、該ク イックシューの外周に周溝を形成すると共に、前記カメラ台に、収納凹部へ出没 してクイックシューの周溝と係脱する抜け止めピンと、クイックシューを収納凹 部に固定するロック手段とを設ける。 第3の考案では、前記収納凹部とクイックシューとを多角形に形成し、該クイ ックシューの外側面にピン孔を穿設すると共に、前記カメラ台に、収納凹部へ出 没してクイックシューのピン孔と係脱する抜け止めピンを設ける。 更に第4の考案では、前記クイックシューに、上面へ出没する突き出しピンを 設ける。
【0007】
【作 用】
第1の考案では、カメラ底面のクイックシューをカメラ台の上面に乗せて、収 納凹部方向へ滑らせて行くと、クイックシューの側面がガイド突部に当接して、 クイックシューが収納凹部に位置合わせされる。 第2の考案では、クイックシューの周溝に抜け止めピンが係合すると、クイッ クシューは、係合凹部での回転は許容されるが係合凹部からは抜け出ないように なる。またロック手段は、収納凹部のクイックシューを抜け止めピンに拘りなく 固定し、クイックシューの回転と抜けとを阻止する。 第3の考案では、収納凹部とクイックシューとの多角形形状によってクイック シューの回転が阻止され、またピン孔及び抜け止めピンとの係合によって、クイ ックシューが係合凹部から脱落することなく固定される。
【0008】 第4の考案では、カメラねじと突き出しピンとによってカメラ台上にカメラが 固定され、カメラ台を横倒ししてカメラを縦位置にした場合にも、カメラが自重 によって回動することがなくなる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図5に基づいて説明する。 カメラ用三脚の雲台1は、三脚2の台座3上に固着される円筒状の本体4と、 カメラCAの乗せ置き台となるカメラ台5と、これら本体4及びカメラ台5をつ なぐボールジョイント6と、カメラ台5の収納凹部7に着脱可能に収容されるク イックシュー8とからなっている。ボールジョイント6は、カメラ台5から下方 へ突き出された小径軸部5hと、本体4の球面凹部4cに収容される球体9とを 連結して構成され、カメラ台5は、このボールジョイント6を介して本体4に揺 動可能に支持されている。
【0010】 上記本体4は、下部固定体4aと上部回転体4bとからなっており、上部回転 体4bには、上述の球面凹部4cのほか、上部回転体4b自身に用いる目盛リン グ10及びロックハンドル11と、カメラ台用のガイド溝4d及びロックハンド ル12,微調整ハンドル13とが設けられている。
【0011】 目盛リング10は、下部固定体4aに対する上部回転体4bの回転移動量を角 度で示し、ロックハンドル11によって上部回転体4bの移動が規制される。ガ イド溝4dは、球面凹部4cの一側部から上面に亙って形成され、このガイド溝 4dに、横倒ししたボールジョイント6の小径軸部5hを収容することにより、 本体4の側部にカメラ台5が縦方向に保持される。また、ロックハンドル12と 微調整ハンドル13は、ボールジョイント6の球体9を回り止めして、カメラ台 5を任意の角度に固定するのに用いられる。
【0012】 カメラ台5には、上述の収納凹部7と、該収納凹部7に収容されたクイックシ ュー8を抜け止めする抜け止め機構14と、同じく収納凹部7内のクイックシュ ー8を固定するロック手段15とが設けられている。収納凹部7は円形に形成さ れ、該収納凹部7が開口するカメラ台5の上面5aには、ガイド突部5bが、収 納凹部7の開口縁に沿って突設されている。
【0013】 このガイド突部5bは、収納凹部7とクイックシュー8の半周よりも短い円弧 状の突条で形成され、また収納凹部7の内周面と面一であるため、クイックシュ ー8をカメラ台5の上面5aで滑らせた際に、クイックシュー8の妨げとなるこ となく該シュー8を収納凹部7上へ位置合わして、収納凹部7へ傾きなく容易に 落下させることができるようにしている。
【0014】 カメラ台5の側部には、一対の挟み片5c,5cとボス部5dとが突設されて おり、上述のロック手段15は、両挟み片5c,5cと、軸部16aを双方の挟 み片5c,5cに螺着して取付けられるロックハンドル16とで構成される。挟 み片5c,5cは、ロックハンドル16の回転操作により、互いに接近または離 間して収納凹部7を拡縮し、該収納凹部7に収容されたクイックシュー8を固定 する。
【0015】 またボス部5dには、めねじ孔5eと段付き孔5fとが収納凹部7へ向けて貫 通形成され、ボス部5dの外面には、めねじ孔5eに螺着される支軸17にて、 つまみ18が回動可能に取付けされている。段付き孔5fには戻しばね19と抜 け止めピン20とが収容され、抜け止めピン20は、戻しばね19の弾発力にて 段付き孔5fの外側開口面方向へ付勢されると共に、段付き孔5fの外側開口面 を覆うつまみ18にて抜け止めされている。
【0016】 支軸17の頭部17aとつまみ18との間には戻しばね21が縮設されていて 、つまみ18を常時ボス部5d方向に付勢している。つまみ18には、ボス部5 dの係合溝5gと凹凸係合する係合ピン22が突設されており、前述の抜け止め 機構14は、支軸17,つまみ18,両戻しばね19,21と、抜け止めピン2 0,係合ピン22とで構成される。
【0017】 係合溝5gは、係合ピン22の軌跡に合わせて円弧状に形成され、またその底 壁は、一端から他端へ向けて傾斜していて、一端が他端よりも深くなっている。 つまみ18は、係合ピン22と係合溝5gとの係合によって回動量を規制され、 回動操作によって支軸17回りと該軸17の軸方向へ移動して、係合ピン22の 先端を収納凹部7へ出没させるようになっており、係合ピン22が係合溝5gの 一端(深い側の端部)へ位置した際には、つまみ18が戻しばね21の弾発力に てボス部5d方向へ移動し、該つまみ18が、抜け止めピン20を戻しばね19 の弾発力に抗して収納凹部7方向へ押動し、抜け止めピン20の先端を収納凹部 7に突出させる。
【0018】 前記クイックシュー8は、カメラ台5の収納凹部7と同形のリング体8aと、 該リング体8aの上端を塞ぐ上蓋8bとの有底円筒状に形成されており、リング 体8aの外周には周溝8cが形成され、上蓋8bにはシート23とカメラねじ2 4及び突き出しピン25とが設けられている。
【0019】 クイックシュー8のリング体8aは、収納凹部7の底面からガイド突部5bの 上面までの高さよりもやや高く設定されており、クイックシュー8を収納凹部7 へ収容した際には、シート23がガイド突部5bよりも上部に位置する。このシ ート23には、バックスキン等の皮革を用いると、カメラCAとの間に高い摩擦 力を保ちながらカメラCAの底面CA1を有効に保護できて好ましい。
【0020】 収納凹部7に収容されたクイックシュー8の周溝8cは、抜け止め機構14の 抜け止めピン20と同一面上に位置し、つまみ18の回動操作によって収納凹部 7へ突出する係合ピン22の先端が嵌合する。これによりクイックシュー8は、 収納凹部7での回転は許容されるが、収納凹部7からの抜けを阻止される。
【0021】 カメラねじ24は、上蓋8bの中心軸上に、おねじ24aをシート23から突 出させて固着され、クイックシュー8は、おねじ24aをカメラCAの底面CA 1のめねじ孔(図示せず)に螺着してカメラCAに取付けされる。また突き出し ピン25は、リング体8aの内部から、おねじ25aを上蓋8bのめねじ孔8d に螺着して取付けされ、めねじ孔8dに連設された大径のざぐり穴8eには、座 板26が収容されている。突き出しピン25は、大径頭部25bの回動操作によ って上蓋8bを上下動し、上動時には、座板26とシート23とを一体に持ち上 げてカメラCAの底面CA1へ圧着し、クイックシュー8に対するカメラCAの 回動を、カメラねじ24と共に強固に阻止する。
【0022】 本実施例は以上のように構成されており、クイックシュー8は、カメラねじ2 4のおねじ24aをカメラCAのめねじ孔にねじ込んで、従来と同様に予めカメ ラCAに取付けされる。次に、クイックシュー8の突き出しピン25を上動して 、カメラCAの底面CA1にシート23を介して座板26を圧着し、クイックシ ュー8とカメラCAとの相対的な回動を、カメラねじ24と突き出しピン25及 び座板26との2点止めによって阻止する。
【0023】 そして、カメラCA側のクイックシュー8を、カメラ台5の上面5aへ適当に 乗せて、収納凹部7方向へ滑らせて行くと、クイックシュー8のリング体8aが 、同形の円弧面を持ったガイド突部5bに当接して、クイックシュー8が収納凹 部7の上部に位置合わせされ、収納凹部7へのクイックシュー8の落し込みが可 能となる。
【0024】 収納凹部7へ収容されたクイックシュー8の周溝8cには、抜け止めピン20 の先端が突出してクイックシュー8を抜け止めする。カメラCAの横方向のアン グルの決定は、ロックハンドル11を緩めて上部回転体4bを回転移動させて行 なうほか、クイックシュー8が収納凹部7内で回転を許容されるため、クイック シュー8をカメラCAと一体に回動させることによっても行なわれる。クイック シュー8は、カメラCAの横方向のアングルを決定したのちに、ロックハンドル 16に操作される挟み片5c,5cにて固定され、これによってカメラCAが横 位置に設定される。
【0025】 カメラ台5上のカメラCAを任意な角度に設定するには、カメラ台用のロック ハンドル12と微調整ハンドル13の操作によって行なう。またカメラCAを横 位置や任意の角度から縦位置に変更する場合には、ロックハンドル12と微調整 ハンドル13を緩めて、ボールジョイント6を横倒ししながら、該ジョイント6 の小径軸部5hを本体4のガイド溝4dに収容したのち、ロックハンドル12ま たは微調整ハンドル13を操作してボールジョイント6の球体9を固定すること により、カメラCAを縦位置にセットする(図5)。
【0026】 カメラCAを雲台1の側部に保持する上述の縦位置では、カメラCAがレンズ LEやストロボ重量によって下方へ回動しようとするが、カメラねじ24と突き 出しピン25とがカメラCAの回動を阻止し、またロックハンドル16と挟み片 5c,5cとのロック手段15がクイックシュー8の共回りを阻止する。
【0027】 本実施例は、カメラ台5の上面5aに、ガイド突部5bを収納凹部7の内周面 と面一で且つ、該収納凹部7の開口面に沿って円弧状に突設し、またクイックシ ュー8の高さを、収納凹部7の底面からガイド突部5bの上面までの高さよりも やや高く設定したから、カメラCAの底面CA1に取付けたクイックシュー8を 、カメラ台5の上面5aでガイド突部5b方向へ滑らせることにより、クイック シュー8がガイド突部5bによって収納凹部7へ正確に案内され、クイックシュ ー8を収納凹部7へ短時間で簡便に嵌合することができる。特に本実施例では、 クイックシュー8と収納凹部7とを円形に形成したため、クイックシュー8の送 りがラフでも収納凹部7への位置合わせが容易に行なえる。
【0028】 更に、クイックシュー8の周溝8cと抜け止めピン20との係合により、クイ ックシュー8の抜け止めを図りながら、カメラCAとクイックシュー8とを一体 に回転移動させることができるので、カメラCAの横方向のアングルを決める場 合に、上部回転体4bからカメラCAまでの全体を回動するのに較べて、回転移 動の負荷が少なく極めて簡便に操作することができる。また縦位置のカメラCA を上下方向へあおる場合も、ボールジョイント6からカメラCAまでの全体を動 かさずとも、ロック手段15を緩めてカメラCAとクイックシュー8を回動すれ ばよく、回転移動と同様に少ない負荷で極めて簡便に操作できる。
【0029】 また、縦位置のカメラCAが、レンズやストロボ重量によって下方へ回動しよ うとした場合には、クイックシュー8を円形に形成したにも拘らず、クイックシ ュー8とカメラCAとの共回りをロックハンドル16と挟み片5c,5cとのロ ック手段15にて阻止し、またカメラCA自体の回動を、カメラねじ24と突き 出しピン25の2点止めで有効に阻止することができる。
【0030】 図6及び図7は本考案の他の実施例を示すもので、本実施例では、ガイド突部 5iを小径ピンとし、カメラ台5と収納凹部31とクイックシュー32とをそれ ぞれ四角形に形成し、クイックシュー用のロック手段を省いた点で、上述の実施 例と異なっている。
【0031】 ガイド突部5iは、収納凹部31の隣接する2つの開口縁に沿って突設されて おり、ガイド突部5iと収納凹部31の内面とを面一となして、クイックシュー 32を収納凹部31へ容易に落下させることができるようにしている。 クイックシュー32は、リング体32aと上蓋32bとの有底角筒状に形成さ れ、またリング体32aは、収納凹部31の底面からガイド突部5iの上面まで の高さよりもやや高く設定し、クイックシュー32を収納凹部31へ収容した際 には、シート23をガイド突部5iよりも上部に位置させて、ガイド突部5iと カメラとが干渉しないようになっている。
【0032】 リング体32aの4つの側面には、それぞれピン孔32cが穿設されており、 該ピン孔32cに、抜け止め機構14の抜け止めピン20が突出係合する。上蓋 32bには、めねじ孔32dとざぐり穴32eとが連設され、めねじ孔32dに 突き出しピン25のおねじ25aが螺着されると共に、ざぐり穴32eに座板2 6が収容される。
【0033】 本実施例は、収納凹部31とクイックシュー32とを四角形に形成したため、 クイックシュー32がカメラと共回りすることがなくなり、またクイックシュー 32のピン孔32cに抜け止め機構14の抜け止めピン20を突出係合させて、 クイックシュー32の脱落を防止するので、前述の実施例で用いたクイックシュ ー用のロック手段を省略することができる。
【0034】 尚、上述の両実施例で用いたクイックシュー上のシートや、シートと突き出し ピンとの間の座板は、省略しても差支えない。またクイックシューの周溝やピン 孔と係脱する抜け止めピンは、スプリングと組合わせただけのシンプルな構造と することもできる。
【0035】
【考案の効果】
本考案は上述のように、収納凹部が開口するカメラ台の上面に、ガイド突部を 収納凹部の内面と面一に突設して、クイックシューの高さを、収納凹部の底面か らガイド突部の上面までの高さと同一乃至はこれよりも高く設定することにより 、カメラの底面に取付けたクイックシューを、ガイド突部によって収納凹部へ正 確に案内して、短時間で簡便に嵌合することができる。特にクイックシューと収 納凹部とを円形に形成すると、クイックシューの送りと収納凹部への嵌合が一層 容易に行なえる。
【0036】 また、収納凹部とクイックシューとを円形に形成し、該クイックシューの外周 に周溝を形成すると共に、カメラ台に、収納凹部へ出没してクイックシューの周 溝と係脱する抜け止めピンと、クイックシューを収納凹部に固定するロック手段 とを設けることにより、クイックシューとカメラとを一体に回転移動できるよう になるので、回転移動の負荷を減少して簡便に操作することができる。更にカメ ラを雲台の側部で縦位置にした場合には、クイックシューが収納凹部で回動した り脱落するのを、ロック手段が有効に防止する。また、縦位置のカメラを上下方 向へあおる場合も、回転移動と同様に少ない負荷で簡便に操作することができる 。
【0037】 更に、収納凹部とクイックシューとを多角形に形成し、該クイックシューの外 側面にピン孔を穿設すると共に、前記カメラ台に、収納凹部へ出没してクイック シューのピン孔と係脱する抜け止めピンを設けることにより、カメラを縦位置に した場合にも、ロック手段を用いることなく、クイックシューの回動や脱落を防 止できる。
【0038】 また、上述のクイックシューに上面へ出没する突き出しピンを設けると、クイ ックシュー上のカメラが、カメラねじと突き出しピンとの2点止めによって強固 に固定されるので、カメラを縦位置にした場合にも、レンズやストロボ重量によ ってカメラが下方へ回動してしまうといった不具合がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す雲台の分解斜視図
【図2】本考案の一実施例を示す雲台の一部断面正面図
【図3】本考案の一実施例を示す雲台の一部断面平面図
【図4】本考案の一実施例を示す雲台の要部断面平面図
【図5】カメラを縦位置に保持する場合の本考案の一実
施例を示す雲台の一部断面正面図
【図6】本考案の他の実施例を示す雲台の一部断面正面
【図7】図6のVII −VII 断面図
【符号の説明】
1…雲台 2…三脚 4…雲台1の本体 4a…本体4の下部固定体 4b…本体4の上部回転体 4d…ガイド溝 5…カメラ台 5a…カメラ台5の上面 5b,5i…クイックシュー8,32を収納凹部7,3
1へ案内するガイド突部 5d…ボス部 5e…めねじ孔 5f…段付き孔 5g…係合溝 6…小径軸部5hと球体9とからなるボールジョイント 7,31…カメラ台5の上面5aに開口して形成された
収納凹部 8,32…収納凹部7に着脱可能に収容されるクイック
シュー 8a,32a…クイックシュー8のリング体 8b,32b…クイックシュー8の上蓋 8c…抜け止めピン20が係脱する周溝 8d,32d…めねじ孔 8e,32e…ざぐり穴 10…目盛リング 11,12…ロックハンドル 13…微調整ハンドル 14…抜け止め機構 15…挟み片5c,5cとロックハンドル16とからな
るロック手段 17…支軸 18…つまみ 19,21…戻しばね 20…抜け止めピン 22…係合ピン 23…シート 24…カメラねじ 25…突き出しピン 26…座板 32c…抜け止めピン20が係脱するピン孔 CA…カメラ CA1…カメラCAの底面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ台の上面に開口する収納凹部にク
    イックシューを着脱可能に設け、該クイックシューに、
    カメラ底面のめねじ孔に螺着されるカメラねじを備えた
    カメラ用三脚の雲台において、前記収納凹部が開口する
    前記カメラ台の上面に、ガイド突部を収納凹部の内面と
    面一に突設し、前記クイックシューの高さを、収納凹部
    の底面からガイド突部の上面までの高さと同一乃至はこ
    れよりも高く設定したことを特徴とするカメラ用三脚の
    雲台。
  2. 【請求項2】 前記収納凹部とクイックシューとを円形
    に形成し、該クイックシューの外周面に周溝を形成する
    と共に、前記カメラ台に、収納凹部へ出没してクイック
    シューの周溝と係脱する抜け止めピンと、クイックシュ
    ーを収納凹部に固定するロック手段とを設けたことを特
    徴とする請求項1記載のカメラ用三脚の雲台。
  3. 【請求項3】 前記収納凹部とクイックシューとを多角
    形に形成し、該クイックシューの外側面にピン孔を穿設
    すると共に、前記カメラ台に、収納凹部へ出没してクイ
    ックシューのピン孔と係脱する抜け止めピンを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のカメラ用三脚の雲台。
  4. 【請求項4】 前記クイックシューに、該クイックシュ
    ーの上面へ出没する突き出しピンを設けたことを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカメ
    ラ用三脚の雲台。
JP1994000279U 1994-01-31 1994-01-31 カメラ用三脚の雲台 Expired - Lifetime JP3002483U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994000279U JP3002483U (ja) 1994-01-31 1994-01-31 カメラ用三脚の雲台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994000279U JP3002483U (ja) 1994-01-31 1994-01-31 カメラ用三脚の雲台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3002483U true JP3002483U (ja) 1994-09-27

Family

ID=43138448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994000279U Expired - Lifetime JP3002483U (ja) 1994-01-31 1994-01-31 カメラ用三脚の雲台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3002483U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4929973A (en) Panhead with quick release shoe
US5398903A (en) Video display mounting device
US8267361B1 (en) Attachment to a long lens support device which functions as both a ball head and a gimble head
US8282055B2 (en) Tripod head
EP1282002B1 (en) Pan head
US6644871B2 (en) Pan head
US5725187A (en) Camera mount device
US4795118A (en) Camera supporting device
US11480290B2 (en) Travel tripod
JP3002484U (ja) カメラ用三脚の雲台
CN112567165B (zh) 用于三脚架的云台组件
US6769824B2 (en) Camera support
JP3002483U (ja) カメラ用三脚の雲台
US20230408892A1 (en) Improved connection arrangement for cameras
KR100910704B1 (ko) 각도 조절장치
JP2004341189A (ja) 自由雲台
JP4369790B2 (ja) 脚装置
JPS6132421Y2 (ja)
CN216158149U (zh) 万向调节模组与摄影辅助装置
CN217714403U (zh) 调节结构及拍摄器支架
JPH0310501Y2 (ja)
JP3039995U (ja) 折り畳み机
JPH023039Y2 (ja)
KR100389719B1 (ko) 프로젝터의 경사 조절용 지지 구조
JPH059676B2 (ja)