JP3002411U - ゴルフ練習時に着用する頸部横倒れ防止用眼鏡フレーム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ゴルフの打球練習時に、頸部の横倒れを防止して身体を
水平回転させて、自分の利き目のみでボールを狙い、打
つ動作を習慣とさせるための頸部横倒れ防止用の眼鏡フ
レームである。 【構成】 通常の眼鏡フレームの両レンズ枠につい
て、それぞれの縦の１稜に開閉自在で閉じた時にそれが
レンズ枠を覆う大きさの不透明遮蔽板が付設された頸部
横倒れ防止用眼鏡フレーム。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ゴルフ練習場で着用して打球することにより、練習者がスイング時 に頸部を横ブレさせずに、頸部を水平回転させるスイングの基本動作を強制的に 正確に行わせるための、ゴルフ練習時に着用する頸部横倒れ防止用の眼鏡フレー ムである。

【０００２】

【従来の技術】

ゴルフ場でボールを正確に捉えるためには、利き目で正確にボールを見つめ、 頸部を横に屈折させずに身体を水平回転させることが大切で、身体の回転時に頸 部が右または左に倒れると、ボールを正確に捉えられず真っすぐに遠くへ飛ばす ことができない。このような頸部のブレを防止するためのゴルフ練習時に着用す る頸部横ブレ防止用眼鏡フレームは、これまで開発されていなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案者は、ゴルフ場での他のプレーヤーの打球を観察し、また自ら打球する 際に、身体の回転時に首が水平に回転運動するように打球すれば正確にボールを 捉えることができるのに、首が左右に屈折して横に倒れると、正確なインパクト ができず、飛球が曲がったり、ボールの上部をかすったりの現象が現れることを 見てきた。そしてその原因は、人間誰でも利き目があり、自分の良く見える方の 目すなわち利き目だけでボールを見ればよいのに、往々にして利き目と利き目で ない方の目の視線が交錯して首の左右への倒れが発生することが基本的な原因で あることを発見した。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、打球する者が利き目のみでボールを見つめつつ、バックスイングか らインパクト、フォロースルーすることを簡単に可能ならしめるため、利き目で ない方の目は不透明板で遮蔽して、利き目だけで打球するための練習用用具を提 案するものである。

【０００５】 すなわち、一般にある眼鏡フレームのレンズ枠の縦の１稜に、開閉自在で閉時 にそれがレンズ位置を覆う形状の不透明遮蔽板が付設された頸部横倒れ防止用眼 鏡フレームであって、打席に立つ際には、利き目でない方の目については遮蔽板 を閉じて見えないようにし、利き目の方の遮蔽板は、レンズ枠にほぼ直角に立て て、利き目だけでボールを捉えて打球するようにしたものである。また、常時眼 鏡を着用しない者についてはレンズの付かないフレームのみを着用して打球する のである。

【０００６】

【作用】

図１は、右打ちで左目が利き目の者のための、本考案頸部横倒れ防止用眼鏡フ レームの、レンズ枠の縦の１稜に付設された不透明遮蔽板を折り畳んだ状態の斜 視図である。プレー者は打球に対するとき自分の利き目の方の遮蔽板を、図２に 示すようにレンズ枠に直角になるように開けて、利き目でない方の遮蔽板はその まま閉じた状態にしてスイングするのである。打球者は身体の回転時に頸部が横 に倒れないように水平回転させると、終始ボールを正確に捉えることが可能であ るが、頸部が横に倒れると、遮蔽板がボールと重なってボールの一部または全部 が視線から消えて、ボールを正確に捉えられなくなるのである。練習場でこの眼 鏡をかけて、頸部が横倒れしない習慣を自分に会得させれば、コースでのプレー 時にも正確なショットを行うことができるのである。

【０００７】 以上は右打ちで左目が利き目の者について記載したが、右打ちで右目が利き目 の者については、同じフレームを使用し、左目の遮蔽板は閉じたままにし、右目 の遮蔽板をレンズ枠に直角に立てて打球すればよい。

【０００８】 なお、左打ちで右目が利き目の者、左打ちで左目が利き目の者についても、本 考案を応用して容易に行うことが出来、機能は全く同一である。

【０００９】

【実施例】

アクリル樹脂製の通常の眼鏡のレンズ枠について、レンズ枠に向かって左のレ ンズ枠の左縦稜、右のレンズ枠の左縦稜に、レンズ枠と同大の塩化ビニール製不 透明遮蔽板を、蝶番を使用して開閉自在に付設して、本考案請求項１の頸部横倒 れ防止用眼鏡フレームとし、常用のレンズをレンズ枠内に装着した。この眼鏡を 掛けて右打ちで左目が利き目の者が、利き目である左目の遮蔽板のみを開けてボ ールを打つことを数十回繰り返したところ、首が横に倒れるとボールが遮蔽板に 隠れて見えなくなるので、自然に水平回転をするようになり、以前よりボールが 真っすぐに飛び、かつ飛距離も増大した。また、パターの練習時にも着用したと ころ、正確さが向上した。

【００１０】

【考案の効果】

以上詳記したように、本考案眼鏡フレームを使用して打球の練習を行えば、利 き目のみでボールを捉えることができ、頸部の横倒れが自然に解消されて、イン パクトのブレが発生することなく、ボールを正確に真っすぐに遠くへ飛ばすこと ができるようになった。練習場で繰り返してこれを着用して練習すれば、本コー スに出た場合にも習慣になった動作で目的に合ったスイングをすることが可能に なった。

【００１１】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案頸部横倒れ防止用眼鏡フレームの、不透
明色遮蔽板を折り畳んだ状態の斜視図である。

【図２】図１のフレームで、使用時に左目の遮蔽板のみ
を開けた状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ レンズ枠 ２ レンズ枠 ３ 不透明遮蔽板 ４ 不透明遮蔽板 ５ 蝶番 ６ 蝶番

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 眼鏡フレームのレンズが固定される両レ
   ンズ枠について、フレームの正面から見て左レンズ枠の
   左縦稜および右レンズ枠の左縦稜に、開閉自在で、閉時
   にそれがレンズ枠を覆う大きさの不透明遮蔽板が付設さ
   れたゴルフ練習時に着用する頸部横倒れ防止用眼鏡フレ
   ーム。