JPH0747158A - 優勢眼を用いたゴルフ視力訓練装置 - Google Patents

優勢眼を用いたゴルフ視力訓練装置

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JPH0747158A
JPH0747158A JP6079242A JP7924294A JPH0747158A JP H0747158 A JPH0747158 A JP H0747158A JP 6079242 A JP6079242 A JP 6079242A JP 7924294 A JP7924294 A JP 7924294A JP H0747158 A JPH0747158 A JP H0747158A
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George Hedlund
ヘドルンド ジヨージ
Thad T Owens
テイー オーウエンス タッド
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    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B69/00Training appliances or apparatus for special sports
    • A63B69/36Training appliances or apparatus for special sports for golf
    • A63B69/3608Attachments on the body, e.g. for measuring, aligning, restraining
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C5/00Constructions of non-optical parts
    • G02C5/001Constructions of non-optical parts specially adapted for particular purposes, not otherwise provided for or not fully classifiable according to technical characteristics, e.g. therapeutic glasses
    • G02C5/003Shooting or aiming glasses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B71/00Games or sports accessories not covered in groups A63B1/00 - A63B69/00
    • A63B71/06Indicating or scoring devices for games or players, or for other sports activities
    • A63B2071/0694Visual indication, e.g. Indicia
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゴルフアーがボールを見続けられるように、優
勢な側の目を訓練するための装置を提供する。 【構成】訓練装置の使用者が着用する帽子のへりに取り
付けられる形状のシールド部材から成る。シールド部材
には使用者の視野領域にウインドウ手段が配置される。
ウインドウ手段内には、使用者の一方の目を通して対象
物を視認しかつ焦点を合わせるための円のような第1の
参照手段と、使用者の他方の目を通して対象物を視認す
るための線の集合体のような第2の参照手段とが設けら
れる。 【効果】ゴルフ練習中に一方の目が他方の目よりも優勢
になるように訓練されるので、スイングからインパクト
の瞬間までボールを見続けられるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフ訓練装置に関し、
特にゴルフ帽のサンバイザやへりに取り付け可能なシー
ルドやレンズ部材を含むゴルフ訓練装置であって練習中
に視線を決定したり集中させたりすることを可能にさせ
るゴルフ訓練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ訓練装置としてさまざまなものが
提案されており、例えば足の踏み締め位置のマークを有
するマットとか、頭や帽子に取り付けてゴルフスウイン
グの間に目をボールに保たせて頭が動かないようにさせ
る装置などがある。ある種の装置は、クリップを用いて
帽子のへりに取り付けるプラスチックまたは板紙のよう
な平坦な材料から成り、ゴルフアーが目をボールに保持
できるようなのぞき孔が設けられている。
【0003】別の装置では、両目用のメガネの各穴に溝
を設けて、その中に横方向に摺動可能なビジョンスクリ
ーンを取り付けている。各ビジョンスクリーンには透明
な上部と垂直スリットを有する不透明な下部とが設けら
れ、ゴルフアーは、各目に合わせてスリットを調節し
て、ボールが調節されたスリットを通じて見えるように
する。
【0004】ゴルフアーに頭が動かないように教えるた
めの別の視力訓練装置は、各レンズ上に円形のターゲッ
トを設けたメガネから成る。レンズは透明な上部と不透
明な下部とを有し、2つの視線で見た場合に視線がブレ
ンドされて1つのかすんだ円形の影としてボールを包囲
するようになる。
【0005】これら従来の訓練装置は、大多数の人々が
視力の優勢な側の目(眼)を持っているという事実を見
落している。加えて、従来の装置は、頭は動かずに残っ
ていなければならないという信念に基づいて作られてい
る。ゴルフスイングにおいては、バックスイングやフオ
ロースルーの際に、頭、肩、身体位置に関し、広く知ら
れかつ有効に用いられているいくつかのフアクターがあ
る。
【0006】ここに数年にわたって議論されながらほと
んど無視されてきた1つのフアクターがある。多くのゴ
ルフアーは右ききであり、一般にこれらのゴルフアーは
右の目が優勢な側の目となる。しかしながら、右ききの
ゴルフアーにとっては左の目のほうがターゲット(ボー
ル)に近い目となる。右ききのゴルフアーに対して頭を
動かさないようにし目をボールから離さないようにさせ
るために、ゴルフプロはボールに対してアドレスした時
に頭を右にコックさせて優勢な側の右目を鼻のブリッジ
を通過したボールを見られるようにすることを教えてい
る。
【0007】ゴルフアーがゴルフボール上への視線を優
勢でない側の目から優勢な側の目へと移して正しいと教
えられた位置に自分自身を整列させた時、優勢な側は頭
に対して誤った側となる、すなわち、目からボールへは
直線ではなく角度がついた線になるので、左側からの視
線が正しく右からの視線は正しくない。多くのゴルフア
ーは頭を右に動かして頭がまっすぐ下に向かう左目と整
列するようにするが、これらのゴルフアーは当然に右き
きの人である。左ききの人の場合は反対向きに同じよう
にする。これはアドレスの際の頭の位置の問題を解決す
ることにはなるが、アドレスの際の頭を最適な位置から
ずらすことにもなる。これは、スウエー、ひねり、肩の
回転、スタンスが前すぎるなど、あらゆる種類の問題を
引き起こす。
【0008】頭の移動はゴルフスウイングにおける決定
的な問題である。この種の問題は他の領域にも見い出す
ことができる。ショットを見られるように目を訓練する
ことも大事なことである。今日教えられるゴルフレッス
ンの多くは、ゴルフアーはボールに対してボールをヒッ
トしたいと思う位置に立ち、ショットが発生すると認識
した位置でヒットするようにボールと相対し、ボールを
見てヒットせよ、と教えている。しかしながら、そのス
イングではボールに触る前にターゲットが見えなくなっ
てしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ゴル
フアーがボールを見るように訓練するのを補助すること
にあり、練習の際に優勢な側の目を訓練し、目による知
覚が脳に伝達されるようにすることにある。本発明の他
の目的は、目の優位性を利用し、目の優位性を訓練し、
頭の移動を制限し、足のスタンスを示し、平行に頭を位
置決めし、バックスイングの軌跡とテンポを教えること
ができる訓練装置を提供することにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、通常は視力が
優勢である側の目よりも他方の目を優勢になるように訓
練し、ゴルフアーのバックスイングとフオロースルーの
際のテンポと方向を教える方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、目の優位性が必要となる他
のスポーツ、例えばボールを打つ競技、ボールを投げる
競技、銃を打つ競技などに応用可能な訓練方法を提供す
ることにある。本発明のさらに他の目的は、ゴルフスイ
ングにおける頭の移動を訓練しかつインパクトの瞬間に
おけるボールを見るための訓練方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の前述した目的及
び他の目的は、ゴルフの打ちっ放し練習中に一方の目が
他方の目よりも優勢になるように訓練するための光学装
置あるいは優勢側の目を利用したゴルフ視力訓練シール
ド(遮蔽部品)を提供することによって達成される。装
置には長方形の視界部分の中にグラフイックス(画像)
を有する。装置にはさらにゴルフ帽あるいはサンバイザ
が含まれ、帽子内に縫われたトラック(溝)や帽子のへ
りにグラフイックデイスプレイシールドが取り付けら
れ、このシールドは縫われたトラック内に取付け取外し
が可能になっている。
【0012】グラフイックデイスプレイを含むシールド
は、帽子の着用者の目の前でその顔を包囲し、各耳の後
ろへと延伸するが、各耳の底部より下へは延伸せず、顔
の正面で鼻の底部よりも下へは延伸しない。シールドに
はクリアな長方形のウインドウ(窓部)が設けられ、一
方の目の前に位置決めされる円形が形成され、他方の目
の前に位置付けられるラインマトリックス(線の集合
体)が円形に隣接して形成される。ウインドウの外側の
領域は黒く塗られており、着用者が集中できるようにな
っている。
【0013】本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付
図面を参照した以下の記載によって明らかとなろう。複
数の図面において同種の符号は同種の要素を表してい
る。
【0014】
【実施例】図面、特に第1図に優勢眼を利用したゴルフ
視力訓練装置が符号20で示され、視野を遮蔽するため
のシールド部材22がサンバイザ26(あるいはゴルフ
帽)のへり24の周囲の下側に取り外し可能に取り付け
られるようになっている。シールド部材22は細長く
(図6)概ね不透明(黒塗り)または半透明で、概ね長
方形の透明中央部となるウインドウ28が設けられてい
る。
【0015】ウインドウ28は後述するように、多数の
グラフイックデイスプレイ、例えば図2A、図2Bの優
勢眼テスト用デイスプレイ30、31、あるいは図4
A、図4Bの実用グラフイックデイスプレイ32、33
のようなデイスプレイの1つを受け入れられるような形
状に作られる。グラフイックデイスプレイ30〜33
は、ウインドウ28内のシールド22に接着剤で取り付
けられる透明なうつし絵とすることができる。この代り
に、一方の目の優位性が判明しているゴルフアー用とし
て、デイスプレイはシールド22の一部として形成する
こともできる。
【0016】実用グラフイックデイスプレイ30、31
はゴルフ用に用いられ、その一方の側に隣接して円35
が、着用者の目の優位性に応じて左または右に設けられ
ている。円35に隣接したスペースには直線部36とそ
こから直角または垂直に上方へと向かって伸びる線分3
7〜41が形成され、各線分は円35から離れるに従っ
て長さが短くなるように段階付けられている。
【0017】円35と直線部36〜41とが結合するこ
とにより、これらは両方の目で見た場合にはターゲット
(ボール)に対して合致する十字線のように機能し、直
線部36はクラブの通過経路として機能し、線分37〜
41はゴルフクラブのヘッドを持ち上げるスピードに対
応できるように概ね等間隔に離れており、足の位置を決
めたり、アドレスの際の身体の移動を決めたりするため
の参照ポイントとして機能する。
【0018】シールド22の表面の大部分はゴルフアー
が気が散らないように黒く塗られることが望ましい。グ
ラフイックデイスプレイ30〜33はシールド22のウ
インドウ28と同様に透明に作られている。優勢眼を決
めるために、グラフイックデイスプレイ32、33(図
4A、図4B)を用いることができ、これらのデイスプ
レイには一方の目または他方の目の視線方向に配置され
るための単一な円35が設けられている。これらのデイ
スプレイはまたピストル競技などに用いられるターゲッ
トのような他の目的に利用することもできる。
【0019】図4C、図4Dにおいて、デイスプレイ3
2、33の使用方法について説明する。図4Cは着用者
の目から見える状態を表している。この図では線35’
が左側に破線で表示され、2つの実線の円35a、35
bは右目が優勢眼である着用者が両方の目を開けて見た
時に見える円を表している。図4Dは同じ着用者が左の
目を閉じて(すなわち右目で)見た時に見える状況を表
している。表示円35’(破線)は左に動いて実線35
dのように見え、わずかに楕円に見える。
【0020】使用時に、優勢でない側の目を訓練するた
めに、次のステップとして着用者は両方の目を閉じてか
ら次に左目だけを開くことに集中する。この精神状態で
着用者は両方の目を開け、次に左目で円を見るように集
中する。一連の手順としては、着用者は最初に左目を開
け、わずかばかり後に右目を開け、その間中ずっと左目
で円を見ようと集中する。この練習を続けることにより
左目を訓練することができ、訓練を多く重ねることによ
り訓練の結果が早く得られるようになる。最後の結果と
して、着用者は左目の前だけで円を見るようになり、右
目は視界を感じるだけになる。
【0021】グラフイックデイスプレイ30、31には
傾斜した水平線36が描かれ、この線によってテークア
ウエイの間にゴルフアーは、この線に対しクラブのヘッ
ドが動くのを観察することによりクラブの通路に集中す
ることができる。一方、段階付けられた概ね等間隔の垂
直線分はゴルフクラブのヘッドのテークアウエイ時のス
ピードを計る参照ポイントを提供し、ゴルフアーに対し
バックスイングの間のリズムを取るのを可能にさせる。
傾斜した水平線36はクラブの通路の線の参照ラインと
なり、ある平面内あるいはそれに沿った線から出たり入
ったりするようにしてクラブが通過するのに集中させる
働きがある。
【0022】説明のために、図2Aのグラフイックデイ
スプレイ30は左側に円35が描かれ、これは観察又は
視線の位置を表している。すなわち、円35はゴルフア
−の左目に近接しており、このデイスプレイは右ききの
ゴルフア−用である。この意図するところは、ゴルフア
−に対し左目を通してボール上に視線を集中させるため
であり、プレイ中における左目の優位性の程度を訓練す
るためである。
【0023】装置の使用方法について詳述する前に、図
6〜10を参照しながら、構成について説明する。図6
に示すように、シールド22は細長く着用者の目の前を
覆うのに充分な幅を有しており、着用者の鼻の底部の周
囲へと充分な長さで連続している。寸法的には、使用時
にシールド22が各耳の後ろまで連続するようなサイズ
であるが、各耳の底部より下には延伸せず、顔の正面で
鼻の底部よりも下方には延伸しないようなサイズに作ら
れている。
【0024】上端縁22a(図7)は帽子の着用と取り
外しのために平板状の端縁形状へと延伸している。下部
端縁には第1の中央端縁部分22b(図6)が形成さ
れ、これは上部の反対側端縁部分22aと概ね平行にな
っており、2つの側部端縁部分22c、22dは傾斜、
あるいはくさび状に形成されている。端縁部分22a、
22b間の表面はシールド部分22の中央部分であっ
て、シールド部分22はウインドウ28を包含しかつ着
用者の目の領域とマッチするような好適な寸法に作られ
ている。
【0025】図8、図9は、アタッチメント部材42を
表しており、部材42には主要部となるリボン部分42
aとそこから垂下したチャンネル部材42bとが設けら
れ、チャンネル部材42bは取り付け及び取り外しのた
めにシールド22の筒形端縁22aを摺動式に受け入れ
るような係合式のスロット(溝)形状を有するように作
られている。アタッチメント部材42は、適当な手段、
例えば縫い付け、接着、ベルクロ型突起などの手段を用
いて帽子のへり24の下側表面に取り付けることができ
る。
【0026】シールド22の筒形端縁22aは帽子のへ
り24の外形線とほぼ同じ形状であり、対称的に位置決
めされる。シールド22の端縁22aの曲線は、シール
ド22をサンバイザ26の正面側のへり24を横切って
真っ直ぐに保つ働きをする。シールド22の側部端縁部
分22c、22dは、シールド22が頭の耳の底部より
も上に残って上向きになるような角度を付ける働きがあ
る。図10は、サンバイザ26のへり24に対するシー
ルド22の位置を表している。
【0027】図11、図12には、頭部に訓練装置20
を着用したゴルフアー44が示され、バックスイングの
トップの位置でゴルフボール46及びゴルフクラブ48
に両目を集中している状態である。第1の実線50は右
ききのゴルフアー44の左目から引かれており、第2の
破線52はゴルフアー44の右目から引かれている。実
線50は円35(図6)を通る視線を表しており、一方
破線52は右目から格子状の線分マトリックス36〜4
1(図6)を通る視線を表している。図11はスタンス
を取った際の右目と左目の視線の相違による角度的な相
違、すなわち右目からボール46への角度的な相違を表
している。
【0028】説明のために、左目は、頭が真っ直ぐであ
ればボール46に対する視線はダイレクトな垂直線50
になる。破線52は右目が優勢眼である場合の右目から
見た角度の相違を表している。眼の優位性を右目から左
目へと変化させると、ゴルフアーは正しいヘッド位置に
到達すると同時に正しいアドレスに到達する。使用時に
おけるその目的は、ゴルフアー44が左目を通して見た
場合のボール46が円35と同心円の位置にくるように
集中させ、線36をクラブのテークアウエイ間の参照ラ
インとして用いるようにし、クラブヘッドの移動を一定
に保たせるようにし、段階付きの垂直線分37〜41を
一種のスピードメーターとして機能させ、クラブヘッド
のテークアウエイスピードの感覚的な基準を提供するこ
とにある。これはテークアウエイを固定させることにな
るが、もしもゴルフアー44がもっとアップライト(直
立)なスタイルを好む場合には、クラブの移動が線36
よりも下方になるようにすれば良い。
【0029】図13、図14は、さらに詳述しかつゴル
フアー44の頭に対するシールド22の方向を明示する
ための図であり、シールド22は概ね透明な材料で作ら
れている。図13は正面図であり、図14はシールド2
2の寸法と位置を表すための側面図である。シールド2
2の幅は、目の周囲でかつ耳の前方を包囲するのに必要
な幅に作られている。シールド22の高さは、着用者4
4の鼻よりもわずかに下方まで延伸している。シールド
22は帽子26のへり24の周囲に沿っているので、着
用者44がシールド22の内面との間に常用のメガネを
かけるだけの充分なスペースが残されている。
【0030】装置20の正面図には、着用者44の目に
対するウインドウ28の相関関係、及び左目にかぶさる
円35の位置、鼻のブリッジ部分の左側から右目の他の
側へと延伸する線分マトリックス36〜41の関係が表
されている。
【0031】ウインドウ28の上方及び下方端縁は平行
線であり、上方端縁はへり24の端縁に対して概ね平行
である。これらの水平線は、頭を平行線と整列させて、
肩をフエアウエー、グリーン、ターゲット領域などに関
連する線上に整列させるために用いられる。円35は真
っ直ぐ前方を見ることにより、左目のすぐ前に置かれ
る。このときに、長方形のウインドウ28の両側上の線
は、頭を真っ直ぐ下に向けて視覚ビジョン内に足の内側
を入れてその線をガイドとすることにより、足の位置を
整列させるのに用いることができる。このことは、自動
的に足の間の距離を適当な間隔にセットする働きがあ
る。これがなされると、肩、足、及び頭は所定の関係に
整列される。
【0032】最後のチエックポイントは手である。段階
付きの線分のうち、第1のそして最長の線分37は、手
を好適な位置にセットするのに用いられる。ゴルフアー
44が下を見ると、第1の線分37は右手の外側に位置
するようになり、手の位置を正しく整列させる。
【0033】シールド22内の円35は、目がこの円に
焦点を合わせるか、あるいは円の中のゴルフボール46
のような目標物に焦点を合わせるように配置されてい
る。これは自動的に頭を静止させる訓練になる。なぜな
らば、着用者が円の中の目標物を見失った時は最適位置
を外れていることになり、スイングをストップさせるこ
とになる。バックスイングが開始され頭が動いた場合に
は、プロの先生は生徒に身体をねじるのではなくコイル
状に巻き付くように教える。身体が巻き付くと、右足の
ひざがスタンスの内側に入る。もしこのひざがスタンス
の内側に入らないようだと、頭を動かさずに身体を巻き
付けることはできない。グラフイックデイスプレイの付
いたシールド22は、ゴルフアーのスイングの際の活力
ある初期移動の間、クラブヘッドのテークアウエイの訓
練を増進する。
【0034】図5は、アドレス位置における着用者の視
野を表しており、ゴルフボール46はデイスプレイ30
の円35内に同心に位置している。ゴルフクラブ48の
ヘッド48aはアドレス位置で示されている。デイスプ
レイ30の長方形領域は左から右へと水平になってお
り、これにより垂直線分37〜41の末端は面または線
を形成している。下側の線36は裏側の面を表してい
る。クラブヘッド48aをゴルフボール46からテーク
アウエイしていく際に、ゴルフアーはボール46から少
し離れた方向にある線分37〜41で定義される真直な
平面に従って動いてスムーズなテークアウエイを行うこ
とができる。ボール46を打つためにクラブを反対方向
に返す際には、クラブヘッド48aは裏側の面に従う。
すなわち、ヘッドの走行は線36に沿ってボール46に
向かって行く。かくして、非優勢側の目を適当に訓練す
ることにより、ゴルフアーはそのゴルフスイングの間中
ずっとボール46を円35内に位置させることにより、
左目をボール46に集中させることができる。
【0035】装置20はこれまでの説明ではゴルフにお
ける視線の訓練の向けられてきたが、その利用は目の優
位性が必要とされる他の分野、例えば野球のピッチヤー
へも同様に適用可能である。ピッチヤーがボールを離す
までのワインドアップ位置において、左の肩がターゲッ
トに向かって指向される。ピッチヤーが右ききで右目が
優勢眼であれば、軌道の角度はピッチヤーがターゲット
を右目で見ていればわずかに線の外にあるだろうし、ボ
ールを離す瞬間のタイミングでは正しい視野の線を失わ
せることになる。本発明はまたバッターがボールを打つ
場合の問題に対しても適用することができよう。バッタ
ーが目を訓練すればするほど、ボールのスピードのフア
クターに追随して良く見えるようになる。装置20を用
いた訓練を続けることにより、その円がボールを捕らえ
るように目を訓練することができる。
【0036】バスケットボールにおいては、プレーヤは
両手でシュートするので目の優位性を必要としないよう
に思われがちであるが、円の中にバスケットの目標を入
れることにより、視野の深さを改良することができ、特
定の動きに向けられるときの目の見え方を脳が計算する
ようになる。本発明は、目の優位性が必要とされるいか
なる状況においても用いることができ、その利用は装置
を使用する人に最適なフイードバックを提供する。
【0037】本発明の好適な実施例を参照しながら説明
してきたが、本発明は実施例に限定されることなく各種
の適用や修正を加えることが出来ることを理解された
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による優勢眼を用いたゴルフ視野訓練装
置の側面図である。
【図2】訓練装置に用いる左優勢眼用のデイスプレイ
(A)と右優勢眼用のデイスプレイ(B)を表す正面図
である。
【図3】クラブヘッドの速度と方向を示す線分がデイス
プレイ上に設けられているグラフイックシールドの斜視
図である。
【図4】2つの目によるテスト用グラフイックデイスプ
レイ(A)(B)と、これらのテスト用グラフイックデ
イスプレイを通じて見た視野(C)(D)を表す正面図
である。
【図5】ゴルフボールに対してアドレスした際に図2
(A)のデイスプレイを通じて着用者が見た視野を表す
概略図である。
【図6】図1の装置に用いられるグラフイックデイスプ
レイシールドを平坦に延ばした平面図である。
【図7】図6のグラフイックデイスプレイシールドを端
面から見た側面図である。
【図8】図6のグラフイックデイスプレイシールドを帽
子のへりに取り付けるためのアタッチメント部材の底面
図である。
【図9】図8のアタッチメント部材を端面から見た側面
図である。
【図10】訓練装置の帽子とシールドを分離して表した
斜視図である。
【図11】訓練装置を用いてゴルフアーがクラブをバッ
クスウイングのトップ位置まで持ち上げた状態を表す正
面図である。
【図12】図11のゴルフアーの頭を側方から見た斜視
図である。
【図13】訓練装置の着用者の頭部正面図である。
【図14】訓練装置の着用者の頭部側面図である。
【符号の説明】
20 訓練装置 22 シールド部材 24 へり 26 サンバイザ 28 ウインドウ 30〜33 デイスプレイ 35 円 36 直線部 37〜41 線分 42 アタッチメント部材 44 使用者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨージ ヘドルンド アメリカ合衆国 カリフオルニヤ州 92704 サンタ アナ ウエスト ウイン ド 2004 (72)発明者 タッド テイー オーウエンス アメリカ合衆国 カリフオルニヤ州 92506 リバーサイド アデレード コー ト 2749

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールなどの対象物に対し視力の優位性
    を必要とするスポーツなどで優勢眼を教えるための訓練
    装置であって、 装置の使用者が着用する帽子またはサンバイザのへりに
    取り付けられるような形状をしたシールド部材と、 前記シールド部材上に配置される概ね透明なウインドウ
    手段であって、使用者の視野領域に配置されるような寸
    法に作られているウインドウ手段と、 前記ウインドウ手段内に配置され、使用者の一方の目を
    通して対象物を視認しかつ焦点を合わせるように位置決
    めされている第1の参照手段と、 前記ウインドウ手段内に配置され、使用者の他方の目を
    通して対象物を視認するように位置決めされている第2
    の全く異なる参照手段であって、使用者が動作している
    間に対象物に対し参照ポイントを供給する第2の参照手
    段とを備え、 前記第1の参照手段が使用者に対し対象物上に焦点を合
    わせるように位置決めされているのに対し、前記第2の
    参照手段は使用者に対してその移動ラインを設定するよ
    うな形状に作られていることを特徴とする訓練装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の参照手段は円である請求項1
    の装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の参照手段は線の集合体である
    請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 前記対象物はゴルフボールであり、前記
    第2の参照手段はゴルフクラブのヘッドがゴルフボール
    に対して移動するための参照基準として用いられる第1
    の傾斜した線を含んでいる請求項2の装置。
  5. 【請求項5】 前記ウインドウ手段は概ね透明であり、
    前記シールド部材の残りは概ね不透明である請求項4の
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ウインドウ手段は概ね長方形であ
    り、その上端縁と下端縁は概ね平行で、使用者が立って
    いる地点に対する参照平面を設定するように位置決めさ
    れている請求項1の装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の参照手段は円であり、前記第
    2の参照手段は線の集合体である請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 前記対象物はゴルフボールであり、前記
    第2の参照手段はゴルフクラブのヘッドがゴルフボール
    に対して移動するための参照基準として用いられる第1
    の傾斜した線を含んでいる請求項7の装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の参照手段は前記第1の傾斜線
    に対して垂直で等間隔に配置された多数の線を包含し、
    前記等間隔の線はゴルフクラブのヘッドをテークアウエ
    イする移動スピードの参照基準を提供するようになって
    いる請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 前記ウインドウ手段は概ね透明であ
    り、前記シールド部材の残りは概ね不透明である請求項
    9の装置。
  11. 【請求項11】 前記ウインドウ手段は概ね長方形であ
    り、その上端縁と下端縁は概ね平行で、使用者が立って
    いる地点に対する参照平面を設定するように位置決めさ
    れている請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 ゴルフアーがゴルフボールに相対して
    アドレスしスイングする際の優勢眼を教えるための訓練
    装置であって、 装置の使用者が着用する帽子またはサンバイザのへりに
    取り付けられるような形状をしたシールド部材と、 前記シールド部材上に配置される概ね長方形で透明なウ
    インドウ手段であって、使用者の視野領域に配置される
    ような寸法に作られているウインドウ手段と、 前記ウインドウ手段内に配置され、使用者の一方の目を
    通してゴルフボールを視認しかつ焦点を合わせるように
    位置決めされている円形の参照手段と、 前記ウインドウ手段内に配置され、使用者の他方の目を
    通して対象物を視認するように位置決めされている第2
    の参照手段となる線分集合体であって、使用者がゴルフ
    クラブを動かしている間に参照ポイントを供給するため
    に水平方向に対してわずかに傾斜している第1の線を包
    含している線分集合体とを備え、 前記線分集合体は、前記円形の参照手段が使用者に対し
    ボール上に焦点を合わせるように位置決めされているの
    に対し、使用者に対してその移動の参照基準ラインを設
    定するような形状に作られ配置され寸法決めされている
    ことを特徴とする訓練装置。
  13. 【請求項13】 前記線分集合体は前記第1の線に垂直
    で等間隔配置された多数の線分を包含し、前記等間隔の
    線分はゴルフクラブのヘッドをテークアウエイするスピ
    ードの参照基準を供給するようになっている請求項12
    の装置。
  14. 【請求項14】 前記ウインドウ手段は概ね透明であ
    り、前記シールド部材の残りは概ね不透明である請求項
    13の装置。
  15. 【請求項15】 前記ウインドウ手段は概ね長方形であ
    り、その上端縁と下端縁は概ね平行で、使用者が立って
    いる地点に対する参照平面を設定するように位置決めさ
    れている請求項14の装置。
JP6079242A 1993-03-29 1994-03-28 優勢眼を用いたゴルフ視力訓練装置 Pending JPH0747158A (ja)

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