JP3002320U - 膝関節角度調節機構付き長下肢装具 - Google Patents

膝関節角度調節機構付き長下肢装具

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JP3002320U
JP3002320U JP1994002649U JP264994U JP3002320U JP 3002320 U JP3002320 U JP 3002320U JP 1994002649 U JP1994002649 U JP 1994002649U JP 264994 U JP264994 U JP 264994U JP 3002320 U JP3002320 U JP 3002320U
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正史 松浦
修 亀山
一郎 川村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 膝関節運動障害者の大腿・下腿の外側部から
足の少なくとも外側部にかけて添装される歩行補助用の
膝関節角度調節機構付き長下肢装具であって、大腿支持
部材と、180度よりも小さい角度の範囲で屈曲角度変
更可能な膝関節部材と、下腿支持部材と、足支持部材と
を連結してなり、(1)膝関節部の屈曲角度を検知する
角度検知機構、(2)足底部が床から離れたことを検知
する離床検知機構、(3)該膝関節部材の屈曲角度の固
定・解除機構、(4)上記各機構(1)〜(3)による
検知と作動を集中制御する制御機構を備えた膝関節角度
調節機構付き長下肢装具である。 【効果】 使用者の肉体的負担を可及的に軽減しつつ自
然な歩行状態を可能にすると共に、膝関節部の筋力をあ
る程度使用可能にし、リハビリテーション効果も生じ得
る様な長下肢装具を提供する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、膝関節運動障害者の大腿部および下腿部に装着して歩行を補助する ために使用される長下肢装具に関し、特に膝関節角度の調節機構を設けることに よって、所謂棒足歩行を改善し、自然に近い歩行状態が得られる様に工夫された 長下肢装具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
下半身不随者等を含めた膝関節運動障害者の歩行補助用として現在一般的に使 用される長下肢装具は、可動性よりも支持固定性が重要視されており、歩行時に は膝関節部を完全に固定した状態で使用される場合が多い。 例えば図6は、現在最も汎用されている長下肢装具における膝関節部の固定と 固定解除機構を例示するものであり、大腿側部に添えて装着される大腿支持部材 Aと下腿側部に添えて装着される下腿支持部材Bを、膝関節側部に添えられる回 転可能な枢支部材Cを介して連結してなり、該枢支部材Cに取り付けたロック部 材Dによって枢支部材Cの固定と固定解除が行なわれる。
【0003】 即ち、大腿支持部材Aと下腿支持部材Bとは、相対峙する先端側で枢支部材C により回転可能に連結されると共に、その一方側(図示例では下腿支持部材B側 )には掛止用突片Eが設けられ、他方側(図示例では大腿支持部材A側)にはロ ック部材Dが取り付けられており、大腿支持部材Aに対して下腿支持部材Bを直 線方向(180度)に回転せしめた後、掛止用突片Eの外面側にロック部材Dを スライドさせて固定すると、該長下肢装具は、図6(A)に示す如く直線状態で 固定される。一方直線状態を解除したい場合は、ロック部材Dを図面の上方にス ライドさせてロックを解除すると、図6(B)に示す如く下腿支持部材Bは枢支 部材Cで自由に回転できる様になり、膝関節部の固定が解除されて膝を自由に曲 げることができる様になる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記の長下肢装具では、膝関節部を直線状態で固定してから歩行を補 助するものであるから、使用者は所謂棒足歩行を強いられることになり、歩行が 不自然になるばかりでなく、上半身等にも無理な力がかかり、使用者に大きな肉 体的負担を強いることになる。しかも、障害者の中にはある程度の残存機能を有 して者も多く、リハビリテーションの意味もあって歩行時にある程度膝関節部の 残存筋力を活用できる様にすることが望ましいが、前述の様な長下肢装具では、 歩行時に膝関節部が完全に固定されており、残存筋が完全に拘束された状態とな っているので、膝関節部のリハビリテーション効果も全く期待できない。
【0005】 本考案はこの様な問題点に着目してなされたものであって、その目的は、従来 の長下肢装具に指摘される棒足歩行の欠点を解消し、使用者の肉体的負担を可及 的に軽減しつつ自然な歩行状態を可能にすると共に、膝関節部の筋力をある程度 使用可能にし、リハビリテーション効果も生じ得る様な長下肢装具を提供しよう とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することのできた本考案に係る長下肢装具の構成は、膝関節運 動障害者の大腿・下腿の少なくとも外側部から足の少なくとも外側部にかけて添 装される歩行補助用の膝関節角度調節機構付き長下肢装具であって、大腿支持部 材と、180度よりも小さい角度の範囲で屈曲角度変更可能な膝関節部材と、下 腿支持部材と、足支持部材とを連結してなり、 (1)膝関節部の屈曲角度を検知する角度検知機構、 (2)足底爪先側に設けたセンサーおよび/または足首関節の屈曲角度によ って足底部が床から離れたことを検知する離地検知機構、 (3)前記角度検知機構からの信号によって膝関節部材の屈曲角度を固定し 、また前記離床検知機構からの信号によって該膝関節部材の屈曲角度 固定を解除する、屈曲角度固定・解除機構、 (4)上記各機構(1)〜(3)による検知と作動を集中制御する制御機構 を備えてなるところに要旨を有するものである。 上記において使用される屈曲角度固定・解除機構(3)としては様々の構成が 考えられるが、代表的なものとして例示すれば、正・逆回転するスクリューナッ トとハブブレーキレバーを備えた構成のものである。
【0007】
【作用および実施例】
以下、実施例図面を参照しつつ本考案の構成および作用効果を具体的に説明す るが、本考案はもとより下記図示例によって制限を受けるものではなく、前後記 の趣旨に適合し得る範囲で適当に設計を変更して実施することも勿論可能であり 、それらはいずれも本考案の技術的範囲に含まれる。
【0008】 まず図1は、健康人の一歩行周期に合わせた着地と離床および膝関節部の曲が り状態を概念的に示したものであり、一歩行の開始期を前方への踏み出し時とす ると、着地前の踏み出しは、膝関節がほぼ180度(直線状)で行なわれ、その 直後に踵が着地した時点で足に体重がかかってくる。このとき、衝撃緩和のため 膝関節の角度は180度よりも僅かに小さくなり、この角度を保った状態で足底 接地および立脚中期に至る。次いで踵離床期では、体重が踵から爪先側に移行し 、爪先離床期までは体重が徐々に反対側の足に移行していくため、図示する足へ の加重は次第に少なくなり、爪先離床と同時に該足への加重は零となる。即ちこ の時点では、膝関節にも重力が全くかからなくなるので、膝関節を固定する必要 はなくなる。次いで次周期の踏み出しが行なわれ、再び体重がかかる踵接地時に は膝関節が固定されなければならない。
【0009】 本考案では、こうした一歩行周期における着地と離床、体重のかかり具合並び に膝関節角度の固定と固定解除等を自動的に制御できる様にし、安全で且つ自然 な歩行補助を実現できる様な長下肢装具を提供するものである。
【0010】 その具体的な構成は、例えば図2(A),(B)(長下肢への装着状態を示す 正面図および側面図)に示す通りであり、大腿部に添って装着固定される大腿支 持部材1と、180度よりも小さい角度の範囲で屈曲角度変更可能な膝関節部材 2と、下腿部に添って装着固定される下腿支持部3と、足支持部材4とを連結し てなり、且つ膝関節部材2の側部には、該膝関節部材2の屈曲角度検知センサー 5が設けられている。
【0011】 また、前記足支持部材4には、その下面爪先側に離床検知センサー6aが設け られるか、および/または、くるぶし部に対応する足関節部に離床検知用の足関 節角度検知センサー7が設けられている。そして、これらを組み合わせてなる本 考案装具の適所、一般的には前記膝関節部材2付近には、前記角度検知センサー 5からの信号によって膝関節部材2の屈曲角度を固定し、また上記離床検知セン サー6aおよび/または足関節角度検知センサー7により検知された離床信号に よって、該膝関節部材2の屈曲角度の固定を解除する屈曲角度固定・解除機構8 が設けられると共に、上記検知信号による着地と離床および前記機構による屈曲 角度の固定・解除を電子制御するための制御部9が設けられている。図中のBは バッテリーを示す。
【0012】 尚、図示した長下肢装具においては、大腿支持部材1に添えて大腿周りに抱接 固定される大腿抱接部材10が設けられており、該抱接部材10の内面側には肌 への接触を和らげるための柔軟材(スポンジやマット材等)が内張りされると共 に、ベルトなどの締付部材11により上肢部に対し装着もしくは離脱自在で、且 つ大腿周りのサイズに応じて締め付け量を自由に調整できる様に構成されている 。
【0013】 また、下腿支持部材3には、下腿部(ふくらはぎ付近)に添えて下腿周りに抱 接固定される下腿抱接部材12が設けられており、該抱接部材12の内面側にも 肌への接触を和らげるための柔軟材が内張りされると共に、ベルトなどの締付部 材13により大腿部に対し装着もしくは離脱自在で、且つ大腿周りのサイズに応 じて締め付け量を自由に調整できる様に構成されている。尚、図示する下腿支持 部材3には、その任意の位置に損複数の固定穴と固定ピンが設けられており、患 者の下腿長さに応じて長さを任意に変更しできる様に構成されている。この長さ 調整は、図示したものに限られる訳ではなく、例えば長穴と固定ピン、或はスラ イド穴と締付けねじ等の組み合わせを採用することも勿論可能である。
【0014】 また図示例では、大腿・下腿の内側にも上記大腿支持部材1および下腿支持部 材3の対応して補助用の支持部材1a,3aが設けられると共に、膝関節部材2 に対応してやはり回転自在の関節部材2aが設けられており、それらを設けるこ とによって長下肢装具としての装着状態は一層安定化するが、これらは場合によ っては省略して軽量化を図ることも可能である。
【0015】 下腿支持部材3の下方側には、足を包み込んで支持する足支持部材4が設けら れ、ベルト等の締付部材14によって足に固定できる様に構成される。そして該 足支持部材4の足関節部(くるぶし部)には、足関節角度検知センサー7が設け られるか、或は足底内側の爪先側に離床検知センサー6aが設けられ、更に足底 内側の踵側には必要により着地検知センサー6bが設けられる。尚、上記足関節 角度検知センサー7および離床検知センサー6aは、いずれも足が床から離れた ことを検知するために設けられるものであり、両者を併設しておけば一層確実な 離床検知が可能となるが、何れか一方だけを設けただけでも本考案の目的は達成 される。
【0016】 上記検知センサー6a,6b、角度検知センサー5,7などは、何れも制御部 9に電気的に接続されており、それらの検知信号に応じて屈曲角度固定・解除機 構8に膝関節部の屈曲角度を固定もしくは固定解除の指令信号が送られ、前記歩 行周期に応じて膝関節部材2の固定と固定解除が自動的に行なわれ、以下に詳述 する如く装着者の歩行補助が行なわれる。
【0017】 即ち図3は屈曲角度固定・解除機構8の具体例を示す説明図であり、この屈曲 角度固定・解除機構8は、前記制御部9からの信号によって正・逆回転するモー タ15と、該モータ15の回転軸に接続されたスクリューナット16、該スクリ ューナット16の正・逆回転に伴う進出・後退によって旋回するブレーキレバー 17および該ブレーキレバー17の作動によって膝関節部材2の回転を止め、あ るいは解除するブレーキ部材19によって構成され、これを大腿支持部材1また は下腿支持部材3の膝関節部側に固定し、膝関節部の屈曲角度の固定および解除 が行なわれる。ここで使用される進退機構としては、図示した様なスクリューナ ット16の他、ラック・ピニオン機構等の進退機構を採用することも勿論可能で ある。
【0018】 上記ブレーキ部材19の内部構造は、例えば図4に示す如く内拡式ブレーキ機 構を備えたものであり、ドラム状内空部を有するブレーキ本体19aの内部に、 上記内空部の内径と略同一半径の円弧で構成されると共にその外面側にゴム等の 摩擦部材が装着され、且つその一端を枢支された一対のブレーキシュー20a, 20aと、該ブレーキシュー20a,20aの枢支部とは反対側に設けられた引 きバネ21、該ブレーキシュー20a,20aの枢支部とは反対側先端の合わせ 位置に配置され、ブレーキレバー17に固定されその旋回によって回転するカム 22により構成されている。
【0019】 即ち、図4の実線で示す如くカム22の長径部分がブレーキシュー20a,2 0aの先端部に接触している時は、これらブレーキシュー20a,20aは引き バネ21に抗して広げられてブレーキ本体19aの内空部に圧接されており、ブ レーキがかかって膝関節部材2の回転は阻止される。一方、この状態から前記モ ーター15の正回転によってスクリューナット16が進出すると、それに伴って ブレーキレバー17が図4の矢印A方向に旋回すると共に、該レバー17に固定 されたカム22も同方向に回転する。その結果、図4の鎖線で示す如くブレーキ シュー20a,20aの先端合わせ位置の間隔は引きバネ21によって狭められ 、その先端間隔はカム22の短径によって規制されることになり、その結果、ブ レーキシュー20a,20aはブレーキ本体19aの内空部から離れてブレーキ が解除される。
【0020】 尚、ブレーキ部材19の内部構造も、引きバネ21とカム22を用いた内拡式 ブレーキ機構の他、図5に示す様な調節リンク23と引きバネ21を組み合わせ た様な他の内拡式ブレーキ機構、あるいは溝付外圧式ブレーキ機構や帯式ブレー キ機構、枕利用型ブレーキ機構等をはじめとして、公知の他の様々のブレーキ機 構を採用することが可能である。また、図示例では該ブレーキ機構を作動するた めの作動源として正・逆回転するモータを使用したが、この他油圧や空気圧等を 利用する流体シリンダーを採用したり、あるいは公知の他の駆動源を採用するこ とも勿論可能である。 次に、上記の様な屈曲角度固定・解除機構8を使用し、歩行状態に応じて膝関 節部材2の屈曲角度固定とその解除を行なう手順について、図1を再び参照しつ つ説明する。
【0021】 先ずこの装具を使用するに当たっては、使用者の歩行補助に最も適した膝関節 の屈曲角度を予め設定しておき、膝角度検知センサー5でこの角度を検知して屈 曲角度固定・解除機構8が作動する様に制御部9に入力しておく。そして、歩行 初期の踏み出し準備期(図1の(i) 以降)においては、前記ブレーキ部材19に よるブレーキを解除しておき、制御部9の作動をオンにして下腿を前方に振り出 す。その結果、下腿支持部材3は慣性により前方に旋回して膝関節は180度の 直線状態となった後、再び足先側の重力によって屈曲角度は小さくなってくる。 。
【0022】 そして膝関節部の屈曲角度が予め設定した屈曲角度に達すると、その角度は直 ちに角度検知センサー5によって検知され、その信号は制御部9から屈曲角度固 定・解除機構8に伝えられ、該機構8の作動によって前記ブレーキ部材19が作 動し、膝関節部材2の固定が行なわれる。こうした制御は、図1の(b) で示した 踵接地期の直前に行なわれる様に設定されており、従って、踵接地期においては 膝関節部材2は不回転に固定された状態となっており、この部分に体重がかかっ ても屈曲することがなく、体重を安全に支持することができる。
【0023】 このとき、上記作動の遅れによって踵着地期に膝関節部材2の固定が行なわれ ていない場合は、この装具に体重がかかった時点で支持効果が発揮されず、歩行 補助の目的を果たすことができないので、上記固定の時期設定は非常に重要であ るので、より安全を期して足底部に設けた前記検知センサー6bによって踵の着 地を検知し、それにより直ちにブレーキ部材19が作動する様な安全機構を設け ておけば、前記の様な屈曲角度固定・解除機構8の作動が遅れた場合でも、踵着 地期における膝関節部材2の角度固定が確実に実行されるので好ましい。
【0024】 この様にして膝関節部材2の屈曲角度が固定された状態で、図1の(b) で示す 足底接地、同(c) で示す立脚中期を経て、同(d) で示す踵離床期に至る。次いで 同(e) から同(f) に至って踵部が離床すると、この状態は直ちに前記離床検知セ ンサー6aによって検知され、その信号は制御部9から屈曲角度固定・解除機構 8に送られて、前記ブレーキ部材19が作動し膝関節部材2の固定解除が行なわ れ、膝関節部材2は自由回転状態となる。次いで、再び使用者による下腿の前方 振り出しによって次の歩行に移行し、こうした作動を繰り返すことによって連続 的に歩行補助が行なわれる。
【0025】 尚、上記では踵部の離床に足底部に設けた離床検知センサー6aを利用したが 、図1の(e),(f) からも確認できる様に、離床時においては爪先立った状態とな って足関節部の曲がり角度が大きくなるので、こうした状態を前記足関節角度検 知センサー7によって検知し、これにより離床検知を行なうことも可能であり、 更には、前記離床検知センサー6aと該足関節角度検知センサー7を併用して離 床検知をより確実に行なうことも有効である。
【0026】 尚、膝関節角度固定時における好ましい屈曲角度には、前述の如く個人差があ り、また、歩行状況(例えば、平地歩行や坂道歩行、歩行速度等)によっても、 好適屈曲角度は変わってくるので、最適の屈曲角度は、該装具の利用者や歩行状 況に応じて適宜調整できる様にするのがよく、こうした調整は例えば膝角度検知 センサー5の検知角度(リミットスイッチの作動角度など)を調節することによ って容易に行なうことができる。また、使用者が椅子等に座る場合は、前記ブレ ーキ部材19がブレーキ解除された状態で制御部9をオフとし、膝関節部材2を 自由回転状態にしておけばよい。
【0027】
【考案の効果】
本考案は以上の様に構成されており、膝関節部材の屈曲角度を任意の角度で固 定し、あるいはこれを解除して自由回転できる様な機構とすることにより、従来 の長下肢装具に指摘される棒足歩行の欠点を解消し、使用者の肉体的負担を可及 的に軽減しつつ自然な歩行補助を可能にすると共に、膝関節部の筋力をある程度 活用しながら利用できる様にすることによってリハビリテーション効果も得るこ とができる等、非常に優れた長下肢装具を提供し得ることになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】自然人の歩行状態、および本考案装具を用いた
ときの歩行補助を概念的に示す説明図である。
【図2】本考案に係る装具の具体例を示す正面図および
側面図である。
【図3】本考案で使用される膝関節部材の屈曲角度固定
・解除機構を例示する説明図である。
【図4】本考案で用いられるブレーキ部材の構成を例示
する説明図である。
【図5】本考案で用いられる他のブレーキ部材の構成を
例示する説明図である。
【図6】従来の長下肢装具を例示する要部説明図であ
る。
【符号の説明】
1 大腿支持部材 2 膝関節部材 3 下腿支持部材 4 足支持部材 5 屈曲角度検知センサー 6a 離床検知センサー 6b 着地検知センサー 7 足関節角検知センサー 8 屈曲角度固定・解除機構 9 制御部 15 正・逆回転モーター 16 スクリューナット 17 ブレーキレバー 19 ブレーキ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 亀山 修 豊中市上野東1丁目3−27−104 (72)考案者 川村 一郎 大阪市北区天神橋1丁目18番18号 川村義 肢株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膝関節運動障害者の大腿・下腿の少なく
    とも外側部から足の少なくとも外側部にかけて添装され
    る歩行補助用の膝関節角度調節機構付き長下肢装具であ
    って、大腿支持部材と、180度よりも小さい角度の範
    囲で屈曲角度変更可能な膝関節部材と、下腿支持部材
    と、足支持部材とを連結してなり、 (1)膝関節部の屈曲角度を検知する角度検知機構、 (2)足底爪先側に設けたセンサーおよび/または足首
    関節の屈曲角度によって足底部が床から離れたことを検
    知する離床検知機構、 (3)前記角度検知機構からの信号によって膝関節部材
    の屈曲角度を固定し、また前記離床検知機構からの信号
    によって該膝関節部材の屈曲角度固定を解除する屈曲角
    度固定・解除機構、 (4)上記各機構(1)〜(3)による検知と作動を集
    中制御する制御機構を備えてなることを特徴とする膝関
    節角度調節機構付き長下肢装具。
  2. 【請求項2】 屈曲角度固定・解除機構(3)が、正・
    逆回転するスクリューナットとハブブレーキレバーを備
    えたものである請求項1に記載の膝関節角度調節機構付
    き長下肢装具。
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