JP3001957U - ユニット体 - Google Patents
ユニット体Info
- Publication number
- JP3001957U JP3001957U JP1994004067U JP406794U JP3001957U JP 3001957 U JP3001957 U JP 3001957U JP 1994004067 U JP1994004067 U JP 1994004067U JP 406794 U JP406794 U JP 406794U JP 3001957 U JP3001957 U JP 3001957U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- house
- outer frame
- frame
- diagonal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】特別な知識、技能、道具を必要とせずに消費者
が自由に配置し組立、解体、増築ができ、大工さんや工
務店に頼むよりも安価に構造物を構成することを目的と
する。 【構成】ハウスの最小ユニットを概正方形の外枠と対角
線上の斜材とからなる枠材とし、このユニットどうしの
辺を連結してゆくことによって構造物を構成するもので
ある。
が自由に配置し組立、解体、増築ができ、大工さんや工
務店に頼むよりも安価に構造物を構成することを目的と
する。 【構成】ハウスの最小ユニットを概正方形の外枠と対角
線上の斜材とからなる枠材とし、このユニットどうしの
辺を連結してゆくことによって構造物を構成するもので
ある。
Description
【0001】
本考案は、構造用のユニット体に関するものである。
【0002】
従来組立ハウスなどで構造を極端に簡素化して主たる部材を工場生産とし、購 入した一般の素人である消費者が組立を行うものは従来にもあったが、概ね以下 のようなものでそれぞれ欠点を有していた。 A、構造を簡素化したとはいえ、組立作業には専門家並の知識、技能が必要であ り、構成する部材数も多い為、とても素人に出来るものではない。 B、工場生産された箇所以外の部材を加工するには、専用の工具が必要で、一般 に素人が用意できるものではなく、さらにそれらを使いこなすには高い技術を要 する。 C、内装等の仕上げ部材に安価なものを使用しているために用途として物置、勉 強部屋などに限定され、一般住宅としては使えない。 D、構造強度が十分に検討されたものでないため、大規模な建物に発展できない 、もしくは強度が十分であっても、特殊な構法なため建設省の評定を受けなけれ ば大規模な建物に適用できない。 E、主に足場などの仮設資材が必要で、素人が行なう工事のように建築期間が長 期にわたる場合、仮設資材の費用だけで膨大なものになり、消費者の負担が増大 してしまう。 F、組立後の物が完壁であればあるほど組立作業が複雑で困難な印象を与えてし まい、消費者の製作意欲をそいでしまう。 G、予め用意されたキットに基づいて組立てるだけの物であり、具体的な部材が 規格化されており購入者には窓、出入口等の配置を自由に構成できず画一的なの で不満がある。 H、解体、移設、増築などを考慮した設計でないため、基本的にそれらが困難で 、消費者が自由に行うことができない。 I、部材間の互換性がなく、最小ユニットが大きいため生産者側にとっても生産 、在庫の管理が複雑になり、さらに広大な在庫スペースが必要となる。
【0003】
上記従来の欠点は、いずれも従来の構造物を各々の部品に分解し、構成部材を簡 素化したに過ぎず、構造物を形成する基本ユニットの概念がないことによる。本 考案は構造物を形成するための基本ユニットを考案し、このユニットによって、 特別な知識、技能、道具を必要とせずに消費者が自由に配置し組立、解体、増築 ができ、大工さんや工務店に頼むよりも安価な建築物が得られることを課題とし ている。
【0004】
上記課題を解決する為、最小基本ユニットを概方形の外枠と斜材とからなる枠材 とし、このユニットどうしを連結してゆくことによって構造物を構成するものと した。
【0005】
図1は本考案の実施例を示すもので、この基本ユニットは組立ハウスの他一般住 宅へも発展できることを想定した。1は最小ユニットの枠体で、概正方形の外枠 10と対角を結んだ二本の斜材11とからなるものである。一般の梁、柱、土台 と連結するため外枠、および斜材の断面寸法は約30mm×約10mmで、材料 はツガ、マツなどの木材の他、プラスチックや軽量鉄骨を使用してもよい。この ユニットは外枠と斜材によって単体で静定構造物となっており、軸組構法の建築 物に組み込まれるものである。
【0006】 図2は図1に示したユニットを複数連結する場合の一例を示しており、ボルト・ ナットで隣り合う外枠どうしを緊結し、これを上下、左右に連続して行なうこと によって壁面を構成するものである。連結方法としてはボルト・ナットの他、鈎 型金物とくさびによるものでもよい。 また、ユニットの各辺の長さを約900mmとしておくことによって建物の大き さを決定するうえで目安となるし、また、既存の建築材料が規格寸法で使える。 ユニットの屋外側に予め外壁材を張付けておくことによって、ユニット連結と同 時に外壁が仕上がることとなり、組立作業はさらに迅速なものとなる。
【0007】
以上、説明したように、本考案によるユニットは、 構造物の組立作業に知識、道具、技能を必要とせず、部材が軽い為購入者であ る素人が容易に組立られ、大工さんや工務店に頼らないので安価にできる。 工場生産された部材のみで完成させることができ、消費者が特別な作業をしな くとも完成まで行なえる。 ユニットの屋内側はトラス構造を呈し、構造美を有するので内装工事を施すこ となくそのままで美しく、木材を使用した場合、木が露出しているから自然感覚 を与えるので、セカンドハウス、ロッジはもとより一般住宅としても使用できる 。 ユニット単体ですでに十分強度を有しいていることが明らかで、なおかつ軸組 構法となるから建設省の評定を経ずに確認申請が取れ、大規模な住宅に発展させ ることが可能である。 同様に、組立途中でも構造強度を有しているから作業者がユニット上部に乗っ て作業できるので足場の必要がなく、仮設資材の節約ができる。 ユニットが簡素で、組立作業が簡単なことが見た目に明らかなので、消費者の 製作意欲をそそる。 ユニット最小単位が小さいので、間取り、開口の配置などが自由にパズル感覚 でおこなえ、消費者が設計に参加できる楽しみがある。 ユニットは平板状なので保管しやすく、場所を取らないから解体、移設が容易 でなおかつ生産者にとって在庫などの負担が軽い。 完成後、増築、移築もしくは変更箇所がある場合も簡単に出来る。 という効果を発揮する。
【0008】
【図1】本考案による基本ユニットの斜視図。
【図2】図1に示したユニットの連結を説明する斜視
図。
図。
1…………………ユニット 10……………
……外枠 11…………………斜材 12…………
………ボルト用穴
……外枠 11…………………斜材 12…………
………ボルト用穴
Claims (1)
- 概方形の外枠と斜材とからなる枠材を最小ユニットと
し、上下左右に隣り合う複数の該ユニットの辺どうしを
連結具で連結し、構造体を構成することを特徴とするユ
ニット体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004067U JP3001957U (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | ユニット体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004067U JP3001957U (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | ユニット体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3001957U true JP3001957U (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=43137929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994004067U Expired - Lifetime JP3001957U (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | ユニット体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001957U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5124099U (ja) * | 1974-08-12 | 1976-02-21 | ||
JPS5478823A (en) * | 1977-12-07 | 1979-06-23 | Kureichi Eguchi | Portion material for construction |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP1994004067U patent/JP3001957U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5124099U (ja) * | 1974-08-12 | 1976-02-21 | ||
JPS5478823A (en) * | 1977-12-07 | 1979-06-23 | Kureichi Eguchi | Portion material for construction |
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