JP3001391U - お茶素材を詰めた棒状包材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 何時でも、誰でも、手軽にお茶を作ることが
出来、空のペットボトルの再利用が可能で、持運びが容
易で、安価でなお茶素材を詰めた包材を提供する。 【構成】 各種お茶素材を詰め、水等に浸漬し、内容物
を滲出させるようにした紙・布等の包材であって、ペッ
トボトル１０の口１１から挿入し、そのペットボトル１
０内に詰めた水３０に浸漬し、且つペットボトル１０の
口１１の上縁で折返した上の折返し部分４１を、前記口
とその口１１にねじ込むキャップ２０との間に挟み、固
定し、吊り下げる１方向に長い棒状包材である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、容易にお茶等を作ることが出来、持ち運びが容易で、安価なお茶素 材を詰めた１方向に長い棒状包材に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ウーロン茶・煎茶・焙じ茶・紅茶・麦茶・コーヒー挽粒・各種野草茶等 各種お茶素材を紙・布等の包材（ティーパック）に詰めた状態で、水・湯等に浸 漬し、内容物を滲出させ、種々のお茶・コーヒー等を作る方法は公知のことであ り、その際、包材として、一般に長方形状（座布団状）のもの、また、水・湯等 を入れる容器として、小は茶碗・カップから大はペットボトル或はガラスボトル がそれぞれ使用されている。さらに具体的に説明すると、紅茶を詰めた小さい長 方形状の１人用包材を糸で吊し、カップに注いだ湯の中に浸漬し、内容物を滲出 させ、お茶を作って、直ぐ飲んだり、図１に示すように、麦茶を詰めた大きい長 方形状の多人数用包材５０を大きなガラスボトル６０に詰めた水３０の中に浸漬 し、内容物を滲出させ、冷蔵庫等に保存する麦茶を作ったりしている。

【０００３】 しかしながら、上記１人用包材は、それはそれなりに便利であるが、コスト高 であり、しかも、取扱いが煩雑であると言う問題点がある。大きな長方形状の多 人数用包材はコストが低減されるが、包材が浮上がったり、出がらしとなった包 材を引出すのに糸等を付けておくか、糸を付けない場合、包材を取出すために、 作った麦茶の中に指を突っ込む必要があるか等の問題点がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、上記従来のお茶素材を詰めた包材は、コスト高で あったり、浮上がったり、出がらしとなった包材を引出すのに糸等を付けておく か、糸を付けない場合、包材を取出すために、作ったお茶等の中に指を突っ込む 必要があることである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

図２・図３を参考にして説明する。本考案は、各種お茶素材を詰め、水等に浸 漬し、内容物を滲出させるようにした紙・布等の包材であって、ペットボトル１ ０の口１１から挿入し、そのペットボトル１０内に詰めた水３０に浸漬し、且つ ペットボトル１０の口１１の上縁で折返した上部分を、前記口とその口１１にね じ込むキャップ２０との間に挟み、固定し、吊り下げる１方向に長い棒状包材で ある。

【０００６】

【実施例】

実施例について説明すると、１０は飲料水等を詰めてあった空のペットボトル 、１１はそのペットボトル１０の上端に一体に結合したネジ付きの口、２０はそ のネジ付きの口１１にねじ込むネジ付きのキャップ、３０はそのボトルに詰めた 水、４０はウーロン茶等の各種お茶素材４１を詰める紙・布等の１方向に長い棒 状包材であって、前記ペットボトル１０の口１１から挿入し、そのペットボトル １０内に詰めた水３０に浸漬すると共に、上の折直し部分４１をペットボトル１ ０の口１１の上縁に掛け、折返し、その口１１と前記キャップ２０との間に挟み 、固定し、吊り下げるようにしてある。

【０００７】 さら具体的に説明すると、この包材４０は、ペットボトル１０の口１１に挿入 可能な太さにしてあり、前記の通り、折返し可能に、上の折返し部分４１を５セ ンチ程度残して、お茶素材４２を詰め、封をしてある。なお、お茶素材４２とし ては、ウーロン茶・煎茶・焙じ茶・紅茶・麦茶・コーヒー挽粒・各種野草茶等を 挙げることが出来る。

【０００８】 作用について説明すると、ペットボトル１０のキャップ２０を取り、水３０を 詰め、その口１１から上記お茶素材４２を詰めた包材４０を挿入し、水３０の中 に包材４０を浸漬させた上、その空の上部分を口１１に掛け、外側に折返し、キ ャップ２０をネジ込み、包材４０の折返し部分を口１１とキャップ２０との間に 挟み、固定する。そうすることによって、空のペットボトル１０と水３０とお茶 素材５０を詰めた包材４０さえあれば、何時でも、誰でも、包材４０は水３０の 中に浸漬せ、内容物を徐々に滲出させ、内容物に応じたお茶を手軽に作ることが 出来るため、空のペットボトル１０が再利用可能であり、しかも、重い内容物の 入ったペットボトル飲料を購入し、家に持帰ると言う煩わしさもなくなり、価格 も１／４程度に低減される。

【０００９】 また、包材４０を挿入したペットボトル１０の姿勢としては、直立させるばか りではなく、横に寝せても、傾斜させても、極端に言えば、逆様にしても、包材 ４０の浮上がりを防止し、それを強制的に水中に浸漬させることが出来る。さら に、不要になった包材４０は、折返し部分４１を引張ることによって、取出すこ とが出来るため、糸等を取付ておく必要はない。

【００１０】 なお、ペツトボトル飲料は一般に糖分・ビタミン等の添加してあって、そのた め風味・味が変化したり、損われたりすることがあるが、本考案の包材４０は、 内容物がそのまま滲出されるため、上記一般市販のペツトボトル飲料の問題点が ない。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上のように構成されるため、何時でも、誰でも、包材４０によって 手軽にお茶を作ることが出来、空のペットボトル１０の再利用可能、重い内容物 ４２の入ったものを持運ぶ煩わしさがなく、価格も１／４程度であり、しかも、 包材４０を挿入したペットボトル１０の姿勢を自由に取ることが出来、内容物滲 出後の包材４０の取出しのために糸等を取付ておく必要がない。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来例を示す断面図である。

【図２】本考案の実施例を示す断面図である。

【図３】水を入れる前の状態における図２の一部切欠分
解図である。

【符号の説明】

１０ ペットボトル １１ 口 ２０ キャップ ３０ 水 ４０ 棒状包材 ４１ 上の折返し用部分 ４２ 内容物 ５０ 長方形状包材 ６０ ガラスボトル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 各種お茶素材を詰め、水等に浸漬し、内
   容物を滲出させるようにした紙・布等の包材において、
   ペットボトル（１０）の口（１１）から挿入し、そのペ
   ットボトル（１０）内に詰めた水（３０）に浸漬し、且
   つペットボトル（１０）の口（１１）の上縁で折返した
   上部分を、前記口とその口（１１）にねじ込むキャップ
   （２０）との間に挟み、固定し、吊り下げるところのお
   茶素材を詰めた１方向に長い棒状包材。