JP3001306B2 - 固定素子の打込みに用いる、携帯可能な燃焼動力作動型の作動装置 - Google Patents

固定素子の打込みに用いる、携帯可能な燃焼動力作動型の作動装置

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JP3001306B2
JP3001306B2 JP3263957A JP26395791A JP3001306B2 JP 3001306 B2 JP3001306 B2 JP 3001306B2 JP 3263957 A JP3263957 A JP 3263957A JP 26395791 A JP26395791 A JP 26395791A JP 3001306 B2 JP3001306 B2 JP 3001306B2
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chamber
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グシュヴェント ハンス
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ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/04Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/08Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by combustion pressure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D9/00Portable percussive tools with fluid-pressure drive, i.e. driven directly by fluids, e.g. having several percussive tool bits operated simultaneously
    • B25D9/06Means for driving the impulse member
    • B25D9/10Means for driving the impulse member comprising a built-in internal-combustion engine
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B71/00Free-piston engines; Engines without rotary main shaft
    • F02B71/04Adaptations of such engines for special use; Combinations of such engines with apparatus driven thereby

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、携帯可能な燃焼力作動型の作動
装置、例えば固定素子の打込み装置に関するものであ
り、特に、請求項1の前段に記載した形式の作動装置に
係るものである。
【0002】
【背景技術】上述した構成の作動装置は、例えば米国特
許第 4,759,318号明細書に記載されており、既知であ
る。
【0003】既知の作動装置は、空気・燃料混合物を燃
焼させるための燃焼室と案内シリンダ内で案内され、か
つ、空気・燃料混合物の燃焼により発生する作動圧力に
より駆動可能なピストンと、空気・燃料混合物を調製す
る手段とを具えている。
【0004】既知の作動装置を作動するにあたり、先
ず、燃焼室内に噴射された燃料と共に空気・燃料混合物
を形成するために、作動装置のグリップに設けられた別
体の手動ポンプ装置により空気を燃焼室内に圧送する必
要がある。しかし、この方法によれば、特に大容積の作
動装置において空気・燃料混合物の十分な渦流を生じさ
せることができない。しかも、液化ガスの燃焼室内への
噴射が外圧とは無関係であるため、燃焼特性には相当の
バラツキが認められる。
【0005】
【発明の開示】本発明の課題は、空気と燃料との不十分
な混合または燃料の計量誤差等に起因する着火ミスを含
む燃焼特性のバラツキを低減することのできる前述した
形式の作動装置を提案することにある。
【0006】この課題を解決するため、本発明による作
動装置は、燃焼室の燃焼室容積を少なくとも一つの燃焼
室壁の変位により可変とし、所定量の気体燃料を準備す
るための計量室を設け、燃焼室容積の増加に際して燃焼
室に発生する負圧により空気および気体燃料を燃焼室内
に吸入可能としたことを特徴とするものである。
【0007】本発明の有利な実施例は、従属請求項に記
載したとおりである。
【0008】本発明による作動装置においては、燃焼室
容積の増加に応じて燃焼室内に生じる負圧により空気・
燃料混合物を燃焼室に吸引することが可能である。さら
に、所定量の気体燃料を計量室から供給する。したがっ
て、燃焼室には常に一定量の気体燃料が供給される。気
体燃料は燃焼室内の負圧により計量室から吸引され、空
気吸入チャンネルにおいて別個に吸引された空気と共に
渦流を形成するため、燃焼室内では均一な空気・燃料混
合物を得ることができる。
【0009】本発明の有利な一実施例において、気体燃
料は、分配室において分配された量の液化ガスを気化す
ることにより得るものである。この液化ガス量は、分配
室に接続された液化ガス容器から分配室に供給される液
化ガス量に相当する。
【0010】一定比率の気体燃料を常に燃料室に供給可
能とするため、弁装置を介して液化ガス容器と接続する
分配室内で液化ガス量を分配する。分配室から排出され
た液化ガスは、分配室の排出弁を経て流出して気化す
る。かくして発生した気体燃料が計量室を満たすことに
より、計量室の容積が予定された容積まで拡大する。こ
れは、例えば、計量室に変位可能に設けたピストンによ
り実現可能である。すなわち、計量室が常に一定比率の
気体燃料を準備するため、燃料室内で空気・燃料混合物
を着火する着火プロセスに際して一定の爆発圧力を発生
させることができる。
【0011】例えば、作動装置を構造部材に対して接触
・離脱させる際に作動装置かた前方に突出するロッド等
を装置本体に対して押込み又は押出し変位させることが
できる。すなわち、ロッドを装置本体内に押込む場合、
液化ガス容器の排出口が閉鎖されると共に計量室に連な
る液化ガス分配室の排出口が開放される。また、ロッド
を装置本体から押出す場合には、液化ガス分配室の排出
口が閉鎖されると共に液化ガス容器の排出口が開放され
る。
【0012】作動装置を構造部材に当接すると、分配室
と液化ガス容器との間の弁が閉鎖するのに対して分配室
と計量室との間の弁は開放する。したがって、以前に分
配室に集合していた量の液化ガスだけが気化し得る。作
動装置を構造部材から離脱すると、分配室には新たな液
化ガスが計量室に向けて気化することなく充填される。
液化ガスは、次回の打込みプロセスにおいて初めて気化
するものである。
【0013】本発明による極めて有利な実施例において
は、計量室は空気・燃料混合物を燃焼室に充填する前に
瞬時に圧力調整チャンネルを介して大気と連通させる。
【0014】したがって、計量室は大気圧に応じて大量
の気体燃料を処理可能であるため、空気・燃料混合物の
形成に要する周囲の大気の吸引に際して、吸引した空気
量と気体燃料量との間に常に一定比率を維持することが
できる。すなわち、地理的高度、大気圧および大気温度
の如何を問わず、本発明による作動装置は燃焼室内に一
定の爆発圧力を生じさせることができる。
【0015】
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】以下、本発明を図示の実施例について一層
具体的に説明する。
【0017】本発明による作動装置は、釘、ボルト等の
固定素子を木材、鋼材、コンクリート等の構造部材に直
接打込むものである。
【0018】図1に示すように、本発明による作動装置
は、開口部1が設けられた打込み方向前方の第1ハウジ
ング部分2と、打込み方向後方の第2ハウジング部分3
とを具えている。両ハウジング部分2, 3は相対変位可能
に相互に結合する。ハウジング部分3にはグリップを結
合する。
【0019】作動装置の開口部1の銃身5内に位置する
固定素子4(例えば釘)を打込むにあたり、開口部1を
構造部材Bの表面Aに当接させる。固定素子4の頭部
は、ピストン7と堅固に結合されたプッシュロッド6に
より打撃する。ピストン7は、ハウジング部分2内にお
ける案内シリンダ8の長手方向に移動し得るよう、シリ
ンダ8内で案内する。
【0020】本実施例では、表面Aを鋼材S上に設置す
るシートBの表面により構成する。その場合、固定素子
4はシートを貫通して鋼材Sに打込まれるので、固定素
子4の頭部がシートBの表面A上に位置してシートBを
鋼材Sに対して押圧する。
【0021】案内シリンダ8内でピストン7を駆動する
ために燃焼室9を設け、この燃焼室9は案内シリンダ8
のグリップ側端分領域に配置する。燃焼室9も円筒形状
に形成し、第1ハウジング部分2内に固定する。燃焼室
9は、円筒形状の燃焼室ハウジング10から構成する。こ
の燃焼室ハウジング10の内部にはピストン側の環状燃焼
室壁11、プレート状の隔壁12およびプレート状の中間壁
13を配置する。円筒形状の燃焼室ハウジング10は後側、
すなわちグリップ側では後壁14において終止させる。壁
11,12,13は後壁14に対して平行に配置し、後壁14に対
して接近・離間変位可能とする。さらに、これらの壁は
それぞれシリンダ長手方向に対して垂直に配置する。
【0022】ピストン側の燃焼室壁11に貫通開口15を形
成し、この貫通開口15はピストン7に向けて後方に延在
する延長部7aにより閉鎖可能とする。ピストン7, 7a を
燃焼室壁11に対応する位置に一時的に保持するため、永
久磁石7bを設ける。これらの永久磁石7bは、燃焼室壁11
に対向するピストン表面に配置することができる。永久
磁石7bにより作動装置の停止時にピストン7, 7a を燃焼
室壁11に保持することが可能である。
【0023】燃焼室壁11は封鎖リングを介して円筒形状
の燃焼室ハウジング10の内壁に密着させ、その開口部1
に向けての変位を円筒形状の燃焼室ハウジング10に設け
たストッパー10aにより限定する。ストッパー10aは半
径方向内側に向けて延在させ、弾性リング10bを位置決
めする機能を発揮するものとする。燃焼室壁11を開口部
1に対して至近位置に到達する際に弾性リング10bに接
触させる。
【0024】燃焼室壁11には、貫通開口15に加えて排気
チャンネル16を形成する。排気チャンネル16をフラップ
背圧弁17により閉鎖可能とする。フラップ背圧弁17によ
り燃焼室9からの排気のみを許容する。そのためには、
燃焼室壁11を弾性リング10bから離間移動させる必要が
ある。
【0025】燃焼室9を隔壁12により前方のピストン側
燃焼室部分9aと、後方のグリップ側焼室部分9bとに区分
する。この隔壁12の外周も封鎖リングを介して円筒形状
の燃焼室ハウジング10の内壁に密着させる。隔壁12には
少なくとも一個の開口12aを形成し、この開口はばね負
荷されたプレート弁として形成した背圧弁12bにより閉
鎖可能とする。背圧弁12bは、隔壁12における燃焼室壁
11に対向する側に配置し、燃焼室壁11に向けて所定の距
離だけ弁座から持ち上げる。
【0026】隔壁12および背圧弁12b により、既にグリ
ップ側焼室部分9b内で着火された空気・燃料混合物を可
及的速やかにピストン側燃焼室部分9a内に導入して、燃
焼室部分内に存在する空気・燃料混合物の最適な燃焼を
可能とする。その燃焼原理は、米国特許第 4,365,471号
明細書に記載されており、既知である。
【0027】さらに、隔壁12の両側にスペーサ12c を配
置する。これらのスペーサ12cにより、壁11, 12, 13が
既に相互に密接する位置まで変位した時点においても、
各室の十分な換気を許容する。その理由は、スペーサ12
cにより各壁の間に排気チャンネルが形成されるからで
ある。
【0028】なお、燃焼室9内に存在する中間壁13によ
り、後方の焼室部分9bを後方のグリップ側室部分9cと、
前方のピストン側室部分9dとに区分する。グリップ側室
部分9cに、空気・燃料混合物を燃焼室9に供給するため
のチャンネル10dを接続する。したがって、中間壁13は
隔壁12と後壁14の間に位置し、その周辺領域に貫通チャ
ンネル13aを具える。これらの貫通チャンネルを介し、
グリップ側室部分9cとピストン側室部分9dとを相互に接
続する。多数の貫通チャンネル13aを中間壁13の周囲に
同一の角度間隔で分配配置することができる。壁が相互
に密接する状態で後方の凹所13b内に着火電極18aを収
める。
【0029】後壁14に着火機構18を設け、この着火機構
は後方の室部分9c内に突出する2個の着火電極18aを有
するものとする。着火機構18により、例えばグリップ内
におけるトリガーレバー19を作動すると、空気・燃料混
合物が後方の室部分9c内で着火される。なお、着火機構
18の詳細については、後述する。
【0030】壁11, 12, 13の変位を案内するために、多
数の案内ロッド20を燃焼室9内に配置する。例えば、3
本の案内ロッド20を燃焼室9の長手方向に対して平行
に、しかも同一の角度間隔で円筒形状燃焼室ハウジング
10の内周領域に分配配置する。案内ロッド20は後壁14の
円筒形状凹所21内にその長手方向に摺動可能に設ける。
案内ロッド20のほぼ中央領域で隔壁12を案内ロッド20と
軸線方向にねじ結合する。したがって、案内ロッド20お
よび隔壁12はいずれも燃焼室ハウジング10のシリンダ軸
線方向に変位可能である。燃焼室壁11は案内ロッド20の
前方部分22上に摺動可能に設け、前方部分22は燃焼室壁
11の周辺領域における対応する穿孔を貫通させる。各案
内ロッド20の前方部分22における前方ピストン側端部に
ねじスリーブ等よりなる拡大部分23を設ける。拡大部分
23により燃焼室壁11が案内ロッド20の前方部分22から離
脱するのを阻止する。燃焼室壁11は案内ロッド20の前方
部分22、すなわち拡大部分23と隔壁12との間の領域にお
いて変位可能とする。
【0031】中間壁13も案内ロッド20上で、すなわち隔
壁12から後壁14に向けて延在する案内ロッド部分24上で
摺動変位可能とする。各案内ロッド部分24は中間壁13の
周辺領域における対応する開口を貫通させる。隔壁12か
ら離間する方向への中間壁13の変位は、直径のより大き
な案内ロッド部分25により限定する。案内ロッド部分25
は円筒形状の凹所に摺動変位可能に設ける。中間壁13の
開口部1に向けての変位は、燃焼室ハウジング10の内壁
においてストッパー10cにより限定する。ストッパー10
cは、燃焼室ハウジング10の若干大きな内径を有する後
方領域において保持する。すなわち、中間壁13の直径は
隔壁12の直径より大きい。
【0032】壁11,12,13および案内ロッド20の変位は
案内シリンダ8の変位により可能となる。案内シリンダ
8のグリップ側端部は燃焼室壁11のピストン側表面と堅
固に結合する。したがって、案内シリンダ8がシリンダ
軸線方向に駆動されると、燃焼室壁11も同一方向に移動
する。そのため、案内シリンダ8の一部は燃焼室9内に
同軸的に突出する。
【0033】言うまでもなく、案内シリンダ8はその開
口部側端部に弾性を有する制動装置28を有する。この制
動装置はピストン7の制動に供するものである。案内シ
リンダ8の開口部側端部の周囲には軸線方向に相互にオ
フセットした一連の貫通開口26,27を形成する。これら
貫通開口の機能については後述する。
【0034】上述したとおり、グリップと結合した第2
ハウジング部分3は第1ハウジング部分2に対して相対
変位可能に結合する。この相対変位により燃焼室の容積
が変化して最小容積まで減少する。なお、第2ハウジン
グ部分3と第1ハウジング部分2との間の相対変位の方
向は、燃焼室ハウジング10のシリンダ長手方向およびピ
ストン7の作動方向(すなわち案内シリンダ8の長手方
向)に対してそれぞれ平行な方向である。その際、第2
ハウジング部分3が第1ハウジング部分2に向けて移動
する場合、燃焼室9の容積は変化する。
【0035】厳密に言えば、第2ハウジング部分3は管
状素子29,30を介して第1ハウジング部分2に結合し、
両ハウジング部分2,3の間の自由領域はベロー30aに
より被覆する。管状素子29,30はばね力に抗して長手方
向で変位可能とし、管状素子30の長手方向変位は動力伝
達機構Gを介して案内シリンダ8に伝達する。
【0036】管状素子30は燃焼室9のシリンダ軸線に対
して平行に延在するものとし、その後端部において第2
ハウジング部分3に固定する。これに対し、管状素子30
の前端部は第1ハウジング部分2に変位可能に配置す
る。管状素子30のほぼ中央領域に係止ロッド31を固定す
る。この係止ロッド31をばね32により第2ハウジング部
分3に向けて押圧する。ばね32は第1ハウジング部分2
の延長部において支持する。ばね32により管状素子30は
後方のグリップに向けて変位し、これに伴ってグリップ
は第1ハウジング部分2から離間する。しかし、管状素
子30およびこれに結合した係止ロッド31の後方への変位
は第1ハウジング部分2における適宜のストッパー、例
えばストッパー33により限定する。
【0037】管状素子30の前端部はキャリッジ34と堅固
に結合し、そのキャリッジは管状素子30の変位に応動し
て変位する。このキャリッジ34に回転軸35を設け、この
回転軸は図面において紙面に対して垂直に延在する。回
転軸35上には、小径の第1ピニオン36および大径の第2
ピニオン37を支持する。小径ピニオン36は第1ハウジン
グ部分2に固定した第1ラック38と噛合わせる。他方、
大径ピニオン37は案内シリンダ8の外周に固定し、シリ
ンダ長手方向に延在する第2ラック39と噛合わせる。両
ラック38,39は相互に平行に配置する。
【0038】したがって、第2ハウジング部分3が第1
ハウジング部分2に向けて移動する場合、管状素子30は
ばね32のばね力に抗して前方に向けて変位する。すなわ
ち、管状素子30がキャリッジ34を介して回転軸35に結合
しているため、回転軸35も前方に並進変位するものであ
る。これと同時に、小径ピニオン36は第1ラック38と噛
合っているため、ピニオン36は反時計方向、すなわち図
3における左回りに回転する。その際、大径ピニオン37
も反時計方向、すなわち左回りに回転するため、第2ラ
ック39を介して案内シリンダ8を駆動する。両ピニオン
36,37は回転軸35に固定する。かくして案内シリンダ8
が図1〜図3に示す前端位置に到達する。案内シリンダ
8の変位と同時に壁11,12,13が変位することにより、
燃焼室9の燃焼室容積が変化する。
【0039】第2ハウジング部分3が作動装置の表面A
からの離脱に際してもはや押圧されなくなると、特にば
ね32が管状素子30を後方に押動させて回転軸35を後方に
向けて並進変位するものである。この場合、両ピニオン
36,37が時計方向に回転するため、案内シリンダ8は燃
焼室9の容積は実質的に零となるまで後方の燃焼室9内
に突出する。その際、案内シリンダ8は係止を解除する
必要がある。これについては更に詳述する。
【0040】キャリッジ34、回転軸35、ピニオン36,37
並びにラック38,39等が帰属する動力伝達機構Gは、作
動装置の停止位置にロックされる。この停止位置におい
ては、第2ハウジング部分3および第1ハウジング部分
2も相対変位を行うことができないため、燃焼室9内に
空気・燃料混合物を供給することはできない。動力伝達
機構Gのロックを解除するために解除ロッド40を設け
る。この解除ロッド40は第1ハウジング部分2から前方
に向けて開口部1を僅かに越える位置まで突出させる。
解除ロッド40は作動装置の長手方向軸線に対して平行に
延在させる。解除ロッド40は長手方向におけるばね40a
のばね力に抗して第1ハウジング部分2の内部まで変位
可能とする(図4参照)。作動装置の開口部1が表面A
に押圧されると、先ず、解除ロッド40が第1ハウジング
部分2内に押し込まれ、かくして動力伝達機構Gをスラ
イダ部材61を介して解除する(図4参照)。この状態に
おいて第2ハウジング部分3を第1ハウジング部分2に
向けて変位させ、燃焼室9の容積を減少させることが初
めて可能となる。スライダ部材61は、ばね61bを介して
半径方向内方に向けて負荷され、解除ロッド40の押し込
みに際してロッド40の傾斜面40bに乗り上げる。スライ
ダ部材61は、動力伝達機構Gを解除すべく半径方向外方
に変位する。作動装置の使用後は、先ず、第2ハウジン
グ部分3を第1ハウジング部分2から離間させ、続いて
動力伝達機構Gを係止機構により改めて係止する。した
がって、解除ロッド40は再び前方に向けて変位し、開口
部1から上述した距離だけ突出する。その際、スライダ
部材61が再び半径方向内方に向けて移動してキャリッジ
34の係止溝61a内に嵌合する。
【0041】案内シリンダ8は、前方の燃焼室部分9a内
における空気・燃料混合物の燃焼中または燃焼室壁11に
向けてのピストン7の復元変位直後に変位するものであ
ってはならない。したがって、案内シリンダ8のかかる
変位を回避するために別の案内ピストン係止機構を設け
る。この係止機構として、半径方向に延在するレバーよ
りなる係止部材41と、作動装置の長手方向に延在する係
止ロッド42とを設ける。係止ロッド42は管状素子30の内
部に摺動可能に配置し、管状素子30から後方に向けて突
出させる。さらに、係止ロッド42は、その前端部と、キ
ャリッジ34に設けたストッパー44との間に配置したばね
43のばね力に抗して変位可能とする。その際、圧縮ばね
として形成したばね43は、係止ロッド42を管状素子30か
ら後方に押し出す機能を発揮する。トリガー19の腕部19
aは係止ロッド42の後端部に当接する。トリガー19は軸
19bを中心として回転可能とする。例えば、作業者が人
差し指でトリガー19を押込むとトリガー19が軸19bを中
心として時計方向に回転するため、腕部19aは、係止ロ
ッド42をばね43のばね力に抗して前方に向けて変位させ
る。トリガー19、腕部19aおよび軸19bは、第2ハウジ
ング部分3またはグリップの内部に配置する。
【0042】係止ロッド42に肩部45を設け、この肩部45
はこれに係止部材41が乗り上げる際に係止部材41を内方
に押込む機能を有するものとする。その際、係止部材41
は、案内シリンダ8の外周縁部に形成した溝46内に係合
する。摩擦抵抗を低減するため、係止ロッド42に対向す
る係止レバー41の外側端部には肩部45に乗り上げるロー
ラ41aを設けることができる。
【0043】図1〜図4に示す作動位置においては、燃
焼室9の燃焼室容積が最大となる。しかし、案内シリン
ダ8は未だ係止されていない。この係止は、肩部45がロ
ーラ41aに非常に密接しているため、トリガー19の作動
により直接的に行われるものである。図示の作動位置に
おいてトリガーを押込むと、先ず、係止ロール42をさら
に前方に変位させ、次に空気・燃料混合物を後方の燃焼
室部分9c内で燃焼させるための着火プロセスが開始され
る以前に案内シリンダ8が係止される。案内シリンダ8
の係止後に初めて着火可能となるため、案内シリンダ8
を係止しなければ着火することができない。そのため、
案内シリンダ8は完全に押し出された状態で初めて係止
することが可能となる。その理由は、溝46が案内シリン
ダ8の後端部に配置されており、燃焼室容積が最小とな
っていない場合には空気・燃料混合物が燃焼室9内で着
火されないからである。換言すれば、第2ハウジング部
分3が第1ハウジング部分2に対して完全に押圧されて
いない限り、着火は不可能である。
【0044】着火装置18は圧電素子を含む圧電装置47を
有するものとする。この圧電素子は、圧力を加えること
により着火電圧を着火電極18aに誘起する。その着火電
圧は、燃焼室部分9c内の空気・燃料混合物の着火に要す
るスパーク火花を着火電極18a間に発生するに十分な電
圧値とする。
【0045】圧電装置47に所要の圧力を印加するため、
係止ロッド42に固定した連動素子48を介して作動可能な
加圧装置を設ける。この連動素子48は、管状素子30にお
ける開口49を貫通して突出させる。管状素子30の長手方
向における開口49の長さを適切に定めることにより、管
状素子30に対する係止ロッド42の相対運動が連動素子48
により規制されない構成とする。
【0046】連動素子48を作動装置の内部に突出させ、
かつ、第1ハウジング部分2と第2ハウジング部分3と
の中間領域に配置する。
【0047】連動素子48に調整ねじ50を結合し、この調
整ねじ50は、係止ロッド42の長手方向に延在させる。調
整ねじ50により、第2ハウジング部分3が第1ハウジン
グ部分2に向けて変位する際に加圧装置が作動するタイ
ミングを調整可能とする。調整ねじ50は連動素子48に形
成した雌ねじを介して連動素子48に固定する。
【0048】前述したとおり、圧電装置47と連動素子48
および調整ねじ50との間に加圧装置を設ける。この加圧
装置により、トリガー19による係止ロッド42の変位に際
して圧電装置47を機械的に加圧し、空気・燃料混合物の
着火に要するスパーク火花を発生するために衝撃的に圧
電装置47から離脱させる。
【0049】加圧装置に加圧アーム52を設け、この加圧
アーム52の上端部は偏心部材53と、下端部はフック54と
それぞれ結合する。加圧アーム52は偏心部材53に設けた
回転軸55を中心として旋回可能とする。加圧アーム52の
下端部におけるフック54は、ねじ56を介して加圧アーム
52と結合する。フック54をU字形状に形成し、そのU字
の一方の脚部を加圧アーム52に固定すると共に、フック
54の遊端側における他方の脚部は開口部1および回転軸
55に向けて更に前方に延在させる。フック54の遊端側に
おける脚部を上方から捕捉する爪状の捕捉装置57を設け
る。この捕捉装置57により、係止ロッド42の前方への変
位に際して調整ねじ50も前方に変位する場合には当該遊
端側脚部および加圧アーム52の遊端を開口部1に向けて
前方に連行する。この場合、加圧アーム52は回転軸55を
中心として時計方向に回転するため、圧電素子は既に偏
心素子53により圧力が印加された状態となっている。
【0050】上記の過程を通じて案内シリンダ8は既に
係止レバー41により係止されており、その理由は係止レ
バー41が肩部45に乗り上げて案内シリンダ8の外周にお
ける溝46に係合しているからである。
【0051】捕捉装置57が2本の案内ピン58,59を介し
て長手方向スリット60により誘導されるため、先ず連動
素子48が前方に向けて水平に変位する際に捕捉装置57も
前方に向けて変位可能となり、加圧アーム52をさらに時
計方向に回転させる。したがって、捕捉装置57は先ず作
動装置の長手方向に向けて変位する。しかし、長手方向
スリット60はその開口側端部および前部端部において前
方および外方に向けて斜めに転向するため、捕捉装置57
が前方に更に変位すると案内ピン58は外方に向けて斜め
に移動する。その結果、捕捉装置57は反時計方向に回転
し、フック54の遊端側脚部を解放する。加圧アーム52は
機械的圧力により極めて迅速に反時計方向に復元旋回可
能となり、比較的高い着火電圧が着火電極18aに発生す
る。
【0052】捕捉装置57は、ばね87のばね力に抗して開
口部1に向けて前方に変位可能であるため、連動素子48
の対応する復元変位の後に再びグリップに向けて後方に
変位する。その際に捕捉装置57がフック54の遊端側脚部
を再び捕捉するため、加圧アーム52はグリップの次の押
圧過程において再び加圧を行うことができる。フック54
の遊端側脚部を介して捕捉装置57を作動方向に摺動させ
るため、捕捉装置57には適宜の傾斜面57aを設ける。
【0053】次に、燃焼室に対する空気・燃料混合物の
供給につき図4および図5を参照しつつ一層具体的に説
明する。
【0054】図4に示すとおり、カートリッジ状の液化
ガス容器62を第1ハウジング部分2内に配置する。容器
62は液化ガスが空になった時点で交換する。容器62は、
前面に圧力を作用させて開放可能とした排出弁63を有す
る市販の液化ガス容器で構成することもできる。
【0055】液化ガス容器62を排出弁63を介して分配
室64と接続し、排出弁63が開放される際に液化ガスを容
器62から分配室64内に流入させる。また、分配室64に排
出弁65を設け、液化ガスを分配室64から排出弁65を介し
てガスチャンネル66に供給可能とする。
【0056】図4に示すとおり、分配室64と液化ガス容
器62とは解除ロッド40と一直線上に配置する。作動装置
が表面Aに当接し、係止ロッド40がばね40aのばね力に
抗して第1ハウジング部分2の内部に押圧されてその長
手方向に変位する場合、係止ロッド40の前方部分40cは
分配室64の排出弁65と接触し、排出弁65を図4における
右方に向けて押圧する。この場合、排出弁65が開放さ
れ、同時に液化ガス容器62の排出弁63は閉鎖される。か
くして分配室64から供給された液化ガスは、ガスチャン
ネル66に到達して気化する。
【0057】これに対して、作動装置を表面Aから離間
させると、ばね40aは解除ロッド40を第1ハウジング部
分2から図4における左方に向けて押し出す。その結
果、排出弁65も図示しないばねにより左方に向けて変位
して閉鎖する。同時に、液化ガス容器62の排出弁63が前
述の機構により開放するため、分配室64には新たに液化
ガスが供給される。ガスチャンネル66における気化ガス
の解除ロッド40に沿う漏洩を阻止するため、解除ロッド
40にその分配室64に対向する端部に封鎖リング40dを設
ける。分配室64は、例えばハウジング部分2における凹
所として形成することも可能である。
【0058】ガスチャンネル66を計量室67と接続し、こ
の計量室67内にピストン68を変位可能に配置する。ピス
トン68は軸線方向のピストンロッド69に固定する。ピス
トンロッド69は計量室67の壁70を摺動貫通し、その遊端
は係止ロッド31と接触して係止ロッド31を連行可能と
し、係止ロッド31自体は管状素子30に固定する。調整ね
じ31aにより計量ストロークを調整可能とする。
【0059】図4に示す作動装置の作動状態において
は、燃焼室9(図2参照)の容積が既に最小となってい
る。前述したとおり、グリップが解除されると第2ハウ
ジング部分3は第1ハウジング部分2から離間する。そ
の結果、係止ロッド31も図1および図2における右方に
向けて移動する。したがって、作動装置の停止状態にお
いては、係止ロッド31とピストンロッド69とは相互に離
間する。この場合、係止ロッド31はシリンダチャンネル
72においてシリンダの長手方向に摺動変位可能とする中
空シリンダ71を図5に示す位置までグリップ方向に押し
出す。
【0060】中空シリンダ71の内部に弁装置73を配置
し、この弁装置73によりシリンダチャンネル72を空気吸
入チャンネル74と燃焼室チャンネル75とに区分する。弁
装置73は、空気吸入チャンネル74から燃焼室チャンネル
75への流れ方向にばね76のばね力に抗して開放可能とす
る。このばね76は、後方から中空シリンダ71にねじ込み
可能なソケット77により支持する。このソケット77に対
してばね78を後方から押圧する。このばね78はシリンダ
チャンネル72の端部側の後壁79において支持する。
【0061】シリンダチャンネル72の前方領域に開口80
を形成し、この開口80を通じてシリンダチャンネル72を
大気と連通させる。弁装置73が開放位置にあるときに、
大気が開口80を通じて空気吸入チャンネル74に流入す
る。さらに、空気吸入チャンネル74には、半径方向の供
給開口74cおよび半径方向の燃焼室開口74bを形成す
る。この燃焼室開口74bを介して燃焼室チャンネル75
を、燃焼室9に通じるチャンネル10dと結合可能とす
る。これに対し、環状スペース74aにより計量チャンネ
ル81を図4に示されていない圧力調整チャンネル82と結
合する(図5〜図9参照)。圧力調整チャンネル82は大
気中に開放する。他方、計量チャンネル81を計量室67と
接続する。計量チャンネル81および圧力調整チャンネル
82を軸線方向にオフセットさせて配置し、後者はグリッ
プ端部に向けてさらに延在させる。
【0062】中空シリンダ71のシリンダ軸線方向への移
動は、一方では中空シリンダ71に対して半径方向にのみ
可動としたスライダ83により限定する。このスライダ83
は、通常は中空シリンダ71の周囲において溝84に係合さ
せる。しかし、前記の溝84は中空シリンダ71の所定の軸
線方向変位を可能とする長さを有するものとする。図4
において中空シリンダ71が最右端位置まで後方に変位し
た状態で、燃焼室チャンネル75およびチャンネル10dは
燃焼室チャンネル開口74bを介して相互に接続する。管
状スペース74aおよび計量チャンネル81は相互に離間す
るのに対し、貫通開口74aおよび圧力調整チャンネル82
(図5参照)は相互に接続する。
【0063】スライダ83により中空シリンダ71が最左端
位置まで前方に変位した状態では、燃焼室チャンネル75
も燃焼室チャンネル開口74bを介してチャンネル10dと
接続する。他方、環状スペース74aおよび圧力調整チャ
ンネル82は相互に離間するのに対し、貫通開口74aおよ
び計量チャンネル81は相互に接続する(図8参照)。
【0064】係止ロッド42を前方に向けて変位させてス
ライダ83を半径方向内側に引込むと、着火プロセスが開
始され、中空シリンダ71も半径方向の外側延長部85がシ
リンダチャンネル延長部86に当接する位置まで前方に移
動可能となる。この位置においては燃焼室チャンネル75
およびチャンネル10dが相互に離間するのみならず、計
量チャンネル81および環状スペース74aも相互に離間す
る(図9参照)。
【0065】計量室67内にダイヤフラム67aを配置する
ことができ、封鎖素子としてのダイヤフラム67aにより
気体燃料がピストン縁部からその背後に連なる領域に漏
洩するのを防止する。
【0066】以下、上述した構成を有する作動装置の作
動態様を詳細に説明する。
【0067】先ず、作動装置は、燃焼室9に設けた壁1
1,12,13が相互に重なった状態で後壁14に乗上げる停
止位置にあるものとする。案内シリンダ8はその大部分
が燃焼室ハウジング10の下側に位置する。燃焼室容積は
実質的に零である。さらに、動力伝達装置Gがロックさ
れている間は第2ハウジング部分3が第1ハウジング部
分2から最も遠く離間している。最初に固定素子4を銃
身5内に導入する。固定素子4は銃身5内の所定箇所に
位置決め可能である。作動装置の開口部1を構造部材B
の表面Aに当接させると、解除ロッド40が第1ハウジン
グ部分2に押込まれる。そのため、動力伝達装置Gのロ
ックが解除され、弁63,65が作動する。次に、開口部1
を表面Aに押圧するとグリップにより第2ハウジング部
分3を第1ハウジング部分2に向けて変位させることが
できる。この変位に応じて管状素子30が変位し、動力伝
達装置Gを介して案内シリンダ8は燃焼室9から引出さ
れる。動力伝達装置Gの変速比は、第2ハウジング部分
3が完全に変位した後に案内シリンダ8が燃焼室9から
完全に引出されて最前端位置に達するように適切に設定
する。
【0068】案内シリンダ8が停止位置から変位すると
始めに燃焼室壁11が案内ロッド20の拡大部分23に当接す
るまで開口部1に向けて変位する。案内シリンダ8が更
に前方に移動すると、案内ロッド20が連行されると共に
隔壁12も連行される。中間壁13は、遅くとも中間壁13が
案内ロッドの大径部分25により連行される場合に開口部
1に向けて変位する。開口部1に向けての壁11,12,13
の変位は、燃焼室壁11が弾性リング10bに当接すると共
にフラップ背圧弁17が閉鎖するまで継続する。なお、フ
ラップ背圧弁17は、燃焼室壁11が弾性リング10bに当接
することにより閉鎖することは言うまでもない。さら
に、中間壁13の開口部1に向けての変位は、ストッパー
10cにより限定される。
【0069】隔壁12の両側におけるフランジ状をなすス
ペーサ12cは、特に、壁11,12または壁12,13が完全に
重なるのを防止する。これは、各壁11,12,13が燃焼室
に残留する水分により密着するのを回避するためであ
る。スペーサ12cは、燃焼室の容積減少に際して燃焼室
の完全な換気を許容する換気チャンネルを形成する機能
も発揮する。
【0070】解除ロッド40を第1ハウジング部分2内に
押込むことにより、前述したとおり、計量室67内に気体
燃料を充填することができる。この気体燃料は、分配室
64内における液化ガスの気化によってガスチャンネル66
内で得られたものである。
【0071】解除ロッド40の押込みプロセス開始時にお
ける計量室67内でのピストン68の初期位置は、図5aに示
すとおりである。係止ロッド31は、ここでは完全にピス
トンロッド69から離間している。
【0072】解除ロッド40を第1ハウジング部分2に完
全に押込み、液化ガスがガスチャンネル66内で気化する
と、ピストン68は発生するガス圧力により中空シリンダ
71または係止ロッド31に向けて変位する。かくして、計
量室容積は最小値に達するため、所定量のガスが計量室
67内に供給可能となる。計量室スペースは、特に、前述
したダイヤフラム67aにより限定される。ピストン68の
変位または計量室容積の最少化は、グリップが未だ押圧
されていない時点で行われる(図8参照)。したがっ
て、係止ロッド31は依然として停止位置に止まり、中空
シリンダ71はばね78により係止ロッド31に対して押圧さ
れる。他方、ピストンロッド69と係止ロッド31は、両者
間に所定の間隔が維持されるように相対的に接近変位す
る。
【0073】図6に示した状態においては、作動装置は
既に表面Aに対して押圧されており、他方、グリップお
よび第2ハウジング部分3は未だ変位していない。これ
らを第1ハウジング部分2に向けて変位させると、係止
ロッド31も変位する(図7参照)。係止ロッド31を前方
に向けて変位させると、中空シリンダ71も変位するため
に計量室チャンネル81が環状スペース74aを介して圧力
調整チャンネル82と一時的に接続される。したがって、
計量室67におけるガス圧力は大気圧と平衡する(図7参
照)。
【0074】係止ロッド31を更に前方に変位させると
(図8参照)、中空シリンダ71の前方への変位は、溝84
に係合するスライダ83により規制される。環状スペース
74aは計量室チャンネル81とのみ接続し、圧力調整チャ
ンネル82との接続は断たれる。同時に、燃焼室チャンネ
ル75は依然として燃焼室チャンネル開口74bを介してチ
ャンネル10dと接続する。
【0075】他方、係止ロッド31を中空シリンダ71から
引上げることによりピストンロッド69およびピストン68
が、計量室容積を減少する方向に変位する。計量室67内
の気体は、計量室チャンネル81,環状スペース74aおよ
び供給開口74cを通過して吸気吸入チャンネル74まで圧
送される。管状素子30が開口部1に向けての変位に応じ
て燃焼室9の容積が減少するため、燃焼室内には負圧が
生じる。これは、前述したとおり、燃焼室が大気に対し
て密閉されているからである。したがって、負圧は燃焼
室チャンネル75においても生じるため、弁装置73が開放
される。燃焼室チャンネル75に負圧が作用することによ
り気体燃料が吸引されるのみならず、大気も開口80およ
びシリンダチャンネル72を介して吸引される。その際、
燃料と空気とが相互に渦流混合されて最終的にチャンネ
ル10dを介して燃焼室9内に達する(図8参照)。
【0076】第2ハウジング部分3が第1ハウジング部
分2に対して完全に押圧された場合、トリガーレバー19
により着火プロセスが開始可能となる。トリガーレバー
19を押込むと(図9参照)、係止ロッド42は開口部1に
向けて変位する。その際、管状素子30が突出する係止ロ
ッド42の傾斜面42aがスライダ83と接触してスライダ83
を半径方向外側に向けて溝84から離脱変位させる。中空
シリンダ71は、作動装置の開口部1に向けてばね78によ
り更に変位可能である。その際、中空シリンダ71は、そ
の半径方向における外側延長部85がストッパー86に当接
して、燃焼室チャンネル開口74bを閉鎖する位置に保持
される。さらに中空シリンダ71が計量室チャンネル81を
閉鎖するため、燃焼室9内の空気・燃料混合物に着火す
ることが可能である。
【0077】作動装置を表面Aから離脱させると、係止
ロッド31が再びグリップ側端部に向けて変位し、中空シ
リンダ71をその初期位置に連れ戻す。その際、中空シリ
ンダ71は、着火直後に再び半径方向内側に向けて変位す
るスライダ83によって再び係止される。ピストン68は、
解除ロッド40を改めて押込んでピストン68を再び係止ロ
ッド31に向けて変位するまで、その前方に変位した位置
に止まる(図5参照)。
【0078】案内シリンダ8および壁11, 12, 13が開口
部1に向けて前方に変位すると、壁11, 12または壁12,
13の間における燃焼室容積が減少するため、発生した負
圧により前述のとおり空気・燃料混合物は後方の室部分
9cにおける開口10dを通過して燃焼室9全体に吸引され
る。したがって空気・燃料混合物は、初めに後方の室部
分9cに流入し、次にチャンネル13aを経て前方の室部分
9dに到達する。一定の圧力比に基づいて隔壁12における
背圧弁12bが開放するため、空気・燃料混合物は開口12
aを通過して前方の燃焼室部分9aに流入可能となる。
【0079】燃焼室容積が完全に減少した後、案内シリ
ンダ8の周縁部における溝46は係止レバー41の上部に位
置する。その結果、トリガーレバー19を作動することに
より案内シリンダ8を係止することが可能となる。
【0080】この位置においてトリガーレバー19を押込
むと、最初に腕部19aを介して係止ロッド42がばね43の
ばね力に抗して前方に変位する。その際、係止レバー41
の下側端部に設けたローラ41aが肩部45に乗り上げるた
め、係止レバー41は溝46内に係合する。その場合、案内
シリンダ8は前進・後退変位を行うことが不可能とな
る。トリガーレバー19を更に押込むと、室部分9cの開口
10dも閉じる。係止ロッド42を前方に向けて変位させ
ると、連動素子48も前方に向けて変位するため、加圧ア
ーム52は時計方向に回動する。肩部45が係止レバー41を
溝46内に完全に係合させた後、捕捉装置47の案内ピン58
が案内スリット60の外側狭まり部分に到達し、加圧アー
ム52を解放する。その結果、加圧アーム52は反時計方向
に回動可能となる。電極18aの間に生じるスパーク火花
により空気・燃料混合物が後方の室部分9cにおいて着火
するため、室部分9cにおける火炎前線が半径方向外側に
拡大する。火炎前線は貫通チャンネル13aを経て前方の
室部分9dに到達し、当該室部分9dおよび前方の燃焼室部
分9aに存在する空気・燃料混合物を予圧する。次に、火
炎前線は背圧弁12bの弁開口を経て前方の燃焼室部分9a
に達するので、当該室部分9aに存在する空気・燃料混合
物は爆発的に着火する。
【0081】その結果として、ピストン7が開口部1に
向けて加速され、固定素子4が銃身5から飛出して表面
Aに打込まれる。
【0082】ピストン7の前方および案内シリンダ8の
内部に存在する空気が案内シリンダ8における開口26,
27を経て押出されるため、ピストン7のエアクッション
による制動を阻止することができる。ピストン7の運動
エネルギが過剰である場合(例えば軟質構造部材の場
合)、ピストン7は案内シリンダ8の前端部に位置する
弾性制動装置28に当接する。
【0083】ピストン7が開口27を通過した後、燃焼室
および後方の案内シリンダ部分に存在する燃焼ガスは後
方の開口27を経て流出可能となる。したがって、残存す
る排気エネルギは開口27を経て大気中に放出される。開
口27には逆止弁88を設ける。
【0084】その際、排気混合物が膨張することにより
燃焼室9が冷却され、その結果として生じる負圧がピス
トン7を燃焼室壁11に向けて吸い戻す。このプロセスの
間、燃焼室9は外部から密閉されている。
【0085】燃焼室壁11の貫通開口15をピストン7およ
びこれに結合した延長部7aにより再び閉鎖した後、トリ
ガーレバー19を解除すると案内シリンダ8が解除され
る。その結果、案内シリンダ8が軸線方向で再び変位可
能となる。トリガーレバー19を解除すると、ばね43が係
止ロッド42を下方に押出すため、係止レバー41のローラ
41aが肩部45からばね89の作用下で転動し、係止レバー
41は半径方向外側に誘導される。したがって、係止レバ
ー41は溝46から離脱して案内シリンダ8を解放する。
【0086】グリップから圧力を解除すると、第2ハウ
ジング部分3が特にばね32のばね力により第1ハウジン
グ部分2から機械的に離間する。しかし、管状素子29上
に適切なばねを設けても良い。最終的には、捕捉装置57
も再びフック54と係合する。
【0087】管状素子30は下方に変位するため、同時に
動力伝達装置Gを介して案内シリンダ8が燃焼室9内に
導入される。その際、燃焼室壁11が案内ロッド20上で移
動し、ピストン7を磁石7bにより連行する。燃焼室壁11
の変位開始に際してフラップ背圧弁17が開放するため、
排ガスが排気チャンネル16を介して燃焼室9から排出さ
れる。
【0088】燃焼室壁11がさらに変位すると、燃焼室壁
11が隔壁12に対して当接して隔壁12を連行するまで前方
の燃焼室部分9aの容積が減少する。したがって、案内ロ
ッド20がグリップ側の端部に向けて変位するので前方の
室部分9dの容積が減少する。隔壁12を中間壁13に対して
押圧すると、後方の室部分9cの容積も減少するため、最
終的には燃焼室容積はほぼ零に近い値となる。燃焼室の
容積減少に際して後方の室部分9cからの排ガスは、貫通
チャンネル13a,前方の室部分9d,フランジ状スペーサ
12cの形成する換気チャンネル,背圧弁12b,並びに隔
壁12の他側に設けたフランジ状スペーサ12c内に形成さ
れた換気チャンネルを経て前方の燃焼室部分9aに圧送さ
れる。もっとも、燃焼室壁11が既に隔壁12上に位置する
場合には排ガスは直接排気チャンネル16に圧送される。
背圧弁12bは、壁11,12が既に相互に接触していても開
放可能である。さらに、弁プレート12bが僅かに隔壁12
内に入り込んでいるため、開口における十分な大きさの
遊びが得られる。
【0089】燃焼室9は、その内部容積の減少により機
械的に浄化することができる。
【0090】全ての室壁11,12,13を再びそれぞれの初
期位置まで復帰させた後、最後に解除ロッド40も解除す
る。その結果、動力伝達装置Gは再びブロックまたは係
止される。作動装置を水平位置で使用する場合、グリッ
プまたは第2ハウジング部分3による後方への変位およ
び対応するばね力による解除ロッド40の前方への変位
は、相互に同調する。作動装置を垂直位置において開口
部1と共に下向きで作動させる場合、第2ハウジング部
分3が完全に復帰した時点でグリップにより作動装置を
表面Aから引き上げる際に、解除ロッド40が最終的に解
除される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による作動装置の縦断面図であ
る。
【図2】図2は、図1に示す部分IIの詳細拡大図であ
る。
【図3】図3は、図1に示す部分III の詳細拡大図であ
る。
【図4】図4は、作動装置における計量室領域の90°ず
れた位置における断面を示す図1のIV−IV線に沿う断面
図である。
【図5】図5は、燃焼室に空気・燃料混合物を供給する
際における作動装置の一作動位置を示す断面図である。
【図6】図6は、燃焼室に空気・燃料混合物を供給する
際における作動装置の他の作動位置を示す断面図であ
る。
【図7】図7は、燃焼室に空気・燃料混合物を供給する
際における作動装置の他の作動位置を示す断面図であ
る。
【図8】図8は、燃焼室に空気・燃料混合物を供給する
際における作動装置の他の作動位置を示す断面図であ
る。
【図9】図9は、燃焼室に空気・燃料混合物を供給する
際における作動装置の他の作動位置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
7, 7a ピストン 8 案内シリンダ 9 燃焼室 11 燃焼室壁 30 変位手段 31 係止素子 62 液化ガス容器 63 液化ガス容器の排出口 64 液化ガス分配室 65 ガス分配室の排出口 67 計量室 71 中空シリンダ 73 弁装置 74 空気吸入チャンネル 74a 環状スペース 82 圧力調整チャンネル 83 スライダ 85 中空シリンダの延長部 86 ストッパー B 構造部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−207569(JP,A) 実開 昭64−23372(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25C 1/08 F02B 63/02 F02M 9/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定素子の打込みに用いる、携帯可能な
    燃焼動力作動型の作動装置であって、空気・燃料混合物
    を燃焼するための燃焼室(9)と、燃焼室(9)に環状
    の燃焼室壁(11)を設け、燃焼室壁(11)の前側に固定さ
    れた案内シリンダ(8)と、案内シリンダ(8)内を案内
    されるピストン(7, 7a )と、空気・燃料混合物を調整
    する手段とを具え、燃焼室(9)に空気・燃料混合物を
    吸入し、該ピストンが燃焼室(9)内における空気・燃
    料混合物の燃焼により生じた作動圧力により駆動可能で
    あるものにおいて、燃焼室(9)の燃焼室容積を少なく
    とも一つの燃焼室壁(11)の変位により可変とし、所定
    量の気体燃料を準備するための計量室(67)を設け、燃
    焼室容積の増加に際して燃焼室(9)に発生する負圧に
    より空気および気体燃料を燃焼室(9)内に吸入可能と
    したことを特徴とする作動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作動装置において、液化
    ガス分配室(64)を計量室(67)の上流側に配置し、液
    化ガス分配室(64)を液化ガス容器(62)と接続可能と
    したことを特徴とする作動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の作動装置において、作
    動装置を構造部材(B)に当接させることにより液化ガ
    ス容器(62)の排出弁(63)が閉鎖されると共に計量室
    (67)に連なる液化ガス分配室(64)の排出弁(65)が
    開放される構成とし、さらに、作動装置を構造部材
    (B)から離間させることにより液化ガス分配室(64)
    の排出弁(65)が閉鎖されると共に液化ガス容器の排出
    弁(63)が開放される構成としたことを特徴とする作動
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の作
    動装置において、計量室(67)は、燃焼室(9)に空気
    ・燃料混合物を充填する前に圧力調整チャンネル(82)
    を介して大気と連通可能としたことを特徴とする作動装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の作
    動装置において、燃焼室容積の増加に応じて計量室(6
    7)内で計量された所定量の気体燃料を、空気吸入チャ
    ンネル(74)と燃焼室(9)との間にある弁装置(73)を
    介して、空気とともに燃焼室(9)に吸入する構成とし
    たことを特徴とする作動装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の作動装置にお
    いて、燃焼室容積を増加させるための変位手段(30)に
    係止ロッド(31)を堅固に結合し、該係止ロッド(31)を
    介して、計量室ピストン(68)を計量室(67)内に摺動
    変位可能として、計量室(67)から気体燃料を排出可能
    としたことを特徴とする作動装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の作動装置において、空気
    吸入チャンネル(74)および弁装置(73)を含む中空シ
    リンダ(71)を、ばね(78)により押圧して係止ロッド
    (31)の計量室ピストン(68)から離間する側に当接さ
    せ、中空シリンダ(71)における空気吸入チャンネル
    (74)の領域に環状スペース(74a)および供給開口(7
    4c)を設け、中空シリンダ(71)が後方から押圧するばね
    (78)により、変位手段(30)の移動に従い係止ロッド(31)
    に追従して、中空シリンダ(71)の変位を規制するスライ
    ダ(83)に沿って前方に変位する際に、前記環状スペース
    (74a)および供給開口(74c)が、計量室(67)の排出
    チャンネル(81)と、該排出チャンネル(81)を軸線方向
    にオフセットして外気と連通する圧力調整チャンネル
    (82)とを接続させ、さらに、中空シリンダ(71)は、
    ばね(78)により、圧力調整チャンネル(82)との連通
    閉鎖した後にスライダ(83)により停止されるまで変位
    手段(30)の移動に従い係止ロッド(31)に追従させて前
    方に移動させる構成としたことを特徴とする作動装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の作動装置において、燃焼
    室壁(11)を燃焼室(10)前方に係止した後であって、燃
    焼室内の空気・燃料混合物の着火前に、変位手段(30)の
    移動に従いスライダ(83)を変位させて中空シリンダ
    (71)との係止を解放し、中空シリンダ(71)はばね(7
    8)によりさらに前方に移動して、中空シリンダ(71)の
    延長部(85)をストッパー(86)に当接させることによ
    り、中空シリンダ(71)が 計量室の排出チャンネル(81)を閉
    鎖すると共に燃焼室(9)との接続を遮断する構成とし
    たことを特徴とする作動装置。
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