JP3000977U - 入出力インタフェース装置 - Google Patents

入出力インタフェース装置

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覚 白井
宣仁 安井
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株式会社メルコ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータと周辺機器のデータバス幅の相
違を吸収し、データ交換の速度を改善する。 【構成】 ホストシステム20から出力される各種の入
出力制御信号を制御ロジック部32にて監視し、CD―
ROMドライブユニット80に必要な制御信号を作り出
す。また制御ロジック部32は、8ビットの双方向のデ
ータラッチ機能を備える第一の記憶部34及び8ビット
の双方向のデータバッファ機能を備える第二の記憶部3
6への制御信号をも作り、ホストシステム20からの1
6ビットデータを2分割した2つの8ビット信号D0〜
D7,D8〜D15に変換して順次CD―ROMドライ
ブユニット80のデータバスDB0〜DB7へ出力し、
あるいは、CD―ROMドライブユニット80から出力
される連続した2つのデータ信号DB0〜DB7を合成
してホストシステム20のデータバスD0〜D15へ出
力する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンピュータと周辺機器とを相互に結合する入出力インタフェース 装置に関し、特にコンピュータと周辺機器のデータバスのビット幅の相違を吸収 することでデータ交換の速度を改善する入出力インタフェース装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、コンピュータと周辺機器とを相互に結合するのに入出力インタフェース 装置が用いられている。これは、コンピュータが近年ますます高速となっている のに対して、周辺装置の動作速度が遅いので、コンピュータ側からのアクセスに 対し、ウェイト信号やアクノリッジの信号を出力する等して、コンピュータの動 作を周辺機器に合わせるよう制御しているのである。また、コンピュータと周辺 機器では一度に扱えるデータの幅(直接的にはバス幅)が異なっていることが多 く、例えば周辺機器が8ビットのバス幅を有する場合には、コンピュータ側から は1バイトの読み出し命令を実行することにより、データを読み取るようになっ ている。入出力インタフェース装置では、周辺機器に取って有効なバスのみ、コ ンピュータのバスに接続しており、例えば16ビットのデータバスのビット幅を 有するコンピュータと8ビットのデータバス幅であるCD―ROMドライブとを 接続した際、1バイトの読み出し命令により8ビットずつCD−ROMからデー タを読み出し、これを8ビットずつコンピュータ側にデータを転送する。
【0003】 最近では、データバスのビット幅やデータ転送速度の相違などを吸収するため に、読み書きの対象となっている周辺機器のデータバスのビット幅を、コンピュ ータに予め知らせ、コンピュータ側がこれに基づいて読み書きのバス幅を変更す るという構成も提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の入出力インタフェース装置では、未だに次のような課題 が未解決であり、データバス幅の相違する機器間でのデータ通信速度を十分に向 上させることができなかった。
【0005】 すなわち、従来の入出力インタフェース装置は、データバス幅の相違を吸収す るために実質的に実行しているのは、データバス幅を変更する能力があるコンピ ュータに対して周辺機器のデータバス幅を知らしめているのみである。そして、 実際にデータバス幅の相違を吸収するためには、コンピュータ側の処理を用意し ておかなければならなかった。例えば、前述した例の様に16ビットのデータバ ス幅のコンピュータが8ビットのデータバス幅のCD―ROMドライブから10 24バイトのデータを読み出す場合、従来の入出力インタフェース装置の調整機 能によりコンピュータは、CD―ROMドライブのデータバス幅である8ビット 幅に適合してデータアクセスを実行する。すなわちコンピュータは、1024回 のバイトアクセスを繰り返すことで、目的としている1024バイトのデータを 読み出すことができるのである。
【0006】 これに対して、上記コンピュータのデータバス幅は16ビットであり、総ての バス幅を有効に利用したワードアクセスの機能を本来的に有している。このワー ドアクセスの機能を利用した場合には、1024バイトのデータ量を読み出すに は半分の512回のアクセスを繰り返し実行するだけで良く、データ交換のスピ ードは格段に改善される。
【0007】 この様に従来の入出力インタフェース装置は、その調整機能の1つであるデー タバス幅の相違の吸収に関して実質的な処理を行なうことなく、単にコンピュー タの能力を制限する単純な方法により実現しているのみである。このため、コン ピュータと周辺機器とのデータ交換には極めて多くの時間を必要とし、大量のデ ータ交換が必要となるグラフィック、動画、音声などのマルチメディア等には不 適合であった。特に、この不具合は、コンピュータの処理するデータ量が増大し 、かつ、これに応えるためにコンピュータのバス幅が32ビット、更には64ビ ットと漸次拡張されている近年にあって顕著である。
【0008】 本考案の入出力インタフェース装置はこうした問題点を解決し、データバス幅 の相違を巧みに解消し、データバス幅の相違するコンピュータと周辺機器との間 のデータ交換を高速に実現することを目的としてなされ、次の構成を採った。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の入出力インタフェース装置は、 コンピュータのデータバス幅Xと相違するデータバス幅Yを有する周辺機器と 前記コンピュータとの間でデータ交換を行なう入出力インタフェース装置におい て、 前記コンピュータと前記周辺機器との入出力制御信号線に接続され、該入出力 制御信号線から入力される信号を解読して、データを入出力する1バスサイクル の間に、N回(Nは、(X−1)/Yの商+1)の入出力タイミングを指示する 入出力タイミング制御手段と、 前記Yビットのデータをバス上に用意する少なくともN個のバッファを備え、 その一方側はそれぞれ前記周辺機器のデータバスに接続され、その他方側は前記 コンピュータのデータバスの少なくとも一部を構成するよう接続され、前記N回 の入出力タイミングによって前記N個のバッファを介して、前記1バスサイクル の内にデータの入出力を完了する入出力完了手段と、 を備えることを特徴とする。
【0010】 ここで、入出力完了手段は、前記バッファとして、 Yビットのデータがラッチ可能であり、前記コンピュータ側からY×(N− 1)ビットのデータとして読み出し可能に接続されたN−1個のラッチと、 前記周辺機器からのYビットのデータを前記ラッチが接続されたバス以外の ビットのバスに接続するバッファと を備え、 入出力タイミング制御手段が、前記コンピュータらの読み込み信号に先だって 、前記N−1個のラッチにデータをラッチする信号を出力する手段を備えたもの とすることができる。
【0011】 更に、前記コンピュータによるビット数Yでの前記周辺機器との入出力のバス サイクルに要する時間がTAであり、ビット数Mでの前記周辺機器との入出力の バスサイクルに要する時間がTBであるとき、次式(1) TB≦N・TA …(1) 但しNは、(M−1)÷Yの商+1 となるビット数Mでの入出力を行なうようN個の前記バッファを接続した構成 も、データ入出力の高速性を保証する上で有用である。
【0012】
【作用】
以上のように構成された本考案の入出力インタフェース装置では、コンピュー タと周辺機器との入出力制御信号線に接続された入出力タイミング制御手段が、 入出力制御信号線から入力される信号を解読して、データを入出力する1バスサ イクルの間に、N回(Nは、(X−1)/Yの商+1)の入出力タイミングを指 示する。Yビットのデータをバス上に用意する少なくともN個のバッファを備え 、この指示を受ける入出力完了手段は、そのN回の入出力タイミングによってN 個のバッファを介して、1バスサイクルの内にデータの入出力を完了する。
【0013】
【実施例】
以上説明した本考案の構成、作用を一層明らかにするために、以下本考案の入 出力インタフェース装置の好適な実施例について説明する。
【0014】 図1は、16ビット幅のアドレスバス及びデータバスを有するホストシステム 20に、実施例である入出力インタフェース装置30を内蔵しているCD―RO Mドライブ70が接続されているシステム全体の構成ブロック図である。また、 図2は、CD―ROMドライブ70の中核部分であるCD―ROMドライブユニ ット80の更に詳細なブロック図である。なお、本実施例のホストシステム20 は、CD―ROMドライブ70の制御用レジスタやデータレジスタを所定のI/ Oアドレスに割り付け、I/O命令により制御する方式を採用している。
【0015】 図示するようにCD―ROMドライブユニット80は、公知のものであり、機 器選択のためのCSEL信号,リード要求のXRD信号,ライト要求のXWR信 号,リスタート要求のXRST信号,2つのアドレス信号A0,A1をバス制御 ロジック82に入力している。このバス制御ロジック82から出力される信号に より、コマンドやステータス等を格納するレジスタ84、所定のプログラムに従 って情報処理を実行するプロセッサ86、FIFOバッファ88、双方向バッフ ァ90が制御される。図示しないCD―ROMを回転駆動するモータや光ピック アップ部などからなるCD―ROMドライバ92は、プロセッサ86と通信して いるユニット制御部94により制御され、そのCD―ROMドライバ92から読 み出された信号はデコーダ96によりデコードされてFIFOバッファ88に取 り込まれた後に双方向バッファ90から適宜タイミングでデータバスDB0〜D B7へと出力されるのである。すなわち、本実施例のCD―ROMドライブユニ ット80は、そのデータバス幅が8ビットであり、ホストシステム20のデータ バス幅である16ビットと相違する。
【0016】 そこで、本実施例の入出力インタフェース装置30は、ホストシステム20と CD―ROMドライブユニット80との間に介在し、このデータバス幅の相違を 吸収する必要がある。このために入出力インタフェース装置30は、図1に示す ように、ホストシステム20から出力される入出力制御信号であるリスタート要 求信号RST,CPU出力が有効であることを示す信号CPUEN,奇数アドレ スのバイト情報のみを要求する旨のバイトハイイネーブル信号BHE,リード要 求信号RD,ライト要求信号WRおよびバスのクロック信号であるBSCLK、 更にはアドレス信号A0〜A15を制御ロジック部32にて監視し、CD―RO Mドライブユニット80が必要としている前述のCSEL信号,XRD信号,X WR信号,XRST信号,アドレス信号A0,A1を作り出している。
【0017】 また、制御ロジック部32は、入力している上記各種の入出力制御信号から第 1の記憶部34,第2の記憶部36を制御する次のような制御信号を作り出して いる。ここで第1の記憶部34とは、8ビットの双方向のデータラッチ機能を備 えるものであり、その機能のためにデータラッチのタイミングを司るLATH信 号,入出力の方向を指示するDIR信号,入出力のタイミングを指示するGAT E信号を必要とする。一方、第2の記憶部36とは、8ビットの双方向のデータ バッファ機能を備えるものであり、入出力の方向を指示するDIR信号,入出力 のタイミングを指示するGATE信号を必要とする。
【0018】 制御ロジック部32は、この様な機能の第1,第2の記憶部34,36に対し て適宜必要な制御信号を出力し(後述)、ホストシステム20からの16ビット データを2分割した2つの8ビット信号D0〜D7,D8〜D15に変換して順 次CD―ROMドライブユニット80のデータバスDB0〜DB7へ出力し、あ るいは、CD―ROMドライブユニット80から出力される連続した2つのデー タ信号DB0〜DB7を合成してホストシステム20のデータバスD0〜D15 へ出力するのである。
【0019】 上記のごとき機能の制御ロジック部32〜第2の記憶部36からなる本実施例 の入出力インタフェース装置30は、具体的には図3の電気回路図に示す回路構 成により具現化される。図示するごとく、ホストシステム20から出力される理 スタート要求信号RSTはバッファ40を介して信号XRSTとしてCD―RO Mドライブユニット80へ出力される。
【0020】 信号CPU−ENは、ホストシステム20がアドレスバスに出力している信号 が有効であることを示す信号であり、比較回路42,44を動作させるタイミン グを指示する信号として、8ビットの比較回路42のゲート信号Gとして入力さ れ、この比較回路42の一致出力EQが更に次段の比較回路44のゲート信号G として利用される。また比較回路42は、その被比較データとしてアドレスA8 〜A15、比較基準データとして8ビットのディップスイッチ46の出力が入力 される。他方の比較回路44は、被比較データとしてアドレスA2〜A7、比較 基準データとして5ビットのディップスイッチ48の出力が入力される。従って 、2つのディップスイッチ46,48に予めセットされた13ビットのアドレス データとホストシステム20から出力されたアドレスデータの上位13ビットが 一致し、かつ、CPUEN信号がローアクティブとなったとき、最終段の比較回 路44から一致出力EQが発生し、これがCD―ROMドライブユニット80に I/Oアドレスがアクセスされたことを示す選択信号CSELとして利用される 。
【0021】 上記のごとく周辺機器であるCD―ROMドライブ70の選択には、アドレス A15ないしA2が利用されており、その他のアドレスA0,A1は、バッファ 50を介して直接CD―ROMドライブユニット80に出力され、直接CD―R OMドライブ70内部のレジスタを指定するのに利用される。
【0022】 カウンタ52は、ホストシステム20からのバスクロック信号BSCLKをカ ウントし、前記比較回路44の一致出力EQ、すなわち選択信号CSELをNO T回路54にて反転してクリア信号CLRとして入力している。これによりカウ ンタ52は、ホストシステム20がCD―ROMドライブ70を選択した時点を 起点としてバスクロック信号BSCLKをカウントすることができ、そのカウン ト結果の出力Q0〜Q3はゲートアレイ56の入力ポートI4〜I7に出力され る。
【0023】 ゲートアレイ56は、9個の入力ポートI0〜I8を備えるもので、上記カウ ント結果の他に、ホストシステム20から出力されるバイトハイイネーブル信号 BHE,リード要求信号RD,ライト要求信号WR,バスクロック信号BSCL Kを入力ポートI0〜I3に、前述のごとく作りだされた選択信号CSELを入 力ポートI8に入力している。このゲートアレイ56は、8個の出力ポートO0 〜O7を備えており、その出力ポート06,07はCD―ROMドライブユニッ ト80への実際の読み書きの制御信号XWD,XRDとして利用される。また、 出力ポートO0はホストシステム20へのアクノリッジ信号ACKとして利用さ れ、出力ポートO1〜O5はラッチ回路58および2つの双方向バッファ60, 62を制御するための信号G1〜G3,DIR,LEとして利用される。
【0024】 ここで信号G1〜G3とは、図示するごとく、ラッチ回路58および双方向バ ッファ60,62の3つのアウトプットイネーブル信号OEとなる。信号DIR は、双方向バッファ60,62にデータの入出力方向を指示するための信号とな る。信号LEは、ラッチ回路58にデータラッチのタイミングを指示するための 信号となる。
【0025】 この様にゲートアレイ56の出力信号により制御されるラッチ回路58および 2つの双方向バッファ60,62には、次のようにしてホストシステム20のデ ータバスD0〜D15およびCD―ROMドライブユニット80のデータバスD B0〜DB7が接続されており、これらデータバスの信号を一時的に記憶し、指 示されたタイミングで出力している。
【0026】 ラッチ回路58は、ラッチ信号LEが入力されたとき8ビットのデータをラッ チし、これをアウトプットイネーブル信号OEに同期して出力する回路であり、 8ビットの入力側にはCD―ROMドライブユニット80のデータバスDB0〜 DB7が接続され、その8ビットの出力側にはホストシステムのデータバスの上 位8ビットD0〜D7が接続される。
【0027】 2つの双方向バッファ60,62は、信号DIRがローレベルにあるとき、図 面右側の8ビット端子に接続されたCD―ROMドライブユニット80のデータ バスDB0〜DB7の信号を図面左側の8ビット端子に接続されたホストシステ ム20のデータバスD0〜D7,D8〜D15へ伝える方向に作動し、アウトプ ットイネーブル信号OEに同期して実際に信号を出力する。また、信号DIRが ハイレベルにあるときは、上記方向とは逆に作動し、双方向バッファ60はホス トシステム20のデータバスD0〜D7のデータをCD―ROMドライブユニッ ト80のデータバスDB0〜DB7へ伝え、双方向バッファ62はホストシステ ム20のデータバスD8〜D15のデータをCD―ROMドライブユニット80 のデータバスDB0〜DB7へ伝える。
【0028】 以上の説明から理解されるように、本実施例の入出力インタフェース装置30 はゲートアレイ56により制御される。次に、このゲートアレイ56の実行する 制御の内容を入出力インタフェース装置30の種々の動作モードに対応して詳細 に説明する。
【0029】 図4および図5は、ホストシステム20からCD―ROMドライブ70に対し てデータの読み出し指令が発生した場合のタイミングチャートであり、図4はホ ストシステム20の16ビットデータバスを最大限に利用するワードアクセス時 、図5はホストシステム20からバイトハイイネーブル信号BHEが出力されホ ストシステム20の上位8ビットD0〜D7を利用したバイトアクセス時を表し ている。
【0030】 図4に示すようにワードアクセス時のホストシステム20は、アドレス信号A 0〜A15を利用してCD―ROMドライブ70の選択およびデータの所在など を指示する。またホストシステム20は、この時にはBHEをローレベルにセッ トする。これらの信号が入力されると入出力インタフェース装置30は、CSE LをローアクティブとしてとCD―ROMドライブユニット80へ出力すると共 に、アクノリッジ信号ACKをローレベルに落としてホストシステム20にウエ イトを掛ける。
【0031】 次に、ホストシステム20からのリード要求信号RDがローアクティブになる と、この信号を入力したゲートアレイ56は、信号XRDを所定期間だけローア クティブとしてCD―ROMドライブユニット80のデータバスDB0〜DB7 に所定のデータを出力させると同時に、各信号DIR,G1,G3をローレベル にセットし、更にラッチ信号LEを上記所定期間だけローレベルにした後、立ち 上げて、この立ち上がりでラッチ回路58にデータバスDB0〜DB7上のデー タをラッチさせる。こうしてラッチ回路58による1バイトのデータラッチが完 了のタイミングに合わせて、ゲートアレイ56は、アクノリッジ信号ACKをハ イレベルとしてホストシステム20に対するウェイトの要求を取り下げ、再度X RDを所定期間だけローアクティブにしてCD―ROMドライブユニット80に 対して2度目のリード命令を出力する。アクノリッジ信号ACKの出力により、 後述するアクセス(図5)と較べて、マシンサイクル3個分、ホストシステム2 0のバスサイクルは引き延ばされたことになる。
【0032】 ゲートアレイ56が再度、即ち2度目のリード命令となる信号XRDを出力す ることにより、CD―ROMドライブ70はデータバスDB0〜DB7上に再度 データを用意し、このデータが入出力インタフェース装置30の双方向バッファ 62に入力され、アウトプットイネーブル信号OEを受け付けることにより、直 ちに出力側にも現われる。すなわち、上記ラッチ回路58のラッチデータと双方 向バッファ62のデータは、CD―ROMドライブユニット80から読み出され た2バイトのデータが順次格納されているのであり、ホストシステム20はこれ を1ワードデータとして1回のアクセスによりリードすることが可能となる。
【0033】 次に、図5を参照しながらホストシステム20がBHEをハイアクティブとし た場合の1バイトリードモードについて説明する。この場合の入出力インタフェ ース装置30は、上記同様に選択信号CSELをローアクティブとし、ホストシ ステム20からのリード要求信号RD出力に合わせて各信号XRD,DIR,G 2をローレベルにセットする。すなわち、この場合にはホストシステム20に対 してウエイトを掛けることなく、データバスDB0〜DB7上の1バイトデータ を双方向バッファ60に取り込むのである。これにより、ホストシステム20は 、双方向バッファ60を介してその上位8ビットD0〜D7のみ有効な1バイト のデータの読出を完了する。
【0034】 なお、図5に示した1バイトリードモードは、ホストシステム20にウエイト が発生しないために最高速のリードモードとなり、バスクロック信号BSCLK の略7クロックにより1回の1バイト情報のリードを完了する。また、図4に示 したワードアクセスの場合には、ACKによるウエイトがBSCLKの略3クロ ック分だけ発生するため、1回の1ワード情報(2バイト情報)のリードに略1 0クロックを必要とする。
【0035】 次に、ホストシステム20から周辺機器へデータを書き込むライトサイクルに ついて図6および図7を参照しつつ説明する。
【0036】 図6は、ホストシステム20から1ワード単位にデータを書き出す際のタイ ミングチャートであり、ホストシステム20は初めにアドレス信号A0〜A15 を利用してCD―ROMドライブ70の選択および格納すべき位置などを指示す る。またホストシステム20は、この時にはバイトハイイネーブル信号BHEを ローレベルにセットする。これらの信号が入力されると入出力インタフェース装 置30は、選択信号CSELをローアクティブとしてとCD―ROMドライブユ ニット80へ出力すると共に、アクノリッジ信号ACKをローレベルに落として ホストシステム20にウエイトを掛ける。
【0037】 ホストシステム20からのライト要求信号WRがローアクティブになると、書 込のためのデータが、データバスD0〜D15に用意される。このデータは、バ スサイクルの終了近くまでバス上に確立している。この時、ゲートアレイ56は 、信号XWRおよびG2を所定期間だけローアクティブとして双方向バッファ6 0に取り込まれたデータバスD0〜D7の上位1バイト分だけをCD―ROMド ライブユニット80のデータバスDB0〜DB7に出力してデータを記録させる 。こうして上位1バイトのデータの記録が完了すると、ゲートアレイ56は、ア クノリッジ信号ACKをハイレベルとしてホストシステム20のウエイトを解除 した後に、信号XWRそして今度はG1を所定期間だけローアクティブにして双 方向バッファ62を介してデータバスD8〜D15の下位1バイトのデータをC D―ROMドライブユニット80へ出力して2度目のライト命令を実行する。
【0038】 すなわち、上記2つの双方向バッファ60,62により2バイトのデータは、 CD―ROMドライブユニット80のデータバスDB0〜DB7に対して1バイ トずつ順に出力されるが、ホストシステム20側ではこれを1ワードデータのラ イト命令として1回のアクセスにより完了する。
【0039】 次に1バイトライトモードについて説明する。図7は、ホストシステム20が バイトハイイネーブル信号BHEをハイアクティブとしてデータの書込を行なう 場合(1バイトライトモード)のタイミングチャートである。この場合、入出力 インタフェース装置30は、選択信号CSELをローアクティブとし、ホストシ ステム20からのWR出力に合わせて信号XWR,G2をローレベルにセットす る。すなわち、この場合にはホストシステム20に対してウエイトを掛けること なく、データバス上位D0〜DB7の1バイトデータを双方向バッファ60を介 してCD―ROMドライブユニット80のデータバスDB0〜DB7へ出力する のである。
【0040】 なお、図7に示した1バイトライトモードは、前記リードモードで説明したと 同様に略7クロックで完了するが、図6に示した1ワード(2バイト)ライトモ ードはホストシステム20に略3クロックのウエイトが発生するために略10ク ロックで完了する。
【0041】 以上詳細に説明したように、本実施例の入出力インタフェース装置30によれ ば、次のような効果が明らかである。ホストシステム20と実施例である入出力 インタフェース装置30が内蔵されたCD―ROMドライブ70のデータバス幅 は、それぞれ16ビットと8ビットとで相違しており、通常ならばデータ交換は 、16ビットのデータを8ビットのデータ2回に分けて行なうほかない。しかし 、本実施例の入出力インタフェース装置30は、この両機器の間に介在すること によりデータバス幅の相違を吸収し、データ交換を可能とする。
【0042】 本実施例の入出力インタフェース装置30は、上記データバス幅の相違吸収に 際して、ホストシステム20に対してCD―ROMドライブユニットのデータバ ス幅を予め通信したり、特別なドライバソフトのインストールあるいは拡張ボー ドの装着などソフト的、ハード的な手当てを一切必要とせず、極めて簡単に実現 している。即ち、本実施例によれば、ホストシステム20側にとっては、CD― ROMドライブユニット80が、どの場合に8ビットのデータ転送しかできずど の場合に16ビットの転送が可能かなどを一切判断する必要がない。即ち、ソフ トウェアの開発が極めて簡単になるのである。
【0043】 更に、入出力インタフェース装置30は、この様にデータバス幅の相違吸収を 簡便に行なえるという効果に加えて、データ交換の速度を向上させるという優れ た効果を同時に発揮する。すなわち、図6タイミングチャートで詳述したごとく 、入出力インタフェース装置30は、ホストシステム20のデータバスD0〜D 15から出力される1ワード(2バイト)のデータを双方向バッファ60,62 を巧みに利用して1バイトずつの情報に変換してCD―ROMドライブユニット 80のデータバスDB0〜DB7に最小限の時間間隔で連続する2つの1バイト データとする。同様に、図4を参照して説明したように、入出力インタフェース 装置30は、CD―ROMドライブユニット80のデータバスDB0〜DB7か ら最小限の時間間隔で連続出力される2つの1バイトデータをラッチ回路58, 双方向バッファ62を利用して1ワード情報に変換してホストシステム20のデ ータバスD0〜D15へ出力する。
【0044】 この様な1ワードのリードあるいはライトモードは、バスクロック信号BSC LKの略10クロックで完了することは前述した通りであり、図5および図7に 示した1バイトのリードあるいはライトサイクル(略7クロック)を2回連続し て実行するために必要なクロック数14ないし15よりも約30%も時間を短縮 したデータ交換を実現しているのである。即ち、ビット数Y=8でのバスアクセ スに要する時間TA=7クロック、ビット数M=16でのバスアクセスに要する 時間TB=10クロックであり、(M−1)÷Yの商+1=2であるから、式( 1)TB≦N・TAが成り立っている。
【0045】 具体的なハード構成では、本実施例の入出力インタフェース装置30は双方向 バッファ60,62を利用して回路を構成している。このため、信号DIRを変 化させるだけでリード/ライトモードの何れにも対応することが可能となる。ま た、多数の一方向バッファを使用する場合に比べて回路は小型化となり、ファン アウトの問題なども発生しない。更に、入出力インタフェース装置30の制御は 、高速で安定に作動し、かつ、大量生産に適したゲートアレイ56を利用して行 なわれるため、ノイズや熱などの悪環境にあっても安定動作する。従って、周辺 機器への組み込み設計に大きな自由度がある。
【0046】 以上本考案の実施例について説明したが、本考案はこうした実施例に何等限定 されるものではなく、その要旨を逸脱しない種々なる態様により具現化されるこ とは勿論である。例えば、上記実施例ではラッチ回路58、双方向バッファ60 ,62をバッファとして利用しているが、周辺機器のデータバス幅Yと同一ビッ ト数のデータを所定のタイミングでバス上に出力できるものであれば、その構成 は問わない。例えば、データを周辺機器から書き込むだけであれば、ラッチ回路 58を用いずバッファだけで構成可能であり、あるいはラッチ回路58と双方向 バッファ60の組合わせ代えて双方向性ラッチを用いることも差し支えない。
【0047】 また、本実施例では、CD―ROMドライブユニット80とのデータ交換に適 用したが、VGAなどの表示装置の制御装置とのインタフェースに用いることも できる。また、ホストシステム20が32ビット、あるいはそれ以上のバス幅を 有するものに適用することも差し支えない。この場合でも、上記式(1)の関係 を維持している限り、周辺機器側のバス幅Yやホストシステム20が入出力イン タフェース装置30を介して読み書きするバス幅Mとは、いかなる大きさであっ ても、データのアクセス速度は向上する。
【0048】 また、コンピュータのデータバス幅Xは、周辺機器のデータバス幅Yの整数倍 である必要はなく、例えばデータバス幅Xが32ビットで周辺機器のデータバス 幅Yが5ビットである時は、少なくとも5ビット以上のデータを記憶ないし必要 なタイミングでバス上に出力できるバッファをN=6個設け、各領域に5ビット のデータを割り当て、順次制御することで、本考案と同様の作用効果が奏される ことは明らかである。なお、この場合の残り2ビット(=32−5×6)は、直 接コンピュータ側のデータバスの所定ビットの接続すれば良い。もとより、更に 1個のバッファを設け、これに割り当てても差し支えない。
【0049】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の入出力インタフェース装置は、コンピュータがデ ータを入出力する1バスサイクルの間に、N回(Nは、(X−1)/Yの商+1 )の入出力タイミングが指示されるので、周辺機器のデータバス幅Yより大きな ビット数のデータバス幅のコンピュータと周辺機器とが、1バスサイクルの内に 、Yビットより大きなビット数のデータを入出力することができるという優れた 効果を奏する。従って、コンピュータ側から見ると、特別なソフトウェア上の対 処を行なうことなく、Yビットより大きなバス幅でのアクセスが可能となる。
【0050】 更に、バスサイクルの時間的な条件式(1)を満足すれば、データバス幅の相 違するコンピュータと周辺機器との間のデータ交換を、高速に実現することがで きるという利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である入出力インタフェース
装置を利用したコンピュータシステムのブロック図であ
る。
【図2】その入出力インタフェース装置のを内蔵するC
D―ROMドライブユニットのブロック図である。
【図3】その入出力インタフェース装置の電気回路図で
ある。
【図4】その入出力インタフェース装置の1ワードを単
位とするデータの読み出しのタイミングチャートであ
る。
【図5】その入出力インタフェース装置の1バイトを単
位とするデータの読み出しのタイミングチャートであ
る。
【図6】その入出力インタフェース装置の1ワードを単
位とするデータの書き込みのタイミングチャートであ
る。
【図7】その入出力インタフェース装置の1バイトを単
位とするデータの書き込みのタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
20…ホストシステム 30…入出力インタフェース装置 32…制御ロジック部 34,36…第1,第2の記憶部 40…バッファ 42…比較回路 44…比較回路 46,48…ディップスイッチ 50…バッファ 52…カウンタ 54…NOT回路 56…ゲートアレイ 58…ラッチ回路 60,62…双方向バッファ 60…双方向バッファ 62…双方向バッファ 70…CD―ROMドライブ 80…CD―ROMドライブユニット 82…バス制御ロジック 84…レジスタ 86…プロセッサ 88…FIFOバッファ 90…双方向バッファ 92…CD―ROMドライバ 94…ユニット制御部 96…デコーダ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータのデータバス幅Xと相違す
    るデータバス幅Yを有する周辺機器と前記コンピュータ
    との間でデータ交換を行なう入出力インタフェース装置
    において、 前記コンピュータと前記周辺機器との入出力制御信号線
    に接続され、該入出力制御信号線から入力される信号を
    解読して、データを入出力する1バスサイクルの間に、
    N回(Nは、(X−1)/Yの商+1)の入出力タイミ
    ングを指示する入出力タイミング制御手段と、 前記Yビットのデータをバス上に用意する少なくともN
    個のバッファを備え、その一方側はそれぞれ前記周辺機
    器のデータバスに接続され、その他方側は前記コンピュ
    ータのデータバスの少なくとも一部を構成するよう接続
    され、前記N回の入出力タイミングによって前記N個の
    バッファを介して、前記1バスサイクルの内にデータの
    入出力を完了する入出力完了手段と、 を備えることを特徴とする入出力インタフェース装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の入出力インタフェース装
    置であって、 入出力完了手段は、前記バッファとして、 Yビットのデータがラッチ可能であり、前記コンピュー
    タ側からY×(N−1)ビットのデータとして読み出し
    可能に接続されたN−1個のラッチと、前記周辺機器か
    らのYビットのデータを前記ラッチが接続されたバス以
    外のビットのバスに接続するバッファとを備え、 入出力タイミング制御手段が、前記コンピュータらの読
    み込み信号に先だって、前記N−1個のラッチにデータ
    をラッチする信号を出力する手段を備えた入出力インタ
    フェース装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の入出力インタフ
    ェース装置であって、 前記コンピュータによるビット数Yでの前記周辺機器と
    の入出力のバスサイクルに要する時間がTAであり、ビ
    ット数Mでの前記周辺機器との入出力のバスサイクルに
    要する時間がTBであるとき、 TB≦N・TA 但しNは、(M−1)÷Yの商+1 となるビット数Mでの入出力を行なうようN個の前記バ
    ッファを接続した入出力インタフェース装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61175845A (ja) * 1985-01-31 1986-08-07 Toshiba Corp マイクロプロセツサシステム

Patent Citations (1)

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