JP3000782B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP3000782B2 JP4061358A JP6135892A JP3000782B2 JP 3000782 B2 JP3000782 B2 JP 3000782B2 JP 4061358 A JP4061358 A JP 4061358A JP 6135892 A JP6135892 A JP 6135892A JP 3000782 B2 JP3000782 B2 JP 3000782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像装置、特に水
平及び垂直方向にマトリックス状に二次元配置された複
数画素の各画素毎に形成され入射光量に応じた信号電荷
を増幅して出力する増幅手段を有する受光部と、垂直方
向の画素の選択をする垂直走査手段と、垂直ライン毎に
設けられ前記増幅手段の増幅出力に含まれる雑音を除去
する雑音除去回路と、垂直方向に隣接する画素の信号電
荷に応じた前記雑音除去回路の出力をそれぞれを蓄積す
る第1及び第2のコンデンサとを有する固体撮像装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置として、水平及び垂直方向
にマトリックス状に画素が二次元配置されたイメージセ
ンサ部の水平ラインを垂直走査回路により選択してその
水平ラインの各画素の信号を各垂直信号線に一斉に読み
出し、相関二重サンプリングにより雑音を除去してコン
デンサに一時記憶し、その一水平ライン分の各信号を一
定の順序で読み出すタイプのものがある。そして、その
タイプの固体撮像装置の出力部の回路として図4に示す
ような回路が本願出願人会社において開発された。
【0003】同図において、1は画素の入射光量に応じ
た信号を蓄積するストレージ、2はその出力ゲートスイ
ッチMOSトランジスタ(OG)、3はリセット用MO
Sトランジスタ、4は増幅用ソースホロアMOSトラン
ジスタで、このゲート電極がフローティングディフィー
ジョンに接続されており、これら1〜4によりフローテ
ィングディフィージョンアンプ5が構成されている。
【0004】上記出力ゲートスイッチ2のゲート電極は
出力ゲート信号線6に接続され、リセト用MOSトラン
ジスタ3のゲート電極はリセットゲート信号線7aに、
リセット電極はリセットドレイン信号線7bにそれぞれ
接続されている。そして、垂直走査シフトレジスタ8か
ら、出力ゲートスイッチ2のゲート電極に出力ゲートパ
ルスφOGが、またリセット用MOSトランジスタ3のゲ
ート電極にリセットゲートパルスφFGが、ドレイン電極
にリセットドレインパルスφRDがそれぞれ印加されるこ
とにより水平ラインの選択を行うようになっている。ま
た、増幅用MOSトランジスタ4のドレイン電極には電
源電圧VDDが印加され、そのソース電極が出力端VOUT
として垂直信号線9に接続されている。そして、一つの
水平ラインが選択されると、その選択された水平ライン
の画素の信号電荷が増幅用MOSトランジスタ4によっ
て増幅されて垂直信号線(垂直ライン)9に出力され
る。
【0005】垂直信号線9には転送ゲートスイッチMO
Sトランジスタ10を介して負荷MOSトランジスタ1
1が接続されており、垂直信号線9に出力された各画素
の増幅出力はノイズ除去用コンデンサCcに蓄えられ
る。このコンデンサCcの出力端にはクランプスイッチ
MOSトランジスタ12が接続されており、クランプス
イッチMOSトランジスタ12はそのゲート電極にクラ
ンプパルスφCLが印加されることによってオン状態とな
り、それによりコンデンサCcの出力端の電位がクラン
プレベルVCLP■にクランプされる。このノイズ除去用
コンデンサCc及びクランプスイッチMOSトランジス
タ12により、増幅用MOSトランジスタ4のソース出
力に含まれるリセット雑音等の雑音を低減するためのC
DS(相関二重サンプリング)回路15が構成されてい
る。
【0006】ノイズ除去用コンデンサCcの出力は、パ
ッフアンプ13を経た後切換えスイッチ14によって第
1、第2の信号保持手段であるサンプル/ホールド用コ
ンデンサC1 、C2 に択一的に供給され、これらコンデ
ンサC1 、C2 によってサンプル/ホールドされる。切
換スイッチ14による切換制御は、水平ブランキング期
間において発生されるサンプル/ホールドパルスφSH
よって1ライン毎に行われる。これにより、例えば、偶
数ラインの画素出力がコンデンサC1 に、奇数ラインの
画素出力がコンデンサC2 にそれぞれホールドされるこ
とになる。
【0007】コンデンサC1 、C2 のホールド出力は、
バッファアンプ16-1、16-2を経た後水平ゲートスイ
ッチ17-1、17-2によるスイッチングによって水平信
号線18-1、18-2に導出される。水平ゲートスイッチ
16-1、16-2のスイッチング制御は、水平走査シフト
レジスタ19から出力される水平シフトパルフφH によ
って行われる。
【0008】ところで、このような固体撮像装置におい
て、信号を読み出す場合には、上下に隣接するn番目と
n+1番目のラインをそれぞれ独立して読み出して一方
の信号電荷をコンデンサC1 に、他方の信号電荷をコン
デンサC2 に一時的に蓄積する。そして、全画素読み出
しをする場合には、その両コンデンサC1 、C2 から独
立して信号を取り出して固体撮像装置外に出力すれば良
いということになる。しかし、全画素読み出しをするに
は各情報蓄積用コンデンサC1 、C2 から独立して信号
を読み出すようにする関係上、図4に示すように、出力
トランジスタ171 、172 を各情報蓄積用コンデンサ
1 、C2 毎に設けなければならないのである。
【0009】ところが、このような固体撮像装置は、H
DTV対応の高画素固体撮像装置に適用することは少な
くとも現在の技術水準では難しい。というのは、高画素
固体撮像装置では水平ピッチを小さくする必要があり、
各コンデンサに対応して設けるトランジスタの数を多く
することが制約されるし、動作速度を相当に高くするこ
とが必要となるからである。そこで、本願発明者は図4
に示す回路を一部変更してコンデンサC1 とC2 に蓄積
された信号電荷を混合して取り出すようにしたものを用
いてフィールド読み出しやフレーム読み出しを行うよう
にする試みをした。
【0010】フィールド読み出しは、上下に隣接する2
つの画素の信号を同時に読み出してそれを垂直レジスタ
で混合して垂直方向に転送するものである。そして、偶
数フィールドと奇数フィールドとで同時に読み出され混
合される上下に隣接する2つの画素の組み合せが異なる
ようになっている。このフィールド読み出しでは、セン
サでの信号電荷蓄積時間が1/60秒で、感度及びダイ
ナミックレンジは2画素分ある。
【0011】それに対してフレーム読み出しは、偶数フ
ィールドでは垂直方向に偶数番目の画素のみを読み出
し、奇数フィールドでは垂直方向に奇数番目の画素を読
み出す。このフレーム読み出しでは信号電荷蓄積時間が
2フィールド(=1/30秒)であり、各信号電荷はセ
ンサ1個分で、感度はフィールド読み出しの場合と同じ
だが、ダイナミックレンジがフィールド読み出しのそれ
の2分の1になる。勿論、垂直方向の解像度が高い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フレーム読
み出しは垂直方向の解像度が高いが、各信号電荷がセン
サ1個分となりダイナミックレンジがフィールド読み出
しの場合の2分の1にしかならないという問題があっ
た。というのは、フレーム読み出しの場合、蓄積用コン
デンサC1 とC2 のうちの一方にのみ信号が書き込ま
れ、他方の信号蓄積量が0となるので、信号蓄積用コン
デンサC1 、C2 から混合して読み出したとき出力が平
均化されて2分の1になってしまうからである。
【0013】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、水平及び垂直方向にマトリックス状
に二次元配置された複数画素の各画素毎に形成され入射
光量に応じた信号電荷を増幅して出力する増幅手段を有
する受光部と、垂直方向の画素の選択をする垂直走査手
段と、垂直ライン毎に設けられると共に前記増幅手段の
増幅出力に含まれる雑音を除去する雑音除去回路と、垂
直方向の隣接する画素の信号電荷に応じた前記雑音除去
回路の出力をそれぞれを蓄積する第1及び第2のコンデ
ンサと、該コンデンサに読み出された一水平ライン分の
画素の信号を所定の順序で水平信号線に読み出す水平走
査手段とを有する固体撮像装置において、フレーム読み
出しを、フィールド読み出しをした場合と同じダイナミ
ックレンジで行うことができるようすることを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明固体撮像装置は、
フレーム読み出し時には同一画素の出力を同じ量ずつ前
記第1及び第2のコンデンサに同時に蓄積するようにし
たことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明固体撮像装置によれば、フレーム読み出
し時には同一画素の信号が第1と第2のコンデンサの双
方に同時に書き込まれるようにしたので、第1と第2の
コンデンサの双方に蓄積された信号を読み出すべく混合
したとき、信号量がフィールド読み出しの場合の2分の
1となることはなく、フィールド読み出しのダイナミッ
クレンジと同じダイナミックレンジを得ることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明固体撮像装置を図示実施例に従
って詳細に説明する。図1は本発明固体撮像装置の一つ
の実施例の回路図、図2は動作を説明するためのタイム
チャートである。先ず、図1に示す固体撮像装置の出力
回路構成について1つの垂直信号線2kの信号を出力す
る部分に着目して説明する。尚、各画素から信号電荷を
読み出して垂直信号線へ出力するフローティングディフ
ュージョンアンプ5の回路構成は図4に示す固体撮像装
置のそれと同じであり、既に説明済みなので重ねて説明
はしない。
【0017】Q1、Q2はφs 到来時にノードN1(垂
直信号線の出力点)をバイアスする(非到来時にはノー
ドN1を拘束しない)ところの直列接続されたMOSト
ランジスタであり、Q1は信号φs を受けるpチャンネ
ルMOSトランジスタ、Q2はノードN1(垂直信号線
の出力点)をバイアスするnチャンネルMOSトランジ
スタであり、VGG1 はバイアス用電圧である。Q1とQ
2はφs の到来時にノイズ除去用コンデンサCcを通し
てバッファBへの信号の伝送を許容する。該コンデンサ
Ccの一端はQ1とQ2との接続点に接続されており、
他端はバッファBの入力端子に接続されている。N2は
バッファB入力端子である。
【0018】Q3はクランプトランジスタで、クランプ
指令信号φclp を受けるとノードN2を所定のクランプ
電圧Vclp にクランプする。Q4、Q5はサンプルホー
ルド信号SH1、SH2により制御されてバッファBか
らの信号をサンプルホールド用コンデンサC1、C2に
伝送するMOSトランジスタである。具体的には、MO
SトランジスタQ4はサンプルホールド信号SH1を受
けてバッファBの出力信号をコンデンサC1に伝送す
る。MOSトランジスタQ5はサンプルホールド信号を
SH2を受けてバッファBの出力信号をコンデンサC2
に伝送する。
【0019】Q6、Q7は水平走査回路19からの水平
走査信号φk を受けてコンデンサC1、C2からの信号
を読み出すMOSトランジスタ、Q8はコンデンサC
1、C2をリセットするMOSトランジスタ、Q9はM
OSトランジスタQ6、Q7と水平信号線との間に介在
せしめられたソースホロアトランジスタである。Q10
は水平信号線に接続されたMOSトランジスタである。
尚、水平走査回路19の下部には水平走査信号φk 、φ
k+1 のタイムチャートを示した。20は電子シャッタ走
査回路で、現在垂直走査回路8によって読み出されてい
る水平ライン(例えばn番目)よりも垂直走査方向にシ
ャッタ時間に対応した本数分離した水平ライン(例えば
m番目)を選択してリセットするものである。シャッタ
機能が必要でないときは不要である。
【0020】次に、回路動作を図2に従って説明する。
先ず、フィールド読み出しをする場合の動作を説明す
る。図2はn番目のラインが選択され、次にn+1番目
のラインが選択される場合の動作を示しており、Vn
n番目のラインを選択する信号、Vn+1 はn+1番目の
ラインを選択する信号、同様にVm はm番目、Vm+1
m+1番目のラインを選択する信号、そして、Vother
はそれ以外の水平ラインを選択する信号(即ち、その他
の選択信号)である。
【0021】Sout はノードN1に読み出された信号、
sub は固体撮像装置の基板subに欠ける電圧(図1
には現われない)で、これが「ロウ」レベルになると選
択画素の信号電荷を捨てることができる。即ち、空の状
態をつくることができる。φs は画素からの信号Sout
をコンデンサCc経由でバッファBへ伝送させる信号
で、これが「ハイ」のときのみ信号Sout の伝送(読み
出し)が可能である。φclp はバッファBの入力側をク
ランプする信号、SH1、SH2はサンプルホールド信
号である。
【0022】Hブランキング期間内の期間t2で、非選
択ラインの信号Vをすべて「ロウ」にする。即ち、選択
されたラインであるnラインを選択する信号Vn のみ
「ハイ」になり、Vn+1 、Vm 、Vm+1 、Vother
「ロウ」になる。そして、期間t2においてはφs
「ハイ」になるので、nラインの信号がノードN1に読
み出される。そして、期間t2において読み出したその
信号をMOSトランジスタQ3によりクランプする。こ
のクランプしたノード2の電位が基準電位となる。
【0023】次に、期間t3でVsub を「ロウ」にして
選択画素の信号を捨てる。信号電荷を空(から)にして
ノイズ成分を得ることができるようにするためである。
尚、電子シャッタのためm番目の画素についてのリセッ
トもこの期間t3で行う。即ち、Vm も「ロウ」にな
る。次に、期間t4において空の信号電荷を読み出し、
バッファBを介してコンデンサC1に信号を蓄積する。
その結果、コンデンサC1にはノイズ成分を取り除いた
信号成分が書き込まれた状態になる。これで、コンデン
サC1への水平ラインnの画素の信号の読み出しが完了
したことになる。尚、電子シャッタ走査回路20の働き
により、水平ラインmに対して期間t3にVm を印加し
て電子シャッタのためのリセットを行うと、水平ライン
mからはこのリセット後読み出すまでの間に蓄積された
信号電荷が読み出されることになる。従って、シャッタ
時間は読み出されている水平ラインとリセットされてい
る水平ラインとの間の水平ライン数に応じた値になる。
【0024】次に、期間t5において選択ラインをnか
らn+1に切換える。具体的には、選択されていたライ
ンnの選択信号Vn は期間t5中も「ハイ」のままだ
が、期間t5の経過と共に「ロウ」に立ち下る。また、
次に選択されるラインn+1及びその他のラインn
other の選択信号V n+1 、Vother は期間t5の開始と
共に立ち上がり、Vn+1 は期間t5の経過後も「ハイ」
の状態を保つ。一方、それ以外のVother 等はVn と同
様に期間t5の経過と共に立ち下る。
【0025】 今度は期間t6〜t8におい
て、n+1ラインの信号がコンデンサC2に書き込まれ
る。これは期間t2〜t4においてのnラインの信号を
コンデンサC1に書き込んだのと同じ動作で行われる。
尚、電子シャッタのためにリセットされる水平ラインも
ラインmからラインm+1に切換わるので、リセット期
間t7にVm+1 が立ち上る。そして、コンデンサC1、
C2に書き込まれた信号は水平走査期間中にパルスφk
により水平信号線に読み出される。その時、ラインnか
らの信号とラインn+1からの信号は混合される。
【0026】次に、フレーム読み出しをする場合の動作
を図3に従って説明する。フレーム読み出しの場合はフ
ィールド読み出しのときにサンプルホールド信号SH1
によってコンデンサC1にラインnの信号を書き込んだ
期間t4に、サンプルホールド信号SH2も発生させて
ラインからの信号をコンデンサC2の方にも同じ量ずつ
書き込む。即ち、ラインnからの信号をコンデンサC1
だけでなくコンデンサC2にも同時に書き込むのであ
る。次に、フィールド読み出しのときサンプルホールド
信号SH2によってラインn+1からの信号のコンデン
サC2への書き込みを行っていた期間t8には、サンプ
ルホールド信号SH2を「ハイ」にしないのである。こ
のように、本固体撮像装置においては、サンプルホール
ド信号SH1、SH2の印加の仕方によってフィールド
読み出しにしたり、フレーム読み出しにしたりするので
ある。
【0027】尚、フィールド読み出しの場合にVsub
「ロウ」にして選択画素の信号電荷を捨てていた期間で
あるt7において2点鎖線に示すように信号電荷を捨て
ることは行わないようにすることができる。なぜなら
ば、n+1のラインを読み出さないから相関二重サンプ
リングのために信号と空(から)にすることも必要ない
からである。そして、その信号を捨てるという動作を行
わないようにした場合には、信号蓄積時間は2フィール
ド分になり、その結果、感度は2倍になる。このよう
に、感度を2倍にすることも可能である。
【0028】ところで、コンデンサC1、C2に書き込
まれた信号は、水平走査期間中にパルスφk により水平
信号線に読み出されることフィールド読み出しの場合と
全く同じである。そのとき、ラインnからの信号とライ
ンn+1からの信号とが混合されるが、一般の電荷結合
素子による固体撮像装置の従来のフレーム読み出しの場
合のように一方のコンデンサC2の蓄積電荷が空(か
ら)になるということなく、コンデンサC1とC2の双
方に同じ量の信号電荷が蓄積されているので、混合によ
って出力レベルが2分の1に減少するということがな
い。即ち、バッファBがパワー不足にならないようにさ
え設計しておけば、同じ期間内に2つのコンデンサC
1、C2に同じ量で且つ画素の明るさに対応した充分な
量ずつ電荷を蓄積することができる。
【0029】尚、本固体撮像装置の画素からの信号を垂
直信号線に読み出す際に増幅する増幅手段としては図4
に示す固体撮像装置と同様にフローティングディフュー
ジョンアンプ5を用いることができるが、そのほかにも
例えば特願平2−274219号により本願出願人会社
が提案した変換効率の高い転送電荷増幅装置も用いるこ
とができる。
【0030】この転送電荷増幅装置は、変換効率を高め
るため、転送電荷を通す埋込チャンネル領域の表面にこ
れと逆導電型の表面チャンネル領域を形成し、上記埋込
チャンネル領域により分離せしめられたソース・ドレイ
ン領域と上記表面チャンネル領域により接合ゲート型F
ETを形成し、上記表面チャンネル領域上に絶縁された
ゲート電極を形成し、該ゲート電極と上記接合ゲート型
FETのソース領域とを電気的に接続して正帰還できる
ようにしたものである。
【0031】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明固体撮像装
置は、フレーム読み出し時には同一画素の出力を同じ量
ずつ前記第1及び第2のコンデンサに同時に蓄積するよ
うにしたことを特徴とするものである。従って、本発明
固体撮像装置によれば、本発明固体撮像装置によれば、
フレーム読み出し時には同一画素の信号が第1と第2の
コンデンサの双方に同時に書き込まれるようにしたの
で、第1と第2のコンデンサの双方に蓄積された信号を
読み出すべく混合したとき、信号量が2分の1となるこ
とはなく、フィールド読み出しのダイナミックレンジと
同じダイナミックレンジを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明固体撮像装置の一つの実施例を示す回路
図である。
【図2】図1の固体撮像装置のフィールド読み出しの場
合の動作を示すタイムチャートである。
【図3】図1の固体撮像装置のフレーム読み出しの場合
の動作を示すタイムチャートである。
【図4】背景技術を示す回路図である。
【符号の説明】
C1 第1のコンデンサ C2 第2のコンデンサ Cc、Q3 、B 雑音除去回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平及び垂直方向にマトリックス状に二
    次元配置された複数画素の各画素毎に形成され、入射光
    量に応じた信号を増幅して出力する増幅手段を有する受
    光部と、上記受光部の各々の上記増幅手段の出力信号を受けるよ
    うに、上記受光部の各垂直列毎に設けられた垂直信号線
    と、 上記各垂直信号線へ上記増幅手段を通じて上記信号を出
    力する動作を行わせる上記受光部の水平列を 選択する垂
    直走査手段と、上記各 垂直信号線毎に設けられ、上記増幅手段から該垂
    直信号線に出力された上記信号からそれに含まれる雑音
    を除去する雑音除去回路と、上記各垂直信号線に対応して設けられ、上記 雑音除去回
    路の出力信号を第1及び第2のサンプルホールド信号に
    より制御される各別のスイッチング素子越しに受けて
    積するサンプルホールド用の第1及び第2のコンデンサ
    と、上記第1及び第2のコンデンサからなる各コンデンサ対
    毎に設けられ、水平走査回路により制御されて該第1及
    び第2のコンデンサに蓄積された信号を水平信号線へ伝
    送する水平ゲートスイッチング素子と、 を少なくとも有し、 フレーム読み出し時には上記第1及び第2のサンプルホ
    ールド信号を同時に発生して該サンプルホールド信号に
    より制御される上記各スイッチング素子を通じて同一画
    からの信号を同じ量ずつ前記第1及び第2のコンデン
    サに同時に蓄積するようにしたことを特徴とする固体撮
    像装置
  2. 【請求項2】 フィールド読み出し時には上記第1のサ
    ンプルホールド信号を発生して該第1のサンプルホール
    ド信号により制御されるスイッチング素子により上記垂
    直走査回路による選択に係る一つの水平列に属する画素
    からの信号を第1のコンデンサに蓄積するようにし、そ
    の後に上記垂直走査回路により次の水平列が選択された
    状態で第2のサンプルホールド信号を発生してその該第
    2のサンプルホールド信号により制御されるスイッチン
    グ素子によりその水平列に属する画素からの信号を第2
    のコンデンサに蓄積するようにしてなることを特徴とす
    る請求項1記載の固体撮像装置
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