JP3000656U - 脳波測定用電極カバーおよびカバー付きキャップ型電極 - Google Patents

脳波測定用電極カバーおよびカバー付きキャップ型電極

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JP3000656U
JP3000656U JP1994001186U JP118694U JP3000656U JP 3000656 U JP3000656 U JP 3000656U JP 1994001186 U JP1994001186 U JP 1994001186U JP 118694 U JP118694 U JP 118694U JP 3000656 U JP3000656 U JP 3000656U
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里子 佐藤
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里子 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップ型電極の多くの電極を確実に頭皮に
密着し、電極の位置ずれがなく固定でき、測定により汚
れた場合には交換して使用することができる脳波測定用
電極カバー及びそれを使用したカバー付きキャップ型電
極を提供する。 【構成】 脳波の測定のために頭皮に装着される多数の
電極を伸縮性を有する材料で作成したキャップに装着
し、各電極のリード線はキャップの内側を通り集束され
てキャップの外側へ誘導され電極コネクターに接続され
ているキャップ型電極の内側に装着されるカバーであ
り、軟質のゴムで形成したゴムキャップ9に、前記各電
極に嵌挿しキャップ型電極の内側に脱着自在に挿着する
孔10を設けてなる脳波測定用電極カバー。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、脳波測定用電極カバーおよびそれを使用したカバー付きキャップ型 電極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、脳波は一般に脳が示す電気的活動の時間に対する変化を頭皮上の電極か ら誘導して記録し、変動する電位差を縦軸に、時間を横軸にとり、正弦波に近似 した波形曲線で表示されている。また、脳波の表示方法として、脳の断面を示し た図形の中に脳波の測定データをカラー画像に表示する方法や、周波数帯域別の 脳波の電位をグラフに表示する方法が行なわれている。
【0003】 脳波の測定は、脳波計を使用して行なわれるが、脳の電気的活動を誘導する最 初の工程は、頭皮上に電極を密着して直接に脳の電位を測定することにある。
【0004】 従来は電極として針電極が用いられ、ステンレスやサンプラなどの細い針を頭 皮に刺して電極として使用していたが、頭皮を傷付けたり、病気の感染や被測定 者に痛みや不安を与えるために次第に使用されなくなってきた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
これに対して、電極を頭皮上に装着し、電極と頭皮を導電性の電極のりを介し て導通し、脳の電位を測定するキャップ型電極が使用されている。図5はキャッ プ型電極の使用状態の一例を示す概略図である。図6はキャップ型電極の外側を 示す概略説明図、図7はキャップ型電極の内側を示す概略説明図である。
【0006】 図5〜7において、キャップ型電極7は、頭皮に装着される多数の中空の円柱 状の電極1を伸縮性を有する布で作成したキャップ2に装着し、各電極1のリー ド線3はキャップ2の内側4を通り2箇所の開口部6で集束されてキャップ2の 外側5へ誘導され電極コネクター16に接続されている。
【0007】 キャップ型電極7を用いて脳波を測定するには、図5に示す様に、キャップ型 電極7を頭に被せて、固定バンド14を交叉させて胸部に固定し、キャップを形 成している伸縮性を有する布の押さえる力により、電極を頭皮に密着し、電極の 中空部分に導電性の電極のりを充填し、電極と頭皮を電極のりを介して導通して 脳の電位を測定する。
【0008】 しかしながら、上記のキャップ型電極においては、キャップは伸縮性を有する 布で形成されているが、この伸縮性を有する布では押さえる力が弱く、多くの電 極の中で頭皮に密着しない電極が生じ、特に前頭および後頭部分の電極が密着性 が悪く、また電極の位置ずれが生じて正確な測定ができ難い欠点があった。
【0009】 また、脳波を測定するために、被測定者の頭部にキャップ型電極を被せると、 キャップ型電極の内側には各電極1の多数のリード線3が配線されいるが、被測 定者の頭部が油性であったり、頭髪に整髪料等が付いている場合には、リード線 やキャップの内側が汚れるため、次の被測定者に不快感を与えたり、また汚れた キャップ型電極を洗うことは困難である欠点があった。
【0010】 本考案は、この様な従来技術の欠点を改善するためになされたものであり、脳 波測定用の電極カバーをキャップ型電極の内側に装着することにより、キャップ 型電極の多くの電極を確実に頭皮に密着し、電極の位置ずれがなく固定できるた めに脳波の正確な測定ができ、また測定により汚れた場合には交換して使用する ことができる脳波測定用電極カバーおよびそれを使用したカバー付きキャップ型 電極を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案は、脳波の測定のために頭皮に装着される多数の電極を伸縮性を 有する材料で作成したキャップに装着し、各電極のリード線はキャップの内側を 通り集束されてキャップの外側へ誘導され電極コネクターに接続されているキャ ップ型電極のカバーであり、軟質のゴムで形成したゴムキャップに、前記各電極 に嵌挿しキャップ型電極の内側に脱着自在に挿着する孔を設けてなることを特徴 とする脳波測定用電極カバーである。
【0012】 また、本考案は、脳波の測定のために頭皮に装着される多数の電極を伸縮性を 有する材料で作成したキャップに装着し、各電極のリード線はキャップの内側を 通り集束されてキャップの外側へ誘導され電極コネクターに接続されているキャ ップ型電極において、上記の脳波測定用電極カバーをキャップ型電極の内側に装 着してなることを特徴とするカバー付きキャップ型電極である。
【0013】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本考案を具体的に説明する。
【0014】 実施例1 図1は、本考案の脳波測定用電極カバーの一例を示す説明図、図2は脳波測定 用電極カバー(以下、電極カバーと記す)をキャップ型電極の内側に装着したカ バー付きキャップ型電極の一例を示す説明図である。以下、図面に基づいて説明 する。
【0015】 図1に示す様に、本考案の電極カバー8は軟質の薄いゴムで形成したゴムキャ ップ9に多数の孔10を設けたものであり、該孔10をキャップ型電極7の多数 の各電極1に嵌挿しキャップ型電極の内側に脱着自在に挿着して使用する。
【0016】 本考案の電極カバー8は、キャップ型電極の内側に装着してカバーとして使用 するものである。キャップ型電極としては、図6,7に示す様なものが用いられ 、脳波の測定のために頭皮に装着される多数の中空の円柱状の電極1を伸縮性を 有する材料で作成したキャップ2に装着し、各電極1のリード線3はキャップ2 の内側4を通り1箇所または2箇所に集束されてキャップ2の外側5へ誘導され 電極コネクター16に接続されているキャップ型電極が挙げられる。
【0017】 図1において、15は接合部を示し、所定の位置に穴10を開けたゴム片を接 合部15で接合してゴムキャップ9を作成する。
【0018】 本考案の電極カバー8において、軟質のゴムで形成したキャップ9に用いられ るゴムとしては、天然ゴムまたは合成ゴムのいずれでもよい。合成ゴムとしては 、例えばブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、イソ プレンゴムなどが挙げられる。
【0019】 本考案の電極カバー8のゴムで形成したゴムキャップ9に設ける孔10の形状 は、特に制限はないが円形またはだ円形が好ましい。孔の数および位置は、キャ ップ型電極に設けられた電極の数及び位置に合う様に定めればよい。
【0020】 また、孔の大きさは、電極の直径よりも小さく、ゴムキャップ9は軟質のゴム で形成されているために、キャップの孔の部分を手で広げた時に電極に嵌挿でき る大きさであればよい。
【0021】 本考案の電極カバーをキャップ型電極に装着するには、キャップ型電極のリー ド線が配線されている内側に電極カバーを当て、電極カバーの柔軟なゴムで形成 したゴムキャップの孔の部分を手で広げ、該当する円柱状の電極にゴムキャップ の広げた孔を嵌挿し、手の力を抜けばゴムキャップの孔は収縮して電極の後方に 挿着して固定される。同様の方法で、順次他のキャップの孔を他の電極に挿着す ることにより、電極カバーをキャップ型電極に装着することができる。
【0022】 また、本考案の電極カバーは脱着自在であり、電極に装着された電極カバーを 交換するために電極カバーをキャップ型電極からに剥す場合には、電極カバーの キャップの孔の部分を広げ電極から抜くことにより容易に剥すことができる。
【0023】 本発明のカバー付きキャップ型電極を頭皮に装着するには、頭部にカバー付き キャップ型電極を被り、両耳の位置に設けられている固定バンドを胸部に付けた 支持バンドに結べばよい。
【0024】 本考案のカバー付きキャップ型電極を頭皮に装着すると、電極カバーが軟質の 柔軟なゴムで形成されているために、ゴムが伸びて頭部にしっかりと密着するた めに、キャップ型電極の多くの電極を頭皮に確実に、電極の位置ずれがなく固定 できるために脳波の正確な測定をすることができる。
【0025】 図4はキャップ型電極の電極1の位置を示す説明図である。 図3は、電極カバーをキャップ型電極の内側に装着したカバー付きキャップ型 電極を頭皮に装着した状態を示す部分断面図である。同図において、カバー付き キャップ型電極の電極1の先端は頭皮11に密着し、キャップ型電極7のキャッ プ2およびリード線3と頭皮11の間には電極カバー8が介在するために、キャ ップ型電極7およびリード線3は頭皮や頭髪の油性物質により汚れることはない 。また、また測定により電極カバーが汚れた場合には、電極から剥して新しい電 極カバーと交換して使用することができ極めて衛生的である。
【0026】 なお、電極1の電極のり注入孔12から電極のりを充填し、頭皮11と電極1 を金属板13を通して導通することにより脳波の測定を行なうことができる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明した様に、本考案の電極カバーおよびそれを使用したカバー付きキャ ップ型電極を用いれば、キャップ型電極の多くの電極を確実に頭皮に密着し、電 極の位置ずれがなく固定できるために脳波の正確な測定をすることができる。
【0028】 また、測定により電極カバーが汚れた場合には新しい電極カバーと交換して使 用することができ、極めて衛生的である効果が得られる。汚れた電極カバーは洗 浄することにより再度使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電極カバーの一例を示す説明図であ
る。
【図2】本考案の電極カバーをキャップ型電極の内側に
装着したカバー付きキャップ型電極の一例を示す説明図
である。
【図3】本考案のカバー付きキャップ型電極を頭皮に装
着した状態を示す部分断面図である。
【図4】キャップ型電極の電極の位置を示す説明図であ
る。
【図5】キャップ型電極の使用状態の一例を示す概略図
である。
【図6】キャップ型電極の外側を示す概略説明図であ
る。
【図7】キャップ型電極の内側を示す概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 電極 2 キャップ 3 リード線 4 内側 5 外側 6 開口部 7 キャップ型電極 8 電極カバー 9 キャップ 10 孔 11 頭皮 12 電極のり注入孔 13 金属板 14 固定バンド 15 接合部 16 電極コネクター 17 中空部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61B 5/0476 5/0492 809 5/0478 810 5/0476 800 7638−4C A61B 5/04 300 M 7638−4C 320 A

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脳波の測定のために頭皮に装着される多
    数の電極を伸縮性を有する材料で作成したキャップに装
    着し、各電極のリード線はキャップの内側を通り集束さ
    れてキャップの外側へ誘導され電極コネクターに接続さ
    れているキャップ型電極のカバーであり、軟質のゴムで
    形成したゴムキャップに、前記各電極に嵌挿しキャップ
    型電極の内側に脱着自在に挿着する孔を設けてなること
    を特徴とする脳波測定用電極カバー。
  2. 【請求項2】 ゴムが天然ゴムである請求項1記載の脳
    波測定用電極カバー。
  3. 【請求項3】 ゴムが合成ゴムである請求項1記載の脳
    波測定用電極カバー。
  4. 【請求項4】 孔が円形またはだ円形である請求項1記
    載の脳波測定用電極カバー
  5. 【請求項5】 脳波の測定のために頭皮に装着される多
    数の電極を伸縮性を有する材料で作成したキャップに装
    着し、各電極のリード線はキャップの内側を通り集束さ
    れてキャップの外側へ誘導され電極コネクターに接続さ
    れているキャップ型電極において、請求項1記載の脳波
    測定用電極カバーをキャップ型電極の内側に装着してな
    ることを特徴とするカバー付きキャップ型電極。
JP1994001186U 1994-02-01 1994-02-01 脳波測定用電極カバーおよびカバー付きキャップ型電極 Expired - Lifetime JP3000656U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003322612A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Communication Research Laboratory 脳活動計測装置、脳活動計測用頭部装着具
JP2017074411A (ja) * 2011-03-21 2017-04-20 クリストフ グゲルGUGER Christoph 電極アセンブリのための装置

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JP2003322612A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Communication Research Laboratory 脳活動計測装置、脳活動計測用頭部装着具
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