JP3000093U - 装着用眼鏡ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 眼鏡の携帯に確実かつ便利で、かつ眼鏡の収
納及び取り出し容易な装着用眼鏡ケースを提供する。 【構成】 胸回り締め用留具５付き紐体２と肩掛け用留
具６付き紐体３と眼鏡収納ケース４とから構成される装
着用眼鏡ケース１である。胸回り締め用留具５付き紐体
２の一部と肩掛け用留具６付き紐体３の一端とは、眼鏡
収納ケース４を胸部に保持し眼鏡収納口７が上方になる
ように、眼鏡収納ケース４の裏面に固定されている。肩
掛け用留具６付き紐体３の他端は、胸回り締め用留具５
付き紐体２のうち眼鏡収納ケース４に固定されている部
分とは最も遠い部分に摺動自在に係止されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、装着して胸部に保持するための携帯に便利な眼鏡ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

眼鏡は人間の活動と共に必要とされる場所で使用されるが、使用しないときは 眼鏡は眼鏡ケースに入れ更に鞄やポケットなどの中に入れて、保存あるいは携帯 し持ち運んでいる。このような場合に使用される携帯用の眼鏡ケースとしては、 その目的に応じ、種々の形状、構造のものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来公知の携帯用眼鏡ケースは単に眼鏡を入れて保存しておく のに好適な独立したケースであるため、眼鏡ケースを携帯するうちに眼鏡ケース 自体を置き忘れたり紛失してしまう場合も多い。

【０００４】 また、このような携帯用眼鏡ケースは一般に鞄やポケットなどの中に入れてい るため、必要な場合に眼鏡を使用しようとすると、まず携帯用眼鏡ケースを鞄や ポケットなどの中から探して取り出し、次いで携帯用眼鏡ケースから眼鏡を取り 出さなければならないという面倒がある。

【０００５】 本考案は、眼鏡の携帯に確実かつ便利で、かつ眼鏡の収納及び取り出し容易な 装着用眼鏡ケースを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、本考案の装着用眼鏡ケースは、胸回り締め用留具 付き紐体の一部と肩掛け用留具付き紐体の一端とを、眼鏡収納ケースを胸部に保 持し眼鏡収納口が上方になるように、眼鏡収納ケースの裏面に固定し、前記肩掛 け用留具付き紐体の他端を前記胸回り締め用留具付き紐体のうち眼鏡収納ケース に固定されている部分とは最も遠い部分に摺動自在に係止してなることを特徴と する。

【０００７】

【実施例】

以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は、本考案の一実施例の装着用眼鏡ケースの斜視図である。図２は、本考 案の一実施例の装着用眼鏡ケースを装着した状態を示す図面である。

【０００８】 図１に示す本考案の装着用眼鏡ケース１は、胸回り締め用留具５付き紐体２と 肩掛け用留具６付き紐体３と眼鏡収納ケース４とから構成される。

【０００９】 眼鏡収納ケース４は、眼鏡を収納できるものであればいわゆる（布張りの金属 製、硬質プラスチック製などの）ハードケースであっても（布、皮革あるいは軟 質プラスチック製などの）ソフトケースであってもよく、その大きさや形状は公 知のものをいずれも採用することができるが、その開口部（眼鏡収納口）７に蓋 部８を有するものが好ましい。蓋部８は、その一端を眼鏡収納ケース４の開口部 ７の一端に固定し、他端をホック、マグネット、マジックテープなどの係止具９ で開口部７の他端に一時的にとめて開口部を覆うものが特に好適である。

【００１０】 胸回り締め用留具５付き紐体２は、その一部が眼鏡収納ケース４の裏面に縫い 止め、金具止め、接着剤などによって固定されている。そして、この紐体２は、 その長さを調節しながら胸部に装着して胸回りに締めることができるように、通 常ズボン用バンドなどに用いられる止め金具、ホック、マジックテープなどの留 具５を備えている。留具５は、ひとりで操作できるように、眼鏡収納ケース４の 近くに備えるのが好ましい。

【００１１】 肩掛け用留具６付き紐体３は、その一端が眼鏡収納ケース４の裏面に縫い止め 、接着剤などによって固定されている。留具６は、ひとりで紐体３の長さを調節 できるように、眼鏡収納ケース４の近くに備えるのが好ましい。この紐体３の他 端は、胸回り締め用留具５付き紐体２のうち眼鏡収納ケース４に固定されている 部分とは最も遠い部分に摺動自在に係止されている。具体的には、この紐体３の 他端は、（多少の空間的余裕を持って）胸回り締め用紐体２（の一部）を互いに 垂直になるように輪状に取り巻いて、マジックテープ、止め金具１０（例、緊締 リング）などにより係止されている。

【００１２】 次に、このような構成の本考案の眼鏡ケース１の装着例について説明する。 まず、眼鏡収納ケース４が左胸部にくるように留具６により予め肩掛け用紐体 ３の長さを調節しておく。次いで、胸回り締め用紐体２を留具５により胸部に固 定する。眼鏡収納ケース４は、眼鏡収納口７が上方になるように左胸部に保持さ れる（図２参照）。

【００１３】

【考案の作用及び効果】

以上説明した通り、本考案の眼鏡ケースは２種類の紐体により眼鏡収納ケース を目につき易く収納、取り出し易い胸部に保持するので、眼鏡ケースを探す煩わ しさや、（鞄やポケットから眼鏡ケースを取り出し更にそこから）眼鏡を取り出 す面倒から解放される。更に、本考案の眼鏡ケースを装着したままで作業や運動 も行える。

【００１４】 また、本考案の眼鏡ケースは眼鏡収納ケースが胸部に保持されるように２種類 の留具付き紐体により着脱するので、一人で容易に装着することができるうえ、 紐体や眼鏡収納ケースを着色することにより、装飾小物を身につけるという現代 ファッションの流れにも合致し趣味的にも好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の装着用眼鏡ケースの斜視図
である。

【図２】本考案の一実施例の装着用眼鏡ケースを装着し
た状態を示す図面である。

【符号の説明】

１ 装着用眼鏡ケース ２ 胸回り締め用紐体 ３ 肩掛け用紐体 ４ 眼鏡収納ケース

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 胸回り締め用留具付き紐体の一部と肩掛
   け用留具付き紐体の一端とを、眼鏡収納ケースを胸部に
   保持し眼鏡収納口が上方になるように、眼鏡収納ケース
   の裏面に固定し、前記肩掛け用留具付き紐体の他端を前
   記胸回り締め用留具付き紐体のうち眼鏡収納ケースに固
   定されている部分とは最も遠い部分に摺動自在に係止し
   てなることを特徴とする装着用眼鏡ケース。