JP2998097B2 - 拡径ビット - Google Patents
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
- E21B—EARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
- E21B10/00—Drill bits
-
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- E21B—EARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
- E21B7/00—Special methods or apparatus for drilling
- E21B7/20—Driving or forcing casings or pipes into boreholes, e.g. sinking; Simultaneously drilling and casing boreholes
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-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
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Description
特にエアハンマで地中を掘削する際にケーシングパイプ
を後続させて、地層の崩壊を防止しながら掘削する工法
に適用される拡径ビットに関する。
トとして、特公昭56−24758号公報に開示された
ものがある。この拡孔ビットは、ビット本体と、そのビ
ット本体の先端部に設けられたビット刃部とから構成さ
れている。ビット刃部は、ビット本体と略同径に形成さ
れており、前記ビット本体の先端傾斜面に形成されたガ
イド溝に摺動自在に支持されるとともに、位置規制部材
によって上位置と下位置とが規制されている。したがっ
て、ビット刃部は、孔底に押し付けられると、ガイド溝
に沿って斜め上方向にスライドし、拡孔状態になる。こ
の状態でビット本体を回転させるとビット刃部は、ビッ
ト本体の軸心を中心に回転することにより、ビット本体
より大径の掘削孔が掘削される。
来の拡径ビットは、ビット本体中央部にガイド溝等キリ
欠きが多く形成されているため、強度的に弱いという欠
点があった。また、掘削孔の全面積をビット刃部で掘削
するため、エネルギーロスが多く、掘削効率が悪いとい
う欠点があった。
もので、掘削時のエネルギーロスが少なく、効率よく掘
削することができる拡径ビットを提供することを目的と
する。
成する為に、エアの供給で作動するビット本体と、該ビ
ット本体の先端部に複数個配設され、該ビット本体の軸
心から半径方向に拡縮可能に設けられた拡径ビットツー
スと、から成る拡径ビットにおいて、前記拡径ビットツ
ースは、該拡径ビットツースの上部に前記ビット本体の
軸心に対して所定角度傾斜した傾斜面が形成され、その
傾斜面が、ビット本体の軸心と交差しないでビット本体
先端部の周縁に斜め方向に形成されたガイド溝に斜め方
向に摺動自在に設けられ、前記ビットツースには、ビッ
ト係止部材の取付穴が形成され、該ビット係止部材は前
記取付穴に挿入されると共に、該取付穴に圧入される固
定部材によってその一端部が前記ビット本体に形成され
たストッパー溝に突出され、前記ビット本体を孔底に押
し付けることにより、前記拡径ビットツースが前記ガイ
ド溝を摺動して該ガイド溝の上端部に当接して拡径し、
前記ビット本体と該拡径ビットツースで掘削するととも
に、前記ビット本体を孔底から離すことにより、前記ビ
ット本体の傾斜面を摺動して前記ビット係止部材が前記
ストッパー溝に当接して縮径し、エアハンマの作動に供
した排気エアは、前記ビット本体の内部を通ってガイド
溝並びにビット本体の排気穴から掘削孔内に排気するこ
とを特徴とする
部分をビット本体で掘削し、拡径部のみ拡径ビットツー
スで掘削する。すなわち、ハンマーピストンから直接打
激されるビット本体で掘削面積の大部分を掘削するた
め、従来の拡径ビットに比べ、エネルギーロスが少な
く、効率的な掘削を行うことができる。
る拡径ビットの実施の形態について詳説する。図1は、
本発明に係る拡径ビットを適用した掘削装置の側面要部
断面図である。同図に示すように、前記拡径ビット10
は、エアハンマ12の円筒状に形成されたハンマーシリ
ンダ13に装着される。エアハンマ12は、内部にハン
マーピストン14を内蔵しており、図示しない回転動力
を得て軸心を中心に回転する。
は、雌ネジが形成されており、該雌ネジには、ガイド1
6が螺着されている。ガイド16は、中空状に形成され
ており、その内部に後述するビット本体20に形成され
たスプライン(オス)24、24、…と嵌合するスプラ
イン(メス)25、25、…が形成されている。また、
ガイド16は、リング17及びカラー18を介して前記
雌ネジに螺着されており、リング17は、ビット本体2
0に形成されたツバ27でビット本体を支持する。
び図3に示すように、ビット本体20と、そのビット本
体20の先端部に放射状に設けられた3つの拡径ビット
ツース22、22、22とから構成されている。尚、図
3において、断面で示す拡径ビットツース22は縮径時
の状態を示し、実線で示す拡径ビットツース22は拡径
時の状態を示している。
24、24、…が形成されており、さらに上部には、円
柱部26が形成されている。また、円柱部26の上端に
はツバ28が形成されている。ビット本体20の外周に
は、掘削時に後続させるケーシングパイプ56の先端を
掛止する掛止突周部30が設けられており、周面には掘
削土砂を排出する排出溝32、32、32が設けられて
いる。
ンマーピストン14の作動に供したエアを排気する排気
路34が形成されている。排気路34は、分岐路36、
36、36を介して後述するビット本体20の先端部端
面に形成されたガイド溝40、40、40に連通されて
おり、前記ハンマーピストン14の作動に供したエア
は、このガイド溝40、40、40から掘削孔54内に
排気される。なお、排気路34の上端部に設けられた符
号38は、ビット本体20に固定されたバルブである。
ストン14で打撃されることにより、ガイド16内を上
下方向に摺動するが、落下時は、ツバ28がリング17
に支持されるので、抜け落ちることはない。また、スプ
ライン(オス)24がガイド16の内面に形成されたス
プライン(メス)25に係合しているので、ビット本体
20はエアハンマ12と一体に回転する。
22、22は、図2及び図3に示すように、前記ビット
本体20先端部端面に放射状に形成された3本のガイド
溝40、40、40にそれぞれ摺動自在に支持されてい
る(図5参照)。このガイド溝40は、ビット本体20
の軸心に対して所定角度傾けられて形成されており、各
拡径ビットツース22は、このガイド溝40にガイドさ
れて斜め方向に摺動する。
うに、側面部をテーパ加工されており、前記拡径ビット
ツース22もこれに対応するように側面部をテーパ加工
されている。したがって、ガイド溝40が傾斜して形成
されていても、拡径ビットツース22がガイド溝40か
ら外れることはない。また、前記ガイド溝40には、ガ
イド溝40に沿って所定長さのストッパー溝42が形成
されている。このストッパー溝42には、ビット係止部
材である鋼球44が移動可能に係合され、この鋼球44
は拡径ビットツース22の上部傾斜面22bに突出して
設けられている。鋼球44は、拡径ビットツース22の
摺動に伴って前記ストッパー溝42内を転動し、この鋼
球44が、ストッパー溝42の下端部に当接することに
より、拡径ビットツース22の下方への移動が規制され
る。
動すると、その上端部22aが、ガイド溝40の上端部
40aに当接し、これにより、拡径ビットツース22の
上方への移動が規制される。なお、前記鋼球44は、拡
径ビットツース22を前記ガイド溝40に装着させたの
ち、拡径ビットツース22へ取り付けられ、その取付作
業は、次のように行われる。すなわち、まず、拡径ビッ
トツース22に穿設された取付穴46より鋼球44を挿
入し、プレート47次いでゴム板48を介してピン50
(固定部材)を圧入する。これにより、鋼球44が、拡
径ビットツース22の上部傾斜面より突出し、ストッパ
ー溝42に嵌合する。
ース22は、前記ガイド溝40に沿って掘削方向逆向き
(図中上方)に摺動すると、図2に示すように、その外
周面が前記ビット本体20の先端部外周より突出する。
このとき、拡径ビットツース22の先端部端面は、ビッ
ト本体20の先端部端面と略同一面上に位置する。一
方、掘削方向(図中下方)に摺動すると、図3に示すよ
うに、その先端部端面が、前記ビット本体20の先端部
端面より突出し、その外周面は、ビット本体20の先端
部外周面と同一面上に位置する。
あるときは、拡径ビットツース22は、地面から上方に
向けて力を受けるので、上方に摺動して、その外周面を
ビット本体20の外周面から突出して拡径する。一方、
拡径ビット10が地面から離れた状態、すなわち浮いた
状態にある時は、拡径ビットツース22は、自重により
下方へ下り、内径方向に縮径する。
排気路34に連通されており、エアハンマ14の作動に
供したエアは、該ガイド溝40から掘削孔54に排気さ
れる。このとき、拡径ビットツース22が拡径状態にあ
るときは、主に図2に示すように、ストッパー溝42を
介してその先端部に形成された隙間42aを介して掘削
孔54内に排気される。一方、拡径ビットツース22が
縮径状態にある時は、図3に示すように、ガイド溝40
の上端部40aと拡径ビットツース22の上端部22a
との間の隙間を介して掘削孔54に排気される。これに
より、ガイド溝40には、常にエアが噴射されるので、
ガイド溝40及びストッパー溝42に掘削土砂等が詰ま
るのを防止することができる。したがって、拡径ビット
ツース22は、常に円滑な摺動が可能になる。
2、22、22は、前記の如く構成され、各先端部端面
には、図6に示すように、超硬合金で形成されたメタル
チップ52、52、…が、充分な数固定されている。前
記の如く構成された本発明に係る拡径ビットが適用され
た掘削装置の実施の形態の作用は次の通りである。
アハンマ12を掘管11で吊り下げて、ケーシングパイ
プ56内に挿入する。拡径ビットツース22は、縮径状
態となるので、ケーシングパイプ56の内径よりも小径
となり、ケーシングパイプ56への挿入が可能になる。
次に、ケーシングパイプ56に挿入した拡径ビット10
を地面に着地させる。地面に着地した拡径ビットツース
22は、地面から上向きの力を受けるので、上方に摺動
する。したがって、図2及び図5に示すように、その外
周面が前記ビット本体20の先端部外周より突出し、ケ
ーシングパイプ56の外径よりも大径になる。なお、こ
のとき、拡径ビットツース22の先端部端面は、ビット
本体20の先端部端面と同一面上に位置する。
管11を図示しない駆動装置で送りと、回転を与えると
ともに、掘管11内にエアを給気し、エアハンマ12に
エアを供給してハンマーピストン14を駆動する。エア
ハンマ12が回転すると、拡径ビット10も一体となり
回転するので、これと同時に、ハンマーシリンダ13に
内蔵されたハンマーピストン14で拡径ビット10の頂
部を打撃すると、拡径ビット10が地中へ突き進み、メ
タルチップ52、52、…により掘削孔54が掘削され
る。このとき、掘削孔54は、その大部分をビット本体
20で掘削され、ケーシングパイプ56の肉厚分に相当
する拡径部のみ拡径ビットツース22で掘削されるた
め、極めて効率のよい掘削を行うことができる。
端部が、ビット本体20の掛止突周部30に掛止されて
いるので、拡径ビット10の進行に伴ってケーシングパ
イプ56も地中に建て込まれる。また、掘削した土砂等
は、ガイド溝40から吹き出されるエアにより除去さ
れ、排気エアと共にビット本体20に形成された排出溝
32を介してケーシングパイプ56内を通って地表へ排
出される。
には、前述のようにエアが吹き出されるので、掘削土砂
が詰まり、作動不良を起こすようなことはない。掘削作
業終了後は、拡径ビット10をケーシングパイプ56か
ら抜くが、拡径状態にある拡径ビットツース22を縮径
させるには、拡孔ビット10を上方に引き抜けばよい。
すなわち、拡径ビット10を上方に引き抜くと、拡径ビ
ットツース22は自重で縮径する。さらに、拡径ビット
10を上方に引き抜くと、拡径ビットツース22は、ケ
ーシングパイプ56の下端周縁に当接するので、このケ
ーシングパイプ56の下端周縁に押されて下方へ摺動
し、縮径状態となる。したがって、ケーシングパイプ5
6内を抜き出すことができる。
0によれば、エアハンマ12から直接打撃されるビット
本体20で掘削面積の大部分を掘削し、拡径部のみ拡径
ビットツース22で掘削するので、従来の拡径ビットに
比べ、エネルギーロスが少なく、効率的に掘削孔54を
掘削することができる。また、これにより、大径のビッ
トにも適用が可能になる。
周縁に形成されているため、強度的にも問題はない。さ
らに、拡径ビットツース22が磨耗した場合は、単品で
の交換が可能であるため、極めて経済的である。また、
単品が小型であるため、生産コストも安価に抑えること
ができる。なお、拡径ビットツース22は、鋼球44を
取り出せば、簡単にガイド溝40から取り外すことがで
きる。
をガイド溝40から排出するようにしたことにより、拡
径ビットツース22の円滑な摺動を常に確保することが
できる。これにより、縮径摺動不良の発生を防止するこ
とができる。なお、この点に関しては、エアハンマ12
の作動に供したエアの排気量との関係で、エア量に余裕
がある場合は、図6に示すように、排気エアの一部をビ
ット本体20の先端部から排出する分岐路58を形成し
てもよい。
ングパイプ56を後続させて掘削する例で説明したが、
本実施の形態の拡径ビット10は、掘削途中で掘削径を
拡大する場合にも適用することができる。この場合、拡
径部までは通常のビットで掘削し、拡径部のみ本実施の
形態の拡径ビット10に交換して掘削する。
掘削面積の大部分をビット本体で掘削し、拡径部のみ拡
径ビットツースで掘削するので、従来の拡孔ビットに比
べ、エネルギーロスが少なく、効率的な掘削を行うこと
ができる。
側面要部断面図
面図(拡径状態)
部分断面図(縮径状態)
態の底面図
の形態の側面断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 エアの供給で作動するビット本体と、該
ビット本体の先端部に複数個配設され、該ビット本体の
軸心から半径方向に拡縮可能に設けられた拡径ビットツ
ースと、から成る拡径ビットにおいて、 前記拡径ビットツースは、該拡径ビットツースの上部に
前記ビット本体の軸心に対して所定角度傾斜した傾斜面
が形成され、その傾斜面が、ビット本体の軸心と交差し
ないでビット本体先端部の周縁に斜め方向に形成された
ガイド溝に斜め方向に摺動自在に設けられ、前記ビットツースには、ビット係止部材の取付穴が形成
され、該ビット係止部材は前記取付穴に挿入されると共
に、該取付穴に圧入される固定部材によってその一端部
が前記ビット本体に形成されたストッパー溝に突出さ
れ、 前記ビット本体を孔底に押し付けることにより、前記拡
径ビットツースが前記ガイド溝を摺動して該ガイド溝の
上端部に当接して拡径し、前記ビット本体と該拡径ビッ
トツースで掘削するとともに、前記ビット本体を孔底か
ら離すことにより、前記ビット本体の傾斜面を摺動して
前記ビット係止部材が前記ストッパー溝に当接して縮径
し、 エアハンマの作動に供した排気エアは、前記ビット本体
の内部を通ってガイド溝並びにビット本体の排気穴から
掘削孔内に排気する ことを特徴とする拡径ビット。
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