JP2998067B2 - 鋼板建築床の軽量化工法とその鋼板建築床 - Google Patents
鋼板建築床の軽量化工法とその鋼板建築床Info
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- JP2998067B2 JP2998067B2 JP35470895A JP35470895A JP2998067B2 JP 2998067 B2 JP2998067 B2 JP 2998067B2 JP 35470895 A JP35470895 A JP 35470895A JP 35470895 A JP35470895 A JP 35470895A JP 2998067 B2 JP2998067 B2 JP 2998067B2
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- steel
- steel plate
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】建物の各階の床を造る際、当
工法による施工で、建物全体の重量を軽くし、基礎や躯
体の軽量化を計る。
工法による施工で、建物全体の重量を軽くし、基礎や躯
体の軽量化を計る。
【0002】
【従来の技術】従来は、波型鋼板デッキプレート等の上
に、床にねばりを持たせる為に、鉄筋をメッシュ状に敷
き、コンクリートを50〜100mm程度敷きつめる工
法を取っていた。(図−1)を参照
に、床にねばりを持たせる為に、鉄筋をメッシュ状に敷
き、コンクリートを50〜100mm程度敷きつめる工
法を取っていた。(図−1)を参照
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。 (イ)建物各階層が重く、その為に建物の基礎や躯体
を、それなりの強度にする必要があった。 (ロ)コンクリートの床の場合、ひびが入りやすかっ
た。 雨天時では、コンクリート打設が出来ないとか、外気温
に左右される等、気象条件を配慮する必要があった。
点があった。 (イ)建物各階層が重く、その為に建物の基礎や躯体
を、それなりの強度にする必要があった。 (ロ)コンクリートの床の場合、ひびが入りやすかっ
た。 雨天時では、コンクリート打設が出来ないとか、外気温
に左右される等、気象条件を配慮する必要があった。
【0004】
(イ)建物の梁(1)の上に鋼板(2)を敷きつめ、そ
れぞれを溶接固定(3)(4)する。その継ぎ目及び表
面に、コンクリート系接着剤(5)を3〜4mm程度塗
布する。 (ロ)塗布厚が薄いので、軽量化を計ることが出来、在
来工法による床構築に際し、1m2単位の床重量は、約
1/4とすることが出来る。 (ハ)床造成後におけるひび割れ発生がなく、在来コン
クリート工法と同一感触に仕上げることが出来る。 (ニ)在来コンクリート床と同程度の強度が確保出来
る。
れぞれを溶接固定(3)(4)する。その継ぎ目及び表
面に、コンクリート系接着剤(5)を3〜4mm程度塗
布する。 (ロ)塗布厚が薄いので、軽量化を計ることが出来、在
来工法による床構築に際し、1m2単位の床重量は、約
1/4とすることが出来る。 (ハ)床造成後におけるひび割れ発生がなく、在来コン
クリート工法と同一感触に仕上げることが出来る。 (ニ)在来コンクリート床と同程度の強度が確保出来
る。
【0005】
【発明の実施の形態】鋼板(2)の上に、コンクリート
系接着剤(5)を塗布し、樹脂系塗料(6)を塗ること
により、従来床構築における重量にくらべ1/4です
む。
系接着剤(5)を塗布し、樹脂系塗料(6)を塗ること
により、従来床構築における重量にくらべ1/4です
む。
【0006】
【実施例】鉄筋コンクリート造の梁、又は鉄骨造りにお
ける梁の上に鋼板を敷き、梁の上端面にそれぞれを溶接
固定する。鋼板の継ぎ目及び表面に、コンクリート系の
接着剤を3〜4mm程度塗布することにより、鋼板の継
ぎ目に発生する凸凹をなくす様に均一に塗り上げる。そ
の上に、用途に応じて、樹脂系の硬質塗料・軟質塗料及
び塩ビ材による床材や、一般的な床材で仕上げる。
ける梁の上に鋼板を敷き、梁の上端面にそれぞれを溶接
固定する。鋼板の継ぎ目及び表面に、コンクリート系の
接着剤を3〜4mm程度塗布することにより、鋼板の継
ぎ目に発生する凸凹をなくす様に均一に塗り上げる。そ
の上に、用途に応じて、樹脂系の硬質塗料・軟質塗料及
び塩ビ材による床材や、一般的な床材で仕上げる。
【0007】
【発明の効果】鋼板と梁部をそれぞれ溶接することで、
床の強度を持たせ、コンクリート系の接着剤で表面を均
一に塗布することで、床鉄筋内蔵のコンクリート床仕上
げと同程度の強度及び感触を得ることが出来ると共に、
床の重量を大幅に軽減することが出来た。在来床の重量
に対し約1/4程度と軽くなることで、建物躯体フレー
ムを細く軽量化することが出来ると共に、躯体総重量が
軽量化されることにより、基礎においても、従来におい
て必要とされる断面積に対し約半分程度になる。その結
果、建築コストは20〜30%程度削減可能となった。
尚、従来のコンクリート床工事より、気象条件に左右さ
れることがなく仕上げることが出来ると共に、コンクリ
ートが固形時に生成する膨張・収縮等によるひび割れが
発生しやすい等の弱点を補い、尚かつ、コンクリート床
の感触を失わず、すべてにおいて省力化を達成したもの
である。
床の強度を持たせ、コンクリート系の接着剤で表面を均
一に塗布することで、床鉄筋内蔵のコンクリート床仕上
げと同程度の強度及び感触を得ることが出来ると共に、
床の重量を大幅に軽減することが出来た。在来床の重量
に対し約1/4程度と軽くなることで、建物躯体フレー
ムを細く軽量化することが出来ると共に、躯体総重量が
軽量化されることにより、基礎においても、従来におい
て必要とされる断面積に対し約半分程度になる。その結
果、建築コストは20〜30%程度削減可能となった。
尚、従来のコンクリート床工事より、気象条件に左右さ
れることがなく仕上げることが出来ると共に、コンクリ
ートが固形時に生成する膨張・収縮等によるひび割れが
発生しやすい等の弱点を補い、尚かつ、コンクリート床
の感触を失わず、すべてにおいて省力化を達成したもの
である。
【図1】従来のコンクリート床の場合の断面図
【図2】本特許申請の断面図
【図3】図2の立体図
(1)建物の梁 (2)鋼鉄製鋼板 厚さ2.3mm以上 (3)梁と床材を溶接 (4)床板どうしの溶接 (5)コンクリート系接着剤 厚さ3〜4mm程度 (6)樹脂系塗料又はシート、及び各種市販床材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉澤 満 埼玉県春日部市豊町4−2−34 赤石コ ーポ201 審査官 住田 秀弘 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/02
Claims (2)
- 【請求項1】 (1)梁鋼材の上に鋼鉄製の床鋼板を並列させて敷く。 (2)梁鋼材と床鋼板を溶接・接合する。 (3)各床鋼板を溶接・接合する。 (4)床鋼板の継ぎ目、及び、表面にコンクリート系接
着剤を塗布する。 (5)(4)の上に樹脂系塗料、又は、シート及び一般
市販各種床材を張る。 (1)〜(5)を順に行う事を特徴とした鋼板建築床の
軽量化工法。 - 【請求項2】梁鋼材の上に、床鋼板を敷き・並べて、各
床鋼板及び、梁鋼板と床鋼板を溶接・接合し、床鋼板の
継ぎ目及び表面に、コンクリート系接着剤を塗布し、そ
の上に、樹脂系塗料、又は、シート及び一般市販各種床
材を張った鋼板建築床。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35470895A JP2998067B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 鋼板建築床の軽量化工法とその鋼板建築床 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35470895A JP2998067B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 鋼板建築床の軽量化工法とその鋼板建築床 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09177218A JPH09177218A (ja) | 1997-07-08 |
JP2998067B2 true JP2998067B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=18439377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35470895A Expired - Lifetime JP2998067B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 鋼板建築床の軽量化工法とその鋼板建築床 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2998067B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2413572A (en) * | 2004-04-30 | 2005-11-02 | Peter Sully | Load bearing unit |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP35470895A patent/JP2998067B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09177218A (ja) | 1997-07-08 |
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