JP2997934B2 - ハイドロサイクロン及び分離方法 - Google Patents

ハイドロサイクロン及び分離方法

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JP2997934B2
JP2997934B2 JP11020856A JP2085699A JP2997934B2 JP 2997934 B2 JP2997934 B2 JP 2997934B2 JP 11020856 A JP11020856 A JP 11020856A JP 2085699 A JP2085699 A JP 2085699A JP 2997934 B2 JP2997934 B2 JP 2997934B2
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デイビッド・ビー・グライムズ
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ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D5/00Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor
    • D21D5/18Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor with the aid of centrifugal force
    • D21D5/24Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor with the aid of centrifugal force in cyclones
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C11/00Accessories, e.g. safety or control devices, not otherwise provided for, e.g. regulators, valves in inlet or overflow ducting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にハイドロサ
イクロン、具体的に言えば製紙用パルプを分離調整する
ためのハイドロサイクロン及び同ハイドロサイクロン等
による分離方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙の品質と価値は、紙の生産に用いられ
る繊維原料の品質と均質性に直接に関係がある。近年の
パルプ繊維の源流、とりわけ再生利用資材から得られた
繊維、熱帯産の硬質材から製造された繊維、野外に保管
された木くずから製造された繊維は、様々の不純物で汚
染されている。これらの不純物には、熱帯産の硬質材か
らの樹脂分の少ない粒子、再生利用紙からのプラスチッ
クおよびホット・グルー分の少ない粒子、再生利用紙か
らの切れ切れの断片、および砂や土を含む重い粒子があ
る。ハイドロサイクロンは、ペーパ・ウェブを作るのに
用いられる原料を洗浄し、その品質を高めるために、製
紙業界での広範な用途を見出している。ハイドロサイク
ロンは、重力、遠心力、水力の組合せを用いて、様々な
密度やサイズの繊維と粒子とを分離する。
【0003】近年の開発から、ハイドロサイクロンは、
高密度物質と低密度物質を両方とも同時に繊維から分離
することができる。ハイドロサイクロンに関するこの技
術が、引き続き発展し向上したにもかかわらず、繊維と
汚染物が入っている所定供給量の流体の十分な分離と洗
浄を行うために、しばしば数回の洗浄サイクルが必要と
なることも相変わらず真実である。
【0004】他の種類の装置では、他の繊維洗浄原理が
用いられている。例えば、繊維は、様々なサイズの篩を
通過させることにより、篩い分けられる。繊維の入って
いる水を清澄にする時に、沈降と浮揚(溶存空気による
浮揚を含む)を利用する。最近の新しい技法は、サイズ
によって決まる粒子圧力勾配を作り出すために、超音波
を利用した。この技法は、パルプ繊維が入っている水を
清澄にするために、特に使用されている。しかしなが
ら、この技法は、ハイドロサイクロン設計の向上には役
立っていない。
【0005】付加的な物理力または原理をハイドロサイ
クロンに採用すれば、このように広範に用いられる種類
の装置に対して、効率と処理量をさらに大幅に向上させ
ることができるかもしれない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明のハイドロサイ
クロンは、一般に20,000Hz〜100,000H
zの超音波振動を用いて、紙パルプの洗浄に用いられる
ハイドロサイクロンの効率と処理量を向上させる。超音
波の作用は、2つのやり方で用いられる。第1に、超音
波の作用を利用して、音/圧力勾配(しばしば流出効果
と呼ばれる)を作り出し、小さい方の粒子、特に水の分
子に対してではなくて、比較的に大きい繊維粒子に浮力
の効果を発生させる。このような効果は新たな力をもた
らし、この力を遠心力に加えれば、ハイドロサイクロン
の壁面に繊維を近づけさせることができる。超音波エネ
ルギーの使用に基づいて原料の流れから繊維を分離する
パルプ・シックナーは、従来のハイドロサイクロン・シ
ックナーと比較して、大幅に効果を増すものと期待され
ている。このパルプ・シックナーは、ハイドロサイクロ
ンを利用して、上端部ドレンと下端部ドレンとの間のほ
ぼ円筒形の円筒室内に、準層の流体流れを形成する。一
般に超音波エネルギーの圧電伝送器である超音波発生器
を適切な位置に置いて、ハイドロサイクロンの中に導か
れた繊維を、準層流で画定された流線を横切って押しや
ることで、ハイドロサイクロンの上端部を通って出て行
く流線に、実質上、繊維がまったくないようにしてい
る。
【0007】第2の機構は、重い方の粒子が、軽い方の
繊維を通り抜けてハイドロサイクロンの底面まで、ある
いはハイドロサイクロンの壁面に向かって沈下するよう
に、ジグ選別を行せる技法である。従来のハイドロサイ
クロンでは、ハイドロサイクロン室の壁面の近くで繊維
がもつれ、その結果、多すぎる繊維が、重い廃棄物とい
っしょに抜き取られる可能性がある。水選作用を用いれ
ば、重い廃棄物の流れを小さくし、その流れに含まれる
繊維の数を少なくすることができる。このように分離を
改善することにより、所定供給量の汚染原料を洗浄する
のに必要なハイドロサイクロン段階の数が減らされる。
【0008】超音波音響は、超音波圧電振動子を用い
て、あるいは超音波ホイッスルまたは超音波サイレンを
用いて、発生させる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、分離効
果が改善されたハイドロサイクロンを提供することにあ
る。
【0010】本発明の他の特徴は、処理量が向上したハ
イドロサイクロンを提供することにある。
【0011】本発明の別の特徴は、重い廃棄物の流れ
に、有用でない繊維を入れているハイドロサイクロンを
提供することにある。
【0012】本発明のさらに他の特徴は、超音波ホイッ
スルを用いて分離効率を上げるハイドロサイクロンを提
供することにある。
【0013】本発明のさらに別の特徴は、所定レベルの
汚染分離に対して洗浄段階を少なくしたハイドロサイク
ロンのシステムを提供することにある。
【0014】本発明のさらなる目的、特徴、効果は、添
付図面といっしょに以下の詳細な説明から明らかになる
であろう。
【0015】
【発明の実施の形態】同一番号が同様な部分を示す図1
〜図6を参照してさらに詳しく述べると、ハイドロサイ
クロン20は図1に示される。ハイドロサイクロン20
は、円筒部分24と円錐部分26から成るほぼ円筒体2
2を有する。流体入口28は、繊維が入っている原料
を、円筒体22で画定された円筒室30に接線方向に送
り込む。円筒室30は、上端部34に出口32、また下
端部38に出口36を有する。出口の開口32、36
は、円筒体22の軸と同心にする。
【0016】管40は、上端部出口の開口32から円筒
室30の中に延びている。流線42は、ハイドロサイク
ロン20に入る水(総合的に矢印44で示される)が、
どのようにして2つの流れに分かれるのか示している。
一組の流線46が下端部出口の開口36から流れ出、ま
た一組の流線48が上端部出口32に流れる。ハイドロ
サイクロン20に送り込まれた水の回転により、流体力
学的な流れ場が生じ、ここでは、水が準層流にあると言
える。図2に示される通り、個々のクリスタル52で構
成される圧電変換器50を、上端部出口32のまわりに
配置する。付勢すると、クリスタル52は、超音波エネ
ルギー54を発生し、流動効果を起こして、圧電変換器
50に隣接した水に入っている繊維を、超音波エネルギ
ーの発生源から押し離す。このような繊維は、流線48
を横切り、従って、ハイドロサイクロン20の上端部3
4を出る流れから外れる。超音波エネルギー源が流体中
の繊維を移動させる能力を最大限に利用するためには、
流体の流れは、予測可能であるか、あるいは層流でなけ
ればならない。
【0017】層流は、レノルズ数が所定の範囲内にある
時に現れると言える。レノルズ数は、流体の粘性、速
度、管の直径、密度によって決まる無次元数である。層
流は乱流のない流れと見なされ、そこでは、流体といっ
しょに移動する理論粒子が、一様な予測可能な経路を通
って進む。層流は、カオス理論で論じられる乱流とは対
照的なことがあり、ここでは、理論粒子が、予測不能な
経路を進む。一般に、層流とは、流体内への混ざり合い
が生じていないことをさす。一般には、非常に遅い流速
で層流が発生する。ハイドロサイクロンでは、回転流が
流体に与える遠心エネルギーにより、層流の特徴の多く
を有する流れが得られる。これは、角運動量保存の結果
であって、粒子は流線を横切るために、半径方向内向き
に移動する時は加速し、また外向きに移動する時は減速
しなければならないことを意味する。従って、流体内に
角運動量が存在すると、流体内の粒子は、限られた流線
に沿って移動せざるをえず、層流と同様な結果をもたら
す。
【0018】本発明のハイドロサイクロン20は、ハイ
ドロサイクロン20内に準層流を利用して、大量分離を
達成し、分化現象を向上させる。
【0019】ハイドロサイクロン20は直径約36イン
チであり、またその上部出口は直径約12インチであ
る。その超音波流出効果は、約10cm〜50cmの作
用範囲である。この作用範囲は、上述の寸法を有するハ
イドロサイクロンが流線を横切って繊維を押しやり、従
って、繊維がハイドロサイクロンの下端部の出口36か
ら出てゆくのに効果的なものとなろう。
【0020】超音波エネルギーは、パルプ原料の流れの
重い成分または軽い成分を分離することにより、パルプ
原料の流れを洗浄することを目的としたハイドロサイク
ロンの中で使用できる。
【0021】代りの例のハイドロサイクロン56は、図
3に示される通り、接線入口60、受理繊維向けの下端
部の出口62、軽い廃棄物粒子と繊維断片向けの上端部
の出口64を備えた円錐室58を有する。円錐篩66を
出口64の前方に置いて、望ましい繊維が廃棄物出口6
4を通って出て行かないようにしている。一般に、この
篩は、すぐに繊維が詰まることが予想されるであろう。
しかしながら、超音波周波数で篩66を振動させること
により、繊維が、篩の表面68から押し離され、それに
より、篩の詰まりが防止される。この篩自体、振動を起
こす圧電クリスタルであるか、あるいは、篩を、超音波
エネルギーを発生させる源に接続する。超音波エネルギ
ーは、出口64を経て篩66の内側に供給されることも
ある。
【0022】本発明の流通洗浄器70は、図4に示され
る通り、倒立円錐室72を有し、そこでは、下端部74
の出口が第2の円筒室76に通じている。入口78は、
倒立円錐室72の円筒壁面82に対して接線方向に、倒
立円錐室72の上端部80に原料を送り込む。中央に設
けられた渦ファインダ84は超音波エネルギー源または
超音波発生源の働きをして、送り込まれた原料に入って
いる繊維を倒立円錐室72の壁面82に向けて押しや
り、渦ファインダ84から押し離す。このようにすれ
ば、小さくて軽い汚染物からの繊維の分離が向上する。
図4に示される通り、渦ファインダの管86は中央の軽
い物質を捕集し、また第2の出口88は、第2の室76
から重い成分を捕集する。
【0023】本発明の洗浄器90のもう1つの代りの例
が、図5に示されている。洗浄器90は、上端部96に
接線入口94が付いている円錐室92を有する。上部出
口98は、軽い廃棄物を中心渦から引き上げる。洗浄器
90は、円錐室92が、円錐室92の下端部の出口10
2を経て第2の円筒室100に通じている点で、図4に
示される洗浄器70と同様である。さらに、渦ファイン
ダ104は、洗浄器90に導かれた流れの軽い成分を出
口105を経て除去する。重い成分は、第2の円筒室1
00から第2の出口106を経て捕集される。上端部出
口98を取り巻く円錐室92の上端部96に、超音波圧
電変換器108が位置づけられる。超音波圧電変換器1
08から超音波エネルギーが放射すると、繊維は、洗浄
器90の中央から押し離され、上部出口98から、また
渦ファインダ出口104を経て引き出される物質に対し
て分離効率が向上する。
【0024】更に他の洗浄器112は図6に示される。
この洗浄器112もまた、上端部116に接線入口11
8の付いている倒立円錐室114を有する。円錐室11
4は、上端部出口120と下端部出口122との間で画
定された軸を有する。この種の洗浄器は、製紙原料から
砂や土を除去するために使用される。繊維が、下端部出
口122の近くの重い汚染物と混ぜ合わされ、その結
果、重い廃棄物の流れに、著しい量の有用な繊維が含ま
れることになるのが普通である。音響フィールド発生器
(超音波圧電変換器126であってもよい)を、出口1
22の近くに装着する。超音波圧電変換器126は、密
度に基づいて鉱物を分離するやり方と同様な水選作用を
通じて、重い汚染物から有用な繊維を分離する。すなわ
ち、重い汚染物の慣性が大きくなると、これらの汚染物
は、繊維を通り抜けて円錐室114の壁面128に向け
て追いやられる傾向がある。この総合的な結果として、
重い廃棄物に含まれる有用な繊維が少なくなり、従っ
て、重い廃棄物といっしょに廃棄された有用な繊維を回
収するために、重い廃棄物をさらに処理する必要性が少
なくなるか、あるいはまったくなくなる。
【0025】超音波エネルギーを発生させる方法は多数
あって、一般に、特定の用途には、もっとも費用効率の
高い手段が用いられるものである。加えられた電子信号
の周波数で振動させることにより、高周波電磁波に応答
するクリスタルが、圧電変換器と呼ばれている。高周波
音を発生させる他の手段には、超音波ホイッスルと超音
波サイレンがある。
【0026】超音波エネルギーは、一般に20,000
ヘルツよりも高い音の周波数をさすが、いくつかの場合
に、可聴周波数範囲内の音は、動いている繊維に効果的
となり、とりわけ図6に示される通り、繊維と重い汚染
物とを分離するために効果的となるものである。
【0027】ほぼ円筒形の円筒室は、円錐を形成する先
細壁面を有する室、双円錐室、放物線および双曲線の壁
面または壁面分割面を有する室を含むと定義されるもの
である。
【0028】この流れは、ハイドロサイクロンを構成す
る室の壁面に接する入口を経て導かれるが、さらに、こ
の流れは、ある入口を経て導かれ、そこで螺旋形または
双螺旋形のそらせ板などの二次構造物により、水が分離
室の垂直軸のまわりに回転するものである。
【0029】本発明は、ここに図示され説明された部分
の特定の配置構成には限定されず、特許請求の範囲の記
載内に存在するその変形例も含めるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイドロサイクロンの例示の側面立面
図である。
【図2】切断面線2−2で切断した、図1のハイドロサ
イクロンの水平断面図である。
【図3】本発明のハイドロサイクロンの代りの実施例の
略側面立面図である。
【図4】本発明のハイドロサイクロンの他の実施例の略
側面立面図である。
【図5】本発明のハイドロサイクロンのさらに別の実施
例の略側面立面図である。
【図6】本発明のハイドロサイクロンの他の実施例の略
側面立面図である。
【符号の説明】
20 ハイドロサイクロン 22 円筒体 24 円筒部分 26 円錐部分 28 流体入口 30 円筒室 32 出口 34 上端部 36 出口 38 下端部 48 流線 50 圧電変換器 54 超音波エネルギー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−20051(JP,A) 特開 昭63−42748(JP,A) 特開 平3−86258(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B04C 1/00 - 11/00 B03B 1/00 - 13/06

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部容積を画定し、かつ上端部と下端
    部、および上端部付近の少なくとも1つの入口と、下端
    部付近の少なくとも1つの出口を有するほぼ円筒形の円
    筒室と;前記円筒室に流体を送り込んで、前記円筒室の
    前記上端部と前記円筒室の前記下端部との間で画定され
    た軸のまわりに前記流体を回転させる手段と;超音波エ
    ネルギーを発生させて、前記超音波エネルギーをほぼ円
    筒形の円筒室の前記内部容積内に導き、前記流体に混入
    された繊維の移動に影響を及ぼすようにする手段と;を
    備えることを特徴とするハイドロサイクロン。
  2. 【請求項2】 超音波エネルギーを発生させる手段を、
    前記円筒室の軸と同軸に前記円筒室の上端部に設けて、
    前記軸の半径方向外向きに超音波エネルギーを方向づけ
    るように配置することを特徴とする請求項1記載のハイ
    ドロサイクロン。
  3. 【請求項3】 超音波エネルギーを発生させる手段が圧
    電変換器であることを特徴とする請求項1記載のハイド
    ロサイクロン。
  4. 【請求項4】 前記圧電変換器が、整列して配置したい
    くつかの個々の圧電変換器で構成されることを特徴とす
    る請求項3記載のハイドロサイクロン。
  5. 【請求項5】 前記円筒室が36インチ程度の直径を有
    し、一つの出口が前記円筒室の軸を中心として約12イ
    ンチの直径を有すること、超音波手段が、入口のまわり
    に定置され軸から遠ざかるような向きにした一列の超音
    波変換器であること、及び前記円筒室が、前記円筒室の
    上端部出口の反対側の下端部に他の出口を有することを
    特徴とする請求項1記載のハイドロサイクロン。
  6. 【請求項6】 内側の面、上端部、下端部、および、ほ
    ぼ円筒形の円筒室で画定され前記上端部から前記下端部
    まで延びている軸を有するほぼ円筒形の円筒室と;上端
    部に隣接するように位置づけられ、かつ前記内側の面に
    接するように方向づけられた入口と;前記円筒室の下端
    部にあって、前記軸と同軸である第1の出口と;前記円
    筒室の上端部にあって、前記軸と同軸である第2の出口
    と;前記第2の出口を取り巻く篩と;前記篩に超音波エ
    ネルギーを放出させて、前記篩に繊維が詰まることのな
    いようにする超音波源と;を備えることを特徴とするハ
    イドロサイクロン。
  7. 【請求項7】 前記篩が圧電超音波変換器で構成される
    ことを特徴とする請求項6記載のハイドロサイクロン。
  8. 【請求項8】 内側の面、上端部、下端部、および、ほ
    ぼ円筒形の円筒室で画定され前記上端部から前記下端部
    まで延びている軸を有するほぼ円筒形の円筒室と;上端
    部に隣接するように位置づけられ、かつ前記内側の面に
    接するように方向づけられた入口と;前記円筒室の下端
    部にあって、前記軸と同軸である第1の出口と;前記円
    筒室の上端部にあって、前記軸と同軸である第2の出口
    と;前記円筒室の下端部に隣接する位置にあって、かつ
    前記軸の方に方向づけて、ほぼ円筒形の円筒室の内側の
    面付近で有用な繊維からの重い汚染物の分離を向上させ
    る音響フィールド発生器と;を備えることを特徴とする
    ハイドロサイクロン。
  9. 【請求項9】 前記音響フィールド発生器が圧電変換器
    であることを特徴とする請求項8記載のハイドロサイク
    ロン。
  10. 【請求項10】 前記圧電変換器が約20,000Hz
    の固有周波数を有することを特徴とする請求項9記載の
    ハイドロサイクロン。
  11. 【請求項11】 製紙用パルプを処理するためのハイド
    ロサイクロンであって;内側の面、上端部、下端部、お
    よび、円錐室で画定され前記上端部から前記下端部まで
    延びている軸を有する円錐室と;上端部に隣接するよう
    に位置づけられ、かつ前記内側の面に接するように方向
    づけられた入口と;前記円錐室の下端部にあって、前記
    軸と同軸である第1の出口と;前記円錐室の下側に位置
    づけられ、前記第1の出口が通じている第2の室と;前
    記円錐室の軸に沿って第1の室の中に延びており、第2
    の室から出て行く流体向けの通路を含む渦ファインダ
    と;第2の室からの出口と;前記円錐室の上端部に位置
    づけられ、しかも前記円錐室の軸と同軸である超音波発
    生源と;を備えることを特徴とするハイドロサイクロ
    ン。
  12. 【請求項12】 前記円錐室の軸に沿って突出している
    出口を、前記円錐室の上端部にさらに備えることを特徴
    とする請求項11記載のハイドロサイクロン。
  13. 【請求項13】 超音波発生源が圧電変換器であること
    を特徴とする請求項11記載のハイドロサイクロン。
  14. 【請求項14】 製紙に使うために繊維を分離し濃縮す
    る方法であって;繊維が入っている水の流れを、ほぼ円
    筒形の円筒室に導く工程と;円筒室上端部と円筒室下端
    部との間で画定された軸のまわりに、前記円筒室内の水
    を回転させる工程と;超音波エネルギーを前記円筒室に
    導いて、超音波エネルギーを、前記軸に対してほぼ半径
    方向に向ける工程と;超音波エネルギーを、ほぼ円筒形
    の円筒室の中に導く作用により、ほぼ円筒形の円筒室の
    中に半径方向に導かれた少なくとも複数の繊維を移動さ
    せる工程と;ほぼ円筒形の円筒室の下端部に連結された
    出口から水の一部分を除去する工程と;前記円筒室に連
    結された第2の出口から水の第2の一部分を除去する工
    程と;を含むことを特徴とする分離方法。
  15. 【請求項15】 前記第2の出口が、前記円筒室の上端
    部に設けられており、画定された軸と同軸であることを
    特徴とする請求項14記載の分離方法。
  16. 【請求項16】 流体中に浮遊している様々なサイズ、
    重量、密度の粒子を分離するために使用される、ハイド
    ロサイクロンの作動を向上させる方法であって;分離さ
    れるべき粒子が入っている流体をハイドロサイクロンの
    中に方向づけ、それを行うことにより、ハイドロサイク
    ロン内に流体の回転柱が現れるようにする工程と;ハイ
    ドロサイクロン内に超音波エネルギー源を導き、その超
    音波エネルギーを用いて、前記流体の回転柱で画定され
    た軸に対して半径方向外向きに粒子を移動させる工程
    と;を含むことを特徴とする分離方法。
JP11020856A 1998-01-30 1999-01-29 ハイドロサイクロン及び分離方法 Expired - Lifetime JP2997934B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/016,119 US6036027A (en) 1998-01-30 1998-01-30 Vibratory cleaner
US09/016119 1998-01-30

Publications (2)

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