JP2997812B2 - 耐寒・ガスバリヤ性積層シートからなるダイヤフラム - Google Patents

耐寒・ガスバリヤ性積層シートからなるダイヤフラム

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    • Y02E70/30Systems combining energy storage with energy generation of non-fossil origin

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、耐寒・ガスバリヤ性積層シートからなるダ
イヤフラムに関する。更に詳しくは、大変形を伴う部位
へ使用される耐寒・ガスバリヤ性積層シートからなるダ
イヤフラムに関する。
[従来の技術]および[発明が解決しようとする課題] ダイアフラムなどの大変形を伴う部位に使用されるガ
スバリヤ性シートとしては、ガスバリヤ性の高いフィル
ムを積層シートの形にして用いているが、このようなガ
スバリヤ性フィルム層は、ゴムに比して柔軟性に劣り、
特に低温条件下では破損するような事態に至ることが多
い。
本発明の目的は、ガスバリヤ性フィルムの積層シート
からなるダイヤフラムにおいて、そのガスバリヤ性を実
質的に損なうことなく、耐寒製を改善せしめたものを提
供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる本発明の目的は、ポリオール系可塑剤を15〜50
重量%含有せしめたポリビニルアルコール系樹脂フィル
ムの少なくとも一方の面側に、予め成形された耐水蒸気
・耐可塑剤透過性樹脂フィルムおよびゴムシート層を順
次積層させた耐寒・ガスバリヤ性積層シートからなるダ
イヤフラムによって達成される。
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムとしては、ポリ
酢酸ビニルの完全けん化物または部分けん化物、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体けん化物などのフィルムが用い
られ、これらのフィルム中にグリセリン、エチレングリ
コール、プロピレングリコールなどのポリオールが約15
〜50重量%、好ましくは約20〜40重量%含有せしめたも
のが本発明では用いられている。ポリオールの含有量が
これより少ないと、伸びや耐寒性の点で劣り、一方これ
以上の割合で含有せしめると、ポリビニルアルコール系
樹脂フィルムのガスバリヤ性が損なわれるようになる。
また、ゴムシート層は、例えばニトリルゴム、ブチル
ゴム、クロロプレンゴム、スチレンゴムなどから構成さ
れる。
本発明で用いられる耐寒・ガスバリヤ性積層シート
は、基本的にはポリオール系可塑剤含有ポリビニルアル
コール系樹脂フィルム層(約50〜2000μ)およびゴムシ
ート層(片面側約2.2〜2mm)よりなるが、ポリオール系
可塑剤を約20重量%以上含有するポリビニルアルコール
系樹脂フィルムは吸湿により可塑剤がブルーミングし易
く、そのようなブルーミング防止のため、あるいは高温
使用時の可塑剤の移行、揮散防止のため、ポリビニルア
ルコール系樹脂フィルム−ゴムシート間に予め成形され
た耐水蒸気・耐可塑剤透過性樹脂フィルム(約5〜50
μ)を積層させることが行われる。
予め成形された耐水蒸気・耐可塑剤透過性樹脂フィル
ムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリフッ
化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、四フッ化エチレン−
六フッ化プロピレン共重合体、ポリオール系可塑剤非含
有エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物などのフィル
ムが用いられ、特にフッ素樹脂系フィルム、ポリオール
系可塑性非含有エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物
フィルムはガスバリヤ性の点ですぐれているので好んで
用いられる。
これらの予め成形された耐水蒸気・耐可塑剤透過性樹
脂フィルムは、その一方の面側にアルミニウムなどの金
属の蒸着膜を形成させ、その蒸着面をポリビニルアルコ
ール系樹脂フィルム側に向けて積層させることにより、
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムが可塑剤の混入に
より低下させたガスバリヤ性の低下を補わせることもで
きる。
積層は、ゴムシート層と各層とは、ゴムの加硫性配合
物を接着剤を用いながら加硫接着する方法、クロロプレ
ン系接着剤などの凝集性接着剤を用いる方法などによっ
て行われ、また耐水蒸気・耐可塑剤透過性樹脂フィルム
と各層とは、この樹脂フィルムがポリエチレン、フッ素
樹脂などの接着性の低いフィルムの場合には、その両面
をコロナ放電処理あるいは蒸着処理して接着性を改善さ
せた後、接着剤を用いて接着する方法などによって行わ
れる。
可塑剤含有ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの接
着に際しては、一般にイソシアネート系の接着剤が使用
されるが、この接着剤の使用環境が例えばブレーキ液な
どアルカリ性液あるいは酸性液である場合や水中などの
場合、高温条件下ではウレタン結合が切断され、接着剥
がれを生ずることがあるが、耐水蒸気・耐可塑剤透過性
樹脂フィルム層を介在させた場合には、それが保護膜と
して作用して、これらの侵入を防止し、接着寿命の延長
効果が発揮されるようになる。
[発明の効果] ポリオール系可塑剤含有ポリビニルアルコール系樹脂
フィルムとゴムシート層とを、予め成形された耐水蒸気
・耐可塑剤透過性樹脂フィルムを介して積層させた本発
明の積層シートは、ガスバリヤ性フィルムが本来有する
ガスバリヤ性を実質的に低下させることなく、その耐寒
性を著しく改善せしめる。従って、この耐寒・ガスバリ
ヤ性積層シートからなるダイアフラムは、大変形を伴う
部位に低温下でも、有効に使用することができる。
[実施例] 次に、実施例について本発明を説明する。
実施例 PVAフィルム(重合度1700,けん化度99%以上,厚さ65
μ) I :グリセリン含有量20重量% II :グリセリン含有量30重量% III:グリセリン含有量40重量% IV :グリセリン含有量10重量% 保護フィルムa:PPフィルム(東京セロファン紙製品トー
セロRXC3,厚さ50μ)を両面コロナ放電処理したもの 保護フィルムb:四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン
共重合体フィルム(ダイキン製品ネオフロンFEP,厚さ50
μ)を両面コロナ放電処理したもの ゴムシート :ブチルゴム 100重量部 (日本合成ゴム製品ブチル365) カーボンブラック 70重量部 (東海カーボン製品シーストSO) イオウ 1重量部 酸化亜鉛 5重量部 老化防止剤(TT) 2重量部 以上の各成分からなる配合物を、接着剤(ロードファー
イースト製品ケムロック402)を用い、厚さ1mmで加硫接
着したもの [積層シートA] ゴムシート/I/ゴムシート [積層シートB] ゴムシート/a/I/a/ゴムシート [積層シートC] ゴムシート/a/II/a/ゴムシート [積層シートD] ゴムシート/a/Al蒸着(500Å)/II/a/ゴムシート [積層シートE] ゴムシート/b/I/b/ゴムシート [積層シートF] ゴムシート/b/Al蒸着(500Å)/III5枚/b/ゴムシート [積層シートG] ゴムシート/b/(III/b/Al蒸着)4枚/III/b/ゴムシー
ト [積層シートH] ゴムシート/IV/ゴムシート 以上の各積層シートについて、それぞれ次のような測
定を行った。
透過係数比 :ゴムシート単独の窒素ガス透過係数を
1.00としたときの透過係数比 破断伸び :フィルム層またはゴムシート層のいず
れかが−40℃で破断したときの伸び (ゴムシートについては310%) 平均破断回数I :−40℃での0→25%定伸長を2サイク
ル/秒で行ったときの破断迄の平均破断 平均破断回数II:80℃に70時間維持した後、上記平均破
断回数Iを測定 得られた結果は、次の表に示される。なお、積層シー
トHは、比較例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 F16J 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオール系可塑剤を15〜50重量%含有せ
    しめたポリビニルアルコール系樹脂フィルムの少なくと
    も一方の面側に、予め成形された耐水蒸気・耐可塑剤透
    過性樹脂フィルムおよびゴムシート層を順次積層させて
    なる耐寒・ガスバリヤ性積層シートからなるダイヤフラ
    ム。
  2. 【請求項2】予め成形された耐水蒸気・耐可塑剤透過性
    樹脂フィルムの一方の面側に金属蒸着を施し、該蒸着面
    をポリビニルアルコール系樹脂フィルム側に向けて積層
    させてなる請求項1記載の耐寒・ガスバリヤ性積層シー
    トからなるダイヤフラム。
JP14268690A 1990-05-31 1990-05-31 耐寒・ガスバリヤ性積層シートからなるダイヤフラム Expired - Lifetime JP2997812B2 (ja)

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