JP2997535B2 - パントテン酸誘導体 - Google Patents

パントテン酸誘導体

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JP2997535B2
JP2997535B2 JP29352390A JP29352390A JP2997535B2 JP 2997535 B2 JP2997535 B2 JP 2997535B2 JP 29352390 A JP29352390 A JP 29352390A JP 29352390 A JP29352390 A JP 29352390A JP 2997535 B2 JP2997535 B2 JP 2997535B2
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博 伊川
一 松本
信雄 小林
淳 楠
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pyrrole Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、アシルCoA−コレステロール−アシル転位
酵素(Acyl CoA−Cholesterol−Acyltransferase−以下
“ACAT"と略称する)の阻害活性に優れたパントテン酸
誘導体に関する。
〈従来の技術及び課題〉 近年、動脈硬化症のうち一般的にみられる粥状硬化症
においては、動脈硬化発症の最も初期から脂肪沈着が認
められ、この蓄積する脂肪の主体はコレステロールであ
り、更に、数多くの病理組織学的および生化学的研究に
より、このコレステロールが血漿脂質に由来することが
明らかになった。また、種々の疫学的調査によって、高
脂血症は動脈硬化性疾患の主要な危険因子であることが
示されている。従って、高脂血症の治療は動脈硬化性疾
患のリスクを軽減する意味で益々重要となり、その治療
薬についても単に血清脂質レベルを低下させるだけでは
なく、血清脂質バランスを改善し、或いは、動脈硬化の
発症を積極的に予防し得る薬剤の出現が望まれている。
高脂血症治療薬としては既に数多くの薬剤が提供され
ており、総血清コレステロールの低下に関してはある程
度の臨床的効果をあげているが、動脈硬化性疾患による
死亡率の低減については必ずしも十分な効果が認められ
ていない。また、近年、脂質代謝系の解明に伴い血清脂
質バランスをコントロールする薬剤、即ち、高密度リポ
タンパク(HDL)の血清レベルを高め、低密度リポタン
パク(LDL)のレベルを低下させるのに有効な薬剤或い
は、コレステロールの生合成を阻害し結果として血清脂
質レベルを低下させる薬剤(HMG CoA reductase inhibi
tors)等の開発が進められている。しかし、このような
薬剤も血中脂質レベルの改善には有効ではあるが、腸管
壁からの食事性コレステロールの吸収の制御には殆ど効
果がなく、更に、動脈硬化の発症または進展を積極的に
予防し得る作用を有しておらず、動脈硬化性疾患のリス
クを軽減し得るものであるかどうかは今後の検討を待た
なければならない。
一方、膜内在性酵素として知られるACATは肝臓および
小腸の細胞内ミクロソームに多く存在し、コレステロー
ルエステルの合成を司っている。また、この酵素には、
現在、二種のisozymeの存在が知られているが、これら
の構造及びその生理的役割等については、この酵素の単
離精製が困難なため未だ解明されていない。しかし、AC
ATはコレステロールの腸間における吸収及び細胞内への
コレステロールエステルとしての蓄積に関与し、動脈硬
化巣ではその活性が昴進していることが知られており、
本酵素の阻害剤は、コレステロール吸収阻害に基ずく血
中脂質低下作用と同時に抗動脈硬化作用を併せ持つ薬剤
としての有用性が期待される。
そこで、本発明者らは優れたACAT阻害活性を有する物
質を合成すべく鋭意研究を行なった結果、今回、本発明
を完成するに至ったものである。
〈発明の開示〉 本発明によれば、下記一般式 式中、 R1及びR2は同一もしくは相異なり、各々水素原子又は
水酸基の保護基を表わし; R3は飽和もしくは不飽和で且つ直鎖状、分岐鎖状もし
くは環状の随時芳香族基で置換されていてもよいC5〜C
25一価脂肪族炭化水素基又は基−NH−R4を表わし、 ここで、R4は飽和もしくは不飽和で且つ直鎖状、分岐
鎖状もしくは環状の随時芳香族基で置換されていてもよ
いC5〜C25一価脂肪族炭化水素基を表わし、; X及びYのいずれか一方は を表わし且つ他方は−O−、−S−または を表わし、ここで は窒素原子において式中のカルボニル基(CO)に結合す
る4〜7員の二価含窒素複素環式基を表わし、R6は水素
原子又は低級アルキル基を表わし; mは0、1又は2であり; nは1〜4の整数である、 で示される化合物が提供される。
本明細書において「低級」なる語は、この語で修飾さ
れた原子団又は化合物の炭素数が6個以下好ましくは4
個以下であることを表わすために使用するものである。
また、「水酸基の保護基」は加水分解又は水素添加分
解により離脱することのできる任意の保護基であること
ができ、例えば以下に例示するものを挙げることができ
る。メチル、メトキシエチル、メチルチオメチル、ベン
ジルオキシメチル、t−ブトキシメチル、2−メトキシ
エトキシメチル、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、
ビス(2−クロロエトキシ)メチル、1−エトキシエチ
ル、1−メチル−1−メトキシエチル、1−(イソプロ
ポキシ)エチル、2,2,2−トリクロロエチル、t−ブチ
ル、アリル、シンナミル、ベンジル、p−メトキシベン
ジル、o−ニトロベンジル、p−ニトロベンジル、p−
クロロベンジル、o−クロロベンジル、p−シアノベン
ジル、ジフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチ
ル、トリフェニルメチル、ジ(p−メトキシフェニル)
メチル等の置換又は無置換アルキル又はアルケニル基;
テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、4
−メトキシテトラヒドロピラニル、4−メトキシテトラ
ヒドロチオピラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒ
ドロチオフラニル等の複素環式基;トリメチルシリル、
トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t−
ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリル、
メチルジイソプロピルシリル、メチルジt−ブチルシリ
ル、トリベンジルシリル、トリフェニルシリル、トリイ
ソプロピルシリル等の置換シリル基;ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、クロロアセチル、ジクロロアセチ
ル、トリクロロアセチル、トリフロロアセチル、メトキ
シアセチル、トリフェニルメトキシアセチル、フェノキ
シアセチル、p−クロロフェノキシアセチル、2,6−ジ
クロロ−4−メチルフェノキシアセチル、フェニルアセ
チル、クロロジフェニルアセチル、3−フェニルプロピ
オニル、3−ベンゾイルプロピオニル、イソブチロイ
ル、モノスクシノイル、4−オキソペンタノイル、ピバ
ロイル、2−ブテノイル、(E)−2−メチル−2−ブ
テノイル、ベンゾイル、2−クロロベンゾイル、3−ニ
トロベンゾイル、2−フロロベンゾイル、3−トリフロ
ロベンゾイル、3−トリクロロベンゾイル、4−フェニ
ルベンゾイル、2,4,6−トリメチルベンゾイル、α−ナ
フトイル等のアシル基;メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、2,2,2−トリエトキシカルボニル、イソブ
トキシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、アリール
オキシカルボニル、シンナミルオキシカルボニル、p−
ニトロフェノキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニ
ル、p−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジ
メトキシベンジルオキシカルボニル、o−ニトロベンジ
ルオキシカルボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボ
ニル等の置換オキシカルボニル基;フェニルカルバモイ
ル、ナフチルカルバモイル、トルイルカルバモイル、フ
ロロフェニルカルバモイル、ジフロロフェニルカルバモ
イル、ニトロフェニルカルバモイル、シアノフェニルカ
ルバモイル、ベンジルカルバモイル、メチルカルバモイ
ル、エチルカルバモイル、イソプロピルカルバモイル、
ブチルカルバモイル、シクロヘキシルカルバモイル、シ
クロプロピルメチルカルバモイル、フェニルチオカルバ
モイル、ナフチルチオカルバモイル、トルイルチオカル
バモイル、フロロフェニルチオカルバモイル、ジフロロ
フェニルチオカルバモイル、ニトロフェニルチオカルバ
モイル、シアノフェニルチオカルバモイル、ベンジルチ
オカルバモイル、プロピルチオカルバモイル、ブチルチ
オカルバモイル等の置換カルバモイル基など。
また、前記式(I)においてR1及びR2が水酸基の保護
基を表わす場合には、R1とR2とは一緒になって、メチレ
ン、エチリデン、1−t−ブチルエチリデン、1−フェ
ニルエチリデン、2,2,2−トリクロロエチリデン、イソ
プロピリデン、ブチリデン、シクロペンチリデン、シク
ロヘキシリデン、シクロヘプチリデン、ベンジリデン、
p−メトキシベンジリデン、2,4−ジメトキシベンジリ
デン、p−ジメチルアミノベンジリデン、o−ニトロベ
ンジリデン、メトキシメチレン、エトキシメチレン、ジ
メトキシメチレン、1−メトキシエチリデン、1,2−ジ
メトキシエチリデン、α−メトキシベンジリデン等のイ
リデン基を形成することもできる。
「飽和もしくは不飽和で且つ直鎖状、分岐鎖状もしく
は環状の一価脂肪族炭化水素基」としては、例えば次の
ものが挙げられる。
(1)アルキル基:例えば、 メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、t−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、イソ
ペンチル、t−ペンチル、1−エチルペンチル、1−イ
ソプロピルペンチル、1−t−ブチルペンチル、2−エ
チルペンチル、2−イソプロピルペンチル、2−t−ブ
チルペンチル、3−エチルペンチル、3−イソプロピル
ペンチル、3−t−ブチルペンチル、ヘキシル、1−エ
チルヘキシル、1−イソプロピルヘキシル、1−t−ブ
チルヘキシル、2−エチルヘキシル、2−イソプロピル
ヘキシル、2−t−ブチルヘキシル、3−エチルヘキシ
ル、3−イソプロピルヘキシル、3−t−ブチルヘキシ
ル、ヘプチル、1−エチルヘプチル、1−イソプロピル
ヘプチル、1−ネオペンチルヘプチル、2−エチルヘプ
チル、2−イソプロピルヘプチル、2−ネオペンチルヘ
プチル、3−エチルヘプチル、3−イソプロピルヘプチ
ル、3−ネオペンチルヘプチル、オクチル、1−エチル
オクチル、1−イソプロピルオクチル、1−t−ブチル
オクチル、2−エチルオクチル、3−イソプロピルオク
チル、4−t−ブチルオクチル、ノニル、1−メチルノ
ニル、1−エチルノニル、1−イソプロピルノニル、1
−イソブチルノニル、2−メチルノニル、2−エチルノ
ニル、3−イソプロルノニル、4−イソブチルノニル、
デシル、1−エチルデシル、1,1−ジエチルデシル、1
−t−ブチルデシル、3−エチルデシル、1,3−ジエチ
ルデシル、2−t−ブチルデシル、ウンデシル、1−イ
ソプロピルウンデシル、1,1−ジエチルウンデシル、2
−イソプロピルウンデシル、1,2−ジエチルウンデシ
ル、ドデシル、1−t−ブチルドデシル、1−イソプロ
ピルドデシル、1,1−ジエチルドデシル、2−t−ブチ
ルドデシル、3−イソプロピルドデシル、2,4−ジエチ
ルドデシル、トリデシル、1,1−ジエチルトリデシル、
1−t−ブチルトリデシル、1,5−ジエチルトリデシ
ル、3−t−ブチルトリデシル、テトラデシル、1−イ
ソブチルテトラデシル、ペンタデシル、1−メチルペン
タデシル、1,1−ジメチルペンタデシル、1−エチルペ
ンタデシル、1,1−ジエチルペンタデシル、1−イソプ
ロピルペンタデシル、1−t−ブチルペンタデシル、2
−イソブチルテトラデシル、3−メチルペンタデシル、
2,6−ジメチルペンタデシル、2−エチルペンタデシ
ル、1,4−ジエチルペンタデシル、3−イソプロピルペ
ンタデシル、2−t−ブチルペンタデシル、ヘキサデシ
ル、1,1−ジメチルヘキサデシル、1−メチルヘキサデ
シル、1−エチルヘキサデシル、1−イソプロピルヘキ
サデシル、1−t−ブチルヘキサデシル、1,3−ジメチ
ルヘキサデシル、2−メチルヘキサデシル、4−エチル
ヘキサデシル、3−イソプロピルヘキサデシル、4−t
−ブチルヘキサデシル、ヘプタデシル、1−メチルヘプ
タデシル、1,1−ジメチルヘプタデシル、1−エチルヘ
プタデシル、1−イソプロピルヘプタデシル、1−t−
ブチルヘプタデシル、2−メチルヘプタデシル、3,5−
ジメチルヘプタデシル、2−エチルヘプタデシル、5−
イソプロピルヘプタデシル、3−t−ブチルヘプタデシ
ル、オクタデシル、1−メチルオクタデシル、1,1−ジ
メチルオクタデシル、1−エチルオクタデシル、1,1−
ジエチルオクタデシル、2−メチルオクタデシル、2,3
−ジメチルオクタデシル、5−エチルオクタデシル、1,
2−ジエチルオクタデシル、ノナデシル、1−メチルノ
ナデシル、1,1−ジメチルノナデシル、1−t−ブチル
ノナデシル、2−メチルノナデシル、2,3−ジメチルノ
ナデシル、3−t−ブチルノナデシル、イコシル、1−
メチルイコシル、1,1−ジメチルイコシル、1−エチル
イコシル、1−t−ブチルイコシル、4−メチルイコシ
ル、2,2−ジメチルイコシル、3−エチルイコシル、2
−t−ブチルイコシルなど。
(2)アルケニル基:例えば ビニル、1−プロペニル、1−メチル−2−プロペニ
ル、1−メチル−1−ブテニル、2−ブテニル、1−メ
チル−3−ブテニル、1−ペンテニル、1−メチル−2
−ペンテニル、1−エチル−3−ペンテニル、4−ペン
テニル、1,3−ペンタジエニル、2,4−ペンタジエニル、
1−ヘキセニル、1−メチル−2−ヘキセニル、3−ヘ
キセニル、4−ヘキセニル、1−ブチル−5−ヘキセニ
ル、1,3−ヘキサジエニル、2,4−ヘキサジエニル、1−
ヘプテニル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、4−ヘ
プテニル、5−ヘプテニル、6−ヘプテニル、1,3−ヘ
プタジエニル、2,4−ヘプタジエニル、1−オクテニ
ル、2−オクテニル、3−オクテニル、4−オクテニ
ル、5−オクテニル、6−オクテニル、7−オクテニ
ル、1−ノネニル、2−ノネニル、3−ノネニル、4−
ノネニル、5−ノネニル、6−ノネニル、7−ノネニ
ル、8−ノネニル、9−デセニル、1−メチル−9−デ
セニル、1,1−ジメチル−9−デセニル、1−エチル−
9−デセニル、6−ウンデセニル、1−メチル−6−ウ
ンデセニル、1,1−ジメチル−6−ウンデセニル、6−
トリデセニル、1−メチル−6−トリデセニル、1,1−
ジメチル−6−トリデセニル、8−トリデセニル、1−
メチル−8−トリデセニル、1,1−ジメチル−8−トリ
デセニル、10−トリデセニル、1−メチル−10−トリデ
セニル、1,1−ジメチル−10−トリデセニル、10−ペン
タデセニル、1−メチル−10−ペンタデセニル、1,1−
ジメチル−10−ペンタデセニル、8−ペンタデセニル、
1−メチル−8−ペンタデセニル、1,1−ジメチル−8
−ペンタデセニル、12−ヘプタデセニル、1−メチル−
12−ヘプタデセニル、1,1−ジメチル−12−ヘプタデセ
ニル、10−ヘプタデセニル、1−メチル−10−ヘプタデ
セニル、1,1−ジメチル−10−ヘプタデセニル、8−ヘ
プタデセニル、1−メチル−8−ヘプタデセニル、1,1
−ジメチル−8−ヘプタデセニル、1−エチル−8−ヘ
プタデセニル、8,11−ヘプタデカジエニル、1−メチル
−8,11−ヘプタデカジエニル、8,11,14−ヘプタデカト
リエニルなど。
(3)アルキニル基:例えば プロパギル、2−ブチニル、1−メチル−3−ブチニ
ル、2−ペンチニル、1−エチル−3−ペンチニル、1
−イソプロピル−4−ペンチニル、1,3−ペンタジイニ
ル、2,4−ペンタジイニル、1−ヘキシニル、1−メチ
ル−2−ヘキシニル、2−メチル−3−ヘキシニル、1
−エチル−4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1,3−ヘ
キサジイニル、2,4−ヘキサジイニル、1−ヘプチニ
ル、1−メチル−2−ヘプチニル、3−ヘプチニル、1
−エチル−4−ヘプチニル、2−プロピル−5−ヘプチ
ニル、2−エチル−6−ヘプチニル、1,3−ヘプタジイ
ニル、2,4−ヘプタジイニル、1−オクチニル、1−メ
チル−2−オクチニル、3−メチル−1−オクチニル、
4−メチル−1−オクチニル、1−メチル−5−オクチ
ニル、6−メチル−1−オクチニル、7−オクチニル、
1−ノニニル、2−メチル−1−ノニニル、3−メチル
−1−ノニニル、1−メチル−4−ノニニル、5−ノニ
ニル、6−メチル−6−ノニニル、1−メチル−7−ノ
ニニル、8−ノニニル、9−デシニル、1−メチル−9
−デシニル、1,1−ジメチル−9−デシニル、1−エチ
ル−9−デシニル、6−ウンデシニル、1−メチル−6
−ウンデシニル、1,1−ジメチル−6−ウンデシニル、
6−トリデシニル、1−メチル−6−トリデシニル、1,
1−ジメチル−6−トリデシニル、8−トリデシニル、
1−メチル−8−トリデシニル、1,1−ジメチル−8−
トリデシニル、10−トリデシニル、1−メチル−10−ト
リデシニル、1,1−ジメチル−10−トリデシニル、10−
ペンタデシニル、1−メチル−10−ペンタデシニル、1,
1−ジメチル−10−ペンタデシニル、8−ペンタデシニ
ル、1−メチル−8−ペンタデシニル、1,1−ジメチル
−8−ペンタデシニル、12−ヘプタデシニル、1−メチ
ル−12−ヘプタデシニル、1,1−ジメチル−12−ヘプタ
デシニル、10−ヘプタデシニル、1−メチル−10−ヘプ
タデシニル、1,1−ジメチル−10−ヘプタデシニル、8
−ヘプタデシニル、1−メチル−8−ヘプタデシニル、
1,1−ジメチル−8−ヘプタデシニル、1−エチル−8
−ヘプタデシニル、8,11−ヘプタデカジイニル、1−メ
チル−8,11−ヘプタデカジイニル、8,11,14−ヘプタデ
カトリイニルなど。
(4)シクロアルキル基:例えば シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、パーヒ
ドロナフチルなど。
(5)シクロアルケニル基:例えば シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニ
ル、シクロオクテニル、シクロペンタキエニル、シクロ
ヘキサジエニル、シクロヘプタジエニル、シクロオクタ
ジエニルなど。
(6)シクロアルキルアルキル基:例えば シクロヘキシルメチル、シクロペンチルメチル、(4−
イソプロピルシクロヘキシル)メチル、(4−t−ブチ
ルシクロヘキシル)メチル、(4−ネオパンチルシクロ
ヘキシル)メチル、2−シクロペンチルエチル、2−シ
クロヘキシルエチル、3−シクロペンチルプロピル、3
−シクロヘキシルプロピル、1−シクロペンチルペンチ
ル、1−シクロヘキシルペンチル、1−シクロヘキシル
メチルペンチル、3−シクロペンチルペンチル、2−シ
クロヘキシルペンチル、2−シクロヘキシルメチルペン
チル、1−(4−t−ブチルシクロヘキシル)メチルペ
ンチル、1−シクロペンチルヘキシル、1−シクロヘキ
シルヘキシル、1−シクロペンチルメチルヘキシル、2
−シクロペンチルヘキシル、2−シクロヘキシルヘキシ
ル、3−シクロペンチルメチルヘキシル、1−(4−ネ
オペンチルシクロヘキシル)メチルヘキシル、1−シク
ロペンチルヘプチル、1−シクロヘキシルメチルヘプチ
ル、1−(4−イソプロピルシクロヘキシル)メチルヘ
プチル、3−シクロペンチルヘプチル、2−シクロヘキ
シルメチルヘプチル、4−(4−イソプロピルシクロヘ
キシル)メチルヘプチル、1−シクロペンチルオクチ
ル、1−シクロヘキシルオクチル、1−シクロペンチル
メチルオクチル、2−シクロペンチルオクチル、3−シ
クロヘキシルオクチル、2−シクロペンチルメチルオク
チル、1−シクロペンチルノニル、1−シクロヘキシル
ノニル、1−シクロヘキシルメチルノニル、3−シクロ
ペンチルノニル、2−シクロヘキシルノニル、2−シク
ロヘキシルメチルノニル、1−シクロペンチルデシル、
1−シクロペンチルウンデシル、1−シクロヘキシルウ
ンデシル、1−シクロペンチルドデシル、1−シクロペ
ンチルトリデシル、2−シクロペンチルデシル、3−シ
クロペンチルウンデシル、3−シクロヘキシルウンデシ
ル、2−シクロペンチルドデシル、2−シクロペンチル
トリデシル、1−シクロペンチルテトラデシル、1−シ
クロヘキシルテトラデシル、2−シクロペンチルテトラ
デシル、3−シクロヘキシルテトラデシルなど。
(7)シクロアルケニルアルキル基:例えば 2−シクロヘキセン−1−イルメチル、1−シクロペン
テン−1−イルメチル、2−(2−シクロペンテン−1
−イル)エチル、2−(1−シクロヘキセン−1−イ
ル)エチル、3−(1−シクロペンテン−1−イル)プ
ロピル、3−(1−シクロヘキセン−1−イル)プロピ
ル、4−(1−シクロヘキセン−1−イル)ブチル、1
−(1−シクロペンテン−1−イル)ペンチル、5−
(1−シクロペンテン−1−イル)ペンチル、1−1
(シクロヘキセン−1−イル)ペンチル、5−(1−シ
クロヘキセン−1−イル)ペンチル、1−(1−シクロ
ヘキセン−1−イルメチル)ペンチル、1−(1−シク
ロペンテン−1−イル)ヘキシル、6−(1−シクロペ
ンテン−1−イル)ヘキシル、1−(1−シクロヘキセ
ン−1−イル)ヘキシル、6−(1−シクロヘキセン−
1−イル)ヘキシル、1−(2−シクロペンテン−1−
イルメチル)ヘキシル、1−(1−シクロペンテン−1
−イル)ヘプチル、7−(1−シクロペンテン−1−イ
ル)ヘプチル、1−(1−シクロヘキセン−1−イルメ
チル)ヘプチル、1−(1−シクロペンテン−1−イ
ル)オクチル、1−(2−シクロペンテン−1−イル)
オクチル、1−(2−シクロヘキセン−1−イル)オク
チル、8−(2−シクロヘキセン−1−イル)オクチ
ル、1−(1−シクロペンテン−1−イルメチル)オク
チル、1−(1−シクロペンテン−1−イル)ノニル、
9−(1−シクロペンテン−1−イル)ノニル、1−
(1−シクロヘキセン−1−イル)ノニル、9−(1−
シクロヘキセン−1−イル)ノニル、1−(1−シクロ
ヘキセン−1−イルメチル)ノニル、1−(1−シクロ
ペンテン−1−イル)デシル、10−(1−シクロペンテ
ン−1−イル)デシル、1−(2−シクロペンテン−1
−イル)ウンデシル、1−(2−シクロヘキセン−1−
イル)ウンデシル、1−(1−シクロペンテン−1−イ
ル)ドデシル、1−(1−シクロペンテン−1−イル)
トリデシル、1−(2−シクロペンテン−1−イル)テ
トラデシル、1−(3−シクロヘキセン−1−イル)テ
トラデシルなど。
(8)アルキルシクロアルキル基及びアルケニルシクロ
アルキル基:例えば 1−メチルシクロブチル、2−エチルシクロブチル、2
−プロピルシクロブチル、1−ブチルシクロブチル、1
−ペンチルシクロブチル、1−ヘキシルシクロブチル、
1−ヘプチルシクロブチル、1−オクチルシクロブチ
ル、1−ノニルシクロブチル、2−ペンチルシクロブチ
ル、2−ヘキシルシクロブチル、2−ヘプチルシクロブ
チル、2−オクチルシクロブチル、2−ノニルシクロブ
チル、1−デシルシクロブチル、1−ウンデシルシクロ
ブチル、1−ドデシルシクロブチル、1−ペンタデシル
シクロブチル、1−(9−オクタデセニル)シクロブチ
ル、1−メチルシクロペンチル、2−メチルシクロペン
チル、1−エチルシクロペンチル、1−プロピルシクロ
ペンチル、1−ブチルシクロペンチル、2−ブチルシク
ロペンチル、1−ペンチルシクロペンチル、1−ヘキシ
ルシクロペンチル、3−ヘキシルシクロペンチル、1−
ヘプチルシクロペンチル、1−オクチルシクロペンチ
ル、2−オクチルシクロペンチル、1−デシルシクロペ
ンチル、1−ドデシルシクロペンチル、1−トリデシル
シクロペンチル、1−テトラデシルシクロペンチル、1
−(9−オクタデセニル)シクロペンチル、1−メチル
シクロヘキシル、1−エチルシクロヘキシル、1−プロ
ピルシクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−
エチルシクロヘキシル、4−プロピルシクロヘキシル、
1−ブチルシクロヘキシル、1−ペンチルシクロヘキシ
ル、1−ヘキシルシクロヘキシル、4−ブチルシクロヘ
キシル、4−ペンチルシクロヘキシル、4−ヘキシルシ
クロヘキシル、1−ヘプチルシクロヘキシル、1−オク
チルシクロヘキシル、1−ノニルシクロヘキシル、1−
ウンデシルシクロヘキシル、1−ヘキサデシルシクロヘ
キシル、1−(9−オクタデセニル)シクロヘキシルな
ど。
(9)アルキルシクロアルケニル基及びアルケニルシク
ロアルケニル基:例えば 1−メチル−2−シクロペンテニル、1−エチル−2−
シクロペンテニル、1−プロピル−2−シクロペンテニ
ル、1−ブチル−2−シクロペンテニル、1−ペンチル
−2−シクロペンテニル、1−ヘキシル−2−シクロペ
ンテニル、1−ヘプチル−2−シクロペンテニル、1−
オクチル−2−シクロペンテニル、2−メチル−2−シ
クロペンテニル、3−エチル−2−シクロペンテニル、
2−プロピル−3−シクロペンテニル、3−ブチル−2
−シクロペンテニル、2−ペンチル−2−シクロペンテ
ニル、3−ヘキシル−3−シクロペンテニル、2−ヘプ
チル−2−シクロペンテニル、2−オクチル−3−シク
ロペンテニル、1−デシル−2−シクロペンテニル、1
−ドデシル−2−シクロペンテニル、1−トリデシル−
2−シクロペンテニル、1−テトラデシル−2−シクロ
ペンテニル、1−(9−オクタデセニル)−2−シクロ
ペンテニル、1−メチル−2−シクロヘキニル、1−エ
チル−2−シクロヘキセニル、1−プロピル−2−シク
ロヘキセニル、1−ブチル−2−シクロヘキセニル、1
−ペンチル−2−シクロヘキセニル、1−ヘキシル−2
−シクロヘキセニル、1−ヘプチル−2−シクロヘキセ
ニル−、4−メチル−2−シクロヘキセニル、2−エチ
ル−2−シクロヘキセニル、3−プロピル−2−シクロ
ヘキセニル、4−ブチル−3−シクロヘキセニル、3−
ペンチル−3−シクロヘキセニル、4−ヘキシル−3−
シクロヘキセニル、4−ヘプチル−3−シクロヘキセニ
ル、1−オクチル−2−シクロヘキセニル、1−ノニル
−2−シクロヘキセニル、1−ウンデシル−2−シクロ
ヘキセニル、1−ヘキサデシル−2−シクロヘキセニ
ル、1−(9−オクタデセニル)−2−シクロヘキセニ
ルなど。
「飽和もしくは不飽和で且つ直鎖状、分岐鎖状もしく
は環状の随時芳香族基で置換されていてもよい一価脂肪
族炭化水素基」における「芳香族基」には、例えば、フ
エニル、ナフチル等の芳香族炭化水素基;フリール、チ
エニル、ピリジル、キノリル、イソキノリル、ピリダジ
ニル、ピラゾニル、インドリル、ベンゾオキサジアゾリ
ル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、トリアゾリル、
テトラゾリル等の芳香族複素環式基が包含される。これ
らの芳香族基はさらに置換されていてもよく、置換基と
しては例えば、塩素原子、臭素原子、フッ素原子等のハ
ロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、シア
ノ基、ニトロ基、トリクロロメチル基、トリフルオロメ
チル基、ヒドロキシ基、フエニル基、フエノキシ基、低
級アルキルチオ基等の基を挙げることができる。
前記一般式においてR3によって表わされうる飽和もし
くは不飽和で且つ直鎖状、分岐鎖もしくは環状の随時芳
香族基で置換されていてもよい一価脂肪族炭化水素基と
しては、上記のうちで、比較的長鎖のもの、すなわち炭
素数が5〜25個、好ましくは8〜22個のものが適してい
る。
しかして、前記一般式(I)においてR3により表わさ
れうる基−NH−R4の具体例としては、例えば、2−シク
ロペンチルエチルアミノ、2−シクロヘキシルエチルア
ミノ、3−シクロペンチルプロピルアミノ、3−シクロ
ヘキシルプロピルアミノ、2−シクロペンチル−1−メ
チルエチルアミノ、2−シクロペンチル−1,1−ジメチ
ルエチルアミノ、2−シクロヘキシル−1−メチルエチ
ルアミノ、3−シクロペンチルプロピルアミノ、3−シ
クロヘキシルプロピルアミノ、4−シクロヘキシル−1,
1−ジメチルブチルアミノ、1−メチルペンチルアミ
ノ、1,1−ジメチルペンチルアミノ、1−エチルペンチ
ルアミノ、1−シクロヘキシル−4−メチルペンチルア
ミノ、1−シクロペンチル−4−メチルペンチルアミ
ノ、2−メチルペンチルアミノ、1,2−ジメチルペンチ
ルアミノ、2−エチルペンチルアミノ、2−シクロヘキ
シル−4−メチルペンチルアミノ、2−シクロペンチル
−4−メチルペンチルアミノ、3−メチルペンチルアミ
ノ、1,3−ジメチルペンチルアミノ、3−エチルペンチ
ルアミノ、1−シクロヘキシル−3−メチルペンチルア
ミノ、1−シクロペンチル−3−メチルペンチルアミ
ノ、ヘキシルアミノ、1−メチルヘキシルアミノ、1,1
−ジメチルヘキシルアミノ、1−エチルヘキシルアミ
ノ、1,1−ジエチルヘキシルアミノ、1−プロピルヘキ
シルアミノ、1−ブチルヘキシルアミノ、1−シクロペ
ンチルヘキシルアミノ、2−メチルヘキシルアミノ、1,
2−ジメチルヘキシルアミノ、2−エチルヘキシルアミ
ノ、1,2−ジエチルヘキシルアミノ、2−プロピルヘキ
シルアミノ、2−ブチルヘキシルアミノ、6−シクロペ
ンチルヘキシルアミノ、6−シクロヘキシルヘキシルア
ミノ、ヘプチルアミノ、1−エチルヘプチルアミノ、1,
1−ジメチルヘプチルアミノ、1−シクロヘキシルヘプ
チルアミノ、1−シクロペンチルヘプチルアミノ、1−
シクロヘキシルメチルヘプチルアミノ、1−シクロペン
チルメチルヘプチルアミノ、オクチルアミノ、1,1−ジ
メチルオクチルアミノ、1−メチルオクチルアミノ、1
−エチルオクチルアミノ、1,1−ジエチルオクチルアミ
ノ、1−プロピルオクチルアミノ、1−ブチルオクチル
アミノ、1−シクロペンチルオクチルアミノ、1−シク
ロヘキシルオクチルアミノ、1−シクロペンチルメチル
オクチルアミノ、1−シクロヘキシルメチルオクチルア
ミノ、ノニルアミノ、1−メチルノニルアミノ、1,1−
ジメチルノニルアミノ、1−エチルノニルアミノ、1,1
−ジエチルノニルアミノ、デシルアミノ、1−メチルデ
シルアミノ、1,1−ジメチルデシルアミノ、1−エチル
デシルアミノ、1,1−ジエチルデシルアミノ、1−シク
ロペンチルデシルアミノ、1−シクロヘキシルデシルア
ミノ、1−シクロペンチルメチルデシルアミノ、1−シ
クロヘキシルメチルデシルアミノ、ウンデシルアミノ、
1−メチルウンデシルアミノ、1,1−ジメチルウンデシ
ルアミノ、ドデシルアミノ、1−メチルドデシルアミ
ノ、1,1−ジメチルドデシルアミノ、テトラデシルアミ
ノ、1−メチルテトラデシルアミノ、1,1−ジメチルテ
トラデシルアミノ、ペンタデシルアミノ、1−メチルペ
ンタデシルアミノ、1,1−ジメチルペンタデシルアミ
ノ、ヘキサデシルアミノ、1−メチルヘキサデシルアミ
ノ、1,1−ジメチルヘキサデシルアミノ、ヘプタデシル
アミノ、1−メチルヘプタデシルアミノ、1,1−ジメチ
ルヘプタデシルアミノ、オクタデシルアミノ、1−メチ
ルオクタデシルアミノ、1,1−ジメチルオクタデシルア
ミノ、3−シクロペンチル−2−プロペニルアミノ、3
−シクロヘキシル−2−プロペニルアミノ、1,1−ジメ
チル−3−ブテニルアミノ、1−エチル−3−ブテニル
アミノ、1−シクロプロピル−3−ブテニルアミノ、1
−メチル−2−ペンテニルアミノ、1,1−ジメチル−2
−ペンテニルアミノ、1−エチル−2−ペンテニルアミ
ノ、1−シクロプロピル−2−ペンテニルアミノ、2−
ヘキセニルアミノ、1−メチル−2−ヘキセニルアミ
ノ、1,1−ジメチル−2−ヘキセニルアミノ、3−ヘキ
セニルアミノ、1−メチル−3−ヘキセニルアミノ、1,
1−ジメチル−3−ヘキセニルアミノ、2−ヘプテニル
アミノ、1−メチル−2−ヘプテニルアミノ、2−オク
テニルアミノ、1−メチル−2−オクテニルアミノ、3
−ノネニルアミノ、1−メチル−3−ノネニルアミノ、
1,1−ジメチル−3−ノネニルアミノ、1−エチル3−
ノネニルアミノ、1−プロピル−3−ノネニルアミノ、
8−ノネニルアミノ、1−メチル−8−ノネニルアミ
ノ、1,1−ジメチル−8−ノネニルアミノ、1−エチル
−8−ノネニルアミノ、9−デセニルアミノ、1−メチ
ル−9−デセニルアミノ、1,1−ジメチル−9−デセニ
ルアミノ、1−エチル−9−デセニルアミノ、6−ウン
デセニルアミノ、1−メチル−6−ウンデセニルアミ
ノ、1,1−ジメチル−6−ウンデセニルアミノ、6−ト
リデセニルアミノ、1−メチル−6−トリデセニルアミ
ノ、1,1−ジメチル−6−トリデセニルアミノ、8−ト
リデセニルアミノ、1−メチル−8−トリデセニルアミ
ノ、1,1−ジメチル−8−トリデセニルアミノ、10−ト
リデセニルアミノ、1−メチル−10−トリデセニルアミ
ノ、1,1−ジメチル−10−トリデセニルアミノ、10−ペ
ンタデセニルアミノ、1−メチル−10−ペンタデセニル
アミノ、1,1−ジメチル−10−ペンタデセニルアミノ、
8−ペンタデセニルアミノ、1−メチル−8−ペンタデ
セニルアミノ、1,1−ジメチル−8−ペンタデセニルア
ミノ、12−ヘプタデセニルアミノ、1−メチル−12−ヘ
プタデセニルアミノ、1,1−ジメチル−12−ヘプタデセ
ニルアミノ、10−ヘプタデセニルアミノ、1−メチル−
10−ヘプタデセニルアミノ、1,1−ジメチル−10−ヘプ
タデセニルアミノ、8−ヘプタデセニルアミノ、1−メ
チル−8−ヘプタデセニルアミノ、1,1−ジメチル−8
−ヘプタデセニルアミノ、1−エチル−8−ヘプタデセ
ニルアミノ、8,11−ヘプタデカジエニルアミノ、1−メ
チル−8,11−ヘプタデカジエニルアミノ、8,11,14−ヘ
プタデカトリエニルアミノ、1−エチルシクロブチルア
ミノ、1−プロピルシクロブチルアミノ、1−ブチルシ
クロブチルアミノ、1−ペンチルシクロブチルアミノ、
1−ヘキシルシクロブチルアミノ、1−ペンチルシクロ
ブチルアミノ、1−オクチルシクロブチルアミノ、1−
ノニルシクロブチルアミノ、1−デシルシクロブチルア
ミノ、1−ウンデシルシクロブチルアミノ、1−ドデシ
ルシクロブチルアミノ、1−ペンタデシルシクロブチル
アミノ、1−(9−オクタデセニル)シクロブチルアミ
ノ、1−メチルシクロペンチルアミノ、1−エチルシク
ロペンチルアミノ、1−プロピルシクロペンチルアミ
ノ、1−ブチルシクロペンチルアミノ、1−ヘキシルシ
クロペンチルアミノ、1−オクチルシクロペンチルアミ
ノ、1−デシルシクロペンチルアミノ、1−ドデシルシ
クロペンチルアミノ、1−トリデシルシクロペンチルア
ミノ、1−テトラデシルシクロペンチルアミノ、1−
(9−オクタデセニル)シクロペンチルアミノ、シクロ
ヘキシルアミノ、1−メチルシクロヘキシルアミノ、1
−プロピルシクロヘキシルアミノ、1−ペンチルシクロ
ヘキシルアミノ、1−ヘプチルシクロヘキシルアミノ、
1−ノニルシクロヘキシルアミノ、1−ウンデシルシク
ロヘキシルアミノ、1−ヘキサデシルシクロヘキシルア
ミノ、1−(9−オクタデセニル)シクロヘキシルアミ
ノなどモノ置換アミノ基;1−ベンジルヘキシルアミノ、
1−ベンジルヘプチルアミノ、1−ベンジルオクチルア
ミノ、1−ベンジルノニルアミノ、1−ベンジルデシル
アミノ、1−ベンジルウンデシルアミノ、1−ベンジル
ドデシルアミノ、1−ベンジルテトラデシルアミノ、1
−ベンジルヘキサデシルアミノ、1−フエニルデシルア
ミノ、1−ベンジル−8−ヘプタデセニルアミノ基が挙
げられる。
また、 によって表わされる4〜7員、好ましくは5又は6員の
二価含窒素複素環式基としては、例えば が包含され、Xがこれら含窒素複素環式基を表わす場合
には、該基中の窒素原子において式(I)中の左側のカ
ルボニル基に結合し、Yが上記含地租複素環式基を表わ
す場合には該基中の窒素原子において式(I)中の右側
のカルボニル基に結合することができる。Xが上記含窒
素複素環式基を表わす場合には、Yは を表わすのが好ましい。
本発明により提供される化合物中、好適なものとして
は、前記一般式(I)において、 R1及びR2は同一もしくは相異なり、各々、水素原子;
低級アルキル基、特にt−ブチル基;ハロゲン原子、低
級アルコキシ基、ニトロ基もしくはシアノ基で置換され
ていてもよいベンジル基、特にベンジル、p−メトキシ
ベンジル、o−ニトロベンジル、p−ニトロベンジル、
p−クロロベンジル、o−クロロベンジル、p−シアノ
ベンジル基;ジフェニルメチル基;アリル基;シンナミ
ル基; テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、4
−メトキシテトラヒドロピラニル、4−メトキシテトラ
ヒドロヒチオピラニル、テトラヒドロフラニル及びテト
ラヒドロチオフラニルより選ばれる複素環式基;又はア
シル基、特にアセチル、プロピオニル、フエニルアセチ
ル、クロロジフェニルアセチル、3−フェニルプロピオ
ニル、3−ベンゾイルプロピオニル、イソブチロイル、
ピバロイル、2−ブテノイル、(E)−2−メチル−2
−ブテノイル、ベンゾイル、2−クロロベンゾイル、3
−ニトロベンゾイル、2−クロロベンゾイル、3−トリ
フロロメチルベンゾイル、3−トリクロロメチルベンゾ
イル、4−フェニルベンゾイル、2,4,6−トリメチルベ
ンゾイル、α−ナフトイルを表わすか、或いは R1とR2は一緒になって1−t−ブチルエチリデン、1
−フェニルエチリデン、イソプロピリデン、ブチリデ
ン、シクロペンチリデン、シクロヘキシリデン、シクロ
ヘプチリデン、ベンジリデン、p−メトキシベンジリデ
ン、2,4−ジメトキシベンジリデン、p−ジメチルアミ
ノベンジリデン及びo−ニトロベンジリデンより選ばれ
るイリデン基を表わし、 R3は (1)直鎖状もしくは1位に分岐鎖を有するC5〜C25
ルキル基、特に、ペンチル、1−イソプロピルペンチ
ル、1−t−ブチルペンチル、ヘキシル、1−イソプロ
ピルヘキシル、1−t−ブチルヘキシル、ヘプチル、1
−イソプロピルヘプチル、1−t−ブチルヘプチル、オ
クチル、1−t−ブチルオクチル、ノニル、1−イソブ
チルノニル、デシル、1−エチルデシル、1,1−ジエチ
ルデシル、1−t−ブチルデシル、ウンデシル、1−イ
ソプロピルウンデシル、1,1−ジエチルウンデシル、ド
デシル、1−t−ブチルドデシル、1−イソプロピルド
デシル、1,1−ジエチルドデシル、トリデシル、1,1−ジ
エチルトリデシル、1−t−ブチルトリデシル、テトラ
デシル、1−イソブチルテトラデシル、ペンタデシル、
1−メチルペンタデシル、1,1−ジメチルペンタデシ
ル、1−エチルペンタデシル、1,1−ジエチルペンタデ
シル、1−イソプロピルペンタデシル、1−t−ブチル
ペンタデシル、ヘキサデシル、1,1−ジメチルヘキサデ
シル、1−メチルヘキサデシル、1−エチルヘキサデシ
ル、1−イソプロピルヘキサデシル、1−t−ブチルヘ
キサデシル、ヘプタデシル、1−メチルヘプタデシル、
1,1−ジメチルヘプタデシル、1−エチルヘプタデシ
ル、1−イソプロピルヘプタデシル、1−t−ブチルヘ
プタデシル、オクタデシル、1−メチルオクタデシル、
1,1−ジメチルオクタデシル、1−エチルオクタデシル
もしくは1,1−ジエチルオクタデシル基; (2)直鎖状もしくは1位に分岐鎖を有するC12〜C18
ルケニル基、特に、1,1−ジメチル−9−デセニル、1
−エチル−9−デセニル、1−メチル−6−ウンデセニ
ル、1,1−ジメチル−6−ウンデセニル、6−トリデセ
ニル、1−メチル−6−トリデセニル、1,1−ジメチル
−6−トリデセニル、8−トリデセニル、1−メチル−
8−トリデセニル、1,1−ジメチル−8−トリデセニ
ル、10−トリデセニル、1−メチル−10−トリデセニ
ル、1,1−ジメチル−10−トリデセニル、10−ペンタデ
セニル、1−メチル−10−ペンタデセニル、1,1−ジメ
チル−10−ペンタデセニル、8−ペンタデセニル、1−
メチル−8−ペンタデセニル、1,1−ジメチル−8−ペ
ンタデセニル、12−ヘプタデセニル、1−メチル−12−
ヘプタデセニル、1,1−ジメチル−12−ヘプタデセニ
ル、10−ヘプタデセニル、1−メチル−10−ヘプタデセ
ニル、1,1−ジメチル−10−ヘプタデセニル、8−ヘプ
タデセニル、1−メチル−8−ヘプタデセニル、1,1−
ジメチル−8−ヘプタデセニル、1−エチル−8−ヘプ
タデセニル、8,11−ヘプタデカジエニル、1−メチル−
8,11−ヘプタデカジエニルもしくは8,11,14−ヘプタデ
カトリエニル基; (3)C8〜C18−アルキル−C4〜C6シクロアルキル基、
特に、1−オクチルシクロブチル、1−ノニルシクロブ
チル、1−デシルシクロブチル、1−ウンデシルシクロ
ブチル、1−ドデシルシクロブチル、1−ペンタデシル
シクロブチル、1−(9−オクタデセニル)シクロブチ
ル、1−オクチルシクロペンチル、1−デシルシクロペ
ンチル、1−ドデシルシクロペンチル、1−トリデシル
シクロペンチル、1−テトラデシルシクロペンチル、1
−(9−オクタデセニル)シクロペンチル、1−ノニル
シクロヘキシル、1−ウンデシルシクロヘキシル、1−
ヘキサデシルシクロヘキシルもしくは1−(9−オクタ
デセニル)シクロヘキシル基;或いは (4)炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基でモ
ノ置換されたアミノ基、例えば1−イソプロピルペンチ
ルアミノ、1−t−ブチルペンチルアミノ、1−イソプ
ロピルヘキシルアミノ、1−t−ブチルヘキシルアミ
ノ、1−イソプロピルヘプチルアミノ、1−t−ブチル
ヘプチルアミノ、1−t−ブチルオクチルアミノ、1−
イソブチルノニルアミノ、デシルアミノ、1−エチルデ
シルアミノ、1,1−ジエチルデシルアミノ、1−t−ブ
チルデシルアミノ、ウンデシルアミノ、1−イソプロピ
ルウンデシルアミノ、1,1−ジエチルウンデシルアミ
ノ、ドデシルアミノ、1−t−ブチルドデシルアミノ、
1−イソプロピルドデシルアミノ、1,1−ジエチルドデ
シルアミノ、トリデシルアミノ、1,1−ジエチルトリデ
シルアミノ、1−t−ブチルトリデシルアミノ、テトラ
デシルアミノ、1−イソブチルテトラデシルアミノ、ペ
ンタデシルアミノ、1−メチルペンタデシルアミノ、1,
1−ジメチルペンタデシルアミノ、1−エチルペンタデ
シルアミノ、1,1−ジエチルペンタデシルアミノ、1−
イソプロピルペンタデシルアミノ、1−t−ブチルペン
タデシルアミノ、ヘキサデシルアミノ、1,1−ジメチル
ヘキサデシルアミノ、1−メチルヘキサデシルアミノ、
1−エチルヘキサデシルアミノ、1−イソプロピルヘキ
サデシルアミノ、1−t−ブチルヘキサデシルアミノ、
ヘプタデシルアミノ、1−メチルヘプタデシルアミノ、
1,1−ジメチルヘプタデシルアミノ、1−エチルヘプタ
デシルアミノ、1−イソプロピルヘプタデシルアミノ、
1−t−ブチルヘプタデシルアミノ、オクタデシルアミ
ノ、1−オクチルオクタデシルアミノ、1,1−ジメチル
オクタデシルアミノ、1−エチルオクタデシルアミノ、
1,1−ジエチルオクタデシルアミノ、1,1−ジメチル−9
−デセニルアミノ、1−エチル−9−デセニルアミノ、
1−メチル−6−ウンデセニルアミノ、1,1−ジメチル
−6−ウンデセニルアミノ、1−メチル−6−トリデセ
ニルアミノ、1,1−ジメチル−6−トリデセニルアミ
ノ、8−トリデセニルアミノ、1−メチル−8−トリデ
セニルアミノ、1,1−ジメチル−8−トリデセニルアミ
ノ、10−トリデセニルアミノ、1−メチル−10−トリデ
セニルアミノ、1,1−ジメチル−10−トリデセニルアミ
ノ、10−ペンタデセニルアミノ、1−メチル−10−ペン
タデセニルアミノ、1,1−ジメチル−10−ペンタデセニ
ルアミノ、8−ペンタデセニルアミノ、1−メチル−8
−ペンタデセニルアミノ、1,1−ジメチル−8−ペンタ
デセニルアミノ、12−ヘプタデセニルアミノ、1−メチ
ル−12−ヘプタデセニルアミノ、1,1−ジメチル−12−
ヘプタデセニルアミノ、10−ヘプタデセニルアミノ、1
−メチル−10−ヘプタデセニルアミノ、1,1−ジメチル
−10−ヘプタデセニルアミノ、8−ヘプタデセニルアミ
ノ、1−メチル−8−ヘプタデセニルアミノ、1,1−ジ
メチル−8−ヘプタデセニルアミノ、1−エチル−8−
ヘプタデセニルアミノ、8,11−ヘプタデカジエニルアミ
ノ、1−メチル−8,11−ヘプタデカジエニルアミノ、8,
11,14−ヘプタデカトリエニルアミノ、1−ヘキシルシ
クロブチルアミノ、1−ヘプチルシクロブチルアミノ、
1−オクチルシクロブチルアミノ、1−ノニルシクロブ
チルアミノ、1−デシルシクロブチルアミノ、1−ウン
デシルシクロブチルアミノ、1−ドデシルシクロブチル
アミノ、1−ペンタデシルシクロブチルアミノ、1−
(9−オクタデセニル)シクロブチルアミノ、1−ペン
チルシクロペンチルアミノ、1−ヘキシルシクロペンチ
ルアミノ、1−ヘプチルシクロペンチルアミノ、1−オ
クチルシクロペンチルアミノ、1−デシルシクロペンチ
ルアミノ、1−ドデシルシクロペンチルアミノ、1−ト
リデシルシクロペンチルアミノ、1−テトラデシルシク
ロペンチルアミノ、1−(9−オクタデセニル)シクロ
ペンチルアミノ、1−ノニルシクロヘキシルアミノ、1
−ウンデシルシクロヘキシルアミノ、1−ヘキサデシル
シクロヘキシルアミノ、1−(9−オクタデセニル)シ
クロヘキシルアミノ、1−ベンジルヘキシルアミノ、1
−ベンジルヘプチルアミノ、1−ベンジルオクチルアミ
ノ、1−ベンジルノニルアミノ、1−ベンジルデシルア
ミノ、1−ベンジルウンデシルアミノ、1−ベンジルド
デシルアミノ、1−ベンジルテトラデシルアミノ、1−
ベンジルヘキサデシルアミノ、1−フエニルデシルアミ
ノ、1−ベンジル−8−ヘプタデセニルアミノなどを表
わし、 XおよびYのいずれか一方は を表わし且つ他方は−O−、−S−、−NH−又は を表わし、 mは0、1又は2であり、 nは1〜4の整数である、 化合物が挙げられる。
かくして、本発明により提供される前記一般式(I)
で示される化合物の代表例を示せば次のとおりである。
・2−オクタノイルノイルアミノメチル−1−[3−N
−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カ
ルボニル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・2−デカノイルアミノメチル−1−[3−N−(2,2,
5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニ
ル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・2−テトラデカノイルアミノメチル−1−[3−N−
(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カル
ボニル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・2−ヘキサデカノイルアミノメチル−1−[3−N−
(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カル
ボニル)アミノ]プロパンノイル]ピロリジン ・2−オクタデカノイルアミノメチル−1−[3−N−
(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カル
ボニル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・2−(7−デセノイル)アミノメチル−1−[3−N
−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カ
ルボニル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・2−(9−トリデセノイル)アミノメチル−1−[3
−N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4
−カルボニル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・2−(9−オクタデセノイル)アミノメチル−1−
[3−N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン
−4−カルボニ)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・2−(9,12−オクタデカジエノイル)アミノメチル−
1−[3−N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキ
サン−4−カルボニル)アミノ]プロパノイル]ピロリ
ジン ・2−(9,12,15−オクタデカトリエノイル)アミノメ
チル−1−[3−N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−
ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロパノイル]
ピロリジン ・2−(2,2−メチル−9−オクタデセノイル)アミノ
メチル−1−[3−N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3
−ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロパノイ
ル]ピロリジン ・2−(2,2−ジメチル−9−オクタデセノイル)アミ
ノメチル−1−[3−N−(2,2,5,5−テトラメチル−
1,3−ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロパノ
イル]ピロリジン ・2−(2−メチルデカノイル)アミノメチル−1−
[3−N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン
−4−カルボニル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・2−(2−メチルオクタノイル)アミノメチル−1−
[3−N−2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−
4−カルボニル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・2−(2−メチルウンデカノイル)アミノメチル−1
−[3−N−2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン
−4−カルボニル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・2−(9−オクタデセノイル)アミノメチル−1−
[3−N−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−
オキソブチル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・3−(9−オキタデセノイル)アミノ−1−[3−N
−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カ
ルボニル)アミノ]プロパノイル]ピペリジン ・3−(9−オキタデセノイル)アミノ−1−[3−N
−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−オキソブ
チル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン ・1−(9−オクタデセノイル)−3−[3−N−(2,
4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−オキソブチル)
アミノ]プロパノイル]アミノピペリジン ・1−(9−オクタデセノイル)−3−[3−[N−
(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カル
ボニル)アミノプロパノイル]アミノピペリジン ・1−(9−オクタデセノイル)−4−[3−[N−
(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カル
ボニルアミノ)プロパノイル]アミノピペリジン ・1−(9−オクタデセノイル)−4−ピペリジニル
3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン
−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート ・1−(9−オクタデセノイル)−4−ピペリジニル
3−[N−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−
オキソブチルアミノ]プロピオネート ・1−(9−オクタデセノイル)−3−ピペリジニル
3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン
−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート ・1−(9−オクタデセノイル)−4−ピペリジニル
3−[N−(2,4−ジアセトキシ−3,3−ジメチル−1−
オキソブチル)アミノ]プロピオネート ・1−(9−オクタデセノイル)−3−ピペリジニル
3−[N−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−
オキソブチル)アミノ]プロピオネート ・1−(9−オクタデセノイル)−3−ピペリジニル
3−[N−(2,4−ジアセトキシ−3,3−ジメチル−1−
オキソブチル)アミノ]プロピオネート ・1−(9−オクタデセノイル)2−ピロリジニルメチ
ル 3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキ
サン−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート ・1−オクタデカノイル−2−ピロリジニルメチル 3
−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−
4−カルボニル)アミノ]プロピオネート ・1−(9,12−オクタデカジエノイル)−2−ピロリジ
ニルメチル 3−[N−(2,2,5,5−テトラトリ−1,3−
ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート ・1−(9−オクタデセノイル)−2−ピロリジニルメ
チル 3−[N−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル
−1−オキソブチル)アミノ]プロピオネート ・1−(9−オクタデセノイル)−2−ピロリジニルメ
チル 3−[N−(2,4−ジアセトキシ−3,3−ジメチル
−1−オキソブチル)アミノ]プロピオネート ・1−(9−オクタデセノイル)−2−[3−[N−
(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カル
ボニル)アミノ]−1−オキソプロピル]アミノメチル
ピロリジン ・2−[8−ヘプタデセニルカルバモイル)アミノメチ
ル]−1−[3−[N−2,2,5,5−テトラメチル]−1,3
−ジメチル−カルボニル)アミノ]プロパノイル]ピロ
リジン ・3−(8−ヘプタデセニルカルバモイル)アミノ−1
−[3−[N−2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジメチル
−4−カルボニル)アミノ]プロパノイル]ピペリジン ・1−(8−ヘプタデセニルカルバモイル)−3−[3
−[N−2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジメチチル−4
−カルボニル)アミノ]プロパノイル]アミノピペリジ
ン ・1−(8−ヘプタデセニルカルバモイル)−2−[3
−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジメチル−4
−カルボニル)アミノ]プロパノイル]アミノメチルピ
ロリジン ・4−(8−ヘプタデセニルカルバモイル)アミノ−1
−[3−[N−2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジメチル
−4−カルボニル)アミノ]プロパノイル]ピペリジン ・1−(8−ヘプタデセニルカルバモイル)−4−[3
−[N−2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジメチル−4−
カルボニル)アミノ]プロパノイル]アミノピペリジン ・1−(8−ヘプタデセニルカルバモイル)−4−ピペ
リジニル 3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−
ジメチル−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート ・1−(8−ヘプタデセニルカルバモイル)−3−ピペ
リジニル 3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−
ジメチル−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート ・1−(8−ヘプタデセニルカルバモイル)−2−ピペ
リジニル 3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−
ジメチル−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート ・1−(2−ベンジルウンデカノイル)−4−ピリジニ
ル3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサ
ン−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート ・1−(1−ベンジルデシル)カルバモイル−4−ピペ
ラジニル3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジ
オキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート 本発明の化合物は、前記一般式(I)において*印で
示すように、不斉炭素原子を少なくとも1個含有してお
り、光学活性体(R−体またはS−体)またはラセミ体
のいずれの形態のものをも含有するものである。
本発明の化合物は、例えば、 (a)下記式 式中、 R11およびR12は同一もしくは相異なり、各々保護され
た水酸基を表わし; X、Y、mおよびnは前記定義のとおりである、 で示される化合物を下記式 R3−COZ1 (III) 又は R4−NCO (IV) 式中、Z1は水素原子;Cl、Br等のハロゲン原子;メト
キシ、エトキシ等のアルコキシ基;フェノキシ、p−ニ
トロフェノキシ、2,4−ジニトロフェノキシ等の置換も
しくは未置換のフェニルオキシ基を表わし; R3およびR4は前記定義のとおりである、 で示される化合物を反応させるか、或いは (b)下記式 式中、 R11、R21、nおよびZ1は前記定義のとおりである、 で示される化合物を下記式 HX−(CH2)m−Y−CO−R3 (VI) 式中、 R3、X、Yおよびmは前記定義のとおりである、 で示される化合物とを反応させ、そして必要に応じて (c)得られる下記式 式中、 R11、R21、R3、X、Y、mおよびnは前記定義のとお
りである、 で示される化合物から水酸基の保護基を脱離せしめる とにより製造することができる。
方法(a)における式(II)の化合物と式(III)の
化合物との反応ならびに方法(b)における式(V)の
化合物と式(VI)の化合物との反応は通常適当な溶媒
中、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類;エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル類;酢酸メチル、酢酸エチル等の
エステル類;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素
等のハロゲン化炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド等の高沸点極性溶媒類;メタノー
ル、エタノール等のアルコール類;水などの単独または
混合溶媒中で行うことができる。この反応は一般に−78
℃から使用溶媒の沸点温度、好ましくは約−10℃から使
用溶媒の沸点温度の範囲内で行うことができる。また、
方法(a)および方法(b)においては、反応に触媒ま
たは反応促進剤を使用することもできる。使用しうる触
媒または反応促進剤としては、例えば、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カル
ボジイミド塩酸塩等のカルボジイミド類;無水酢酸、無
水安息香酸等の酸無水物類;水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基
類;トリエチルアミン、ジエチルアミン、ジメチルアミ
ン、ジイソプロピルアミン、ピリジン等の有機塩基類が
あげられる。これら触媒または反応促進剤は、化合物
(II)または化合物(IV)に対して0.01〜10当量、好ま
しくは0.1〜1.1当量の範囲内で使用することができる。
また、化合物(III)又は(IV)の化合物(II)に対
する使用割合は厳密に制限されるものではないが、化合
物(III)又は(IV)は化合物(II)1モルに対して通
常0.8〜1.2モル、好ましくは1.0〜1.1モルの範囲内で使
用することができる。同様に、化合物(V)は化合物
(VI)1モルに対して通常0.8〜1.2モル、好ましくは1.
0〜1.1モルの範囲内で使用することができる。
方法(c)において化合物(I−1)から水酸基の保
護基を脱離せしめる反応は、溶媒中、適当な触媒の存在
下に加水分解することにより行うことができる。例え
ば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類;エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロ
ゲン化炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等の高沸点極性溶媒類;メタノール、エタノ
ール等のアルコール類;水;酢酸、プロピオン酸等の有
機酸類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類を
単独または混合溶媒中で−78℃から使用溶媒の沸点温
度、好ましくは約−10℃から使用溶媒の沸点温度の範囲
内で行うことができる。使用できる触媒としては、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等の無機塩基類;トリエチルアミン、ジエチル
アミン、ジメチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピリ
ジン等の有機塩基類;塩酸、硝酸、硫酸等の鉱酸類;フ
ッ化水素、臭化水素、ヨウ化水素等のハロゲン化水素
類;トリフロロ酢酸、トリクロロ酢酸等の有機酸類があ
げられる。また、適当な金属触媒を用いて、常法に従い
触媒水素添加することにより保護基を脱離させることも
できる。その際に使用しうる金属触媒としては、ニッケ
ル、パラジウム、ロジウム、白金等の通常の水素添加触
媒が用いられる。
上記の各方法で得られる生成物は、それ自体既知の方
法、例えば結晶化、クロマトグラフィー、抽出、過等
の方法を適宜組合わせて使用することにより、反応混合
物から分離し又は精製することができる。
上記の方法において出発原料として使用される式
(V)、(II)及び(VI)の化合物は、以下に述べるよ
うにして製造することができる。
[式(V)の化合物の製造] 上記式中、Mは水素原子;ナトリウム、カリウム等の
アルカリ金属原子またはマグネシウム、カルシウム等の
アルカリ土類金属原子を表わし、LはOH、Cl、Br、Iま
たはN2を表わし、R11、R21、n及びZ1は前記定義のとお
りである。
工程1: この工程はパントイルラクトンと、ω−アミノカルボ
ン酸とを反応させて化合物(V−a)を合成するもので
ある。パントイルラクトンは(D)−、(L)−及び
(DL)−体のいずれであってもよい。ω−アミノカルボ
ン酸の例としては、アミノ酢酸(グリシン)、3−アミ
ノプロピオン酸(β−アラニン)、4−アミノ酪酸(γ
−アミノ酪酸、GABA)、5−アミノ吉草酸等があげられ
る。反応は溶媒を用いて行なうことが好ましく、例え
ば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類;エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド等の高沸点極性溶媒類;メタノール、エタノー
ル等のアルコール類;水を単独でまたは混合して使用す
ることができる。この反応は一般に約0℃から使用溶媒
の沸点温度、好ましくは、室温から使用溶媒の沸点温度
の範囲内の温度で行うことができる。この反応には触媒
を用いることが好ましく、かかる触媒としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等の無機塩基類;トリエチルアミン、ジエチルア
ミン、ジメチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピリジ
ン等の有機塩基類があげられる。これら触媒はパントイ
ルラクトンに対して0.01〜10当量、好ましくは0.1〜1.1
当量の範囲内で使用することができる。
工程2: この工程は、工程1で合成された化合物(V−a)を
ベンジル化して化合物(V−b)に変換するものであ
る。ベンジル化の試薬としては、塩化ベンジル、臭化ベ
ンジル、ヨウ化ベンジル等のハロゲン化ベンジル類;ベ
ンジルアルコール;フェニルジアゾメタン等が用いられ
る。この反応は、適当な溶媒中、例えば、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;エチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;塩化メチレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素
類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の
高沸点極性溶媒類;メタノール、エタノール等のアルコ
ール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;
水などの単独または混合溶媒中で、通常−78℃から使用
溶媒の沸点温度、好ましくは、−10℃から使用溶媒の沸
点温度の範囲内で温度で行うことができる。また、この
反応には触媒または反応促進剤を使用することもでき
る。かかる触媒または反応促進剤としては、例えばジシ
クロヘキシルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボジ
イミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−カルボジイミド塩酸塩等のカルボジイミド類;無
水酢酸、無水安息香酸等の酸無水物;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
の無機塩基類;トリエチルアミン、ジエチルアミン、ジ
メチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピリジン等の有
機塩基類があげられる。これら触媒または反応促進剤
は、化合物(V−a)に対して0.01〜10当量、好ましく
は0.1〜1.1当量の範囲内で使用することができる。
工程3: この工程は、前工程2において合成された化合物(V
−b)の水酸基を保護して化合物(V−c)を合成する
工程である。保護基(R11、R21)の導入のための反応試
薬としては、例えば無水酢酸、無水安息香酸等の酸無水
物;塩化アセチル、塩化ベンゾイル等の酸塩化物;酢
酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸;オ
ルト蟻酸エチル、オルト蟻酸メチル等のオルトエステル
類;アセトン、シクロヘキサノン等のケトン類;ベンズ
アルデヒド、アセトアルデヒド等のアルデヒド類;トリ
メチルシリルクロリド、ジメチルフェニルシリルクロリ
ド等のシリル化剤;ジアゾメタン、硫酸ジメチル等のア
ルキル化剤;ヨウ化メチル、塩化ベンジル等のハロゲン
化アルキル類等が用いられる。この反応は、適当な溶媒
中、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類;エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル類;酢酸メチル、酢酸エチル等の
エステル類;塩化メチレン、クロロホヘルム、四塩化炭
素等のハロゲン化炭化水素類;ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド等の高沸点極性溶媒;メタノー
ル、エタノール等のアルコール類;アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン類;水などの単独または混合溶媒
中で、−78℃から使用溶媒の沸点温度、好ましくは約−
10℃から使用溶媒の沸点温度の範囲内の温度で行うこと
ができる。また、この反応には触媒または反応促進剤を
使用することもできる。かかる触媒または反応促進剤と
しては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジ
イソプロピルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩等の
カルボジイミド類;無水酢酸、無水安息香酸等の酸無水
物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等の無機塩基類;トリエチルアミ
ン、ジエチルアミン、ジメチルアミン、ジイソプロピル
アミン、ピリジン等の有機塩基類;酢酸、p−トルエン
スルホン酸、カンファースルホン酸等の有機酸類があげ
られる。これら触媒または反応促進剤は、化合物(V−
b)に対して0.01〜10当量、好ましくは0.1〜1.1当量の
範囲内で使用することができる。
工程4: この工程は、化合物(V−c)を加水分解または触媒
水素添加して化合物(V−d)に変換するものである。
この反応は溶媒中で適当な触媒を用いて行うことができ
る。加水分解は、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類;エチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類;酢酸メチル、酢
酸エチル等のエステル類;塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド等の多価沸点極性溶
媒類;メタノール、エタノール等のアルコール類;水;
酢酸、プロピオン酸等の有機酸類;アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン類の単独または混合溶媒中で−78
℃から使用溶媒の沸点温度、好ましくは約−10℃から使
用溶媒の沸点温度の範囲内の温度で行うことができる。
使用できる触媒としては、例えば、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無
機塩基類;トリエチルアミン、ジエチルアミン、ジメチ
ルアミン、ジイソプロピルアミン、ピリジン等の有機塩
基類;塩酸、硝酸、硫酸等の鉱酸類;フッ化水素、臭化
水素、ヨウ化水素等のハロゲン化水素類;トリフロロ酢
酸、トリクロロ酢酸等の有機酸類があげられる。一方、
接触水素添加はそれ自体既知の通常の方法で行なうこと
ができ、金属触媒としては、ニッケル、パラジウム、ロ
ジウム、白金等が用いられる。
工程5: 本工程は、化合物(V−d)を化合物(V)に変換す
る工程である。この反応において用いられる試薬として
は、塩化チオニル、オキシ塩化リン、五塩化リン等のハ
ロゲン化試薬類;または、メタノール、エタノール等の
アルコール類;p−ニトロフェノール、2,4−ジニトロフ
ェノール等のフェノール類などのエステル化試薬類が用
いられる。本工程は、適当な溶媒中、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;エチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等の高沸点極性溶媒類;メタノール、エタノール等のア
ルコール類;水などの単独または混合溶媒中で、−78℃
から使用溶媒の沸点温度、好ましくは約−10℃から使用
溶媒の沸点温度の範囲内の温度で行うことができる。ま
た、反応に触媒または反応促進剤を使用することもでき
る。かかる触媒または反応促進剤としては、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミ
ド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
−カルボジイミド塩酸塩等のカルボジイミド類;無水酢
酸、無水安息香酸等の酸無水物類;水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無
機塩基類;トリエチルアミン、ジエチルアミン、ジメチ
ルアミン、ジイソプロピルアミン、ピリジン等の有機塩
基類があげられる。これら触媒または反応促進剤は、化
合物(V−d)に対して0.01〜10当量、好ましくは0.1
〜1.1当量の範囲内で使用することができる。
工程6: 本工程は、化合物(V−a)から化合物(V−d)を
合成する工程である。化合物(V−a)に反応させうる
試薬としては、無水酢酸、無水安息香酸等の無水物;塩
化アセチル、塩化ベンゾイル等の酸塩化物;酢酸、安息
香酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸;オルト蟻酸
エチル、オルト蟻酸メチル等のオルトエステル類;アセ
トン、シクロヘキサノン等のケトン類;ベンズアルデヒ
ド、アセトアルデヒド等のアルデヒド類;トリメチルシ
リルクロリド、ジメチルフェニルシリルクロリド等のシ
リル化剤;ジアゾメタン、硫酸ジメチル等のアルキル化
剤;ヨウ化メチル、塩化ベンジル等のハロゲン化アルキ
ル類等が用いられる。この反応は、適当な溶媒中、例え
ば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類;エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロ
ゲン化炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等の高沸点極性溶媒類;メタノール、エタノ
ール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン
等のケトン類;水などの単独または混合溶媒中で、−78
℃から使用溶媒の沸点温度、好ましくは約−10℃から使
用溶媒の沸点温度の範囲内の温度で行うことができる。
また、この反応には触媒または反応促進剤を使用するこ
ともできる。かかる触媒または反応促進剤としては、例
えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジイソプロピ
ルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩等のカルボジイ
ミド類;無水酢酸、無水安息香酸等の酸無水物類;水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭
酸カリウム等の無機塩基類;トリエチルアミン、ジエチ
ルアミン、ジメチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピ
リジン等の有機塩基類;酢酸、p−トルエンスルホン
酸、カンファースルホン酸等の有機酸類があげられる。
これら触媒または反応促進剤は、化合物(V−b)に対
して0.01〜10当量、好ましくは0.1〜1.1当量の範囲内で
使用することができる。
[式(II)の化合物の製造] 化合物(II)は、上記の如くして製造される下記式 式中、 R11、R21、nおよびZ1は前記定義のとおりである、 で示される化合物を下記式 HX−(CH2)m−YH (VII) 式中、 X、Yおよびmは前記定義のとおりである、 で示される化合物とを反応させることにより得られる。
本反応は、適当な溶媒中、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類;エチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;酢酸
メチル、酢酸エチル等のエステル類;塩化メチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の高沸点
極性溶媒類;メタノール、エタノール等のアルコール
類;水などの単独または混合溶媒中で、−78℃から使用
溶媒の沸点温度、好ましくは約−10℃から使用溶媒の沸
点温度の範囲内の温度で行うことができる。また、反応
に触媒または反応促進剤を使用することもできる。かか
る触媒または反応促進剤としては、例えばジシクロヘキ
シルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カ
ルボジイミド塩酸塩等のカルボジイミド類;塩化チオニ
ル、オキシ塩化リン、五塩化リン等のハロゲン化試薬
類;無水酢酸、無水安息香酸等の酸無水物類;水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム等の無機塩基類;トリエチルアミン、ジエチルアミ
ン、ジメチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピリジン
等の有機塩基類;酢酸、p−トルエンスルホン酸、カン
ファースルホン酸等の有機酸類があげられる。これら触
媒または反応促進剤は、化合物(V)に対して0.01〜10
当量、好ましくは0.1〜1.1当量の範囲内で使用すること
ができる。
[式(VI)の化合物の製造] 化合物(VI)は下記式 HX−(CH2)m−YH (VII) 式中、 X、Yおよびmは前記定義のとおりである、 で示される化合物を下記式 R3−CO−Z1 (VIII) 式中、 R3およびZ1は前記定義のとおりである、 で示される化合物と反応させることにより得られる。
本反応は、適当な溶媒中、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類;エチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;酢酸
メチル、酢酸エチル等のエステル類;塩化メチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の高沸点
極性溶媒類;メタノール、エタノール等のアルコール
類;水などの単独または混合溶媒中で、−78℃から使用
溶媒の沸点温度、好ましくは約−10℃から使用溶媒の沸
点温度の範囲内の温度で行うことができる。また、反応
に触媒または反応促進剤を使用することもできる。かか
る触媒または反応促進剤としては、例えばジシクロヘキ
シルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カ
ルボジイミド塩酸塩等のカルボジイミド類;塩化チオニ
ル、オキシ塩化リン、五塩化リン等のハロゲン化試薬
類;無水酢酸、無水安息香酸等の酸無水物類、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム等の無機塩基類;トリエチルアミン、ジエチルアミ
ン、ジメチルアミン、ジイソプロピルアミン、ピリジン
等の有機塩基類;酢酸、p−トルエンスルホン酸、カン
ファースルホン酸等の有機酸類があげられる。これら触
媒または反応促進剤は、化合物(V)に対して0.01〜10
当量、好ましくは0.1〜1.1当量の範囲内で使用すること
ができる。
本発明により提供される前記式(I)の化合物は、優
れたACAT阻害活性を有しており、高脂血症、動脈硬化
症、狭心症、心筋梗塞、血栓症等の治療、処理、予防の
ための薬物として使用することが期待される。
本発明の化合物のACAT阻害活性は以下に述べる試験法
により確認することができる。
ACAT阻害性試験は、Helgerudらの方法[Journal of L
ipid Research,22,497(1981)参照]及びFolchらの方
法[Journal of Biological Chemistry,226,497(195
7)参照]に準じ、[1−14C]オレオイルCoAと細胞内
コレステロールとにより生成するコレステリルオレエー
トを測定することにより行なった。
即ち、2μM牛血清アルブミンと2μM[1−14C]
オレオイル−CoAとを0.514Mリン酸カリウム緩衝液(pH
7.4)に溶かした溶液0.5mlに、ラット肝臓より調整した
ミクロソーム画分(0.3mg蛋白)を0.514Mリン酸カリウ
ム緩衝液(pH7.4)に溶かした溶液10μと被試薬10-7M
をジメチルスルホキシドに溶かした溶液5μとを加
え、37℃で4分間反応させる。
その後、メタノール4.2ml及びクロロホルム8.3mlを加
え反応を停止させ、水2.5mlを加え充分震盪後クロロホ
ルム層を分取した。クロロホルム層を濃縮の後、薄層ク
ロマトグラフィーに供し、生成したコレステリルオレエ
ートを分取し、放射活性を液体シンチレーションカウン
ターにて測定する。
また、検体を用いることなく、上記と同一試験を行な
い得られたコントロールの放射活性を基準として各被験
化合物のACAT阻害活性を算出する。
その結果を下記第1表に示す。
上記表中、 本発明の化合物を薬物として高脂血症、動脈硬化症、
狭心症、心筋梗塞、血栓症等の病気の治療、処置、予防
等に使用する場合、該化合物は製薬助剤、例えば製薬学
的に許容しうる担体、希釈剤、賦形剤、結合剤、崩解
剤、潤滑剤、防腐剤、安定化剤、溶解助剤、香味剤等と
共に、投与に適した剤形、例えば錠剤、カプセル剤、散
剤、顆粒剤、マイクロカプセル剤、シロップ剤、エリキ
シル剤、注射剤、坐剤等の単位投与形態に製剤化するこ
とができる。
これら製剤における有効成分の含有量は、本発明の化
合物の種類、製剤のタイプ、私用目的等に応じて広い範
囲で変えることができるが、一般には0.5〜90重量%、
好ましくは5〜60重量%の範囲内とすることができる。
錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等の固体の調製物に
おいては、本発明の化合物を、乳糖、マンニトール、ブ
ドウ糖、ヒドロキシプロピルセルロース、微結晶セルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、デンプン、ポリビ
ニルピロリドン、メタケイ酸アルミニウム、タルク等の
担体又は希釈剤;ステアリン酸マグネシウム等の潤滑
剤;繊維素グルコン酸カルシウム等の崩解剤;グルタミ
ン酸、アスパラギン酸等の溶解助剤;ラクトース等の安
定化剤と共に常法に従って製剤化することができる。ま
た、錠剤には必要により、白糖、ゼラチン、ビドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース等の胃溶性又は腸溶性物質でコーティングを施して
もよく、カプセル剤はハードカプセル剤としてもよく、
またソフトカプセル剤にしてもよい。
シロップ剤、エリキシル剤、溶液剤、乳濁剤、懸濁剤
等の液状の調製物の場合には、本発明の化合物を製薬学
的に許容しうる液体媒体、例えば精製水、生理食塩水、
緩衝液、エタノール等に溶解ないし分散させ、さらに必
要に応じて、界面活性剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防
腐剤等を適宜配合することにより製剤化することができ
る。
他方、非経口投与のための注射剤としては、無菌の水
性又は非水性の溶液、懸濁液及び乳濁液が含まれる。そ
のような注射剤は、本発明の化合物を注射用蒸留水、生
理食塩水等の水性希釈剤又はポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、オリーブ油、エタノール、
ポリソルベート80(登録商標)等の非水性希釈剤と混合
することにより調製することができる。さらに、注射剤
には必要に応じて、防腐剤、湿潤剤、界面活性剤、分散
剤、安定化剤、溶解助剤等の助剤を含ませることもでき
る。これらの注射剤は通常、バクテリア保留フィルター
等を用いて過、殺菌剤の配合又は照射等により無菌化
することができ、さらにこれらの処理をしたのち、凍結
乾燥等の方法により固体調製物とした使用直前に無菌水
又は無菌の注射用希釈剤を加えて使用することもでき
る。
本発明の化合物は、経口投与又は直腸投与により或い
は静脈内、筋肉内、皮下等の非経口投与によって投与す
ることができる。その投与量は、用いる化合物の種類、
投与の方法、処理すべき患者の症状の軽重、患者の年令
や体重、医師の判断等に応じて変えることができるが、
一般には、1日当り約2〜約500mg/kg体重を1日1回又
は2〜4回に分割投与するのが適当である。しかし、上
記投与量範囲はあくまでも一応の目安であり、医師の判
断、症状の軽重等に応じて、上記範囲以上又は以下の量
を投与することも勿論可能である。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明す
る。
参考例−1 (S)−1−(t−ブトキシカルボニル)−2−(オレ
オイルアミノメチル)ピロリジン (S)−2−アミノメチル−1−(t−ブトキシカル
ボニル)ピロリジン607mgを酢酸エチル20mlに溶かし、
炭酸ナトリウムを懸濁し氷冷撹拌下に、オレイン酸クロ
リド903mgを酢酸エチル10mlに溶かした溶液を滴下し、
更に2時間撹拌した。反応終了後、10ml、次いで飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留
去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに供し精製し、標記化合物1.16g(収率83%)
を得た。
性状;油状 質量分析 分子式;C28H52N2O3 理論値 464.3977 実測値 464.3969 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、1.16−1.37
(20H,m)、1.48(9H,s)、1.53−2.09(10H,m)、2.17
(2H,t,J=7Hz)、3.13−3.45(4H,m)、3.97−4.10(1
H,m)、5.28−5.41(2H,m)、7.42(1H,brs) 参考例2 (R)−1−(t−ブトキシカルボニル)−2−(オレ
イオルアミノメチル)ピロリジン (R)−2−アミノメチル−1−(t−ブトキシカル
ボニル)ピロリジン401mgを酢酸エチル20mlに溶かし、
炭酸ナトリウムを懸濁し氷冷撹拌下に、オレイン酸クロ
リド600mgを酢酸エチル10mlに溶かした溶液を滴下し、
更に2時間撹拌した。反応終了後、反応液を水10ml、次
いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ネトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに供し精製し、標記化合物816mg
(収率88%)を得た。
性状;油状 質量分析 分子式;C28H52N2O3 理論値 464.3977 実測値 464.3969 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、1.16−1.37
(20H,m)、1.48(9H,s)、1.53−2.09(10H,m)、2.17
(2H,t,J=7Hz)、3.13−3.45(4H,m)、3.97−4.10(1
H,m)、5.28−5.41(2H,m)、7.42(1H,brs) 参考例−3 (A) 1−(t−ブトキシカルボニル)−3−(オレ
オイルアミノ)ピペリジン 3−アミノ−1−(t−ブトキシカルボニル)ピペリ
ジン400mgを酢酸エチル20mlに溶かし、炭酸ナトリウム
を懸濁し氷冷撹拌下に、オレレイン酸クロリド600mgを
酢酸エチル10mlに溶かした溶液を滴下し、更に2時間撹
拌した。反応終了後、反応液を水10ml、次いで飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去
した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに供し精製し、標記化合物742mg(収率85%)を
得た。
性状;油状 質量分析 分子式;C28H52N2O3 理論値 464.3977 実測値 464.3984 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、1.17−1.41
(20H,m)、1.49−1.84(6H,m)、1.91−2.09(4H,
m)、2.15(2H,t,J=7Hz)、2.15(2H,t,J=7Hz)、3.2
2−3.53(4H,m)、3.92−4.03(1H,m)、5.28−5.41(2
H,m)、5.47−5.62(1H,m) (B) 3−オレオイルアミノピペリジン 1−(t−ブトキシカルボニル)−3−(オレオイル
アミノ)ピペリジン464mgを50%トリフルオロ酢酸−塩
化メチレン溶液6mlに溶かし、室温で1時間撹拌した。
反応終了後、溶媒を留去し、残留物を酢酸エチル20mlに
溶かし飽和炭酸ナトリウム水溶液を加え中和後、有機層
を分散した。有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られ
た残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し
精製し、標記化合物332g(収率91%)を得た。
性状;油状 質量分析 分子式;C23H44N2O 理論値 364.3453 実測値 364.3451 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、1.17−1.39
(20H,m)、1.54−1.86(6H,m)、1.90−2.08(4H,
m)、2.20(2H,t,J=7Hz)、2.70−3.07(4H,m)、4.00
−4.07(1H,m)、5.28−5.44(2H,m)、6.49−6.63(1
H,m) 参考例−4 1−(t−ブトキシカルボニル)−3−[3[N−(2,
2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニ
ル)アミノ]プロパノオイル]アミノピペリジン 3−アミノ−1−(t−ブトキシカルボニル)ピペリ
ジン681mgと3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3
−ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオン酸
0.88gとを塩化メチレン50mlに溶かし、氷冷撹拌下に、
塩酸、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド0.72gを加え一夜撹拌した。反応終
了後、反応液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに供し精製し、標記化合物1.38g(収
率97%)を得た。
性状;油状 質量分析 分子式;C22H39N3O6 理論値 441.2838 実測値 441.2861 NMR(δ、CDCl3);0.97−0.98(3H,m)、1.05(3H,s)
1.42−1.43(3H,m)、1.46(10H,s)、2.43(2H,t,J=7
Hz)、3.05−3.27(2H,m)、3.28(1H,d,J=12Hz)、3.
36−3.67(5H,m)3.69(1H,d,J=12Hz)、3.87−4.00
(1H,m)、4.07−4.08(1H,m)、5.93−6.02(1H,m)、
6.99−7.08(1H,m) 参考例−5 1−オレオイル−4−ヒドロキシピペリジン 4−ヒドロキシピペリジン2.02gを水50mlに溶かし、
無水炭酸カリウム2,76gを加え、氷冷撹拌下に、オレイ
ン酸クロリド6gを酢酸エチル50mlに溶かした溶液を滴下
した。1時間撹拌後有機層を分離し、水層を酢酸エチル
で抽出した。有機層を合わせ、水、次いで飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去し
た。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに供し精製し、標記化合物5.8g(収率79%)を得
た。
性状;油状 IR(cm-1、neat);νNH3428、νCO1628 質量分析 分子式;C23H43NO2 理論値 365.3293 実測値 365.3309 NMR(δ、CDCl3);1.88(3H,t,J=7Hz)、1.22−1.40
(2H,m)1.42−1.68(4H,m)、1.82−2.06(6H,m)、2.
33(2H,t,J=7Hz)、3.10−3.28(2H,m)、3.68−3.82
(1H,m)、3.88−3.98(1H,m)、4.02−4.18(1H,m)、
5.30−5.42(2H,m) 参考例−6 1−オレオイル−3−ヒドロキシピペリジン 塩酸3−ヒドロキシピペリジン1.38gを水40mlに溶か
し、無水炭酸カリウム2.33gを加え、氷冷撹拌下に、オ
レイン酸クロリド3.01gを酢酸エチル40mlに溶かした溶
液を滴下した。1時間撹拌後、有機層を分離し、水層を
酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、水、次いで飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに供し精製し、標記化合物3.33g(収率91
%)を得た。
性状;油状 IR(cm-1、neat);νOH3428、νCO1628 質量分析 分子式;C23H43NO2 理論値 365.3293 実測値 365.3286 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、1.20−1.39
(20H,m)、1.40−2.09(10H,m)、2.32(2H,t,J=7H
z)、3.18−3.35(2H,m)、3.67−3.84(5H,m)、5.28
−5.40(2H,m) 参考例−7 (R)−1−オレオイル−2−ピロリジンメタノール D−2−ピロリジンメタノール405mgを水10mlに溶か
し、無水炭酸ナトリウム500mgを加え、氷冷撹拌下に、
オレイン酸クロリド1.20gを酢酸エチル20mlに溶かした
溶液を滴下した。1時間撹拌後有機層を分離し、水層を
酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、水、次いで飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに供し精製し、標記化合物1.46g(収率100
%)を得た。
性状;油状 IR(cm-1、neat);νOH3430、νCO1625 質量分析 分子式;C23H43NO2 理論値 365.3293 実測値 365.3290 NMR(δ、CDCl3);0.83(3H,t,J=7Hz)、1.18−1.48
(20H,m)、1.50−1.71(3H,m)、1.79−2.10(7H,
m)、2.30(2H,t,J=7Hz)、3.41−3.69(4H,m)、4.18
−4.27(1H,m)、5.29−5.42(2H,m)、 参考例−8 (S)−1−オレオイル−4−ピロリジンメタノール L−2−ピロリジンメタノール506mgを水10mlに溶か
し、無水炭酸ナトリウム530mgを加え、氷冷撹拌下に、
オレイン酸クロリド1.50gを酢酸エチル20mlに溶かした
溶液を滴下した。1時間撹拌後有機層を分離し、水層を
酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、水、次いで飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに供し精製し、標記化合物1.73g(収率100
%)を得た。
性状;油状 IR(cm-1、neat);νOH3430、νCO1625 質量分析 分子式;C23H43NO2 理論値 365.3293 実測値 365.3288 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、1.88−1.48
(20H,m)、1.50−1.71(3H,m)、1.79−2.10(2H,t,J
=7Hz)、2.30(2H,t,J=7Hz)、3.41−3.69(4H,m)、
4.18−4.27(1H,m)、5.29−5.42(2H,m) 参考例−9 (S)−1−ステアロイル−2−ピロリジンメタノール L−2−ピロリジノンメタノール101mgを水10mlに溶
かし、無水炭酸ナトリウム106mgを加え、氷冷撹拌下
に、ステアリン酸クロリド303mgを酢酸エチル20mlに溶
かした溶液を滴下した。1時間撹拌後有機層を分離し、
水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、水、次
いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに供し精製し、標記化合物366mg
(収率100%)を得た。
性状;油状 質量分析 分子式;C23H45NO2 理論値 367.3450 実測値 367.3471 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、1.17−1.47
(28H,m)、1.52−1.69(3H,m)、1.79−2.11(3H,
m)、2.30(2H,t,J=7Hz)、3.41−3.70(4H,m)、4.17
−4.28(1H,m) 参考例−10 (S)−1−リノレオイル−2−ピロリジンメタノール L−2−ピロリジンメタノール101mgを水10mlに溶か
し、無水炭酸ナトリウム106mgを加え、氷冷撹拌下に、
リノール酸クロリド315mgを酢酸エチル20mlに溶かした
溶液を滴下した。1時間撹拌後有機層を分離し、水層を
酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、水、次いで飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに供し精製し、標記化合物360mg(収率100
%)を得た。
性状;油状 質量分析 分子式;C23H41NO2 理論値 363.3137 実測値 363.3152 NMR(δ、CDCl3);0.89(3H,t,J=7Hz)、1.21−1.44
(14H,m)、1.52−1.76(3H,m)、1.77−2.11(7H,
m)、2.30(2H,t,J=7Hz)、2.77(2H,t,J=6Hz)、3.4
2−3.70(4H,m)、4.18−4.28(1H,m)、5.28−5.44(4
H,m) 参考例−11 (A) (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
[1−オキソ−3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−
1,3−ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピ
ル]アミノメチルピロリジン (S)−2−アミノメチル−1−ベンジルオキシカル
ボニルピロリジン234mgと3−[N−(2,2,5,5−テトラ
メチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]
プロピオン酸259mgとを塩化メチレン20mlに溶かし、氷
冷撹拌下に、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド211mgを加え、一夜撹拌し
た。反応終了後、反応液を水洗し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥させ、溶媒を留去した。得られた残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに供し精製し、標記化合
物424mg(収率89%)を得た。
性状;油状 質量分析 分子式;C25H37N3O6 理論値 475.2682 実測値 475.2701 NMR(δ、CDCl3);0.98(3H,s)、1.04(3H,s)1.42(3
H,s)、1.46(3H,s)、1.62−2.13(4H,m)、2.30−2.4
4(2H,m)、3.16−3.62(4H,m,)、3.27(1H,d,J=12H
z)、3.68(1H,d,J=12Hz)、3.92−4.09(1H,m)、4.0
7(1H,s)、5.07−5.24(2H,m)、7.05−7.16(1H,
m)、7.17−7.25(1H,m、7.28−7.48(5H,m) (B) (S)−2−[1−オキソ−3−(2,2,5,5−
テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニルアミ
ノ)プロピル]アミノメチルピロリジン (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−[1−
オキソ−3−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサ
ン−4−カルボニルアミノ)プロピル]アミノメチルピ
ロリジン424mgをメタノール20mlに溶かし、10%パラジ
ウム−炭素担体40mgを添加し、水素ガス雰囲気下室温で
一夜撹拌した。反応終了後、不溶物を瀘過し、溶媒を留
去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
供し精製し、標記化合物298mg(収率98%)を得た。
性状;油状 質量分析 分子式;C17H31N3O4 理論値 341.2314 実測値 341.2327 NMR(δ、CDCl3);1.00(3H,s)、1.01(3H,s)、1.45
(3H,s)、1.47(3H,s)、1.58−1.78(1H,m)、1.82−
2.15(3H,m)、2.36−2.56(2H,m)、3.07−3.85(9H,
m)、4.12(1H,s)、7.09(1H,t,J=6Hz)、7.48(1H,
t,J=6Hz) 参考例−12 (R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−[1−オ
キソ−3−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン
−4−カルボニルアミノ)プロピル]アミノメチルピロ
リジン (R)−2−アミノメチル−1−ベンジルオキシカル
ボニルピロリジン750mgと3−[N−(2,2,5,5−テトラ
メチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]
プロピオン酸829mgとを塩化メチレン50mlに溶かし、氷
冷撹拌下に、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド613mgを加え、一夜撹拌し
た。反応終了後、反応液を水洗し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥させ、溶媒を留去した。得られた残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに供し精製し、標記化合
物1.10g(収率72%)を得た。
性状;油状 質量分析 分子式;C25H37N3O6 理論値 475.2682 実測値 475.2701 NMR(δ、CDCl3);0.96(3H,s)、1.03(3H,s)、1.41
(3H,s)、1.46(3H,s)、1.65−2.17(4H,m)、2.33
(2H,t,J=6Hz)、3.14−3.32(1H,m,)、3.27(1H,d,J
=12Hz)、3.35−3.63(5H,m)、3.68(1H,d,J=12H
z)、3.93−4.09(1H,m)、4.07(1H,s)、5.07−5.28
(2H,m)、7.01−7.16(1H,m)、7.20−7.44(6H,m) 参考例−13 ベンジル3−[N−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチ
ル−1−オキソ)アミノ]プロピオネート パントテン酸カルシウム75gと臭化ベンジル53.8gとを
ジメチルホルムアミド11に溶かし、100℃で一夜撹拌し
た。反応終了後、溶媒を減圧下で留去し、残留物を水に
溶かし酢酸エチルで抽出した。有機層を水、次いで飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
留去し、残留物として標記化合物90.3g(収率93%)を
得た。
性状;油状 IR(cm-1、neat);νCO1738、1662 質量分析 分子式;C16H23NO5 理論値 309.1576 実測値 309.1577 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,s)、1.00(3H,s)、2.62
(2H,t,J=7Hz)、3.45(1H,d,J=11Hz)、3.48(1H,d,
J=11Hz)、3.52−3.64(2H,m)、3.99(1H,s)、5.14
(2H,s)、7.10−7.20(1H,m)、7.33−7.42(5H,m) 参考例−14 ベンジル3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジ
オキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート ベンジル3−([2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル
−1−オキソ)アミノ]プロピオネート90gをアセトン7
00mlに溶かし、p−トルエンスルホン酸一水和物5.6gを
加え、室温で一夜撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下
で留去し、残留物を酢酸エチルに溶かし、飽和重曹水、
水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに供し精製し、標記化合物85g(収率8
4%)を得た。
性状;油状 IR(cm-1、neat);νNH3456 νCO1740、1676 質量分析 分子式;C19H27NO5 理論値 349.1889 実測値 349.1882 NMR(δ、CDCl3);0.94(3H,s)、1.03(3H,s)、1.41
(3H,s)、1.44(3H,s)、2.62(2H,t,J=7Hz)、3.28
(1H,d,J=12Hz)、3.67(1H,d,J=12Hz)、3.42−3.65
(2H,m)、4.07(1H,s)、5,14(2H,s)6.90−7.10(1
H,m)、7.30−7.40(5H,m) 参考例−15 3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン
−4−カルボニル)アミノ]プロピオン酸 ベンジル3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−
ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート
35gをメタノール350mlに溶かし、氷冷撹拌下で、1規定
カセイゾーダ水溶液100mlを加え、1時間撹拌した。反
応終了後、減圧下でメタンルを留去し、水層を酢酸エチ
ル出抽出した。水層に1規定塩酸を加えて酸性とし、酢
酸エチルで抽出した。有機層を水、次いで飽和食塩水で
洗浄したのち、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
留去し、残留物として標記化合物20.4g(収率78%)を
得た。
性状;融点87.2〜89.2℃ IR(cm-1、neat);νMH3420、νCO1734、1636 質量分析 分子式;C12H21NO5 理論値 259.1419 実測値 259.1425 NMR(δ、CDCl3);0.98(3H,s)、1.04(3H,s)、1.43
(3H,s)、1.46(3H,s)、2.62(2H,t,J=7Hz)、3.29
(1H,d,J=12Hz)、3.68(1H,d,J=12Hz)、3.43−3.66
(2H,m)、4.11(1H,s)、6.90−7.10(1H,m) 参考例−16 ベンジル3−[N−(5,5−ジメチル−2−フェニル−
1,3−ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオ
ネート ベンジル3−[N−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメ
チル−1−オキソ)アミノ]プロピオネート3.09gとベ
ンスアルデヒドジメチルアセタール6.09g及びp−トル
エンスルホン酸0.19gとをベンゼン100mlに溶かし共沸で
生成する水を除きながら、2時間還流した。反応終了
後、反応液を飽和重曹水、水、次いで飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。得
られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
供し精製し、標記化合物3.18g(収率80%)を得た。
性状;油状 IR(cm-1、neat);νNH3456、νCO1740,1676 質量分析 分子式;C19H27NO5 理論値 397.1889 実測値 397.1882 NMR(δ、CDCl3);1.08(3H,s)、1.10(3H,s)、2.62
(2H,t,J=6Hz)、3.68(1H,d,J=11Hz)、3.45−3.64
(2H,m)、3.72(1H,d,J=1Hz)、4.09(1H,s)、5.10
(2H,s)、5,51(1Hs)、6.92−7.04(1H,m)、7.38−
7.52(10H,m) 参考例−17 ベンジル3−[N−(3,3−ジメチル−1,5−ジオキサス
ピロ[5,5]ドデカン−2−カルボニル)アミノ]プロ
ピオネート ベンジル3−[N−(2,4−ジヒドロキシ−,3−ジメ
チル−1−オキソ)アミノ]プロピオネート3.09gとシ
クロヘキサノン1.47g及びp−トルエンスルホン酸0.19g
とをベンゼン100mlに溶かし、共沸で生成する水を除き
ながら、2時間還流した。反応終了後、反応液を飽和重
曹水、水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られた残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに供し精製し、標記化
合物3.07g(収率79%)を得た。
性状;油状 IR(cm-1,neat);νCO1738、1680 質量分析 分子式;C22H31NO5 理論値 389.2202 実測値 389.2214 NMR(δ、CDCl3);0.95(3H,s)、1.03(3H,s)、1.32
−1.50(4H,m)、1.54−1.70(4H,m)、1.78−1.90(2
H,m)、2.62(2H,t,J=7Hz)、3.25(1H,d,J=12Hz)、
3.46−3.66(2H,m)、3.69(1H,d,J=12Hz)、4.08(1
H,s)、5.14(2H,s)、7.00−7.10(1H,m),7.30−7.42
(5H,m) 参考例−18 3−[N−(5,5−ジメチル−2−フェニル−1,3−ジオ
キサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオン酸 ベンジル3[N−(5,5−ジメチル−2−フェニル−
1,3−ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオ
ネート1.0をメタノール20mlに溶かし氷冷撹拌下で、1
規定カセイソーダ水溶液10mlを加え、2時間撹拌した。
反応終了後、減圧下でメタノールを留去し、水層を酢酸
エチルで抽出した。水層に1規定塩酸を加えて酸性と
し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水次いで飽和食塩
水で洗浄したのち、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶
媒を留去し、残留物として標記化合物0.77g(収率定量
的)を得た。
性状;油状 IR(cm-1,neat);νNH3420、νCO1732、1636 質量分析 分子式;C16H21NO5 理論値 307.1419 実測値 307.1423 NMR(δ、CDCl3);1.11(3H,s)、2.62(2H,t,J=7H
z)、3.28(1H,d,J=12Hz)、3.44−3.64(2H,m)、3.6
8(1H,d,J=1Hz)、3.73(1H,d,J=11Hz)、4.12(1H,
s)、5.51(1H,s)、7.00−7.10(1H,m)、7.38−7.45
(3H,m)、7.45−7.52(2H,m) 参考例−19 3−[N−(3,3−ジメチル−1,5−シオキサスピロ[5,
5]ドデカン−2−カルボニル)アミノ]プロピオン酸 ベンジル3−[N−(3,3−ジメチル−1,5−ジオキサ
スピロ[5,5]ドデカン−2−カルボニル)アミノ]プ
ロピオネート1.95gをメタノール20mlに溶かし、10%パ
ラジウム−炭素担体20mgを懸濁させ、水素ガス雰囲気
下、室温で一夜撹拌した。反応終了後、不溶物を濾過
し、溶媒を留去し、標記化合物1.50gを得た。
性状;油状 IR(cm-1,neat);νCO1728、1670 質量分析 分子式;C15H25NO5 理論値 299.1732 実測値 299.1718 NMR(δ、CDCl3);0.99(3H,S)、1.04(3H,s)、1.32
−1.52(4H,m)、1.54−1.94(3H,m)、2.64(2H,t,J=
6Hz)、3.26(1H,d,J=12Hz)、3.71(1H,d,J=12H
z)、3.46−3.64(2H,m)、4.12(1H,s)、7.08−7.14
(1H,m) 参考例20 3−[N−(2,4−ジアセトキシ−3,3−ジメチル−1−
オキソブチル)アミノ]プロピオン酸 パントテン酸カルシウム4.47gをピリジン20mlに懸濁
させ、無水酢酸10.2gを加え、一夜撹拌した。反応終了
後、反応液を氷水にあけ2時間撹拌後、1規定塩酸を加
えてpHを約2に調製し、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
溶媒を留去し、残留物として標記化合物4.19g(収率69
%)を得た。
性状; IR(cm-1,neat); 質量分析 分子式; 理論値 実測値 NMR(δ、CDCl3); 参考例−21 4−ニトロフェニル3−[N−(2,4−ジアセトキシ−
3,3−ジメチル−1−オキソブチル)アミノ]プロピオ
ネート 3−[n−(2,4−ジアセトキシ−3,3−ジメチル−1
−オキソブチル)アミノ]プロピオン酸22.6gとp−ニ
トロフェノール10.4gとをテトラヒドロフラン500mlに溶
かし、ジシクロヘキシルカルボジイミド15.5gを加え
て、一夜撹拌した。反応終了後、不溶物を除去し、溶媒
を減圧下で留去した。残留物を酢酸エチルに溶かし、飽
和重曹水、水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を留去し、残留物として標記
化合物10.2g(収率32%)を得た。
性状;油状 IR(cm-1,neat);νNH3456、νCO1740、1676 質量分析 分子式;C19H24N2O9 理論値 424.1481 実測値 424.1467 NMR(δ,CDCl3);1.04(3H,S)、1.08(3H、s)、2.06
(3H,s)、2.10(3H,s)、2.84−2.91(2H,m)、3.50−
3.76(2H,m)、3.86(1H,d,J=11Hz)、4.04(1H,d,J=
11Hz)、4.93(1H,s)、6.50−6.60(1H,m),7.29(2H,
d,7Hz)、8.28(2H,d,7Hz) 参考例−22 ベンジル2−[N−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチ
ルブタノイル)アミノ]アセテート パントイルラクトン13.0gとグリシン8.3g及び85%水
酸カリウムとをメタノール100mlに溶かし、3時間加熱
還流した。反応液を減圧下、溶媒を留去した。残留物を
乾燥後、ジメチルホルムアミド150mlに溶かし、ベンジ
ルブロマイド18.8gを加え室温で20時間撹拌した。反応
液を減圧下留去し、残留物を水に溶かし酢酸エチルで抽
出した。有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに供し精製し、標記化
合物12.8g(43%)を得た。
NMR(δ、CDCl3);0.95(3H,s)、1.06(3H,s)、2.73
(2H,brs)、3.51(1H,d,J=11Hz)、3.56(1H,d,J=11
Hz)、4.03−4.21(2H,m)、4.09(1H,s)、5.19(2H,
s)、7.23−7.28(1H,m)、7.33−7.42(5H,m) 実施例−1 (S)−2−オレオイルアミノメチル−1−[3−N−
(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カル
ボニル)アミノ]プロパノイル]ピロリジン (S)−2−オレオイルアミノメチルピロリジン910m
gと3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキ
サン−4−カルボニル)アミノ]プロピオン酸650mgと
を塩化メチレン10mlに溶かし、氷冷撹拌下に、塩酸1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド530mgを加え、室温で18時間撹拌した。反応液を
水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を留去後残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、
標記化合物1.05g(59%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α]D ;+5.2゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3336、νCO1656 質量分析 分子式;C35H63N3O5 理論値 605.4746 実測値 605.4747 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.96(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.19−1.39(20H,m)、1.42(3H,
s)、1.46(3H,s)、1.53−1.82(3H,m)、1.85−2.09
(7H,m)、2.16(2H,t,J=7Hz)、2.44−2.62(2H,
m)、3.13−3.23(1H,m)、3.28(1H,d,J=12Hz)、3.3
9−3.60(5H,m)、3.69(1H,d,J=12Hz)、4.08(1H,
s)、4.21−4.28(1H,m)、5.29−5.40(2H,m)、7.09
(1H,t,J=6Hz)、7.24(1H,brs) 実施例−2 (S)−2−オレオイルアミノメチル−1−[3−N−
(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−オキソブチ
ル)アミノ]プロパノイルピロリジン (S)−2−オレオイルアミノメチル−1−[3−
[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4
−カルボニルアミノ)プロパノイル]ピロリジン500mg
を酢酸20mlと水10mlとの混合溶媒に溶かし、室温で16時
間撹拌した。次いで、酢酸エチル20ml及び水20mlを加え
有機層を分取した。有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製し、標記化合物397mg(8
5%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α] ;−5.8゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3324、νCO1650 質量分析 分子式;C35H63N3O5 理論値 565.4454 実測値 565.4449 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.92(3H,
s)、1.02(3H,s)、1.21−1.39(20H,m)、1.71−1.84
(1H,m)、1.53−1.67(2H,m)、1.85−2.09(7H,m)、
2.17(2H,t,J=7Hz)、2.45−2.87(4H,m)、3.13−3.7
5(8H,m)、3.99(1H,s)、3.39−3.68(5H,m)、3.68
(1H,d,J=12Hz)、4.08(1H,s)、4.19−4.29(1H,
m)、5.29−5.40(2H,m)、6.85−7.07(1H,brs)、7.3
6−7.44(1H,m) 実施例−3 (R)−2−オレオイルアミノメチル−1−[3−N−
(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カル
ボニルアミノ)プロパノイル]ピロリジン (R)−2−オレオイルアミノメチルピロリジン910m
gと3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキ
サン−4−カルボニル)アミノ]プロピオン酸650mgを
塩化メチレンに溶かし、氷冷撹拌下に、塩酸1−エチル
−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
530mgを加え、室温で18時間撹拌した。反応液を水洗し
無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を留去後残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、標記化
合物1.24g(82%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α]D;+41.5゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3336、νCO1654 質量分析 分子式;C35H63N3O5 理論値 605.4747 実測値 605.4787 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.97(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.21−1.39(20H,m)、1.43(3H,
s)、1.46(3H,s)、1.55−1.82(3H,m)、1.87−2.09
(7H,m)、2.17(2H,t,J=7Hz)、2.53(2H,t,J=6H
z)、3.12−3.21(1H,m)、3.28(1H,d,J=12Hz)、3.3
9−3.68(5H,m)、3.68(1H,d,J=12Hz)、4.08(1H,
s)、4.20−4.28(1H,m)、5.28−5.40(2H,m)、7.11
(1H,t,J=6Hz)、7.24(1H,brs) 実施例−4 3−オレオイルアミノ−1−[3−[N−(2,2,5,5−
テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニル)ア
ミノ]プロパノイル]ピペリジン 3−オレオイルアミノピペリジン1.09gと3−[N−
(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カル
ボニル)アミノ]プロピオン酸0.78gを塩化メチレンに
溶かし、氷冷撹拌下に、塩酸1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド0.58gを加え、
室温で18時間撹拌した。反応液を水洗し無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し溶媒を留去後残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより精製し、標記化合物1.61g(89
%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α]D;+25.3゜(C=1.0、CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3316、νCO1650 質量分析 分子式;C35H63N3O5 理論値 605.4767 実測値 605.4749 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.98(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.18−1.39(20H,m)、1.43(3H,
s)、1.47(3H,s)、1.49−2.08(10H,m)、2.16(2H,
t,J=7Hz)、2.56(2H,t,J=6Hz)、3.01−3.15(1H,
m)、3.16−3.66(4H,m)、3.28(1H,d,J=12Hz)、3.6
8(1H,d,J=12Hz)、3.69−4.08(2H,m)、4.07(1H,
s)、5.29−5.40(2H,m)、7.01−7.11(1H,t,J=6Hz) 実施例−5 3−オレオイルアミノ−1−[3−[N−(2,4−ジヒ
ドロキシ−3,3−ジメチル−1−オキソブチル)アミ
ノ]プロパノイル]ピペリジン 3−オレオイルアミノ−1−[3−[N−(2,2,5,5
−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニル)
アミノ]プロパノイルピペリジン1.61gを酢酸20mlと水1
0mlとの混合溶媒に溶かし、室温で16時間撹拌した。次
いで、酢酸エチル20ml及び水20を加え有機層を分取し
た。有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに依り精製し、標記化合物1.1g(73%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α]D;+10.4゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3316、νCO1650 質量分析 分子式;C35H59N3O5 理論値 565.4454 実測値 565.4446 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.93−0.95
(3H,s)、1.03(3H,s)、1.21−1.38(20H,m)、1.48
−2.09(10H,m)、2.15(2H,t,J=7Hz)、2.57(2H,t,J
=6Hz)、3.05−3.98(7H,m)、3.47(1H,d,J=12H
z)、3.51(1H,d,J=12Hz)、3.95(1H,m)、5.29−5.4
0(2H,m)、5.61−5.86(1H,brs)、7.23(1H,brs) 実施例−6 1−オレオイル−3−[3−(2,4−ジヒドロキシ−3,3
−ジメチル−1−オキソブチルアミノ)プロパノイル]
アミノピペリジンA及びB 3−[3−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1
−オキソブチルアミノ)プロパノイル]アミノピペリジ
ン942mlと炭酸ナトリウム1.06gとを水20ml及び酢酸エチ
ル20mlに溶かし、氷冷下でオレンイン酸クロリド945mg
を加え30分間撹拌した。次いで、水層を除去し、有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を留去後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに依り精製し、標記化合物の2種類のジアステレ
オマーA及びBを各々390mg(22%)、409mg(23%)を
得た。
A 性状 ;油状 施光度[α]D;+22.5゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3324、νCO1652 質量分析 分子式;C32H59N3O5 理論値 565.4453 実測値 565.4433 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.91(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.22−1.38(20H,m)、1.52−2.09
(10H,m)、2.25−2.53(4H,m)、2.65−3.70(9H,
m)、3.98(1H,brs)、4.04−4.31(2H,m)、5.28−5.4
0(2H,m)、5.94(1H,brs) B 性状 ;油状 施光度[α]D;+7.6゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3320、νCO1652 質量分析 分子式;C32H59N3O5 理論値 565.4453 実測値 565.4461 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.97(3H,
s)、1.03(3H,s)、1.22−1.38(20H,m)、1.52−2.09
(10H,m)、2.25−2.80(6H,m)、3.10−4.05(1H,
s)、5.29−5.40(2H,m)、6.23(1H,brs)、7.50(1H,
brs) 実施例−7 1−オレオイル−3−[3−(2,2,5,5−テトラメチル
−1,3−ジオキサン−4−カルボニルアミノ)プロパノ
イル]アミノピペリジン−A 実施例−13で得た1−オレオイル−3−[3−(2,4
−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−オキソブチルア
ミノ)プロパノイル]アミノピペリジンA180mgをアセト
ン10mlに溶かしp−トルエンスルホン酸10mgを加え、室
温で10時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水ナトリウム水
溶液10mlを加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留
去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
供し、標記化合物176mg(91%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α]D;+30.6゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3312、νCO1652、1636 質量分析 分子式;C32H63N3O5 理論値 605.4767 実測値 605.4789 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.96(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.21−1.38(20H,m)、1.43(3H,
s)、1.47(3H,s)、1.49−1.77(5H,m)、1.81−2.08
(5H,m)、2.34(2H,t,J=7Hz)、2.36−2.49(2H,
m)、2.98−3.16(1H,m)、3.28(1H,d,J=12Hz)、3.3
2−3.72(4H,m)、3.70(1H,d,J=12Hz)、3.78−4.04
(2H,m)、4.08(1H,s)、5.29−5.40(2H,m)、5.99−
6.16(1H,m)、7.02(1H,brs)、 実施例−8 1−オレオイル−3−[3−(2,2,5,5−テトラメチル
−1,3−ジオキサン−4−カルボニルアミノ)プロパノ
イル]アミノピペリジン−B 実施例−13で得た1−オレオイル−3−[3−(2,4
−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−オキソブチルア
ミノ)プロパノイル]アミノピペリジンB238mgをアセト
ン10mlに溶かしp−トルエンスルホン酸10mgを加え、室
温で10時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水ナトリウム水
溶液10mlを加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留
去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
供し、標記化合物206mgを得た。
性状 ;油状 施光度[α]D;+16.0゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3312、νCO1654 質量分析 分子式;C35H63N3O5 理論値 605.4767 実測値 605.4776 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.98(3H,
s)、1.05(3H,s)、1.18−1.38(20H,m)、1.42(3H,
s)、1.47(3H,s)、1.49−2.08(10H,m)、2.34(2H,
t,J=7Hz)、2.37−2.50(2H,m)、2.90−3.07(1H,
m)、3.29(1H,d,J=12Hz)、3.32−3.73(4H,m)、3.6
9(1H,d,J=12Hz)、3.76−4.11(2H,m)、4.07(1H,
s)、5.29−5.41(2H,m)、5.97−6.11(1H,m)、7.02
(1H,brs)、 実施例−9 1−オレオイル−4−ピペリジニル3−[N−(2,2,5,
5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニル)
アミノ]プロピオネート 1−オレオイル−4−ヒドロキシピペリジン1.83g、
3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン
−4−カルボニル)アミノ]プロピオン酸1.3g、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド1.03g及び4−(N,N−ジメチ
ルアミノ)ピリジン0.61gをトルエン60mlに溶かし、一
夜加熱還流した。反応終了後冷却し、沈殿物を除去し、
有機層を水、1N塩酸さらに飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、標記化合物
1.95g(65%)を得た。
性状;油状 IR(cm-1,neat);νCO1740、1660 質量分析 分子式;C35H62N2O6 理論値 606.4606 実測値 606.4587 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.96(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.16−1.40(19H,m)、1.43(3H,
s)、1.46(3H,s)、1.50−1.77(6H,m)、1.76−2.04
(6H,m)、2.32(2H,t,J=6Hz)、2.58(2H,t,J=6H
z)、3.29(1H,d,J=12Hz)、3.26−3.70(4H,m)、3.6
9(1H,d,J=12Hz)、3,88−4.00(1H,m)、4.08(1H,
s)、4.96−5.06(1H,m)、5.30−5.42(2H,m)、6.88
−6.96(1H,m) 実施例−10 1−オレオイル−4−ピペリジニル3−[N−(2,4−
ジヒドロ−3,3−ジメチル−1−オキソブチル)アミ
ノ]プロピオネート 1−オレオイル−4−ピペリジン3−[N−(2,2,5,
5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニル)
アミノ]プロピオネート1.51gを酢酸20mlと水10mlとの
混合溶媒に溶かし、室温で16時間撹拌した。次いで、酢
酸エチル20ml及び20mlを加え有機層を分取した。有機層
を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去
し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供
し精製し、標記化合物1.37g(97%)を得た。
性状;油状 IR(cm-1,neat);νNH3436、νCO1740、1658 質量分析 分子式;C32H58N2O6 理論値 566.4294 実測値 566.4318 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.92(3H,
s)、1.02(3H,s)、1.20−1.40(21H,m)、1.56−1.72
(4H,m)、1.80−2.10(5H,m)、2.32(2H,t,J=7H
z)、2.59(2H,t,J=6Hz)、3.20−4.10(10H,m)、4.9
6−5.06(1H,m)、4.96−5.06(1H,m)、5.30−5.42(2
H,m)、7.14−7.24(1H,m) 実施例−11 1−オレオイル−4−ピペリジニル3−[N−(2,4−
ジアセトキシ−3,3−ジメチル−1−オキソブチル)ア
ミノ]プロピオネート 1−オレオイル−4−ピペリジニン3−[N−(2,4
−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−オキソブチル)
アミノ]プロピオネート530mgをピリジン5mlに溶かし、
無水酢酸10mlを加え、室温で一夜撹拌した。反応溶液を
氷水中にあけ、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、水さらに飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムでで乾燥させた。溶媒を留去後、残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、標
記化合物610mgを得た。
性状;油状 IR(cm-1,neat);νCO1746、1642 質量分析 分子式;C36H62N2O8 理論値 650.4505 実測値 650.4502 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、1.02(3H,
s)、1.07(3H,s)、1.20−1.40(20H,m)、1.56−1.70
(5H,m)、1.80−2.08(6H,m)、2.07(3H,s)、2.15
(2H,t,J=6Hz)、3.26−3.70(6H,m)、3.83(1H,d,J
=11Hz)、3.82−3.94(1H,m)、4.04(1H,d,J=11H
z)、4.96(1H,s)、4.93−5.02(1H,m)、5.30(2H,
m)、6.52−6.60(1H,m) 実施例−12 1−オレオイル−3−ピペリジニル3−[N−(2,4−
ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−オキソブチル)ア
ミノ]プロピオネート 1−オレオイル−3−ヒドロキシピペリジン3.30gと
3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン
−4−カルボニル)アミノ]プロピオン酸2.33gとジシ
クロヘキシルカルボジイミド1.03g及び4−(N,N−ジメ
チルアミノ)ピリジン0.61gをトルエン60mlに溶かし、
一夜加熱還流した。反応終了後冷却し、沈殿物を除去
し、有機層を水、1N塩酸さらに飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、粗製の
1−オレオイル−3−ピペリジノ3−[N−(2,2,5,5
−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニル)
アミノ]プロピオネートを得た。このものを酢酸20mlと
水10mlとの混合溶媒に溶かし、室温で16時間夜撹拌し
た。次いで、酢酸エトチル20ml及び水20mlを加えて有機
層を分取した。有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに供し精製し、標記化合物の2種類のジ
アステレオマーA、Bを各々1.25g(45%)及び1.36g
(49%)を得た。
A 性状 ;油状 施光度[α]D;+19.5゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3312、νCO1740、1652 質量分析 分子式;C32H58N2O6 理論値 566.4294 実測値 566.4297 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.90(3H,
s)、1.07(3H,s)、1.22−1.39(20H,m)、1.45−2.09
(10H,m)、2.31(2H,t,J=7Hz)、2.33−3.18(6H,
m)、3.29−3.58(3H,m)、3.70−3.89(3H,m)、4.02
(1H,brs)、4.81−4.93(2H,m)、5.29−5.41(2H,
m)、7.38(1H,brs)、 B 性状 油状 施光度[α]D;+32.8゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3312、νCO1740、1650 質量分析 分子式;C32H58N2O6 理論値 566.4294 実測値 566.4394 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、1.00(3H,
s)、1.06(3H,s)、1.22−1.38(20H,m)、1.52−2.08
(10H,m)、2.15−2.63(4H,m)、2.92−3.84(7H,
m)、4.00(1H,s)、4.47−4.58(1H,m)、4.96(1H,br
s)、5.29−5.40(2H,m)、7.42(1H,brs) 実施例−13 1−オレオイル−3−ピペリジニル3−[N−(2,2,5,
5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニル)
アミノ]プロピオネートA 1−オレオイル−3−ピペリジニル3−[N−(2,4
−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−オキソブチル)ア
ミノ]プロピオネートAをアセトン10mlに溶かしp−ト
ルエンスルホン酸10mgを加え、室温で10時間撹拌した。
反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液10mlを加え、酢
酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに供し精製し、標記化
合物479mg(79%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α]D;+18.8゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3312、νCO1740、1678、1650 質量分析 分子式;C35H62N2O6 理論値 606.4607 実測値 606.4635 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz),0.90(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.21−1.38(20H,m)、1.42(3H,
s)、1.46(3H,s)、1.40−2.09(10H,m)、2.30(2H,
t,J=7Hz)、2.45−2.63(2H,m),3.27(1H,d,J=12H
z)、3.32−3.70(6H,m)、3.66(1H,d,J=12Hz)、4.0
7(1H,s)、4.81(1H,brs)、5,29−5.40(2H,m)、6,7
9−7.02(1H,brs) 実施例−14 1−オレオイル−3−ピペリジニル3−[N−(2,2,5,
5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニル)
アミノ]プロピオネートB 1−オレオイル−3−ピペリジニル3−[N−(2,4
−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−オキソブチル)ア
ミノ]プロピオネートB567mgをアセトン10mlに溶かしp
−トルエンスルホン酸10mgを加え、室温で10時間撹拌し
た。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液10mlを加
え、酢酸エチルで抽出し、有機相を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し精製
し、標記化合物490mg(81%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α]D;+22.8゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3312、νCO1740、1680、1652 質量分析 分子式;C35H62N2O6 理論値 606.4607 実測値 606.4607 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz),0.98(3H,
s)、1.05(3H,s)、1.21−1.38(20H,m)、1.42(3H,
s)、1.45(3H,s)、1.50−2.05(10H,m)、2.30(2H,
t,J=7Hz)、2.54(2H,d,J=6Hz)、3.24(1H,d,J=12H
z)、3.32−3.72(6H,m)、3.66(1H,d,J=12Hz)、4.0
6(1H,s)、4.75−4.85(1H,m)、5.29−5.40(2H,
m)、7.81−7.93(1H,m) 実施例−15 1−オレオイル−2−(2S)−ピロリジニルメチル3−
[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4
−カルボニル)アミノ]プロピオネート (S)−1−オレオイル−2−ピロリジンメタノール
1.83gと3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジ
オキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオン酸1.30
gとジシクロヘキシルカルボジイミド1.03g及び4−(N,
N−ジメチルアミノ)ピリジン0.61gをトルエン60mlに溶
かし,一夜加熱還流した。反応終了後冷却し、沈殿物を
除去し、有機層を水、1N塩酸さらに飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、
標記化合物2.24g(74%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α]D;+0.5゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3312、νCO1740、1680、1652 質量分析 分子式;C35H62N2O6 理論値 606.4607 実測値 606.4589 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.90(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.20−1.40(20H,m)、1.43(3H,
s)、1.46(3H,s)、1.56−1.72(2H,m)、1.75−2.09
(8H,m)、2.25(2H,t,J=7Hz)、2.57(2H,t,J=6H
z)、3.28(1H,d,J=12Hz)、3.35−3.64(4H,m)、3.6
8(1H,d,J=12Hz)、4.05−4.28(3H,m)、4.31−4.41
(1H,m)、5.29−5.41(2H,m),6.90−7.04(1H,m) 実施例−16 1−オレオイル−2−(2R)−ピロリジニルメチル3−
[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−4
−カルボニル)アミノ]プロピオネート (R)−1−オレオイル−2−ピロリジンメタノール
1.46gと3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジ
オキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオン酸1.04
gとジシクロヘキシルカルボジイミド1.03g及び4−(N,
N−ジメチルアミノ)ピリジン0.61gをトルエン60mlに溶
かし、一夜加熱還流した。反応終了後冷却し、沈殿物を
除去し、有機層を水、1N塩酸さらに飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、
標記化合物1.62g(67%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α]D;+44.9゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3312、νCO1742、1682、1652 質量分析 分子式;C35H62N2O6 理論値 606.4607 実測値 606.4605 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz),1.97(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.19−1.39(20H,m)、1.43(3H,
s)、1.46(3H,s)、1.55−2.09(10H,m)、2.26(2H,
t,J=7Hz)、2.57(2H,d,J=6Hz)、3.22(1H,d,J=12H
z)、3.36−3.70(4H,m)、3.68(1H,d,J=12Hz)、4.0
8(1H,s)、4.09−4.24(2H,m)、4.30−4.43(1H,
m)、5.29−5.40(2H,m)、6.92−7.05(1H,m) 実施例−17 1−ステアロイル−2−(2S)−ピロリジニルメチル3
−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−
4−カルボニル)アミノ]プロピオネート (S)−1−ステアロイル−2−ピロリジンメタノー
ル367mgと3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−
ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオン酸25
9mgとジシクロヘキシルカルボジイミド1.03g及び4−
(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン0.61gをトルエン60ml
に溶かし、一夜加熱還流した。反応終了後冷却し、沈殿
物を除去し、有機層を水、1N塩酸さらに飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去
し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供
し、標記化合物470mg(77%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α]D;−5.10゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νCO1742、1650 質量分析 分子式;C35H64N2O6 理論値 608.4764 実測値 608.4760 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.97(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.18−1.37(24H,m)、1.43(3H,
s)、1.46(3H,s)、1.53−2.10(10H,m)、2.25(3H,
t,J=7Hz)、2.56(2H,d,J=6Hz)、3.28(1H,d,J=12H
z)、3.35−3.62(4H,m)、3.68(1H,d,J=12Hz)、4.0
8(1H,s)、4.12(1H,dd,J=11Hz,4Hz)、4.23(1H,dd,
J=11Hz,4Hz)、4.32−4.40(1H,m)、6.08(1H,t,J=6
Hz), 実施例−18 1−リノレオイル−2−(2S)−ピロリジニルメチル3
−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−
4−カルボニル)アミノ]プロピオネート (S)−1−リノレオイル−2−ピロリジンメタノー
ル363mgと3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−
ジオキサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオン酸25
9mgとジシクロヘキシルカルボジイミド1.03g及び4−
(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン0.61gをトルエン60ml
に溶かし、一夜加熱還流した。反応終了後冷却し、沈殿
物を除去し、有機層を水、1N塩酸さらに飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去
し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供
し、標記化合物433mg(70%)を得た。
性状 ;油状 施光度[α]D;+2.30゜(C=1.0,CHCl3) IR(cm-1,neat);νNH3312、νCO1680、1652 質量分析 分子式;C35H60N2O6 理論値 604.4451 実測値 604.4452 NMR(δ、CDCl3);0.89(3H,t,J=7Hz)、0.97(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.22−1.41(14H,m)、1.43(3H,
s)、1.46(3H,s)、1.53−2.09(10H,m)、2.25(2H,
t,J=7Hz)、2.56(2H,d,J=6Hz)、2.77(2H,t,J=6H
z)、3.28(1H,d,J=12Hz)、3.37−3.63(4H,m)、4.0
8(1H,s)、4.11(1H,dd,J=11Hz,4Hz)、4.23(1H,dd,
J=11Hz,4Hz)、4.31−4.40(1H,m)、5.28−5.43(4H,
m)、6.98(1H,t,J=6Hz) 実施例19 1−オレオイル−2−(2S)−ピロリジニルメチル3−
[N−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−オキ
ソブチル)アミノ]プロピオネート 1−オレオイル−2−(2S)−ピロリジニルメチル3
−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサン−
4−カルボニル)アミノ]プロピオネート1.5gを酢酸20
mlと水10mlとの混合溶液に溶かし、室温で16時間撹拌し
た。次いで、酢酸エチル20ml及び水20mlを加え有機層を
分取した。有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに供し精製し、標記化合物1.27g(91%)を
得た。
性状;油状 施光度[α]D;+13.4゜(C=1.0、CHCl3) IR(cm-1、neat);νNH3312、νCO1742、1650 質量分析 分子式;C32H58N2O6 理論値 566.4294 実測値 566.4301 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.94(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.21−1.40(20H,m)、1.54−1.68
(2H,m)、1.69−1.86(1H,m)、1.88−2.09(7H,m)、
2.10−2.38(3H,m)、2.40−2.63(2H,m)、3.33−3.71
(6H,m)、4.00(1H,m)、4.03−4.15(2H,m)、4.38−
4.50(1H,m)、5.28−5.40(2H,m)、7.30−7.52(1H,
m) 実施例20 1−オレオイル−2−(2S)−ピロリジニルメチル3−
[N−(2,4−ジアセトキシ−3,3−ジメチル−1−オキ
ソブチル)アミノ]プロピオネート 1−オレオイル−2−(2S)−ピロリジニルメチル3
−[N−(2,4−ジヒドロキシ−3,3−ジメチル−1−オ
キソブチル)アミノ]プロピオネート556mgをピリジン5
mlとに溶かし、無水酢酸10mlを加え、室温で一夜撹拌し
た。反応溶液を氷水中にあけ、酢酸エチルで抽出し、有
機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、さらに飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶
媒を留去後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに供し、標記化合物463mg(71%)を得た。
性状;油状 施光度[α]D;−0.40゜(C=1.0、CHCl3) IR(cm-1、neat);νNH、νCO2748,1646 質量分析 分子式;C36H62N2O8 理論値 650.4506 実測値 650.4500 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、1.02(3H,
s)、1.07(3H,s)、1.22−1.38(20H,m)、1.55−1.67
(2H,m)、1.70−1.85(1H,m)、1.88−2.08(7H,m)、
2.07(3H,m)、2.14(3H,s)、2.26(2H,t,J=7Hz)、
2.43−2.59(2H,m)、3.35−3.68(4H,m)、3.84(1H,
d,J=12Hz)、4.04(1H,d,J=12Hz)、4.15(2H,d,J=6
Hz)、4.37−4.45(1H,m)、4.97(1H,s)、5.28−5.40
(2H,m)、6.89−6.96(1H,m) 実施例21 (S)−1−オレオイル−2−[3−(2,2,5,5−テト
ラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニル)アミノ
−1−オキソプロピル]アミノメチルピロリジン (S)−2−[3−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−
ジオキサン−4−カルボニル)アミノ−1−オキソプロ
ピル]アミノメチルピロリジン321mgを塩化メチレン20m
lに溶かし、ピリジン1mlを加え、氷冷下に、オレイン酸
クロリド271mgを塩化メチレン5mlに溶かした溶液を滴下
し、そのまま3時間撹拌した。反応終了後、水洗し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去し、残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、標記化合物
166mg(30%)を得た。
性状;油状 施光度[α]D;+3.90゜(C=1.0、CHCl3) IR(cm-1、neat);νNH3324、νCO1676 質量分析 分子式;C35H63N3O5 理論値 605.4767 実測値 605.4778 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.99(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.18−1.39(20H,m)、1.42(3H,
s)、1.47(3H,s)、1.57−1.80(3H,m)、1.88−2.09
(7H,m)、2.27(2H,t,J=7Hz)、2.23−2.45(2H,
m)、3.13−3.23(1H,m)、3.28(1H,d,J=11Hz)、3.4
0−3.64(5H,m)、3.68(1H,d,J=11Hz)、4.07(1H,
s)、4.23−4.31(1H,m)、5.29−5.40(2H,m)、7.12
(1H,t,J=6Hz)、7.50−7.62(1H,m) 実施例22 (R)−1−オレオイル−2−[3−(2,2,5,5−テト
ラメチル−1,3−ジオキサン−4−カルボニル)アミノ
−1−オキソプロピル]アミノメチルピロリジン (R)−2−[3−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−
ジオキサン−4−カルボニル)アミノ−1−オキソプロ
ピル]アミノメチルピロリジン821mgを塩化メチレン40m
lに溶かし、トリエチルアミン2mlを加え、氷冷下に、オ
レイン酸クロリド697mgを塩化メチレン10mlに溶かした
溶液を滴下し、そのまま3時間撹拌した。反応終了後、
水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去し、
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、
標記化合物1.20g(87%)を得た。
性状;油状 施光度[α]D;+40.7゜(C=1.0、CHCl3) IR(cm-1、neat);νNH3328、νCO1656 質量分析 分子式;C35H63N3O5 理論値 605.4767 実測値 605.4757 NMR(δ、CDCl3);0.88(3H,t,J=7Hz)、0.97(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.21−1.39(20H,m)、1.42(3H,
s)、1.47(3H,s)、1.56−1.80(3H,m)、1.88−2.09
(7H,m)、2.27(2H,t,J=7Hz)、2.40(2H,t,J=6H
z)、3.12−3.20(1H,m)、3.27(1H,d,J=12Hz)、3.4
1−3.64(5H,m)、3.68(1H,d,J=12Hz)、4.07(1H,
s)、4.24−4.33(1H,m)、5.29−5.40(2H,m)、7.12
(1H,t,J=6Hz)、7.60(1H,brs) 実施例23 1−(1−ベンジルデシル)カルバモイル−4−ピペラ
ジニル3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオ
キサン−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート 1−オレオイル−4−ヒドロキシピペリジンの代わり
に1−(1−ベンジルデシル)カルバモイル−4−ヒド
ロキシピペリジンを用い、実施例9と同様に反応させ標
記化合物を得た。
性 状 :ワックス状 分子式 :C35H57N3O6 分子量 :615.86 質量分析 計算値:615.4247 実測値:615.4222 施光度 :▲[α]28 D▼21.8゜(C=1.0、CHC
l3) IR(νneatcm-1):2932、2860、1734 NMR(δ、CDCl3):0.88(3H,t,J=7Hz)、0.96(3H,
s)、1.04(3H,s)、1.16−1.38(16H,m)、1.42(3H,
s)、1.46(3H,s)、1.48−1.89(4H,m)、2.57(2H,t,
J=6Hz)、2.72−2.87(2H,m)、3.05−3.21(2H,m)、
3.28(1H,d,J=12Hz)、3.41−3.66(4H,m)、3.69(1
H,d,J=12Hz)、4.01−4.07(1H,m)、4.08(1H,s)、
4.15−4.23(1H,m)、4.91−4.99(1H,m)、6.92(1H,
t,J=5Hz)、7.14−7.32(5H,m) 実施例24 1−(2−ベンジルウンデカノイル)−4−ピペリジニ
ル3−[N−(2,2,5,5−テトラメチル−1,3−ジオキサ
ン−4−カルボニル)アミノ]プロピオネート 1−オレオイル−4−ヒドロキシピペリジンの代わり
に1−(2−ベンジルウンデカノイル)−4−ヒドロキ
シピペリジンを用い、実施例9と同様に反応させ標記化
合物を得た。
性 状 :油状 分子量 :600.84 質量分析 計算値:600.4137 実測値:600.4122 施光度 :▲[α]28 D▼22.6゜(C=1.0、CHC
l3) IR(νneatcm-1):2932、2860、1734 NMR(δ、CDCl3)55℃:0.88(3H,t,J=7Hz)、0.95(3
H,s)、1.04(3H,s)、1.19−1.85(20H,m)、1.41(3
H,s)、1.44(3H,s)、2.51(2H,t,J=6Hz)、2.66−2.
77(1H,m)、2.85−3.64(8H,m)、3.27(1H,d,J=12H
z)、3.66(1H,d,J=12Hz)、4.05(1H,s)、4.78−4.8
8(1H,m)、6.78−6.87(1H,m)、7.13−7.28(5H,m)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 207/10 C07D 207/10 211/42 211/42 405/12 405/12 (72)発明者 楠 淳 東京都新宿区下落合4丁目6番7号 富 士レビオ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−52772(JP,A) 特開 平3−218340(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/40 A61K 31/445 C07D 207/00 - 207/50 C07D 211/00 - 211/98 C07D 405/12 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 式中、 R1及びR2は同一もしくは相異なり、各々水素原子又は水
    酸基の保護基を表わし; R3は飽和もしくは不飽和で且つ直鎖状、分岐鎖状もしく
    は環状の随時芳香族基で置換されていてもよいC5〜C25
    一価脂肪族炭化水素基又は基−NH−R4を表わし、 ここで、R4は飽和もしくは不飽和で且つ直鎖状、分岐鎖
    状もしくは環状の随時芳香族基で置換されていてもよい
    C5〜C25一価脂肪族炭化水素基を表わし、; X及びYのいずれか一方は を表わし且つ他方は−O−、−S−または を表わし、ここで は4〜7員の二価含窒素複素環式基を表わし、R6は水素
    原子又は低級アルキル基を表わし; mは0、1又は2であり、 nは1〜4の整数である、 で示される化合物。
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