JP2996322B2 - ガス漏洩位置の検出方法 - Google Patents

ガス漏洩位置の検出方法

Info

Publication number
JP2996322B2
JP2996322B2 JP4180889A JP18088992A JP2996322B2 JP 2996322 B2 JP2996322 B2 JP 2996322B2 JP 4180889 A JP4180889 A JP 4180889A JP 18088992 A JP18088992 A JP 18088992A JP 2996322 B2 JP2996322 B2 JP 2996322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
gas detector
detecting
target area
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4180889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0626971A (ja
Inventor
一光 温井
孝明 田中
正裕 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP4180889A priority Critical patent/JP2996322B2/ja
Publication of JPH0626971A publication Critical patent/JPH0626971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2996322B2 publication Critical patent/JP2996322B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工場等に於ける配管や各
種装置等からのガスの漏洩位置の検出方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】工場等に於ける広い区域内の配管や各種
装置等からのガスの漏洩を検出するための従来の方法と
しては、概ね、漏洩したガス等を直接的に検知する方法
と、低温液化ガスや高温ガス等の場合には、ガスの漏洩
に伴う温度異常により間接的に検知する方法とがあり、
これらは次のようなものがある。 雰囲気中のガス濃度を検出するガス検知器または温
度計等のセンサーを、漏洩の可能性のある個所毎に設置
して、これらのセンサーにより検出する方法。 送
光装置から監視区域に向けてレーザー光や赤外線を発
し、監視区域を経た光線を受光装置により受けて、レー
ザー光の光量の変化や赤外線の吸収スペクトルによって
ガスの存在を検出して漏洩を検出する方法。 に示すレーザー光透過式ガス検知器ではなく、ガ
スによるレーザー光の反射によりガスの濃度を測定する
レーザー光反射式ガス検知器により監視区域を走査して
漏洩ガスを検出する方法。 赤外線検知器を監視対象物に沿って走行レールで移
動させることにより、監視対象物を走査して監視し、赤
外線検知器の出力に於ける温度異常により流体の漏洩を
検出する方法。(例えば走行レールを監視対象物の周囲
に適宜数立設して複数の赤外線検知器を監視対象物に沿
って垂直に移動させるものは実願昭59−45803号(実開
昭60−158298号)のマイクロフイルム、また走行レール
を監視対象物の周囲に螺旋状に設けて走行させるものは
実願昭59−45804(実開昭60−158299号)のマイクロフ
イルム参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】の方法では多大な初
期費用を必要とし、またそれらの保守に於いても多大な
費用と人員が必要であるという問題点に加えて、予測で
きない個所からの低温流体の漏洩には対応できないとい
う根本的欠陥があり、かかる欠陥は、センサーの数を多
くすれば解決できるというものではない。の方法では
監視区域を隔てて送、受光装置または反射鏡を設置しな
ければならないことに加えて、かかる方法は本質的に、
漏洩している個所を含む方向を検出するものであって、
漏洩位置を特定するには、送、受光装置の対を2次元的
に多数設けたり、走査するための装置の移動手段を必要
とし、またこの方法でも前述したようにセンサーを漏洩
の予測される個所に設置する場合と同様の根本的欠陥が
ある。の方法は、の方法と同様に、本質的に、漏洩
している位置を含む方向を検出するものであって、漏洩
位置を特定することはできず、また同一方向の複数個所
に漏洩個所があったとしてもこれらを区別することはで
きない。の方法では、監視対象物が大きい場合や監視
対象区域が広い場合に大掛かりとなってしまう。本発明
は以上の課題を解決することを目的とするもので、指向
性を有するガス検知器を合理的に利用することにより監
視区域内のガスの漏洩を、その位置と共に検出し得る方
法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、指向性を有するガス検知器を距離
を隔てた少なくとも2地点に位置させ、夫々のガス検知
器を横方向に回転走査することにより、夫々の走査角度
に対する対象区域のガス濃度分布を測定し、測定したガ
ス濃度分布中の濃度上昇個所に対応する夫々の走査角度
から対象区域中のガス漏洩位置を検出する方法を提案す
る。
【0005】そして本発明は、以上の方法に於いて、ガ
ス検知器は、距離を隔てた地点に固定的に設置したり、
移動可能に構成して、移動により距離を隔てた地点に位
置させることを提案する。
【0006】そして本発明は、以上の方法を適用するガ
ス検知器として、レーザー光反射式ガス検知器を利用す
ることを提案する。
【0007】
【作用】夫々のガス検知器を横方向に回転走査すること
により、夫々の走査角度に対する対象区域のガス濃度分
布を測定することできる。従って対象区域内の濃度上昇
個所を方向として、即ちガス検知器の走査角度としてと
らえることができる。
【0008】これらの測定を、距離を隔てた少なくとも
2地点に於いて行えば、この距離と、夫々の地点のガス
検知器に於ける濃度上昇個所に対応する走査角度とか
ら、三角測量の手法を用いて、濃度上昇個所の位置、即
ちガス漏洩位置を求めることができる。
【0009】このように最少2地点に於ける測定によ
り、ガス漏洩位置を求めることができるのであるが、よ
り多くの地点に於いて測定を行うことにより、対象個所
の濃度分布を得ることもできる。
【0010】ガス検知器は、以上の方法を適用するにあ
たり、距離を隔てた地点に固定的に設置したり、移動可
能に構成して、移動により距離を隔てた地点に位置させ
ることができる。
【0011】また以上の方法を適用するガス検知器とし
ては、レーザー光反射式ガス検知器を利用することがで
きる。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例を図について説明する。
図1は本発明の検出方法を適用した実施例を平面図とし
て表したもので、図中二点鎖線で囲んだ部分は監視対象
区域1を便宜的に示すものである。この対象区域1内ま
たは対象区域1外の、距離Lを隔てた2地点の夫々にガ
ス検知器2a,2bを設置している。そしてこれらのガ
ス検知器2a,2bは横方向に回転走査する構成として
いる。このガス検知器2a,2bは、指向性を有するも
ので、例えば、同軸または若干距離を隔てて送光、受光
部を一体に構成したセンサ部を備え、送光部からレーザ
ー光を発射し、対象ガスにより反射してきたレーザー光
の光量を測定して、この対象ガスの濃度を測定する、い
わゆるレーザー光反射式ガス検知器を利用することがで
きる。
【0013】以上の構成に於いて、夫々のガス検知器2
a,2bを横方向に回転走査して走査角度に対する対象
区域1のガス濃度分布を測定する。
【0014】図1に示すように、いま監視区域1内の位
置A,Bに於いてガスの漏洩があるとした場合、図中左
側のガス検知器2aに於いては図2に示すような走査角
度に対するガス濃度分布、そして図中右側のガス検知器
2bに於いては、図3に示すような走査角度に対するガ
ス濃度分布を得ることができる。即ち、図2に於いては
角度θ1に於いてピークのあるガス濃度分布、図3に於
いては角度θ2,θ2’の夫々に於いてピークのあるガス
濃度分布が得られる。
【0015】従って、前記距離Lと角度θ1,θ2とをデ
ータとして三角測量の手法を用いて位置Aを特定するこ
とができ、同様に、前記距離Lと角度θ1,θ2’とをデ
ータとして三角測量の手法を用いて位置Bを特定するこ
とができる。
【0016】この実施例に示すように、本発明では、一
方側のガス検知器2aでは区別のできない2個所のガス
漏洩位置を他方側のガス検知器2bにより区別すること
ができ、そしてこれらの位置を特定することができるこ
とが分かる。
【0017】このように以上の測定は、距離を隔てた少
なくとも2地点に於いて行えば、この距離と、夫々の地
点のガス検知器に於ける濃度上昇個所に対応する走査角
度とから、三角測量の手法を用いて、濃度上昇個所の位
置を求めることができるのであるが、より多くの地点に
於いて測定を行うことにより、対象個所の温度分布を得
ることもでき、これらを適宜の手法によりCRT等上に
3次元表示することもできる。
【0018】また以上のガス検知器は、以上の方法を適
用するにあたり、距離を隔てた地点に固定的に設置した
り、移動可能に構成して、移動により距離を隔てた地点
に位置させることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、簡単な
構成で、ガスの漏洩を、その位置と共に検出することが
でき、それらに対して迅速に処置を行えるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を適用した一例を表した平面図で
ある。
【図2】図1の左側のガス検知器による測定結果を示す
説明図である。
【図3】図1の右側のガス検知器による測定結果を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 監視対象区域 2a,2b ガス検知器 A,B ガス漏洩位置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 3/00 - 3/40 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指向性を有するガス検知器を距離を隔て
    た少なくとも2地点に位置させ、夫々のガス検知器を横
    方向に回転走査することにより、夫々の走査角度に対す
    る対象区域のガス濃度分布を測定し、測定したガス濃度
    分布中の濃度上昇個所に対応する夫々の走査角度から対
    象区域中のガス漏洩位置を検出することを特徴とするガ
    ス漏洩位置の検出方法
  2. 【請求項2】 請求項1のガス検知器は、距離を隔てた
    地点に固定的に設置することを特徴とするガス漏洩位置
    の検出方法
  3. 【請求項3】 請求項1のガス検知器は、移動可能に構
    成して、移動により距離を隔てた地点に位置させること
    を特徴とするガス漏洩位置の検出方法
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のガス検知器は、レーザー
    光反射式ガス検知器であることを特徴とするガス漏洩位
    置の検出方法
JP4180889A 1992-07-08 1992-07-08 ガス漏洩位置の検出方法 Expired - Fee Related JP2996322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4180889A JP2996322B2 (ja) 1992-07-08 1992-07-08 ガス漏洩位置の検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4180889A JP2996322B2 (ja) 1992-07-08 1992-07-08 ガス漏洩位置の検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0626971A JPH0626971A (ja) 1994-02-04
JP2996322B2 true JP2996322B2 (ja) 1999-12-27

Family

ID=16091106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4180889A Expired - Fee Related JP2996322B2 (ja) 1992-07-08 1992-07-08 ガス漏洩位置の検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2996322B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021196312A (ja) * 2020-06-17 2021-12-27 東京瓦斯株式会社 ガス漏洩検知システム及びガス漏洩検知方法
CN117554329B (zh) * 2023-11-01 2024-07-19 南京市锅炉压力容器检验研究院 一种基于tdlas的甲烷泄漏区域浓度场智能重构方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0626971A (ja) 1994-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6925145B2 (en) High speed digital radiographic inspection of piping
US6532801B1 (en) Portable apparatus and method for tracing a gas leak
JPS6039512A (ja) 振動計測装置
CN110553587B (zh) 一种使用激光遥测甲烷测试仪对泄漏点精准定位的方法
JP7280797B2 (ja) ガス漏れ検知システム及び方法
BR112013005348B1 (pt) Dispositivo de inspeção de tira metálica em movimento e utilização do dispositivo
CN116379359B (zh) 天然气泄露检测方法及多模态天然气泄露检测系统
JP2996322B2 (ja) ガス漏洩位置の検出方法
CN114607944A (zh) 一种天然气管道泄漏监测装置及方法
JP2996323B2 (ja) ガス漏洩位置の検出方法
US6823737B2 (en) Non-contact inspection system for large concrete structures
EP0060629B1 (en) Monitoring gaseous pollutants by laser scan
JP2653532B2 (ja) 表層欠陥検査装置
KR101463444B1 (ko) 원자로 용기 헤드의 냉각재 누설 검지 장치 및 이를 이용한 냉각재 누설 검지 방법
JPH05501608A (ja) パイプライン内の欠損箇所検知装置
CN108444939A (zh) 一种聚乙烯材料检测方法及系统
JPH0626980A (ja) 温度異常位置の検出方法
CN116295788B (zh) 一种多模态天然气泄漏检测系统及方法
JP2996349B2 (ja) ガス漏洩源検出装置
RU2340495C1 (ru) Способ оценки дефекта в головке рельса
JP2688792B2 (ja) 流体流通管路における温度異常検出構造
JP2631328B2 (ja) 流体流通管路における温度異常検出構造
JPH04295738A (ja) ガス漏れ検出装置
KR101510003B1 (ko) 압력용기 노즐 용접부 결함 위치 측정장치
JPS63121705A (ja) 管の外径及び中心位置測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees