JP2995548B2 - 高吸引圧による手術に利用できる角膜虚脱防止装置 - Google Patents
高吸引圧による手術に利用できる角膜虚脱防止装置Info
- Publication number
- JP2995548B2 JP2995548B2 JP9067509A JP6750997A JP2995548B2 JP 2995548 B2 JP2995548 B2 JP 2995548B2 JP 9067509 A JP9067509 A JP 9067509A JP 6750997 A JP6750997 A JP 6750997A JP 2995548 B2 JP2995548 B2 JP 2995548B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- perfusion
- suction
- dome
- pressure
- perfusate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F9/00—Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
- A61F9/007—Methods or devices for eye surgery
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F9/00—Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
- A61F9/007—Methods or devices for eye surgery
- A61F9/00736—Instruments for removal of intra-ocular material or intra-ocular injection, e.g. cataract instruments
- A61F9/00745—Instruments for removal of intra-ocular material or intra-ocular injection, e.g. cataract instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F9/00—Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
- A61F9/007—Methods or devices for eye surgery
- A61F9/00736—Instruments for removal of intra-ocular material or intra-ocular injection, e.g. cataract instruments
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/84—Drainage tubes; Aspiration tips
- A61M1/85—Drainage tubes; Aspiration tips with gas or fluid supply means, e.g. for supplying rinsing fluids or anticoagulants
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Surgery (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、超音波乳化吸引
術手術において、高吸引圧による手術に利用できる角膜
虚脱防止装置に関するものである。
術手術において、高吸引圧による手術に利用できる角膜
虚脱防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】眼科の外科手術においては、眼球内の液
体圧力を制御する潅流、吸引システムを用いて潅流液量
と吸引流量を調整し眼内圧を適正に保ち、特に角膜の虚
脱を防止することがきわめて重要である。角膜の虚脱
は、眼内から吸引する液体及び組織の容積に対し、補充
すべき潅流液の絶対量が不足すると眼内に陰圧が生じる
ことに起因する。近年、超音波チップに超音波エネルギ
−を伝えて超高速振動させ白内障核を破砕し、この核を
超音波チップ先端の吸引孔から眼外に排出する超音波乳
化吸引術（ＫＰＥ）が白内障手術に広く応用されてい
る。この場合、核の破砕効率を向上させるためには、硬
い核ほど高吸引圧で超音波チップ先端に核を強力に捕獲
させる必要がある。超音波チップは、超高速振動するた
めに、その吸引圧が弱いと、核を破砕する前に核をはじ
いてしまうからである。超音波チップにおける吸引圧
は、捕獲された核が超音波チップの吸引孔を閉塞したと
きに上昇を始め、吸引流量を増やすことにより設定吸引
圧に達する時間を短縮できる。
体圧力を制御する潅流、吸引システムを用いて潅流液量
と吸引流量を調整し眼内圧を適正に保ち、特に角膜の虚
脱を防止することがきわめて重要である。角膜の虚脱
は、眼内から吸引する液体及び組織の容積に対し、補充
すべき潅流液の絶対量が不足すると眼内に陰圧が生じる
ことに起因する。近年、超音波チップに超音波エネルギ
−を伝えて超高速振動させ白内障核を破砕し、この核を
超音波チップ先端の吸引孔から眼外に排出する超音波乳
化吸引術（ＫＰＥ）が白内障手術に広く応用されてい
る。この場合、核の破砕効率を向上させるためには、硬
い核ほど高吸引圧で超音波チップ先端に核を強力に捕獲
させる必要がある。超音波チップは、超高速振動するた
めに、その吸引圧が弱いと、核を破砕する前に核をはじ
いてしまうからである。超音波チップにおける吸引圧
は、捕獲された核が超音波チップの吸引孔を閉塞したと
きに上昇を始め、吸引流量を増やすことにより設定吸引
圧に達する時間を短縮できる。
【０００３】一般的に、眼内圧を適正に保つために潅流
液ボトルを手術個所より約６５cmの位置につるし、その
高低差を利用した潅流液量から吸引圧及び吸引流量とを
設定する方法、又は所要の吸引圧及び吸引流量に比例し
た潅流液量が得られるように、潅流液ボトルをつるす位
置を調整する方法が応用されている。この場合、潅流液
ボトルをつるす位置を自動的に上下させる電動装置及び
あらかじめ複数の潅流液ボトルを違った高さにつるし、
それぞれの潅流ラインに対応する弁を設け、弁を開閉す
ることにより最適の潅流液量を得る装置が提供されてい
る。しかし高い位置につるした潅流液ボトルは、潅流液
量を増大させる一方、潅流圧も上るため手術中の眼圧の
変動が大きくなり、患者が眼痛を訴える原因になること
がある。
液ボトルを手術個所より約６５cmの位置につるし、その
高低差を利用した潅流液量から吸引圧及び吸引流量とを
設定する方法、又は所要の吸引圧及び吸引流量に比例し
た潅流液量が得られるように、潅流液ボトルをつるす位
置を調整する方法が応用されている。この場合、潅流液
ボトルをつるす位置を自動的に上下させる電動装置及び
あらかじめ複数の潅流液ボトルを違った高さにつるし、
それぞれの潅流ラインに対応する弁を設け、弁を開閉す
ることにより最適の潅流液量を得る装置が提供されてい
る。しかし高い位置につるした潅流液ボトルは、潅流液
量を増大させる一方、潅流圧も上るため手術中の眼圧の
変動が大きくなり、患者が眼痛を訴える原因になること
がある。
【０００４】公知の技術として吸引安定サポ−タ（ＶＳ
Ｓ）装置が提供されている。この装置は、吸引管内の吸
引圧上昇にともない収縮するシリコン製ド−ム型調節弁
からなり、ハンドピ−ス後部の吸引管接続部と吸引管と
の間において接続され、吸引ラインを形成する。この装
置は、捕獲された核により超音波吸引チップが閉塞され
吸引圧が急上昇し、核が吸引され閉塞が解除されたとき
吸引流量が一過性に増加して、前房の内圧が不安定にな
り角膜の虚脱が生じることを防止するため、吸引ライン
の吸引圧が急上昇すると、その吸引圧でシリコン製ド−
ム型調節弁がつぶれて、吸引ラインを狭窄又は遮断して
吸引流量を少なくするよう考案されている。また、特開
平１−２０７０５９号に開示された発明によれば、潅流
・吸引の循環手段、液体の圧力・流量制御手段及びシス
テムが提供されており、特願平４−３２２７１５に開示
された発明によれば、複数チャネル設けられた超音波、
吸引流量と吸引圧とを制御する組設定部から選択された
一組設定部を利用し、超音波エネルギ−、潅流液量、吸
引流量、吸引圧の最適値を設定することによって、手術
状況に応じ吸引圧や吸引流量を変化させ、核の捕獲、乳
化吸引の操作において、安全で効率のよい手術用液体吸
引装置が提供されている。
Ｓ）装置が提供されている。この装置は、吸引管内の吸
引圧上昇にともない収縮するシリコン製ド−ム型調節弁
からなり、ハンドピ−ス後部の吸引管接続部と吸引管と
の間において接続され、吸引ラインを形成する。この装
置は、捕獲された核により超音波吸引チップが閉塞され
吸引圧が急上昇し、核が吸引され閉塞が解除されたとき
吸引流量が一過性に増加して、前房の内圧が不安定にな
り角膜の虚脱が生じることを防止するため、吸引ライン
の吸引圧が急上昇すると、その吸引圧でシリコン製ド−
ム型調節弁がつぶれて、吸引ラインを狭窄又は遮断して
吸引流量を少なくするよう考案されている。また、特開
平１−２０７０５９号に開示された発明によれば、潅流
・吸引の循環手段、液体の圧力・流量制御手段及びシス
テムが提供されており、特願平４−３２２７１５に開示
された発明によれば、複数チャネル設けられた超音波、
吸引流量と吸引圧とを制御する組設定部から選択された
一組設定部を利用し、超音波エネルギ−、潅流液量、吸
引流量、吸引圧の最適値を設定することによって、手術
状況に応じ吸引圧や吸引流量を変化させ、核の捕獲、乳
化吸引の操作において、安全で効率のよい手術用液体吸
引装置が提供されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、核破
砕、吸引効果を向上させるため吸引圧を高く設定する
と、核による超音波チップ先端の吸引孔の閉塞により吸
引圧が上昇し、閉塞が解除されたとき、上昇した吸引圧
によって吸引流量が一過性に増えるため眼内に補充すべ
き潅流液量が不足し、角膜の虚脱を招く。上述の吸引安
定サポ−タ（ＶＳＳ）装置は、ハンドピ−ス後部の吸引
管接続部と吸引管との間に装着され、手術中の前房等の
内圧が不安定になり角膜の虚脱を生じることを防止する
ため、吸引管内の吸引圧が急上昇するとシリコン製ド−
ム型調節弁がつぶれて吸引ラインを狭窄又は遮断して、
吸引流量を制御する仕組みになっている。しかし、シリ
コン製ド−ム型調節弁は、シリコンの剛性という材質的
制約条件から、つぶれるまで多少の時間を要し、特に高
吸引圧になるほど吸引設定圧に達するまで時間がかか
り、つぶれてしまうと吸引流量がきわめて少なくなり、
また、つぶれてから復元するまで多少の時間を要するた
め、核の連続吸引作用の効率はすこぶる悪く、高吸引圧
における眼科手術に適しない。調節弁がつぶれると吸引
流量が少なくなるので核を吸着、捕獲する効率が悪く、
乳化吸引に時間を要することから、硬い核ほど必要以上
に超音波パワ−を使用するという欠点もあり、シリコン
製ド−ム型調節弁のつぶれ方も不安定で吸引流量が一定
に調節されないという欠点がある。
砕、吸引効果を向上させるため吸引圧を高く設定する
と、核による超音波チップ先端の吸引孔の閉塞により吸
引圧が上昇し、閉塞が解除されたとき、上昇した吸引圧
によって吸引流量が一過性に増えるため眼内に補充すべ
き潅流液量が不足し、角膜の虚脱を招く。上述の吸引安
定サポ−タ（ＶＳＳ）装置は、ハンドピ−ス後部の吸引
管接続部と吸引管との間に装着され、手術中の前房等の
内圧が不安定になり角膜の虚脱を生じることを防止する
ため、吸引管内の吸引圧が急上昇するとシリコン製ド−
ム型調節弁がつぶれて吸引ラインを狭窄又は遮断して、
吸引流量を制御する仕組みになっている。しかし、シリ
コン製ド−ム型調節弁は、シリコンの剛性という材質的
制約条件から、つぶれるまで多少の時間を要し、特に高
吸引圧になるほど吸引設定圧に達するまで時間がかか
り、つぶれてしまうと吸引流量がきわめて少なくなり、
また、つぶれてから復元するまで多少の時間を要するた
め、核の連続吸引作用の効率はすこぶる悪く、高吸引圧
における眼科手術に適しない。調節弁がつぶれると吸引
流量が少なくなるので核を吸着、捕獲する効率が悪く、
乳化吸引に時間を要することから、硬い核ほど必要以上
に超音波パワ−を使用するという欠点もあり、シリコン
製ド−ム型調節弁のつぶれ方も不安定で吸引流量が一定
に調節されないという欠点がある。
【０００６】従来の技術による潅流液量制御システムと
して、潅流液ボトルをつるす位置を自動的に上下させる
電動装置や、吸引圧及び吸引流量に適合した潅流液量を
強制的に循環システムで調整し自動的に眼内圧を制御す
る装置が提供されているが、電動装置等により潅流液ボ
トルを高くつるし潅流液量を増大させると、潅流圧も上
り、手術中の眼圧の変動が大きくなり一過性の眼圧上昇
は患者の眼痛の原因になることがある。また、高い潅流
圧により眼内に乱流が起こり、眼内に浮遊している核片
が吸引孔に吸着しにくくなる欠点がある。これらの装置
には、すべてのパラメ−タをあらかじめ記憶させるメモ
リ−機能や、眼圧を監視するモニタ−機能等を用いなけ
ればならず、電気的・機械的構造が複雑になり、高価に
なるばかりか、装置の誤作動の常時監視や定期的メンテ
ナンスを行うという不便がともなった。
して、潅流液ボトルをつるす位置を自動的に上下させる
電動装置や、吸引圧及び吸引流量に適合した潅流液量を
強制的に循環システムで調整し自動的に眼内圧を制御す
る装置が提供されているが、電動装置等により潅流液ボ
トルを高くつるし潅流液量を増大させると、潅流圧も上
り、手術中の眼圧の変動が大きくなり一過性の眼圧上昇
は患者の眼痛の原因になることがある。また、高い潅流
圧により眼内に乱流が起こり、眼内に浮遊している核片
が吸引孔に吸着しにくくなる欠点がある。これらの装置
には、すべてのパラメ−タをあらかじめ記憶させるメモ
リ−機能や、眼圧を監視するモニタ−機能等を用いなけ
ればならず、電気的・機械的構造が複雑になり、高価に
なるばかりか、装置の誤作動の常時監視や定期的メンテ
ナンスを行うという不便がともなった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明の角膜虚脱防止
装置は、前房の不安定性、すなわち前房容積の急激な減
少の原因を除くため、潅流液が前房内に潅流して吸引流
量を自動的に急速補充するように、そのド−ム状の頭部
を貫通する潅流孔が内設されたド−ム形の装置本体と、
その装置本体のド−ム状の頭部に装着され、その端部に
おいて締着される伸縮性のあるラテックス製の薄膜と、
装置本体及びラテックス製の薄膜との間に形成されるチ
ャンバ−とから構成される潅流液制御装置を、前記潅流
孔を通じ、ハンドピ−ス後部の潅流管接続部と潅流液ボ
トルとの間に形成される潅流ラインに接続することを特
徴としている。
装置は、前房の不安定性、すなわち前房容積の急激な減
少の原因を除くため、潅流液が前房内に潅流して吸引流
量を自動的に急速補充するように、そのド−ム状の頭部
を貫通する潅流孔が内設されたド−ム形の装置本体と、
その装置本体のド−ム状の頭部に装着され、その端部に
おいて締着される伸縮性のあるラテックス製の薄膜と、
装置本体及びラテックス製の薄膜との間に形成されるチ
ャンバ−とから構成される潅流液制御装置を、前記潅流
孔を通じ、ハンドピ−ス後部の潅流管接続部と潅流液ボ
トルとの間に形成される潅流ラインに接続することを特
徴としている。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下添付図面によって、この発明
の角膜虚脱防止装置を詳細に説明する。
の角膜虚脱防止装置を詳細に説明する。
【０００９】図１は、請求項１に記載の潅流液制御装置
の一実施例の側面図、図２は、図１の断面図、図３は、
潅流液制御装置本体の側面図、図４は、ラテックス製の
薄膜の斜視図、図５は、チャンバ−に潅流液が充満した
潅流液制御装置の断面図、図６は、ハンドピ−スに接続
した潅流液制御装置の側面図、図７は、潅流液制御装置
本体の他の実施例の断面図、図８は、ハンドピ−スに接
続した他の実施例の側面図、図９は、従来の技術による
角膜虚脱防止装置の側面図である。
の一実施例の側面図、図２は、図１の断面図、図３は、
潅流液制御装置本体の側面図、図４は、ラテックス製の
薄膜の斜視図、図５は、チャンバ−に潅流液が充満した
潅流液制御装置の断面図、図６は、ハンドピ−スに接続
した潅流液制御装置の側面図、図７は、潅流液制御装置
本体の他の実施例の断面図、図８は、ハンドピ−スに接
続した他の実施例の側面図、図９は、従来の技術による
角膜虚脱防止装置の側面図である。
【００１０】各図において、１はラテックス製薄膜、２
は薄膜１の端部、３はド−ム形の装置本体、４は装置本
体３のド−ム状の頭部、５はド−ム状の頭部４の端部周
面に形成された溝、６は装置本体３の潅流孔、７は装置
本体３と薄膜１との間に形成されるチャンバ−、８はハ
ンドピ−ス、９はハンドピ−ス８の潅流液注入孔、１０
はハンドピ−ス８後部の潅流管接続部、１１はハンドピ
−ス８の超音波吸引チップである。
は薄膜１の端部、３はド−ム形の装置本体、４は装置本
体３のド−ム状の頭部、５はド−ム状の頭部４の端部周
面に形成された溝、６は装置本体３の潅流孔、７は装置
本体３と薄膜１との間に形成されるチャンバ−、８はハ
ンドピ−ス、９はハンドピ−ス８の潅流液注入孔、１０
はハンドピ−ス８後部の潅流管接続部、１１はハンドピ
−ス８の超音波吸引チップである。
【００１１】図１から図６は、請求項１に記載の潅流液
制御装置の一実施例をそれぞれ示している。この装置を
構成する薄膜１は、伸縮性のあるラテックス製であり、
装置本体３のド−ム状の頭部４に装着され、その端部２
において装置本体３に締着されている。伸縮性のあるラ
テックス製薄膜１は、０．０２mm〜０．１４mmの厚さに
形成され、潅流液量や潅流圧に対応する膨張力と反発力
を有し、かつ、その端部２において締結力があるように
形成されることが好ましい。
制御装置の一実施例をそれぞれ示している。この装置を
構成する薄膜１は、伸縮性のあるラテックス製であり、
装置本体３のド−ム状の頭部４に装着され、その端部２
において装置本体３に締着されている。伸縮性のあるラ
テックス製薄膜１は、０．０２mm〜０．１４mmの厚さに
形成され、潅流液量や潅流圧に対応する膨張力と反発力
を有し、かつ、その端部２において締結力があるように
形成されることが好ましい。
【００１２】潅流制御装置本体３は、図３に図示されて
いるように頭部４がド−ム状を形成するようにド−ム形
に加工されており、潅流孔６は、潅流液制御装置本体３
に内設されてド−ム状の頭部４の頂点において貫通し
（請求項１）、装置本体３と薄膜１との間に形成される
チャンバ−７に連通している。この場合、潅流液制御装
置の軽量化を図るために、図２に図示されているよう
に、潅流液制御装置本体３を中空に成型加工し、潅流孔
６を管状に形成して内設することが好ましい。
いるように頭部４がド−ム状を形成するようにド−ム形
に加工されており、潅流孔６は、潅流液制御装置本体３
に内設されてド−ム状の頭部４の頂点において貫通し
（請求項１）、装置本体３と薄膜１との間に形成される
チャンバ−７に連通している。この場合、潅流液制御装
置の軽量化を図るために、図２に図示されているよう
に、潅流液制御装置本体３を中空に成型加工し、潅流孔
６を管状に形成して内設することが好ましい。
【００１３】図１に図示されているように、ラテックス
製薄膜１は、ド−ム形の装置本体３のド−ム状の頭部４
の端部周面に形成された溝５に、その端部２を嵌合し、
その端部２の締結力、又は固定リング等を利用して締着
される。また、ラテックス製薄膜１がド−ム形の装置本
体３のド−ム状の頭部４に吸着することなく、よって潅
流液が、図示されていない潅流液ボトルからの潅流ライ
ンをとおりチャンバ−７内に容易に潅流するように、ド
−ム形の装置本体３のド−ム状の頭部４の表面が、図３
に図示されているように、エンボス加工されていること
が好ましい。
製薄膜１は、ド−ム形の装置本体３のド−ム状の頭部４
の端部周面に形成された溝５に、その端部２を嵌合し、
その端部２の締結力、又は固定リング等を利用して締着
される。また、ラテックス製薄膜１がド−ム形の装置本
体３のド−ム状の頭部４に吸着することなく、よって潅
流液が、図示されていない潅流液ボトルからの潅流ライ
ンをとおりチャンバ−７内に容易に潅流するように、ド
−ム形の装置本体３のド−ム状の頭部４の表面が、図３
に図示されているように、エンボス加工されていること
が好ましい。
【００１４】装置本体３のド−ム状の頭部４に装着され
たラテックス製薄膜１は、潅流ラインの上流側から下流
側へ流れる潅流液の潅流圧により押し上げられ膨張し、
図５に図示されているように、装置本体３及びラテック
ス製薄膜１との間に形成されたチャンバ−７に潅流液が
充満するように配設されている。
たラテックス製薄膜１は、潅流ラインの上流側から下流
側へ流れる潅流液の潅流圧により押し上げられ膨張し、
図５に図示されているように、装置本体３及びラテック
ス製薄膜１との間に形成されたチャンバ−７に潅流液が
充満するように配設されている。
【００１５】潅流液制御装置は、潅流孔６を通じ、ハン
ドピ−ス８後部の潅流管接続部１０と潅流液ボトルとの
間に形成される潅流ラインに、市販のコネクタ−を利用
して簡単に接続し取り付けられる。前記潅流液制御装置
を潅流ラインに接続する（請求項２）位置は特定されな
いが、図６に示されているようにハンドピ−ス８後部の
潅流管接続部１０に近い位置に取り付けられることが好
ましい。
ドピ−ス８後部の潅流管接続部１０と潅流液ボトルとの
間に形成される潅流ラインに、市販のコネクタ−を利用
して簡単に接続し取り付けられる。前記潅流液制御装置
を潅流ラインに接続する（請求項２）位置は特定されな
いが、図６に示されているようにハンドピ−ス８後部の
潅流管接続部１０に近い位置に取り付けられることが好
ましい。
【００１６】図７及び図８は、この発明の他の実施例を
図示している。この実施例においては、この発明の潅流
液制御装置をハンドピ−ス後部の潅流管接続部１０に近
い位置において潅流ラインに接続した場合、超音波乳化
吸引術による眼科手術を実施するうえでハンドピ−ス８
の操作がしやすいように、潅流孔６を、ハンドピ−ス８
後部の潅流管接続部１０の方向へ、装置本体３のド−ム
状の頭部４の頂点からずらして内設した潅流液制御装置
を提供している。
図示している。この実施例においては、この発明の潅流
液制御装置をハンドピ−ス後部の潅流管接続部１０に近
い位置において潅流ラインに接続した場合、超音波乳化
吸引術による眼科手術を実施するうえでハンドピ−ス８
の操作がしやすいように、潅流孔６を、ハンドピ−ス８
後部の潅流管接続部１０の方向へ、装置本体３のド−ム
状の頭部４の頂点からずらして内設した潅流液制御装置
を提供している。
【００１７】一般的に、ハンドピ−ス８の超音波吸引チ
ップ１１が、捕獲された核により閉塞されると吸引圧が
上昇し、また、捕獲された核が超音波吸引チップ１１か
ら吸引されて閉塞が解除されたとき、上昇した吸引圧に
よって吸引流量が一過性に増えるため眼内に補充すべき
潅流液量が不足し、角膜の虚脱を招く。
ップ１１が、捕獲された核により閉塞されると吸引圧が
上昇し、また、捕獲された核が超音波吸引チップ１１か
ら吸引されて閉塞が解除されたとき、上昇した吸引圧に
よって吸引流量が一過性に増えるため眼内に補充すべき
潅流液量が不足し、角膜の虚脱を招く。
【００１８】超音波乳化吸引術により眼球内の白内障核
の摘出手術を実施する場合、ハンドピ−ス８の潅流液の
注入孔９から、角膜が虚脱しないように潅流液を注入し
ながら、乳化した核を、ハンドピ−ス８の超音波吸引チ
ップ１１から吸引し摘出するが、前房の不安定性、すな
わち前房容積の急激な減少の原因を除くため、潅流液が
前房内に潅流して、一過性に増大する吸引流量を自動的
に急速補充するように設定されていること、及び、超音
波吸引チップ１１に核片が確実に吸着するように吸引圧
が制御できることが好ましい。
の摘出手術を実施する場合、ハンドピ−ス８の潅流液の
注入孔９から、角膜が虚脱しないように潅流液を注入し
ながら、乳化した核を、ハンドピ−ス８の超音波吸引チ
ップ１１から吸引し摘出するが、前房の不安定性、すな
わち前房容積の急激な減少の原因を除くため、潅流液が
前房内に潅流して、一過性に増大する吸引流量を自動的
に急速補充するように設定されていること、及び、超音
波吸引チップ１１に核片が確実に吸着するように吸引圧
が制御できることが好ましい。
【００１９】この発明の潅流液制御装置においては、前
房内において吸引流量が一過性に増大すると、潅流圧や
吸引圧の変化に対応するラテックス製薄膜１の膨張力及
び反発力により、潅流液が前房内に潅流し、吸引流量を
自動的に急速補充するように設定されている。すなわ
ち、上述のように核片が、超音波吸引チップ１１から吸
引され、吸引圧が一過性に上昇して前房内の圧力が低下
し吸引流量が増大すると、チャンバ−７に充満していた
潅流液が、ラテックス製薄膜１の反発力によるチャンバ
−７の収縮作用により、ハンド−ピ−ス８の潅流液の注
入孔９から自動的に前房内に送り出され、吸引された前
房の容積を急速補充する。このような潅流液を前房内に
急速潅流できる仕組みは、潅流液ボトルを高い位置につ
るすのと同じ効果を果たすものであり、高吸引圧で吸引
しても角膜は安定している。高吸引圧での手術が可能な
ため、核の吸着、捕獲効果が向上し、硬い核でも必要以
上の超音波パワ−を使用しないで済む。眼圧をモニタ−
したペンレコ−ダのデ−タの示すところによれば、この
発明の潅流液制御装置を使用した場合、術中の眼圧の変
動を示す上下の一過性のスパイクは消えており、急激な
眼圧の低下や上昇がおさえられている。
房内において吸引流量が一過性に増大すると、潅流圧や
吸引圧の変化に対応するラテックス製薄膜１の膨張力及
び反発力により、潅流液が前房内に潅流し、吸引流量を
自動的に急速補充するように設定されている。すなわ
ち、上述のように核片が、超音波吸引チップ１１から吸
引され、吸引圧が一過性に上昇して前房内の圧力が低下
し吸引流量が増大すると、チャンバ−７に充満していた
潅流液が、ラテックス製薄膜１の反発力によるチャンバ
−７の収縮作用により、ハンド−ピ−ス８の潅流液の注
入孔９から自動的に前房内に送り出され、吸引された前
房の容積を急速補充する。このような潅流液を前房内に
急速潅流できる仕組みは、潅流液ボトルを高い位置につ
るすのと同じ効果を果たすものであり、高吸引圧で吸引
しても角膜は安定している。高吸引圧での手術が可能な
ため、核の吸着、捕獲効果が向上し、硬い核でも必要以
上の超音波パワ−を使用しないで済む。眼圧をモニタ−
したペンレコ−ダのデ−タの示すところによれば、この
発明の潅流液制御装置を使用した場合、術中の眼圧の変
動を示す上下の一過性のスパイクは消えており、急激な
眼圧の低下や上昇がおさえられている。
【００２０】上述のように、この発明の潅流液制御装置
においては、前房内の圧力低下に対応するラテックス製
薄膜１の反発力によりチャンバ−７は収縮し、潅流液を
前房へ送り出し、潅流液が吸引流量を自動的に急速補充
するよう設定されており、前房における最高吸引設定圧
が−５００mmＨｇ、吸引流量５０cc／min の値において
も角膜虚脱が生じないという実験結果が得られている。
においては、前房内の圧力低下に対応するラテックス製
薄膜１の反発力によりチャンバ−７は収縮し、潅流液を
前房へ送り出し、潅流液が吸引流量を自動的に急速補充
するよう設定されており、前房における最高吸引設定圧
が−５００mmＨｇ、吸引流量５０cc／min の値において
も角膜虚脱が生じないという実験結果が得られている。
【００２１】この発明による角膜虚脱防止装置は、最高
−５００mmＨｇの高吸引圧においても超音波乳化吸引術
による手術ができるので、超音波吸引チップ１１におい
て、硬い核片でも確実に捕獲することができる。
−５００mmＨｇの高吸引圧においても超音波乳化吸引術
による手術ができるので、超音波吸引チップ１１におい
て、硬い核片でも確実に捕獲することができる。
【００２２】この発明の角膜虚脱防止装置は、眼球内の
液体制御装置として、超音波乳化吸引術による手術以外
の眼科の外科手術にも利用できる。
液体制御装置として、超音波乳化吸引術による手術以外
の眼科の外科手術にも利用できる。
【００２３】
【発明の効果】この発明の角膜虚脱防止装置は、潅流孔
が内設されたド−ム形の装置本体と、その本体のド−ム
状の頭部に装着され、その端部において締着される伸縮
性のあるラテックス製の薄膜と、その本体のド−ム状の
頭部とラテックス製の薄膜の間に形成されるチャンバ−
とから構成される潅流液制御装置を、前記潅流孔を通
じ、ハンドピ−ス後部の潅流管接続部と潅流液ボトルと
の間に形成される潅流ラインに接続することを特徴とし
ており、吸引流量が一過性に増大すると、潅流圧や吸引
圧に対応するラテックス製薄膜の膨張力と反発力によっ
て、潅流液が前房内に潅流して、吸引流量を自動的に急
速補充するように設定されるので、眼圧が一過性に急激
に変動することを防止し、高吸引圧での超音波乳化吸引
術による手術においても角膜が虚脱することなく、か
つ、眼内において必要以上の超音波パワ−を使用しない
で済み、角膜手術の安全性及び信頼性を向上させる効果
がある。
が内設されたド−ム形の装置本体と、その本体のド−ム
状の頭部に装着され、その端部において締着される伸縮
性のあるラテックス製の薄膜と、その本体のド−ム状の
頭部とラテックス製の薄膜の間に形成されるチャンバ−
とから構成される潅流液制御装置を、前記潅流孔を通
じ、ハンドピ−ス後部の潅流管接続部と潅流液ボトルと
の間に形成される潅流ラインに接続することを特徴とし
ており、吸引流量が一過性に増大すると、潅流圧や吸引
圧に対応するラテックス製薄膜の膨張力と反発力によっ
て、潅流液が前房内に潅流して、吸引流量を自動的に急
速補充するように設定されるので、眼圧が一過性に急激
に変動することを防止し、高吸引圧での超音波乳化吸引
術による手術においても角膜が虚脱することなく、か
つ、眼内において必要以上の超音波パワ−を使用しない
で済み、角膜手術の安全性及び信頼性を向上させる効果
がある。
【００２４】さらに、この発明の角膜虚脱防止装置を構
成する潅流液制御装置は、ド−ム形の本体とラテックス
製の薄膜というコンパクトな部品構成からなっているの
で、装置の製造コストを低減し安価な装置を提供するこ
とができる。
成する潅流液制御装置は、ド−ム形の本体とラテックス
製の薄膜というコンパクトな部品構成からなっているの
で、装置の製造コストを低減し安価な装置を提供するこ
とができる。
【図１】潅流液制御装置の側面図
【図２】図１の断面図
【図３】潅流液制御装置の本体の側面図
【図４】ラテックス製薄膜の斜視図
【図５】チャンバ−に潅流液が充満した潅流液制御装置
の断面図
の断面図
【図６】ハンドピ−スに装着した装置の側面図
【図７】他の実施例による装置の断面図
【図８】ハンドピ−スに装着した他の実施例の側面図
【図９】従来の技術による装置の側面図
１薄膜、２薄膜の端部、３潅流液制御装置本体、４装置
本体の頭部、５溝、６潅流孔、７チャンバ−、８ハンド
ピ−ス、９潅流液注入孔、１０ハンドピ−ス潅流管接続
部、１１吸引チップ
本体の頭部、５溝、６潅流孔、７チャンバ−、８ハンド
ピ−ス、９潅流液注入孔、１０ハンドピ−ス潅流管接続
部、１１吸引チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A61F 9/007
Claims (2)
- 【請求項１】 超音波乳化吸引術（ＫＰＥ）手術に用い
られる角膜虚脱防止装置において、そのド−ム状の頭部
（４）を貫通する潅流孔（６）が内設されたド−ム形の
装置本体（３）と、その装置本体（３）のド−ム状の頭
部（４）に装着され、その端部（２）において締着され
る伸縮性のあるラテックス製の薄膜（１）と、その装置
本体（３）のド−ム状の頭部（４）及び伸縮性のあるラ
テックス製の薄膜（１）との間に形成されるチャンバ−
（７）とから構成される人工房水（以下潅流液とい
う。）制御装置を設けることを特徴とする高吸引圧によ
る手術に利用できる角膜虚脱防止装置。 - 【請求項２】 前記潅流液制御装置を、潅流孔（６）を
通じ、ハンドピ−ス（８）後部の潅流管接続部（１０）
と潅流液ボトルとの間に形成される潅流ラインに接続す
ることを特徴とする請求項１に記載の高吸引圧による手
術に利用できる角膜虚脱防止装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9067509A JP2995548B2 (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 高吸引圧による手術に利用できる角膜虚脱防止装置 |
| US09/027,719 US6042586A (en) | 1997-03-06 | 1998-02-23 | Anti-cornea-collapsing device for ophthalmic surgery using ultra-high vacuum aspiration |
| EP98103276A EP0862902B1 (en) | 1997-03-06 | 1998-02-25 | Device for preventing collapse of the cornea for ophthalmic surgery using high vacuum aspiration |
| DE69805355T DE69805355T2 (de) | 1997-03-06 | 1998-02-25 | Einrichtung zur Verhinderung des Kollabierens der Hornhaut in der Augenchirugie im Zuge einer Hochvakuum-Aspiration |
| RU98103771A RU2149614C1 (ru) | 1997-03-06 | 1998-03-06 | Устройство хирургическое предотвращения смятия роговой оболочки глаза |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9067509A JP2995548B2 (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 高吸引圧による手術に利用できる角膜虚脱防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10243957A JPH10243957A (ja) | 1998-09-14 |
| JP2995548B2 true JP2995548B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=13347032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9067509A Expired - Fee Related JP2995548B2 (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 高吸引圧による手術に利用できる角膜虚脱防止装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6042586A (ja) |
| EP (1) | EP0862902B1 (ja) |
| JP (1) | JP2995548B2 (ja) |
| DE (1) | DE69805355T2 (ja) |
| RU (1) | RU2149614C1 (ja) |
Families Citing this family (27)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6132436A (en) * | 1998-07-17 | 2000-10-17 | Allergan | Self-regulating phaco sleeve to reduce tissue burn |
| PT1154736E (pt) | 1999-02-22 | 2005-02-28 | Univ Miami | Valvula mini-capsulorrexe |
| USD435652S (en) * | 1999-03-30 | 2000-12-26 | Alcon Laboratories, Inc. | Shielded female connector |
| US6599271B1 (en) | 1999-04-13 | 2003-07-29 | Syntec, Inc. | Ophthalmic flow converter |
| JP3529311B2 (ja) | 1999-12-22 | 2004-05-24 | 眞人 岸本 | 眼内手術装置 |
| US6419654B1 (en) * | 2000-02-01 | 2002-07-16 | Jeffrey S. Kadan | Diagnostic needle arthroscopy and lavage system |
| US6428510B1 (en) * | 2000-02-01 | 2002-08-06 | Jeffrey S. Kadan | Diagnostic needle arthroscopy and lavage system |
| AU2001288949B2 (en) * | 2000-09-07 | 2006-03-16 | Robert J. Cionni | Surge-flow regulator for use in ophthalmic surgical aspiration |
| US20060286356A1 (en) | 2002-02-27 | 2006-12-21 | Thomas Toby R | Web materials with active agent |
| US20060110080A1 (en) | 2002-02-27 | 2006-05-25 | Thomas Toby R | Packages and structures with selective dosing of active agent |
| US7303566B2 (en) * | 2002-06-21 | 2007-12-04 | Makoto Kishimoto | Decompression-compensating instrument for ocular surgery, instrument for ocular surgery provided with the same and method of ocular surgery |
| EP1723041A1 (en) | 2004-02-10 | 2006-11-22 | Pactiv Corporation | Packages with active agents |
| US20050245886A1 (en) * | 2004-04-29 | 2005-11-03 | Devine Terence M | Anti-ocular chamber collapse sleeve |
| US8012554B2 (en) * | 2007-09-12 | 2011-09-06 | Pactiv Corporation | Bags having odor management capabilities |
| ITRM20070559A1 (it) * | 2007-10-25 | 2009-04-26 | Optikon 2000 Spa | Dispositivo di stabilizzazione della camera anteriore dell'occhio durante la chirurgia oftalmica con aspirazione a vuoto elevato. |
| US20100152646A1 (en) * | 2008-02-29 | 2010-06-17 | Reshma Girijavallabhan | Intravitreal injection device and method |
| US8267891B2 (en) * | 2008-12-18 | 2012-09-18 | Alcon Research, Ltd. | Gilled phacoemulsification irrigation sleeve |
| US8876751B2 (en) * | 2009-08-06 | 2014-11-04 | Alcon Research, Ltd. | Phacoemulsification handpiece pressure booster |
| US8353874B2 (en) * | 2010-02-18 | 2013-01-15 | Covidien Lp | Access apparatus including integral zero-closure valve and check valve |
| EP2854728B1 (en) * | 2012-05-25 | 2021-07-14 | Johnson & Johnson Surgical Vision, Inc. | Surgical handpiece having directional fluid control capabilities |
| AU2013360295B2 (en) | 2012-12-11 | 2017-07-27 | Alcon Inc. | Phacoemulsification hand piece with integrated aspiration and irrigation pump |
| US9962288B2 (en) | 2013-03-07 | 2018-05-08 | Novartis Ag | Active acoustic streaming in hand piece for occlusion surge mitigation |
| US9915274B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-03-13 | Novartis Ag | Acoustic pumps and systems |
| US9693896B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-07-04 | Novartis Ag | Systems and methods for ocular surgery |
| US9545337B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-01-17 | Novartis Ag | Acoustic streaming glaucoma drainage device |
| US9750638B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-09-05 | Novartis Ag | Systems and methods for ocular surgery |
| RU2679305C1 (ru) * | 2017-12-14 | 2019-02-06 | Закрытое акционерное общество "Оптимедсервис" | Способ аспирации кортикальных масс и устройство для его осуществления |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4516398A (en) * | 1980-10-08 | 1985-05-14 | Cooper Lasersonics, Inc. | Method of use of an ultrasonic surgical pre-aspirator having a orifice by-pass |
| US4841984A (en) * | 1985-09-16 | 1989-06-27 | Armoor Ophthalmics, Inc. | Fluid-carrying components of apparatus for automatic control of intraocular pressure |
| WO1989003230A1 (en) * | 1987-10-14 | 1989-04-20 | The Cooper Companies, Inc. | Surgical irrigation and aspiration system |
| US5167620A (en) * | 1989-11-28 | 1992-12-01 | Alexandar Ureche | Eye surgery methods |
| JPH04322715A (ja) * | 1991-04-19 | 1992-11-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 分離装置 |
| US5476448A (en) * | 1994-10-19 | 1995-12-19 | Urich; Alex | Apparatus for suppressing a vacuum surge in eye surgery |
-
1997
- 1997-03-06 JP JP9067509A patent/JP2995548B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-02-23 US US09/027,719 patent/US6042586A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-02-25 EP EP98103276A patent/EP0862902B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-02-25 DE DE69805355T patent/DE69805355T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-03-06 RU RU98103771A patent/RU2149614C1/ru not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0862902A2 (en) | 1998-09-09 |
| EP0862902B1 (en) | 2002-05-15 |
| RU2149614C1 (ru) | 2000-05-27 |
| JPH10243957A (ja) | 1998-09-14 |
| EP0862902A3 (en) | 1998-09-23 |
| US6042586A (en) | 2000-03-28 |
| DE69805355T2 (de) | 2002-11-14 |
| DE69805355D1 (de) | 2002-06-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2995548B2 (ja) | 高吸引圧による手術に利用できる角膜虚脱防止装置 | |
| US3902495A (en) | Flow control system | |
| JP4704999B2 (ja) | カセットおよび外科システム | |
| ES2389581T3 (es) | Sistema de supresión del colapso de una cámara posoclusión para un aparato quirúrgico | |
| JP4559401B2 (ja) | カセットおよび外科システム | |
| US4041947A (en) | Flow control system | |
| JP4258657B2 (ja) | 眼内圧を低減させるために埋め込み可能な眼ポンプ | |
| KR102079355B1 (ko) | 흡인 및 관주 회로를 위하여 선택적으로 가동 가능한 밸브 요소 | |
| JP3935653B2 (ja) | 灌流吸引装置 | |
| US6159175A (en) | Phacoemulsification handpiece, sleeve, and tip | |
| KR101192510B1 (ko) | 서지 감쇄용 관류-흡입 관 | |
| US20060173403A1 (en) | Variable flow device | |
| EP0228185A1 (en) | Tissue-implantable fluid-dissipating device | |
| US20040111050A1 (en) | Implantable ocular pump to reduce intraocular pressure | |
| JP2016027872A (ja) | 一体型吸引ポンプを備えた水晶体乳化用ハンドピース | |
| JP2003319965A (ja) | 手術システム、並びにその手術用コンソールの操作方法 | |
| JP3529311B2 (ja) | 眼内手術装置 | |
| JP2011206580A (ja) | 注水／吸引システム | |
| JP2011509155A (ja) | 水晶体吸引術吸引装置用の吸引制御 | |
| CN201026269Y (zh) | 可动态流量调节的白内障手术吸引系统 | |
| US20080319451A1 (en) | Post-occlusion chamber collapse suppressing system for a surgical apparatus and method of use | |
| JP2006110338A (ja) | 水晶体超音波乳化吸引術中の眼圧安定化方法 | |
| CN200998362Y (zh) | 白内障手术吸引流量调节阀 | |
| CA1068574A (en) | Flow control system | |
| CN200998363Y (zh) | 白内障手术吸引流量限制器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |