JP2995037B2 - 音声符号化復号化装置 - Google Patents

音声符号化復号化装置

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JP2995037B2 JP10143035A JP14303598A JP2995037B2 JP 2995037 B2 JP2995037 B2 JP 2995037B2 JP 10143035 A JP10143035 A JP 10143035A JP 14303598 A JP14303598 A JP 14303598A JP 2995037 B2 JP2995037 B2 JP 2995037B2
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    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/04Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using predictive techniques

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無終端記憶手段、
例えばリングメモリに順次書き込まれたADPCM(Ad
aptive Differential Pulse Code Modulation)、或い
はDPCM(Differential Pulse Code Modulation)か
らなる音声データを再生出力する場合に、そのリングメ
モリの任意のアドレス、又は音声データのリングメモリ
への書き込みを中断した際のアドレス等から音切れする
ことなく、その音声データを読み出して再生する音声符
号化復号化装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】音声情報の帯域圧縮方法のひとつとし
て、ADPCM方法がある。この方法は音声の隣接標本
間、例えば時間tnとtn+1の音声データにおいて、時間
nに算出した予測値と時間tn+1における音声データと
の差分をとり、この差分を符号化してADPCM符号と
することによって音声データを圧縮し、一方再生出力す
る場合には、その符号を復号することによって、差分信
号の逆量子化値を得、その値を逐次加算することで通常
のPCM符号形式の音声を再生する方法である。
【0003】また、ADPCM方法は差分信号の逆量子
化値を得る際に必要となる量子化幅をADPCM符号に
応じて適宜変化させていくことができる点に特徴があ
る。
【0004】ここで、図18はADPCMの音声データ
を符号化して一旦リングメモリに符号を蓄積した後、そ
の符号を復号化して再生出力する音声符号化復号化装置
の概略構成図である。
【0005】同図において、入力される音声データは順
次ADPCM符号化手段1で符号化された後、符号Ln
としてリングメモリ2に書き込まれる。一方、再生出力
する場合には、そのリングメモリ2から符号Ln′を読
み出してADPCM復号化手段3で順次復号化された
後、再生出力される。
【0006】次に図19はADPCM符号化復号化方法
を模式的に説明するための図である。図19において、
白抜きの丸は現実の音声データを、また黒丸はADPC
M符号化手段で符号Lnを逆量子化して求めた音声デー
タを夫々表わしたものである。更に、白抜きの四角は直
前のサンプリング時においてADPCM符号化手段で復
号化した黒丸と同じ値をもつ予測値である。
【0007】また、図20はADPCM符号化手段1の
具体的構成図、更に図21はADPCM復号化手段2の
具体的構成図を表したものである。
【0008】図20のADPCM符号化手段1に信号x
nが入力されると、 ADPCM符号化手段1はその信号
nと予測信号ynとの差分dnを求め、ADPCM符号
化手段1内の適応量子化器はこの差分dnを量子化幅Δn
に基づいて符号化(量子化)を行いLnを求める。この
後、ADPCM符号化手段1はその符号Lnを復号化
(逆量子化)して逆量子化値qn′を求めると共に、符
号Lnをリングメモリ2に書き込む(これを一般的に
「ADPCM符号化」という。)。
【0009】一方、再生出力する場合には、図21のA
DPCM復号化手段3はリングメモリ2に書き込まれた
符号Ln′を読み出した後、 ADPCM符号化手段1で
行われた符号化と逆の処理を行うことにより復号化して
復号化信号wn′(= wn)を求める(これを一般的に
「ADPCM復号化」という。)。
【0010】一般的に、リングメモリ2に符号Lnを書
き込む場合には、アドレス0000H(16進数で表
現)から符号Lnを書き込んだり、また読み込み始め、
アドレスFFFFH(16進数で表現)に到達すると、
アドレス0000Hに戻って再び符号Lnを上書きした
り、また符号Ln′を読み込んだりする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図22はリン
グメモリ2のアドレスを概念的に示したものである。同
図(a)において、第1区間、第2区間及び第3区間の
如く、リングメモリ2の最終アドレスFFFFHから最
初のアドレス0000Hに戻って符号Lnを続けて書き
込んだ後に、一時中断(ポーズ)してこのリングメモリ
2に書き込まれた符号Ln′を読み出して再生する場合
を考える。
【0012】従来においては、再生出力しようとして
も、リングメモリ2の最初のアドレス、或いは一時中断
(ポーズ)した際のリングメモリ2の中断アドレスに夫
々記憶された符号Lnに係る、ADPCM復号化に際し
ての予測値yn及び量子化幅Δnを記憶していないため、
ADPCM復号化処理をすることができないという問題
点があった。
【0013】そこで、本発明は、上述の問題を解決する
べく、リングメモリ2に符号Lnをアドレス0000H
からアドレスFFFFHまで書き込んだ後、更にアドレ
ス0000Hに戻って符号Lnを続けて書き込んだ後
に、例えば一時中断(ポーズ)した場合、リングメモリ
2におけるアドレス0000Hの符号Lnに係る、予測
値yn及び量子化幅Δnを記憶保持しておくので、リング
メモリ2のアドレス0000H (先頭アドレス)以降
に書き込まれた符号Lnを再生出力することができる。
【0014】更に、図22(b)に示すように、第1区
間、第2区間及び第3区間の如く、リングメモリ2のア
ドレスFFFFHからアドレス0000Hに戻って符号
nを続けて書き込んだ後に、リングメモリ2の任意の
アドレスから再生する場合を考える。
【0015】このとき、音声符号化復号化装置に設けら
れた内部状態調整手段は、予測値y n 、及び量子化幅Δ
nを初期値として夫々yn=0、Δn=1に仮設定して再
生音声を出力してみて、その再生音声信号の振幅の最大
値等が予め設定された閾値より大きい場合、リングメモ
リ2の任意のアドレスの符号を音声復号化する際の予測
値yn 、及び量子化幅Δnを夫々yn=0、Δn=1に正
式設定する。
【0016】一方、再生音声信号の振幅の最大値が予め
設定された閾値より小さい場合、内部状態調整手段は前
記量子化幅Δnの初期値を増加(修正)させることによ
って、ADPCM復号化処理して再生出力することがで
きる。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の音声符号化復号
装置は、入力信号xnと該入力信号の予測値ynとの差
分を量子化幅Δnを用いて音声符号化処理することによ
って符号を求める音声符号化手段と、前記符号を記憶す
る第1記憶手段と、該第1記憶手段から前記符号を読み
出して音声復号化処理する音声復号化手段と、該音声復
号化手段における音声復号化処理により得られた再生出
力信号の出力パラメータの値と予め設定された閾値とを
比較すると共に、前記音声復号化処理の際に用いた量子
化幅の値を調整する内部状態調整手段と、を備え、前記
第1記憶手段の任意のアドレスに記憶されている符号を
前記音声復号化処理する場合、前記内部状態調整手段
は、前記音声復号化処理により得られた再生出力信号の
出力パラメータの値と予め設定された閾値とを比較する
第1のステップ、及び該第1ステップでの比較処理の結
果、前記音声復号化処理の際に用いた量子化幅の初期値
を調整する第2ステップと、を行い、前記音声復号化手
段は、該第2ステップで調整された量子化幅の初期値に
基づいて順次再生出力信号を生成することを特徴とす
る。
【0018】また、前記出力パラメータとは、前記再生
出力信号の振幅、パワー、並びに再生出力信号を求める
ために用いられた、量子化幅、及び所定サンプル数分の
量子化幅の和のうちいずれかのパラメータであることを
特徴とする。
【0019】前記第1記憶手段の任意のアドレスから符
号を読み出して前記音声復号化処理で得られる再生出力
信号にミュート処理を施すことを特徴とする。
【0020】更に、本発明の音声符号化符号化装置は、
入力信号xnと該入力信号の予測値ynとの差分を量子化
幅Δnを用いて音声符号化処理することによって符号を
求める音声符号化手段と、前記符号を記憶する第1記憶
手段と、該第1記憶手段から前記符号を読み出して音声
復号化処理する音声復号化手段と、を備え、前記音声符
号化手段にて求められた符号を前記第1記憶手段の第1
アドレスに書き込む場合、該符号を求める際に用いた第
1内部パラメータ値を第1内部状態制御手段によって第
2記憶手段に記憶し、一方前記符号を音声復号化処理す
る際に、前記第2記憶手段に記憶された第1内部パラメ
ータ値を第1内部状態読取手段によって読み出して音声
符号化復号化処理することを特徴とする。
【0021】前記第1内部パラメータ値とは、前記音声
符号化処理の際に用いる、予測値ynを求めるためのパ
ラメータ、前記予測値yn、及び量子化幅Δnのうち、い
ずれかであることを特徴とする。
【0022】前記第1記憶手段は、リングメモリからな
ることを特徴とする。
【0023】前記第1記憶手段の第1アドレスから符号
を読み出して前記音声復号化処理で得られる再生出力信
号にミュート処理を施すことを特徴とする。
【0024】前記第1記憶手段の第1アドレス以前の所
定アドレスから読み出した符号の音声復号化処理で得ら
れる再生出力信号に対して1から0への直線的な重み係
数を乗じると共に、前記第1アドレス以後の所定アドレ
スまで読み出した符号の音声復号化処理で得られる再生
出力信号に対して0から1への直線的な重み係数を乗じ
ることを特徴とする。
【0025】更に、本発明の音声符号化復号化装置は、
入力信号xnと該入力信号の予測値ynとの差分を量子化
幅Δnを用いて音声符号化処理することによって符号を
求める音声符号化手段と、前記符号を記憶する第1記憶
手段と、該第1記憶手段から前記符号を読み出して音声
復号化処理する音声復号化手段と、該音声復号化手段に
おける音声復号化処理により得られた再生出力信号の出
力パラメータの値と予め設定された閾値とを比較すると
共に、前記音声復号化処理の際に用いた量子化幅の値を
制御する内部状態調整手段と、を備え、前記第1記憶手
段の第2アドレスから符号を読み出しながら音声復号化
処理を行う場合、前記内部状態調整手段は、該音声復号
化処理の際に用いる第2内部パラメータ値を用いて音声
復号化した際の再生出力信号の出力パラメータの値と閾
値とを比較すると共に、音声復号化処理の際に用いる量
子化幅の初期値を調整することを特徴とする。
【0026】前記第2内部パラメータ値は、前記音声復
号化処理の際に用いる、予測値ynを求めるためのパラ
メータ、前記予測値yn、及び量子化幅Δnのうち、いず
れかであることを特徴とする。
【0027】前記第1記憶手段は、リングメモリからな
ることを特徴とする。
【0028】前記出力パラメータとは、前記再生出力信
号の振幅、パワー、並びに再生出力信号を求めるために
用いられた、量子化幅、及び所定サンプル数分の量子化
幅の和のうちいずれかのパラメータであることを特徴と
する。
【0029】前記内部状態調整手段で用いる閾値を設定
する閾値設定手段を備えることを特徴とする。
【0030】前記第2アドレスが、前記第1記憶手段に
対する符号の書き込みを中断した際のアドレスであり、
この第2アドレスを中断アドレスとして記憶する中断ア
ドレス記憶手段を備えたことを特徴とする。
【0031】前記第1記憶手段の第2アドレスから符号
を読み出して前記音声復号化処理で得られる再生出力信
号にミュート処理を施すことを特徴とする。
【0032】前記第1記憶手段の第2アドレス以前の所
定アドレスから読み出した符号の音声復号化処理で得ら
れる再生出力信号に対して1から0への直線的な重み係
数を乗じると共に、前記第2アドレス以後の所定アドレ
スまで読み出した符号の音声復号化処理で得られる再生
出力信号に対して0から1への直線的な重み係数を乗じ
ることを特徴とする。
【0033】前記内部状態調整手段は、前記第2アドレ
スから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラメー
タ値を用いて音声復号化した際の再生出力信号の振幅の
最大値と予め設定された閾値とを比較して、前記第2内
部パラメータ値を調整することを特徴とする。
【0034】前記内部状態調整手段は、前記第1記憶手
段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記第2
内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅を初期値
として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を第2
内部パラメータ値として用いて音声復号化することによ
り得られた再生出力信号の振幅の最大値が予め設定され
た閾値より大きい場合は、前記第2内部パラメータ値で
ある予測値、及び量子化幅を初期値として夫々yn
0、Δn=1とし、一方前記再生出力信号の振幅の最大
値が予め設定された閾値より小さい場合は、前記量子化
幅の初期値を増加させることを特徴とする。
【0035】前記内部状態調整手段は、前記第2アドレ
スから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラメー
タ値を用いて音声復号化した際の再生出力信号のパワー
と予め設定された閾値とを比較して、前記第2内部パラ
メータ値を調整することを特徴とする。
【0036】前記内部状態調整手段は、前記第1記憶手
段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記第2
内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅を初期値
として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を第2
内部パラメータ値として用いて音声復号化することによ
り得られた再生出力信号のパワーが予め設定された閾値
より大きい場合は、前記第2内部パラメータ値である予
測値、及び量子化幅の初期値として夫々yn=0、Δn
1とし、一方前記再生出力信号のパワーが予め設定され
た閾値より小さい場合は、前記量子化幅の初期値を増加
させることを特徴とする。
【0037】前記内部状態調整手段は、前記第2アドレ
スから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラメー
タ値を用いて再生出力信号を求めるために音声復号化し
た際の量子化幅の最大値と予め設定された閾値とを比較
して、前記第2内部パラメータ値を調整することを特徴
とする。
【0038】前記内部状態調整手段は、前記第1記憶手
段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記第2
内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初期値
として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を第2
内部パラメータ値として用いて音声復号化することによ
り得られた再生出力信号を求めるために用いられた量子
化幅の最大値が予め設定された閾値より大きい場合は、
前記第2内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅
の初期値として夫々yn=0、Δn=1とし、一方前記再
生出力信号を求めるために用いられた量子化幅の最大値
が予め設定された閾値より小さい場合は、前記量子化幅
の初期値を増加させることを特徴とする。
【0039】前記内部状態調整手段は、前記第2アドレ
スから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラメー
タ値を用いて再生出力信号を求めるために音声復号化し
た際の前記所定サンプル数分の量子化幅の和と予め設定
された閾値とを比較して、前記第2内部パラメータ値を
調整することを特徴とする。
【0040】前記内部状態調整手段は、前記第1記憶手
段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記第2
内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初期値
として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を第2
内部パラメータ値として用いて音声復号化することによ
り得られた再生出力信号を求めるために用いられた所定
サンプル数分の量子化幅の和が予め設定された閾値より
大きい場合は、前記第2内部パラメータ値である予測
値、及び量子化幅の初期値として夫々yn=0、Δn=1
とし、一方前記再生出力信号を求めるために用いられた
所定サンプル数分の量子化幅の和が予め設定された閾値
より小さい場合は、前記量子化幅の初期値を増加させる
ことを特徴とする。
【0041】前記内部状態調整手段は、前記第2アドレ
スから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラメー
タ値を用いて音声復号化し、前記所定サンプル数分のう
ち最後の所望サンプル数の再生出力信号の振幅の最大値
と予め設定された閾値と比較して、前記第2内部パラメ
ータ値を調整することを特徴とする。
【0042】前記内部状態調整手段は、前記第1記憶手
段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記第2
内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初期値
として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を第2
内部パラメータ値として所定サンプル数分について音声
復号化し、前記所定サンプル数分のうち最後の所望サン
プル数の再生出力信号の振幅の最大値が予め設定された
閾値より大きい場合は、前記第2内部パラメータ値であ
る予測値、及び量子化幅の初期値として夫々y n=0、
Δn=1とし、一方前記再生出力信号の振幅の最大値が
予め設定された閾値より小さい場合は、前記量子化幅の
初期値を増加させることを特徴とする。
【0043】前記内部状態調整手段は、前記第2アドレ
スから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラメー
タ値を用いて音声復号化し、前記所定サンプル数分のう
ち最後の所望サンプル数の再生出力信号のパワーと予め
設定された閾値と比較して、前記第2内部パラメータ値
を調整することを特徴とする。
【0044】前記内部状態調整手段は、前記第1記憶手
段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記第2
内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初期値
として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を第2
内部パラメータ値として所定サンプル数分について音声
復号化し、前記所定サンプル数分のうち最後の所望サン
プル数の再生出力信号のパワーが予め設定された閾値よ
り大きい場合は、前記第2内部パラメータ値である予測
値、及び量子化幅の初期値として夫々yn=0、Δn=1
とし、一方前記再生出力信号のパワーが予め設定された
閾値より小さい場合は、前記量子化幅の初期値を増加さ
せることを特徴とする。
【0045】前記内部状態調整手段は、前記第2アドレ
スから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラメー
タ値を用いて音声復号化し、前記所定サンプル数分のう
ち最後の所望サンプル数の再生出力信号を求めるために
音声復号化した際の量子化幅の最大値と予め設定された
閾値と比較して、前記第2内部パラメータ値を調整する
ことを特徴とする。
【0046】前記内部状態調整手段は、前記第2内部パ
ラメータ値である予測値、及び量子化幅の初期値として
夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を第2内部パ
ラメータ値として所定サンプル数分について音声復号化
し、前記所定サンプル数分のうち最後の所望サンプル数
の、再生出力信号を求めるために用いられた量子化幅の
最大値が予め設定された閾値より大きい場合は、前記第
2内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初期
値として夫々yn=0、Δn=1とし、一方前記再生出力
信号を求めるために用いられた量子化幅の最大値が予め
設定された閾値より小さい場合は、前記量子化幅の初期
値を増加させることを特徴とする。
【0047】前記内部状態調整手段は、前記第2アドレ
スから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラメー
タ値を用いて音声復号化し、前記所定サンプル数分のう
ち最後の所望サンプル数の再生出力信号を求めるために
音声復号化した際の量子化幅の和と予め設定された閾値
と比較して、前記第2内部パラメータ値を調整すること
を特徴とする。
【0048】前記内部状態調整手段は、前記第1記憶手
段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記第2
内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初期値
として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を第2
内部パラメータ値として所定サンプル数分について音声
復号化し、前記所定サンプル数分のうち最後の所望サン
プル数の、再生出力信号を求めるために用いられた所定
サンプル数分の量子化幅の和が予め設定された閾値より
大きい場合は、前記第2内部パラメータ値である予測
値、及び量子化幅の初期値として夫々yn=0、Δn=1
とし、一方前記再生出力信号を求めるために用いられた
量子化幅の和が予め設定された閾値より小さい場合は、
前記量子化幅の初期値を増加させることを特徴とする。
【0049】前記閾値設定手段は、前記第2アドレス以
前に記憶された符号に基づいて再生された出力信号の振
幅、又はパワーに基づいて閾値を設定することを特徴と
する。
【0050】前記閾値設定手段は、前記第2アドレス以
前に記憶された符号に基づいて再生された出力信号の振
幅の最大値以下、又はパワーの値以下の値に閾値を設定
することを特徴とする。
【0051】前記閾値設定手段は、前記第2アドレス以
前に記憶された符号に基づいて再生された出力信号を求
めるために用いられた、量子化幅又は所定サンプル数分
の量子化幅の和に基づいて閾値を設定することを特徴と
する。
【0052】前記閾値設定手段は、前記第2アドレス以
前に記憶された符号に基づいて再生された出力信号を求
めるために用いられた量子化幅の最大値以下、又は所定
サンプル数分の量子化幅の和の値以下の値に閾値を設定
することを特徴とする。
【0053】更に、本発明の音声符号化復号化装置は、
入力信号xnと該入力信号の予測値ynとの差分を量子化
幅Δnを用いて音声符号化処理することによって符号を
求める音声符号化手段と、前記符号に従って音声復号化
処理する音声復号化手段と、を備え、前記符号を音声復
号化処理する場合、内部状態調整手段は、前記音声復号
化処理により得られた再生出力信号の出力パラメータの
値と予め設定された閾値とを比較する第1のステップ、
及び該第1ステップでの比較処理の結果、前記音声復号
化処理の際に用いた量子化幅の初期値を調整する第2ス
テップと、を行い、前記音声復号化手段は、該第2ステ
ップで調整された量子化幅の初期値に基づいて順次再生
出力信号を生成することを特徴とする。
【0054】更に、本発明の音声符号化復号化装置は、
入力信号xnと該入力信号の予測値ynとの差分を量子化
幅Δnを用いて音声符号化処理することによって符号を
求める音声符号化手段と、前記符号を記憶する第1記憶
手段と、該第1記憶手段から前記符号を読み出して音声
復号化処理する音声復号化手段と、第3内部パラメータ
値を第2記憶手段に記憶せしめる第2内部状態調整手段
と、前記第1記憶手段から前記符号を読み出す際の読出
アドレスを制御するアドレス制御手段と、を備え、前記
第1記憶手段は複数のブロックに分割され、該第1記憶
手段の各ブロックの先頭アドレスに前記符号を記憶する
場合、第2内部状態制御手段によって前記符号を求める
際に用いた第3内部パラメータ値を第2記憶手段に記憶
し、一方、前記符号を音声復号化処理する場合、前記ア
ドレス制御手段は、前記第1記憶手段の各ブロックの先
頭アドレスのうちいずれかを前記第1記憶手段の再生開
始アドレスとして決定すると共に、該再生開始アドレス
に記憶されている符号を求める際に用いた第3内部パラ
メータ値を第2内部状態読取手段によって前記第2記憶
手段から読み出して、該第3内部パラメータ値を用いて
音声復号化処理することを特徴とする。
【0055】前記第3内部パラメータ値は、前記第1記
憶手段の各ブロックの先頭アドレスに記憶された前記符
号を求める際に用いられた、予測値ynを求めるための
パラメータ、前記予測値yn、及び量子化幅Δnのうち、
いずれかであることを特徴とする。
【0056】前記アドレス制御手段によって決定された
再生開始アドレスは、前記第1記憶手段への前記符号の
書き込みを中断したアドレスが属するブロックの直後の
ブロックの先頭アドレスであることを特徴とする。
【0057】前記第1記憶手段は、リングメモリからな
ることを特徴とする。
【0058】更に、本発明の音声符号化復号化装置は、
過去の音声符号化処理で求められた第4内部パラメータ
値に従って現時点での音声符号化処理を行う音声符号化
手段と、前記符号を記憶する第1記憶手段と、該第1記
憶手段から前記符号を読み出して音声復号化処理する音
声復号化手段と、該音声復号化手段における音声復号化
処理により得られた再生出力信号の出力パラメータの値
と予め設定された閾値とを比較すると共に、前記音声復
号化処理の際に用いた、前記第4内部パラメータ値を調
整する内部状態調整手段と、を備え、前記第1記憶手段
の任意のアドレスに記憶されている符号を前記音声復号
化処理する場合、前記内部状態調整手段は、前記音声復
号化処理により得られた再生出力信号の出力パラメータ
の値と予め設定された閾値とを比較する第1のステッ
プ、及び該第1ステップでの比較処理の結果、前記音声
復号化処理の際に用いた、前記第4内部パラメータ値を
調整する第2ステップと、を行い、前記音声復号化手段
は、該第2ステップで制御された第4内部パラメータ値
に基づいて順次再生出力信号を生成することを特徴とす
る。
【0059】前記第4内部パラメータ値とは、前記音声
符号化処理の際に求められた符号、現時点での音声符号
化処理に用いる音声信号の予測値、該予測値を求めるた
めのパラメータ、過去の音声符号化処理で求められた電
力、又は該電力を求めるためのパラメータのうち、いず
れかであることを特徴とする。
【0060】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図1
3に基づいて説明する。 <第1の実施の形態> 図1は、本発明のADPCMによる音声符号化復号化
の第1の実施の形態を示す概略構成図である。ステッ
プS8では、バッファ5aに記憶されている、第1アド
レスにおける第1内部パラメータ値の一種である予測値
n、及び量子化幅Δnを読み出す。
【0061】同図において、1は入力される音声信号を
ADPCMによる符号化を行うADPCM符号化手段で
あり、このADPCM符号化手段1による符号化処理
は、従来の符号化処理と同一である。2はADPCM符
号化手段1によって符号化された符号Lnを記憶する無
終端からなる第1記憶手段であり、具体的にはリングメ
モリが該当する。
【0062】3はリングメモリ2に記憶された符号
n′を読み出してADPCM復号化するADPCM復
号化手段、4aは符号Lnをリングメモリ2の第1アド
レス(例えば16進数で表現する「アドレス0000
H」とし、以下「第1アドレス」という。)に書き込む
際のADPCM符号化手段1の第1内部パラメータ値の
一種である予測値yn、及び量子化幅Δnを、後述するバ
ッファ5aに書き込むための第1内部状態制御手段であ
る。
【0063】5aはADPCM符号化手段1によって符
号化された符号Lnを、リングメモリ2の第1アドレス
に書き込む際のADPCM符号化手段1の第1内部パラ
メータ値である予測値yn、及び量子化幅Δnを記憶する
第2記憶手段であり、具体的にはバッファが該当する。
尚、本発明の実施の形態では、リングメモリ2とバッフ
ァ5aを夫々別個の構成としたが、これには限られず、
同一構成としてもよいことは言うまでもない。
【0064】6aはADPCM復号化手段3が符号
n′をリングメモリ2の第1アドレスから読み込む際
にADPCM符号化手段1の第1内部パラメータ値の一
種である予測値yn、及び量子化幅Δnをバッファ5aか
ら読み込むための第1内部状態読取手段である。
【0065】次に、図2を用いて図1に示すADPCM
符号化復号化装置の動作説明をする。
【0066】まず、図2(a)を用いて、音声符号化の
動作説明をする。
【0067】図2(a)において、ステップS0では、
ADPCM符号化手段1に所定のサンプリング周期でサ
ンプリング処理された音声信号が順次入力される。ステ
ップS1では、ADPCM符号化手段1で順次ADPC
M符号化処理が為されて符号Lnを求める。ステップS
2では、符号Lnをリングメモリ2に記憶する。ステッ
プS3においては、リングメモリ2に符号Lnを記憶す
る際のアドレスが第1アドレスであるか否かを判定し、
第1アドレスであれば、後述するステップS4に進み、
一方第1アドレスでなければ後述するステップS5に進
む。
【0068】ステップS4では、リングメモリ2の第1
アドレスに書き込む際のADPCM符号化手段1の第1
内部パラメータ値の一種である予測値yn、及び量子化
幅Δnをバッファ5aに記憶する。この処理によって、
ADPCM音声復号化処理を行う場合、リングメモリ2
の第1アドレスから音声復号化をすることが可能とな
る。
【0069】ステップS5では、継続して音声符号化を
行って符号Lnを求めるか否かを判定し、継続して符号
nを記憶するのであれば、ステップS2に戻り、一方
符号Lnを記憶しないのであれば終了する。
【0070】まず、図2(b)を用いて、音声復号化の
動作説明をする。
【0071】図2(b)において、ステップS6では、
リングメモリ2から符号Ln′を読み出してADPCM
復号か手段3に送る。このとき、一般的には、リングメ
モリ2への書き込み、及び読み出しが正常に行われ、ま
た符号誤りがない場合は、符号Lnと符号Ln′は同値で
あり、以下の実施の形態においても、同様である。
【0072】ステップS7においては、リングメモリ2
から符号Ln′を読み出した際のアドレスが第1アドレ
スであるか否かを判定し、第1アドレスであれば、後述
するステップS8に進み、一方第1アドレスでなければ
後述するステップS9に進む。
【0073】ステップS8では、バッファ5aに記憶さ
れている、第1アドレスにおける第1内部パラメータ値
の一種である予測値yn、及び量子化幅Δnを読み出す。
【0074】ステップS9においては、ADPCM復号
化手段3で順次符号Ln′をADPCM復号化処理す
る。
【0075】ステップS10では、継続して音声復号化
を行って符号Ln′の復号化を行うか否かを判定し、継
続して符号Ln′を読み出すのであれば、ステップS6
に戻り、一方符号Ln′を読み出さないのであれば終了
する。 <第2の実施の形態> 次に図3は、本発明のADPCMによる音声符号化復号
装置の第2の実施の形態を示す概略構成図である。
尚、本願の他の実施の形態と同一機能を有する構成につ
いては、同一番号を付し、その説明は割愛する。
【0076】同図において、7は後述する内部状態調整
手段8で用いる、ADPCM復号化手段3から出力され
る「再生音声の振幅(の最大値)」に関する閾値を設定
する閾値設定手段、8は内部状態調整手段であり、この
内部状態調整手段8はADPCM復号化手段3から出力
される再生音声の振幅の最大値と、閾値設定手段7によ
って予め設定された閾値との大小関係を比較し、その閾
値を超えるか否かの処理を行うと共に、もし再生音声の
振幅の最大値が閾値を越えない場合は、量子化幅Δn
値が大きくなるように修正し、一方再生音声の振幅の最
大値が閾値を越える場合は、量子化幅Δnの値を変更し
ないような調整機能を有する。
【0077】尚、以下の実施の形態では、内部状態調整
手段8おいて、判定パラメータの種類として、「再生音
声の振幅の最大値」に着目して説明するが、これには限
られず、その他の判定パラメータとして、(1)再生音
声の振幅の変動幅 (2)再生音声のパワー、(3)音声復号化した際の量
子化幅の最大値、(4)所定サンプル数分の量子化幅の
和、(5)所定サンプル数分を音声復号化し、そのうち
最後から所望サンプル数(1〜100が好ましい。)分
の再生音声の振幅の最大値、(6)所定サンプル数分を
音声符号化し、そのうち最後から所望サンプル数(1〜
100が好ましい。)分の再生音声の振幅の変動幅 (7)所定サンプル数分を音声復号化し、そのうち最後
から所望サンプル数の再生音声のパワー、(8)所定サ
ンプル数分を音声復号化し、そのうち最後から所望サン
プル数の量子化幅の最大値、或いは(9)所定サンプル
数分を音声復号化し、そのうち最後から所望サンプル数
の量子化幅の和、を用いることが可能である(所定サン
プル数>所望サンプル数)。
【0078】ところで、閾値設定手段7は、内部状態調
整手段8で使用する「判定パラメータ」と同一の判定パ
ラメータを用いることを要する。
【0079】閾値設定手段7によって設定される閾値の
具体的な設定は、その閾値設定手段7が判定パラメータ
として、例えば「振幅の最大値」を採用する場合には、
閾値設定手段7によって設定される閾値は以前に再生出
力した音声の「振幅の最大値」以下とすることが好まし
い。これは、仮に閾値を「振幅の最大値」より大きな値
に設定すると、再生出力される音声の振幅が非常に大き
くなり過ぎる結果、耳障りな音声になるため、閾値を
「振幅の最大値」以下とすることによってその耳障りさ
を解消することができる。このことは、本発明者によっ
て実験的に確められている。
【0080】また、閾値設定手段7は音声符号化手段1
で求められた予測値ynのパワーより閾値を求めること
ができ、更に、所望のサンプル数をMとすると、その閾
値は再生信号のパワー{(yn2+(yn+12+(y
n+22+…+(yn+M-12}、或いはその値を所望のサ
ンプル数Mで除した平均パワーによって求めることが望
ましい。
【0081】更に、閾値設定手段7は音声符号化手段1
で用いた量子化幅Δnの値、或いは所定サンプル数分の
量子化幅Δnの和より閾値を求めることができ、そのと
きの閾値は量子化幅Δnの最大値以下、或いは量子化幅
Δnの和以下の値に設定されることが望ましい。
【0082】次に、図4を用いて図3のADPCM符号
化復号化手段において、リングメモリ2に符号Lnを順
次記憶した後に、一次中断(ポーズ)の指示が出され、
そのリングメモリ2に記憶された符号Lnを再生出力す
る動作説明をする。
【0083】図4において、ステップS11では、リン
グメモリ2から符号Ln′を読み出してADPCM復号
化手段3に送る。
【0084】ステップS12では、リングメモリ2から
読み出された符号Ln′を順次ADPCM復号化処理し
て再生出力信号に変換する。
【0085】ステップS13では、リングメモリ2への
符号Lnの書き込みを一次中断(ポーズ)した際のアド
レスを含んでそれ以降の複数のアドレスに書き込まれた
符号Ln′を再生する場合、それらの複数個の符号Ln
をADPCM復号化処理し、それらの再生出力信号の振
幅の最大値が閾値設定手段7で設定された閾値より大き
いか否かを比較し、もし大きいのであれば後述するステ
ップS15に進み、一方大でなければ後述するステップ
S14に進む。
【0086】ステップS14では、 再生出力信号の振
幅の最大値が閾値設定手段7で設定された閾値より大き
くなるように、ADPCM復号化処理する際の量子化幅
Δnを増加させるための調整をする。この処理を行う理
由は、振幅の小さい再生出力信号を外部に出力させない
ようにするためである。
【0087】ステップS14の処理を終えると、ステッ
プS12に一旦戻って、再生出力信号の振幅が閾値より
大きくなるまで、この処理を繰り返す。
【0088】ステップS15では、ADPCM復号化処
理した後、実際に再生出力信号として出力する。
【0089】ステップS16では、継続して符号Ln
をリングメモリ2から読み出すか否かを判定し、継続し
て符号Ln′を読み出すのであれば、ステップS11に
戻り、一方符号Ln′を読み出さないのであれば終了す
る。
【0090】ここで、前述では、「再生音声の振幅の最
大値」に着目して説明したが、前述した(1)から
(7)に挙げるような「判定パラメータ」に応じて、内
部状態調整手段8は、ADPCM復号化手段3から出力
される再生音声の「判定パラメータ」の値と、閾値設定
手段7で予め設定された閾値との大小関係を比較し、そ
の他のパラメータ値がその閾値を超えるか否かの処理を
行うと共に、量子化幅Δnを増加させるための調整をす
ることによって本発明の目的を実現することができる。
このとき、図4におけるステップS13の「再生音声の
振幅の最大値」の代わりに、前述の「判定パラメータ」
の値に読み替えることにより、第2の実施の形態と同様
な処理が可能となる。 <第3の実施の形態> 図5は本発明のADPCMによる音声符号化復号化装置
の第3の実施の形態を示す概略構成図である。尚、本願
の他の実施の形態と同一機能を有する構成については、
同一番号を付し、その説明は割愛する。
【0091】同図において、9はリングメモリ2の所定
アドレスの前後の所定幅、例えば128サンプル(後述
する図6では「所定サンプル数分」という。)のアドレ
スに記憶された符号Ln′を再生出力する場合にミュー
ト処理を施すミュート処理手段であり、ここで用いる
「所定アドレス」とは「アドレス0000H 」、「ア
ドレスFFFFH 」、及び「一次中断(ポーズ)した
際のアドレス」をいう。
【0092】次に、図5に示すADPCM符号化復号化
装置において、リングメモリ2への符号Lnの書き込み
を中断し、リングメモリ2に現在記憶されている符号L
n′を繰返再生すると共に、ミュート処理を施す際の動
作説明を図6を用いて説明する。
【0093】尚、主としてADPCM符号化手段での処
理、及びADPCM復号化手段での処理は、図2、及び
図4に示した動作と同様であるため、ここでの説明は割
愛する。
【0094】図6において、ステップS21において
は、図2に示したADPCM符号化処理を行う。
【0095】ステップS22では、ADPCM符号化処
理によって求められた符号Lnをリングメモリ2に順次
書き込んでいる最中に、符号Lnのリングメモリ2への
書き込み中断の指示が出され、リングメモリ2への符号
Lnの書き込みを中断する。ステップS23では、図4
に示したADPCM復号化処理を行う。
【0096】ステップS24では、再生するリングメモ
リ2のアドレスがリングメモリ2の第1アドレス(アド
レス0000H )から所定サンプル数分以内のアドレ
スである場合、後述するステップS26に進み、一方第
1アドレスから所定サンプル数分以降のアドレスに書き
込まれた符号Ln′を再生出力する場合、ステップS2
5に進む。
【0097】ステップS25において、再生するリング
メモリ2のアドレスが最終アドレスから所定サンプル数
分以前のアドレスである場合、後述するステップS26
に進み、一方最終アドレスから所定サンプル数分以前の
アドレスに該当しないアドレスに書き込まれた符号
n′を再生出力する場合、ステップS27に進む。
【0098】ステップS26では、アドレス0000H
から所定サンプル数分以内のアドレス、及びアドレスF
FFFHから所定サンプル数分以前のアドレスに書き込
まれた符号Ln′を再生出力する場合、ミュート処理を
施す。アドレス0000Hから所定サンプル数分以内の
アドレス、及びアドレスFFFFHから所定サンプル数
分以前のアドレスに対してミュート処理を施す理由は、
それらのアドレスに書き込まれた符号Ln′を再生出力
する場合には、聴覚的に不連続となることを回避するた
めである。
【0099】ステップS27では、アドレス0000H
から所定サンプル数分以内のアドレス、及びアドレスF
FFFHから所定サンプル数分以前のアドレスに書き込
まれた符号Ln′を音声復号化処理の後、ミュート処理
を施して再生出力すると共に、該当するアドレス以外の
アドレスに書き込まれた符号Ln′を音声復号化処理し
た後、ミュート処理を施さないで再生出力する。
【0100】ここで、具体的にミュート処理について説
明すると、例えばミュート処理幅を128サンプルとす
ると、リングメモリ2のアドレスFF7Fからアドレス
FFFFHまで記憶されている符号Ln′を音声復号化
して再生出力する場合、1から0への直線的な重み係数
を掛け、またアドレス0000Hからアドレス80まで
記憶されている符号Ln′を音声復号化して再生出力す
る場合、0から1への直線的な重み係数を掛けることに
よって行われる。
【0101】ステップS28においては、リングメモリ
2に書き込まれた符号Ln′を繰返再生出力するか否か
を判定し、繰り返して再生出力する場合は、ステップS
24に戻り、一方繰り返して再生出力しない場合は、一
連の処理を終了する。 <第4の実施の形態> 図7は本発明のADPCMによる音声符号化復号化装置
の第4の実施の形態を示す概略構成図である。尚、本願
の他の実施の形態と同一機能を有する構成については、
同一番号を付し、その説明は割愛する。
【0102】図7において、10は入力音声信号中の音
声の有音区間、無音区間を検出することによって無音区
間を削除すると共に音声を時間軸圧縮・伸長して、音声
の再生出力速度を適宜変換する話速変換手段、11はA
DPCM符号化手段1で処理された符号Lnのリングメ
モリ2への書き込みを中断する際に信号を入力する中断
指示釦、12は中断指示釦11が押下された際のリング
メモリ2への符号Lnの書き込みアドレスを記憶してお
く中断アドレス記憶手段である。
【0103】尚、主としてADPCM符号化手段での処
理、及びADPCM復号化手段での処理は、図2、及び
図4に示した動作と同様であるため、ここでの説明は割
愛する。
【0104】次に、図7に示すADPCM符号化復号化
装置において、中断指示釦11が押下され、その後既に
リングメモリ2に記憶されている符号Lnを繰返再生す
る際の動作説明を図8を用いて説明する。
【0105】図8において、ステップS31において
は、図2に示したADPCM符号化処理を行う。
【0106】ステップS32において、ADPCM符号
化処理によって求められた符号Lnをリングメモリ2に
順次書き込んでいる最中に、中断指示釦11が押下され
ると、リングメモリ2への符号Lnの書き込みを中断
し、中断指示釦11が押下された際に符号Lnが書き込
まれた、リングメモリ2のアドレスを中断アドレスとし
て、中断アドレス記憶手段12に記憶する。ステップS
33では、図2及び図4のADPCM復号化処理を行
う。
【0107】ステップS34では、再生するリングメモ
リ2のアドレスがリングメモリ2の第1アドレス(アド
レス0000H )から所定サンプル数分以内のアドレ
スである場合、後述するステップS37に進み、一方第
1アドレスから所定サンプル数分以降のアドレスに書き
込まれた符号Ln′を再生出力する場合、ステップS3
5に進む。
【0108】ステップS35においては、再生するリン
グメモリ2のアドレスがリングメモリ2の中断アドレス
から所定サンプル数分前後に該当するアドレスである場
合、後述するステップS37に進み、一方中断アドレス
から所定サンプル数分に該当しないアドレスに書き込ま
れた符号Ln′を再生出力する場合、ステップS36に
進む。
【0109】ステップS36において、再生するリング
メモリ2のアドレスがリングメモリ2の最終アドレスF
FFFHから所定サンプル数分以前のアドレスである場
合、後述するステップS37に進み、一方最終アドレス
FFFFHから所定サンプル数分以前のアドレスに該当
しないアドレスに書き込まれた符号Ln′を再生出力す
る場合、ステップS38に進む。
【0110】ステップS37では、アドレス0000H
、中断アドレス及びアドレスFFFFHから所定サン
プル数分のアドレスに書き込まれた符号Ln′を再生出
力する場合、ミュート処理を施す。ステップS38で
は、アドレス0000H 、中断アドレス及びアドレス
FFFFHから所定サンプル数分のアドレスに書き込ま
れた符号Ln′を音声復号化処理した後、ミュート処理
を施して再生出力すると共に、それら所定サンプル数分
以外のアドレスに書き込まれた符号Ln′を音声復号化
処理の後、ミュート処理を施さないで再生出力する。
【0111】ここで、図9を参照し乍ら、具体的にステ
ップS37におけるミュート処理について説明すると、
例えばミュート処理幅を128サンプルとし、また中断
アドレス(ポーズ)を8888Hとすると、リングメモ
リ2のアドレスFF7FHからアドレスFFFFHまで
記憶されている符号Ln′を音声復号化して再生出力す
る場合、1から0への直線的な重み係数を掛け、またア
ドレス0000Hからアドレス80Hまで記憶されてい
る符号Ln′を音声復号化して再生出力する場合、0か
ら1への直線的な重み係数を掛け、更にアドレス880
9Hからアドレス8888Hまで記憶されている符号L
n′を音声復号化して再生出力する場合、1から0への
直線的な重み係数を掛け、アドレス8889Hからアド
レス8908Hまで記憶されている符号Ln′を音声復
号化して再生出力する場合、0から1への直線的な重み
係数を掛けることによって行われる。最後に、ステップ
S39においては、リングメモリ2に書き込まれた符号
n′を繰り返して再生出力するか否かを判定し、繰り
返して再生出力する場合は、ステップS33に戻り、一
方繰り返して再生出力しない場合は、一連の処理を終了
する。 <第5の実施の形態> 次に、図10は本発明のADPCMによる音声符号化復
号化装置の第5の実施の形態を示す概略構成図である。
【0112】また、図11は、リングメモリ2に符号L
nを記憶した後、 中断アドレスを読出開始点として、そ
の符号Ln′を読み出す際の内部状態調整手段8の動作
を表したフローチャートである。図10に示す音声符号
化復号化装置を用いて図11のフローチャートの動作説
明をする。
【0113】尚、図10において他の実施の形態と同一
機能を有する構成について同一符号を付し、その説明は
割愛する。
【0114】図11において、ステップS41では、A
DPCM符号化手段1によって図2のADPCM符号化
処理によって求められた符号Lnを順次リングメモリ2
に書き込み、このとき、図10の中断指示釦11が押下
されると、リングメモリ2への符号Lnの書き込みを中
断する。そして、中断指示釦11が押下された際に符号
nが書き込まれた、リングメモリ2のアドレスを中断
アドレスとして、中断アドレス記憶手段12に記憶す
る。
【0115】ステップS42においては、リングメモリ
2から符号Ln′を読み出す。
【0116】ステップS43では、再生出力するリング
メモリ2のアドレスが、リングメモリ2への符号Ln
書き込みを中断した際の中断アドレスであるか否かを判
断し、中断アドレスであればステップS44に進み、一
方中断アドレスでないのであればステップS49に進ん
で、ADPCM復号化処理を行う。
【0117】次にステップS44では、内部状態調整手
段8は予測値yn=0、及び量子化幅Δn=1に仮設定す
る。
【0118】ステップS45では、ステップS42で読
み出した符号Ln′をADPCM復号化手段3で処理
し、その再生音声の振幅の最大値が、閾値設定手段7で
予め設定した閾値と比較し、再生音声の振幅の最大値が
閾値よりも大きいのであれば、後述するステップS48
に進み、一方小さいのであれば、ステップS47に進
む。尚、このとき、再生出力信号としてADPCM符号
化復号化装置の外部には音声として出力しない。
【0119】ステップS47では、内部状態調整手段8
は、量子化幅Δnの値を増加させるように調整した後、
ステップS45に戻る。ステップS45では、調整後の
量子化幅Δnに従って符号Ln′を再度音声復号化処理し
て再生信号を出力して、その再生出力信号の振幅の最大
値と閾値とを比較する。
【0120】ステップS48ではリングメモリ2から読
み出された符号Ln′をADPCM復号化手段3で音声
復号化して実際に音声としてADPCM復号化手段3の
外部に出力する。ステップS49においては、ステップ
S42で読み出した符号Ln′をADPCM復号化処理
する。
【0121】ステップS50で、継続して再生出力する
か否かを判断し、継続出力しないのであれば終了し、一
方継続出力するのであればステップS42に戻る。とこ
ろで、前述の第5の実施の形態においては、図11のフ
ローチャートでは、中断アドレスを読出開始点として説
明したが、これには限られず、第5の実施の形態を適用
することにより、リングメモリ2の「任意のアドレス」
から符号Ln′を読み出して再生出力することができ
る。この動作説明を図12を参照して説明する。尚、こ
の動作を実現する装置は、図10の装置に再生出力する
リングメモリ2のアドレスを指定入力する手段を付加し
たものである。
【0122】図12において、ステップS61では、A
DPCM符号化手段1によってADPCM符号化処理さ
れた符号Lnをリングメモリ2に書き込む。このとき、
図10中の中断指示釦11が押下されると、リングメモ
リ2への符号Lnの書き込みを中断する。
【0123】ステップS62では、再生出力するリング
メモリ2の任意アドレスが入力されたか否かを判断し、
入力されたのであれば、ステップS63に進み、一方入
力されないのであれば終了する。
【0124】次にステップS63では、リングメモリ2
の任意アドレスから順次符号Ln′を読み出し、更にス
テップS64では、内部状態調整手段8は予測値yn
0、及び量子化幅Δn=1に仮設定する。ステップS6
5では、ADPCM復号化処理を行う。
【0125】ステップS66では、再生音声の振幅の最
大値が、閾値設定手段7で予め設定した閾値と比較し、
再生音声の振幅の最大値が閾値より大きいのであれば、
後述するステップS68に進み、一方小さいのであれ
ば、ステップS67に進む。このとき、再生出力信号と
してADPCM符号化復号化装置の外部には音声として
出力しない。
【0126】ステップS67では、内部状態調整手段8
は、量子化幅Δnの値を増加させるように調整した後、
ステップS65に戻って、調整後の量子化幅Δnに従っ
て符号Ln′を再度音声復号化処理して再生信号を求
め、その再生音声の振幅の最大値と閾値とを比較する。
【0127】ステップS68でリングメモリ2から読み
出された符号Ln′をADPCM復号化手段3で音声復
号化して実際に音声としてADPCM復号化手段3の外
部に出力する。
【0128】このように、内部状態調整手段8が予測値
n=0、及び量子化幅Δn=1に仮設定し、試行的にA
DPCM復号化手段3で処理した再生音声の振幅の最大
値が閾値より大きいのであれば、その予測値yn=0、
及び量子化幅Δn=1を正式決定してその後の再生音声
を出力し、一方再生音声の振幅の最大値が閾値より小さ
いのであれば、内部状態調整手段8は、量子化幅Δn
値を調整して、再生出力信号の振幅が最適となるように
再設定することによって、リングメモリ2の「任意のア
ドレス」からの再生出力が可能となる。
【0129】なお、図12におけるステップS66の
「再生音声の振幅(の最大値)」の代わりに、前述した
(1)〜(7)の「判定パラメータ」を用いることも可
能である。
【0130】更に、前述の実施の形態では閾値設定手段
7は、閾値を1種類に限って設定したが、これには限ら
れず、リングメモリ2の任意のアドレス、又は第2アド
レス(中断アドレス)から符号Ln′を読み出して再生
出力する場合、任意のアドレス、又は第2アドレス(中
断アドレス)の夫々に異なる値の閾値を設定してもよ
い。 <第6の実施の形態>次に、本発明の第6の実施の形態
を図13〜図16に従って説明する。
【0131】図13は、第1記憶手段(リングメモリ
2)のアドレスを概念的に示したものである。図13
(a)に示すように、リングメモリ2は、例えばAブロ
ックからDブロックの4区間にブロック分割されてい
る。このリングメモリ2に符号Lnを書き込む場合、A
DPCM符号化手段1で符号化された符号LnはAブロ
ックの先頭アドレス0000HからBブロック、Cブロ
ック、Dブロックへと順次書き込まれ、Aブロックの先
頭アドレス0000Hに戻って、更にAブロック、Bブ
ロック…へと連続して書き込まれる。
【0132】第6の実施の形態では、図13(a)に示
すように、Aブロック… Dブロックへと順次書き込ま
れ、Bブロックの途中まで書き込れた後、符号Lnのリ
ングメモリ2への書き込みを一時中断(ポーズ)してこ
のリングメモリ2に書き込まれた符号Lnを読み出して
再生する場合を考える。
【0133】図14は、本発明において、リングメモリ
2への符号Lnの書き込みを中断した後、その中断アド
レスが属するブロックの直後のブロックの先頭アドレス
からADPCM符号化復号化方法を実現するためのAD
PCM符号化復号化装置の概略構成図である。
【0134】図14における、アドレス制御手段13
は、リングメモリ2の各ブロックの先頭アドレス、例え
ばAブロックであれば0000H、Bブロックであれば
1000H、Cブロックであれば2000H、更にDブ
ロックであれば3000Hを夫々記憶すると共に、リン
グメモリ2への符号Lnの書き込みを中断した後、再生
する場合にそれらのブロックの先頭開始アドレスのう
ち、いずれかの先頭開始アドレスを再生開始アドレスと
して決定(選定)する機能を有する。また、図示はして
いないが、アドレス制御手段13によってリングメモリ
2の各ブロックの先頭アドレスの情報は第2内部状態制
御手段4bに送られる。
【0135】次に、第2内部状態制御手段4bは、リン
グメモリ2の各ブロックの先頭アドレス0000H、1
000H、2000H、及び3000Hに書き込まれた
符号Lnを求める際に用いられた予測値yn、及び量子化
幅Δn(第3内部パラメータ値)をバッファ5bに書き
込む。
【0136】5bはADPCM符号化手段1によって符
号化された符号Lnを、リングメモリ2の各ブロックの
先頭アドレスに書き込む際のADPCM符号化手段1の
第3内部パラメータ値である予測値yn、及び量子化幅
Δnを記憶する第3記憶手段であり、具体的にはバッフ
ァが該当する。尚、本発明の実施の形態では、リングメ
モリ2とバッファ5bを夫々別個の構成としたが、これ
には限られず、同一構成としてもよいことは言うまでも
ない。
【0137】また、第2内部状態読取手段6bは、リン
グメモリ2の各ブロックの先頭アドレス0000H、1
000H、2000H、及び3000Hのうち、再生開
始アドレス(後述する。)に対応してバッファ5bに記
憶された予測値yn、及び量子化幅Δnをそのバッファ5
bから読み出す機能を有する。
【0138】尚、図14において、他の実施の形態と同
一機能を有する構成については、同一番号を付し、その
説明は割愛する。
【0139】具体的に図15に示すフローチャートを用
いて第6の実施の形態のADPCM符号化方法を説明す
る。
【0140】同図において、ステップS71では、AD
PCM符号化手段1に所定のサンプリング周期でサンプ
リング処理された音声信号が順次入力される。ステップ
S72では、ADPCM符号化手段1で順次ADPCM
符号化処理が為されて符号L nを求める。ステップS7
3では、符号Lnをリングメモリ2に記憶する。ステッ
プS74においては、リングメモリ2に符号Lnを記憶
するアドレスが、リングメモリ2の各ブロックの先頭ア
ドレスであるか否かを判定し、先頭アドレスであれば、
後述するステップS75に進み、一方先頭アドレスでな
ければ後述するステップS76に進む。
【0141】ステップS75では、リングメモリ2の各
ブロックの先頭アドレスに符号Lnを書き込む際に、そ
の符号Lnを求める際に用いられたADPCM符号化手
段1の第3内部パラメータ値の一種である予測値yn
及び量子化幅Δnを第2内部状態制御手段4bはバッフ
ァ5bに記憶させる。リングメモリ2の各ブロックの先
頭アドレスに記憶する符号Lnを求める際に用いられた
予測値yn、及び量子化幅Δnをバッファ5bに記憶させ
ることによって、ADPCM音声復号化処理を行う場
合、リングメモリ2の各ブロックの先頭アドレスから復
号化することが可能となる。
【0142】ステップS76では、継続して音声符号化
を行って符号Lnを求めるか否かを判定し、継続して符
号Lnを記憶するのであれば、ステップS72に戻り、
一方符号Lnを記憶しないのであれば終了する。
【0143】次に、図16のフローチャートを用いて図
14のADPCM符号化復号化手段において、リングメ
モリ2に符号Lnを順次書き込んだ後に、一次中断(ポ
ーズ)の指示が出され、そのリングメモリ2の中断した
アドレスが属するブロックの直後のブロックの先頭アド
レスから順次符号Lnを再生する場合の動作説明をす
る。
【0144】図16において、ステップS81では、中
断指示釦11が押された際のリングメモリ2の中断アド
レスが中断アドレス保存手段12に保存される。再生時
にその中断アドレスはアドレス制御手段13に送られ、
そのアドレス制御手段13は、その中断アドレスが属す
るブロックの直後のブロックの先頭アドレスを再生開始
アドレスとして選定(決定)する。
【0145】ステップS82では、第2内部状態読取手
段6bは、ステップS81で求めた再生開始アドレスに
対応する予測値yn、及び量子化幅Δnをバッファ5bか
ら読み出す。
【0146】ステップS83では、リングメモリ2の再
生開始アドレスから符号Ln′を順次読み出してADP
CM復号化手段3に送る。このとき、一般的には、リン
グメモリ2への書き込み、及び読み出しが正常に行わ
れ、また符号誤りがない場合は、符号Lnと符号Ln′は
同値である。
【0147】ステップS84においては、再生開始アド
レスの符号Ln′を音声復号化処理する場合には、その
符号Ln′、及びステップS82で求めた、再生開始ア
ドレスに対応する予測値yn、及び量子化幅Δnに従って
音声復号化処理し、再生開始アドレス以外のアドレスに
記憶された符号Ln′を音声復号化処理する場合には、
その符号Ln′に従って音声復号化処理する。
【0148】ステップS85では、継続して再生出力す
るか否かを判断し、継続出力しないのであれば終了し、
一方継続出力するのであればステップS86に進む。
【0149】ステップS86においては、リングメモリ
2の符号Ln′を読み出すためのアドレスを1つインク
リメントする。
【0150】ステップS87では、ステップS86で求
めたアドレスが、リングメモリ2への書き込みを中断し
た中断アドレスであるか否かを判断し、中断アドレスで
ない場合には、スッテプS83に戻り、一方中断アドレ
スである場合にはスッテプS81に戻る。
【0151】図16に示したフローチャートに従って音
声復号化処理を行えば、図13(a)のように符号Ln
を書き込んだ場合、その復号化に際しては、中断アドレ
スが例えば1500Hであるとすると、中断アドレス保
存手段12には、アドレス1500Hが記憶され、再生
開始アドレスとして、次のブロックの先頭アドレス、即
ち2000Hが求められる。そして、第2内部状態読取
手段6bは再生開始アドレス2000Hに対応する予測
値yn、及び量子化幅Δnをバッファ5bから読み出すこ
とにより、図13(b)に示すように、Cブロックの先
頭アドレス2000Hから中断アドレス1500Hまで
順次音声復号化処理が行われて音声が再生出力される。
【0152】このとき、再生出力するときにミュート処
理を施す場合には、第3の実施の形態に記載した方法と
同様な手法を用いることにより、再生開始アドレス20
00Hから128サンプル分のアドレスに記憶された符
号Ln′を音声復号化して再生出力する場合、0から1
への直線的な重み係数を掛け、また中断アドレス150
0Hから128サンプル分前のアドレスに記憶された符
号Ln′を音声復号化して再生出力する場合、1から0
への直線的な重み係数を掛けることによってミュート処
理を施す。
【0153】ところで、前述の実施の形態では、図18
に示すような構成を前提として説明したが、本発明はこ
の構成には限られず、第1記憶手段(リングメモリ)2
を持たない「携帯電話等の通信装置」にも適用すること
も可能である。具体的には、図17に示すように、通信
装置のうち受信装置が、本発明に係るADPCM復号化
手段3、閾値設定手段7、及び内部状態調整手段8を具
備していれば、送信されてきた電波がビルディング等の
影響で受信内容の一部が欠落したとしても、受信装置側
のADPCM復号化手段3が、前述した閾値設定手段
7、及び内部状態調整手段8を用いることによって直ち
にADPCM復号化処理することができる。
【0154】更に、前述の実施の形態では、ADPCM
符号化復号化処理を例に挙げて説明したが、本発明はA
DPCM符号化復号化方法に限定されることなく、過去
の音声符号化処理で求められた音声パラメータを用いて
現時点での音声符号化処理を行う符号化復号化方法(例
えば、DPCM符号化復号化方法)にも適用することが
できることはいうまでもない。
【0155】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1記憶手段への音声符号化処理して求めら
れた符号の書き込み中に、該符号の書き込みを中断した
場合でも、第1記憶手段(リングメモリ)の第1アドレ
スに書き込んだ符号に係る予測値、及び量子化幅を第2
記憶手段に記憶するので、第1記憶手段に記憶した符号
を音声復号化して再生出力することができる。
【0156】更に、第1記憶手段の第1アドレス、第2
アドレス(中断アドレス)の前後の所定サンプル数分の
アドレス、最終アドレス付近の符号の音声符号化に際し
て、ミュート処理を施すので音声の不連続性を抑制する
ことができる。
【0157】また、音声符号化復号化装置に設けられた
内部状態調整手段は、最初予測値y n 、及び量子化幅Δ
nを夫々yn=0、Δn=1に初期値として仮設定し、再
生出力信号の所定パラメータ値が、予め設定された閾値
より大きい場合は、その予測値yn 、及び量子化幅Δn
を正式設定し、一方、再生出力信号の所定パラメータ値
が予め設定された閾値より小さい場合は、前記量子化幅
Δnの値を増加させることによって、ADPCM復号化
処理して再生出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のADPCMによる音声符号化復号化
の第1の実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】図1に示すADPCM符号化復号化装置の符号
化・復号化の動作説明に用いるフローチャートである。
【図3】本発明のADPCMによる音声符号化復号化
の第2の実施の形態を示す概略構成図である。
【図4】図3に示すADPCM符号化復号化装置の動作
説明に用いるフローチャートである。
【図5】本発明のADPCMによる音声符号化復号化
の第3の実施の形態を示す概略構成図である。
【図6】図5に示すADPCM符号化復号化装置の動作
説明に用いるフローチャートである。
【図7】本発明のADPCMによる音声符号化復号化
の第4の実施の形態を示す概略構成図である。
【図8】図7に示すADPCM符号化復号化装置の動作
説明に用いるフローチャートである。
【図9】第1記憶手段(リングメモリ)のアドレスを示
す図である。
【図10】本発明のADPCMによる音声符号化復号化
装置の第5の実施の形態を示す概略構成図である。
【図11】第5の実施の形態において、リングメモリ2
に符号Lnを記憶した後、リングメモリ2の任意アドレ
スを読出開始点として、その符号Ln′を読み出す際の
内部状態調整手段8の動作を表したフローチャートであ
る。
【図12】リングメモリ2の任意のアドレスから符号L
n′を読み出して再生出力する場合の動作説明を表した
フローチャートである。
【図13】第1記憶手段(リングメモリ2)のアドレス
を概念的に示したものである。
【図14】本発明のADPCMによる音声符号化復号化
装置の第6の実施の形態を示す概略構成図である。
【図15】図14に示すADPCM符号化復号化装置
動作説明に用いるフローチャートである。
【図16】図14に示すADPCM符号化復号化装置
動作説明に用いるフローチャートである。
【図17】本発明の他の実施の形態を説明するための音
声符号化復号化装置の概略構成図である。
【図18】従来のADPCMの音声データを符号化した
後、復号化して再生出力するための音声符号化復号化
の概略構成図である。
【図19】ADPCM符号化復号化方法を模式的に説明
するための図である。
【図20】ADPCM符号化手段1の具体的構成図であ
る。
【図21】ADPCM復号化手段2の具体的構成図を表
したものである。
【図22】第1記憶手段(リングメモリ)のアドレスと
記憶領域(区間)との関係を示す図である。
【符号の説明】
1・・・ADPCM符号化手段 2・・・第1記憶手段(リングメモリ) 3・・・ADPCM復号化手段 4a・・・第1内部状態制御手段 4b・・・第2内部状態制御手段 5・・・第2記憶手段(バッファ) 6a・・・第1内部状態読取手段 6b…第2内部状態読取手段 7・・・閾値設定手段 8・・・内部状態調整手段 9・・・ミュート処理手段

Claims (44)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号xnと該入力信号の予測値yn
    の差分を量子化幅Δnを用いて音声符号化処理すること
    によって符号を求める音声符号化手段と、前記符号を記
    憶する第1記憶手段と、該第1記憶手段から前記符号を
    読み出して音声復号化処理する音声復号化手段と、該音
    声復号化手段における音声復号化処理により得られた再
    生出力信号の出力パラメータの値と予め設定された閾値
    とを比較すると共に、前記音声復号化処理の際に用いた
    量子化幅の値を調整する内部状態調整手段と、を備え、 前記第1記憶手段の任意のアドレスに記憶されている符
    号を前記音声復号化処理する場合、前記内部状態調整手
    段は、前記音声復号化処理により得られた再生出力信号
    の出力パラメータの値と予め設定された閾値とを比較す
    る第1のステップ、及び該第1ステップでの比較処理の
    結果、前記音声復号化処理の際に用いた量子化幅の初期
    値を調整する第2ステップと、を行い、 前記音声復号化手段は、該第2ステップで調整された量
    子化幅の初期値に基づいて順次再生出力信号を生成する
    ことを特徴とする音声符号化復号化装置
  2. 【請求項2】 前記第1記憶手段は、リングメモリから
    なることを特徴とする請求項1記載の音声符号化復号化
    装置
  3. 【請求項3】 前記出力パラメータとは、前記再生出力
    信号の振幅、パワー、並びに再生出力信号を求めるため
    に用いられた、量子化幅、及び所定サンプル数分の量子
    化幅の和のうちいずれかのパラメータであることを特徴
    とする請求項1、又は2のうちいずれかに記載の音声符
    号化復号化装置
  4. 【請求項4】 前記第1記憶手段の任意のアドレスから
    符号を読み出して前記音声復号化処理で得られる再生出
    力信号にミュート処理を施すことを特徴とする請求項1
    乃至3のうちいずれかに記載の音声符号化復号化装置
  5. 【請求項5】 入力信号xnと該入力信号の予測値yn
    の差分を量子化幅Δnを用いて音声符号化処理すること
    によって符号を求める音声符号化手段と、前記符号を記
    憶する第1記憶手段と、該第1記憶手段から前記符号を
    読み出して音声復号化処理する音声復号化手段と、を備
    え、 前記音声符号化手段にて求められた符号を前記第1記憶
    手段の第1アドレスに書き込む場合、該符号を求める際
    に用いた第1内部パラメータ値を第1内部状態制御手段
    によって第2記憶手段に記憶し、一方前記符号を音声復
    号化処理する際に、前記第2記憶手段に記憶された第1
    内部パラメータ値を第1内部状態読取手段によって読み
    出して音声符号化復号化処理することを特徴とする音声
    符号化復号化装置
  6. 【請求項6】 前記第1内部パラメータ値とは、前記音
    声符号化処理の際に用いる、予測値ynを求めるための
    パラメータ、前記予測値yn、及び量子化幅Δnのうち、
    いずれかであることを特徴とする請求項5に記載の音声
    符号化復号化装置
  7. 【請求項7】 前記第1記憶手段は、リングメモリから
    なることを特徴とする請求項5、又は6のうちいずれか
    に記載の音声符号化復号化装置
  8. 【請求項8】 前記第1記憶手段の第1アドレスから符
    号を読み出して前記音声復号化処理で得られる再生出力
    信号にミュート処理を施すことを特徴とする請求項5乃
    至7のうちいずれかに記載の音声符号化復号化装置
  9. 【請求項9】 前記第1記憶手段の第1アドレス以前の
    所定アドレスから読み出した符号の音声復号化処理で得
    られる再生出力信号に対して1から0への直線的な重み
    係数を乗じると共に、前記第1アドレス以後の所定アド
    レスまで読み出した符号の音声復号化処理で得られる再
    生出力信号に対して0から1への直線的な重み係数を乗
    じることを特徴とする請求項5乃至8のうちいずれかに
    記載の音声符号化復号化装置
  10. 【請求項10】 入力信号xnと該入力信号の予測値yn
    との差分を量子化幅Δnを用いて音声符号化処理するこ
    とによって符号を求める音声符号化手段と、前記符号を
    記憶する第1記憶手段と、該第1記憶手段から前記符号
    を読み出して音声復号化処理する音声復号化手段と、該
    音声復号化手段における音声復号化処理により得られた
    再生出力信号の出力パラメータの値と予め設定された閾
    値とを比較すると共に、前記音声復号化処理の際に用い
    た量子化幅の値を制御する内部状態調整手段と、を備
    え、 前記第1記憶手段の第2アドレスから符号を読み出しな
    がら音声復号化処理を行う場合、前記内部状態調整手段
    は、該音声復号化処理の際に用いる第2内部パラメータ
    値を用いて音声復号化した際の再生出力信号の出力パラ
    メータの値と閾値とを比較すると共に、音声復号化処理
    の際に用いる量子化幅の初期値を調整することを特徴と
    する音声符号化復号化装置
  11. 【請求項11】 前記第2内部パラメータ値は、前記音
    声復号化処理の際に用いる、予測値ynを求めるための
    パラメータ、前記予測値yn、及び量子化幅Δnのうち、
    いずれかであることを特徴とする請求項10記載の音声
    符号化復号化装置
  12. 【請求項12】 前記第1記憶手段は、リングメモリか
    らなることを特徴とする請求項10、又は11のうちい
    ずれかに記載の音声符号化復号化装置
  13. 【請求項13】 前記出力パラメータとは、前記再生出
    力信号の振幅、パワー、並びに再生出力信号を求めるた
    めに用いられた、量子化幅、及び所定サンプル数分の量
    子化幅の和のうちいずれかのパラメータであることを特
    徴とする請求項10乃至12のうちいずれかに記載の音
    声符号化復号化装置
  14. 【請求項14】 前記内部状態調整手段で用いる閾値を
    設定する閾値設定手段を備えることを特徴とする請求項
    10乃至13のうちいずれかに記載の音声符号化復号化
    装置
  15. 【請求項15】 前記第2アドレスが、前記第1記憶手
    段に対する符号の書き込みを中断した際のアドレスであ
    り、この第2アドレスを中断アドレスとして記憶する中
    断アドレス記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1
    0乃至14のうちいずれかに記載の音声符号化復号化
  16. 【請求項16】 前記第1記憶手段の第2アドレスから
    符号を読み出して前記音声復号化処理で得られる再生出
    力信号にミュート処理を施すことを特徴とする請求項1
    0乃至15のうちいずれかに記載の音声符号化復号化
  17. 【請求項17】 前記第1記憶手段の第2アドレス以前
    の所定アドレスから読み出した符号の音声復号化処理で
    得られる再生出力信号に対して1から0への直線的な重
    み係数を乗じると共に、前記第2アドレス以後の所定ア
    ドレスまで読み出した符号の音声復号化処理で得られる
    再生出力信号に対して0から1への直線的な重み係数を
    乗じることを特徴とする請求項10乃至16のうちいず
    れかに記載の音声符号化復号化装置
  18. 【請求項18】 前記内部状態調整手段は、前記第2ア
    ドレスから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラ
    メータ値を用いて音声復号化した際の再生出力信号の振
    幅の最大値と予め設定された閾値とを比較して、前記第
    2内部パラメータ値を調整することを特徴とする請求項
    10乃至17のうちいずれかに記載の音声符号化復号化
    装置
  19. 【請求項19】 前記内部状態調整手段は、前記第1記
    憶手段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記
    第2内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅を初
    期値として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を
    第2内部パラメータ値として用いて音声復号化すること
    により得られた再生出力信号の振幅の最大値が予め設定
    された閾値より大きい場合は、前記第2内部パラメータ
    値である予測値、及び量子化幅を初期値として夫々yn
    =0、Δn=1とし、一方前記再生出力信号の振幅の最
    大値が予め設定された閾値より小さい場合は、前記量子
    化幅の初期値を増加させることを特徴とする請求項10
    乃至18のうちいずれかに記載の音声符号化復号化
  20. 【請求項20】 前記内部状態調整手段は、前記第2ア
    ドレスから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラ
    メータ値を用いて音声復号化した際の再生出力信号のパ
    ワーと予め設定された閾値とを比較して、前記第2内部
    パラメータ値を調整することを特徴とする請求項10乃
    至17のうちいずれかに記載の音声符号化復号化装置
  21. 【請求項21】 前記内部状態調整手段は、前記第1記
    憶手段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記
    第2内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅を初
    期値として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を
    第2内部パラメータ値として用いて音声復号化すること
    により得られた再生出力信号のパワーが予め設定された
    閾値より大きい場合は、前記第2内部パラメータ値であ
    る予測値、及び量子化幅の初期値として夫々yn=0、
    Δn=1とし、一方前記再生出力信号のパワーが予め設
    定された閾値より小さい場合は、前記量子化幅の初期値
    を増加させることを特徴とする請求項10乃至17、又
    は20のうちいずれかに記載の音声符号化復号化装置
  22. 【請求項22】 前記内部状態調整手段は、前記第2ア
    ドレスから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラ
    メータ値を用いて再生出力信号を求めるために音声復号
    化した際の量子化幅の最大値と予め設定された閾値とを
    比較して、前記第2内部パラメータ値を調整することを
    特徴とする請求項10乃至17のうちいずれかに記載の
    音声符号化復号化装置
  23. 【請求項23】 前記内部状態調整手段は、前記第1記
    憶手段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記
    第2内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初
    期値として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を
    第2内部パラメータ値として用いて音声復号化すること
    により得られた再生出力信号を求めるために用いられた
    量子化幅の最大値が予め設定された閾値より大きい場合
    は、前記第2内部パラメータ値である予測値、及び量子
    化幅の初期値として夫々yn=0、Δn=1とし、一方前
    記再生出力信号を求めるために用いられた量子化幅の最
    大値が予め設定された閾値より小さい場合は、前記量子
    化幅の初期値を増加させることを特徴とする請求項10
    乃至17、又は22のうちいずれかに記載の音声符号化
    復号化装置
  24. 【請求項24】 前記内部状態調整手段は、前記第2ア
    ドレスから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラ
    メータ値を用いて再生出力信号を求めるために音声復号
    化した際の前記所定サンプル数分の量子化幅の和と予め
    設定された閾値とを比較して、前記第2内部パラメータ
    値を調整することを特徴とする請求項10乃至17のう
    ちいずれかに記載の音声符号化復号化装置
  25. 【請求項25】 前記内部状態調整手段は、前記第1記
    憶手段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記
    第2内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初
    期値として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を
    第2内部パラメータ値として用いて音声復号化すること
    により得られた再生出力信号を求めるために用いられた
    所定サンプル数分の量子化幅の和が予め設定された閾値
    より大きい場合は、前記第2内部パラメータ値である予
    測値、及び量子化幅の初期値として夫々yn=0、Δn
    1とし、一方前記再生出力信号を求めるために用いられ
    た所定サンプル数分の量子化幅の和が予め設定された閾
    値より小さい場合は、前記量子化幅の初期値を増加させ
    ることを特徴とする請求項10乃至17、又は24のう
    ちいずれかに記載の音声符号化復号化装置
  26. 【請求項26】 前記内部状態調整手段は、前記第2ア
    ドレスから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラ
    メータ値を用いて音声復号化し、前記所定サンプル数分
    のうち最後の所望サンプル数の再生出力信号の振幅の最
    大値と予め設定された閾値と比較して、前記第2内部パ
    ラメータ値を調整することを特徴とする請求項10乃至
    17のうちいずかに記載の音声符号化復号化装置
  27. 【請求項27】 前記内部状態調整手段は、前記第1記
    憶手段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記
    第2内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初
    期値として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を
    第2内部パラメータ値として所定サンプル数分について
    音声復号化し、前記所定サンプル数分のうち最後の所望
    サンプル数の再生出力信号の振幅の最大値が予め設定さ
    れた閾値より大きい場合は、前記第2内部パラメータ値
    である予測値、及び量子化幅の初期値として夫々yn
    0、Δn=1とし、一方前記再生出力信号の振幅の最大
    値が予め設定された閾値より小さい場合は、前記量子化
    幅の初期値を増加させることを特徴とする請求項10乃
    至17、又は26のうちいずれかに記載の音声符号化復
    号化装置
  28. 【請求項28】 前記内部状態調整手段は、前記第2ア
    ドレスから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラ
    メータ値を用いて音声復号化し、前記所定サンプル数分
    のうち最後の所望サンプル数の再生出力信号のパワーと
    予め設定された閾値と比較して、前記第2内部パラメー
    タ値を調整することを特徴とする請求項10乃至17の
    うちいずかに記載の音声符号化復号化装置
  29. 【請求項29】 前記内部状態調整手段は、前記第1記
    憶手段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記
    第2内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初
    期値として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を
    第2内部パラメータ値として所定サンプル数分について
    音声復号化し、前記所定サンプル数分のうち最後の所望
    サンプル数の再生出力信号のパワーが予め設定された閾
    値より大きい場合は、前記第2内部パラメータ値である
    予測値、及び量子化幅の初期値として夫々yn=0、Δn
    =1とし、一方前記再生出力信号のパワーが予め設定さ
    れた閾値より小さい場合は、前記量子化幅の初期値を増
    加させることを特徴とする請求項10乃至17、又は2
    8のうちいずれかに記載の音声符号化復号化装置
  30. 【請求項30】 前記内部状態調整手段は、前記第2ア
    ドレスから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラ
    メータ値を用いて音声復号化し、前記所定サンプル数分
    のうち最後の所望サンプル数の再生出力信号を求めるた
    めに音声復号化した際の量子化幅の最大値と予め設定さ
    れた閾値と比較して、前記第2内部パラメータ値を調整
    することを特徴とする請求項10乃至17のうちいずか
    に記載の音声符号化復号化装置
  31. 【請求項31】 前記内部状態調整手段は、前記第2内
    部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初期値と
    して夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を第2内
    部パラメータ値として所定サンプル数分について音声復
    号化し、前記所定サンプル数分のうち最後の所望サンプ
    ル数の、再生出力信号を求めるために用いられた量子化
    幅の最大値が予め設定された閾値より大きい場合は、前
    記第2内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の
    初期値として夫々yn=0、Δn=1とし、一方前記再生
    出力信号を求めるために用いられた量子化幅の最大値が
    予め設定された閾値より小さい場合は、前記量子化幅の
    初期値を増加させることを特徴とする請求項10乃至1
    7、又は30のうちいずれかに記載の音声符号化復号化
    装置
  32. 【請求項32】 前記内部状態調整手段は、前記第2ア
    ドレスから所定サンプル数分の符号を前記第2内部パラ
    メータ値を用いて音声復号化し、前記所定サンプル数分
    のうち最後の所望サンプル数の再生出力信号を求めるた
    めに音声復号化した際の量子化幅の和と予め設定された
    閾値と比較して、前記第2内部パラメータ値を調整する
    ことを特徴とする請求項10乃至17のうちいずかに記
    載の音声符号化復号化装置
  33. 【請求項33】 前記内部状態調整手段は、前記第1記
    憶手段の第2アドレスの符号を音声復号化する際、前記
    第2内部パラメータ値である予測値、及び量子化幅の初
    期値として夫々yn=0、Δn=1に仮設定し、その値を
    第2内部パラメータ値として所定サンプル数分について
    音声復号化し、前記所定サンプル数分のうち最後の所望
    サンプル数の、再生出力信号を求めるために用いられた
    所定サンプル数分の量子化幅の和が予め設定された閾値
    より大きい場合は、前記第2内部パラメータ値である予
    測値、及び量子化幅の初期値として夫々yn=0、Δn
    1とし、一方前記再生出力信号を求めるために用いられ
    た量子化幅の和が予め設定された閾値より小さい場合
    は、前記量子化幅の初期値を増加させることを特徴とす
    る請求項10乃至17、又は32のうちいずれかに記載
    の音声符号化復号化装置
  34. 【請求項34】 前記閾値設定手段は、前記第2アドレ
    ス以前に記憶された符号に基づいて再生された出力信号
    の振幅、又はパワーに基づいて閾値を設定することを特
    徴とする請求項14記載の音声符号化復号化装置
  35. 【請求項35】 前記閾値設定手段は、前記第2アドレ
    ス以前に記憶された符号に基づいて再生された出力信号
    の振幅の最大値以下、又はパワーの値以下の値に閾値を
    設定することを特徴とする請求項34記載の音声符号化
    復号化装置
  36. 【請求項36】 前記閾値設定手段は、前記第2アドレ
    ス以前に記憶された符号に基づいて再生された出力信号
    を求めるために用いられた、量子化幅又は所定サンプル
    数分の量子化幅の和に基づいて閾値を設定することを特
    徴とする請求項14記載の音声符号化復号化装置
  37. 【請求項37】 前記閾値設定手段は、前記第2アドレ
    ス以前に記憶された符号に基づいて再生された出力信号
    を求めるために用いられた量子化幅の最大値以下、又は
    所定サンプル数分の量子化幅の和の値以下の値に閾値を
    設定することを特徴とする請求項36記載の音声符号化
    復号化装置
  38. 【請求項38】 入力信号xnと該入力信号の予測値yn
    との差分を量子化幅Δnを用いて音声符号化処理するこ
    とによって符号を求める音声符号化手段と、前記符号に
    従って音声復号化処理する音声復号化手段と、を備え、 前記符号を音声復号化処理する場合、内部状態調整手段
    は、前記音声復号化処理により得られた再生出力信号の
    出力パラメータの値と予め設定された閾値とを比較する
    第1のステップ、及び該第1ステップでの比較処理の結
    果、前記音声復号化処理の際に用いた量子化幅の初期値
    を調整する第2ステップと、を行い、 前記音声復号化手段は、該第2ステップで調整された量
    子化幅の初期値に基づいて順次再生出力信号を生成する
    ことを特徴とする通信における音声符号化復号化装置
  39. 【請求項39】 入力信号xnと該入力信号の予測値yn
    との差分を量子化幅Δnを用いて音声符号化処理するこ
    とによって符号を求める音声符号化手段と、前記符号を
    記憶する第1記憶手段と、該第1記憶手段から前記符号
    を読み出して音声復号化処理する音声復号化手段と、第
    3内部パラメータ値を第2記憶手段に記憶せしめる第2
    内部状態調整手段と、前記第1記憶手段から前記符号を
    読み出す際の読出アドレスを制御するアドレス制御手段
    と、を備え、 前記第1記憶手段は複数のブロックに分割され、該第1
    記憶手段の各ブロックの先頭アドレスに前記符号を記憶
    する場合、第2内部状態制御手段によって前記符号を求
    める際に用いた第3内部パラメータ値を第2記憶手段に
    記憶し、 一方、前記符号を音声復号化処理する場合、前記アドレ
    ス制御手段は、前記第1記憶手段の各ブロックの先頭ア
    ドレスのうちいずれかを前記第1記憶手段の再生開始ア
    ドレスとして決定すると共に、該再生開始アドレスに記
    憶されている符号を求める際に用いた第3内部パラメー
    タ値を第2内部状態読取手段によって前記第2記憶手段
    から読み出して、該第3内部パラメータ値を用いて音声
    復号化処理することを特徴とする音声符号化復号化
  40. 【請求項40】 前記第3内部パラメータ値は、前記第
    1記憶手段の各ブロックの先頭アドレスに記憶された前
    記符号を求める際に用いられた、予測値ynを求めるた
    めのパラメータ、前記予測値yn、及び量子化幅Δnのう
    ち、いずれかであることを特徴とする請求項39記載の
    音声符号化復号化装置
  41. 【請求項41】 前記アドレス制御手段によって決定さ
    れた再生開始アドレスは、前記第1記憶手段への前記符
    号の書き込みを中断したアドレスが属するブロックの直
    後のブロックの先頭アドレスであることを特徴とする請
    求項39記載の音声符号化復号化装置
  42. 【請求項42】 前記第1記憶手段は、リングメモリか
    らなることを特徴とする請求項39乃至41のうちいず
    れかに記載の音声符号化復号化装置
  43. 【請求項43】 過去の音声符号化処理で求められた第
    4内部パラメータ値に従って現時点での音声符号化処理
    を行う音声符号化手段と、前記符号を記憶する第1記憶
    手段と、該第1記憶手段から前記符号を読み出して音声
    復号化処理する音声復号化手段と、該音声復号化手段に
    おける音声復号化処理により得られた再生出力信号の出
    力パラメータの値と予め設定された閾値とを比較すると
    共に、前記音声復号化処理の際に用いた、前記第4内部
    パラメータ値を調整する内部状態調整手段と、を備え、 前記第1記憶手段の任意のアドレスに記憶されている符
    号を前記音声復号化処理する場合、前記内部状態調整手
    段は、前記音声復号化処理により得られた再生出力信号
    の出力パラメータの値と予め設定された閾値とを比較す
    る第1のステップ、及び該第1ステップでの比較処理の
    結果、前記音声復号化処理の際に用いた、前記第4内部
    パラメータ値を調整する第2ステップと、を行い、 前記音声復号化手段は、該第2ステップで制御された第
    4内部パラメータ値に基づいて順次再生出力信号を生成
    することを特徴とする音声符号化復号化装置
  44. 【請求項44】 前記第4内部パラメータ値とは、前記
    音声符号化処理の際に求められた符号、現時点での音声
    符号化処理に用いる音声信号の予測値、該予測値を求め
    るためのパラメータ、過去の音声符号化処理で求められ
    た電力、又は該電力を求めるためのパラメータのうち、
    いずれかであることを特徴とする請求項43に記載の音
    声符号化復号化装置
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