JP2993124B2 - 1,4−ジ置換ピペリジン誘導体 - Google Patents
1,4−ジ置換ピペリジン誘導体Info
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- JP2993124B2 JP2993124B2 JP8532359A JP53235996A JP2993124B2 JP 2993124 B2 JP2993124 B2 JP 2993124B2 JP 8532359 A JP8532359 A JP 8532359A JP 53235996 A JP53235996 A JP 53235996A JP 2993124 B2 JP2993124 B2 JP 2993124B2
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Description
びにその製造方法及び医薬、特に各種の呼吸器系疾患、
泌尿器系疾患または消化器系疾患の治療または予防のた
めの使用に関する。
張、胃腸運動抑制、酸分泌抑制、口渇、散瞳、膀胱収縮
抑制、発汗減少、頻脈等を引き起こすことが知られてい
る[Basic and Clinical Pharmacology 4th Ed.,
(APPLETON & LANGE)PP83−PP92,(1989);Drug N
ews & Perspective,5(6),PP345−PP352(1992)
等参照]。
し、M1受容体は主に脳に、M2受容体は心臓等に、そして
M3受容体は平滑筋や腺組織に存在する。ムスカリン受容
体に拮抗作用を有する化合物は、現在までに数多く知ら
れているが、既存の化合物はムスカリン受容体の3種の
サブタイプに対して非選択的に拮抗するため、呼吸器系
疾患の治療剤または予防剤として用いようとする場合、
口渇、悪心、散瞳等の副作用、特にM2受容体に起因する
心悸亢進等の心臓に関わる副作用が問題となり、その改
善が強く求められている。
ン原子および低級アルキル基よりなる群から選ばれる置
換基で置換されていてもよいフェニル基、または酸素原
子、窒素原子及び硫黄原子よりなる群から選ばれる1〜
2個のヘテロ原子を有する5または6員のヘテロ芳香環
基を表し、R1は炭素数3〜6個のシクロアルキル基また
は炭素数3〜6個のシクロアルケニル基を表し、R2は炭
素数5〜15個の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基を
表し、そしてXはOまたはNHを表す]で示される新規な
1,4−ジ置換ピペリジン誘導体及び薬学的に許容されう
る塩を提供するものである。
効な選択的ムスカリンM3受容体拮抗作用を有しており、
そのため、副作用が少なく安全であり、喘息、慢性気道
閉塞、肺繊維症等の呼吸器系疾患;頻尿、尿意切迫感、
尿失禁等の排尿障害を伴う泌尿器系疾患;過敏性大腸、
消化管の痙攣もしくは運動機能亢進等の消化器系疾患の
治療または予防のために極めて有用である。
原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子を包含す
る。
鎖状または分岐状のアルキル基を示し、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソ
ペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基等が挙げられ
る。
ばれる1〜2個のヘテロ原子を有する5または6員のヘ
テロ芳香環基」としては、例えば、2−ピロリル基、3
−ピロリル基、2−フリル基、3−フリル基、2−チエ
ニル基、3−チエニル基、3−ピラゾリル基、4−ピラ
ゾリル基、3−イソオキサゾリル基、5−イソオキサゾ
リル基、3−イソチアゾリル基、4−イソチアゾリル
基、5−イソチアゾリル基、2−イミダゾリル基、4−
イミダゾリル基、2−オキサゾリル基、4−オキサゾリ
ル基、5−オキサゾリル基、2−チアゾリル基、4−チ
アゾリル基、5−チアゾリル基、2−ピリジル基、3−
ピリジル基、4−ピリジル基、3−ピリダジニル基、4
−ピリダジニル基、2−ピリミジニル基、4−ピリミジ
ニル基、2−ピラジニル基を挙げられる。
えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基が挙げられる。
例えば、シクロプロペニル基、シクロブテニル基、シク
ロペンテニル基、シクロヘキセニル基が挙げられる。
素基」は、炭素数5〜15個の直鎖状もしくは分岐状であ
り、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シクロアルキル環上の任意の水素原子が低級アルキ
ルで置換されていてもよいシクロアルキルアルキル基及
びシクロアルキルアルケニル基、ビシクロアルキル環上
の任意の水素原子が低級アルキルで置換されていてもよ
いビシクロアルキルアルキル基及びビシクロアルキルア
ルケニル基、シクロアルケニル環上の任意の水素原子が
低級アルキルで置換されていてもよいシクロアルケニル
アルキル基及びシクロアルケニルアルケニル基、ビシク
ロアルケニル環上の任意の水素原子が低級アルキルで置
換されていてもよいビシクロアルケニルアルキル基及び
ビシクロアルケニルアルケニル基、シクロアルキルアル
キニル基、シクロアルケニルアルキニル基等を包含す
る。
ば、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メ
チルブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペ
ンチル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル
基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル基、ヘ
キシル基、イソヘキシル基、1−メチルヘキシル基、2
−メチルヘキシル基、3−メチルヘキシル基、4−メチ
ルヘキシル基、5−メチルヘキシル基、2,4−ジメチル
ペンチル基、2−エチルヘキシル基、4,5−ジメチルヘ
キシル基、4,4−ジメチルペンチル基、ヘプチル基、4
−メチルヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基等のアルキル基; 3−メチル−2−ブテニル基、2−ペンテニル基、3−
ペンテニル基、4−ペンテニル基、3−メチル−2−ペ
ンテニル基、3−メチル−3−ペンテニル基、4−メチ
ル−2−ペンテニル基、4−メチル−3−ペンテニル
基、4−メチル−4−ペンテニル基、2−ヘキセニル
基、3−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、4−メチル
−2−ヘキセニル基、4−メチル−3−ヘキセニル基、
4−メチル−4−ヘキセニル基、5−メチル−2−ヘキ
セニル基、5−メチル−3−ヘキセニル基、5−メチル
−4−ヘキセニル基、5−メチル−2−ヘプテニル基、
5−メチル−3−ヘプテニル基、5−メチル−4−ヘプ
テニル基、5−メチル−5−ヘプテニル基、3,5−ジメ
チル−2−ペンテニル基、3,5−ジメチル−3−ペンテ
ニル基、4,5−ジメチル−2−ヘキセニル基、4,5−ジメ
チル−3−ヘキセニル基、4,5−ジメチル−4−ヘキセ
ニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウン
デセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデ
セニル基、ペンタデセニル基等のアルケニル基; 2−ペンチニル基、3−ペンチニル基、4−ペンチニル
基、4−メチル−2−ペンチニル基、4−メチル−3−
ペンチニル基、4−メチル−4−ペンチニル基、2−ヘ
キシニル基、3−ヘキシニル基、4−ヘキシニル基、4
−メチル−2−ヘキシニル基、4−メチル−3−ヘキシ
ニル基、4−メチル−4−ヘキシニル基、オクチニル
基、ノニニル基、デシニル基、ウンデシニル基、ドデシ
ニル基、トリデシニル基、テトラデシニル基、ペンタデ
シニル基等のアルキニル基; シクロプロピルエチル基、シクロプロピルプロピル基、
シクロプロピルブチル基、シクロプロピルペンチル基、
シクロプロピルヘキシル基、シクロプロピルヘプチル
基、シクロブチルメチル基、シクロブチルエチル基、シ
クロブチルプロピル基、シクロブチルブチル基、シクロ
ブチルペンチル基、シクロペンチルメチル基、シクロペ
ンチルエチル基、シクロペンチルプロピル基、シクロペ
ンチルブチル基、シクロヘキシルメチル基、シクロヘキ
シルエチル基、シクロヘキシルプロピル基、シクロヘキ
シルブチル基、シクロヘプチルメチル基、シクロヘプチ
ルエチル基、シクロヘプチルプロピル基、シクロヘプチ
ルブチル基、シクロオクチルメチル基、シクロオクチル
エチル基、シクロオクチルプロピル基、シクロオクチル
ブチル基、1−メチルシクロペンチルメチル基、2−メ
チルシクロペンチルメチル基、3−メチルシクロペンチ
ルメチル基、1−エチルシクロペンチルメチル基、2−
エチルシクロペンチルメチル基、3−エチルシクロペン
チルメチル基、2−シクロペンチルエチル基、2−(1
−メチルシクロペンチル)エチル基、2−(2−メチル
シクロペンチル)エチル基、2−(3−メチルシクロペ
ンチル)エチル基、2−(1−エチルシクロペンチル)
エチル基、2−(2−エチルシクロペンチル)エチル
基、2−(3−エチルシクロペンチル)エチル基、1−
メチルシクロヘキシルメチル基、2−メチルシクロヘキ
シルメチル基、3−メチルシクロヘキシルメチル基、4
−メチルシクロヘキシルメチル基、1−エチルシクロヘ
キシルメチル基、2−エチルシクロヘキシルメチル基、
3−エチルシクロヘキシルメチル基、4−エチルシクロ
ヘキシルメチル基、シクロヘキシルエチル基、2−(1
−メチルシクロヘキシル)エチル基、2−(2−メチル
シクロヘキシル)エチル基、2−(3−メチルシクロヘ
キシル)エチル基、2−(4−メチルシクロヘキシル)
エチル基、2−(1−エチルシクロヘキシル)エチル
基、2−(2−エチルシクロヘキシル)エチル基、2−
(3−エチルシクロヘキシル)エチル基、2−(4−エ
チルシクロヘキシル)エチル基、1−メチルシクロヘプ
チルメチル基、2−メチルシクロヘプチルメチル基、3
−メチルシクロヘプチルメチル基、4−メチルシクロヘ
プチルメチル基、1−エチルシクロヘプチルメチル基、
2−エチルシクロヘプチルメチル基、3−エチルシクロ
ヘプチルメチル基、4−エチルシクロヘプチルメチル
基、2−シクロヘプチルエチル基、2−(1−メチルシ
クロヘプチル)エチル基、2−(1−メチルシクロヘプ
チル)エチル基、2−(2−メチルシクロヘプチル)エ
チル基、2−(3−メチルシクロヘプチル)エチル基、
2−(4−メチルシクロヘプチル)エチル基、2−(1
−エチルシクロヘプチル)エチル基、2−(2−エチル
シクロヘプチル)エチル基、2−(3−エチルシクロヘ
プチル)エチル基、2−(4−エチルシクロヘプチル)
エチル基、1−メチルシクロオクチルメチル基、2−メ
チルシクロオクチルメチル基、3−メチルシクロオクチ
ルメチル基、4−メチルシクロオクチルメチル基、5−
メチルシクロオクチルメチル基、1−エチルシクロオク
チルメチル基、2−エチルシクロオクチルメチル基、3
−エチルシクロオクチルメチル基、4−エチルシクロオ
クチルメチル基、5−エチルシクロオクチルメチル基、
2−(1−メチルシクロオクチル)エチル基、2−(2
−メチルシクロオクチル)エチル基、2−(3−メチル
シクロオクチル)エチル基、2−(4−メチルシクロオ
クチル)エチル基、2−(5−メチルシクロオクチル)
エチル基、2−(1−エチルシクロオクチル)エチル
基、2−(2−エチルシクロオクチル)エチル基、2−
(3−エチルシクロオクチル)エチル基、2−(4−エ
チルシクロオクチル)エチル基、2−(5−エチルシク
ロオクチル)エチル基等のシクロアルキル環上の任意の
水素原子が低級アルキルで置換されていてもよいシクロ
アルキルアルキル基; シクロプロピリデンエチル基、シクロプロピリデンプロ
ピル基、シクロプロピリデンブチル基、シクロプロピリ
デンペンチル基、シクロブチリデンエチル基、シクロブ
チリデンプロピル基、シクロブチリデンブチル基、シク
ロブチリデンペンチル基、シクロペンチリデンエチル
基、シクロペンチリデンプロピル基、シクロペンチリデ
ンブチル基、シクロペンチリデンペンチル基、シクロヘ
キシリデンエチル基、シクロヘキシリデンプロピル基、
シクロヘキシリデンブチル基、シクロヘキシリデンペン
チル基、シクロヘプチリデンエチル基、シクロヘプチリ
デンプロピル基、シクロヘプチリデンブチル基、シクロ
ヘプチリデンペンチル基、シクロオクチリデンエチル
基、シクロオクチリデンプロピル基、シクロオクチリデ
ンブチル基、シクロオクチリデンペンチル基等のシクロ
アルキリデンアルキル基; シクロプロピルプロペニル、シクロプロピルブテニル
基、シクロプロピルペンテニル基、シクロプロピルヘキ
セル基、シクロプロピルヘプテニル基、シクロブチルプ
ロペニル基、シクロブチルブテニル基、シクロブチルペ
ンテニル基、シクロペンチルプロペニル基、シクロペン
チルブテニル基、シクロペンチルペンテニル基、シクロ
ヘキシルプロペニル基、シクロヘキシルブテニル基、シ
クロヘキシルペンテニル基、シクロヘプチルプロペニル
基、シクロオクチルプロペニル基等のシクロアルキルア
ルケニル基; ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−1−イルメチル基、ビシク
ロ[4.1.0]ヘプタ−2−イルメチル基、ビシクロ[4.
1.0]ヘプタ−3−イルメチル基、ビシクロ[4.1.0]ヘ
プタ−7−イルメチル基、ビシクロ[3.3.0]オクタ−
1−イルメチル基、ビシクロ[3.3.0]オクタ−2−イ
ルメチル基、ビシクロ[3.3.0]オクタ−3−イルメチ
ル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−1−イルエチル基、
ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−2−イルエチル基、ビシク
ロ[4.1.0]ヘプタ−3−イルエチル基、ビシクロ[4.
1.0]ヘプタ−7−イルエチル基、ビシクロ[3.3.0]オ
クタ−1−イルエチル基、ビシクロ[3.3.0]オクタ−
2−イルエチル基、ビシクロ[3.3.0]オクタ−3−イ
ルエチル基、ビシクロ[3.2.1]オクタ−1−イルメチ
ル基、ビシクロ[3.2.1]オクタ−2−イルメチル基、
ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルメチル基、ビシク
ロ[3.2.1]オクタ−8−イルメチル基、ビシクロ[4.
4.0]デカ−1−イルメチル基、ビシクロ[4.4.0]デカ
−2−イルメチル基、ビシクロ[4.4.0]デカ−3−イ
ルメチル基、ビシクロ[4.3.0]ノナ−1−イルメチル
基、ビシクロ[4.3.0]ノナ−2−イルメチル基、ビシ
クロ[4.3.0]ノナ−3−イルメチル基、ビシクロ[4.
3.0]ノナ−7−イルメチル基、ビシクロ[3.3.1]ノナ
−1−イルメチル基、ビシクロ[3.3.1]ノナ−2−イ
ルメチル基、ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イルメチル
基、ビシクロ[3.3.1]ノナ−9−イルメチル基、ビシ
クロ[3.1.0]ヘキサ−1−イルメチル基、ビシクロ
[3.1.0]ヘキサ−2−イルメチル基、ビシクロ[3.1.
0]ヘキサ−3−イルメチル基、ビシクロ[3.1.0]ヘキ
サ−6−イルメチル基等のビシクロアルキル環上の任意
の水素原子が低級アルキルで置換されていてもよいビシ
クロアルキルアルキル基; ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−1−イルエテニル基、ビシ
クロ[4.1.0]ヘプタ−2−イルエテニル基、ビシクロ
[4.1.0]ヘプタ−3−イルエテニル基、ビシクロ[4.
1.0]ヘプタ−7−イルエテニル基等のビシクロアルキ
ル環上の任意の水素原子が低級アルキルで置換されてい
てもよいビシクロアルキルアルケニル基; シクロプロピルプロピニル、シクロプロピルブチニル
基、シクロプロピルペンチニル基、シクロプロピルヘキ
シニル基、シクロプロピルヘプチニル基、シクロブチル
プロピニル基、シクロブチルブチニル基、シクロブチル
ペンチニル基、シクロペンチルプロピニル基、シクロペ
ンチルブチニル基、シクロペンチルペンチニル基、シク
ロヘキシルプロピニル基、シクロヘキシルブチニル基、
シクロヘキシルペンチニル基等のシクロアルキルアルキ
ニル基; シクロプロペニルエチル基、シクロプロペニルプロピル
基、シクロプロペニルブチル基、シクロプロペニルペン
チル基、シクロプロペニルヘキシル基、シクロプロペニ
ルヘプチル基、シクロブテニルメチル基、シクロブテニ
ルエチル基、シクロブテニルプロピル基、シクロペンテ
ニルメチル基、シクロヘキセニルメチル基、シクロヘキ
セニルエチル基、シクロヘプテニルメチル基、シクロヘ
プテニルエチル基、シクロオクテニルメチル基、シクロ
オクテニルエチル基、(1−メチル−1−シクロペンテ
ニル)メチル基、(1−メチル−2−シクロペンテニ
ル)メチル基、(1−メチル−3−シクロペンテニル)
メチル基、(2−メチル−1−シクロペンテニル)メチ
ル基、(2−メチル−1−シクロペンテニル)メチル
基、(2−メチル−3−シクロペンテニル)メチル基、
(2−メチル−4−シクロペンテニル)メチル基、(2
−メチル−5−シクロペンテニル)メチル基、(3−メ
チル−1−シクロペンテニル)メチル基、(3−メチル
−2−シクロペンテニル)メチル基、(3−メチル−3
−シクロペンテニル)メチル基、(3−メチル−4−シ
クロペンテニル)メチル基、(3−メチル−5−シクロ
ペンテニル)メチル基、(1−メチル−1−シクロヘキ
セニル)メチル基、(1−メチル−2−シクロヘキセニ
ル)メチル基、(1−メチル−3−シクロヘキセニル)
メチル基、(2−メチル−1−シクロヘキセニル)メチ
ル基、(2−メチル−2−シクロヘキセニル)メチル
基、(2−メチル−3−シクロヘキセニル)メチル基、
(2−メチル−4−シクロヘキセニル)メチル基、(2
−メチル−5−シクロヘキセニル)メチル基、(2−メ
チル−6−シクロヘキセニル)メチル基、(3−メチル
−1−シクロヘキセニル)メチル基、(3−メチル−2
−シクロヘキセニル)メチル基、(3−メチル−3−シ
クロヘキセニル)メチル基、(3−メチル−4−シクロ
ヘキセニル)メチル基、(3−メチル−5−シクロヘキ
セニル)メチル基、(3−メチル−6−シクロヘキセニ
ル)メチル基、(4−メチル−1−シクロヘキセニル)
メチル基、(4−メチル−2−シクロヘキセニル)メチ
ル基、(4−メチル−3−シクロヘキセニル)メチル
基、(1−メチル−1−シクロヘプテニル)メチル基、
(1−メチル−2−シクロヘプテニル)メチル基、(1
−メチル−3−シクロヘプテニル)メチル基、(1−メ
チル−4−シクロヘプテニル)メチル基、(2−メチル
−1−シクロヘプテニル)メチル基、(2−メチル−2
−シクロヘプテニル)メチル基、(2−メチル−3−シ
クロヘプテニル)メチル基、(2−メチル−4−シクロ
ヘプテニル)メチル基、(2−メチル−5−シクロヘプ
テニル)メチル基、(2−メチル−6−シクロヘプテニ
ル)メチル基、(2−メチル−7−シクロヘプテニル)
メチル基、(3−メチル−1−シクロヘプテニル)メチ
ル基、(3−メチル−2−シクロヘプテニル)メチル
基、(3−メチル−3−シクロヘプテニル)メチル基、
(3−メチル−4−シクロヘプテニル)メチル基、(3
−メチル−5−シクロヘプテニル)メチル基、(3−メ
チル−6−シクロヘプテニル)メチル基、(3−メチル
−7−シクロヘプテニル)メチル基、(4−メチル−1
−シクロヘプテニル)メチル基、(4−メチル−2−シ
クロヘプテニル)メチル基、(4−メチル−3−シクロ
ヘプテニル)メチル基、(4−メチル−4−シクロヘプ
テニル)メチル基、(4−メチル−5−シクロヘプテニ
ル)メチル基、(4−メチル−6−シクロヘプテニル)
メチル基、(4−メチル−7−シクロヘプテニル)メチ
ル基、1−メチル−1−シクロオクテニル)メチル基、
(1−メチル−2−シクロオクテニル)メチル基、(1
−メチル−3−シクロオクテニル)メチル基、(1−メ
チル−4−シクロオクテニル)メチル基、(2−メチル
−1−シクロオクテニル)メチル基、(2−メチル−2
−シクロオクテニル)メチル基、(2−メチル−3−シ
クロオクテニル)メチル基、(2−メチル−4−シクロ
オクテニル)メチル基、(2−メチル−5−シクロオク
テニル)メチル基、(2−メチル−6−シクロオクテニ
ル)メチル基、(2−メチル−7−シクロオクテニル)
メチル基、(2−メチル−8−シクロオクテニル)メチ
ル基、(3−メチル−1−シクロオクテニル)メチル
基、(3−メチル−2−シクロオクテニル)メチル基、
(3−メチル−3−シクロオクテニル)メチル基、(3
−メチル−4−シクロオクテニル)メチル基、(3−メ
チル−5−シクロオクテニル)メチル基、(3−メチル
−6−シクロオクテニル)メチル基、(3−メチル−7
−シクロオクテニル)メチル基、(3−メチル−8−シ
クロオクテニル)メチル基、(4−メチル−1−シクロ
オクテニル)メチル基、(4−メチル−2−シクロオク
テニル)メチル基、(4−メチル−3−シクロオクテニ
ル)メチル基、(4−メチル−4−シクロオクテニル)
メチル基、(4−メチル−5−シクロオクテニル)メチ
ル基、(4−メチル−6−シクロオクテニル)メチル
基、(4−メチル−7−シクロオクテニル)メチル基、
(4−メチル−8−シクロオクテニル)メチル基、(5
−メチル−1−シクロオクテニル)メチル基、(5−メ
チル−2−シクロオクテニル)メチル基、(5−メチル
−3−シクロオクテニル)メチル基、(5−メチル−4
−シクロオクテニル)メチル基等のシクロアルケニル環
上の任意の水素原子が低級アルキルで置換されていても
よいシクロアルケニルアルキル基; ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−2−エン−1−イルメチル
基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−3−エン−1−イルメ
チル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−4−エン−1−イ
ルメチル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−3−エン−2
−イルメチル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−4−エン
−2−イルメチル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−2−
エン−3−イルメチル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−
3−エン−3−イルメチル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプ
タ−4−エン−3−イルメチル基、ビシクロ[4.1.0]
ヘプタ−2−エン−7−イルメチル基、ビシクロ[3.3.
0]オクタ−2−エン−2−イルメチル基、ビシクロ
[3.3.0]オクタ−2−エン3−イルメチル基、ビシク
ロ[4.1.0]ヘプタ−2−エン−1−イルエチル基、ビ
シクロ[4.1.0]ヘプタ−2−エン−1−イルエチル
基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−2−エン−2−イルエ
チル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−2−エン−3−イ
ルエチル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−2−エン−4
−イルエチル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−2−エン
−7−イルエチル基、ビシクロ[3.3.0]オクタ−2−
エン−1−イルエチル基、ビシクロ[3.3.0]オクタ−
2−エン−2−イルエチル基、ビシクロ[3.3.0]オク
タ−2−エン−3−イルエチル基等のビシクロアルケニ
ル環上の任意の水素原子が低級アルキルで置換されてい
てもよいビシクロアルケニルアルキル基; ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−2−エン−1−イルエテニ
ル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−3−エン−1−イル
エテニル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−4−エン−1
−イルエテニル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−3−エ
ン−2−イルエテニル基、ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−
4−エン−2−イルエテニル基、ビシクロ[4.1.0]ヘ
プタ−2−エン−3−イルエテニル基、ビシクロ[4.1.
0]ヘプタ−3−エン−3−イルエテニル基、ビシクロ
[4.1.0]ヘプタ−4−エン−3−イルエテニル基ビシ
クロ[4.1.0]ヘプタ−2−エン−7−イルエテニル
基、ビシクロ[3.3.0]オクタ−2−エン−2−イルエ
テニル基、ビシクロ[3.3.0]オクタ−2−エン−3−
イルエテニル基等のビシクロアルケニル環上の任意の水
素原子が低級アルキルで置換されていてもよいビシクロ
アルケニルアルケニル基; シクロプロペニルプロペニル基、シクロプロペニルブテ
ニル基、シクロブテニルブテニル基、シクロペンテニル
プロペニル基、シクロペンテニルブテニル基、シクロプ
ロペニルペンテニル基、シクロプロペニルヘキセニル
基、シクロプロペニルヘプテニル基、シクロブテニルプ
ロペニル基、シクロヘキセニルプロペニル基、シクロヘ
キセニルブテニル基等のシクロアルケニルアルケニル
基; シクロプロペニルプロピニル基、シクロプロペニルブチ
ニル基、シクロプロペニルペンチニル基、シクロプロペ
ニルヘキシニル基、シクロプロペニルヘプチニル基、シ
クロブテニルプロピニル基、シクロブテニルブチニル
基、シクロペンテニルプロピニル基、シクロペンテニル
ブチニル基、シクロヘキセニルプロピニル基、シクロヘ
キセニルブチニル基等のシクロアルケニルアルキニル基
等が挙げられる。
原子および低級アルキル基よりなる群から選ばれる置換
基で置換されていてもよいフェニル基、または酸素原
子、窒素原子及び硫黄原子よりなる群から選ばれる1〜
2個のヘテロ原子を有する5または6員のヘテロ芳香環
基を表し、中でも、環上の任意の1〜2個の水素原子が
フッ素原子およびメチル基よりなる群から選ばれる置換
基で置換されていてもよいフェニル基、または2−ピロ
リル基、3−ピロリル基、2−フリル基、3−フリル
基、2−テエニル基、3−チエニル基、3−ピラゾリル
基、4−ピラゾリル基、3−イソオキサゾリル基、5−
イソオキサゾリル基、2−イミダゾリル基、4−イミダ
ゾリル基、2−オキサゾリル基、4−オキサゾリル基、
5−オキサゾリル基、2−チアゾリル基、4−チアゾリ
ル基、5−チアゾリル基、2−ピリジル基、4−ピリジ
ル基、2−ピリミジニル基、4−ピリミジニル基が好適
である。
素数3〜6個のシクロアルケニル基を表し、特にシクロ
プロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基または
シクロペンテニル基が好ましい。
炭化水素基を表し、中でも下記式[II]で示される基が
好適である。
チレン基、トリメチレン基またはテトラメチレン基等を
表し、 RaおよびRcはそれぞれ水素原子を表すか、またはRaま
たはRcは一緒になって単結合を形成し、 Rb、RdおよびReは同一もしくは相異なり、それぞれ、
水素原子、低級アルキル基または炭素数3〜8個のシク
ロアルキル基、シクロアルケニル基、ビシクロアルキル
基若しくはビシクロアルケニル基を表すか、或いはRbと
RdまたはRdとReは、それぞれ一緒になって炭素数3〜8
個のシクロアルキル基、シクロアルケニル基、ビシクロ
アルキル基またはビシクロアルケニル基を形成する。
施例に掲げるもののほか、次のものを例示することがで
きる。
ル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミド、 N−[1−(5−メチルヘキシル)ピペリジン−4−イ
ル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミド、 N−[1−(3,3−ジメチルヘプチル)ピペリジン−4
−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
フェニルアセトアミド、 N−[1−(2−メチルヘプチル)ピペリジン−4−イ
ル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミド、 N−[1−(3−メチルヘプチル)ピペリジン−4−イ
ル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミド、 N−[1−(3−エチルヘキシル)ピペリジン−4−イ
ル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミド、 N−[1−(3−エチルヘプチル)ピペリジン−4−イ
ル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミド、 N−[1−(E)−(3−メチル−2−ヘキセニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(Z)−(3−メチル−2−ヘキセニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(E)−(4−メチル−3−オクテニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(Z)−(4−メチル−3−オクテニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(E)−(3−メチル−3−ヘキセニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(Z)−(3−メチル−3−ヘキセニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(3−ヘキシニル)ピペリジン−4−イル]
−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェニル
アセトアミド、 N−[1−(3−メチル−4−ペンチニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−[1−[2−(2−メチルシクロペンチル)エチ
ル]ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(3−シクロヘキシルプロピル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−(3−フリル)−2−
ヒドロキシアセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(3
−ピラゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(4
−ピラゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(3
−イソキサゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(4
−イソキサゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(5
−イソキサゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(3
−イソチアゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(4
−イソチアゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(5
−イソチアゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(2
−イミダゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(4
−イミダゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(2
−オキサゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(4
−オキサゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(5
−オキサゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(5
−チアゾリル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(3
−ピリジル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(4
−ピリジル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(3
−ピリダジニル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(4
−ピリダジニル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(2
−ピリミジニル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(4
−ピリミジニル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−(2−
ピラジニル)アセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミド、 N−(1−シクロヘプチルメチルピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミド、 N−[1−(3−シクロヘキセニル)メチルピペリジン
−4−イル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(2−シクロヘプテニル)メチルピペリジン
−4−イル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(3−シクロヘプテニル)メチルピペリジン
−4−イル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(4−シクロヘプテニル)メチルピペリジン
−4−イル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(3−シクロブチリデンプロピル)ピペリジ
ン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ
−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(3−シクロペンチリデンエチル)ピペリジ
ン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ
−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(E)−(4−シクロペンチル−3−ペンテ
ニル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−
2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(Z)−(4−シクロペンチル−3−ペンテ
ニル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−
2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(E)−(3−シクロペンチル−2−プロペ
ニル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−
2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(Z)−(3−シクロペンチル−2−プロペ
ニル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−
2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(E)−(4−シクロペンチル−2−ブテニ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(Z)−(4−シクロペンチル−2−ブテニ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(3−シクロペンチル−2−プロペニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(4−シクロペンチル−2−ブチニル)ピペ
リジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミド、 N−{1−[2−(1−シクロペンテニル)エチル]ピ
ペリジン−4−イル}−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−{1−[2−(5−メチル−1−シクロペンテニ
ル)エチル]ピペリジン−4−イル}−2−シクロペン
チル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−{1−[(Z)−3−(1−シクロヘキセニル)−
2−プロペニル]ピペリジン−4−イル}−2−シクロ
ペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミ
ド、 N−{1−[(E)−3−(1−シクロヘキセニル)−
2−プロペニル]ピペリジン−4−イル}−2−シクロ
ペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミ
ド、 N−{1−[(E)−4−(3−シクロヘキセニル)−
3−ブテニル]ピペリジン−4−イル}−2−シクロペ
ンチル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−{1−[(Z)−4−(3−シクロヘキセニル)−
3−ブテニル]ピペリジン−4−イル}−2−シクロペ
ンチル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−{1−[3−(1−シクロヘキセニル)−2−プロ
ピニル]ピペリジン−4−イル}−2−シクロペンチル
−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−{1−[4−(3−シクロヘキセニル)−3−ブチ
ニル]ピペリジン−4−イル}−2−シクロペンチル−
2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミドなど。
性体、ジアステレオ異性体、幾何異性体等の立体異性体
が存在することがあるが、本発明の化合物はこれら全て
の立体異性体およびそれらの混合物をも包含する。
態で存在することができ、そのような塩としては、、例
えば塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、過塩素酸塩等
の無機酸塩;例えばマレイン酸塩、フマル酸塩、コハク
酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、アスコルビン酸塩等の有
機カルボン酸塩;例えばメタンスルホン酸塩、イセチオ
ン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン
酸塩等の有機スルホン酸塩等が挙げられる。
カルボン酸またはその反応性誘導体を、一般式[IV] [式中、R20は炭素数5〜15個の飽和もしくは不飽和の
脂肪族炭化水素基または保護もしくは未保護のオキソ基
を有する炭素数2〜14個の飽和もしくは不飽和の脂肪族
炭化水素基を表し、そしてXは前記の意味を有する]で
示される化合物またはその塩と反応させ、そしてR20が
保護もしくは未保護のオキソ基を有する炭素数2〜14個
の飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化水素基である場合に
は、得られる生成物を、必要に応じて脱保護したのち、
ウィティッヒ反応に付し、そして更に必要に応じて、存
在する二重結合を還元するか、或いは (b)上記一般式[III]のカルボン酸またはその反応
性誘導体を一般式[V] [式中、Eはイミノ基の保護基を表し、Xは前記の意味
を有する]で示される化合物またはその塩と反応させ、
得られる一般式[VI] [式中、Ar、R1、XおよびEは前記の意味を有する]で
示される化合物を脱保護した後、一般式[VII]または
[VIII] R20−L[VII]またはR21−CH=CR22−COR23[VIII] [式中、R21およびR22は同一もしくは相異なり、それぞ
れ水素原子または低級アルキル基を表し、R23は水素原
子または炭素数1〜12個の飽和もしくは不飽和の脂肪族
炭化水素基を表し、Lは脱離基を表し、そしてR20は前
記の意味を有する]で示される化合物と、必要に応じ
て、塩基の存在下に反応させ、そしてR20が保護もしく
は未保護のオキソ基を有する炭素数2〜14個の飽和もし
くは不飽和の脂肪族炭化水素基である式[VII]の化合
物または式[VIII]の化合物を反応させた場合には、得
られる生成物を、必要に応じて脱保護したのち、ウィテ
ィッヒ反応に付し、そして更に必要に応じて、存在する
二重結合を還元するか、或いは (c)上記一般式[VI]の化合物を脱保護した後、一般
式[IX] R24−CHO[IX] [式中、R24は炭素数4〜14個の飽和もしくは不飽和の
脂肪族炭化水素基を表す]で示される化合物と還元的ア
ルキル化反応に付すことより製造することができる。
されうる[保護または未保護のオキソ基を有する炭素数
2〜14個の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基」とし
ては,例えば、CH2CHO、CH2CH2CHO、CH2CH2−CO−CH3等
のようなアルキレン鎖にオキソ基を有する基またはCH2
−CH(OR6)(OR7)、CH2CH2−CH(OR6)(OR7)、CH2C
(CH3)(OR6)(OR7)[ここで、R6およびR7はそれぞ
れ低級アルキル基を表すかまたはR6とR7が一緒になって
エチレン基またはトリメチレン基を形成する)等のよう
なアルキル鎖にアセタールまたはケタールの形で保護さ
れたオキソ基を有する脂肪族炭化水素基が包含される。
「脱離基」としては、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ
素原子等のハロゲン原子;メタンスルホニルオキシ基、
p−トルエンスルホニルオキシ基等のアルキルスルホニ
ルオキシ基またはアリールスルホニルオキシ基等が挙げ
られる。
って表される「イミノ基の保護基」としては、例えばベ
ンジル基、p−メトキシベンジル基、p−ニトロベンジ
ル基、ベンズヒドリル基、トリチル基等のアラルキル
基;例えばホルミル基、アセチル基、プロピオニル基等
の低級アルカノイル基;例えばフェニルアセチル基、フ
ェノキシアセチル基等のアリールアルカノイル基;例え
ばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、t−
ブトキシカルボニル基等の低級アルコキシカルボニル
基;例えば2−プロペニルオキシカルボニル基等のアル
ケニルオキシカルボニル基;例えばベンジルオキシカル
ボニル基、p−ニトロベンジルオキシカルボニル基等の
アラルキルオキシカルボニル基;例えばトリメチルシリ
ル基、t−ブチルジメチルシリル基等の低級アルキルシ
リル基等が挙げられ、特に、t−ブトキシカルボニル
基、ベンジルオキシカルボニル基等が好ましい。
酸は、式[IV]の化合物またはその塩と適当な縮合剤の
存在下で反応せしめられ、下記一般式[X] [式中、Ar、R1、XおよびR20は前記の意味を有する]
で表されるカップリング化合物が得られる。
[III]のカルボン酸は、例えば、S.B.カディン(Kadi
n)らの方法[J.Org.Chem.,27巻,240−245頁(1962
年)]等に従って、容易に製造することができる。
カルボキシル基と水酸基またはアミノ基との間の縮合反
応に際して有機合成化学分野で通常用いられる、例え
ば、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド、ジフェニルホスホリルアジド、ジピリジルジスル
フィド−トリフェニルホスフィン等が挙げられ、特に1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミドが好ましい。
いが、通常、式[III]の化合物1モルに対して1〜5
当量、特に1〜2当量の範囲内とすることができる。
で実施することができ、用いうる塩基としては、例え
ば、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ピコリ
ン、ルチジン、キノリン、イソキノリン等の芳香族アミ
ンが挙げられ、特に4−ジメチルアミノピリジンが好ま
しい。
そのような不活性有機溶媒としては、例えば、ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルム
アミド、ジオキサン、ベンゼン、トルエン、クロロベン
ゼン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ジク
ロロエタン、トリクロロエチレン、または上記溶媒の混
合物が挙げられ、特にジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジオキサンが好
ましい。
沸点、好ましくは−20℃〜100℃の範囲内とすることが
でき、かかる条件下に反応は、通常、5分間〜7日間、
好ましくは10分間〜24時間で終了せしめることができ
る。
その塩の使用割合は、厳密に制限されるものではなく、
これら化合物の種類や用いる反応条件等に応じて変える
ことができるが、通常、式[III]の化合物1モルあた
り式[IV]の化合物またはその塩は、1〜5モル、好ま
しくは1〜2モルの範囲内で使用することができる。
I]のカルボン酸を反応性誘導体に変換した後、式[I
V]の化合物またはその塩と縮合させることによっても
得ることができる。
えばエステル化またはアミド化反応においてカルボキシ
ル基の活性化のために有機合成化学の分野で通常使用さ
れる、例えば混合酸無水物、活性エステル、活性アミド
等が挙げられる。
のカルボン酸を常法に従って、例えばクロロ炭酸エチル
等のクロロ炭酸アルキル;アセチルクロリド、ピバロイ
ルクロリド等の脂肪族カルボン酸クロリド等と反応させ
ることにより得ることができ、活性エステルは、式[II
I]のカルボン酸を常法に従って、例えばN,N′−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド、ジフェニルホ
スホリルアミド、ジピリジルジスルフィド−トリフェニ
ルホスフィン等の縮合剤の存在下、例えばN−ヒドロキ
シスクシンイミド、N−ヒドロキシフタルイミド、1−
ヒドロキシベンゾトリアゾール等のN−ヒドロキシ化合
物;4−ニトロフェノール、2,4−ジニトロフェノール、
2,4,5−トリクロロフェノール、ペンタクロロフェノー
ル等のフェノール化合物等と反応させ得ることができ、
活性アミドは、式[III]のカルボン酸を常法に従っ
て、例えば1,1′−カルボニルジイミダゾール、1,1′−
カルボニルビス(2−メチルイミダゾール)等と反応さ
せることにより得ることができる。
化合物またはその塩との縮合反応は、不活性な溶媒中で
行うことが好ましく、そのような不活性有機溶媒として
は、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、N,
N−ジメチルホルムアミド、ジオキサン、ベンゼン、ト
ルエン、クロロベンゼン、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタン、トリクロロエチレン
または上記溶媒の混合物が挙げられ、特にジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジオキサン等が好ましい。
沸点、好ましくは−20℃〜100℃の範囲内とすることが
できる。
る式[IV]の化合物またはその塩の使用割合は厳密に制
限されるものではなく、該反応性誘導体の種類等に応じ
て変えることができるが、通常、式[III]のカルボン
酸の反応性誘導体1モルあたり式[IV]の化合物または
その塩は1〜5モル、好ましくは1〜2モルの範囲内で
用いることができる。
20が炭素数5〜15の飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化水
素基であるものを用いた場合には、R20が上記の意味を
有する式[X]の化合物、すなわち、本発明の式[I]
の化合物が直接得られる。
未保護のオキソ基を有する炭素数2〜14の飽和もしくは
不飽和の脂肪族炭化水素基であるものを用いた場合に
は、得られるR20が上記の意味を有する式[X]の化合
物は、そのまままたは保護基を除去した後、ウィティッ
ヒ反応に付し、そして必要に応じて、存在する二重結合
を還元することにより、本発明の式[I]の化合物に導
くことができる。
保護基の除去は、通常、含水溶媒中で無機酸、有機酸、
弱酸性塩等を用いて行うことができ、該無機酸として
は、例えば、塩酸、硫酸等が挙げられ、有機酸として
は、例えばパラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、カンファースルホン酸、酢酸等が挙げられ、また、
該弱酸性塩としては、例えば、塩化アンモニウム、ピリ
ジニウム、パラトルエンスルホネート等が挙げられる。
含水溶媒としては、含水メタノール、含水エタノール、
含水テトラヒドロフラン、含水ジオキサン等が好まし
い。反応は通常、触媒量〜5当量、好ましくは、触媒量
〜1当量の酸または塩を用いて0℃〜100℃、好ましく
は室温〜50℃の温度にて行うことができる。
式[X]の化合物を、例えば、塩素原子、臭素原子また
はヨウ素原子で置換されている炭素数1〜12個の飽和ま
たは不飽和の脂肪族炭化水素とトリフェニルホスフィン
とから形成されるホウホニウム塩を不活性溶媒中、適当
な塩基で処理することにより得られるイリド化合物と反
応させることにより行われる。該不活性溶媒としては、
例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエ
ーテル、ヘキサン、トルエン、ベンゼン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド等を用いることができる。また該塩基と
しては、例えば、水素化ナトリウム、水素化カリウム、
ナトリウムアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、カリウム、tert−ブトキシド、n−ブチル
リチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウ
ム等が挙げられ、好ましくは水素化ナトリウム、カリウ
ム tert−ブトキシド、n−ブチルリチウム等を用いる
ことができる。反応温度は、上記のイリド化合物の生成
反応及びウィティッヒ反応共に、通常、−25℃〜100
℃、好ましくは0℃〜50℃の範囲内とすることができ、
式[X]のオキソ化合物に対してイリド化合物は通常1
〜5当量、好ましくは1〜2当量の範囲内で用いること
ができる。
N−置換基中に存在する二重結合は、必要に応じて還元
することにより飽和結合にすることができる。該二重結
合の還元は、通常、例えばメタノール、エタノール、
水、酢酸等の不活性溶媒またはその混合溶媒中、例えば
パラジウム−炭素触媒、水酸化パラジウム、ラネーニッ
ケル、酸化白金触媒等の触媒を用いて、好ましくは約1
〜約20kg/cm2の水素圧下に、好ましくは約0℃〜約40℃
の範囲内の温度で10分間〜24時間接触還元することによ
り行うことができる。
[III]のカルボン酸またはその反応誘導体と式[V]
のピペリジン誘導体との縮合反応は、製造工程(a)に
おける式[III]のカルボン酸またはその反応性誘導体
と式[IV]の化合物との縮合反応と同様にして実施する
ことができる。
は、次いで、イミノ基の保護基が除去される。
自体既知の方法、例えば、プロテクティブ・グループス
・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Grou
ps in Organic Synthesis),T.W.グリーン(T.W.Gre
ene)著,John Wiley & Sons社(1981年)等に記載
の方法またはそれに準ずる方法に従って、例えば、酸ま
たは塩基を用いる加溶媒分解、水素化金属錯体等を用い
る化学的還元、パラジウム−炭素触媒、ラネーニッケル
触媒等を用いる接触還元等により行うことができる。
アニソール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノ
ール、エタノール等の不活性溶媒若しくはそれらと水と
の混合溶媒中か、または溶媒の非存在下で、例えばギ
酸、トリフルオロ酢酸、塩酸、硫酸等の酸を用いて、好
ましくは約0℃〜約100℃の範囲内の温度で10分間〜24
時間処理することにより行うことができる。
エタノール、イソプロノール、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等の反応に悪影響を及ぼさない不活性溶媒また
はそれらと水との混合溶媒中、例えば水酸化リチウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水
酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金
属炭酸塩等を、好ましくは約−20℃〜約80℃の範囲内の
温度で10分間〜24時間作用させることにより行われる。
水、酢酸等の不活性溶媒またはその混合溶媒中、例えば
パラジウム−炭素触媒、水酸化パラジウム、ラネーニッ
ケル、酸化白金触媒等の触媒を用いて、好ましくは約1
〜約20kg/cm2の水素圧下に、好ましくは約0℃〜約40℃
の範囲内の温度で10分間〜24時間接触還元することによ
り行われる。
れる化合物は、第2段階において、式[VII]または[V
III]の化合物と、必要に応じて、塩基の存在下に反応
せしめられる。
物との反応は、適当な溶媒中、通常、ほぼ等モル量また
はどちらか一方を少過剰量(例えば、式[XI]の化合物
1コルあたり式[VII]または[VIII]の化合物1〜1.3
モルの割合で)使用して行われるが、必要に応じてどち
らか一方を大過剰使用して行うこともできる。また必要
に応じて適当な塩基や反応助剤を用いて行うこともでき
る。
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トル
エン、クロロベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素
類;ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、アセトニトリル、ヘキサメチルリン酸トリアミド等
の非プロトン性極性溶媒、またはそれらの混合溶媒等が
挙げられる。
ウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩;例
えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭
酸塩;例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、N,
N−ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリ
ン、N−メチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N,
N−ジメチルアニリン、1,8−ジアザジシクロ[5.4.0]
ウンデカ−7−エン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4.
3.0]ノナ−5−エン(DBN)等のの第3級脂肪族アミ
ン;例えばピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ピ
コリン、ルチジン、キノリン、イソキノリン等の芳香族
アミンが挙げられ、特にN,N−ジイソプロピルエチルア
ミン、トリエチルアミンが好ましい。
ウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム等の
アルカリ金属ヨウ化物が挙げられ、特にヨウ化カリウム
が好ましい。
用いられ、また反応時間は10分間〜48時間とすることで
きるが、必要に応じてこれ以上またはこれ以下の条件を
用いることもできる。
数5〜15の飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化水素基であ
る式[VII]の化合物を出発原料として用いた場合に
は、本発明の式[I]の化合物が直接得られる。
素数2〜14の脂肪族炭化水素基である式[VII]の化合
物または式[VIII]の化合物を用いた場合には、得られ
る生成物をそのまままたは存在しうるオキソ保護基を除
去した後、ウィティッヒ反応に付し、そして必要に応じ
て更に脂肪族炭化水素鎖中に存在しうる二重結合を還元
することにより、本発明の式[I]の化合物に導くこと
ができる。上記のオキソ保護基の除去、ウィティッヒ反
応及び二重結合の還元は製造工程(a)について前述し
たと同様にして行うことができる。
の式[IX]のアルデヒドによる還元的アルキル化反応
は、通常、反応に悪影響を及ぼさない。不活性溶媒中で
行われ、当該不活性溶媒としては、例えばメタノール、
エタノール等のアルコール類;例えばジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、またはそれ
らの混合溶媒等が挙げられ、特にメタノール、エタノー
ル、テトラヒドロフラン、トルエン等が好ましい。
約0℃〜約100℃とすることができ、また、反応時間
は、通常、10分間〜7日間、好ましくは10分間〜24時間
とすることができる。
成しやすい弱酸性下で行うことが好ましく、そのための
pH調節に用いうる酸としては、例えばp−トルエンスル
ホン酸、塩酸、酢酸、トリフルオロ酢酸等が挙げられ
る。
ム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムア
ルミニウム等の水素化学族錯体等を用いるか、または例
えばパラジウム−炭素触媒、ラネーニッケル触媒等を用
いた接触還元により行うことができ、例えば水素化ホウ
素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム等の水素
化金属錯体を用いて行うことが好ましい。特にシッフ塩
基が生成しやすい弱酸性下で還元反応を行う場合、酸性
下で比較的安定なシアノ水素化ホウ素ナトリウム等を用
いることが好ましい。
使用量は、通常、式[XI]の化合物1モルに対して、1
モル〜過剰モル、好ましくは1〜10モルとすることがで
きる。
られる式[I]の化合物は、それ自体既知の方法、例え
ばシリカゲル、吸着樹脂等を用いるカラムクロマトグラ
フィー、液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフ
ィー、溶媒抽出または再結晶・再沈澱等の常用の分離手
段を用いて精製・単離することができる。
ジアステレオ異性体、幾何異性体等の立体異性体として
存在するが、本発明の化合物は立体異性的にみて純粋な
形の物質およびそれらの混合物をも包含する。
光学分割は、キラルな担体を用いる高速液体クロマトグ
ラフィーまたはジアステレオメリックな塩の分別結晶化
等の通常の手段により達成される。
常法により薬学的に許容されうる塩とすることができ、
また逆に塩から遊離アミンへの変換も常法に従って行う
ことができる。
リン受容体結合阻害作用ならびにin vitroおよびin v
ivoでのムスカリン受容体拮抗作用を示す。本発明の化
合物がもつかかる作用は、以下に示すムスカリン受容体
結合阻害試験およびムスカリン受容体拮抗試験によって
実証される。これらの試験において、阻害作用および拮
抗作用は、ムスカリンM1受容体に対しては、標識リガン
ドとして[3H]−テレンゼピンの結合を、そしてムスカ
リンM2受容体およびムスカリンM3受容体に対しては標識
リガンドとして[3H]−N−メチルスコポラミンの結合
を50%抑制する被検化合物の濃度(IC50)より算出した
解離定数(Ki)で求めた。
スリバー(株)製]を屠殺後、大脳皮質、心臓および涙
腺を摘出し、氷冷した5倍量の50mMトリス−塩酸、5mM
塩化マグネシウム、1mMエチレンジアミン四酢酸三ナト
リウム、20%ショ糖を含有する緩衝液(pH7.4)中でポ
リトロン(セッティング5)によりホモジナイズした。
これを3,000×g,4℃で15分間遠心分離し、その上清をカ
ーゼで濾過した後、さらに100,000×g,4℃で45分間超遠
心分離した。得られた沈殿を氷冷した50mMトリス−塩
酸、5mM塩化マグネシウムを含有する緩衝液(pH7.4,以
下トリスバッファーと略)に懸濁して100,000×g,4℃で
45分間超遠心分離して得られた沈殿をトリスバッファー
で50mg/mlとなるように懸濁し、−80℃で使用するまで
保存した。以後用時に融解して結合阻害試験を行った。
acol.,107巻,494−501頁(1992年)]を改良して行っ
た。すなわち、大脳皮質巻標本、1nM[3H]−テレンゼ
ピン([3H]−Telenzepine,85Ci/mmol,NewEngland Nu
clear製)および被検化合物を0.5mlのトリスバッファー
中で室温(約20〜25℃)、120分間インキュベートした
後、0.5mlの氷冷したトリスバッファーを加えてグラス
フィルター(Packard ユニフィルタープレート GF/
C)で吸引濾過し、1mlの氷冷したトリスバッファーで4
回洗浄した。フィルターを50℃で1時間乾燥後、シンチ
レーター(Packard マイクロシンチ0)を加えてフィ
ルターに吸着した[3H]−テレンゼビンの放射活性をマ
イクロプレートシンチレーションカウンター(Packard
トップカウント)で測定した。なお[3H]−テレンゼ
ピンの受容体非特異的結合は、10μMピレンゼピン(Pi
renzepine)を添加して求めた。本発明化合物のムスカ
リンM1受容体に対する結合親和性は、チェンおよびプル
ソフ(Cheng and Prusoff)の方法[Biochem.Pharmac
ol.,22巻,3099−3108頁(1973年)]に従って、標識リ
ガンドである[3H]−テレンゼピンの結合を50%抑制す
る被検化合物の濃度(IC50)より算出した解離定数
(Ki)を求めた。
[3H]−N−メチルスコポラミン([3H]−N−methyl
scopolamine,84Ci/mmol,NewEngland Nuclear製)を用
いた他は上記2)のムスカリンM1受容体結合阻害試験と
同様の方法で行った。なお[3H]−N−メチルスコポラ
ミンの受容体非特異的結合は、1μM N−メチルスコ
ポラミンを添加して求めた。
[3H]−N−メチルスコポラミンを用いた他は上記2)
のムスカリンM1受容体結合阻害試験と同様の方法で行っ
た。なお[3H]−N−メチルスコポラミンの受容体非特
異的結合は、1μM N−メチルスコポラミンを添加し
て求めた。
合物はムスカリンM1およびM2受容体よりもM3受容体に対
して強く拮抗した。
(3kg前後)をペントバルビタール麻酔下で大腿動脈よ
り脱血致死させ、輸精管を摘出した。輸精管標本は前立
腺に近い部分(長さ1cm)を用いた。標本を20mlのクレ
ブス−ヘンゼライト栄養液[95%O2,5%CO2通気,32℃,1
μM yohimbine(α2拮抗薬)を含む]で満たしたマ
グヌス管内に初期張力1.0gにて長軸方向に懸垂した。標
本の張力は等尺性に記録した。30分間平衡化した後、双
極電極を用いて電気刺激(0.5ms,30V)による収縮を20
秒毎に惹起させた。電気刺激による収縮が安定した後、
McN A−343(2.5×10-6M,M1選択的アゴニスト)によ
る収縮抑制反応を3回観察した(ならしの反応)。新鮮
液にて洗浄し収縮が回復した後、McN A−343(10-7〜
10-5M)を低濃度から3倍用量にて最大反応が得られる
まで累積的に投与し、コントロールの用量反応曲線を得
た。新鮮液にて洗浄し収縮が回復した後、被験化合物を
処置して10分後より再度McN A−343を累積投与した。
McN A−343による反応は、McN A−343投与前の収縮
高を100%として表した。被験化合物処置による用量反
応曲線のシフトの程度から、被験化合物の拮抗効力(KB
値)を求めた。
〜500g)を脱血致死させ、右心房を摘出した。標本を20
mlのクレブス−ヘンゼライト栄養液(95%O2,5%CO2通
気,32℃)で満たしたマグヌス管内に初期張力0.5gにて
等尺性に懸垂した。拍動数は心拍計を用いて記録した。
30分間平衡化した後、カルバコール(10-9〜10-6M)を
低濃度から3倍用量にて累積的に投与し、拍動数の減少
を測定して、コントロールの用量反応曲線を得た。新鮮
液にて洗浄し拍動数が回復した後、被験化合物を投与
し、その10分間に再びカルバコールを累積的に投与し
た。カルバコールによる反応は、カルバコール投与前の
拍動数を100%として表した。本発明の化合物処置によ
る用量反応曲線のシフトの程度から、被験化合物の拮抗
効力(KB値)を求めた。
〜500g)を脱血致死させ、気管を摘出した。気管を2mm
幅のリング状にしたのち、腹側軟骨部分を切り開き横切
標本を作成した。標本を5mlのクレブス−ヘンゼライト
栄養液(95%O2,5%CO2通気,32℃)で満たしたマグヌス
管内に、初期張力1.0g、静止張力0.6gにて懸垂した。標
本の張力は等尺性に記録した。1時間平衡化した後、10
-4Mのカルバコールにより2回収縮させ、2回目のカル
バコール収縮をリファレンスの収縮とした。新鮮液にて
洗浄し基線に戻った後、被験化合物を投与し(或いは無
処置)、その10分後からカルバコール(10-8〜10-3M)
を3倍用量で累積的に投与し、用量反応曲線を得た。用
量反応曲線は各標本におけるリファレンスの収縮を100
%として表した。被験化合物処置による用量反応曲線の
シフトの程度から、本発明の化合物の拮抗効力(KB値)
を求めた。
を摘出し、長さ2cmの標本を作成した。標本を20mlのク
レブス−ヘンゼライト栄養液(95%O2,5%CO2通気,32
℃)で満たしたマグヌス管内に、0.5gの負荷にて懸垂し
た。標本の張力は等張力性に記録した。1時間平衡化し
た後、10-4Mのカルバコールにより2回収縮させ、2回
目のカルバコール収縮をリファレンスの収縮とした。新
鮮液にて洗浄し基線に戻った後、被験化合物を投与し
(或いは無処置)、その10分間からカルバコール(10-8
〜10-3M)を低濃度から3倍用量で累積的に投与し、用
量反応曲線を得た。用量反応曲線は各標本におけるリフ
ァレンスの収縮を100%として表した。被験化合物処置
による用量反応曲線のシフトの程度から、被験化合物の
拮抗効力(KB値)を求めた。
〜400g)を脱血致死させ、膀胱を摘出した。膀胱を正軸
方向に八つ切りにし、標本を作成した。標本を5mlのク
レブス−ヘンゼライト栄養液(95%O2,5%CO2通気,32
℃)で満たしたマグヌス管内に、初期張力0.5gにて懸垂
した。標本の張力は等尺性に記録した。1時間平衡化し
た後、10-4Mのカルバコールにより2回収縮させ、2回
目のカルバコール収縮をリファレンスの収縮とした。新
鮮液にて洗浄し基線に戻った後、被験化合物を投与し
(或いは無処置)、その10分後からカルバコール(10-8
〜10-3M)を低濃度から3倍用量で累積的に投与し、用
量反応曲線を得た。用量反応曲線は各標本におけるリフ
ァレンスの収縮を100%として表した。被験化合物処置
による用量反応曲線のシフトの程度から、被験化合物の
拮抗効力(KB値)を求めた。
合物は輸精管M1、心房M2、気管M3、回腸M3および膀胱M3
の各ムスカリン受容体に対しそれぞれ拮抗し、その作用
は気管、回腸および膀胱のM3受容体に対してより選択的
であり、特に気管M3受容体に対して強く拮抗した。すな
わち、本発明の化合物は気管M3受容体に、より選択的な
化合物である。
性ラットをウレタン(750mg/kg,i.p.)及びα−クロラ
ロース(37.5mg/kg,i.p.)で麻酔し、気管支にカニュー
レを挿入した。また、薬物投与用として、右総頚静脈に
カニューレを挿入した。サクシニルコリン(5mg/kg,s.
c.)により自発呼吸を完全に抑制した後、Pulmonary M
echanics Model 6(Buxco)を用いて人工換気下にて
気道抵抗を測定した。アセチルコリン(50μg/kg,i.
v.)により気道抵抗増加を惹起した。被検物質投与5分
前(コントロール)及び投与5分後におけるアセチルコ
リン誘発気道抵抗増加の平均値をそれぞれ計算し、コン
トロールの反応を100%として表した。コントロール群
におけるアセチルコリン誘発気道抵抗増加を50%に抑制
する用量をID50値と定義し、被検物質の用量反応曲線よ
りプロビット解析を用いてID50値を算出した。
トバルビタール(65mg/kg,i.p.)で麻酔し、薬物投与用
として右総頚静脈にカニューレを挿入した。被検物質の
静脈内投与5分後に、唾液分泌を惹起させるためにカル
バコール(10μg/kg,i.v.)を投与した。それぞれのラ
ットに対し、カルバコールの投与直後より10分間、分泌
唾液を収集した。唾液の収集はグラスキャピラリー(Dr
ummond,100μl)をラットの口腔内に1分間隔で挿入す
ることにより行った。唾液分泌量はグラスキャピラリー
の長さより換算して求めた(75mm=100μl)。コント
ロール群として生理食塩水を用い、コントロール群にお
けるカルバコール誘発唾液分泌を50%に抑制する用量を
ID50値と定義し、被検物質の用量反応曲線よりプロビッ
ト解析を用いてID50値を算出した。
トバルビタール(65mg/kg,i.p.)で麻酔し、薬物投与用
として右総頚静脈にカニューレを挿入した。目盛り付き
拡大鏡(ピュピロメータ)を用いて、被検物質に対する
瞳孔径の最大反応を約0.1mmの単位で測定した。被検物
質の静脈内投与後、被検物質投与前に対する瞳孔径変化
を測定した。アトロピン(30μg/kg,i.v.)投与により
生じた最大の瞳孔径増加を100%として、被検物質で生
じた反応を百分率で示した。最大反応の50%を惹起する
用量をED50値と定義し、被検物質の用量反応曲線よりプ
ロビット解析を用いてED50値を算出した。
57−170頁(1987年)]の方法に従って検討を行なっ
た。即ち、8−10週齢のスプラーグドーリィ系雄性ラッ
ト(330−370g)にウレタン(1g/kg)及びα−クロラロ
ース(50mg/kg)を皮下投与して麻酔し、薬物投与用と
して右総頚静脈にカニューレを留置した。保温板を用い
て体温を37度に保ち、腹部正中切開を施した。露出した
膀胱を指で軽くつまんで膀胱内の尿を排出させた。予
め、ポリエチレンチューブを用いて圧トランスデューサ
及びインフュージョンポンプにつなぎ、全体を生理食塩
水で満たした20ゲージの針を膀胱頂点部より3−4mm内
腔に挿入した。膀胱内用量が0の状態で30分間安静にし
た後、膀胱内最大圧を反映している機能的且つ持続的な
収縮が生じるまで生理食塩水を注入した(2.8ml/hr)。
その後、指で膀胱を空にして5分間安静にさせた。Pves
Pを最大膀胱内圧及び静止状態の膀胱内圧の差として定
義した。以上を少なくとも5回以上繰り返し、安定な膀
胱内最大圧を示した動物を選別し被検物質の評価を行な
った。5分間の安静期に被検物質を静脈内投与し、薬物
作用(ID25)を求めた。薬物投与5分後に、排尿収縮を
生じさせる為に生理食塩水の注入を開始し、膀胱内最大
圧を記録した。被検物質投与前の対照膀胱内最大圧を10
0%として、被検物質投与後の膀胱内最大圧の抑制%を
求めた。プロビット解析を用いて対照膀胱内最大圧の25
%抑制用量をID25として求めた。
絶食し、翌日、被検物質をラットの静脈内に投与した。
その5分後に5%の炭末懸濁液を1ml経口投与した。30
分後にラットを断頭し、胃腸管を摘出した。幽門から炭
末到着点までの距離を測定し輸送率を算出した。対照群
の腸管輸送率を15%抑制する用量をID15と定義し、プロ
ビット解析を用いて用量反応曲線よりID15値を求めた。
性ラットをウレタン(750mg/kg,i.p.)及びα−クロラ
ロース(37.5mg/kg,i.p.)で麻酔し、気管支にカニュー
レを挿入した。また、薬物投与用として、右総頚静脈に
カニューレを挿入した。サクシニルコリン(5mg/kg,s.
c.)により自発呼吸を完全に抑制した後、人工換気下に
て心拍数を測定した。アセチルコリン(50μg/kg,i.
v.)により徐脈を惹起した。被検物質投与5分前(コン
トロール)及び投与5分後におけるアセチルコリン誘発
心拍数低下の平均値をそれぞれ計算し、コントロールの
反応を100%として表した。コントロール群におけるア
セチルコリン誘発心拍数低下を50%に抑制する用量をID
50値と定義し、被検物質の用量反応曲線よりプロビット
解析を用いてID50値を算出した。、投与前の徐脈を50%
抑制する被検化合物の用量をID50値とした。
合物は強い気管支拡張作用を示し、従来の抗コリン剤の
有していた口渇、散瞳、胃腸管障害、排尿障害、頻脈等
の副作用に関連するムスカリン受容体が存在する他の組
織に対して選択的であった。特にムスカリンM2受容体が
関与する徐脈反応に対してより選択的であった。一方、
対照化合物であるアトロピン、イプラトロピウムは今回
検討した6種の反応に対して、いずれも強い活性を示
し、その作用は非選択的であった。
つ選択的なムスカリンM3受容体拮抗作用を有しており、
副作用の少ない安全な医薬として、殊に、喘息、慢性気
道閉塞、肺繊維症等の呼吸器系疾患;頻尿、尿意切迫
感、尿失禁等の排尿障害を伴う泌尿器系疾患;過敏性大
腸、消化管の痙攣もしくは運動機能亢進等の消化器系疾
患の治療または予防のために、患者に対し経口的または
非経口的に投与することができる。特に、本発明の化合
物は強力な気管支拡張作用を示すにも関わらず、脳、心
臓等の他の器官に影響を与えないので気管支拡張剤等の
各種の呼吸器系疾患の治療または予防剤として有用であ
る。
のために実際に使用するに際して、常法に従い、薬学的
に許容されうる添加剤と共に、投与に適した剤形に製剤
化することができる。該添加剤としては、製剤分野にお
いて通常用いられる各種の添加剤が使用可能であり、例
えばゼラチン、乳糖、白糖、酸化チタン、デンプン、結
晶セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、トウモロコシデンプン、
マイクロクリスタリンワックス、白色ワセリン、メタケ
イ酸アルミン酸マグネシウム、無水リン酸カルシウム、
クエン酸、クエン酸三ナトリウム、ヒドロキシプロピル
セルロース、ソルビトール、ソルビタ脂肪酸エステル、
ポリソルベート、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン、硬化ヒマシ油、ポリビニルピロリドン、ステア
リン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、タルク、植物
油、ベンジルアルコール、アラビアゴム、プロピレング
リコール、ポリアルキレングリコール、シクロデキスト
リンまたはヒドロキシプロピルシクロデキストリン等が
挙げられる。
例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくは坐剤等
の固形製剤;例えばシロップ剤、エリキシル剤、注射剤
等の液体製剤等が挙げられ、これらは、製剤分野におけ
る通常の方法に従って調製することができる。なお、液
体製剤は、用時に水または他の適当な媒体に溶解または
懸濁させる形のものであってもよい。また、特に注射剤
は、予め生理食塩水またはブドウ糖液に溶解または懸濁
させた形態であってもよく、または用時に生理食塩水ま
たはブドウ糖液に溶解または懸濁させて用いる粉末形態
であってもよく、更に場合によっては緩衝剤や保存剤を
含有させてもよい。
重量%、好ましくは1.0〜60重量%の割合で含有するこ
とができる。これらの製剤は、また、治療上有効な他の
化合物を含んでいてもよい。
その投与量および投与回数は、患者の性別、年齢、体
重、症状の程度および目的とする治療効果の種類と範囲
等により異なるが、一般に経口投与の場合、成人1日あ
たり、0.1〜100mg/kgを1〜数回に分けて、また非経口
投与の場合は、0.001〜10mg/kgを1〜数回に分けて投与
するのが好ましい。
はこれらにより何ら限定されるものではない。
−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミドの合成 工程1.2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニル酢酸の合成S.B.カディン(Kadin)らの方法[J.Or
g.Chem.,27巻,240−245頁(1962)]に準じて合成し
た。
23gのジメチルスルホキシド50ml溶液に、シクロブチル
フェニルケトン6.24gのジメチルスルホキシド15ml溶液
を加え、室温で4時間撹拌した。反応液を氷水に注い
で、ジエチルエーテル抽出し、有機層を水、飽和食塩水
で洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧
留去し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=20/1〜9/1)
にて精製し、1−シクロブチル−1−フェニル−2−プ
ロピン−1−オール6.19gを得た。ついでこの1−シク
ロブチル−1−フェニル−2−プロピン−1−オール6.
19gの水20ml溶液に過マンガン酸カリウム15.04gの水250
ml溶液を0〜5℃で加え2時間激しく撹拌した。室温で
亜硫酸ナトリウム水溶液を加え生じる沈澱をセライト上
濾過し、得られた濾液をジエチルエーテル抽出し、有機
層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去し得られた残渣を酢酸エチル−ヘキ
サンから再結晶し、表題化合物1.4gを得た。
4−イル)−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−
フェニルアセトアミドの合成 2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢
酸2.69g,4−アミノ−1−t−ブトキシカルボニルピペ
リジン2.17g,1,1′−カルボニルジイミダゾール2.09gお
よび4−ジメチルアミノピリジン1.58gを室温でN,N−ジ
メチルホルムアミド100mlに溶解し一晩撹拌した。反応
液に水を加えジエチルエーテル抽出し、有機層を飽和食
塩水にて洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を減圧留去し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=10/1〜
4/1)にて精製し表題化合物2.18gを得た。
ル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド・塩酸
塩の合成 N−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イル)−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミド1.0gを4N塩酸ジオキサン溶液25mlに溶
解し室温で一晩撹拌後溶媒を減圧留去し、表題化合物0.
83gを得た。
リジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキ
シ−2−フェニルアセトアミドの合成 N−(ピペリジン−4−イル)−2−シクロブチル−
2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド・塩酸塩0.
83g,5−ブロモ−2−メチル−2−ペンテン0.42g,ヨウ
化カリウム42mgおよび無水炭酸カリウム1.42gを無水N,N
−ジメチルホルムアミド25mlに懸濁し、70℃で3時間撹
拌した。室温に冷却後水を加えてジエチルエーテルで抽
出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄後無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン
/酢酸エチル=2/1〜1/4)にて精製し、表題化合物449m
gを得た。
(3H,s),1.69(3H,s),1.74−2.22(12H,m),2.28−2.
38(2H,m),2.78−2.88(2H,m),3.32−3.42(1H,m),
3.47(1H,brs),3.68−3.81(1H,m),5.03−5.12(1H,
m),6.18(1H,d,J=7.9Hz),7.25−7.38(3H,m),7.48
−7.52(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C32H34N2O2+H)−とし
て):371 実施例2 N−(1−ヘキシルピペリジン−4−イル)−2−シク
ロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド ブロモヘキサンを用い、実施例1の工程4と同様の方
法で表題化合物を製造した。
1−1.50(8H,m),1.55−2.12(12H,m),2.24−2.31(2
H,m),2.70−2.82(2H,m),3.25−3.60(2H,m),3.64−
3.78(1H,m),6.11(1H,d,J=9.6Hz),7.23−7.37(3H,
m),7.45−7.51(2H,m) 実施例3 N−{1−[(Z)−3−ヘキセニル]ピペリジン−4
−イル}−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド (Z)−3−ヘキセニル メタンスルホネートを用
い、実施例1の工程4と同様の方法で表題化合物を製造
した。
2−1.51(2H,m),1.70−2.16(12H,m),2.16−2.27(2
H,m),2.30−2.39(2H,m),2.72−2.85(2H,m),3.30−
3.60(2H,m),3.65−3.79(1H,m),5.28(1H,dtt,J=1
0.7,6.9,1.3Hz),5.42(1H,dtt,J=10.7,7.1,1.3Hz),
6.14(1H,d,J=7.8Hz),7.22−7.38(3H,m),7.45−7.5
1(2H,m) 実施例4 N−{1−[(E)−3−ヘキセニル]ピペリジン−4
−イル}−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド (E)−3−ヘキセニル メタンスルホネートを用
い、実施例1の工程4と同様の方法で表題化合物を製造
した。
2−1.50(2H,m),1.60−2.21(14H,m),2.31−2.39(2
H,m),2.72−2.85(2H,m),3.30−3.49(2H,m),3.64−
3.79(1H,m),5.34(1H,dtt,J=15.3,7.0,1.3Hz),5.49
(1H,dtt,J=15.3,6.2,1.3Hz),6.12(1H,d,J=8.6H
z),7.23−7.38(3H,m),7.47−7.51(2H,m) 実施例5 N−[1−(6−メチル−5−ヘプテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド 6−メチル−5−ヘプテニル メタンスルホネートを
用い、実施例1の工程4と同様の方法で表題化合物を製
造した。
1.56(4H,m),1.58(3H,s),1.67(3H,d,J=1.2Hz),1.
72−2.18(12H,m),2.31−2.46(2H,m),2.79−2.91(2
H,m),3.20−3.60(2H,m),3.65−3.80(1H,m),5.03−
5.11(1H,m),6.18−6.28(1H,m),7.22−7.36(3H,
m),7.46−7.51(2H,m) 実施例6 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジ
ン−4−イル]−2−シクロブチル−2−(4−フルオ
ロフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド シクロブチル 4−フルオロフェニル ケトンを用
い、実施例1と同様の方法で表題化合物を製造した。
(3H,s),1.68(3H,s),1.72−1.97(7H,m),2.00−2.2
1(5H,m),2.31−2.36(2H,m),2.78−2.99(2H,m),3.
20−3.50(2H,m),3.63−3.79(1H,m),5.01−5.09(1
H,m),6.22(1H,d,J=8.2Hz),6.97−7.05(2H,m),7.4
4−7.51(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C23H33FN2O2+H)+とし
て):389 実施例7 N−[1−(5−メチル−4−ヘキセニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド 5−メチル−4−ヘキセニル メタンスルホネートを
用い、実施例1の工程4と同様の方法で表題化合物を製
造した。
(3H,s),1.68−2.11(15H,m),2.26−2.34(2H,m),2.
72−2.84(2H,m),3.30−3.55(2H,m),3.62−3.80(1
H,m),5.05−5.12(1H,m),6.14(1H,d,J=7.8Hz),7.2
4−7.37(3H,m),7.46−7.52(2H,m) 実施例8 N−[1−(4−メチルペンチル)ピペリジン−4−イ
ル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニ
ルアセトアミド 1−ブロモ−4−メチルペンタンを用い、実施例1の
工程4と同様の方法で表題化合物を製造した。
0−1.20(2H,m),1.34−1.60(5H,m),1.70−2.15(10
H,m),2.24−2.33(2H,m),2.72−2.86(2H,m),3.30−
3.60(2H,m),3.65−3.79(1H,m),6.13(1H,d,J=8.1H
z),7.22−7.38(3H,m),7.46−7.52(2H,m) 実施例9 N−[1−(4−メチル−2−ペンチニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド 1−ブロモ−4−メチル−2−ペンチンを用い、実施
例1の工程4と同様の方法で表題化合物を製造した。
0−1.55(2H,m),1.65−2.15(8H,m),2.15−2.35(2H,
m),2.45−2.65(1H,m),2.68−2.85(2H,m),3.21(2
H,d,J=3.0Hz)3.25−3.55(2H,m),3.60−3.80(1H,
m),6.18(1H,d,J=8.3Hz),7.20−7.40(3H,m),7.45
−7.53(2H,m) 実施例10 N−[1−(5−メチル−3−ヘキシニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド 1−ブロモ−5−メチル−3−ヘキシンを用い、実施
例1の工程4と同様の方法で表題化合物を製造した。
5−1.50(2H,m),1.65−2.05(8H,m),2.05−2.23(2H,
m),2.24−2.35(2H,m),2.42−2.60(3H,m),2.68−2.
85(2H,m),3.25−3.55(2H,m),3.60−3.80(1H,m),
6.12(1H,d,J=7.6Hz),7.20−7.40(3H,m),7.44−7.5
3(2H,m) 実施例11 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド 2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−2−フェニル
酢酸を用い、実施例1の工程2〜4と同様の方法で表題
化合物を製造した。
1.39(6H,m),1.45−1.98(7H,m),1.61(3H,s),1.68
(3H,s),2.05−2.23(4H,m),2.31−2.45(3H,m),2.7
5(1H,s),2.80−2.92(2H,m),3.65−3.80(1H,m),5.
01−5.09(1H,m),6.55−6.59(1H,m),7.23−7.38(3
H,m),7.57−7.61(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C25H38N2O2+H)+とし
て):399 実施例12 N−{1[(4S)−4−メチルヘキシル]ピペリジン−
4−イル}−2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド (4S)−4−メチルヘキシル メタンスルホネートを
用い、実施例11と同様の方法で表題化合物を製造した。
4(3H,d,J=6.3Hz),1.01−1.18(3H,m),1.18−1.38
(7H,m),1.40−1.60(4H,m),1.60−1.74(4H,m),1.7
4−1.84(2H,m),1.86−1.96(1H,m),2.03−2.37(2H,
m),2.28−2.45(3H,m),2.75(1H,s),2.80−2.92(2
H,m),3.66−3.79(1H,m),6.58(1H,d,J=8.3Hz),7.2
3−7.28(1H,m),7.31−7.37(2H,m),7.57−7.61(2H,
m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H26N2O2+H)+とし
て):415 実施例13 N−[1−(4,5−ジメチル−4−ヘキセニル)ピペリ
ジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ
−2−フェニルアセトアミド 4,5−ジメチル−4−ヘキセニル メタンスルホネー
トを用い、実施例1の工程4と同様の方法で表題化合物
を製造した。
1.58(2H,m),1.62(9H,s),1.70−2.15(12H,m),2.22
−2.30(2H,m),2.70−2.82(2H,m),3.30−3.42(1H,
m),3.49(1H,s),3.64−3.79(1H,m),6.14(1H,d,J=
8.3Hz),7.25−7.38(3H,m),7.47−7.53(2H,m) 実施例14 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド 2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−2−フェニル
酢酸を用い、実施例1の工程2〜4と同様の方法で表題
化合物を製造した。
−1.59(3H,m),1.61(3H,s),1.69(3H,s),1.85−1.9
7(2H,m),2.06−2.21(4H,m),2.25−2.36(2H,m),2.
75−2.88(2H,m),3.72−3.86(1H,m),5.03−5.08(1
H,m),6.09(1H,d,J=8.2Hz),7.27−7.39(3H,m),7.5
7−7.62(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C22H32N2O2+H)+とし
て):357 実施例15 N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]ピペリジン
−4−イル}−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド (4S)−4−メチルヘキシル メタンスルホネートを
用い、実施例14と同様の方法で表題化合物を製造した。
(3H,t,J=7.2Hz),0.85(3H,d,J=6.3Hz),1.01−1.18
(2H,m),1.21−1.38(2H,m),1.40−1.75(4H,m),1.5
7(1H,ddd,J=5.5Hz,8.1Hz,13.5Hz),1.85−1.98(2H,
m),2.06−2.18(2H,m),2.32(2H,t,J=7.6Hz),2.77
−2.90(2H,m),3.28−3.40(1H,brs),3.72−3.87(2
H,m),6.04(1H,d,J=6.9Hz),7.26−7.40(3H,m),7.5
8−7.63(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C23H36N2O2+H)+とし
て):373 実施例16 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド 2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェニル
酢酸を用い、実施例1の工程2〜4と同様の方法で表題
化合物を製造した。
1.90(11H,m),1.60(3H,s),1.68(3H,s),2.03−2.19
(4H,m),2.26−2.32(2H,m),2.72−2.82(2H,m),2.9
5−3.09(1H,m),3.14(1H,s),3.62−3.77(1H,m),5.
04−5.10(1H,m),6.31(1H,d,J=7.9Hz),7.23−7.38
(3H,m),7.57−7.61(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C24H36N2O2+H)+とし
て):385 実施例17 N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]ピペリジン
−4−イル}−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド (4S)−4−メチルヘキシル メタンスルホネートを
用い、実施例16と同様の方法で表題化合物を製造した。
5(3H,t,J=7.2Hz),1.00−1.74(17H,m),1.78−1.91
(2H,m),2.09−2.34(2H,m),2.30(2H,t,J=7.6Hz),
2.73−2.87(2H,m),2.98−3.10(1H,m),3.10(1H,
s),3.65−3.79(1H,m),6.33(1H,d,J=8.6Hz),7.23
−7.30(1H,m),7.31−7.37(2H,m),7.57−7.62(2H,
m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C25H40N2O2+H)+とし
て):401 実施例18 (2R)−N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−(1−シクロペンテン−1
−イル)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド 工程1.(2R−2−(1−シクロペンテン−1−イル)−
2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸の合成 工程1−1.(2S,5S)−2−(t−ブチル)−5−(1
−ヒドロキシシクロペンタン−1−イル)−5−フェニ
ル−1,3−ジオキソラン−4−オンの合成 D.ゼーバッハ(Seebach)らの方法[Tetrahedron,40
巻1313−1324頁(1984年)]に従って合成した(2S,5
S)−2−(t−ブチル)−5−フェニル−1,3−ジオキ
ソラン−4−オン379mgのテトラヒドロフラン15ml溶液
に−78℃で1.5Mリチウムジイソプロピルアミドヘキサン
溶液1.3mlを滴下し、45分間撹拌した後シクロペンタノ
ン0.25mlを加え25時間かけて室温に昇温した。反応液を
飽和塩化アンモニウ水溶液に注いで、ジエチルエーテル
抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキ
サン/酢酸エチル=4/1)にて精製し、表題化合物126mg
を得た。
−シクロペンテン−1−イル)−5−フェニル−1,3−
ジオキソラン−4−オンの合成 (2S,5S)−2−(t−ブチル)−5−(1−ヒドロ
キシシクロペンタン−1−イル)−5−フェニル−1,3
−ジオキソラン−4−オン126mgのピリジン8ml溶液に0
℃で塩化チオニル2mlを滴下した。室温で14時間撹拌
後、反応液を氷水にいでジエチルエーテル抽出し、有機
層を水、飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧留去し得られた残渣を分取薄層クロ
マトグラフィー[KieselgelTM60F254,Art5744(メルク
社製)展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=19/1]にて精
製し、表題化合物99mgを得た。
ル)−2−ヒドロキシ−2フェニル酢酸の合成 (2S,5S)−2−(t−ブチル)−5−(1−シクロ
ペンテン−1−イル)−5−フェニル−1,3−ジオキソ
ラン−4−オン96mgのメタノール4ml溶液に1N水酸化ナ
トリウム水溶液2mlを加え室温で4時間撹拌した。メタ
ノールを減圧留去後得られた残渣をジエチルエーテル洗
浄しクロロホルムと1N塩酸の混液に溶解し、有機層を飽
和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
液を減圧留去し表題化合物70mgを得た。
ル)ピペリジン−4−イル]−2−(1−シクロペンテ
ン−1−イル)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセト
アミドの合成 (2R)−2−(1−シクロペンテン−1−イル)−2
−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸を用い、実施例1の工
程2〜4と同様の方法で表題化合物を製造した。
(3H,s),1.69(3H,s),2.70−2.90(2H,m),3.70−3.9
2(2H,m),5.00−5.12(1H,m),5.62−5.70(1H,m),5.
98−6.11(1H,m),7.27−7.40(3H,m),7.42−7.52(2
H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C24H34N2O2+H)+とし
て):383 実施例19 [1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン−4
−イル]2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセテートの合成 工程1.(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−
イル)2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニ
ルアセテートの合成 実施例1の工程1で得た2−シクロブチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニル酢酸4.48gおよび1,1′−カルボニ
ルジイミダゾール3.41gをN,N−ジメチルホルムアミド10
0mlに溶かし1時間室温にて撹拌した。0℃に冷却した
後に4−ヒドロキシ−1−t−ブトキシカルボニルピペ
リジン3.60gおよび水素化ナトリウム0.36gを加え、室温
にて4時間撹拌した。反応液に水を加えてジエチルエー
テル抽出し、有機層を飽和食塩水洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキ
サン/酢酸エチル=10/1〜4/1)にて精製し、表題化合
物5.39gを得た。
−ヒドロキシ−2−フェニルアセテート・塩酸塩の合成 (1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イ
ル)2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニル
アセテート2.68gのメタノール50ml溶液に10%塩酸メタ
ノールを加え、室温で10時間撹拌した。溶媒を減圧留去
し表題化合物2.24gを得た。
ン−4−イル]2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセテートの合成 (ピペリジン−4−イル)2−シクロブチル−2−ヒ
ドロキシ−2−フェニルアセテート・塩酸塩50mg,5−ブ
ロモ−2−メチル−2−ペンテン25mg,ヨウ化カリウム2
5mgおよび無水炭酸カリウム47mgを無水N,N−ジメチルホ
ルムアミド5mlに懸濁し、70℃で3時間撹拌した。室温
に冷却後反後液に水を加えてジエチルエーテル抽出し、
有機層を飽和食塩水にて洗浄後無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/
メタノール=20/1)にて精製し、表題化合物35mgを得
た。
−2.56(4H,m),2.59−2.69(1H,m),3.27−3.38(1H,
m),3.82−3.87(1H,brs),4.80−4.90(1H,m),5.06−
5.13(1H,m),7.21−7.37(3H,m),7.56−7.61(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C23H33NO3+H)+とし
て):372 実施例20 [(4−メチルペンチル)ピペリジン−4−イル]2−
シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセテー
ト 1−ブロモ−4−メチルペンタンを用い、実施例19の
工程3と同様の方法で表題化合物を製造した。
2−1.20(2H,m),1.41−2.15(13H,m),2.20−2.68(6
H,m),3.26−3.38(1H,m),3.84(1H,s),4.80−4.90
(1H,m),7.21−7.37(3H,m),7.56−7.62(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C23H35NO3+H)+とし
て):374 実施例21 [1−(1−シクロヘキシルエチル)ピペリジン−4−
イル]2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニ
ルアセテート 1−シクロヘキシルエチル メタンスルホネートを用
い実施例19の工程3と同様の法で表題化合物を製造し
た。
1.36(4H,m),1.50−2.76(20H,m),3.25−3.39(1H,
m),3.85(1H,s),4.75−4.86(1H,m),7.21−7.37(3
H,m),7.55−7.61(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C25H37NO3+H)+とし
て):400 実施例22 (2R)−N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]ピ
ペリジン−4−イル}−2−シクロブチル−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミド・塩酸塩 工程1.2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニ
ル酢酸の光学分割 カンター(Canter)らの方法[J.Med.Chem.,34巻,306
5−3074頁]を参考に、以下のように2−シクロブチル
−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸の光学活性体を得
た。
酸4gおよびR−(+)−メチルベンジルアミン2.35gを
無水トルエン60mlに熱時溶解し、室温に24時間放置し
た。析出した白色針状結晶を再度トルエン100mlに溶解
し、24時間放置する操作を5回繰り返すことにより表題
化合物のR−(+)−メチルベンジルアミン塩0.37gを
得た。これをジエチルエーテルと1N塩酸の混液に溶解
し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し(2R)−2−シクロ
ブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸0.22gを得
た。
(S)−(−)−メチルベンジルアミンにて光学分割
し、(2S)−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−
フェニル酢酸0.13gを得た。
S)−4−メチルヘキシル]ピペリジンの合成 (4S)−4−メチルヘキシル メタンスルホネート31
5mg,4−t−ブトキシカルボニルアミノピペリジン320m
g,無水炭酸カリウム280mgおよびヨウ化カリウム266mg
(1.6mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド10mlに懸濁
し、70℃で3時間撹拌した。室温に冷却後反応液に水を
加えてジエチルエーテル抽出し、有機層を飽和食塩水で
洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留
去し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製
し、表題化合物328mgを得た。
ル]ピペリジン・2塩酸塩の合成 4−t−ブトキシカルボニルアミノ−1−[(4S)−
4−メチルヘキシル]ピペリジン320mg(1.1mmol)のメ
タノール5ml溶液に10%塩酸メタノールを2ml加え、室温
で1時間撹拌後溶媒を減圧留去し表題化合物296mg(収
率定量的)を得た。
ル]ピペリジン−4−イル}−2−シクロブチル−2−
ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミドの合成 (2R)−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニル酢酸60mgおよび1,1′−カルボニルジイミダゾー
ル47mgを無水N,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、
室温で2時間撹拌した。4−アミノ−1−[(4S)−4
−メチルヘキシル]ピペリジン・2塩酸塩95mgおよび4
−ジメチルアミノピリジン86mgを加え、室温にて一晩撹
拌した。反応液に水を加え、ジエチルエーテル抽出し、
有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧留去し得られた残渣を薄層クロマト
グラフィー[KieselgelTM60F254,Art5744(メルク社
製)展開溶媒:クロロホルム/メタノール=9/1]にて
精製し表題化合物67mgを得た。
ル]ピペリジン−4−イル}−2−シクロブチル−2−
ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド・塩酸塩の合成 (2R)−N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]
ピペリジン−4−イル}−2−シクロブチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド67mgを4N塩酸ジオキ
サンに溶解し室温で10分間撹拌した。溶媒を減圧留去
し、得られた固体をクロロホルム−ジエチルエーテルか
ら再結晶し表題化合物50mgを得た。
1(3H,d,J=6.2Hz),1.10−1.27(2H,m),1.30−1.46
(3H,m),1.62−2.29(12H,m),2.93−3.13(4H,m),3.
40−3.70(3H,m),3.80−3.95(1H,m),7.19−7.33(3
H,m),7.48−7.54(2H,m), 実施例23 [1−(3−シクロペンチリデンプロピル)ピペリジン
−4−イル]2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−
フェニルアセテートの合成 A.Chesnylらの方法[Synthetic Communications,20巻
3167−3180頁(1990年)]に従って実施例1の工程1で
得た2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニル
酢酸50mgおよび触媒量のDBUをテトラヒドロフラン2mlに
溶解し、−15℃にてアクロレイン15μlを加え、20分間
撹拌した。この溶液を、シクロペンチルトリフェニルホ
スホニウムヨージド156mgとn−ブチルリチウム(1.69M
ヘキサン溶液)200μlから調製したイリド化合物に0
℃で加え、0℃で30分、室温で4時間撹拌した。反応液
に水20mlを加えて酢酸エチル抽出(30ml×3)し、有機
層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去し得られた残渣を薄層クロマトグラ
フィー[KieselgulTM60F254,Art5744(メルク社製)展
開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2]にて精製し、表
題化合物2.0mgを得た。
−2.55(1H,m),2.59−2.70(1H,m),3.26−3.39(1H,
m),3.84(1H,s),4.80−4.89(1H,m),5.17−5.25(1
H,m),7.22−7.37(3H,m),7.56−7.61(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C25H35NO3+H)+とし
て):398 実施例24 N−[(E)−1−(4−メチル−4−ヘキセニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミドおよびN−[(Z)−
1−(4−メチル−4−ヘキセニル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミドの合成 工程1.N−[1−(4−オキソペンチル)ピペリジン−
4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−
フェニルアセトアミド エチレンケタールの合成 実施例1の工程3.で得たN−(ピペリジン−4−イ
ル)−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニ
ルアセトアミド・塩酸塩98mg,2−(3−クロロプロピ
ル)−2−メチル−1,3−ジオキソラン50μl,無水炭酸
カリウム50mgおよびヨウ化カリウム10mgを無水N,N−ジ
メチルホルムアミド3mlに懸濁し、60℃で3時間撹拌し
た。室温に冷却後溶媒を減圧留去し得られた残渣に水を
加えてクロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗
浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:クロロホルム〜クロロホルム/メタノール
=10/1)にて精製し、表題化合物91mgを得た。
4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−
フェニルアセトアミドの合成 N−[1−(4−オキソペンチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミド エチレンケタール86mgのテトラヒド
ロフラン2ml溶液に1N塩酸2mlを加え室温で1時間撹拌し
た。テトラヒドロフランを減圧留去し、得られた残渣を
クロロホルムと炭酸水素ナトリウム水溶液の混液に溶解
し、有機層を飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後溶媒を減圧留去し、表題化合物68mgを得
た。
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−
ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミドおよびN−[1
−(Z)−(4−メチル−4−ヘキセニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミドの合成 エチルトリフェニルホスホニウムブロミド124mgとn
−ブチルリチウム(1.62Mヘキサン溶液)200μlから調
製したイリド化合物に0℃でN−[1−(4−オキソペ
ンチル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−
2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド62mgを加
え、0℃で30分、室温で4時間撹拌した。溶媒を減圧留
去し、得られた残渣に水20mlを加えてクロロホルム抽出
(30ml×3)し、有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた残
渣を分取薄層クロマトグラフィー[KieselgelTM60F254,
Art5744(メルク社製)展開溶媒:クロロホルム〜クロ
ロホルム−メタノール=10/1]にて精製し、N−[1−
(Z)−(4−メチル−4−ヘキセニル)ピペリジン−
4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−
フェニルアセトアミド18.0mgおよびN−[1−(E)−
(4−メチル−4−ヘキセニル)ピペリジン−4−イ
ル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニ
ルアセトアミド9.0mgを得た。
ペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミドのNMRスペクトル 1H−NMR(CDCl3,δppm):1.35−2.17(22H,m),2.27
−2.36(2H,m),2.75−2.90(2H,m),3.20−3.60(12H,
m),3.66−3.80(1H,m),5.21(1H,q,J=6.8Hz),6.18
(1H,d,J=7.5Hz),7.24−7.38(3H,m),7.46−7.52(2
H,m) N−[1−(E)−(4−メチル−4−ヘキセニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミドのNMRスペクトル 1H−NMR(CDCl3,δppm):1.45−2.22(22H,m),2.33
−2.41(2H,m),2.85−2.98(2H,m),3.30−3.60(2H,
m),3.70−3.85(1H,m),5.17−5.26(1H,m),6.25(1
H,d,J=7.6Hz),7.27−7.41(3H,m),7.47−7.58(2H,
m) 実施例25 (2R)−N−[1−(4−エチル−3−ペンテニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミド・フマル酸塩 工程1.4−アミノ−1−(4−メチル−3−ペンテニ
ル)ピペリジン・2塩酸塩の合成 5−ブロモ−2−メチル−2−ペンテンを用い、実施
例22の工程2〜3と同様の方法で表題化合物を製造し
た。
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−
ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミドの合成 4−アミノ−1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピ
ペリジン・2塩酸塩を用い、実施例22の工程4と同様の
方法で表題化合物を製造した。
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−
ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド・フマル酸塩の
合成 (2R)−N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)
ピペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド42mgをエタノールに
溶解し、フマル酸13.2mgを加えヘキサン/エタノールか
ら再結晶し表題化合物48mgを得た。
s),1.74−2.20(10H,m),2.35−2.46(2H,m),2.90−
3.05(4H,m),3.39−3.55(3H,m),3.79−3.92(1H,
m),5.03−5.12(1H,m),6.69(2H,s),7.19−7.34(3
H,m),7.49−7.54(2H,m) 実施例26 N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]ピペリジン
−4−イル}−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミドの合成 (4S)−4−メチルヘキシル スルホネートを用い、
実施例1の工程4と同様の方法で表題化合物を製造し
た。
5(3H,t,J=7.2Hz),1.00−1.57(10H,m),1.70−2.15
(11H,m),2.27(2H,t,J=7.8Hz),2.71−2.84(2H,
m),3.30−3.53(2H,m),3.66−3.79(1H,m),6.12(1
H,d,J=7.9Hz),7.23−7.38(3H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C24H38N2O2+H)+とし
て):387 実施例27 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミドの合成 工程1.2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニル酢酸の合成 フェニルグリオキシル酸エチル23.5gのテトラヒドロ
フラン200ml溶液に、氷冷下シクロペンチルマグネシウ
ム クロライドのジエチルエーテル溶液を滴下し、同温
にて30分間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水
溶液を加えて酢酸エチル抽出し、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン/酢酸エチル=30/1〜20/1)にて精製し、2−シ
クロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸エチ
ル11gを得た。これをメタノール40mlに溶解し、室温に
て4N水酸化ナトリウム水溶液20mlを加え、同温にて2時
間撹拌し50℃にて1時間撹拌した。メタノールを減圧留
去した後水層を4N塩酸にて弱酸性とし酢酸エチル抽出
し、有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。溶媒を減圧留去、得られた固体をジエチルエ
ーテル/ヘキサン=1/1にて洗浄し表題化合物8.7gを得
た。
チル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミドの合
成 2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェニル
酢酸を用い、実施例1の工程2〜3と同様の方法で表題
化合物の塩酸塩を得た。ついでその塩酸塩を酢酸エチル
と1N水酸化ナトリウム水溶液の混液に溶解し有機層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を減圧留去し表題化合物
を得た。
リジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミドの合成 N−(ピペリジン−4−イル)−2−シクロペンチル
−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミドを用い、
実施例1の工程4と同様の方法で表題化合物を製造し
た。
合物のスペクトルと一致した。
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド・フマル酸塩 工程1.(2R)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニル酢酸の合成 工程1−1. 2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニル酢酸の光学分割 実施例27の工程1で得た2−シクロペンチル−2−ヒ
ドロキシ−2−フェニル酢酸8.7gおよびシンコニジン1
1.6gをトルエン1.5lに熱時溶解し約4時間かけて室温ま
で冷却した。析出した白色針状結晶を再度トルエン900m
lに溶解し約4時間かけて室温まで冷却した。析出した
白色針状結晶を濾取することにより(2R)−2−シクロ
ペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸のシンコ
ニジン塩8.0gを得た。これをジエチルエーテルと1N塩酸
の混液に溶解し有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し表題化
合物3.0gを得た。
キシ−フェニル酢酸の不斉合成 (2S,5S)−2−(t−ブチル)−5−フェニル−1,3
−ジオキソラン−4−オン293mgのテトラヒドロフラン1
0ml溶液に−78℃で1.5Mリチウムジイソプロピルアミド
ヘキサン溶液1mlを滴下し、30分間撹拌した後シクロペ
ンテノン0.15mlを加え、更に1時間撹拌した。反応液に
N−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド510mg
のテトラヒドロフラン5ml溶液を加え室温で一晩撹拌し
た。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液に注いで酢酸
エチル抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘ
キサン/酢酸エチル=40/1)にて精製し360mgの黄色油
状物質を得た。これをメタノール4mlに溶解し、酢酸ナ
トリウム45mg、10%パラジウム−炭素15mgを加え水素雰
囲気下、常圧室温で6時間撹拌した。反応液をセライト
ろ過した後溶媒を減圧留去し、有機層を飽和食塩水で洗
浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=19/1)にて精製し
63mgの無色油状物質を得た。これをメタノール1mlに溶
解し1N水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え60℃で3時間
撹拌した。メタノールを減圧留去し得られた残渣をジエ
チルエーテルで洗浄し1N塩酸で酸性にした後クロロホル
ムで抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減圧留去し表題化合物46
mgを得た。
ラムを用いた高速液体クロマトグラフィーにて同一であ
ることを確認した。(カラム:DAICEL CHIRALCEL OJ、
口径0.46X250cm)工程1−2で得られたものの2位の立
体配置は合成化学的見地からRと推定した。
ル)−ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−
2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド・フマル酸
塩の合成 (2R)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
フェニル酢酸を用い、実施例25と同様の方法で表題化合
物を製造した。
(3H,s),1.72(3H,s),2.37−2.48(2H,m),2.97−3.1
3(5H,m),3.42−3.58(2H,m),3.80−3.91(1H,m),5.
04−5.11(1H,m),6.71(2H,s),7.18−7.33(3H,m),
7.58−7.63(2H,m) 実施例29 (2R)−N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]ピ
ペリジン−4−イル}−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド・塩酸塩 (2R)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
フェニル酢酸を用い、実施例22の工程5と同様の方法で
表題化合物を製造した。
1(3H,d,J=6.0Hz),1.31−2.16(19H,m)2.93−3.16
(5H,m),3.44−3.67(2H,m),3.80−3.92(1H,m),7.1
9−7.33(3H,m),7.59−7.64(2H,m) 実施例30 N−[1−(E)−(4−メチル−2−ペンテニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド 4−メチル−2−ペンテニル メタンスルホネートを
用い、実施例27の工程3と同様の方法で表題化合物を製
造した。
5−2.05(14H,m),2.22−2.33(1H,m),2.72−2.77(2
H,m),2.88(2H,d,J=6.6Hz),2.95−3.09(1H,m),3.1
4−3.23(1H,m),3.64−3.75(1H,m),5.34−5.43(1H,
m),5.51−5.58(1H,m),6.33(1H,d,J=7.6Hz),7.22
−7.36(3H,m),7.57−7.61(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C24H36N2O2+H)+とし
て):385 実施例31 N−[1−(E)−(4−メチル−2−ヘキセニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミドの合成 (E)−4−メチル−2−ヘキセニル メタンスルホ
ネートを用い、実施例27の工程3と同様の方法で表題化
合物を製造した。
6(3H,d,J=6.8Hz),1.20−2.06(18H,m),2.71−2.77
(2H,m),2.90(2H,d,J=6.2Hz),2.93−3.08(1H,m),
3.64−3.74(1H,m),5.39−5.43(2H,m),6.35(1H,d,J
=7.9Hz),7.22−7.36(3H,m),7.57−7.61(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C25H38N2O2+H)+とし
て):399 実施例32 N−[1−(シクロヘキシルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド シクロヘキシルメチル パラトルエンスルホネートを
用い、実施例27の工程3と同様の方法で表題化合物を製
造した。
1.90(21H,m),1.92−2.30(4H,m),2.12(2H,d,J=6.9
Hz),3.61−3.79(1H,m),6.32(1H,brd,J=8.1Hz),7.
21−7.40(3H,m),7.59(2H,brd,J=7.5Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C25H38N2O2+H)+として:
399 実施例33 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド 実施例27の工程2で得られたN−(ピペリジン−4−
イル)−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド34mg、シクロヘプタンカルバルデヒ
ド50mgおよび酢酸10mgをテトラヒドロフランに溶解しト
リアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム70mgを加え、17時
間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を
加えてクロロホルム抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄
後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し得
られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー[KIeselge
lTM60F254,Art5744(メルク社製)展開溶媒:クロロホ
ルム/メタノール=10/1]にて精製し表題化合物を得
た。
−2.19(4H,m),2.61−2.84(2H,m),2.93−3.11(1H,
m),3.21(1H,brs),3.63−3.80(1H,m),6.31(1H,d,J
=7.2Hz),7.21−7.41(3H,m),7.56−7.68(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H40N2O2+H)−とし
て):413 実施例34 (2R)−N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジ
ン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ
−2−フェニルアセトアミド 実施例28の工程1で得た(2R)−2−シクロペンチル
−2−ヒドロキシ−2−フェニル酢酸およびシクロヘプ
チルメチル メタンスルホネートを用い、実施例22の工
程2〜4と同様の方法で表題化合物を製造した。
ン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ
−2−フェニルアセトアミド塩酸塩 実施例34で得られた(2R)−N−[1−(シクロヘプ
チルメチル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペン
チル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミドをク
ロロホルムに溶解し、4N塩酸酢酸エチルを加えた。溶媒
を減圧留去し得られた残渣をジエチルエーテルで洗浄し
た。得られた固体をエタノール−ジエチルエーテルから
再結晶し表題化合物を得た。
2.13(22H,m),2.39−2.87(4H,m),2.79(2H,d,J=6.6
Hz),3.00−3.15(2H,m),3.46−3.64(2H,m),3.85−
4.11(1H,m),6.92(1H,brd,J=8.4Hz),7.20−7.40(3
H,m),7.60(2H,d,J=7.2Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H40N2O2+H)+とし
て):413 実施例36 N−[1−(1−シクロヘプテニルメチル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド 1−シクロヘプテンカルバルデヒドを用い、実施例33
と同様の方法で表題化合物を製造した。
−2.54(2H,m),2.63−2.72(2H,m),2.76(2H,s),2.9
3−3.03(2H,m),3.19(1H,brs),3.62−3.73(1H,m),
5.62−5.66(1H,m),6.28(1H,d,J=7.6Hz),7.22−7.3
4(3H,m),7.57−7.60(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H38N2O2+H)+とし
て):411 実施例37 N−[1−(1−シクロヘキセニルメチル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド 1−シクロヘキセンカルバルデヒドを用い、実施例33
と同様の方法で表題化合物を製造した。
−2.90(2H,m),2.85(2H,brs),2.95−3.09(1H,m),
3.15(1H,brs),3.60−3.81(1H),5.55−5.62(1H,
m),6.36(1H,d,J=9.0Hz).7.21−7.39(3H,m),7.60
(2H,brd,J=7.5Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C25H36N2O2+H)+とし
て):397 実施例38 N−[1−(シクロペンチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド シクロペンチルメチル メタンスルホネートを用い、
実施例27の工程3と同様の方法で表題化合物を製造し
た。
1.90(18H,m),1.96−2.15(3H,m),2.25(2H,d,J=7.3
Hz),2.78(2H,d,J=11.6Hz),2.93−3.10(1H,m),3.2
7(1H,brs),3.62−3.75(1H,m),6.35(1H,J=8.3H
z),7.22−7.41(3H,m),7.59(2H,d,J=6.7Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C24H36N2O2+H)+とし
て):385 実施例39 N−[1−(1−シクロペンテニルメチル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド 1−シクロペンテニルメチル メタンスルホネートを
用い、実施例27の工程3と同様の方法で表題化合物を製
造した。
−1.94(4H,m),1.96−2.10(2H,m),2.22−2.38(4H,
m),2.70−2.80(2H,m),3.00(2H,s),3.01−3.18(2
H,m),3.63−3.77(1H,m),5.53(1H,s),6.36(1H,d,J
=8.1Hz).7.24−7.36(3H,m),7.60(1H,dd,JB8.5,1.2
Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C24H34N2O2+H)+とし
て):383 実施例40 N−[1−(3−メチル−1−シクロヘキセニルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド 3−メチル−1−シクロヘキセニルメチル メタンス
ルホネートを用い、実施例27の工程3と同様の方法で表
題化合物を製造した。
0−2.21(2H,m),2.60−2.89(4H,m),2.94−3.09(1H,
m),3.15(1H,brs),3.61−3.80(1H,m),5.36−5.44
(1H,m),6.21−6.39(1H,m),7.20−7.40(3H,m).7.5
5−7.63(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H38N2O2+H)+とし
て):411 実施例41 N−[1−(4−メチル−1−シクロヘキセニルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド 4−メチル−1−シクロヘキセニルメチル メタンス
ルホネートを用い、実施例27の工程3と同様の方法で表
題化合物を製造した。
−1.30(2H,m),1.31−2.17(19H,m),2.59−2.89(4H,
m),2.95−3.10(1H,m),3.17(1H,s),3.61−3.79(1
H,m),5.49−5.58(1H,m),6.29(1H,d,J=7.2Hz),7.2
1−7.40(3H,m).7.56−7.65(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H38N2O2+H)+とし
て):411 実施例42 N−[1−(2−シクロヘキセニルメチル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド 2−シクロヘキセニルメチル 4−トルエンスルホネ
ートを用い、実施例27の工程3と同様の方法で表題化合
物を製造した。
2.39(22H,m),2.69−2.86(2H,m),2.94−3.10(1H,
m),3.16(1H,brs),3.61−3.80(1H,m),5.57−5.65
(1H,m),5.67−5.77(1H,m),6.27−6.49(1H,m),7.2
2−7.42(3H,m).7.56−7.65(2H,m) 実施例43 N−(1−ペンチルピペリジン−4−イル)−2−シク
ロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミ
ド 1−ペンチル 4−トルエンスルホネートを用い、実
施例27の工程3と同様の方法で表題化合物を製造した。
−1.76(16H,m),1.78−1.94(2H,m),2.02−2.19(2H,
m),2.28−2.40(2H,m),2.75−2.92(2H,m),2.95−3.
20(2H,m),3.62−3.80(1H,m),6.37(1H,d,J=8.1H
z),7.20−7.39(3H,m).7.59(2H,dd,J=8.4,1.2Hz) 実施例44 N−[1−(トランス−3−メチルシクロヘキシルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド トランス−3−メチルシクロヘキシルメチル 4−ト
ルエンスルホネートを用い、実施例27の工程3と同様の
方法で表題化合物を製造した。
2−1.90(22H,m),1.97−2.29(4H,m),2.64−2.84(2
H,m),2.94−3.10(1H,m),3.17(1H,brs),3.60−3.79
(1H,m),6.31(1H,d,J=8.1Hz),7.21−7.40(3H,m).
7.57−7.66(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H40N2O2+H)+とし
て):413 実施例45 N−[1−(シス−3−メチルシクロヘキシルメチル)
ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒ
ドロキシ−2−フェニルアセトアミド シス−3−メチルシクロヘキシルメチル 4−トルエ
ンスルホネートを用い、実施例27の工程3と同様の方法
で表題化合物を製造した。
0.95(2H,m),0.87(3H,d,J=6.6Hz),1.12−1.90(19
H,m),1.95−2.18(4H,m),2.61−2.81(2H,m),2.95−
3.10(1H,m),3.18(1H,brs),3.60−3.77(1H,m),6.2
9(1H,d,J=8.4Hz),7.20−7.49(3H,m),7.55−7.63
(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H40N2O2+H)+とし
て):413 実施例46 N−[1−(3−メチル−1−シクロペンテニルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド 3−メチル−1−シクロペンテニルメチル メタンス
ルホネートを用い、実施例27の工程3と同様の方法で表
題化合物を製造した。
3−1.93(14H,m),2.00−2.16(3H,m),2.20−2.38(2
H,m),2.63−2.80(3H,m),2.98(2H,s),2.96−3.08
(1H,m),3.08−3.30(1H,m),3.62−3.77(1H,m),5.4
4(1H,s),6.37(1H,d,J=8.2Hz),7.26−7.36(3H,
m),7.60(2H,d,J=7.1Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C25H36N2O2+H)+とし
て):397 実施例47 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(2−チエニル)アセトアミド 工程1.2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(2
−チエニル)酢酸の合成 シクロペンチルマグネシウム クロライドのジエチル
エーテル溶液を−40℃下30分をかけて2−チエニルグリ
オキシル酸5.00gのテトラヒドロフラン溶液に滴下し
て、同温にて25分間撹拌した。反応液に1N塩酸を加えて
有機層を分取し、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え塩基
性としジエチルエーテル洗浄後再び1N塩酸で酸性にし、
ジエチルエーテルで抽出し有機層を水、飽和食塩水で洗
浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し
得られた残渣をジエチルエーテルに懸濁し、固形物を濾
去した。溶媒を減圧濃縮し表題化合物を得た。
リジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロ
キシ−2−(2−チエニル)アセトアミドの合成 2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−(2−チ
エニル)酢酸を用い、実施例25の工程2と同様の方法で
表題化合物を製造した。
(2H,m),2.21(4H,m),2.44(2H,m),2.81(1H,m),2.
94(2H,m),3.78(1H,m),5.04(1H,m),6.43(1H,d,J
=7.8Hz),6.95(1H,dd,J=5.2,3.6Hz),7.08(1H,dd,J
=3.6,0.7Hz),7.22(1H,dd,J=5.0,0.7Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C22H34N2O2S+H)+とし
て):391 実施例48 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(3−チエニル)アセトアミド 3−チエニルグリオキシル酸を用い、実施例47と同様
の方法で表題化合物を製造した。
−1.98(2H,m),2.08−2.24(4H,m),2.30−2.42(2H,
m),2.77−2.92(2H,m),3.66−3.80(1H,m),5.02−5.
10(1H,m),6.35(1H,d,J=7.9Hz),7.19(1H,dd,J=5.
0,1.4Hz),7.28(1H,dd,J=5.0,3.0Hz),7.30(1H,dd,J
=3.0,1.4Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C22H34N2O2S+H)+とし
て):391 実施例49 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−(3−フリ
ル)−2−ヒドロキシアセトアミド 工程1.3−フリルグリオキシル酸エチルの合成 3−ブロモフラン1mlのジエチルエーテル6ml溶液にn
−ブチルリチウムのヘキサン溶液を−78℃で滴下し、同
温で15分間撹拌した。シュウ酸ジエチル22mlのジエチル
エーテル9ml溶液を滴下し、−78℃で30分間撹拌した。
反応液に同温で1N塩酸14mlを加えた後、室温まで徐々に
温めた。ジエチルエーテル抽出し有機層を水、飽和食塩
水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧
留去し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)にて精
製し表題化合物を得た。
ヒドロキシ酢酸の合成 3−フリルグリオキシル酸エチルを用い、実施例27の
工程1と同様の方法で表題化合物を製造した。
リジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−(3−
フリル)−2−ヒドロキシアセトアミドの合成 2−シクロペンチル−2−(3−フリル)−2−ヒド
ロキシ酢酸を用い、実施例47の工程2と同様の方法で表
題化合物を製造した。
−1.95(2H,m),2.09−2.25(4H,m),2.33−2.40(2H,
m),2.60−2.74(1H,m),2.83−2.92(2H,m),2.90−3.
30(1H,m),3.70−3.84(1H,m),5.03−5.11(1H,m),
6.42(1H,d,J=7.2Hz),6.44(1H,dd,J=2.7,1.8Hz),
7.33(1H,d,J=1.8Hz),7.46(1H,d,J=2.5Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C22H34N2O3+H)−とし
て):375 実施例50 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−(2−フリ
ル)−2−ヒドロキシアセトアミド フランを用い、実施例49と同様の方法で表題化合物を
製造した。
−1.90(1H,m),1.91−2.02(1H,m),2.05−2.23(4H,
m),2.30−2.40(2H,m),2.60−2.70(1H,m),2.72−2.
92(2H,m),3.70−3.83(1H,m),3.95−4.15(1H,m),
5.03−5.12(1H,m),6.20(1H,d,J=7.5Hz),6.36(1H,
d,J=3.3Hz),6.39(1H,d,J=3.3Hz),7.38(1H,s) 低分解能FAB−MS(m/e,(C22H34N2O3+H)+とし
て):375 実施例51 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(2−チアゾリル)アセトアミド チアゾールを用い、実施例49と同様の方法で表題化合
物を製造した。
−2.27(4H,m),2.27−2.40(2H,m),2.61−2.91(3H,
m),3.62−3.85(1H,m),5.00−5.12(2H,m),7.29(1
H,d,J=3.2Hz),7.32−7.42(1H,m),7.72(1H,d,J=3.
2Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C21H33N3O2S+H)+とし
て):392 実施例52 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(2−ピリジル)アセトアミド 2−ブロモピリジンを用い、実施例49と同様の方法で
表題化合物を製造した。
−2.23(4H,m),2.28−2.37(2H,m),2.74−2.98(3H,
m),3.62−3.80(1H,m),5.02−5.10(1H,m),6.23(1
H,s),7.23(1H,dd,J=5.0,7.5Hz),7.46(1H,d,J=8.5
Hz),7.73(1H,dd,J=9.2,8.1Hz),7.93(1H,d,J=9.1H
z),8.44(1H,d,J=4.2Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C23H35N3O2+H)+とし
て):386 実施例53 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−(3−フルオ
ロフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド 3−フルオロフェニルグリオキシル酸メチルを用い、
実施例49の工程2〜3と同様の方法で表題化合物を製造
した。
−1.95(4H,m),2.00−2.20(4H,m),2.27−2.36(2H,
m),2.70−2.90(2H,m),2.92−3.14(2H,m),3.62−3.
78(1H,m),5.02−5.11(1H,m),6.39(1H,d,J=8.2H
z),6.92−7.00(1H,m),7.25−7.41(3H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C24H35FN2O2+H)−とし
て):403 実施例54 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−(2−フルオ
ロフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド 2−フルオロフェニルグリオキシル酸メチルを用い、
実施例53と同様の方法で表題化合物を製造した。
−1.88(2H,m),1.92−2.04(2H,m),2.10−2.28(4H,
m),2.32−2.42(2H,m),2.74−3.06(3H,m),3.72−3.
86(1H,m),4.51(1H,brs),5.07(1H,tt,J=1.4,7.0H
z),6.44(1H,brt,J=7.3Hz),6.98−7.04(1H,m),7.1
5(1H,dt,J=1.3,7.9Hz),7.22−7.32(1H,m),7.76(1
H,dt,J=1.3,7.9Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C24H35FN2O2+H)+とし
て):403 実施例55 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−(4−フルオ
フェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド・フマル酸塩 4−フルオロフェニルグリオキシル酸メチルを用い、
実施例53および実施例25の工程3と同様の方法で表題化
合物を製造した。
(3H,s),1.72(3H,s)2.00−2.14(1H,m),2.34−2.46
(2H,m),2.88−3.14(5H,m),3.40−3.56(2H,m),3.7
7−3.90(1H,m),5.02−5.11(1H,m),6.69(2H,s),6.
97−7.06(2H,m),7.56−7.66(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C24H35FN2O2+H)+とし
て):403 実施例56 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−(2−イミダゾリル)−2−シクロ
ペンチル−2−ヒドロキシアセトアミド 工程1.N−[2−(トリメチルシリル)エトキシメチ
ル]イミダゾールの合成 イミダゾール2.93gのテトラヒドロフラン溶液に氷冷
下水素化ナトリウム2.23gを加え25分間撹拌した後クロ
ロメチル 2−(トリメチルシリル)エチル エーテル
7.5mlを加え室温で一晩撹拌した。反応液に水を加えて
クロロホルム抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/
メタノール=40/1)にて精製し、表題化合物8.02gを得
た。
リジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロ
キシ−2−{[2−(トリメチルシリル)エトキシメチ
ル]イミダゾール−2−イル}アセトアミドの合成 N−[2−(トリメチルシリル)エトキシメチル]イ
ミダゾールを用い、実施例49と同様の方法で表題化合物
を製造した。
リジン−4−イル]−2−(2−イミダゾリル)−2−
シクロペンチル−2−ヒドロキシアセトアミドの合成 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジ
ン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ
−2−{[2−(トリメチルシリル)エトキシメチル]
イミダゾール−2−イル}アセトアミド44mgのテトラヒ
ドロフラン2ml溶液に60℃で1Nテトラブチルアンモニウ
ムフルオリドテトラヒドロフラン溶液0.3mlを加え、同
温で5時間撹拌した。反応液に飽和重曹水を加えてジエ
チルエーテル抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し得
られた残渣を分取薄層クロマトグラフィー[Kieselgel
TM60F254、Art5744(メルク社製)展開溶媒:クロロホ
ルム/メタノール=7/1]にて精製し、表題化合物14mg
を得た。
(3H,m),1.69(3H,m),2.06−2.27(4H,m),2.28−2.4
0(2H,m),2.57−2.91(3H,m),3.68−3.81(1H,m),4.
73(1H,brs),5.03−5.13(1H,m),6.91−7.03(2H,
m),7.40−7.59(1H,m),9.57−9.87(1H,m) 実施例57 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(5−チアゾリル)アセトアミド 5−チアゾリルグリオキシル酸エチルを用い、実施例
49の工程2〜3と同様の方法で表題化合物を製造した。
(3H,s),1.69(3H,s),1.80−1.86(1H,m),1.92−1.9
8(1H,m),2.11−2.22(4H,m),2.31−2.37(2H,m),2.
69−2.85(3H,m),3.70−3.81(1H,m),4.79(1H,s),
5.05−5.10(1H,m),7.45(1H,d,J=7.9Hz),7.49(1H,
d,J=2.2Hz),8.72(1H,d,J=2.2Hz) 低分解能FAB−MS(m/e、(C21H33N3O2S+H)+とし
て):392 実施例58 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(2−ピロリル)アセトアミド 工程1.2−ピロリルグリオキシル酸エチルの合成 ピロール1.1gおよびピリジン1.5gを1,2−ジクロロエ
タン30mlに溶解し、クロロしゅう酸エチル2.2mlを加え
て室温で17時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウ
ム溶液を加えてジエチルエーテル抽出し、有機層を飽和
食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)に
て精製し、表題化合物2.1gを得た。
ジン−4−イル]−(2−ピロリル)グリオキシル酸ア
ミドの合成 2−ピロリルグリオキシル酸エチル2.1gをテトラヒド
ロフラン10ml水5ml混液に溶解し水酸化リチウム−水和
物1.9gを加えて、50℃で1時間撹拌した。反応液を飽和
重曹水抽出し、水層に1N塩酸を加え酸性としてジエチル
エーテル抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧濃縮した後N,N−ジ
メチルホルムアミド10mlに溶解し、1,1′−カルボニル
ジイミダゾール700mgを加え室温で2時間撹拌した。4
−アミノ−1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリ
ジン・2塩酸塩990mg、4−ジメチルアミノピリジン48m
gおよびトリエチルアミン1.5mlを加え、室温にて二晩撹
拌した。反応液に飽和重曹水を加えでジエチルエーテル
抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホル
ム/メタノール=19/1)にて精製し、表題化合物570mg
を得た。
リジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロ
キシ−2−(2−ピロリル)アセトアミド N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジ
ン−4−イル]−(2−ピロリル)グリオキシル酸アミ
ド540mg及び過塩素酸リチウム280mgのテトラヒドロフラ
ン2ml溶液に、氷冷下シクロペンチルマグネシウム ク
ロライドのジエチルエーテル溶液を滴下し、同温にて40
分間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を
加えてジエチルエーテル抽出し、有機層を飽和食塩水で
洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留
去し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開媒体:クロロホルム/メタノール=15/1)にて
精製し、表題化合物570mgを得た。
(3H,s),1.68(3H,s),1.81−1.89(2H,m),2.03−2.1
7(4H,m),2.27−2.32(2H,m),2.49−2.60(1H,m),2.
72−2.81(2H,m),3.45(1H,brs),3.64−3.78(1H,
m),5.03−5.09(1H,m),6.08−6.16(2H,m),6.42(1
H,d,J=7.9Hz),6.70−6.72(1H,m),9.04(1H,brs) 低分解能FAB−MS(m/e,(C22H35N3O2+H)+として):
374 実施例59 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(4−ピリミジル)アセトアミド 工程1.2−(5−ブロモ−4−ピリミジニル)酢酸エチ
ルの合成 酢酸エチル2.1gのテトラヒドロフラン80ml溶液に−78
℃下1.5Mリチウムジイソプロピルアミドヘキサン溶液1
1.6mlを滴下し同温で1時間撹拌した。反応液に5−ブ
ロモピリミジン3.35gのテトラヒドロフラン20ml溶液を
滴下し、室温へと昇温しながら3時間撹拌した。反応液
に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて酢酸エチル抽出
し、有機層を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた残渣をクロロホ
ルム200mlに溶解し、二酸化マンガン15gを加え室温で24
時間撹拌した。反応液を濾過後、濾液を減圧濃縮し得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=20/1〜5/1)にて精製
し、表題化合物3.6gを得た。
成 2−(5−ブロモ−4−ピリミジニル)酢酸エチル2
g、N−ブロモこはく酸イミド1.74gおよびα,α′−ア
ゾビスイソブチロニトリル100mgの四塩化炭素50ml溶液
を85℃で2時間撹拌した。室温に冷却後反応液を濾過
し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をアセトニトリル
30mlに溶解した。この溶液を氷冷下ピリジン N−オキ
シド4.8gおよび硝酸銀9.3gのアセトニトリル100ml溶液
へ滴下し室温へと昇温し20時間撹拌した。反応液にトリ
エチルアミン4mlを加え1時間撹拌後、酢酸エチルで希
釈し濾過した。濾液を減圧濃縮し得られた残渣をクロロ
ホルムに溶解し、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1〜2/1)にて精製し、
800mgの白色固体を得た。この固体350mg、重曹380mgお
よび10%パラジウム−炭素90mgのエタノール15ml溶液を
水素雰囲気下、常圧室温で2時間撹拌した。反応液をセ
ライト濾過した後エタノールを減圧留去し、得られた残
渣を分取薄層クロマトグラフィー[KieselgelTM60
F254、Art5744(メルク社製)展開溶媒:ヘキサン/酢
酸エチル=12/1]にて精製し、表題化合物110mgを得
た。
−ピリミジニル)酢酸エチルの合成 (4−ピリミジニル)グリオキシル酸エチルを用い、
実施例27の工程1と同様の方法で表題化合物を製造し
た。
リジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロ
キシ−2−(4−ピリミジニル)アセトアミドの合成 4−アミノ−1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピ
ペリジン・2塩酸塩85mgのトルエン5ml溶液に氷冷下1M
トリメチルアルミニウムヘキサン溶液0.65mlを加え、同
温で2時間撹拌した。反応液に2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−(4−ピリミジル)酢酸エチル29mg
のトルエン3ml溶液を加え、100℃で18時間加熱撹拌し
た。氷冷下1N塩酸を加えた後、飽和重曹水にてアルカリ
性としクロロホルム抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し
得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィー[Kieselge
lTM60F254、Art5744(メルク社製)展開溶媒:クロロホ
ルム/メタノール=9/1]にて精製し、表題化合物6mgを
得た。
(3H,s),1.70(3H,s),2.08−2.43(6H,m),2.74−2.9
6(3H,m),3.65−3.82(1H,m),5.04−5.13(1H,m),5.
60(1H,s),7.44(1H,brd,J=7.8Hz),7.96(1H,brd,J
=5.4Hz),8.74(1H,d,J=5.4Hz),9.13(1H,brs) 低分解能FAB−MS(m/e,(C22H34N4O2+H)+として):
387 実施例60 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
(5−チアゾリル)アセトアミド 工程1.4−アミノ−1−(シクロヘプチルメチル)ピペ
リジン・2塩酸塩の合成 シクロヘプチルメチル メタンスルホネートを用い、
実施例22の工程2〜3と同様の方法で表題化合物を製造
した。
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(5−チアゾリル)アセトアミドの合成 実施例57で得た2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ
−2−(5−チアゾリル)酢酸および4−アミノ−1−
(シクロヘプチルメチル)ピペリジン・2塩酸塩を用い
実施例22の工程4と同様の方法で表題化合物を製造し
た。
−1.93(1H,m),2.00−2.14(4H,m),2.65−2.75(3H,
m),3.66−3.81(1H,m)4.79(1H,s),7.42(1H,d,J=
7.6Hz),7.49(1H,d,J=2.2Hz),8.72(1H,d,J=2.2H
z) 低分解能FAB−MS(m/e,(C23H37N3O2S+H)+とし
て):420 実施例61 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
(2−チエニル)アセトアミド 実施例47で得た2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ
−2−(5−チエニル)酢酸および4−アミノ−1−
(シクロヘプチルメチル)ピペリジン・2塩酸塩を用い
実施例22の工程4と同様の方法で表題化合物を製造し
た。
−1.90(2H,m),1.98−2.17(4H,m),2.66−2.89(4H,
m),3.65−3.78(1H,m),3.70−4.08(1H,m),6.34(1
H,d,J=7.9Hz),6.96(1H,dd,J=5.0,3.6,Hz),7.07(1
H,dd,J=3.6,1.2Hz),7.26(1H,dd,J=5.0,1.2Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C24H38N2O2S+H)+とし
て):419 実施例62 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−(2−フリル)−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシアセトアミド 実施例50で得た2−シクロペンチル−2−(2−フリ
ル)−2−ヒドロキシ酢酸および4−アミノ−1−(シ
クロヘプチルメチル)ピペリジン・2塩酸塩を用い実施
例22の工程4と同様の方法で表題化合物を製造した。
−2.15(4H,m),2.57−2.80(3H,m),3.69−3.83(1H,
m),4.14(1H,s),6.17(1H,d,J=7.2Hz),6.35(1H,d,
J=3.3Hz),6.38(1H,dd,J=3.3,0.9Hz),7.36(1H,d,J
=0.9Hz) 実施例63 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
(2−チアゾリル)アセトアミド 実施例51で得た2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ
−2−(2−チアゾリル)酢酸および4−アミノ−1−
(シクロヘプチルメチル)ピペリジン・2塩酸塩を用い
実施例22の工程4と同様の方法で表題化合物を製造し
た。
1.84(23H,m),1.85−1.97(1H,m),1.98−2.18(3H,
m),2.60−2.81(3H,m),3.66−3.81(1H,m),5.05(1
H,s),7.29(1H,d,J=3.3Hz),7.38(1H,d,J=7.9Hz),
7.71(1H,d,J=3.3Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C23H37N3O2S+H)+とし
て):420 実施例64 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
(3−チエニル)アセトアミド 2−チエニルグリオキシル酸エチルおよび4−アミノ
−1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン・2塩酸塩
を用い、実施例58の工程2〜3と同様の方法で表題化合
物を製造した。
−2.18(4H,m),2.62−2.94(3H,m),3.21(1H,brs),
3.64−3.80(1H,m),6.31(1H,brd,J=6.8Hz),7.19(1
H,dd,J=5.0,1.4Hz),7.25−7.34(2H,m) 実施例65 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
(2−ピリジル)アセトアミド 実施例52で得た2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ
−2−(2−ピリジル)酢酸および4−アミノ−1−
(シクロヘプチルメチル)ピペリジン・2塩酸塩を用い
実施例22の工程4と同様の方法で表題化合物を製造し
た。
−1.78(20H,m),1.86−1.92(1H,m),1.98−2.09(4H,
m),2.67−2.75(2H,m),2.86−2.96(1H,m),3.62−3.
76(1H,m),6.21(1H,brs),7.21−7.26(1H,m),7.45
(1H,d,J=7.9Hz),7.69−7.45(1H,m),7.94(1H,d,J
=7.8Hz),8.43−8.45(1H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C25H39N3O2+H)+として):
414 実施例66 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−(3−フルオロフェニル)−2−シクロペ
ンチル−2−ヒドロキシアセトアミド 実施例53で得た2−(3−フルオロフェニル)−2−
シクロペンチル−2−ヒドロキシ酢酸および4−アミノ
−1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン・2塩酸塩
を用い実施例22の工程4と同様の方法で表題化合物を製
造した。
1.90(22H,m),1.95−2.20(4H,m),2.60−2.80(2H,
m),2.90−3.04(1H,m)3.08(1H,s),3.62−3.78(1H,
m),6.34(1H,d,J=7.4Hz),6.90−7.00(1H,m),7.24
−7.42(3H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H39FN2O2+H)+とし
て):431 実施例67 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−(2−フルオロフェニル)−2−シクロペ
ンチル−2−ヒドロキシアセトアミド 実施例54で得た2−(2−フルオロフェニル)−2−
シクロペンチル−2−ヒドロキシ酢酸および4−アミノ
−1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン・2塩酸塩
を用い実施例22の工程4と同様の方法で表題化合物を製
造した。
1.82(22H,m),1.86−2.12(5H,m),2,58−2.75(2H,
m),2.86−3.01(1H,m),3.65−3.80(1H,m),4.59−4.
62(1H,m),6.30−6.46(1H,m),6.96−7.08(1H,m),
7.15(1H,dt,J=1.3,7.9Hz),7.22−7.31(1H,m),7.77
(1H,dt,J=1.3,7.9Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H39FN2O2+H)+とし
て):431 実施例68 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−(4−フルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシアセトアミド 実施例55で得た2−シクロペンチル−2−(4−フル
オロフェニル)−2−ヒドロキシ酢酸および4−アミノ
−1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン・2塩酸塩
を用い実施例22の工程4と同様の方法で表題化合物を製
造した。
1.92(22H,m),1.92−2.15(4H,m),2.62−2.76(2H,
m),2.92−3.10(1H,m),3.04(1H,s),3.60−3.74(1
H,m),6.33(1H,d,J=8.4Hz),6,96−7.06(2H,m),7.5
4−7.62(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H39FN2O2+H)+とし
て):431 実施例69 N−[1−(2−シクロペンチルエチル)ピペリジン−
4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド 2−シクロペンチルエチル メタンスルホネートを用
い、実施例27の工程3と同様の方法で表題化合物を製造
した。
1.90(21H,m),2.03−2.10(2H,m),2.29−2.35(2H,
m),2.78−2.88(2H,m),3.00−3.14(2H,m),3.68−3.
72(1H,m),6.33(1H,d,J=7.6Hz),7.23−7.36(3H,
m),7.57−7.61(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e,(C25H38N2O2+H)+として):
399 実施例70 N−[1−(シクロオクチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド シクロオクチルカルバルデヒドを用い、実施例33と同
様の方法で表題化合物を製造した。
2.17(25H,m),2.40−2.84(6H,m),2.99−3.16(1H,
m),3.49−3.64(2H,m),3.85−4.01(1H,m),6.88(1
H,brd,J=8.4Hz),7.21−7.41(3H,m),7.59(2H,brd,J
=8.3Hz) 実施例71 N−[1−(4−メチルペンチル)ピペリジン−4−イ
ル]−2−シクロペンチル−2−(2−フルオロフェニ
ル)−2−ヒドロキシアセトアミド・塩酸塩 5−ブロモ−2−メチルペンタンを用い、実施例27の
工程3および実施例22の工程5と同様の方法で表題化合
物を製造した。
0−2.14(18H,m),2.93−3.16(6H,m),3.50−3.63(2
H,m),3.79−3.90(1H,m),7.20−7.13(3H,m),7.60
(2H,d,J=7.3Hz) 実施例72 N−[1−(トランス−4−メチルシクロペンチルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシアセトア
ミド トランス−4−メチルシクロペンチルメチル メタン
スルホネートを用い、実施例27の工程3と同様の方法で
表題化合物を製造した。
5−1.98(22H,m),1.91−2.02(2H,m),2.05(2H,d,J=
7.3Hz),2.63−2.71(2H,m),2.93−3.06(1H,m),3.18
(1H,s),3.60−3.73(1H,m),6.25(1H,d,J=8.2Hz),
7.21−7.37(3H,m),7.59(2H,d,J=7.5Hz) 低分解能FAB−MS(m/e,(C26H40N2O2+H)+として:41
3 実施例73 N−[1−(ビシクロ[3.3.0]オクタ−3−イルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド ビシクロ[3.3.0]オクタン−2−カルバルデヒドを
用い実施例33と同様の方法で表題化合物を製造した。
−2.00(2H,m),2.01−2.22(2H,m),2.23−2.41(1H,
m),2.43−2.60(2H,m),2.95−3.23(5H,m),3.50−3.
63(2H,m),3.77−3.95(1H,m),7.18−7.33(3H,m),
7.56−7.64(2H,m) 低分解能FAB−MS(m/e、(C26H40N2O2+H)+とし
て):425 実施例74 N−[1−(ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−7−イルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド ビシクロ[4.1.0]ヘプタ−2−イルメチル 4−ト
ルエンスルホネートを用い実施例27の工程3と同様の方
法で表題化合物を製造した。
0.72(2H,m),1.08−1.38(4H,m),1.41−2.00(16H,
m),2.04−2.24(2H,m),2.30(2H,d,J=6.6Hz),2.82
−3.18(4H,m),3.63−3.81(1H,m),6.37(1H,d,J=8.
4Hz),7.23−7.40(3H,m),7.61(2H,d,J=7.8Hz) 製剤例1 一錠あたりのmg数 実施例28の化合物 5.0 乳糖 103.8 結晶セルロース 20.0 部分アルファー化デンプン 20.0 ステアリン酸マグネシウム 1.2 計 150.0mg 実施例28の化合物20.0g、乳糖415.2g、結晶セルロー
ス80g及び部分アルファ−化デンプン80gをV型混合機を
用いて混合した後、ステアリン酸マグネシウム4.8gを加
え混合した。混合末を常法に従い打錠し直径7.0mm、1
錠の重量150mgの錠剤3000錠を得た。
エチレングリコール6000 2.1gを精製水172.5gに溶解し
た後、二酸化チタン2.1gを分散し、コーティング液を調
製した。別に調製した製剤例1の錠剤3000錠にハイコー
ターミニを用いてコーティング液をスプレーコーティン
グし、重量155mgのフィルムコート錠を得た。
更に生理食塩水を加えて全量を1000mlとした後、孔径0.
25μmのメンブランフィルターで除菌濾過した。この溶
液を1mlずつ滅菌処理したアンプルに分注し、吸入液剤
とした。
末100mgを専用の粉末吸入器に充填し、粉末吸入製剤
(1吸入400μg)とした。
カリンM3受容体拮抗作用を有することにより、副作用が
少なく安全で有効な、喘息、慢性気道閉塞および肺繊維
症等の呼吸器系疾患、頻尿、尿意切迫感および尿失禁等
の排尿障害を伴う泌尿器系疾患、過敏性大腸および消化
管の痙攣もしくは運動機能亢進等の消化器系疾患の治療
または予防剤として有用である。
Claims (11)
- 【請求項1】一般式[I] [式中、Arは環上の任意の1〜2個の水素原子がハロゲ
ン原子および低級アルキル基よりなる群から選ばれる置
換基で置換されていてもよいフェニル基、または酸素原
子、窒素原子及び硫黄原子よりなる群から選ばれる1〜
2個のヘテロ原子を有する5または6員のヘテロ芳香環
基を表し、R1は炭素数3〜6個のシクロアルキル基また
は炭素数3〜6個のシクロアルケニル基を表し、R2は炭
素数5〜15個の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基を
表し、そしてXはOまたはNHを表す]で示される新規な
1,4−ジ置換ピペリジン誘導体及び薬学的に許容されう
る塩。 - 【請求項2】Arが、環上の任意の1〜2個の水素原子が
フッ素原子およびメチル基よりなる群から選ばれる置換
基で置換されていてもよいフェニル基、または2−ピロ
リル基、3−ピロリル基、2−フリル基、3−フリル
基、2−チエニル基、3−チエニル基、3−ピラゾリル
基、4−ピラゾリル基、3−イソオキサゾリル基、5−
イソオキサゾリル基、2−イミダゾリル基、4−イミダ
ゾリル基、2−オキサゾリル基、4−オキサゾリル基、
5−オキサゾリル基、2−チアゾリル基、4−チアゾリ
ル基、5−チアゾリル基、2−ピリジル基、4−ピリジ
ル基、2−ピリミジニル基、4−ピリミジニル基である
請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる
塩。 - 【請求項3】R1が炭素数3〜6個のシクロアルキル基ま
たは炭素数3〜6個のシクロアルケニル基、特にシクロ
プロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基または
シクロペンテニル基である請求項1記載の化合物または
その薬学的に許容されうる塩。 - 【請求項4】XがNHである請求項1記載の化合物または
その薬学的に許容されうる塩。 - 【請求項5】R2が下記式 [式中、Qがメチレン基、エチレン基、トリメチレン基
またはテトラメチレン基を表し、RaおよびRcがそれぞれ
水素原子を表すか、またはRaおよびRcは一緒になって単
結合を形成し、Rb、RdおよびReが同一もしくは相異な
り、それぞれ、水素原子、低級アルキル基または炭素数
3〜8個のシクロアルキル基もしくはシクロアルケニル
基を表すか、或いはRbとRdまたはRdとReは、それぞれ一
緒になって炭素数3〜8個のシクロアルキル基またはシ
クロアルケニル基を形成する]で示される基である請求
項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩。 - 【請求項6】R2が炭素数5〜15個の直鎖状もしくは分岐
状のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
アルキル環上の任意の水素原子が低級アルキルで置換さ
れていてもよいシクロアルキルアルキル基もしくはシク
ロアルキルアルケニル基、ビシクロアルキル環上の任意
の水素原子が低級アルキルで置換されていてもよいビシ
クロアルキルアルキル基もしくはビシクロアルキルアル
ケニル基、シクロアルケニル環上の任意の水素原子が低
級アルキルで置換されていてもよいシクロアルケニルア
ルキル基もしくはシクロアルケニルアルケニル基、ビシ
クロアルケニル環上の任意の水素原子が低級アルキルで
置換されていてもよいビシクロアルケニルアルキル基も
しくはビシクロアルケニルアルケニル基、シクロアルキ
ルアルキニル基またはシクロアルケニルアルキニル基で
ある請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され
うる塩。 - 【請求項7】N−[1−(4−メチル−3−ペンテニ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−
ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−(1−ヘキシルピペリジン−4−イル)−2−シク
ロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミ
ド、 N−{1−[(Z)−3−ヘキセニル]ピペリジン−4
−イル}−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド、 N−{1−[(E)−3−へキセニル]ピペリジン−4
−イル}−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド、 N−[1−(6−メチル−5−ヘプテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロブチル−2−(4−フルオロ
フェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(5−メチル−4−ヘキセニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド、 N−[1−(4−メチルペンチル)ピペリジン−4−イ
ル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニ
ルアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−2−ペンチニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド、 N−[1−(5−メチル−3−ヘキシニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]ピペリジン
−4−イル}−2−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(4,5−ジメチル−4−ヘキセニル)ピペリ
ジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ
−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]ピペリジン
−4−イル}−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]ピペリジン
−4−イル}−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 (2R)−N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−(1−シクロペンテン−1
−イル)−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミ
ド、 [1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン−4
−イル] 2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセテート、 [(4−メチルペンチル)ピペリジン−4−イル] 2
−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセテ
ート、 [1−(1−シクロヘキシルエチル)ピペリジン−4−
イル] 2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセテート、 (2R)−N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]ピ
ペリジン−4−イル}−2−シクロブチル−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミド、 [1−(3−シクロペンチリデンプロピル)ピペリジン
−4−イル] 2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセテート、 N−[(E)−1−(4−メチル−4−ヘキセニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[(Z)−1−(4−メチル−4−ヘキセニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミド、 (2R)−N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロブチル−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミド、 N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]ピペリジン
−4−イル}−2−シクロブチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル}−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 (2R)−N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド、 (2R)−N−{1−[(4S)−4−メチルヘキシル]ピ
ペリジン−4−イル}−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(E)−(4−メチル−2−ペンテニル)ピ
ペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒド
ロキシ−2−フェニルアセトアミド、N−[1−(E)
−(4−メチル−2−ヘキセニル)ピペリジン−4−イ
ル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルアセトアミド、N−[1−(シクロヘキシルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド、 (2R)−N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジ
ン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ
−2−フェニルアセトアミド、 (2R)−N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジ
ン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ
−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(1−シクロヘプテニルメチル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(1−シクロヘキセニルメチル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(シクロペンチルメチル)ピペリジン−4−
イル}−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド、 N−[1−(1−シクロペンテニルメチル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(3−メチル−1−シクロヘキセニルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−1−シクロヘキセニルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(2−シクロヘキセニルメチル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−フェニルアセトアミド、 N−(1−ペンチルピペリジン−4−イル)−2−シク
ロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミ
ド、 N−[1−(トランス−3−メチルシクロヘキシルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(シス−3−メチルシクロヘキシルメチル)
ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒ
ドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(3−メチル−1−シクロペンテニルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(2−チエニル)アセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(3−チエニル)アセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−(3−フリ
ル)−2−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−(2−フリ
ル)−2−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(2−チアゾリル)アセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(2−ピリジル)アセトアミド、 N−[1−(4−メイル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−(3−フルオ
ロフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−(2−フルオ
ロフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−(4−フルオ
ロフェニル)−2−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−(2−イミダゾリル)−2−シクロ
ペンチル−2−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(5−チアゾリル)アセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(2−ピロリル)アセトアミド、 N−[1−(4−メチル−3−ペンテニル)ピペリジン
−4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−
2−(4−ピリミジル)アセトアミド、 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
(5−チアゾリル)アセトアミド、 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
(2−チエニル)アセトアミド、 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−(2−フリル)−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
(2−チアゾリル)アセトアミド、 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
(3−チエニル)アセトアミド、 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−
(2−ピリジル)アセトアミド、 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−(3−フルオロフェニル)−2−シクロペ
ンチル−2−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−(2−フルオロフェニル)−2−シクロペ
ンチル−2−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(シクロヘプチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−(4−フルオロフェ
ニル)−2−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(2−シクロペンチルエチル)ピペリジン−
4−イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2
−フェニルアセトアミド、 N−[1−(シクロオクチルメチル)ピペリジン−4−
イル]−2−シクロペンチル−2−ヒドロキシ−2−フ
ェニルアセトアミド、 N−[1−(4−メチルペンチル)ピペリジン−4−イ
ル]−2−シクロペンチル−2−(2−フルオロフェニ
ル)−2−ヒドロキシアセトアミド、 N−[1−(トランス−4−メチルシクロペンチルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシアセトア
ミドおよび N−[1−(ビシクロ[3.3.0]オクタ−3−イルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチル−2
−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミド、 ならびにこれらの化合物の薬学的に許容しうる塩よりな
る群から選ばれる請求項1記載の化合物またはその薬学
的に許容されうる塩。 - 【請求項8】(2R)−N−[1−(4−メチル−3−ペ
ンテニル)ピペリジン−4−イル]−2−シクロペンチ
ル−2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトアミドである
請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる
塩。 - 【請求項9】請求項1記載の一般式[I]の1,4−ジ置
換ピペリジン誘導体またはその薬学的に許容しうる塩お
よび1種以上の薬学的に許容しうる添加剤からなる医薬
組成物。 - 【請求項10】喘息、慢性気道閉塞、肺繊維症、排尿障
害、消化管の痙攣または運動機能亢進の治療または予防
のために使用される請求項9記載の医薬組成物。 - 【請求項11】(a)一般式[III] [式中、ArおよびR1は前記の意味を有する]で示される
カルボン酸またはその反応性誘導体を、一般式[IV] [式中、R20は炭素数5〜15個の飽和もしくは不飽和の
脂肪族炭化水素基または保護もしくは未保護のオキソ基
を有する炭素数2〜14個の飽和もしくは不飽和の脂肪族
炭化水素基を表し、そしてXは前記の意味を有する]で
示される化合物またはその塩と反応させ、そしてR20が
保護もしくは未保護のオキソ基を有する炭素数2〜14個
の飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化水素基である場合に
は、得られる生成物を、必要に応じて脱保護したのち、
ウィティッヒ反応に付し、そして更に必要に応じて、存
在する二重結合を還元するか、或いは (b)上記一般式[III]のカルボン酸またはその反応
性誘導体を一般式[V] [式中、Eはイミノ基の保護基を表し、Xは前記の意味
を有する]で示される化合物またはその塩と反応させ、
得られる一般式[VI] [式中、Ar、R1、XおよびEは前記の意味を有する]で
示される化合物を脱保護した後、一般式[VII]または
[VIII] R20−L[VII]またはR21−CH=CR22−COR23[VIII] [式中、R21およびR22は同一もしくは相異なり、それぞ
れ水素原子または低級アルキル基を表し、R23は水素原
子または炭素数1〜12個の飽和もしくは不飽和の脂肪族
炭化水素基を表し、Lは脱離基を表し、そしてR20は前
記の意味を有する]で示される化合物と、必要に応じ
て、塩基の存在下に反応させ、そしてR20が保護もしく
は未保護のオキソ基を有する炭素数2〜14個の飽和もし
くは不飽和の脂肪族炭化水素基である式[VII]の化合
物または式[VIII]の化合物を反応させた場合には、得
られる生成物を、必要に応じて脱保護したのち、ウィテ
ィッヒ反応に付し、そして更に必要に応じて、存在する
二重結合を還元するか、或いは (c)上記一般式[VI]の化合物を脱保護した後、一般
式[IX] R24−CHO[IX] [式中、R24は炭素数4〜14個の飽和もしくは不飽和の
脂肪族炭化水素基を表す]で示される化合物と還元的ア
ルキル化反応に付すことからなる請求項1記載の一般式
[I]の1,4−ジ置換ピペリジン誘導体の製造方法。
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JP8532359A JP2993124B2 (ja) | 1995-04-28 | 1996-04-25 | 1,4−ジ置換ピペリジン誘導体 |
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1996
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