JP2993054B2 - 地下タンクエアーレイジング装置 - Google Patents

地下タンクエアーレイジング装置

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JP2993054B2
JP2993054B2 JP2149915A JP14991590A JP2993054B2 JP 2993054 B2 JP2993054 B2 JP 2993054B2 JP 2149915 A JP2149915 A JP 2149915A JP 14991590 A JP14991590 A JP 14991590A JP 2993054 B2 JP2993054 B2 JP 2993054B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液化ガスなどを貯蔵する地下タンクを構築
する際に、槽体の内底部に構築した屋根を空気圧で地上
まで持ち上げるための地下タンクエアーレイジング装置
に関するものである。
[従来の技術] LNGやLPGなどの低温液体を貯蔵する地下タンクは、地
中に設けたコンクリート製の槽体の上部に屋根を取り付
けた構造からなり、この地下タンクの構築においては、
地中にコンクリート製の槽体を構築した後、槽体の内底
部に屋根を構築し、これをジャッキアップで地上まで持
ち上げ、槽体の上部にこの屋根を設置して屋根を構築し
ている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、屋根をエアーレイジングにて持ち上げる場
合、屋根と槽体の内底部間に空気を供給するが、この空
気を供給する送気管は予め槽体の構築時に地上に配管し
ておく必要があり、その配管作業が大変である。また屋
根を設置した後は不要となるが、これを取り外すことは
実質的に不可能であり埋め殺しのままとなる。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、槽体内
で構築した屋根をエアーレイジングするにおいて、送気
管の配管が容易で、送気管を挿通する屋根のマンホール
に十分なシール効果を発揮するシール装置を設けた地下
タンクエアーレイジング装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の目的を達成するために地中に筒状の
槽体を構築すると共に槽体の内底部に屋根を構築し、そ
の屋根と槽体の内底部間に空気を供給して槽体上部まで
屋根を持ち上げる地下タンクエアーレイジング装置にお
いて、屋根にマンホールを形成し、槽体の内底部に、そ
のマンホールを通して送気管を立設すると共にその上部
を地上に設置した送風装置に連結し、上記屋根下部の送
気管に吹出口を形成し、上記マンホールの上部に、送気
管を挿通するドーナツ状の蓋板を設け、該蓋板の上方に
ドーナツ状の上板を配置すると共に、この上板と蓋板の
間に伸縮管を接続して上板を送気管に追従可能に支持
し、これら上板及び蓋板と送気管との間をそれぞれシー
ルする上部シールと下部シールを設けたことを特徴とす
る地下タンクエアーレイジング装置である。
[作用] 上記の構成によれば、本発明は、屋根のマンホールを
通して送気管を立設し、マンホール上部にドーナツ状の
上板と蓋板を設け、この上板と蓋板の間に伸縮管を接続
し、上板及び蓋板と送気管との間をそれぞれシールする
ことで、屋根が水平方向に移動しても上板が送気管に追
従し、十分なシール効果を発揮するものである。
[実施例] 以下、本発明の好適実施例を添付図面に基づいて説明
する。
第1図において、1は地中2に形成したコンクリート
製の槽体で、その内底部3にドーム状の屋根4を構築す
る。この屋根4には槽体1の内周壁5の近くにマンホー
ル6が形成される。このマンホール6を通して槽体1の
内底部3に送気管7が立設される。この送気管7の上端
7aは、槽体1の上部より十分な高さまで立ち上げられた
後、下方に曲げられて地表に設置した送風装置8に接続
される。他方マンホール6の下方の送気管7には吹出口
9が形成される。屋根4の外周には槽体1の内周壁5間
をシールする屋根シール10が設けられる。またマンホー
ル6には送気管7との間をシールするシール装置11が設
けられる。
槽体1の上部にはY型フレーム12が設けられ、このY
型フレーム12よりワイヤー13が垂下され、そのワイヤー
13が屋根4の上部外周に設けたスナッチブロック14で屋
根4の中心部に反転され、中間ローラ15で案内され,屋
根4の上部中央に設けたセンサーシーブ16で屋根4の下
方に反転され、内底部3の中央に設けた固定ブロック17
に連結される。このワイヤー13は、屋根4のエアーレイ
ジング中、屋根4のバランスを保つべく少なくとも8本
以上設けられている。
次に送気管7との間をシールするマンホール6のシー
ル装置11を第2図,第3図により説明する。
先ずマンホール6の上部には、送気管7を挿通する二
つ割りのドーナツ状の蓋板18が設けられ、またその上方
に二つ割りのドーナツ状の上板19が配置され、その間に
蛇腹状の伸縮管20が接続される。なお、この伸縮管20は
ゴム製の円筒状のもので形成してもよい。この伸縮管20
の外周の蓋板18と上板19間にはボルト21が挿通され、そ
のボルト21の上下端に、それぞれナット22,23が螺合さ
れ、また蓋板18と上板19間のボルト21に、それぞれスト
ッパー用ナット24,25が予め螺合される。上板19の下面
には、送気管7をシールする硬質ゴムからなる上部シー
ル26が設けられ、また蓋板18の下面にはシール押えプレ
ート27が設けれられると共にその押えプレート27に送気
管7をシールする硬質ゴムからなる下部シール28が接着
接合される。上板19と送気管7との間隙t1に対してシー
ル押えプレート27送気管7との間隙t2は比較的大きく形
成される。
次に上記実施例の作用を説明する。
先ず第1図に示すよう槽体1の内底部33に構築した屋
根4をエアーレイジングする場合、送風装置8より送気
管7に空気を供給し、その下端の吹出口9より内底部3
と屋根4間に空気を吹出すことで、屋根4はその空気圧
で槽体1内を上昇する。この場合吹出口9より内底部3
と屋根4間に吹出された空気は、屋根4の外周の屋根シ
ール10とマンホール6に設けたシール装置11にシールさ
れ屋根4を上昇する圧力が保たれる。また屋根4は、そ
の上昇中、Y型フレーム12側のワイヤー13の張力で屋根
4が水平に上昇するようバランスされる。
屋根4を地上まで持ち上げた後は、図示のように槽体
1の上縁に固定して屋根4aとする。
次にこのエアーレイジング中のマンホール6のシール
装置11の作用を第2図,第3図により説明する。
先ず空気圧力がかかっていない時、上板19は自重によ
り下降し、ボルト21の中間に螺合したストッパー用ナッ
ト24,25のうち、下方のナット25が蓋板18に着座し、上
方のナット24が上板19と当たってその上板19を支持す
る。この状態で空気圧が上昇すると下部シール28から漏
洩した空気が伸縮管20内に入り、上部シール26でシール
されるため伸縮管20内に空気圧はが上昇し、その空気圧
で上板19は第2図に示したようにボルト21の上下端に螺
合したナット22,23が、それぞれ上板19と蓋板18に当た
るまで上昇され、同時に伸縮管20も図示にように伸長す
る。この状態で屋根4が上昇するとマンホール6と送気
管7間は上下のシール28,26で二段シールされることと
なる。またこの上昇中屋根4が水平方向に若干移動して
も上板19はボルト21とナット22,23を介して蓋板18に対
して移動可能に支持されるため、上部シール26のシール
が不良になることがない。この場合上板19と送気管7と
の間隙t1に対してシール押えプレート27送気管7との間
隙t2は比較的大きく形成されるため、屋根4の水平方向
の移動を許容すると共に十分なシール効果を発揮する。
[発明の効果] 以上説明したことから明らかなように本発明によれ
ば、上記マンホール上部にドーナツ状の上板と蓋板を設
け、この上板と蓋板の間に伸縮管を接続し、上板及び蓋
板と送気管との間をそれぞれシールすることで、屋根が
水平方向に移動しても上板が送気管に追従して十分なシ
ール効果を発揮することができる。
また、上記屋根にマンホールを形成すると共に、この
マンホールを通して送気管を立設して、エアーレイジン
グによる屋根揚げをすることで、地上に配管することが
なくなり、簡単に配管できると共に取り外しも容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体断面図、第2図は
第1図のシール装置の拡大断面図、第3図は第2図のII
I−III線矢視図である 図中、1は槽体、2は地中、3は内底部、4は屋根、6
はマンホール、7は送気管、9は吹出口、11はシール装
置である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に筒状の槽体を構築すると共に槽体の
    内底部に屋根を構築し、その屋根と槽体の内底部間に空
    気を供給して槽体上部まで屋根を持ち上げる地下タンク
    エアーレイジング装置において、屋根にマンホールを形
    成し、槽体の内底部に、そのマンホールを通して送気管
    を立設すると共にその上部を地上に設置した送風装置に
    連結し、上記屋根下部の送気管に吹出口を形成し、上記
    マンホールの上部に、送気管を挿通するドーナツ状の蓋
    板を設け、該蓋板の上方にドーナツ状の上板を配置する
    と共に、この上板と蓋板の間に伸縮管を接続して上板を
    送気管に追従可能に支持し、これら上板及び蓋板と送気
    管との間をそれぞれシールする上部シールと下部シール
    を設けたことを特徴とする地下タンクエアーレイジング
    装置。
JP2149915A 1990-06-11 1990-06-11 地下タンクエアーレイジング装置 Expired - Lifetime JP2993054B2 (ja)

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JPH0446298A JPH0446298A (ja) 1992-02-17
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