JP2992398B2 - カードクリーニング装置、及びカードクリーニング方法 - Google Patents

カードクリーニング装置、及びカードクリーニング方法

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JP2992398B2
JP2992398B2 JP4075273A JP7527392A JP2992398B2 JP 2992398 B2 JP2992398 B2 JP 2992398B2 JP 4075273 A JP4075273 A JP 4075273A JP 7527392 A JP7527392 A JP 7527392A JP 2992398 B2 JP2992398 B2 JP 2992398B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カードのクリーニ
ング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気カード(カード)を使用する
カード化システムは、バンクカード、プリペイドカー
ド、クレジットカード等に示すように、本格的に日常生
活の中に浸透してきており、これに伴い資源のリサイク
ル化、及びカード情報のビジュアル化が求められて来て
いる。これらの要求を満足するものとして、書き換え可
能な記録材料をカードへ利用することが考えられてい
る。例えば、加熱することで書き換えが可能ないわゆる
熱可逆性記録材料では、材料自体の取扱いが簡便なこと
や、従来のサーマル記録技術を応用することで簡単に装
置化が実現できること等の理由から、利用に向けて種々
の検討がなされている。
【0003】ところで、これらのカードを使用する装置
にはカード情報を処理するリーダ/ライタユニットが組
み込まれており、リーダ/ライタユニットは取り扱う情
報により若干の相違はあるものの、主に磁気ヘッド部、
印字/イレーズ部、カード搬送部、及び制御部等から構
成されている。これらの構成部分の中で特にカード搬送
部は、磁気ヘッドによる情報の読み出し/書き込み、及
びサーマルヘッド等による印字/イレーズがカードの搬
送に伴って行われるため、カードの正確な位置決めや、
安定した走行が行えることが要求される。
【0004】これらの要求を実現するため、カード搬送
の駆動方式には、正確、且つ安定した動作が得られるベ
ルトドライブ方式、或いはローラ送り方式が採用されて
いる。そして、これら駆動機構間の適宜な位置には磁気
ヘッドやサーマルヘッド等が配設され、カードの安定し
た走行の確保と相まって、情報の読み出し/書き込み、
及び印字/イレーズが行われているのである。
【0005】このように、カード情報の読み出し/書き
込みは、カードを所定位置に移動して処理をするため、
カード搬送の安定性を確保することが重要となる。言い
換えれば、カード搬送にムラが発生すれば、磁気ヘッド
による読み込みが正規に行えず、読み取りエラーが発生
することになるのである。実用において発生する読み取
りエラーの多くは、このカード搬送系の走行ムラに起因
するものである。
【0006】カード搬送系に走行ムラが発生する理由と
しては、カードがカールしていること、カードやローラ
に塵埃や油等の様々な汚れが付着してカードが正確に搬
送できないこと等が挙げられる。また、これらの汚れ
は、磁気ヘッドに付着した場合、読み取りエラー、或い
はカード磁気層への傷を発生させるとともに、サーマル
ヘッドに付着した場合、書き込み印字の品質低下、及び
カード表面への傷を発生させる恐れがある。そして、カ
ード、ローラ、磁気ヘッド、サーマルヘッド等に付着す
るこの汚れ量は、リーダ/ライタユニットが使用される
環境や稼動時間、稼動状況により大きく異なり、対策が
困難となる。
【0007】現在、これらの汚れを取り除く方法として
は、クリーニング用カードを使用するものがある。この
クリーニング用カードは、実用されるカードと略同形状
であり、例えば、プラスチックカードの表裏面に布等を
ラミネートした構造とし、乾式で使用される他、この布
等にエチルアルコール等を含浸させ、湿式で使用される
こともある。このクリーニング用カードは、装置の稼動
時間、稼動状況を管理し、それに対応して適宜な時間間
隔で使用することができるので、各部を汚れ量に応じて
クリーニングすることができる。このため、クリーニン
グ用カードを使用したクリーニング方法は、全てのリー
ダ/ライタユニットに対して作業が簡単に行え、時間も
かからず、顧客にも手軽に利用できるので現在では多く
用いられるクリーニング方法の一つとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リサイ
クル化に対応してカードが何度も人手を介して利用され
るようになると、カードに塵埃や油等の様々な汚れが付
着してその量も多くなり、従来のクリーニング用カード
のみを使用したクリーニングでは、満足なクリーニング
がもはや不可能となっている。このため、リーダ/ライ
タユニット各部の汚れは蓄積されることとなり、上述し
た汚れによる種々の不具合が発生し、本来の機能の信頼
性を確保することが極めて困難となっている。このよう
な状況下においても、カードの衛生管理を徹底し、リー
ダ/ライタユニットを障害なく稼動させ、装置の稼動率
の低下、顧客サービスの低下を避けなければならないの
が現状であり、新たな解決策が切望されていた。
【0009】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、環境によって異なる種々の汚れ量に対処でき、しか
も、積極的にクリーニングを実施することでカード清浄
能力を著しく高めることができるカードクリーニング装
置を提供し、もって、衛生管理機能の向上、リーダ/ラ
イタユニットの信頼性低下の防止を図ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るカードクリーニング装置の構成は、複数
枚のカードが収納されるカートリッジを着脱自在に装着
したカードホッパ駆動ユニット、及びカードスタッカ駆
動ユニットと、このカードホッパ駆動ユニット、及びカ
ードスタッカ駆動ユニットの間に配設されカードホッパ
駆動ユニットとカードスタッカ駆動ユニットとの間でカ
ードを搬送するカード搬送ユニットと、このカード搬送
ユニットの中央に設けられカードを表裏方向から挟むと
ともにこのカードの搬送速度と異なる周速度で回動され
ることでカードの表裏面を相対摺動する少なくとも一対
の密接するクリーニングローラが内設されるとともに、
タンクに植設した導通管をクリーニングローラに密接す
ることでタンク内のクリーニング溶剤をクリーニングロ
ーラに導くようにしたクリーニングパックが着脱自在に
装着されるクリーナユニットからなるものである。しか
もクリーナユニットはカード搬送ユニットに対し着脱自
在に装着され得るものである。更に、本発明に係るカー
ドクリーニング方法の構成は、カード搬送ユニット内で
一つのカードを順方向、及び逆方向で可逆的に搬送して
クリーナユニットを繰り返し通過させ、通過回数を搬送
路に配設したカード通過センサで検出し、カード通過セ
ンサの検出値が、所定の回数設定データ例えば電源投入
時に読み込まれたディップスイッチの回数設定データと
一致したとき、繰り返し通過によるクリーニングを終了
することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】カードホッパ駆動ユニットから排出されたカー
ドがカード搬送ユニット内で搬送され、クリーナユニッ
トを通過する際、一対の密接するクリーニングローラに
挟み込まれ、このクリーニングローラを通過しつつ搬送
されることで、搬送速度とクリーニングローラの周速度
との差異から表面とクリーニングローラとが相対摺動し
てクリーニングされ、搬送とともに汚れが落とされたカ
ードがカードスタッカ駆動ユニットに吸入されてカート
リッジに収納される。クリーニングローラが汚れた際、
クリーニングローラがクリーナユニットごとカード搬送
ユニットから脱着され、汚れが他に付着することが無い
とともに、新規のクリーナユニットが簡単に取り付けら
れ、クリーニングローラの衛生管理が容易となる。クリ
ーニング溶剤をクリーニングローラに導くクリーニング
パックがクリーナユニットに着脱自在に装着され、クリ
ーニングローラの湿式、乾式の使用が選択自在となると
ともに、湿式で使用した際のクリーニングパックの交換
が容易となる。回数設定データと一致するまで、一つの
カードがクリーナユニットを繰り返し通過され、カード
の汚れ量に応じてクリーニングが施され、汚れの取り残
し、過剰なクリーニング動作が無くなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係るカードクリーニング装置
の好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明に係るカードクリーニング装置の全体を表す斜
視図、図2はカード搬送ユニットを説明する分解斜視
図、図3はカードの搬送・クリーニング工程を説明する
図2のA方向から見たカード搬送ユニットの側面図であ
る。
【0013】図1に示すように、本実施例に係るカード
クリーニング装置は、中央部分に設けられるカード搬送
ユニット1と、このカード搬送ユニット1を挟みカード
挿入側と収納側に設けられるカードホッパ駆動ユニット
(HO)3、カードスタッカ駆動ユニット(ST)5と
から構成される。カード搬送ユニット1の中央部にはカ
ートリッジタイプのクリーナユニット7が設けられ、ク
リーナユニット7はカード搬送ユニット1に着脱自在に
装着されている。カードホッパ駆動ユニット(HO)3
と、カードスタッカ駆動ユニット5には両者に共用可能
なカートリッジ(カセット)11、13が着脱自在に装
着され、カートリッジ11、13は通常500枚程度の
カード9が収納できる容積を有している。
【0014】図2、図3に示すように、カード搬送ユニ
ット1のカードホッパ駆動ユニット3(図1参照)側に
は搬送モータ15に駆動されるモータギヤ17(MG)
が設けられ、モータギヤ17はカウンタギヤ(CG)1
9と噛合している。カウンタギヤ19にはフィードギヤ
(FG)21が噛合され、フィードギヤ21は同軸上の
フィードローラ(FR1 )23を回転させるようになっ
ている。フィードローラ23にはプレート25に支持さ
れるフィードカウンタローラ(FCR1 )27が当接さ
れ、フィードローラ23とフィードカウンタローラ27
はカード9を挟持してカードスタッカ駆動ユニット5方
向(図2、図3中の矢印B方向)に搬送するようになっ
ている。また、搬送モータ15は、逆転可能となってお
り、逆転された際にはカード9が矢印B方向と反対方向
に搬送されることとなる。
【0015】クリーナユニット7(図1参照)を挟みフ
ィードローラ23の反対側にはフィードローラ(F
2 )29が設けられ、フィードローラ29にはプレー
ト31に支持されるフィードカウンタローラ(FC
2 )33が当接されている。フィードローラ23、2
9の同軸上には伝達プーリ35、37が設けられ、伝達
プーリ35、37はベルト39を介して連結されてい
る。つまり、カウンタギヤ19が駆動されると、フィー
ドギヤ21によりフィードローラ23が駆動され、この
フィードローラ23の回動はベルト39を介してフィー
ドローラ29を回動させるようになっているのである。
【0016】一方、カウンタギヤ19にはドライブギヤ
(DG1 )41が噛合され、ドライブギヤ41はドライ
ブギヤ(DG2 )43と噛合している。このドライブギ
ヤ41、43は、後述するクリーナユニット7に内設さ
れたクリーニングローラに同軸上で固定され、このクリ
ーニングローラを駆動するようになっている。また、図
3に示すように、カードホッパ駆動ユニット3とフィー
ドローラ23の間、フィードローラ23とクリーナユニ
ット7の間、クリーナユニット7とフィードローラ29
の間、フィードローラ29とカードスタッカ駆動ユニッ
ト5の間にはカード通過センサSA、SB、SC、SD
がそれぞれ設けられ、カード9の通過状態が検出できる
ようになっているのである。
【0017】ここで、図4、図5、図6に基づいてクリ
ーナユニット7について更に詳しく説明することとす
る。図4はクリーナユニットの斜視図、図5はクリーニ
ングパックの装着状況を表す説明図、図6は図5におけ
るクリーニングパックのC−C断面図である。図4に示
すように、プラスチック等で成形された箱状のフレーム
51には一対のクリーニングローラ53が同一方向で内
設され、クリーニングローラ53同士は適宜な圧接力で
密接している。クリーニングローラ53は、カード9
(図2参照)の幅より長く、カード9の全面に亘って接
触するようになっている。それぞれのクリーニングロー
ラ53の一方の軸端部には上述のドライブギヤ41、4
3が固定され、ドライブギヤ41、43はフレーム51
の外側に回動自在となって露出している。この一対のク
リーニングローラ53は、例えば特殊な不織布、又はス
ポンジ状プラスチック等をローラ芯に巻き付けて造られ
ており、溶剤を滲込ませて使用するか否かで、湿式利
用、或いは乾式利用の二通りの使用方法が選択できるよ
うになっている。尚、上述した特殊な不織布としては、
ポリプロピレン、ポリエステル、レイヨン、ポリアミド
等の合成長繊維を無方向不規則状に分散交錯させて互い
に結合させた布、又は周知のフェルト等があり、スポン
ジ状プラスチックとしては、発泡ウレタンローラがあ
る。これらの中では、特に、ポリエステルの長繊維を分
散交錯させてシート状にし、熱で融着させた不織布が好
適である。
【0018】フレーム51の四方の出隅部にはクリーニ
ングローラ53の並設方向に欠切された溝55a、55
b、55c、55dがそれぞれ形成され、溝55a〜5
5dはカード搬送ユニット1のサイドフレーム7a(図
1参照)に装着方向で嵌合するようになっている。ま
た、フレーム51の側面には凹部57が一対形成され、
凹部57はカード搬送ユニット1側にタッピングビス5
9を介して固定された一対のロック爪61の凸部63に
係合するようになっている。このように構成されること
で、クリーナユニット7はカード搬送ユニット1の上部
から挿入され、ロック爪61に固定されるとともに、上
部へ引き上げることで簡単に係合が解除され、カード搬
送ユニット1からの着脱が容易に行えるようになってい
るのである。
【0019】図5に示すように、本実施例では、湿式利
用時に必要なカードクリーニング溶剤を供給するクリー
ニングパック65がクリーナユニット7の上部に設けら
れるようになっている。このクリーニングパック65に
はパッケージタンク(タンク)67が設けられ、図6に
示すように、パッケージタンク67には例えばクリーニ
ング溶剤であるイソプロピルアルコール等を浸透させた
特殊不織布69が充填されるようになっている。パッケ
ージタンク67のクリーナユニット7側の面にはクリー
ニングガイド71が設けられ、クリーニングガイド71
はクリーニングローラ53のローラ形状に大略合わせた
形状に形成されている。クリーニングガイド71には基
端が特殊不織布69に接する導通管73が植設され、導
通管73はクリーニング溶剤をクリーニングローラ53
に導くようになっている。
【0020】クリーニングローラ53は、沢山のカード
9をクリーニングした際、含浸しているクリーニング溶
剤の量が次第に減少する。この減少により導通管73に
は浸透圧が発生し、パッケージタンク67内のクリーニ
ング溶剤が先ず導通管73側のクリーニングローラ53
に供給される。二本のクリーニングローラ53は常に密
接回転しているため、残りの一本のクリーニングローラ
53にもバランス良くクリーニング溶剤が浸透供給され
るようになっている。
【0021】クリーニングパック65はプラスチック等
で形成され、クリーナユニット7に対する側のクリーニ
ングガイド71がクリーナユニット7のフレーム51内
に嵌入される形状で形成されている。また、クリーニン
グパック65の側面にはフレーム51方向に向かって伸
びる一対のロック爪75が形成され、ロック爪75はフ
レーム51に形成された一対のロック孔77に係合自在
となっている。このように構成されることで、クリーニ
ングパック65はクリーナユニット7の上部からクリー
ニングガイド71を案内として挿入されることで、ロッ
ク爪75がロック孔77に係合して固定されるととも
に、上部へ引き上げることで簡単に係合が解除され、ク
リーナユニット7からの着脱が容易に行えるようになっ
ているのである。
【0022】このように構成されるカードクリーニング
装置の動作を図7、図8、図9に基づいて説明する。図
7はカードがカードホッパ駆動ユニットからの排出を経
てカード搬送ユニットに吸入される際の動作を説明する
フローチャート、図8はカード搬送ユニットでのクリー
ニング動作を説明するフローチャート、図9はカードス
タッカ駆動ユニットへの収納動作を説明するフローチャ
ートである。尚、図中F1〜F3は他のフローチャート
との接続位置を示すものである。図7に示すように、カ
ードクリーニング装置の電源が投入されると、st.1
でカードクリーニング装置に搭載されている制御装置が
リセットされる。次にst.2で、カートリッジ11が
カードホッパ駆動ユニット3に搭載されている(HC=
1)か、否かが適宜な方法でチェックされ、搭載されて
いればst.3で、そのカートリッジ11内にカード9
が収納されている(CHC=1)か、否かが適宜な方法
で更にチェックされる。
【0023】次にst.4において、カートリッジ13
がカードスタッカ駆動ユニット5に搭載されている(S
C=1)か、否かが適宜な方法でチェックされ、搭載さ
れていれば、st.5でそのカートリッジ13内にカー
ド9が規定量収納(カードフルの状態)されていない状
態(FSC=0)か、否かが適宜な方法でチェックされ
る。以上の判定で否の状態が1箇所でもあると、st.
6において制御装置はその内容をアラームモニタ(図示
せず)に表示し、更に、st.7においてスタンバイモ
ードに入り、各駆動部は停止状態を保持し続ける。
【0024】一方、処理がst.5に進んだ後、st.
8において制御装置はカード9のクリーニング回数Nを
読み込む。これはたとえば制御基板等に設けられたディ
ップスイッチに設定されたデータを読み込むことで行わ
れる。以上の処理の後、st.9においてカードホッパ
駆動ユニット3が駆動され、カートリッジ11内に収納
されているカード9が一枚排出される。この排出動作に
よりカード9は、カードホッパ駆動ユニット3から図3
中の矢視Bのごとく排出され、カード搬送ユニット1内
に挿入される。カード9の先端は、このカード搬送ユニ
ット1への挿入動作により、カードホッパ駆動ユニット
3とカード搬送ユニット1との間にあるカード通過セン
サSAを横切る。st.10においてカード9の先端が
カード通過センサSAを横切ることで、カード通過セン
サSAがON(論理値1)し、カード搬送ユニット1は
カード吸入モードの状態に入る。
【0025】カード吸入モードに入ると、st.11に
おいて搬送モータ15が起動し、本実施例ではモータギ
ヤ17が図3の矢印で示すCCW方向(順方向)に回転
する。この回転はカウンタギヤ19を介して、フィード
ギヤ21と同軸のフィードローラ23を図3のそれぞれ
の矢印で示す方向に回転させる。カード9は、カード通
過センサSAを横切った後、カードホッパ駆動ユニット
3の排出動作により、フィードローラ23位置まで挿入
されるので、その位置でカード9は、フィードローラ2
3とフィードカウンタローラ27の回転により吸入され
る。そしてこの吸入動作により、カード9の後端がカー
ド通過センサSAを通過すると、st.12においてカ
ード通過センサSAはOFF状態(論理値0)を検出
し、この信号を受けて、st.13においてカードホッ
パ駆動ユニット3のカード排出動作が停止し、カードホ
ッパ駆動ユニット3はスタンバイ状態に入る。
【0026】また、カートリッジ11内のカード9の有
無は、st.14において適宜な方法で逐次検出されて
おり、次に排出されるべきカード9が存在しない場合
(論理値0)には、st.15においてカード供給アラ
ームがアラームモニタに表示される。カード9が存在し
ない場合には、st.16においてカードホッパ駆動ユ
ニット3はその動作を停止し、図8中のst.17に処
理が移る。また、st.14において次に排出されるべ
きカード9がカートリッジ11内に存在する場合(論理
値1)には、カード供給アラームをアラームモニタに表
示させることなく、図8中のst.17に処理が移る。
【0027】図8に示すst.17からの処理は、カー
ド9をクリーニングする処理過程である。st.17に
おいて、搬送モータ15はCCW方向に回転を続けてい
る。この回転は、カウンタギヤ19を介して、二つのド
ライブギヤ41、43を回転させ、これに同軸のクリー
ニングローラ53をそれぞれ図3に示す方向に回転させ
ている。また、これと同時に、フィードギヤ21により
フィードローラ23、フィードカウンタローラ27が駆
動され、このフィードローラ23の回動はベルト39を
介してフィードローラ29、フィードカウンタローラ3
3を回動させている。st.17において、カード搬送
ユニット1は以上の動作を行っているため、カード9は
フィードローラ23、フィードカウンタローラ27によ
って挟持されて繰り出され、その後二本のクリーニング
ローラ53の間に挟み入れられる。
【0028】この二本のクリーニングローラ53は、上
述したギヤ群の噛合構成によって、図3に示す如くカー
ド9の搬送方向に対して、逆方向に回転され、クリーニ
ングが高効率に行われるようになっている。また、クリ
ーニングローラ53は、カード9の搬送速度と異なる周
速度となるように回転されている。従って、カード9と
クリーニングローラ53との間には摩擦力が生じ、この
摩擦力はカード9の搬送力に抗する力となるが、フィー
ドローラ23、フィードカウンタローラ27等の駆動
力、挟持力はいずれもこの摩擦力に対向できる以上のも
のとなっている。また、クリーニングローラ53の回転
方向は、カード9の搬送方向に対して、同一方向で回転
させることも当然にでき、この場合にはカード9の搬送
速度が一定以上の速さとなったとき、カード9とクリー
ニングローラ53との間に生じる摩擦力を抑制すること
ができる。尚、クリーニングローラ53の回転を順方向
とする際には、上述したギヤ群に更にカウンタギヤを追
加する必要がある。
【0029】カード9は、このように表裏面がクリーニ
ングされながら、フィードローラ29、フィードカウン
タローラ33によって繰り出される。この繰り出しが進
行し、st.18において、カード9の先端がカード通
過センサSCを横切ると、カード通過センサSCの検出
値がON状態(論理値1)に変わる。搬送モータ15は
st.19において、なおもCCW方向に回転を継続
し、これによりカード9は、フィードローラ29、フィ
ードカウンタローラ33に挟持されて搬送され続ける。
搬送が続けられ、カード9が二本のクリーニングローラ
53から抜け出ると、カード9の後端がst.20にお
いてカード通過センサSCを通過し、カード通過センサ
SCはOFF(論理値0)に切り替わる。
【0030】ここで、st.8において読み込んだカー
ド9のクリーニング回数Nが1に指定されていれば、s
t.21の処理によって図9に示すst.32に処理が
移る。Nが1でなく、クリーニングが複数回指定されて
いる場合には、処理はst.22に移る。st.22で
は上記カード通過センサSCの信号(論理値0)を受け
て、搬送モータ15が、CCW方向からCW方向(逆方
向)に逆転され、カード9はカードホッパ駆動ユニット
3の方向に搬送される。そして、今度はその搬送方向に
対し逆回転しているクリーニングローラ53にカード9
が挟み入れられ、搬送されながらカード9表面は再びク
リーニングされる。そして、st.23においてカード
9の先端がカード通過センサSBを横切り、カード通過
センサSBはON状態(論理値1)に切り替わる。
【0031】搬送モータ15はst.24において、な
おもCW方向に回転を継続し、これによりカード9はフ
ィードローラ23、フィードカウンタローラ27に挟持
されて搬送され続ける。そして、カード9は、二本のク
リーニングローラ53から抜け出し、カード9の後端
が、st.25においてカード通過センサSBを通過
し、センサSBはOFF(論理値0)の状態に切り変わ
る。st.26では上記カード通過センサSBの信号
(論理値0)を受けて、搬送モータ15が、CW方向か
らCCW方向に回転が逆転し、カード9は再びカードス
タッカ駆動ユニット5の方向に搬送され、上述した当該
搬送方向と同様なクリーニングが行われる。そして、s
t.27においてカード9の先端は、カード通過センサ
SCを横切り、センサSCはON(論理値1)状態に変
わる。
【0032】搬送モータ15はst.28において、な
おもCCW方向に回転を継続し、これによりカード9は
フィードローラ29、フィードカウンタローラ33に挟
持されて搬送され続ける。そして、カード9は、二本の
クリーニングローラ53から抜け出し、カード9の後端
が、st.29においてカード通過センサSCを通過
し、センサSCはOFF(論理値0)の状態に切り変わ
る。以上の動作により、カード9の1サイクルのクリー
ニング動作が終了する。このクリーニング動作の終了毎
に、st.30において制御装置のレジスタ値Rがカウ
ントアップされ、更にst.31において、st.8で
指定されたクリーニング回数Nの値の記憶されたレジス
タ値CLNが、このレジスタ値Rと比較され、等しくな
るまでst.22との間のクリーニング動作を繰り返
す。そして指定された回数のクリーニングが終了する
と、st.31によって、処理は次のカード9の収納過
程に入る。
【0033】カード9の収納過程は、図9中のst.3
2から始まる。st.32においてカード搬送ユニット
1の搬送モータ15は、引き続きCCW方向に回転して
いるため、カード9はフィードローラ29、フィードカ
ウンタローラ33に挟持されて搬送され続ける。カード
9の先端はこのカード搬送ユニット1の排出動作によ
り、st.33において、カード搬送ユニット1とカー
ドスタッカ駆動ユニット5の間にある、カード通過セン
サSDを横切る。カード搬送ユニット1の搬送モータ1
5は、カード9の先端が横切ってカード排出センサSD
がON(論理値1)してもst.34においてCCW方
向に回転を継続しており、カード9はフィードローラ2
9、フィードカウンタローラ33に挟持されて搬送され
続ける。そして、カード排出センサSDがON(論理値
1)の状態になった後、カード搬送ユニット1はカード
収納モードに入る。
【0034】カード収納モードに入ると、st.35に
おいてカードスタッカ駆動ユニット5が起動してカード
収納動作に入る。フィードローラ29、フィードカウン
タローラ33に挟持されて搬送され続けていたカード9
は、このカード収納動作により、カードスタッカ駆動ユ
ニット5の収納口5a(図2参照)からカートリッジ1
3内に収納され始める。カード9は、既に集積されてい
るカードの最下部からジャムすることなく順次収納され
る。カード9の収納がある程度進んだ後、今度はst.
36において、カード9の後端がカード通過センサSD
を横切り、カード通過センサSDはOFF(論理値0)
状態に変わる。カード通過センサSDがOFF(論理値
0)状態に変わると、st.37においてカード搬送ユ
ニット1はスタンバイモードに入り、且つst.38に
おいて搬送モータ15が停止しクリーニング動作も停止
する。
【0035】st.39において、カードスタッカ駆動
ユニット5は、その後、適宜な時間カード9の収納動作
を継続する。この継続時間内に、カード9は完全にカー
トリッジ13内に収納され、スタンバイモードに入って
カードスタッカ駆動ユニット5が停止する。次に、s
t.40において、カートリッジ13内にカード9が規
定量収納(カードフルの状態)されていない状態(FS
C=0)か否かチェックされる。カードフルの状態でな
い場合には、st.41においてカードホッパ駆動ユニ
ット3側のカートリッジ11内にカードが無い(CHC
=0)か、否かのチェックを行い、否であればst.9
に処理が移行し、以上説明した処理が再び順次行われ
る。カートリッジ11内にカードが無い場合には、s
t.44においてカートリッジ11にカード9が無い旨
のアラーム表示をアラームモニタに行い、st.42に
おいてカードクリーニング装置はスタンバイモードとな
り、全ての駆動部は停止した状態となる。また、st.
40においてカードフル状態にある場合(FSC≠0)
は、st.41に処理が移行し、アラームモニタにカー
ドフルのアラームが表示され、次にst.42に処理が
移り、カードクリーニング装置はスタンバイモードとな
って全ての駆動部は停止したままとなり、カードクリー
ニング動作が終了するのである。
【0036】上述のカードクリーニング装置によれば、
カートリッジ11、13が共用できるため、カセットの
使い分けをする必要が無い。また、リーダ/ライタユニ
ットにおけるカードホッパ/カードスタッカ用カートリ
ッジと、本実施例のカードクリーニング装置のカートリ
ッジ11、13を共用できるようにすれば、本実施例の
カードクリーニング装置をカード化システム内に設置し
て、共用カートリッジをそのまま使用することができ
る。このような構成とすることで、システムの運用時間
中の適宜な時間に、汚れたカードをカートリッジごと本
実施例のカードクリーニング装置に処理させることが可
能となり、更に、クリーニングの済んだカードはカート
リッジごと必要なカード化システム内のリーダ/ライタ
ユニットに搭載使用することができるため、システムの
運用効率を著しく向上させることが可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るカードクリーニング装置は、カードホッパ駆動ユニッ
ト、及びカードスタッカ駆動ユニットとの間にカード搬
送ユニットを設け、このカード搬送ユニットの中央にク
リーニングローラが内設されたクリーナユニットを設け
たので、カードがクリーナユニットを通過する際、カー
ドの表裏面をクリーニングローラと相対摺動させてクリ
ーニングすることができる。この結果、カードが積極的
にクリーニングされ、衛生管理機能を著しく向上させる
ことができるとともに、カード汚れによる動作不良が無
くなり、リーダ/ライタユニットの信頼性低下を防止す
ることができる。そして、カードクリーニング装置は、
クリーナユニットをカード搬送ユニットに着脱自在に装
着することで、クリーニングローラが汚れた際、汚れを
他に付着させることなく簡単に交換することができるよ
うになり、クリーニングローラの衛生管理を容易に向上
させることができるようになる。また、カードクリーニ
ング装置は、クリーニングパックをクリーナユニットに
着脱自在に装着することで、クリーニングローラの湿
式、乾式の使用が選択自在となる一方、湿式で使用した
際にはクリーニングパックを容易に交換することができ
る。更に、本発明に係るカードクリーニング方法は、一
つのカードが設定された回数に達するまで、クリーナユ
ニットを繰り返し通過するようにしたので、カードの汚
れ量に応じてクリーニングが施され、汚れの取り残し、
又は過剰なクリーニング動作を防止することができ、環
境によって異なる種々の汚れ量に対処したクリーニング
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカードクリーニング装置の全体を
表す斜視図である。
【図2】カード搬送ユニットを説明する分解斜視図であ
る。
【図3】カードの搬送・クリーニング工程を説明する図
2のA方向から見たカード搬送ユニットの側面図であ
る。
【図4】クリーナユニットの斜視図である。
【図5】クリーニングパックの装着状況を表す説明図で
ある。
【図6】図5におけるクリーニングパックのC−C断面
図である。
【図7】カードの吸入動作を説明するフローチャートで
ある。
【図8】クリーニング動作を説明するフローチャートで
ある。
【図9】カードの収納動作を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 カード搬送ユニット 3 カードホッパ駆動ユニット 5 カードスタッカ駆動ユニット 7 クリーナユニット 9 カード 11、13 カートリッジ 53 クリーニングローラ 65 クリーニングパック 67 パッケージタンク(タンク) 73 導通管 SA、SB、SC、SD カード通過センサ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のカードが収納されるカートリッ
    ジを着脱自在に装着したカードホッパ駆動ユニット、及
    びカードスタッカ駆動ユニットと、 該カードホッパ駆動ユニット、及びカードスタッカ駆動
    ユニットの間に配設され前記カードホッパ駆動ユニット
    と前記カードスタッカ駆動ユニットとの間でカードを搬
    送するカード搬送ユニットと、 前記カード搬送ユニットの中央に設けられ前記カードを
    表裏方向から挟むとともに該カードの搬送速度と異なる
    周速度で回動されることで該カードの表裏面を相対摺動
    する少なくとも一対の密接するクリーニングローラが内
    設されるとともに、タンクに植設した導通管を前記クリ
    ーニングローラに密接することで該タンク内のクリーニ
    ング溶剤を該クリーニングローラに導くようにしたクリ
    ーニングパックが着脱自在に装着されるクリーナユニッ
    トとからなることを特徴とするカードクリーニング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記クリーナユニットは、カード搬送ユ
    ニットに着脱自在に装着されることを特徴とする請求項
    1記載のカードクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 カード搬送ユニット内で一つのカードを
    順方向、及び逆方向で可逆的に搬送してクリーナユニッ
    トを繰り返し通過させ、該通過回数を搬送路に配設した
    カード通過センサで検出し、前記カード通過センサの検
    出値が所定の回数設定データと一致したとき前記繰り返
    し通過によるクリーニングを終了することを特徴とする
    カードクリーニング方法。
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