JP2992265B2 - 圧縮機用モータのマグネット配設構造 - Google Patents
圧縮機用モータのマグネット配設構造Info
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- JP2992265B2 JP2992265B2 JP10119336A JP11933698A JP2992265B2 JP 2992265 B2 JP2992265 B2 JP 2992265B2 JP 10119336 A JP10119336 A JP 10119336A JP 11933698 A JP11933698 A JP 11933698A JP 2992265 B2 JP2992265 B2 JP 2992265B2
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/34—Reciprocating, oscillating or vibrating parts of the magnetic circuit
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機用モータの
マグネットを配設する構造に係るもので、詳しくは、マ
グネットパドルにマグネットを配設するとき、マグネッ
ト固定リング及び空間浸透材を利用して堅固にマグネッ
トを挿合配設し、組立作業を簡便にして生産性を向上し
得る圧縮機用モータのマグネット配設構造に関するもの
である。
マグネットを配設する構造に係るもので、詳しくは、マ
グネットパドルにマグネットを配設するとき、マグネッ
ト固定リング及び空間浸透材を利用して堅固にマグネッ
トを挿合配設し、組立作業を簡便にして生産性を向上し
得る圧縮機用モータのマグネット配設構造に関するもの
である。
【０００２】一般に、リニア圧縮機においては、図１０
及び図１１に示したように、中空円筒状の密閉容器１０
の内部にピストン５０及びシリンダー３５を有するフラ
ンジ体８０が板スプリング６０を介して収納され、該フ
ランジ体８０の一方側に消音器７０を有するバルプ組立
体６５が装置され、前記フランジ体８０の他方側に以下
説明する圧縮機用モータが装着されていた。
及び図１１に示したように、中空円筒状の密閉容器１０
の内部にピストン５０及びシリンダー３５を有するフラ
ンジ体８０が板スプリング６０を介して収納され、該フ
ランジ体８０の一方側に消音器７０を有するバルプ組立
体６５が装置され、前記フランジ体８０の他方側に以下
説明する圧縮機用モータが装着されていた。
【０００３】即ち、前記圧縮機用モータにおいては、一
方側が開放された中空円筒状のマグネットパドル４０
と、該マグネットパドル４０の外周面と前記フランジ体
８０の外周壁面間に嵌合された環状の外部層２０と、前
記マグネットパドル４０の内周面と前記フランジ体８０
の内周壁面間に嵌合された環状の内部層３０と、前記マ
グネットパドル４０の外周面に所定間隔を有して配設さ
れた複数のマグネット９０と、を備えて構成されてい
た。
方側が開放された中空円筒状のマグネットパドル４０
と、該マグネットパドル４０の外周面と前記フランジ体
８０の外周壁面間に嵌合された環状の外部層２０と、前
記マグネットパドル４０の内周面と前記フランジ体８０
の内周壁面間に嵌合された環状の内部層３０と、前記マ
グネットパドル４０の外周面に所定間隔を有して配設さ
れた複数のマグネット９０と、を備えて構成されてい
た。
【０００４】そして、前記複数のマグネット９０がマグ
ネットパドル４０に配設される従来圧縮機用モータのマ
グネット配設構造の第１例においては、図１１（Ａ）
（Ｂ）に示したように、渦電流の損失（Ｅｄｄｙ ｃｕ
ｒｒｅｎｔ ｌｏｓｓ）を減らすため複数のスリット４
０ａが前記マグネットパドル４０の外周面にそれぞれ穿
孔形成され、該マグネットパドル４０の外周面上の各ス
リット４０間に矩形板状のマグネット９０がそれぞれ接
着剤により接着されていた。
ネットパドル４０に配設される従来圧縮機用モータのマ
グネット配設構造の第１例においては、図１１（Ａ）
（Ｂ）に示したように、渦電流の損失（Ｅｄｄｙ ｃｕ
ｒｒｅｎｔ ｌｏｓｓ）を減らすため複数のスリット４
０ａが前記マグネットパドル４０の外周面にそれぞれ穿
孔形成され、該マグネットパドル４０の外周面上の各ス
リット４０間に矩形板状のマグネット９０がそれぞれ接
着剤により接着されていた。
【０００５】図中、未説明符号２０ａは前記外部層２０
の内部に装着されたコイルを示し、５５はマグネットパ
ドル４０とピストン５０間の連結体を示したものであ
る。且つ、従来圧縮機用モータのマグネット配設構造の
第２例においては、図１２（Ａ）（Ｂ）に示したよう
に、マグネットパドル４０の外周面に複数の装着溝４１
が所定間隔を置いてそれぞれ切刻形成され、それら装着
溝４１にマグネット９０がそれぞれ接着剤により接着さ
れていた。
の内部に装着されたコイルを示し、５５はマグネットパ
ドル４０とピストン５０間の連結体を示したものであ
る。且つ、従来圧縮機用モータのマグネット配設構造の
第２例においては、図１２（Ａ）（Ｂ）に示したよう
に、マグネットパドル４０の外周面に複数の装着溝４１
が所定間隔を置いてそれぞれ切刻形成され、それら装着
溝４１にマグネット９０がそれぞれ接着剤により接着さ
れていた。
【０００６】また、従来圧縮機用モータのマグネット配
設構造の第３例においては、図１３（Ａ）（Ｂ）に示し
たように、ボルト挿合孔が貫通穿孔された断面チャンネ
ル状のベースリング４２と、該ベースリング４２に対応
して前記と同様なボルト挿合孔が貫通穿孔されたアンド
リング４３とが形成され、それらベースリング４２及び
アンドリング４３の相互対応する側面に各マグネット９
０の挿合される溝４２ａ，４３ａが切刻形成されて、そ
れら溝４２ａ，４３ａを介してベースリング４２とアン
ドリング４３間に複数のマグネット９０が挿合され、そ
れらベースリング４２及びアンドリング４３のボルト挿
合孔にボルト４４がそれぞれ挿合されて各ナット４５に
より締結するように構成されていた。
設構造の第３例においては、図１３（Ａ）（Ｂ）に示し
たように、ボルト挿合孔が貫通穿孔された断面チャンネ
ル状のベースリング４２と、該ベースリング４２に対応
して前記と同様なボルト挿合孔が貫通穿孔されたアンド
リング４３とが形成され、それらベースリング４２及び
アンドリング４３の相互対応する側面に各マグネット９
０の挿合される溝４２ａ，４３ａが切刻形成されて、そ
れら溝４２ａ，４３ａを介してベースリング４２とアン
ドリング４３間に複数のマグネット９０が挿合され、そ
れらベースリング４２及びアンドリング４３のボルト挿
合孔にボルト４４がそれぞれ挿合されて各ナット４５に
より締結するように構成されていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このように構
成された従来圧縮機用モータのマグネット配設構造にお
いては、従来の第１及び第２例の場合、各マグネットを
マグネットパドルの外周面上にそれぞれ接着剤により接
着しているため、モータの高速運転の際発生する熱によ
り接着性が低下し、マグネットが脱去するおそれがある
という不都合な点があった。
成された従来圧縮機用モータのマグネット配設構造にお
いては、従来の第１及び第２例の場合、各マグネットを
マグネットパドルの外周面上にそれぞれ接着剤により接
着しているため、モータの高速運転の際発生する熱によ
り接着性が低下し、マグネットが脱去するおそれがある
という不都合な点があった。
【０００８】また、従来の第３例の場合、各マグネット
の配設構造が複雑であるため、組立作業が複雑で生産性
が低下し、外部層と内部層間の間隔が大きくなってモー
タの効率が低下するという不都合な点があった。
の配設構造が複雑であるため、組立作業が複雑で生産性
が低下し、外部層と内部層間の間隔が大きくなってモー
タの効率が低下するという不都合な点があった。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、長時間
の間高速運転をしてもマグネットが脱去されず、マグネ
ットの配設構造を単純化して、組立及び生産性を向上
し、外部層と内部層間の間隔を縮小してモータの効率を
向上し得る圧縮機用モータのマグネット配設構造を提供
しようとするものである。
の間高速運転をしてもマグネットが脱去されず、マグネ
ットの配設構造を単純化して、組立及び生産性を向上
し、外部層と内部層間の間隔を縮小してモータの効率を
向上し得る圧縮機用モータのマグネット配設構造を提供
しようとするものである。
【００１０】このような目的を達成するため本発明に係
る圧縮機用モータのマグネット配設構造においては、環
状の外部層と、該外部層と所定間隔を有して外部層の内
部に嵌合された環状の内部層とを備えた圧縮機用モータ
において、前記外部層と内部層間に直線状の往復運動自
在に嵌合され、外周面上に所定間隔を有して複数のマグ
ネット挿合孔が穿孔形成された中空円筒状のマグネット
パドルと、前記各マグネット挿合孔にそれぞれ挿合され
る複数のマグネットと、前記マグネットの挿合されたマ
グネットパドルの内、外両方周面にそれぞれ密接に嵌合
された環状の各マグネット固定リングと、を備えて構成
されている。
る圧縮機用モータのマグネット配設構造においては、環
状の外部層と、該外部層と所定間隔を有して外部層の内
部に嵌合された環状の内部層とを備えた圧縮機用モータ
において、前記外部層と内部層間に直線状の往復運動自
在に嵌合され、外周面上に所定間隔を有して複数のマグ
ネット挿合孔が穿孔形成された中空円筒状のマグネット
パドルと、前記各マグネット挿合孔にそれぞれ挿合され
る複数のマグネットと、前記マグネットの挿合されたマ
グネットパドルの内、外両方周面にそれぞれ密接に嵌合
された環状の各マグネット固定リングと、を備えて構成
されている。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に対
し、図面を用いて説明する。本発明に係る圧縮機用モー
タのマグネット配設構造の第１実施形態においては、図
１〜図２に示したように、内部にコイル１００ａを有し
た環状の外部層１００と、該外部層１００と所定間隔を
有して該外部層１００の内部に嵌合された環状の内部層
２００と、それら外部層１００と内部層２００間に嵌合
されて直線状の往復運動を行う中空円筒状のマグネット
パドル３００と、を備えた圧縮機用モータにおいて、前
記マグネットパドル３００の外周面中央には所定間隔を
置いてほぼ矩形状のマグネット挿合孔３００ａが穿孔さ
れるが、横断面は穿孔の際ほぼ撓んだ長方形状に穿孔形
成された後、それらマグネット挿合孔３００ａに矩形状
のマグネット４００がそれぞれ挿合され、このように、
前記各マグネット挿合孔３００ａにマグネット４００が
それぞれ挿合された後、マグネットパドル３００の内、
外両方周面に環状のマグネット固定リング５００ａ，５
００ｂがそれぞれ前記マグネットパドル３００の上方か
ら下方向きに密接して嵌合されるが、このとき、前記コ
イル１００ａを有する外部層１００側のマグネット固定
リング５００ａは非磁性体の材料が用いられ、内部層２
００側のマグネット固定リング５００ｂの材料は磁性体
を用いて構成される。
し、図面を用いて説明する。本発明に係る圧縮機用モー
タのマグネット配設構造の第１実施形態においては、図
１〜図２に示したように、内部にコイル１００ａを有し
た環状の外部層１００と、該外部層１００と所定間隔を
有して該外部層１００の内部に嵌合された環状の内部層
２００と、それら外部層１００と内部層２００間に嵌合
されて直線状の往復運動を行う中空円筒状のマグネット
パドル３００と、を備えた圧縮機用モータにおいて、前
記マグネットパドル３００の外周面中央には所定間隔を
置いてほぼ矩形状のマグネット挿合孔３００ａが穿孔さ
れるが、横断面は穿孔の際ほぼ撓んだ長方形状に穿孔形
成された後、それらマグネット挿合孔３００ａに矩形状
のマグネット４００がそれぞれ挿合され、このように、
前記各マグネット挿合孔３００ａにマグネット４００が
それぞれ挿合された後、マグネットパドル３００の内、
外両方周面に環状のマグネット固定リング５００ａ，５
００ｂがそれぞれ前記マグネットパドル３００の上方か
ら下方向きに密接して嵌合されるが、このとき、前記コ
イル１００ａを有する外部層１００側のマグネット固定
リング５００ａは非磁性体の材料が用いられ、内部層２
００側のマグネット固定リング５００ｂの材料は磁性体
を用いて構成される。
【００１２】もし、内部層２００側にコイルが装置され
る場合は、該内部層２００側の固定リング５００ｂが非
磁性体にて形成され、外部層１００側の固定リング５０
０ａは磁性体にて形成される。且つ、このように構成さ
れる第１実施形態の他の実施例として次のように構成し
て使用することもできる。
る場合は、該内部層２００側の固定リング５００ｂが非
磁性体にて形成され、外部層１００側の固定リング５０
０ａは磁性体にて形成される。且つ、このように構成さ
れる第１実施形態の他の実施例として次のように構成し
て使用することもできる。
【００１３】即ち、図３に示したように、マグネットパ
ドル３２０の外周面上の中央部位に所定間隔を置いて穿
孔形成される矩形状のマグネット挿合孔３２０ａをマグ
ネットパドル３２０に穿孔形成する際、断面はほぼ梯形
状に穿孔形成するが、該梯形は上辺を下辺よりも長く形
成するか（図３参照）、または上辺を下辺よりも短く形
成し、このように穿孔形成されたマグネット挿合孔３２
０ａにそれぞれ矩形状のマグネット４１０を挿合する。
前記梯形の上辺を下辺よりも長く形成した場合は、それ
ら梯形の上辺側にマグネット固定リング５１０をマグネ
ットパドル３２０の上方から下方向きに嵌合してマグネ
ットパドル３２０の外周面に密接させ（図３参照）、前
記梯形の上辺を下辺よりも短く形成した場合は、それら
梯形の下辺側にマグネット固定リング５１０を嵌合して
マグネットパドル３２０の内周面に密接させる。
ドル３２０の外周面上の中央部位に所定間隔を置いて穿
孔形成される矩形状のマグネット挿合孔３２０ａをマグ
ネットパドル３２０に穿孔形成する際、断面はほぼ梯形
状に穿孔形成するが、該梯形は上辺を下辺よりも長く形
成するか（図３参照）、または上辺を下辺よりも短く形
成し、このように穿孔形成されたマグネット挿合孔３２
０ａにそれぞれ矩形状のマグネット４１０を挿合する。
前記梯形の上辺を下辺よりも長く形成した場合は、それ
ら梯形の上辺側にマグネット固定リング５１０をマグネ
ットパドル３２０の上方から下方向きに嵌合してマグネ
ットパドル３２０の外周面に密接させ（図３参照）、前
記梯形の上辺を下辺よりも短く形成した場合は、それら
梯形の下辺側にマグネット固定リング５１０を嵌合して
マグネットパドル３２０の内周面に密接させる。
【００１４】図２（Ａ）中、未説明符号３１０は、マグ
ネットパドル３００とピストン（図示されず）間の連結
体を示したものである。また、本発明の第２実施形態と
して次のように構成して使用することもできる。即ち、
図４〜図６に示したように、外部層と内部層間に嵌合さ
れて直線状に往復運動を行う中空円筒状のマグネットパ
ドル６００が形成され、該マグネットパドル６００が往
復運動するとき一緒に運動を行うピストン６３０に該マ
グネットパドル６００が連結されるパドル６１０がボル
ト６４０によりピストン６３０に締結されるが、このと
き、マグネットパドル６００及びパドル６１０は一体に
構成することもできる。
ネットパドル３００とピストン（図示されず）間の連結
体を示したものである。また、本発明の第２実施形態と
して次のように構成して使用することもできる。即ち、
図４〜図６に示したように、外部層と内部層間に嵌合さ
れて直線状に往復運動を行う中空円筒状のマグネットパ
ドル６００が形成され、該マグネットパドル６００が往
復運動するとき一緒に運動を行うピストン６３０に該マ
グネットパドル６００が連結されるパドル６１０がボル
ト６４０によりピストン６３０に締結されるが、このと
き、マグネットパドル６００及びパドル６１０は一体に
構成することもできる。
【００１５】且つ、前記マグネットパドル６００の外周
面上には所定間隔を置いて複数の矩形状のマグネット挿
合孔６００ａが穿孔形成され、それらマグネット挿合孔
６００ａに矩形状のマグネット４２０が挿合された後、
マグネットパドル６００の外周面に非磁性体で環状のマ
グネット固定リング６２０が嵌合されて密接され、該マ
グネット固定リング６２０の周面には複数のスリット６
２０ａが穿孔形成されてモータの稼働中発生する渦電流
の損失を防止するようになっている。
面上には所定間隔を置いて複数の矩形状のマグネット挿
合孔６００ａが穿孔形成され、それらマグネット挿合孔
６００ａに矩形状のマグネット４２０が挿合された後、
マグネットパドル６００の外周面に非磁性体で環状のマ
グネット固定リング６２０が嵌合されて密接され、該マ
グネット固定リング６２０の周面には複数のスリット６
２０ａが穿孔形成されてモータの稼働中発生する渦電流
の損失を防止するようになっている。
【００１６】また、前記各マグネット４２０において
は、該マグネット４２０の外部円弧の長さ“Ａ”が対応
する各マグネット挿入孔６００ａの円弧の長さ“Ｂ”よ
りも大きく形成され、前記マグネット挿合孔６００ａの
内壁にマグネット４２０の挿合厚さ部４２０ａが挿合さ
れた後、該マグネット４２０の外周面はマグネット挿合
孔６００ａの外方側に突出され、挿合されたマグネット
４２０の内周面とマグネットパドル６００の内周面とが
一致されるようになっている。
は、該マグネット４２０の外部円弧の長さ“Ａ”が対応
する各マグネット挿入孔６００ａの円弧の長さ“Ｂ”よ
りも大きく形成され、前記マグネット挿合孔６００ａの
内壁にマグネット４２０の挿合厚さ部４２０ａが挿合さ
れた後、該マグネット４２０の外周面はマグネット挿合
孔６００ａの外方側に突出され、挿合されたマグネット
４２０の内周面とマグネットパドル６００の内周面とが
一致されるようになっている。
【００１７】図中、未説明符号Ｄはマグネット４２０の
厚さを示し、Ｅはマグネット固定リング６２０の厚さを
示したものである。このように構成された第２実施形態
のマグネット配設構造を組み立てる場合は、マグネット
パドル６００のマグネット挿入孔６００ａに各マグネッ
ト４２０を挿合した後、マグネットパドル６００の上方
から下方向きにマグネット固定リング６２０を嵌合して
マグネット４２０の外周面に密接させる。
厚さを示し、Ｅはマグネット固定リング６２０の厚さを
示したものである。このように構成された第２実施形態
のマグネット配設構造を組み立てる場合は、マグネット
パドル６００のマグネット挿入孔６００ａに各マグネッ
ト４２０を挿合した後、マグネットパドル６００の上方
から下方向きにマグネット固定リング６２０を嵌合して
マグネット４２０の外周面に密接させる。
【００１８】次いで、マグネット固定リング６２０の
上、下両端をマグネットパドル６００側に屈曲し、各マ
グネット４２０をマグネットパドル６００に一層緊密に
固定させる。このような第２実施形態においては、図７
に示したように、外部層と内部層間の間隔をＣとする
と、該Ｃは機械的公差２ａとマグネットの幅ｔと、マグ
ネットの配設に必要な構造物の幅ｂとを合わせたもので
あるが、前記マグネットの配設に必要な構造物の幅ｂを
第２実施形態では薄いマグネット固定リング６２０のみ
で済むので、前記間隔Ｃを減らすことができる。
上、下両端をマグネットパドル６００側に屈曲し、各マ
グネット４２０をマグネットパドル６００に一層緊密に
固定させる。このような第２実施形態においては、図７
に示したように、外部層と内部層間の間隔をＣとする
と、該Ｃは機械的公差２ａとマグネットの幅ｔと、マグ
ネットの配設に必要な構造物の幅ｂとを合わせたもので
あるが、前記マグネットの配設に必要な構造物の幅ｂを
第２実施形態では薄いマグネット固定リング６２０のみ
で済むので、前記間隔Ｃを減らすことができる。
【００１９】即ち、このとき、ｔは、モータのマグネッ
ト厚さであるため固定され、ａは、機械的公差で０．３
〜０．５mmであり、ｂは、マグネットの配設に必要な構
造物の幅ｂであって最小であるため、間隔Ｃを減らし得
る。そして、本発明の第３実施形態として次のように構
成して使用することもできる。
ト厚さであるため固定され、ａは、機械的公差で０．３
〜０．５mmであり、ｂは、マグネットの配設に必要な構
造物の幅ｂであって最小であるため、間隔Ｃを減らし得
る。そして、本発明の第３実施形態として次のように構
成して使用することもできる。
【００２０】即ち、図８及び図９に示したように、コイ
ル１００ａを有する外部層１００と内部層２００間に中
空円筒状のマグネットパドル７００が直線運動自在に嵌
合され、該マグネットパドル７００の外周面上に矩形状
のマグネット挿合孔７００ａが所定間隔を置いて複数穿
孔形成され、それらマグネット挿合孔７００ａに矩形状
のマグネット４３０がそれぞれ挿合され、それらマグネ
ット４３０の挿合されたマグネットパドル７００の外周
面に環状のマグネット固定リング７２０が嵌合され、該
マグネット固定リング７２０の表面及び構造体の全ての
間隔に樹脂性ワニス（Ｖａｒｎｉｓｈ）の塗布層９００
が形成されて構成される。
ル１００ａを有する外部層１００と内部層２００間に中
空円筒状のマグネットパドル７００が直線運動自在に嵌
合され、該マグネットパドル７００の外周面上に矩形状
のマグネット挿合孔７００ａが所定間隔を置いて複数穿
孔形成され、それらマグネット挿合孔７００ａに矩形状
のマグネット４３０がそれぞれ挿合され、それらマグネ
ット４３０の挿合されたマグネットパドル７００の外周
面に環状のマグネット固定リング７２０が嵌合され、該
マグネット固定リング７２０の表面及び構造体の全ての
間隔に樹脂性ワニス（Ｖａｒｎｉｓｈ）の塗布層９００
が形成されて構成される。
【００２１】このとき、前記塗布層９００の材料は、樹
脂性のワニスに限定されず、エポキシ樹脂のように冷媒
及びオイルに反応せず、耐熱性及び耐久性を有する材質
であれば何れも使用することができる。且つ、このよう
に構成される第３実施形態の表面及び構造体内部の各間
隔に樹脂性のワニスを浸透させて表面に塗布層を形成す
るときは、先ず、マグネットパドル７００の各マグネッ
ト挿合孔７００ａ内にマグネット４３０をそれぞれ挿合
した後、マグネットパドル７００の外周面にマグネット
固定リング７２０を嵌合して、樹脂性のワニス液内にそ
れらマグネットパドル７００の組立体を浸漬し、マグネ
ットパドル７００の組立体の内部の間隔にワニス液を浸
透させる。
脂性のワニスに限定されず、エポキシ樹脂のように冷媒
及びオイルに反応せず、耐熱性及び耐久性を有する材質
であれば何れも使用することができる。且つ、このよう
に構成される第３実施形態の表面及び構造体内部の各間
隔に樹脂性のワニスを浸透させて表面に塗布層を形成す
るときは、先ず、マグネットパドル７００の各マグネッ
ト挿合孔７００ａ内にマグネット４３０をそれぞれ挿合
した後、マグネットパドル７００の外周面にマグネット
固定リング７２０を嵌合して、樹脂性のワニス液内にそ
れらマグネットパドル７００の組立体を浸漬し、マグネ
ットパドル７００の組立体の内部の間隔にワニス液を浸
透させる。
【００２２】次いで、所定時間が経過した後、マグネッ
トパドル７００の組立体を取り出して大気中に放置する
と、ワニス液が凝固して組立体の各要素が堅固に固定さ
れ表面に塗布層９００が２０μｍ程度の厚さに形成され
て、外部層１００と内部層２００間の間隔維持には別に
影響を及ぼさない。このとき、樹脂性ワニスに浸漬する
場合、マグネット４３０のみを浸漬することもできる
し、マグネットパドル７００に各マグネット４３０を挿
合した後に浸漬することもできるし、マグネットパドル
７００に各マグネット４３０及びマグネット固定リング
７２０を嵌合した後浸漬することもできる。
トパドル７００の組立体を取り出して大気中に放置する
と、ワニス液が凝固して組立体の各要素が堅固に固定さ
れ表面に塗布層９００が２０μｍ程度の厚さに形成され
て、外部層１００と内部層２００間の間隔維持には別に
影響を及ぼさない。このとき、樹脂性ワニスに浸漬する
場合、マグネット４３０のみを浸漬することもできる
し、マグネットパドル７００に各マグネット４３０を挿
合した後に浸漬することもできるし、マグネットパドル
７００に各マグネット４３０及びマグネット固定リング
７２０を嵌合した後浸漬することもできる。
【００２３】
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る圧縮
機用モータのマグネット配設構造においては、マグネッ
ト固定リングまたは樹脂性ワニスを用いてマグネットパ
ドルにマグネットを堅固に配設するように構成されてい
るため、従来のようなマグネットの脱去現象を防止し、
マグネットの組立作業を簡便に行って、生産性を向上し
得るという効果がある。
機用モータのマグネット配設構造においては、マグネッ
ト固定リングまたは樹脂性ワニスを用いてマグネットパ
ドルにマグネットを堅固に配設するように構成されてい
るため、従来のようなマグネットの脱去現象を防止し、
マグネットの組立作業を簡便に行って、生産性を向上し
得るという効果がある。
【図１】本発明に係る圧縮機用モータのマグネット配設
構造を示した斜視図である。
構造を示した斜視図である。
【図２】本発明に係るマグネット配設構造の第１実施例
を示した図面で、（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）の
Ｖ−Ｖ線断面図である。
を示した図面で、（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）の
Ｖ−Ｖ線断面図である。
【図３】図２に示した第１実施形態の他の実施例を示し
た縦断面図である。
た縦断面図である。
【図４】本発明に係る圧縮機用モータのマグネット配設
構造の第２実施形態を示した斜視図である。
構造の第２実施形態を示した斜視図である。
【図５】図４の縦断面図である。
【図６】図５のVI−VI線断面図である。
【図７】本発明に係る外部層と内部層間の間隔の形成理
論を説明した図である。
論を説明した図である。
【図８】本発明に係るマグネット配設構造の第３実施形
態を示した縦断面図である。
態を示した縦断面図である。
【図９】図８のVII −VII 線断面図である。
【図１０】従来リニア圧縮機の構造を示した概略縦断面
図である。
図である。
【図１１】従来マグネット配設構造の第１例を示した図
面で、（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＩ−Ｉ線断
面図である。
面で、（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＩ−Ｉ線断
面図である。
【図１２】従来マグネット配設構造の第２例を示した図
面で、（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は側面図である。
面で、（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は側面図である。
【図１３】従来マグネット配設構造の第３例を示した図
面で、（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は側面図である。
面で、（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は側面図である。
１００…外部層 １００ａ…コイル ２００…内部層 ３００，３２０，６００，７００，８００…マグネット
パドル ３００ａ，３２０ａ，４２０ａ，６００ａ，７００ａ…
マグネット挿合孔 ３１０…連結体 ４００，４１０，４３０，４４０…マグネット ５００ａ，５００ｂ，５１０，６２０，７２０…マグネ
ット固定リング ６１０…パドル ６２０ａ…スリット ６３０…ピストン ９００…塗布層
パドル ３００ａ，３２０ａ，４２０ａ，６００ａ，７００ａ…
マグネット挿合孔 ３１０…連結体 ４００，４１０，４３０，４４０…マグネット ５００ａ，５００ｂ，５１０，６２０，７２０…マグネ
ット固定リング ６１０…パドル ６２０ａ…スリット ６３０…ピストン ９００…塗布層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘオ ジョン タエ 大韓民国，ソウル，クワナク−ク，シン リン ９−ドン，251−29 (72)発明者 ヒュン セオン ヨエル 大韓民国，キュンサンナム−ド，チャン ウォン，カエミュン−ドン，12，ジュコ ン アパート 105−201 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02K 33/00 - 33/18 H02K 1/27
Claims (8)
- 【請求項１】 環状の外部層と、該外部層と所定間隔を
有して該外部層の内部に嵌合された環状の内部層とを備
えた圧縮機用モータにおいて、 前記外部層と内部層間に直線状の往復運動自在に嵌合さ
れ、外周面上に所定間隔を有して複数のマグネット挿合
孔が穿孔形成された中空円筒状のマグネットパドルと、 前記各マグネット挿合孔にそれぞれ挿合される複数のマ
グネットと、 それらマグネットの挿合されたマグネットパドルの内、
外両方周面にそれぞれ密接に嵌合された環状の各マグネ
ット固定リングと、を備えて構成されたことを特徴とす
る圧縮機用モータのマグネット配設構造。 - 【請求項２】 前記各マグネットの幅及び厚さは、前記
各マグネット挿合孔の幅及び厚さと同一である請求項１
に記載の圧縮機用モータのマグネット配設構造。 - 【請求項３】 前記各マグネット挿合孔は、前記マグネ
ットパドルの内、外面円周方向の長さが同一であり、断
面がほぼ長方形状に形成される請求項１に記載の圧縮機
用モータのマグネット配設構造。 - 【請求項４】 環状の外部層と、該外部層と所定間隔を
有して該外部層の内部に嵌合された環状の内部層とを備
えた圧縮機用モータのマグネット配設構造において、 前記外部層と内部層間に直線状の往復運動自在に嵌合さ
れた中空円筒状のマグネットパドルであって、その外周
面上の所定間隔毎に、内外面円周の中の一方が他方より
長くなるように断面が梯形の複数のマグネット挿合孔が
穿孔形成された中空円筒状のマグネットパドルと、 前記各マグネット挿合孔にそれぞれ挿合される複数のマ
グネットと、 それらマグネットの挿合されたマグネットパドルの長い
円周を有する周面に密接に嵌合された環状の各マグネッ
ト固定リングと、を備えて構成されたことを特徴とする
圧縮機用モータのマグネット配設構造。 - 【請求項５】 環状の外部層と、該外部層と所定間隔を
有して該外部層の内部に嵌合された環状の内部層とを備
えた圧縮機用モータのマグネット配設構造において、 前記外部層と内部層間に直線状の往復運動自在に嵌合さ
れ、外周面上に所定間隔を有して複数のマグネット挿合
孔が穿孔形成された中空円筒状のマグネットパドルと、 前記各マグネット挿合孔にそれぞれ挿合される複数のマ
グネットであって、それらマグネットの内側のみがパド
ルのマグネット挿合孔に挿合され、それらマグネットの
外側はマグネット挿合孔の外方に突出されるように、各
マグネットの内側に挿合厚さ部が形成されたマグネット
と、 前記挿合厚さ部の反対側のマグネットが突出するマグネ
ットパドルの外周面側にのみマグネット固定リングが嵌
合され、該マグネット固定リングの上下両方端が前記マ
グネットパドルの外周面側に屈曲して緊密の固定される
それらマグネットの挿合されたマグネットパドルの外周
面側に密接に嵌合された環状のマグネット固定リング
と、を備えて構成されたことを特徴とする圧縮機用モー
タのマグネット配設構造。 - 【請求項６】 前記マグネット固定リングには、該マグ
ネット固定リングの外周面上に複数のスリットが穿孔形
成され、誘導電流により発生する渦電流の損失を防止す
る請求項１から５のいずれか１項に記載の圧縮機用モー
タのマグネット配設構造。 - 【請求項７】 前記マグネットパドルに前記各マグネッ
ト及びマグネット固定リングが嵌合された組立体には、
該組立体の内部間隔にエポキシ樹脂塗料のような塗布材
が浸透され、組立体の表面には塗布層が形成される請求
項１から６のいずれか１項に記載の圧縮機用モータの配
設構造。 - 【請求項８】 前記樹脂性の塗布材は、ワニス（Ｖａｒ
ｎｉｓｈ）であることを特徴とする請求項７に記載の圧
縮機用モータの配設構造。
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