JP2992208B2 - 導電性エラスチックコネクター及びその製造方法 - Google Patents

導電性エラスチックコネクター及びその製造方法

Info

Publication number
JP2992208B2
JP2992208B2 JP6241340A JP24134094A JP2992208B2 JP 2992208 B2 JP2992208 B2 JP 2992208B2 JP 6241340 A JP6241340 A JP 6241340A JP 24134094 A JP24134094 A JP 24134094A JP 2992208 B2 JP2992208 B2 JP 2992208B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive
yarn
insulating polymer
connector
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6241340A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08106939A (ja
Inventor
正和 小泉
満弘 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Polymer Industries Co Ltd
Original Assignee
Fuji Polymer Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Polymer Industries Co Ltd filed Critical Fuji Polymer Industries Co Ltd
Priority to JP6241340A priority Critical patent/JP2992208B2/ja
Publication of JPH08106939A publication Critical patent/JPH08106939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2992208B2 publication Critical patent/JP2992208B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶ディスプレ
ーのガラス基板の配線とプリント基板の電極の間に置
き、導通方向に圧接することで接続するのに有用なエラ
スチックコネクター及びその製造方法に関する。さらに
詳しくは、経糸または緯糸の一方が導電性糸である布帛
を耐低温性、難燃性、難燃性及び放熱性、耐溶剤性の特
徴を有するいずれかの絶縁性高分子体で覆い、かつ導電
性糸が絶縁性高分子体表面から突出しているエラスチッ
クコネクター及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶ディスプレーのガラス基
板の配線とプリント基板との接続などに使用されている
エラスチックコネクターは、いくつか提案されている。
例えば、経糸または緯糸の一方が導電性糸であり、他方
が電気絶縁性糸である織物を、絶縁性高分子体で被覆さ
せたコネクタおよび製造方法として下記の提案がある。 (1) ほぼ立方体としたゴム又は熱可塑性エラストマーの
対峙する二辺に、絶縁性細線とで交繊された複数の導電
性細線を存在させたもの(特開平3−208271号公
報)。 (2) 導体を縦糸、絶縁体を横糸としたメッシュ状網目体
の導体の両端部にそれぞれ金属メッキを施した多端子コ
ネクター(特開昭59−151783号公報)。 (3) 導電性繊維を縦糸に絶縁性繊維を横糸にしてなるネ
ットの表面に絶縁層が形成され、これを所定枚数積層し
て一体に接合し、その複合体を前記縦糸の長さ方向に対
して垂直な方向にスライスして製造する異方導電性エラ
ストマーシートの製造方法(特開昭61−179014
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−208271号公報、同61−179014号公報
等の方法は、導電性糸が絶縁性高分子体から突出してお
らず被着体との圧接時に導電性糸が被着体電極と面接触
しているにすぎず、導通信頼性の面で十分な性能を維持
できないという問題点があった。
【0004】さらに、前記の経糸または緯糸の一方が導
電性糸であり他方が電気絶縁糸である織物を絶縁性高分
子体で被覆したコネクターは、経糸のピッチ間隔と緯糸
のピッチ間隔が等しいか、それに近い物であった場合、
導電性糸を電気絶縁糸が強固に保持しているために導電
性糸自体の屈曲性が無く、導通方向への圧接時に被着体
との接続部分で導電性糸の折れ曲がりが発生し、接続抵
抗値の上昇や、被着体の電極間で導電性糸の折れによる
短絡の発生という織物の特性上の共通した問題点があっ
た。
【0005】また、特開平3−208271号公報等の
方法は、織物を熱可塑性エラストマーにより形成された
シートで挟み、加圧して加熱する際の内部応力により織
物の配列間隔に乱れが発生し、配列間隔が等しくならな
いか又は互いに導電性糸どうしが接触することがあり、
絶縁性に限界があり高精細の接続に問題があった。
【0006】さらに、特開昭59−151783号公報
はコネクターの導体と被着体であるプリント基板等とハ
ンダ付けなどの接続方法をとらねばならないという問題
点があった。
【0007】さらに、特開昭61−179014号公報
の製造方法は、織物と織物の間に介在するシート状の絶
縁性高分子体の厚みが0.4mmと厚く、その複合体か
らスライスして得た異方導電性エラストマーシートは、
被着体が2方向以上の高精細電極(代表的には5本/m
m以上)を持つ基板などへの圧接導通には適さないとい
う問題点があった。
【0008】また、従来のエラスチックコネクターはそ
の製造工程が複雑であることから絶縁性高分子体の選択
性に限りがあり、耐低温性、難燃性、難燃性及び放熱
性、耐溶剤性などの使用用途にあった耐久性がある絶縁
性高分子体を自由に選択することが困難であった。この
ためエラスチックコネクターの使用環境に多くの制約が
あった。
【0009】本発明は、前記従来の課題を解決するた
め、導通信頼性が高く、高密度化ができ、製造が容易で
ある導電性エラスチックコネクター及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の導電性エラスチックコネクターは、経糸ま
たは緯糸の一方が導電性糸であり他方が電気絶縁性糸か
らなる高密度織物が絶縁性高分子弾性体中に存在してい
るコネクターであって、前記導電性糸は絶縁性高分子弾
性体中を貫通しかつその両端部は絶縁性高分子体表面か
ら突出しており、かつ前記経糸または緯糸の一方である
導電性糸のピッチと他方の電気絶縁性糸のピッチとの比
が1:2以上であることを特徴とする。前記において、
導電性糸のピッチと電気絶縁性糸のピッチとの比が1:
2以上であると、圧接導通時に導電性糸が絶縁性高分子
弾性体の内部で屈曲性を持つようになる。
【0011】前記構成においては、経糸と緯糸とが織物
状となっており、かつ経糸と緯糸の交錯点が融着されて
いることが好ましい。また前記構成においては、コネク
ター内の織物が単層または複数層積層されていることが
好ましい。織物と絶縁性高分子弾性体を交互に複数層以
上積層しブロック状複合体とした場合は、積層間の織物
と織物の距離は0.4mm以下であることが望ましく、
より望ましはくは0.1mm以下である。このようにす
るとファンイピッチ化できる。
【0012】また前記構成においては、導電性糸が金属
細線糸、炭素繊維糸、カーボン粉体と樹脂を含む糸から
選ばれ、電気絶縁性糸が合成樹脂繊維から選ばれること
が好ましい。
【0013】また前記構成においては、絶縁性高分子弾
性体が耐低温性、難燃性、難燃性及び放熱性、耐溶剤性
から選ばれる少なくとも一つの性質を有する熱硬化性エ
ラストマー又は熱可塑性エラストマーであることが好ま
しい。
【0014】また前記構成においては、導電性糸の両端
部が絶縁性高分子弾性体表面から突出している構造が、
絶縁性高分子弾性体の収縮によるものであることが好ま
しい。
【0015】次に本発明の導電性エラスチックコネクタ
ーの製造方法は、経糸または緯糸の一方が導電性糸であ
り他方が電気絶縁性糸からなる高密度織物が絶縁性高分
子弾性体中に存在しているコネクターの製造方法であっ
て、前記高密度織物を前記絶縁性高分子弾性体によって
挟み込んでシート状若しくはブロック状複合体とし、前
記絶縁性高分子弾性体を加硫し、次いで前記複合体を切
断加工し、前記導電性糸の両端部を前記絶縁性高分子体
表面から突出させるとともに前記経糸または緯糸の一方
である導電性糸のピッチと他方の電気絶縁性糸のピッチ
との比を1:2以上とすることを特徴とする。
【0016】前記方法においては、絶縁性高分子弾性体
が収縮成分を含み、加熱により収縮させることが好まし
い。
【0017】また前記方法においては、前記ブロック状
複合体を、前記絶縁性高分子弾性体を押し出し成形機か
ら押し出し、前記高密度織物上に載せて巻き取り、次い
でこれを切断し積み重ねて得ることが好ましい。
【0018】
【作用】前記した本発明の導電性エラスチックコネクタ
ーによれば、経糸または緯糸の一方が導電性糸であり他
方が電気絶縁性糸からなる高密度織物が絶縁性高分子弾
性体中に存在しているコネクターであって、前記導電性
糸は絶縁性高分子弾性体中を貫通しかつその両端部は絶
縁性高分子体表面から突出していることにより、高密度
(ファインピッチ)の配線の接続が可能であり、また接
続信頼性能が高いエラスチックコネクター(ゴムコネク
ター)とすることができる。すなわち、経糸または緯糸
の一方が導電性糸である織物を用いて導電部とするコネ
クターを構成したので、導電性糸を高密度にかつ正確に
配列させることができ、かつ導電性糸が貫通し、かつそ
の両端部が突出しているので、回路基板となる回路を構
成する金属に対し、導電性糸が食い込む形で接続される
ことから、接続信頼性を高く保持することができる。
【0019】前記において、経糸または緯糸の一方であ
る導電性糸のピッチと他方の電気絶縁性糸のピッチとの
比を1:2以上であると、圧接導通時に絶縁性高分子弾
性体内部の導電性糸に弾性変形による屈曲性を持たせる
ことが可能となり、コネクター表面での導電性糸の折れ
曲がりを防止できることから、導通信頼性を高く維持で
きる。
【0020】また前記において、経糸と緯糸との接触部
(交錯点)が融着されていると、加圧加硫した際の絶縁
性高分子弾性体のフローにより発生する横応力による織
物の配列間隔の乱れを防止できることから、導電性糸同
士で高い絶縁性を持たせることができる。
【0021】また前記において、コネクター内の織物が
複数層以上積層されていると、導通の安全性が高くなる
ほか、単独回路同士の接続はもちろん2方向以上の複数
回路の接続も可能となる。また、織物と絶縁性高分子弾
性体を交互に複数層以上積層しブロック状複合体とする
と、織物と織物の積層間隔を短距離にすることができ、
そのブロック状複合体をスライスおよびカットして得た
エラスチックコネクターは、2方向以上の高精細電極回
路への接続が容易に可能となる。
【0022】前記において、導電性糸が金属細線糸、炭
素繊維糸、カーボン粉体と樹脂とを含む糸から選ばれる
ものであると、導電性を高く維持できる。また本発明の
導電性エラスチックコネクターは、製造方法が織物を絶
縁性高分子体で挟むだけであるという非常に容易な作業
であることから絶縁性高分子体の選択性に自由度があ
り、用途によって耐低温性、難燃性、難燃性及び放熱
性、耐溶剤性を有する熱硬化性エラストマー又は熱可塑
性エラストマーから選べる。例えば、耐溶剤性の特徴を
有する熱硬化性エラストマー又は熱可塑性エラストマー
から得た導電性エラスチックコネクターは、耐溶剤性の
機能を有したゴムパッキンの機能とコネクターとしての
機能を有した部品として使用できる。なお、選定できる
熱硬化性エラストマー又は熱可塑性エラストマーの種類
は上記に示した限りではない。
【0023】また前記において、複数層の織物の導電性
糸の導通方向が直交する方向に積層されていると、垂直
二方向の接続も可能になる。次に本発明の製造方法によ
れば、前記本発明の導電性エラスチックコネクターを効
率よく合理的に製造することができ、積層間の絶縁性高
分子体の厚みを0.1mm以下にすることが可能であ
る。
【0024】
【実施例】以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に
説明する。本発明の導電性エラスチックコネクターは、
製造方法が非常に容易であることから絶縁性高分子体の
選択性に自由度があり、用途によって耐低温性、難燃
性、難燃性及び放熱性、耐溶剤性の特徴を有するゴム又
は熱可塑性エラストマーから選べる。また、本発明の導
電性エラスチックコネクターの製造方法は、好ましく
は、経糸または緯糸の一方が導電性糸であり他方が電気
絶縁性糸からなる織物を、絶縁性高分子弾性体によって
挟み込むことでシート状若しくはブロック状複合体と
し、絶縁性高分子弾性体を加硫し、次いで前記複合体を
切断加工する。また、ブロック状複合体の製造は絶縁性
高分子弾性体を押し出し成形機から押し出し、経糸また
は緯糸の一方が導電性糸であり他方が電気絶縁性糸から
なる織物上に載せ巻き取ったものを、切断し積み重ねる
ことで容易に得られる。
【0025】本発明で好適に用いるシリコーンゴムにつ
いて以下詳述する。シリコーンゴムを調整するには、シ
リコーン生ゴム材料に収縮剤と、必要に応じて充填剤、
顔料(着色剤)など通常使用される添加剤を加えて混合
または混練する。充填剤としては、微粉末のシリカ、炭
酸カルシウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、窒化硼
素等、顔料としてはベンガラ、チタンホワイト、群青、
フタロシアニン化合物などがある。また収縮剤として
は、ジアルキルサイクリクス化合物、ポリエチレン、ポ
リメチルメタクリレート、シリコーン系熱可塑性レジン
等の公知の化合物を用いることができる。シリコーンゴ
ムコンパウンドは、有機パーオキサイドなどの加硫剤を
添加し、導電性織物クロスを挟み込んでシート状に成形
し、金型にいれてプレス成形して1次加硫し、その後、
熱風オーブンを用いて2次加硫し、次いで切断加工して
エラスチックコネクターとする。また、耐低温性を持た
せるにはたとえばシリコーンゴムのメチル基の一部をフ
ェニル基に換えたメチルフェニルビニルシリコーンなど
を使えば良く、難燃性を持たせるにはたとえばシリコー
ンゴムにPt化合物、酸化チタンなどを添加すれば良
く、難燃性及び放熱性を持たせるにはたとえばPt化合
物、酸化チタンなどで難燃性を持たせたシリコーンゴム
に酸化アルミニウム、酸化マグネシウムなどの金属酸化
物や、窒化アルミニウム、窒化ホウ素などの非酸化物を
添加すれば良く、耐溶剤性を持たせるにはたとえばシリ
コーンゴムのメチル基の一部をトリフルオロプロピル基
に置換したフロロシリコーンゴムを使用すれば良い。
【0026】次に図面を用いて説明する。図1は本発明
の一実施例のエラスチックコネクターの外観図である。
1はエラスチックコネクター、3はゴム部分、4はゴム
部分に貫通しかつ端部がゴム部分から突出している導電
性繊維、5はたとえばポリエステル繊維などの電気絶縁
性糸である。次に図2は本発明の一実施例に用いた導電
性織物2で、4は金属繊維などの導電性緯糸、5はポリ
エステル繊維などの経糸である。経糸と緯糸とのピッチ
の比を1:2以上とすると、圧接導通時に絶縁性高分子
弾性体内部の導電性糸に屈曲性(弾性変形)を持たせる
ことが可能となり、コネクター表面での導電性糸の折れ
曲がりを防止できる。
【0027】次に図3は、織物を3枚(3層)使用し、
導電性糸が同一方向に配列しているエラスチックコネク
ター6の一例斜視図である。また図4は、織物を多数枚
(多層)使用し、導電性糸が同一方向に配列しているエ
ラスチックコネクター7の一例斜視図である。また図5
は、導電性糸が交互に垂直方向になるように直交させて
使用したエラスチックコネクター8の一例斜視図であ
る。
【0028】次に図6は、織物を1枚(1層)使用した
ときのエラスチックコネクターの製造方法を工程順に示
したものである。図6(a)は、金属繊維などの導電性
緯糸4と、ポリエステル繊維などの経糸5からなる織物
を中央に配置し、両側にシリコーンゴムコンパウンド
9,9を配置した状態を示している。図6(b)は、金
型にいれて加熱加圧によりプレス成形して1次加硫し、
その後熱風オーブンを用いて2次加硫し、次いで切断加
工して得られたエラスチックコネクター10を示してい
る。
【0029】図7は本発明の別の製造方法の一例を示す
もので、図7(a)はロール状織物の原反を巻き出し用
ボビン11に取り付け、織物15を巻き取り用ボビン1
2へ移行させる。その際に押し出し成形機のダイス口1
3より押し出されたシート状のシリコーンゴム14を載
せ、導電織物と一緒に巻き取る。図7(a)の部分拡大
図はシリコーンゴム14と導電性糸16が積層されてい
る状態を示す。巻き取り用ボビン12に巻き取られたシ
リコーンゴムと導電織物積層体は、積層方向と垂直に切
断され、図7(b)に示すように積層シートに形成され
る。17は電気絶縁性糸である。その後、プレス成形に
より加熱加圧することにより1次加硫しブロック体とし
た。このブロック体をスライス加工してシート状とした
後、熱風オーブンにて2次加硫を行った。2次加硫後の
シートを切断加工しエラスチックコネクターを得た。図
7(c)はこのようにして得られたエラスチックコネク
ターである。
【0030】以下、具体的実施例を用いて説明する。以
下の実施例において、とくに明示がない限り「部」は
「重量部」を表す。 (実施例1) (1)導電性織物クロス(経糸:直径40μmのポリエチレンテレフタレート( PET)フィラメント糸、緯糸:直径45μmのステンレス鋼(SUS)フィラ メント糸)、織物密度:経糸100本/インチ、緯糸250本/インチ(以下「 本/インチ」を「メッシュ」という。)品 (2)シリコーンゴム原料:SH831U(シリコーンコンパウンド、トーレダ ウコーニングシリコーン社製) 100部 (3)加硫剤:RC−2(トーレダウコーニングシリコーン社製) 1.2部 (4)収縮剤:MR−8(トーレダウコーニングシリコーン社製、ジメチルサイ クリクス、高温で揮発するシリコーン化合物) 1.0部 上記(2)〜(4)材料を良く混合して組成物をゴムコ
ンパウンドを作成し、導電性織物クロスを挟み込むよう
にして2.0mm厚さのシート状複合体とし、これをプ
レス成形にて温度120℃で5分間かけて1次加硫し
た。その後、熱風オーブンを用いて温度200℃で4時
間かけて2次加硫し、次いで切断加工してエラスチック
コネクターとした。
【0031】こうして得られたエラスチックコネクター
は加硫されたシリコーンゴム部の表面からステンレス鋼
線が約10μm程度突出していた。得られたコネクター
は、櫛形状配列回路ピッチが0.5mmないし0.4m
mで、回路幅が0.25mmないし0.2mmレベルの
微細ピッチ回路接続に使用することができた。その際、
金属細線の回路へのコンタクトの本数が安定かつ確実で
あり、また金属細線が圧縮挾持した際に両端部の折れ曲
りや、倒れ込みによる隣接回路の短絡が生じなかった。
【0032】(実施例2) (1)導電性織物クロス(経糸:直径40μmのポリエチレンテレフタレート( PET)フィラメント糸、緯糸:直径50μmの銅フィラメント糸)、織物密度 :経糸80メッシュ、緯糸250メッシュ品 (2)シリコーンゴム原料:SH831U(シリコーンコンパウンド、トーレダ ウコーニングシリコーン社製) 100部 (3)加硫剤:RC−2(トーレダウコーニングシリコーン社製) 1.2部 (4)収縮剤:MR−8(トーレダウコーニングシリコーン社製、ジメチルサイ クリクス、高温で揮発するシリコーン化合物) 1.0部 上記(2)〜(4)材料を良く混合して組成物をゴムコ
ンパウンドを作成し、導電性織物クロスを挟み込むよう
にして2.0mm厚さのシート状複合体とし、これをプ
レス成形にて温度120℃で5分間かけて1次加硫し
た。その後、熱風オーブンを用いて温度200℃で4時
間かけて2次加硫し、次いで切断加工してエラスチック
コネクターとした。
【0033】こうして得られたエラスチックコネクター
は加硫されたシリコーンゴム部の表面から銅細線が約1
0μm程度突出していた。得られたコネクターは、実施
例1と同様、櫛形状配列回路ピッチが0.5mmないし
0.4mmで、回路幅が0.25mmないし0.2mm
レベルの微細ピッチ回路接続に使用することができた。
その際、金属細線の回路へのコンタクトの本数が安定か
つ確実であり、また金属細線が圧縮挾持した際に両端部
の折れ曲りや、倒れ込みによる隣接回路の短絡が生じな
かった。
【0034】(実施例3) (1)導電性織物クロス(経糸:直径40μmのポリエチレンテレフタレート( PET)フィラメント糸、緯糸:直径50μmの銅フィラメント糸)、織物密度 :経糸80メッシュ、緯糸250メッシュ品 (2)シリコーンゴム原料:SH1447UA(難燃性シリコーンコンパウンド 、トーレダウコーニングシリコーン社製) 100部 (3)加硫剤:RC−4(トーレダウコーニングシリコーン社製) 0.8部 (4)収縮剤:MR−8(トーレダウコーニングシリコーン社製、ジメチルサイ クリクス、高温で揮発するシリコーン化合物) 1.0部 上記(2)〜(4)材料を良く混合して組成物をゴムコ
ンパウンドを作成し、導電性織物クロスを挟み込むよう
にして2.0mm厚さのシート状複合体とし、これをプ
レス成形にて温度170℃で10分間かけて1次加硫し
た。その後、熱風オーブンを用いて温度200℃で4時
間かけて2次加硫し、次いで切断加工してエラスチック
コネクターとした。
【0035】こうして得られたエラスチックコネクター
は加硫されたシリコーンゴム部の表面から銅細線が約2
0μm程度突出していた。得られたコネクターは、実施
例1、2と同様、櫛形状配列回路ピッチが0.5mmな
いし0.4mmで、回路幅が0.25mmないし0.2
mmレベルの微細ピッチ回路接続に使用することができ
た。その際、金属細線の回路へのコンタクトの本数が安
定かつ確実であり、また金属細線が圧縮挾持した際に両
端部の折れ曲りや、倒れ込みによる隣接回路の短絡が生
じなかった。また難燃性シリコーンゴムの特性上優れた
難燃性を示した。
【0036】(実施例4) (1)導電性織物クロス(経糸:直径40μmのポリエチレンテレフタレート( PET)フィラメント糸、緯糸:直径50μmの銅フィラメント糸)、織物密度 :経糸80メッシュ、緯糸250メッシュ品、ロール状原反 (2)シリコーンゴム原料:SE−1184U(シリコーンコンパウンド、トー レダウコーニングシリコーン社製) 100部 (3)加硫剤:RC−4(トーレダウコーニングシリコーン社製) 0.8部 (4)収縮剤:MR−8(トーレダウコーニングシリコーン社製、ジメチルサイ クリクス、高温で揮発するシリコーン化合物) 1.0部 上記(2)〜(4)材料を良く混合して組成物をゴムコ
ンパウンドを作成した。図7に示す方法で、ロール状原
反の導電クロスを巻き出し用ボビンに取り付け、巻き取
り用ボビンへ移行させた。その際に押し出し成形機のダ
イス口より押し出されたシート状のシリコーンゴムを載
せ、導電クロスと一緒に巻き取った。
【0037】その後、積層体を裁断し50.0mm厚さ
まで積み重ねた。これをプレス成形にて170℃で6時
間かけて1次加硫しブロック体とした。このブロック体
をスライス加工してシート状とした後、熱風オーブンに
て200℃で4時間かけて2次加硫を行った。2次加硫
後のシートを切断加工しエラスチックコネクターを得
た。
【0038】こうして得られたエラスチックコネクター
は、導電クロスと導電クロスの積層間隔が0.3mmと
なり、加硫されたシリコーンゴムの表面から銅細線が約
10μm程度突出していた。
【0039】得られたコネクターは、実施例1、2、3
と同様、櫛形状配列回路ピッチが0.5mmないし0.
4mmで、回路幅が0.25mmないし0.2mmレベ
ルの微細ピッチ回路接続に使用することができた。その
際、金属細線の回路へのコンタクトの本数が安定かつ確
実であり、また金属細線が圧縮挾持した際に両端部の折
れ曲りや、倒れ込みによる隣接回路の短絡が生じなかっ
た。
【0040】上記実施例1〜4のコネクターの圧縮率と
隣接回路間絶縁抵抗の関係を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】表1から明らかな通り、隣接回路間絶縁抵
抗は優れていた。図8は上記実施例1〜4のコネクター
の荷重と圧縮率の関係を示したグラフである。また図9
は上記実施例1〜4のコネクターの導通抵抗と圧縮率の
関係を示したグラフである。図8〜9から明らかな通
り、本実施例のコネクターは安定して優れた導通特性と
荷重特性を示すことが確認できた。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の導電性エラ
スチックコネクターは、経糸または緯糸の一方が導電性
糸であり他方が電気絶縁性糸からなる高密度織物が、絶
縁性高分子体によって挟み込まれ、かつ前記導電性糸の
両端部が絶縁性高分子体の表面から突出していることか
ら、高密度(ファインピッチ)の配線の接続が可能で、
確実にコンタクトがとれ接続信頼性が高いエラスチック
コネクター(ゴムコネクター)とすることができる。
【0044】更に前記の経糸または緯糸の一方である導
電性糸のピッチと他方の電気絶縁性糸のピッチとの比を
1:2以上にすることで、導電性糸のピッチと他方の電
気絶縁性糸のピッチとの比が1:1の同タイプのエラス
チックコネクターに比べ、圧接時の導通信頼性能を確実
に高くすることができる。
【0045】また、本発明の製造方法は、前記本発明の
導電性エラスチックコネクターを効率よく合理的に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の織物を1枚(1層)使用
したエラスチックコネクターの斜視図である。
【図2】 本発明の一実施例で用いる織物部の例であ
る。
【図3】 本発明の別の実施例の織物を3枚(3層)使
用したエラスチックコネクターの斜視図である。
【図4】 本発明の別の実施例の織物を多数枚(多層)
使用したエラスチックコネクターの一例斜視図である。
【図5】 本発明の別の実施例の織物の金属細線を垂直
方向に直交させて使用したエラスチックコネクターの一
例斜視図である。
【図6】 本発明の別の実施例の織物を1枚(1層)使
用したエラスチックコネクターの製造方法を工程順に示
したものである。
【図7】 本発明の別の実施例の織物を多数枚(多層)
使用したエラスチックコネクターの製造方法を示したも
のである。
【図8】 本発明の実施例1〜4のコネクターの荷重と
圧縮率の関係を示したグラフである。
【図9】 本発明の実施例1〜4のコネクターの導通抵
抗と圧縮率の関係を示したグラフである。
【符号の説明】
1,6,7,8 エラスチックコネクター 2,15 導電性織物 3 絶縁性高分子弾性体 4 金属細線 5 電気絶縁性 9 未加硫絶縁性高分子体 10 シート 11 巻き出し用ボビン 12 巻き取り用ボビン 13 押し出し成形機ダイス口 14 シリコーンゴム 16 導電性糸 17 電気絶縁性糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−208271(JP,A) 特開 昭60−28179(JP,A) 特開 昭60−28180(JP,A) 特開 昭62−90884(JP,A) 特開 平3−151258(JP,A) 実開 平5−38773(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 11/01

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸または緯糸の一方が導電性糸であり
    他方が電気絶縁性糸からなる高密度織物が絶縁性高分子
    弾性体中に存在しているコネクターであって、前記導電
    性糸は絶縁性高分子弾性体中を貫通しかつその両端部は
    絶縁性高分子体表面から突出しており、かつ前記経糸ま
    たは緯糸の一方である導電性糸のピッチと他方の電気絶
    縁性糸のピッチとの比が1:2以上であることを特徴と
    する導電性エラスチックコネクター。
  2. 【請求項2】 経糸と緯糸とが織物状となっており、か
    つ経糸と緯糸の交錯点が融着されている請求項1に記載
    の導電性エラスチックコネクター。
  3. 【請求項3】 コネクター内の織物が単層または複数層
    積層されている請求項1に記載の導電性エラスチックコ
    ネクター。
  4. 【請求項4】 導電性糸が金属細線糸、炭素繊維糸、カ
    ーボン粉体と樹脂を含む糸から選ばれ、電気絶縁性糸が
    合成樹脂繊維から選ばれる請求項1に記載の導電性エラ
    スチックコネクター。
  5. 【請求項5】 絶縁性高分子弾性体が耐低温性、難燃
    性、難燃性及び放熱性、耐溶剤性から選ばれる少なくと
    も一つの性質を有する熱硬化性エラストマー又は熱可塑
    性エラストマーである請求項1に記載の導電性エラスチ
    ックコネクター。
  6. 【請求項6】 導電性糸の両端部が絶縁性高分子弾性体
    表面から突出している構造が、絶縁性高分子の収縮によ
    るものである請求項1に記載の導電性エラスチックコネ
    クター。
  7. 【請求項7】 経糸または緯糸の一方が導電性糸であり
    他方が電気絶縁性糸からなる高密度織物が絶縁性高分子
    弾性体中に存在しているコネクターの製造方法であっ
    て、前記高密度織物を前記絶縁性高分子弾性体によって
    挟み込んでシート状若しくはブロック状複合体とし、前
    記絶縁性高分子弾性体を加硫し、次いで前記複合体を切
    断加工し、前記導電性糸の両端部を前記絶縁性高分子体
    表面から突出させるとともに前記経糸または緯糸の一方
    である導電性糸のピッチと他方の電気絶縁性糸のピッチ
    との比を1:2以上とすることを特徴とする導電性エラ
    スチックコネクターの製造方法。
  8. 【請求項8】 絶縁性高分子弾性体が収縮成分を含み、
    加熱により収縮させる請求項7に記載の導電性エラスチ
    ックコネクターの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ブロック状複合体を、前記絶縁性高
    分子弾性体を押し出し成形機から押し出し、前記高密度
    織物上に載せて巻き取り、次いでこれを切断し積み重ね
    て得る請求項7に記載の導電性エラスチックコネクター
    の製造方法。
JP6241340A 1994-10-05 1994-10-05 導電性エラスチックコネクター及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2992208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6241340A JP2992208B2 (ja) 1994-10-05 1994-10-05 導電性エラスチックコネクター及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6241340A JP2992208B2 (ja) 1994-10-05 1994-10-05 導電性エラスチックコネクター及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08106939A JPH08106939A (ja) 1996-04-23
JP2992208B2 true JP2992208B2 (ja) 1999-12-20

Family

ID=17072852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6241340A Expired - Fee Related JP2992208B2 (ja) 1994-10-05 1994-10-05 導電性エラスチックコネクター及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2992208B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015159987A1 (ja) * 2014-04-18 2015-10-22 矢崎総業株式会社 導電性弾性部材及びコネクタ

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6222126B1 (en) * 1997-09-08 2001-04-24 Thomas & Betts International, Inc. Woven mesh interconnect
JP2001124509A (ja) 1999-10-22 2001-05-11 Aisan Ind Co Ltd ロータリポジションセンサ
DE10118816A1 (de) 2000-04-18 2001-10-31 Nitto Denko Corp Herstellungsverfahren für eine anisotrope leitfähige Folie und nach diesem Verfahren hergestellte anisotrope leitfähige Folie
DE10161527A1 (de) * 2001-12-14 2003-07-03 Infineon Technologies Ag Aufbau- und Verbindungstechnik in textilen Strukturen
US7077662B2 (en) 2002-01-15 2006-07-18 Tribotek, Inc. Contact woven connectors
US6951465B2 (en) 2002-01-15 2005-10-04 Tribotek, Inc. Multiple-contact woven power connectors
ATE315281T1 (de) 2002-01-15 2006-02-15 Tribotek Inc Gewebter mehrfachkontaktsteckverbinder
US7056139B2 (en) 2002-01-15 2006-06-06 Tribotek, Inc. Electrical connector
US7083427B2 (en) 2002-01-15 2006-08-01 Tribotek, Inc. Woven multiple-contact connectors
US6945790B2 (en) 2002-01-15 2005-09-20 Tribotek, Inc. Multiple-contact cable connector assemblies
US7094064B2 (en) 2003-07-11 2006-08-22 Tribotek, Inc. Multiple-contact woven electrical switches
US7097495B2 (en) 2003-07-14 2006-08-29 Tribotek, Inc. System and methods for connecting electrical components
US7140916B2 (en) 2005-03-15 2006-11-28 Tribotek, Inc. Electrical connector having one or more electrical contact points
US7214106B2 (en) 2005-07-18 2007-05-08 Tribotek, Inc. Electrical connector
EP3610523A1 (de) * 2017-04-12 2020-02-19 E-Seven Systems Technology Management Ltd Kontakt mit einem verbundmaterial

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015159987A1 (ja) * 2014-04-18 2015-10-22 矢崎総業株式会社 導電性弾性部材及びコネクタ
US9653832B2 (en) 2014-04-18 2017-05-16 Yazaki Corporation Conductive elastic member and connector

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08106939A (ja) 1996-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2992208B2 (ja) 導電性エラスチックコネクター及びその製造方法
US4820170A (en) Layered elastomeric connector and process for its manufacture
US4295700A (en) Interconnectors
GB2054284A (en) Press-contact electrical interconnector
CN1231775A (zh) 具有导电层的高韧性夹层板的制造方法及所得到的夹层板
KR101810784B1 (ko) 탄소섬유 발열보드 및 그 제조방법
US4940426A (en) High density woven wire harness assembly
AU3895093A (en) Flat cable
US4918814A (en) Process of making a layered elastomeric connector
US20240105358A1 (en) Flexible aluminum conductive wire body, conductive member and automobile
EP0161064B1 (en) Compression resistant expended, porous polytetrafluoroethylene composite
US6040037A (en) Low-resistance interconnector and method for the preparation thereof
JPH0737433A (ja) 導電性エラスチックコネクター及びその製造方法
JP3240262U (ja) 耐熱フレキシブルフラットケーブル
JPH1140329A (ja) 面状発熱体
CN101060728A (zh) 以导电织布为发热源的可挠片状发热器的制造方法
US20050006377A1 (en) Woven electric heating element and process of making the same
CN213815692U (zh) 插拔式ptc保护器
KR200435898Y1 (ko) 도전사를 이용한 면상발열체
JP3245782U (ja) フラットケーブル
JPH0685334B2 (ja) 異方導電性コネクタ
WO1986003893A1 (en) Layered elastomeric connector and process for its manufacture
JP3096415B2 (ja) 導電性エラスチックコネクター及びその製造方法
KR101932424B1 (ko) 연료전지 분리판용 복합재, 연료전지 분리판 및 이의 제조방법
CN219236415U (zh) 一种复合型抗压绝缘板

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees