JP2991975B2 - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置

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JP2991975B2
JP2991975B2 JP8249238A JP24923896A JP2991975B2 JP 2991975 B2 JP2991975 B2 JP 2991975B2 JP 8249238 A JP8249238 A JP 8249238A JP 24923896 A JP24923896 A JP 24923896A JP 2991975 B2 JP2991975 B2 JP 2991975B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リアクター内に配
置した被成膜部材に処理ガスによる薄膜を形成するため
の成膜装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の成膜装置としては、
例えばCVD装置が知られている。これは、薄膜材料を
構成する元素からなる1種又は複数種の化合物ガス又は
単体ガスをウェーハ上に供給し、気相又はウェーハ表面
での化学反応によつて薄膜を形成させる。ガス分子を励
起させるには、熱エネルギ、プラズマ放電、光等を用い
る。一例として図3に4種類の処理ガスをリアクターに
供給することができる有機金属CVD装置を示す。これ
は、水素ガスをキャリアガスとして用い、液体状金属化
合物を泡立たせ、それらの蒸気を含ませたガスと水素化
合物ガスをリアクターで熱分解させる。
【0003】すなわち、水素ガスからなるキャリア兼ベ
ントガスを貯めたキャリアガスタンク100からのベン
トガスが、圧力制御弁101によつて圧力制御されてベ
ント用配管102に供給され、回収容器111に向けて
流れている。回収容器111は、真空ポンプ121によ
つて吸引され、回収容器111に接続するリアクター1
10の内部を含めて所定圧力に減圧されている。
【0004】また、キャリアガスタンク100からのメ
インキャリアガスが流れる供給配管104が、ベント用
配管102と平行部を形成するように配置され、圧力制
御弁106によつて圧力制御されたメインキャリアガス
が供給配管104に供給されている。供給配管104の
先端部はリアクター110に接続している。更に、ベン
ト用配管102及び供給配管104の平行部の上流部の
差圧を検出する差圧計108が設けてある。
【0005】そして、両配管102,104の平行部に
は、4種類の処理ガスの数に応じて、供給配管104側
から順次に第1バルブ112,122,132,14
2、第2バルブ113,123,133,143及び手
動の開閉バルブ114,124,134,144を備え
る接続配管150,151,152,153、並びに第
3バルブ115,125,135,145及び第4バル
ブ116,126,136,146を備える接続配管1
54,155,156,157が配置され、両配管10
2,104を接続している。
【0006】リアクター110から遠い側の各第1バル
ブ112,122と第2バルブ113,123との間の
接続配管150,151には、圧力制御弁162,16
3によつて圧力制御された処理ガスを送る処理ガス用配
管118,119が接続され、ガスタンク138,13
9からの種類の異なる処理ガスが接続配管150,15
1に送られるようになつている。処理ガス用配管11
8,119の圧力制御弁162,163よりも下流側
は、圧力制御弁230,231を備えるキャリアガス配
管232,234及びキャリア兼ベントガス配管200
を通じてキャリアガスタンク100に接続されている。
しかして、圧力制御弁162,163によつて圧力制御
されたガスタンク138,139からの処理ガスは、圧
力制御弁230,231によつて圧力制御されたキャリ
アガスと合流され、接続配管150,151に送られ
る。
【0007】更に、第3バルブ115,125と第4バ
ルブ116,126との間の接続配管154,155に
は、圧力制御弁164,165によつて圧力制御された
ベントガスを送るベントガス用配管128,129が接
続されている。各ベントガス用配管128,129は、
キャリア兼ベントガス配管200を通じてキャリアガス
タンク100に接続されている。
【0008】また、リアクター110に近い側の各第1
バルブ132,142と第2バルブ133,143との
間の接続配管152,153には、処理ガス用配管14
8,149が接続され、ガスタンク168,169から
の種類の異なる処理ガスが接続配管152,153に送
られるようになつている。ガスタンク168,169に
は、図外の加熱装置が付属され、加熱装置によつて加熱
されて液化した金属が貯留されている。
【0009】このガスタンク168,169及び処理ガ
ス用配管148,149には、キャリア兼ベントガス配
管200に接続するキャリアガス用配管201,202
が、開閉機能を有する第5バルブ210,220、第6
バルブ211,221、第7バルブ212,222が図
示のように配置されて接続されている。しかして、第7
バルブ212,222のみを閉じてキャリアガス用配管
201,202からのキャリアガスを圧力制御弁21
3,223によつて圧力制御させてガスタンク168,
169内に導き、ガスタンク168,169内の金属ガ
スを処理ガス用配管148,149に送り出すことがで
きるようになつている。
【0010】処理ガス用配管148,149は、圧力制
御弁235,236を備えるキャリアガス配管237,
238及びキャリア兼ベントガス配管200を通じてキ
ャリアガスタンク100に接続されている。しかして、
圧力制御弁213,223によつて圧力制御された状態
で処理ガス用配管148,149に送り出された処理ガ
スは、圧力制御弁235,236によつて圧力制御され
たキャリアガスと合流され、接続配管152,153に
向けて送られる。
【0011】更に、第3バルブ135,145と第4バ
ルブ136,146との間の接続配管156,157に
は、圧力制御弁166,167によつて圧力制御された
ベントガスを送るベントガス用配管158,159が接
続されている。各ベントガス用配管158,159は、
キャリア兼ベントガス配管200を通じてキャリアガス
タンク100に接続されている。
【0012】いま、手動の開閉バルブ114,124,
134,144の全てが開かれ、例えば黒塗りで示す第
1バルブ112,132、第2バルブ123,143及
び第4バルブ116,126,136,146を適宜に
開き、残りの第1バルブ122,142、第2バルブ1
13,133及び第3バルブ115,125,135,
145を閉じれば、ガスタンク138及び168内の処
理ガスがメインキャリアガスに乗つて供給配管104か
らリアクター110に導入され、リアクター110内の
半導体からなる被成膜部材Aに薄膜Bが形成される。
【0013】その際、ガスタンク139及び169内の
処理ガスは、ベント用配管102を通じて回収容器11
1に導入され、リアクター110内部の余剰の処理ガス
を含めて真空ポンプ121によつて吸引され、外部の処
理装置に導かれる。このようにして、任意の単数又は複
数のガスタンク138,139,168,169からの
処理ガスを導いて、リアクター110内の被成膜部材A
に薄膜Bを形成することができる。
【0014】しかしながら、このような従来のCVD装
置にあつては、第1バルブ112,122,132,1
42、第2バルブ113,123,133,143を備
える接続配管150,151,152,153が、リア
クター110及び回収容器111に次第に近付くように
配置されていた。このため、複数のガスタンク138,
139,168,169からの処理ガスを混合させてリ
アクター110内への供給を開始する際、リアクター1
10から遠い位置の第1バルブ112,122,132
を近い位置の第1バルブ122,132,142よりも
所定時間だけ早く開き、リアクター110に近い位置の
第1バルブ122,132,142を通つて供給配管1
04に流入するメインキャリアガス及び処理ガスと、リ
アクター110から遠い位置の第1バルブ112,12
2,132を通つて供給配管104に流入するメインキ
ャリアガス及び処理ガスとを、同時にリアクター110
に流入させる制御を行なう必要があつた。このため、制
御が煩雑であるという技術的課題があつた。
【0015】次に、上記のようにしてリアクター110
内の被成膜部材Aに薄膜Bを形成した後、処理ガスの変
更に伴つてベント作業を行なう。すなわち、例えば第1
バルブ112を閉じ、第2バルブ113を開き、ガスタ
ンク138内の処理ガスをベント用配管102を通じて
回収容器111に導入させる。また、第1バルブ132
を閉じ、第2バルブ133を開き、ガスタンク168内
の処理ガスをベント用配管102を通じて回収容器11
1に導入させる。そして、隣接する第1バルブ112,
132、第2バルブ113,133の操作と同時に開い
た第3バルブ115及び第3バルブ135からのベント
ガスにより、供給配管104内に残存するメインキャリ
アガス及び処理ガスをリアクター110に導入させる。
その際、第4バルブ116,136は、同時に閉じる。
【0016】しかしながら、このような従来のCVD装
置におけるベント作業にあつては、第3バルブ115,
125,135,145及び第4バルブ116,12
6,136,146を備える接続配管154,155,
156,157が、リアクター110及び回収容器11
1に次第に近付くように配置されていた。このため、ベ
ント作業の開始に際し、リアクター110から遠い位置
の第3バルブ115,125,135を近い位置の第3
バルブ125,135,145よりも所定時間だけ早く
開き、リアクター110に近い位置の第3バルブ12
5,135,145を通つて供給配管104に流入する
ベントガスと、リアクター110から遠い位置の第3バ
ルブ115,125,135を通つて供給配管104に
流入するベントガスとを、同時にリアクター110に流
入させる制御を行なう必要があつた。このため、制御が
煩雑であるという技術的課題があつた。
【0017】更に、リアクター110及び回収容器11
1から遠い位置の第1バルブ112,122,132,
142、第2バルブ113,123,133,143の
切換え、並びにリアクター110及び回収容器111か
ら遠い位置の第3バルブ115,125,135,14
5、第4バルブ116,126,136,146の切換
えに際し、リアクター110及び回収容器111に至る
までの供給配管104及びベント用配管102の管路抵
抗の影響を受け易い。その結果、差圧計108によつて
検出される両配管104,102間の差圧が大きくな
り、この差圧に起因してリアクター110内の処理ガス
の量に変動を生じるという技術的課題があつた。
【0018】例えば、リアクター110に近い位置のガ
スタンク169からの処理ガスの使用を停止し、第3バ
ルブ145を開いて供給配管104内の処理ガスをベン
トガスによつてリアクター110に押し込んだ後、リア
クター110から遠い位置のガスタンク138からの処
理ガスの使用を開始する場合、第1バルブ112を開く
ことになる。その場合、リアクター110に近い位置か
らのベントガスに代えて、リアクター110から遠い位
置からの処理ガスを供給配管104に供給するようにな
るため、供給配管104の管路抵抗の影響を受け、供給
配管104内の円滑な流れが速やかに生じずに圧力が上
昇する。これに起因して、リアクター110内の処理ガ
スの量に変動を生じることになる。ほぼ同様にして、ベ
ント用配管102内の圧力も上昇し、リアクター110
内の処理ガスの量に変動を生じることにもなる。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は、
次の通りである。請求項1の発明は、2個以上のガスタ
ンク138,168内のそれぞれ種類が異なる処理ガス
をキャリアガスに乗せて制御装置17に導き、制御装置
17によつて成膜に必要な前記処理ガスを選択的に通過
させ、供給配管4を通じてリアクター110に流入さ
せ、リアクター110内に配置した被成膜部材Aに処理
ガスによる薄膜Bを形成し、かつ、成膜に不必要な前記
処理ガスをキャリアガスと同質のベントガスと一緒に制
御装置17によつて選択的に通過させ、このベントガス
及び不必要な前記処理ガスをベント用配管2cを通じて
減圧状態の回収容器111に導き、リアクター110内
に流入させた前記処理ガスの残りと一緒に回収容器11
1に回収すると共に、リアクター110内に導入する前
記処理ガスの変更に伴つて、制御装置17により、前記
処理ガスの供給配管4への導入からベント用配管2cへ
の導入に切換え、かつ、ベントガスを供給配管4に導入
して供給配管4内に残る前記処理ガスをリアクター11
0内に流入させる成膜装置であつて、前記制御装置17
が、各ガスタンク138,168からの前記処理ガスに
応じた第1バルブ装置(12,13,32,33)及び
第2バルブ装置(15,16,35,36)を備え、第
1バルブ装置(12,13、32,33)が、各ガスタ
ンク138,168からの前記処理ガスを供給配管4に
向けて通す第1連通位置及び前記処理ガスを不必要な処
理ガスとしてベント用配管2cを通じて回収容器111
に導く第2連通位置を有し、第2バルブ装置(15,1
6、35,36)が、ベントガスをベント用配管2cを
通じて回収容器111に導く第3連通位置及びベントガ
スを供給配管4に向けて通す第4連通位置を有し、各第
1バルブ装置(12,13、32,33)から供給配管
4への接続部4aまでの流路長さ(71,75、73,
77)が、それぞれ同一に設定されていることを特徴と
する成膜装置である。
【0020】請求項2の発明は、各第1バルブ装置(1
2,13、32,33)からベント用配管2cへの接続
部2dまでの流路長さ(2a,81、2b,83)が、
それぞれ同一に設定されていることを特徴とする請求項
1の成膜装置である。
【0021】請求項3の発明は、各第1バルブ装置(1
2,13、32,33)が、供給配管4への接続部4a
を中心として同一円周上に配置されていることを特徴と
する請求項1又は2の成膜装置である。
【0022】請求項4の発明は、2個以上のガスタンク
138,168内のそれぞれ種類が異なる処理ガスをキ
ャリアガスに乗せて制御装置17に導き、制御装置17
によつて成膜に必要な前記処理ガスを選択的に通過さ
せ、供給配管4を通じてリアクター110に流入させ、
リアクター110内に配置した被成膜部材Aに処理ガス
による薄膜Bを形成し、かつ、成膜に不必要な前記処理
ガスをキャリアガスと同質のベントガスと一緒に制御装
置17によつて選択的に通過させ、このベントガス及び
不必要な前記処理ガスをベント用配管2cを通じて減圧
状態の回収容器111に導き、リアクター110内に流
入させた前記処理ガスの残りと一緒に回収容器111に
回収すると共に、リアクター110内に導入する前記処
理ガスの変更に伴つて、制御装置17により、前記処理
ガスの供給配管4への導入からベント用配管2cへの導
入に切換え、かつ、ベントガスを供給配管4に導入して
供給配管4内に残る前記処理ガスをリアクター110内
に流入させる成膜装置であつて、前記制御装置17が、
各ガスタンク138,168からの前記処理ガスに応じ
た第1バルブ装置(12,13,32,33)及び第2
バルブ装置(15,16,35,36)を備え、第1バ
ルブ装置(12,13、32,33)が、各ガスタンク
138,168からの前記処理ガスを供給配管4に向け
て通す第1連通位置及び前記処理ガスを不必要な処理ガ
スとしてベント用配管2cを通じて回収容器111に導
く第2連通位置を有し、第2バルブ装置(15,16、
35,36)が、ベントガスをベント用配管2cを通じ
て回収容器111に導く第3連通位置及びベントガスを
供給配管4に向けて通す第4連通位置を有し、各第2バ
ルブ装置(15,16、35,36)から供給配管4へ
の接続部4aまでの流路長さ(54a,75、56a,
77)が、それぞれ同一に設定されていることを特徴と
する成膜装置である。
【0023】請求項5の発明は、各第2バルブ装置(1
5,16、35,36)からベント用配管2cへの接続
部2dまでの流路長さ(54b,81、56b,83)
が、それぞれ同一に設定されていることを特徴とする請
求項1の成膜装置である。
【0024】請求項6の発明は、各ガスタンク138,
168からの処理ガスに対応する各第2バルブ装置(1
5,16,35,36)が、供給配管4への接続部4a
を中心として同一円周上に配置されていることを特徴と
する請求項4又は5の成膜装置である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る成膜
装置の1実施の形態を示し、従来例と実質的に同一機能
部分には同一符号を付してそれらの詳細な説明は省略す
る。但し、この1実施の形態では、2個のガスタンク1
38,168を備える成膜装置の基本構造を示してい
る。
【0026】リアクター110に付属する回収容器11
1には、真空ポンプ121が接続され、リアクター11
0の内部を10-8torr程度に減圧維持している。半
導体からなる被成膜部材Aは、リアクター110の内部
に入れた状態で、後記する制御装置17から選択的に送
られ、処理ガス導入口110aから流入するメインキャ
リアガスに乗つた処理ガスにより、層状の薄膜Bが形成
される。制御装置17とリアクター110との間は、1
本の供給配管4によつて接続されている。
【0027】リアクター110内で成膜に使用されずに
残つた処理ガスは、回収容器111に流入し、また、制
御装置17を選択的に通過した成膜に不必要な不使用処
理ガスは、制御装置17から選択的に送られるベントガ
スと混合され、回収容器111に向けて排出される。制
御装置17と回収容器111との間は、1本のベント用
配管2cによつて接続されている。このように、制御装
置17から送られるメインキャリアガスに乗つた処理ガ
ス並びにベントガス及び不使用処理ガスが、両配管4,
2cから回収容器111に均一に流入し、リアクター1
10内に所定量の処理ガスが供給される必要から、両配
管4,2cのガスは同圧に維持されている。
【0028】処理ガスは、2種類が個別のガスタンク1
38,168に貯留され、キャリア兼ベントガスを貯留
するキャリアガスタンク100からキャリアガス配管2
01,232に導入されたキャリアガスに乗つて処理ガ
ス用配管118,148に送り込まれ、その後、制御装
置17に流入する。処理ガスは、アルミニウム、亜鉛等
の金属ガス、ガリウム、ヒ素、アルシン、セレン、ホス
フィン、リン等のガスである。処理ガスを得るために加
熱する必要がある場合、例えば金属ガスの場合には、タ
ンク168に加熱手段が付属されている。キャリア兼ベ
ントガスは、通常、水素ガスであるが、その他の不活性
なガスを使用することもできる。
【0029】制御装置17は、各ガスタンク138,1
68に接続する処理ガス用配管118,148の先端に
設けられ、3方切換弁として機能する第1バルブ装置で
ある第1バルブ12,32及び第2バルブ13,33
と、ベントガスを導入するベントガス用配管28,58
の先端に設けられ、3方切換弁として機能する第2バル
ブ装置である第3バルブ15,35及び第4バルブ1
6,36とを主構成要素とし、これらの構成要素が図上
で上下対称に配置されている。各バルブ12,32,1
3,33,15,35,16,36は、開閉機能を有す
る。ベントガス用配管28,58は、それぞれ圧力制御
弁164,166を備えて同一のキャリアガスタンク1
00に接続されている。
【0030】そして、各第1バルブ12,32と制御装
置17の供給配管4への接続部4aとの間は、それぞれ
第1配管71,73及び第2配管75,77によつて接
続されている。この各第1バルブ12,32と制御装置
17の供給配管4への接続部4aとの間の流路長さは、
合致させてある。すなわち、第1配管71と第2配管7
5との和による流路長さと、第1配管73と第2配管7
7との和による流路長さとは、合致させてある。このた
め、第1バルブ12,32のみならず第2バルブ13,
33は、それぞれ接続部4aを中心とする同一円周上に
配置されている。
【0031】また、接続部4aには、メインキャリアガ
スを導入するための供給配管40が接続されている。供
給配管40には、圧力制御弁106が設けられ、キャリ
アガスタンク100からのメインキャリアガスが圧力制
御弁106を通過して所定圧力に制御された後、供給配
管4を介してリアクター110内に送り込まれる。しか
して、供給配管4には、第1配管71,73を流れるキ
ャリアガスに乗つた処理ガス及び供給配管40を流れる
メインキャリアガスが供給される。
【0032】一方、第3バルブ15,35とベント用配
管2cへの接続部2dとの間は、それぞれ同長の第5配
管82,84、第4バルブ16,36、同長の第4配管
54b,56b及び手動バルブ14,34を設けたL字
状の同長の第3配管81,83によつて接続されてい
る。ベントガス用配管28,58は、第3バルブ15と
第4バルブ16との間の第5配管82の中間部、及び第
3バルブ35と第4バルブ36との間の第5配管84の
中間部に、それぞれ接続部28a,58aによつて接続
している。この各第4バルブ16,36とベント用配管
2cへの接続部2dとの間の流路長さは、合致させてあ
る。すなわち、第4配管54bと第3配管81との和に
よる流路長さと、第4配管56bと第3配管83との和
による流路長さとは、合致させてある。
【0033】更に、第3バルブ15,35と、第1配管
71,73と第2配管75,77との接続部71a,7
3aとの間は、同長の接続配管54a,56aによつて
接続されている。しかして、第3バルブ15,35と供
給配管4への接続部4aとの間の接続配管54a,56
a及び第2配管75,77による流路長さは、合致して
いる。すなわち、第3バルブ15,35及び第4バルブ
16,36は、それぞれ接続部4aを中心とする同一円
周上に配置されていると共に、ベント用配管2cへの接
続部2dを中心とする同一円周上に配置されている。
【0034】各第1バルブ12,32に隣接する箇所の
処理ガス用配管118,148と、第4配管54b,5
6bと第3配管81,83との接続部81a,83aと
の間は、それぞれコ字状をなす同長のベントガス配管2
a,2bによつて接続されている。しかして、第2バル
ブ13,33とベント用配管2cへの接続部2dとの間
のベントガス配管2a,2b及び第3配管81,83に
よる流路長さは、合致している。第3配管81,83に
設けた手動バルブ14,34は、薄膜Bの形成に全く使
用しないガスタンク138,168に対応するものを締
めるために使用される。
【0035】第1バルブ装置である第1バルブ12,3
2及び第2バルブ13,33は、それぞれの開閉操作に
より、各処理ガス用配管118,148からの処理ガス
を遮断する遮断位置、各処理ガス用配管118,148
からの処理ガスを第1配管71,73(供給配管4)に
向けて通す第1連通位置(第1切換え状態)、及び各処
理ガス用配管118,148からの処理ガスを不必要な
処理ガスとしてベントガス配管2a,2b(ベント用配
管2c)を通じて回収容器111に導く第2連通位置
(第2切換え状態)を有する。従つて、第1バルブ12
及び第2バルブ13、並びに第1バルブ32及び第2バ
ルブ33は、それぞれ3方切換え弁によつて構成するこ
とが可能である。
【0036】第2バルブ装置である第3バルブ15,3
5及び第4バルブ16,36は、それぞれの開閉操作に
より、ベントガス用配管28,58からのベントガスを
遮断する遮断位置、ベントガス用配管28,58からの
ベントガスを第4配管54b,56b(ベント用配管2
c)を通じて回収容器111に導く第3連通位置(第3
切換え状態)、及びベントガス用配管28,58からの
ベントガスを接続配管54a,56a(供給配管4)に
向けて通す第4連通位置(第4切換え状態)を有する。
従つて、第3バルブ15及び第4バルブ16、並びに第
3バルブ35及び第4バルブ36は、それぞれ3方切換
え弁によつて構成することが可能である。
【0037】第1バルブ12,32及び第2バルブ1
3,33を切換え、処理ガス用配管118,148から
の処理ガスを第1配管71,73に向けて流すときは、
第3バルブ15,35及び第4バルブ16,36を切換
え、ベントガス用配管28,58からのベントガスを第
4配管54b,56b及びL字状の第3配管81,83
に向けて流す。第3配管81,83に導入されてたれ流
し状態のベントガスは、ベント用配管2cから回収容器
111内に入る。
【0038】各処理ガス用配管118,148からの処
理ガスの使用を停止する場合には、第1バルブ12,3
2及び第2バルブ13,33を切換え、処理ガス用配管
118,148からの処理ガスを、コ字状をなすベント
ガス配管2a,2b及びL字状の第3配管81,83に
導く。同時に、第3バルブ15,35及び第4バルブ1
6,36を切換え、ベントガス用配管28,58からの
ベントガスを接続配管54a,56a及び第2配管7
5,77に流し、第2配管75,77及び供給配管4内
の処理ガスをベントガスによつて押し込み、リアクター
110内に送り込む。第2配管75,77及び供給配管
4内の処理ガスがリアクター110内に充分に送り込ま
れたなら、その後、第3バルブ15,35及び第4バル
ブ16,36を切換え、ベントガス用配管28,58か
らのベントガスはL字状の第3配管81,83に向けて
流す。同時に、別の処理ガス用配管118,148から
の新たな処理ガスを供給配管4内に流す。
【0039】いずれかの処理ガス用配管118,148
からの処理ガスを一時的に使用しない場合には、第1バ
ルブ12,32及び第2バルブ13,33を切換え、処
理ガス用配管118,148からの処理ガスを、コ字状
をなすベントガス配管2a,2b及びL字状の第3配管
81,83に導く。このとき、ベントガス用配管28,
58からのベントガスも、同様にL字状の第3配管8
1,83に導く。このようにして、個別のガスタンク1
38,168内の処理ガスを単独又は混合させてリアク
ター110に導くことにより、リアクター110内の被
成膜部材Aに薄膜Bを形成することができる。
【0040】いま、第1バルブ12,32及び第2バル
ブ13,33を切換え、2種類の処理ガスのリアクター
110への送り込みを開始するものとする。その際、第
1配管71,73及び第2配管75,77による流路長
さは合致しているので、同時に供給配管4に流入するよ
うになる。従つて、第1バルブ12,32及び第2バル
ブ13,33の切換え時期を流路長さの差に応じて相違
させるという煩雑な制御が不要になる。同様に、ガスタ
ンク138,168が3個以上存在し、図示しないガス
タンクからの処理ガスの供給を終了し、両処理ガス用配
管118,148からの新たな処理ガスを供給配管4内
に流す場合にも、両ガスタンク138,168からの処
理ガスが同時に供給配管4に流入するようになる。
【0041】次に、第1バルブ12,32及び第2バル
ブ13,33を切換え、2種類の処理ガスのリアクター
110への導入を停止する場合、第3バルブ15,35
と供給配管4への接続部4aとの間の接続配管54a,
56a及び第2配管75,77による流路長さは、合致
しているので、第1バルブ12,32及び第3バルブ1
5,35を同時に切換えることができる。すなわち、こ
の切換えにより、ベントガス用配管28,58からのベ
ントガスが、同時に供給配管4に流入するようになる。
【0042】更に、一方のガスタンク168からの処理
ガスの使用を停止し、第3バルブ35を開いて第2配管
77及び供給配管4内の処理ガスをベントガスによつて
リアクター110に押し込んだ後、他方のガスタンク1
38からの処理ガスの使用を開始する場合、第3バルブ
35を閉じて第1バルブ12を開くことになる。その場
合、供給配管4への接続部4aから同等の近い距離に位
置する両バルブ12,35の切換えになるため、第1,
2配管71,75の管路抵抗の影響を受け難く、供給配
管4内の圧力変動を生じ難い。また、第4バルブ16,
36を開閉切換えてベントガス用配管28,58からの
ベントガスの供給を切り換えた場合であつても、第4配
管54b,56b及びL字状の第3配管81,83の長
さも比較的短くかつ同一であるので、ベント用配管2c
内の圧力が昇降変動することが防止され、これに起因し
てリアクター110内の処理ガスの量に変動を生じるこ
とも抑制される。
【0043】なお、ベント用配管2cからの処理ガス、
キャリアガス及びベントガスと供給配管4からの処理ガ
ス及びキャリアガスとに差圧が生じた場合には、回収容
器111内圧力とリアクター110内圧力とに差を生
じ、リアクター110内に所定量の処理ガスが供給され
なくなる。このため、ベント用配管2cに圧力検出計2
0を設け、また、供給配管4に圧力検出計21を設けて
ある。この両圧力検出計20,21によつて差圧を検出
し、圧力制御弁106,164,166を調節し、ベン
トガス及びキャリアガスの量を増減調節することによ
り、両配管2c,4内を同圧に維持し、リアクター11
0内に所定量の処理ガスを供給させるようになつてい
る。
【0044】また、第1配管71,73を流れる処理ガ
スを乗せるキャリアガスと供給配管40を流れるメイン
キャリアガスとは同種のガスであるが、供給配管40の
圧力と第1配管71,73の圧力とに差圧が生じた場合
には、リアクター110内に所定量の処理ガスが供給さ
れなくなる。このため、供給配管40に圧力検出計22
を設け、また、処理ガス用配管118,148にそれぞ
れ圧力検出計23,24を設けてある。この両圧力検出
計22,(23,24)の差圧を検出し、圧力制御弁1
06,(230,213)等を調節し、キャリアガスの
量を増減調節することにより、両配管40,(71,7
3)内を同圧に維持し、リアクター110内に所定量の
処理ガスを供給させるようになつている。
【0045】ところで、上記1実施の形態にあつては、
2個のガスタンク138,168を配置し、2種類の処
理ガスを貯留させ、かつ、各第1バルブ12,32、第
2バルブ13,33、第3バルブ15,35及び第4バ
ルブ16,36を上下に配置したが、図2に示すように
各第1バルブ12,32及び第3バルブ15,35のみ
ならず、第2バルブ13,33及び第4バルブ16,3
6をそれぞれ同一円周上に配置することも可能である。
すなわち、接続部71a,73aを中心として、第1バ
ルブ12,32、第2バルブ13,33、第3バルブ1
5,35及び第4バルブ16,36がそれぞれ同一円周
上に配置されている。
【0046】これにより、両ガスタンク138,168
から処理ガス用配管118,148に導かれる処理ガス
が同時に第1バルブ12,32を通過した後、接続部7
1a,73aひいては供給配管4に同時に流入するよう
になる。また、接続部28a,58aから流入するベン
トガスが同時に第4バルブ16,36を通過した後、接
続部71a,73aひいては供給配管4に同時に流入す
るようになる。従つて、第1バルブ12,32及び第4
バルブ16,36の切換え時期を流路長さの差に応じて
相違させるという煩雑な制御が不要になる。勿論、3個
以上のガスタンクを配置し、3種類以上の処理ガスを使
用して薄膜Bを形成することも可能である。処理ガスが
3種類以上の場合には、3個以上のガスタンク138,
168等を平面視で同一円周上に配置するのみならず、
図1に示すように側面視で上下に配置することを組み合
わせることもできる。
【0047】また、上記1実施の形態では、CVD装置
について説明したが、この発明は被成膜部材に処理ガス
による薄膜を形成する各種の成膜装置に適用することが
できる。CVD装置以外の成膜装置としては、LCD
(液晶表示パネル)、HD(ハードディスク)等に薄膜
を形成する製造装置がある。
【0048】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る成膜装置によれば、下記の効果を奏するこ
とができる。すなわち、請求項1の発明によれば、各ガ
スタンクからの処理ガスに対応する各第1バルブ装置か
ら供給配管への接続部までの流路長さを、それぞれ同一
に設定した。このため、複数の第1バルブ装置を同時に
操作することにより、各第1バルブ装置を通つて供給配
管に流入するキャリアガス及び処理ガスが同時に供給配
管に流入することになり、これらを同時に供給配管に流
入させる特別の制御を行なう必要が無くなつた。その結
果、簡素な構造の成膜装置により、高品質の薄膜を形成
することが可能になつた。
【0049】請求項4の発明によれば、各ガスタンクか
らの処理ガスに対応する各第2バルブ装置から供給配管
への接続部までの流路長さを、それぞれ同一に設定し
た。このため、ベント作業の開始に際し、複数の第2バ
ルブ装置を同時に操作することにより、各第2バルブ装
置を通つて供給配管に流入するベントガスが同時に供給
配管に流入することになり、これらを同時に供給配管に
流入させる特別の制御を行なう必要が無くなつた。その
結果、簡素な構造の成膜装置により、高品質の薄膜を形
成することが可能になつた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態に係る成膜装置を示す
概略図。
【図2】 同じく他の構造例を示す概略図。
【図3】 従来例を示す図。
【符号の説明】
2a,2b:ベントガス配管、2c:ベント用配管、2
d:接続部、4:供給配管、4a:接続部、12,3
2:第1バルブ(第1バルブ装置)、13,33:第2
バルブ(第1バルブ装置)、15,35:第3バルブ
(第2バルブ装置)、16,36:第4バルブ(第2バ
ルブ装置)、17:制御装置、28,58:ベントガス
用配管、54a,56a:接続配管、54b,56b:
第4配管、71,73:第1配管、75,77:第2配
管、81,83:第3配管、110:リアクター、11
1:回収容器、138,168:ガスタンク、A:被成
膜部材、B:薄膜。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個以上のガスタンク(138,16
    8)内のそれぞれ種類が異なる処理ガスをキャリアガス
    に乗せて制御装置(17)に導き、制御装置(17)に
    よつて成膜に必要な前記処理ガスを選択的に通過させ、
    供給配管(4)を通じてリアクター(110)に流入さ
    せ、リアクター(110)内に配置した被成膜部材
    (A)に処理ガスによる薄膜(B)を形成し、かつ、成
    膜に不必要な前記処理ガスをキャリアガスと同質のベン
    トガスと一緒に制御装置(17)によつて選択的に通過
    させ、このベントガス及び不必要な前記処理ガスをベン
    ト用配管(2c)を通じて減圧状態の回収容器(11
    1)に導き、リアクター(110)内に流入させた前記
    処理ガスの残りと一緒に回収容器(111)に回収する
    と共に、リアクター(110)内に導入する前記処理ガ
    スの変更に伴つて、制御装置(17)により、前記処理
    ガスの供給配管(4)への導入からベント用配管(2
    c)への導入に切換え、かつ、ベントガスを供給配管
    (4)に導入して供給配管(4)内に残る前記処理ガス
    をリアクター(110)内に流入させる成膜装置であつ
    て、前記制御装置(17)が、各ガスタンク(138,
    168)からの前記処理ガスに応じた第1バルブ装置
    (12,13,32,33)及び第2バルブ装置(1
    5,16,35,36)を備え、第1バルブ装置(1
    2,13、32,33)が、各ガスタンク(138,1
    68からの前記処理ガスを供給配管(4)に向けて通す
    第1連通位置及び前記処理ガスを不必要な処理ガスとし
    てベント用配管(2c)を通じて回収容器(111)に
    導く第2連通位置を有し、第2バルブ装置(15,1
    6、35,36)が、ベントガスをベント用配管(2
    c)を通じて回収容器(111)に導く第3連通位置及
    びベントガスを供給配管(4)に向けて通す第4連通位
    置を有し、各第1バルブ装置(12,13、32,3
    3)から供給配管(4)への接続部(4a)までの流路
    長さ(71,75、73,77)が、それぞれ同一に設
    定されていることを特徴とする成膜装置。
  2. 【請求項2】 各第1バルブ装置(12,13、32,
    33)からベント用配管(2c)への接続部(2d)ま
    での流路長さ(2a,81、2b,83)が、それぞれ
    同一に設定されていることを特徴とする請求項1の成膜
    装置。
  3. 【請求項3】 各第1バルブ装置(12,13、32,
    33)が、供給配管(4)への接続部(4a)を中心と
    して同一円周上に配置されていることを特徴とする請求
    項1又は2の成膜装置。
  4. 【請求項4】 2個以上のガスタンク(138,16
    8)内のそれぞれ種類が異なる処理ガスをキャリアガス
    に乗せて制御装置(17)に導き、制御装置(17)に
    よつて成膜に必要な前記処理ガスを選択的に通過させ、
    供給配管(4)を通じてリアクター(110)に流入さ
    せ、リアクター(110)内に配置した被成膜部材
    (A)に処理ガスによる薄膜(B)を形成し、かつ、成
    膜に不必要な前記処理ガスをキャリアガスと同質のベン
    トガスと一緒に制御装置(17)によつて選択的に通過
    させ、このベントガス及び不必要な前記処理ガスをベン
    ト用配管(2c)を通じて減圧状態の回収容器(11
    1)に導き、リアクター(110)内に流入させた前記
    処理ガスの残りと一緒に回収容器(111)に回収する
    と共に、リアクター(110)内に導入する前記処理ガ
    スの変更に伴つて、制御装置(17)により、前記処理
    ガスの供給配管(4)への導入からベント用配管(2
    c)への導入に切換え、かつ、ベントガスを供給配管
    (4)に導入して供給配管(4)内に残る前記処理ガス
    をリアクター(110)内に流入させる成膜装置であつ
    て、前記制御装置(17)が、各ガスタンク(138,
    168)からの前記処理ガスに応じた第1バルブ装置
    (12,13,32,33)及び第2バルブ装置(1
    5,16,35,36)を備え、第1バルブ装置(1
    2,13、32,33)が、各ガスタンク(138,1
    68からの前記処理ガスを供給配管(4)に向けて通す
    第1連通位置及び前記処理ガスを不必要な処理ガスとし
    てベント用配管(2c)を通じて回収容器(111)に
    導く第2連通位置を有し、第2バルブ装置(15,1
    6、35,36)が、ベントガスをベント用配管(2
    c)を通じて回収容器(111)に導く第3連通位置及
    びベントガスを供給配管(4)に向けて通す第4連通位
    置を有し、各第2バルブ装置(15,16、35,3
    6)から供給配管(4)への接続部(4a)までの流路
    長さ(54a,75、56a,77)が、それぞれ同一
    に設定されていることを特徴とする成膜装置。
  5. 【請求項5】 各第2バルブ装置(15,16、35,
    36)からベント用配管(2c)への接続部(2d)ま
    での流路長さ(54b,81、56b,83)が、それ
    ぞれ同一に設定されていることを特徴とする請求項1の
    成膜装置。
  6. 【請求項6】 各ガスタンク(138,168)からの
    処理ガスに対応する各第2バルブ装置(15,16,3
    5,36)が、供給配管(4)への接続部(4a)を中
    心として同一円周上に配置されていることを特徴とする
    請求項4又は5の成膜装置。
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