JP2990862B2 - 携帯無線装置 - Google Patents

携帯無線装置

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JP2990862B2 JP15297491A JP15297491A JP2990862B2 JP 2990862 B2 JP2990862 B2 JP 2990862B2 JP 15297491 A JP15297491 A JP 15297491A JP 15297491 A JP15297491 A JP 15297491A JP 2990862 B2 JP2990862 B2 JP 2990862B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルラー式等の無線電
話システムの中で用いられる無線電話機などの携帯無線
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯無線装置はセルラー式電話の
サービス地域の拡大に伴い、その利用者は急増してきて
いる。
【0003】以下、従来の携帯無線装置について図8を
参照しながら説明する。図に示すように、携帯電話装置
本体31の正面には操作ボタン32および、液晶パネル
を用いた各種状況を表示するための表示部33を設け、
前記装置本体31の上方部には受話用のスピーカ34お
よび、装置本体31内に収納および引き出し可能なアン
テナ35を設け、前記装置本体31の下方部には送話用
のマイク36を設けている。上記のように構成された従
来の携帯無線装置では、アンテナ35を装置本体31内
に収納した状態にて携帯し、必要に応じてアンテナ35
を引き出し、表示部33にて現時点での電界強度等の状
況を確認し、操作ボタン32にてダイヤル入力し発呼す
る。
【0004】そして、ダイヤル入力した情報も表示部3
3にて表示され確認が可能で、被呼者がオフフック後、
マイク36およびスピーカ34にて通話を開始する。ま
た、着信した際は操作ボタン32にて通話処理を行い回
線を接続し発呼者と通話を開始するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の携帯
無線装置において、近年、技術の進歩と共に携帯無線装
置の小型化が進み、操作に必要なスイッチの面積,表示
部の面積が小さくなってきている。しかしその一方で高
機能化されており、(表1)に示すような様々な機能を
持つようになっている。
【0006】
【表1】
【0007】この(表1)から明らかなように、ボタン
操作の組み合わせにより目的の機能を実行するよう制御
するなどの方策が取られており、操作者は複雑な操作方
法を記憶しなければならないという問題が生じてきてい
る。
【0008】また、同様に(表1)のワンタッチダイヤ
ル登録機能におけるアルファベットを入力する機能にお
いて、多数のアルファベットの中から所望のアルファベ
ットを選択する操作や、ワンタッチダイヤル呼出機能に
おいて多数の短縮ダイヤルから1つを選択する操作も複
雑な操作方法となる問題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、操作
手段として携帯無線装置を大きくすることなく、名前の
アルファベット選択,機能の選択などのユーザーインタ
フエースの良い携帯無線装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯無線装置は
上記目的を達成するために、装置本体のスピーカ部の表
面側に設置され、受話が可能でスピーカ部を覆うように
取り付けられた回転式ノブと、この回転式ノブの回転の
向き,速度を検知するノブ回転検知手段と、操作モード
の設定,選択確定操作を行う操作スイッチと、操作モー
ドに応じた選択内容を、前記ノブ回転検知手段の回転の
向き,速度検出信号に応じて変化させ、前記操作スイッ
チにより確定操作がなされたときに選択内容の確定を行
う制御手段と、この制御手段により制御される選択内容
を表示する表示手段とを備えた構成としたものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成により、アルファベット
入力モードでは回転式ノブの入力に応じてアルファベッ
トを順に表示することができ、短縮ダイヤル選択モード
では短縮ダイヤルを順に表示する等の各モードに応じた
ガイダンス表示を行うことが可能となり、携帯電話装置
の大きさを大きくせず、携帯電話装置の持つ様々な機能
を選択するためのユーザインタフェースを良くすること
が可能となるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1〜図
4を参照しながら説明する。
【0013】図に示すように、携帯電話の装置本体1の
正面には操作ボタン2および液晶パネルを用いた各種状
況を表示するための表示部3を設け、前記装置本体の上
方部には受話用のスピーカ4および、装置本体1内に収
納および引き出し可能なアンテナ5を設け、前記装置本
体1の下方部には送話用のマイク6を設けている。そし
て、装置本体1のスピーカ4の表面側に、受話用孔7を
有し、前記スピーカ4を覆う形状の回転式ノブ8を装置
本体1に立設した複数の支持ローラ9で回転自在に支持
し、前記回転式ノブ8の内側壁に回転を検知するロータ
リエンコーダ10に連設した回転検知ローラ11を当接
している。
【0014】そして、回転式ノブ8の操作信号はノブ回
転検知部12で検知され、操作ボタン2の信号と共に制
御部13へ送られ表示部14に表示されると共に、制御
部13から無線部15に送られた信号によりユーザーの
通話がスピーカ4およびマイク6を用いて行われる。ま
た、通信信号の無線信号はアンテナ5を経由して送受信
されるように構成してる。
【0015】上記構成において、第1は携帯無線装置に
短縮ダイヤルの記憶,呼び出し機能を実現する際、短縮
番号を用いた記憶,呼び出しではなく、電話番号と同時
に名前を登録し、名前を用いて呼び出す機能操作につい
て説明する。
【0016】電話番号を登録する、あるいは呼び出す際
に名前の入力において、操作ボタン2を用いてアルファ
ベット入力モードにし、アルファベットを選択する。
【0017】まず、操作ボタン2を用いてアルファベッ
ト入力モードにはいる。次に、回転ノブ8を回し、右に
回せばアルファベットはAからZの向きの降順に、左に
回せばZからAの向きの昇準にアルファベットが変化す
る。入力したいアルファベットが表示された所で操作ボ
タン2のうち確定ボタンを押し、1文字のアルファベッ
ト入力が確定する。これを入力したい文字数だけ繰り返
す。このとき、入力したいアルファベットから離れてい
るときは速く、近いときには遅く回すことによりユーザ
ーはアルファベットの表示の変化速度を制御できる。
【0018】第2は、名前による短縮ダイヤルの呼び出
しの際、名前を全部入力して検索するのではなく、回転
ノブ8を左に回せば、短縮ダイヤルの名前のAからZの
降順に順序づけされて表示され、回転ノブ8を右に回せ
ば短縮ダイヤルの名前のZからAの昇順に順序づけられ
て表示される。呼び出しを行いたい名前の所で操作ボタ
ン2の発信キーを操作することにより発信が可能とな
る。このとき、入力したいアルファベットに並んでいる
名前から離れているときは速く、近いときには遅く回す
ことによりユーザーは名前の表示の変化速度を制御でき
る。
【0019】第3に(表1)に示したような付加機能を
選択する際に、付加機能のメニューから実際の付加機能
を実行することで使い勝手の向上を図る。メニューの選
択の際、回転ノブ8を左に回せば、付加機能の降順に順
序づけされて表示され、回転ノブ8を右に回せば付加機
能の昇順に順序づけられて表示される。付加機能を実行
したい所で操作ボタン2の確定キーを操作することによ
り付加機能の実行が可能となる。
【0020】この操作機能を実現するためのハードウェ
ア構成は図1に示すように、ユーザーの操作が操作ボタ
ン2より入力され、制御部13に出力される。また、ユ
ーザーの回転ノブ8の操作がノブ回転検知部12により
検出され、左回転、または右回転方向にどのくらい回転
したかの情報が出力される。制御部13では操作ボタン
2およびノブ回転検知部12の出力に応じた表示を表示
部3で行うものである。
【0021】次に本発明の第2実施例について図5〜図
7を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一部
分には同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0022】図に示すように、スピーカ4および回転式
ノブ8を回転自在に支持する支持ローラ9と、回転検知
ローラ11と連設したロータリエンコーダ10を取り付
け基板20に設け、この取り付け基板20に,回転式ノ
ブ8が前記取り付け基板20を介して押し下げられたこ
とを検知するノブ押し下げ検知部21を設け、このノブ
押し下げ検知部21で検知された信号は制御部13に送
られるように構成されている。上記構成において、作用
を説明すると、第1実施例と同様に操作ボタン2を用い
てアルファベット入力に入る。次に回転式ノブ8を回
し、入力したいアルファベットが表示されたところで、
回転式ノブ8を押し下げ、ノブ押し下げ検知部21で検
知して制御部13により1文字のアルファベット入力を
確定することとなる。
【0023】このように本発明の実施例の携帯無線装置
によれば、装置本体1に設けられるスピーカ4を覆うよ
うにアルファベット入力を行う回転式ノブ8を配置して
いるので、装置本体1の形状が特に大形になることがな
く使い勝手も良いものとなる。
【0024】また、第2実施例によれば、回転式ノブ8
を回し入力したいアルファベットが表示されたところで
今迄操作していた回転式ノブ8を押し下げることによ
り、1文字のアルファベットの入力を確定することがで
きるので、操作が簡単になるものである。
【0025】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればアルファベット表示を可能とする回転式ノブ
を装置本体に設けられるスピーカを覆うように配置して
いるので、装置本体の体積をそれほど増加させることな
く、ユーザーの操作する速度を反映した表示変化が可能
であるユーザインターフェースに優れた携帯無線装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の携帯無線装置の回路構成
を示すブロック図
【図2】同携帯無線装置の外観斜視図
【図3】同回転式ノブを取り付けた状態を示す内部を透
視した正面図
【図4】同回転式ノブを取り付けた状態を示す断面図
【図5】本発明の第2実施例の携帯無線装置の回路構成
を示すブロック図
【図6】同回転式ノブを取り付けた状態を示す内部を透
視した正面図
【図7】同回転式ノブを取り付けた状態を示す断面図
【図8】従来の携帯無線装置の外観斜視図
【符号の説明】
1 装置本体 2 操作ボタン 3 表示部 4 スピーカ 8 回転式ノブ 12 ノブ回転検知部 13 制御部 21 ノブ押し下げ検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/02 - 1/23 H04M 1/26 - 1/57 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体のスピーカ部の表面側に設置さ
    れ、受話が可能で、スピーカ部を覆うように取り付けら
    れた回転式ノブと、この回転式ノブの回転の向き,速度
    を検知するノブ回転検知手段と、操作モードの設定,選
    択確定操作を行う操作スイッチと、操作モードに応じた
    選択内容を、前記ノブ回転検知手段の回転の向き,速度
    検出信号に応じて変化させ、前記操作スイッチにより確
    定操作がなされたときに選択内容の確定を行う制御手段
    と、この制御手段により制御される選択内容を表示する
    表示手段とを備えた携帯無線装置。
  2. 【請求項2】 選択確定操作を回転ノブの押し下げによ
    り行うノブ押し下げ検知手段を設けた請求項1記載の携
    帯無線装置。
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