JP2990390B2 - ガス配管遮断装置 - Google Patents

ガス配管遮断装置

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JP2990390B2
JP2990390B2 JP3176265A JP17626591A JP2990390B2 JP 2990390 B2 JP2990390 B2 JP 2990390B2 JP 3176265 A JP3176265 A JP 3176265A JP 17626591 A JP17626591 A JP 17626591A JP 2990390 B2 JP2990390 B2 JP 2990390B2
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護 山岡
稔秋 坂本
晃蔵 西池
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Fujii Gokin Seisakusho Kk
OOSAKA GASU KK
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Fujii Gokin Seisakusho Kk
OOSAKA GASU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス配管遮断装置、特
に、ガス配管に設けた開口からガスバッグを挿入してこ
れを膨らませ、ガス配管内の流路を遮断する装置に関す
るものであり、ガス供給を止めない状態でガス配管を修
理する場合などに利用できる。
【0002】
【従来技術及び課題】ガスバッグを用いてガス配管の流
路を遮断する形式のガス配管遮断装置は、実公平1−2
1275号に開示されるように、管壁の開口から挿入し
たガスバッグを空気圧によって膨らませてガス配管を遮
断する。尚、このガスバッグを前記開口から挿入するに
先立ってガス供給中のガス配管に前記開口を開口させる
方法、及び、この開口を閉塞してガスバックを挿入でき
るようにする、所謂、シャッタ装置等は既に良く知られ
ている。そして、前記開口形成後、前記シャッター装置
を介してガスバッッグをガス配管内に挿入する。
【0003】ところで、このガスバッグは、空気圧力に
よって膨らむ必要があることから、可撓性のある素材に
よって構成されている。一方、このガスバッグの表面が
対接するガス配管内は、平滑表面のままに維持されてい
ることが少ない。特に、使用中のガス配管の場合には、
酸化や汚損によって凹凸表面となっていることが多い。
従って、流路遮断状態にあるガスバッグが前記凹凸表面
によって損傷することがある。かかる危険を防止するた
めに、図4に示すように、切断されたガス配管(T)の
開放端側にそれぞれ二つのガスバッグ(1)(1)を挿
入するようにしたものや、前記ガスバッグ(1)の構成
素材として、損傷しにくい素材を選定しているのが現状
である。このような対策を講じても、ガスバッグ(1)
の損傷を完全には防止し得ない。この損傷が顕著な場合
には、その損傷をガスの流出などの顕著な状況変化によ
って判断でき、その対策を講じ得るものの、前記損傷が
微小な場合には、前記状況変化が緩慢に進行することと
なって、外部からは判断し難い。特に、ガスバッグ
(1)によるガス配管(T)の遮断は、見えない場所で
行われることから、このような損傷は極めて危険であ
る。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、『ガス配管(T)の管壁に形成した開口からそ
の内部に挿入されるガスバッグ(1)に供給管を介して
外部から流体を供給してこのガスバッグ(1)を膨らま
せ、これにより流路を遮断するようにしたガス配管遮断
装置』において、ガスバッグ(1)の損傷が生じたとき
には外部において明確に判断できるようにすることをそ
の課題とする。
【0005】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『ガスバッグ(1)に連設される供給管(1
1)の上流側に接続具(2)を設け、この接続具(2)
には大気側に連通する枝管(21)を連設し、前記枝管
(21)の下流側開放端部に弁座(22)を形成すると
ともに、この弁座(22)の上流側に枝管(21)の内
壁との間に所定の間隙を有する可動弁(23)を収容
し、この可動弁(23)を重力又はバネによって上流側
に付勢し、可動弁(23)の上流側と下流側との圧力差
が一定レベル以下になった状態では前記付勢力によって
可動弁(23)が開弁されるようにした』ことである。
【0006】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。このガ
スバッグ(1)によってガス配管(T)内を遮断するに
は、従来のものと同様にして、接続具(2)側から圧力
流体を供給する。これによりガスバッグ(1)が膨れる
が、当初は可動弁(23)がこれに作用する付勢力によ
って弁座(22)の上流側に位置し、開弁している。そ
して、圧力流体の供給開始に伴って可動弁(23)の上
流側と下流側の圧力差が所定のレベルに達し、この可動
弁(23)が閉弁される。以後は、圧力流体の供給に伴
ってガスバッグ(1)が膨らんでこれの外周面がガス配
管(T)の内壁に対接して流路を遮断する。なお、この
遮断状態は、供給管(11)に接続される圧力流体供給
回路の圧力を検知して行われ、この圧力が一定レベルに
達した時点で、流路遮断状態と判断している。この遮断
状態においては、接続具(2)の上流側の圧力流体供給
回路が遮断された状態にある。そして、ガスバッグ
(1)に損傷が生じないかぎり流路遮断状態が維持され
る。前記状態において、ガスバッグ(1)に損傷が生じ
ると、可動弁(23)の上流側の圧力が降下することと
なり、この圧力が一定レベルに降下すると、この可動弁
(23)の閉弁圧力よりも可動弁(23)に作用する上
流側への付勢力が大きくなって可動弁(23)が開弁す
る。このように、ガスバッグ(1)が損傷した場合に
は、可動弁(23)が開弁することとなる。
【0007】
【効果】ガスバッグ(1)が損傷した場合には、可動弁
(23)が開弁することとなるから、外部からガスバッ
グ(1)の損傷が判断できることとなる。したがって、
ガスバッグ(1)が損傷して漏れが生じるような危険な
状態に対して事前に且速やかに対処できることとなる。
【0008】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。図1に示す実施例1は、接続具(2)の中
程からこれに直角に枝管(21)を分岐させて、ガスバ
ッグ(1)を先端に具備させた供給管(11)の上流端
部を接続具(2)の下流端に接続し、接続具(2)の上
流端に空気圧力回路(3)を接続するようにしたもので
ある。このものは、既述従来例と同様に、図2に示すよ
うに、ガス配管(T)に形成した開口(P)から前記ガ
スバッグ(1)が挿入されて、このガス配管(T)内の
流路が遮断される。
【0009】前記枝管(21)内には、可動弁(23)
が収容され、この実施例では、その自重によって下方に
付勢されている。枝管(21)の下流側開放端には弁座
(22)が形成され、上流側に拡大するテーパ面となっ
ており、これに対接する可動弁(23)の上端外周部も
同様のテーパ面となっている。この可動弁(23)の直
径は、枝管(21)の内周径よりも小さく設定されてお
り、可動弁(23)と枝管(21)の内周との間には一
定の間隙が形成されている。枝管(21)における接続
具(2)からの分岐点にはつば部(24)が形成されて
おり、前記可動弁(23)は、このつば部(24)と弁
座(22)との間で昇降する。この昇降動作の円滑性を
確保するため、この可動弁(23)は、下方に開放する
カップ状となっており、非加圧状態ではこの開口端周縁
が前記つば部(24)に対接する。尚、上記枝管(2
1)は透明体によって構成してあり、前記可動弁(2
3)には着色してある。従って、この可動弁(23)が
開弁状態にあるか閉弁状態にあるかは外部から明確に且
速やかに判断できる。
【0010】接続具(2)の上流端には空気圧力回路
(3)が接続されるが、この接続部はワンタッチカップ
リングの雄具(32)となっており、先端外周に雌具
(31)を係合させるための環状溝(27)が周回す
る。このワンタッチカップリングは雄具(32)と雌具
(31)の接続によって両者の接合部に介装した弁体
(25)を開弁する形式となっており、この実施例で
は、接続具(2)の上流端には、バネ(26)によって
常時閉弁方向に付勢された弁体(25)が挿入されてい
る。この弁体(25)は雌具(31)が接続されると、
これに装備される軸部(33)によって弁体(25)が
強制開弁される。
【0011】この実施例1では、従来例と同様に、図2
に示すように、ガスバッグ(1)が膨らんでいない状態
で開口(P)からガス配管(T)内に挿入して空気圧力
回路(3)から圧力空気を供給して前記ガスバッグ
(1)を膨らませ、空気圧力回路(3)からガスバッグ
(1)までの内圧を圧力計(M)によって計測しこの内
圧が一定の圧力になった時点で空気圧力回路(3)に挿
入した開閉弁を遮断すると、既述の作用でガスバッグ
(1)が膨らんだ状態に維持されてガス配管(T)内の
流路が遮断される。又、ガスバッグ(1)に損傷が生じ
た場合には、既述の作用によって可動弁(23)が開弁
して降下移動し、前記損傷が判断できる。特に、この実
施例のものは、接続具(2)の上流端部をワンタッチカ
ップリングの雄具とし且その接続部に弁体(25)を挿
入する構成としたから、ガスバッグ(1)を膨らませて
流路を遮断した状態で雌具(31)を取外しても、前記
弁体(25)の閉弁により、これの下流側の圧力が逃げ
ることがなく、前記流路遮断状態がそのまま維持され
る。
【0012】次に、図3に示す実施例2は、一対のガス
バッグ(1)(1)に各別に供給管(11)及び接続具
(2)を対応させるようにしたもので、ガス配管(T)
内の流路が二重に遮断され、且、各ガスバッグ(1)の
損傷を個別に判断可能にしたものである。このため、供
給管(11)は二重管構造となっており、内部の供給管
(11a)と外部の供給管(11b)とが同心状に配設
されている。そして、この供給管(11a)の先端に一
方のガスバッグ(1)が連設され、供給管(11b)の
先端部が他方のガスバッグ(1)となっている。接続具
(2)には、一方に一対の接続管が同心状に配設され、
内部の接続管(28)には、前記供給管(11a)が接
続され、外周の接続管(29)には前記供給管(11
b)が接続される。そして、接続具(2)の他側には一
対の雄具(32a)(32b)が配設され、一方の雄具
(32a)は接続管(28)に、他方の雄具(32b)
が接続管(29)にそれぞれ各別に連通する。又、この
各回路に個別に連通するように、枝管(21)が設けら
れ、内部には上記実施例1と同様の構成で可動弁(2
3)が挿入されている。
【0013】この実施例では、雄具(32a)(32
b)に各別に空気圧力回路(3)を接続して、ガスバッ
グ(1)(1)内に圧力空気を供給すると、これらガス
バッグ(1)(1)が同時に膨らんでガス配管(T)内
の流路を遮断し、ガスバッグ(1)(1)の何れが損傷
しても、それぞれに対応する可動弁(23)の挙動によ
って当該損傷が判断できる。また、空気圧力回路(3)
の取外しによっても、雄具(32a)(32b)に挿入
した弁体(25)によって接続具(2)からガスバッグ
(1)までの回路が密閉された状態に維持される。尚、
この実施例では、供給管(11)を同心状の二重管構造
としたから、ガス配管(T)内に一対のガスバッグ
(1)(1)を開口(P)から挿入するとき、その作業
が容易となる。
【0014】上記いずれの実施例でも、可動弁(23)
は自重によって上流側に付勢される構成としたが、これ
をバネによって上流側に付勢するようにした場合には、
枝管(21)の姿勢に制約がなく使勝手が向上する。ま
た、上記実施例2のように一対のガスバッグ(1)
(1)によってガス配管(T)内の流路を遮断すると
き、実施例1の接続具(2)を二個使用するようにして
もよい。さらには、二個の接続具(2)(2)を結合し
だけの構成のものも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面図
【図2】これの使用状態の説明図
【図3】実施例2の説明図
【図4】従来例の説明図
【符合の説明】
(T)・・・ガス配管 (1)・・・ガスバッグ (11)・・・供給管 (2)・・・接続具 (21)・・・枝管 (22)・・・弁座 (23)・・・可動弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西池 晃蔵 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大 阪瓦斯株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−130991(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 55/12,55/136

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス配管(T)の管壁に形成した開口から
    その内部に挿入されるガスバッグ(1)に供給管を介し
    て外部から流体を供給してこのガスバッグ(1)を膨ら
    ませ、これにより流路を遮断するようにしたガス配管遮
    断装置において、ガスバッグ(1)に連設される供給管
    (11)の上流側に接続具(2)を設け、この接続具
    (2)には大気側に連通する枝管(21)を連設し、前
    記枝管(21)の下流側開放端部に弁座(22)を形成
    するとともに、この弁座(22)の上流側に枝管(2
    1)の内壁との間に所定の間隙を有する可動弁(23)
    を収容し、この可動弁(23)を重力又はバネによって
    上流側に付勢し、可動弁(23)の上流側と下流側との
    圧力差が一定レベル以下になった状態では前記付勢力に
    よって可動弁(23)が開弁されるようにしたガス配管
    遮断装置
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JPH04316787A JPH04316787A (ja) 1992-11-09
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101483867B1 (ko) * 2013-07-04 2015-01-19 현대다이모스(주) 차량용 시트

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101483867B1 (ko) * 2013-07-04 2015-01-19 현대다이모스(주) 차량용 시트

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