JP2986717B2 - 微粉炭の搬送性向上方法 - Google Patents

微粉炭の搬送性向上方法

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JP2986717B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L9/00Treating solid fuels to improve their combustion
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冶金炉又は燃焼炉の吹
き込み口から吹き込む微粉炭の搬送性を改良し、安定な
微粉炭の多量吹き込みを可能にした微粉炭の搬送性向上
剤及びこれを用いた冶金炉又は燃焼炉の操業方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】冶金炉、例えば高炉の操業においては、
コークスと鉄鉱石を炉頂から交互に装入する方法が一般
的に行われてきたが、近年、炉頂から装入するコークス
の一部を安価で燃焼性が良く発熱量の高い微粉炭を熱風
とともに高炉の吹き込み口より吹き込むことで代替する
方法が盛んに行われている。このような微粉炭吹き込み
操業法は、オールコークス操業に比べて燃料費を低減で
きる等の点で優れている。
【0003】また、ボイラー等の燃焼炉の燃料としても
重油に代わるものとして石炭が見直されている。燃焼炉
における石炭の使用形態としてはCWM(石炭−水スラ
リー)、COM(石炭重油混合燃料)、微粉炭等がある
が、この中でも特に微粉炭燃焼炉は水や油等の他の媒体
を必要としないため、注目されている。しかし、この微
粉炭燃焼炉においても高炉操業における微粉炭の使用と
同様の問題を抱えている。
【0004】微粉炭吹き込みにおいては、原炭の乾式粉
砕による微粉炭製造、分級、ホッパーでの貯蔵・排出、
配管での気体輸送、吹き込み口からの冶金炉又は燃焼炉
への吹き込み、冶金炉又は燃焼炉内での燃焼という工程
をたどるが、微粉炭のホッパーからの排出・配管での気
体輸送について以下の問題点がある。
【0005】すなわち、排出・輸送せんとする微粉炭の
炭種、粒子径、水分の違いによって微粉炭の流動性等の
粉体の基礎物性が変化することにより、排出・輸送状況
が大きく変化する。このため、微粉炭の基礎物性が最適
範囲を外れた場合には、ホッパーでの棚吊り・吹き抜
け、気体輸送中の配管閉塞などを引き起こすことにな
り、安定な微粉炭吹き込みを長期間継続することは困難
である。
【0006】このような問題点を解決するために、微粉
炭の搬送性を改善することが考えられ、従来種々の方法
が提案されている。例えば、チャーを微粉炭中に5〜20
%混合する(特開平4−268004号公報)、石炭中のイナ
ート(JIS M8816-1979に規定されているミクリニット、
1/3セミフジニット、フジニットおよび鉱物質を合計
したもの)成分量を調節した後微粉砕する(特開平5−
9518号公報、特開平5−25516 号公報、特開平5−2224
15号公報)、吹き込む微粉炭の石炭種を限定することに
より流動性指数を用いる高炉の基準値以上とする(特開
平4−224610号公報)、微粉炭と配管との摩擦係数を調
整する(特開平5−214417号公報)、微粉炭中の水分を
適正値になるように制御する(特開平5−78675 号公
報)等が挙げられる。また、微粉炭の粉砕効率を向上さ
せる方法として分散剤を吸着させる方法(特開昭63−22
4744号公報)があるが、この方法では微粉炭の搬送性に
ついては言及されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法では微粉炭吹き込みに使用できる石炭種が限
定されたり、ホッパーでの棚吊り・吹き抜け、配管の閉
塞が充分に解消されなかったり、制御の装置や設備など
にコストがかかるなどの問題点があり、実用上満足のい
く方法は提供されていない。
【0008】更に、例えば現在の高炉の操業方法では、
吹き込み口から吹き込む微粉炭の量は50〜250kg /銑鉄
1t程度であるが、コストの面からは更に微粉炭の吹き
込み量を増やすことが望ましい。しかしながら、前記の
方法では微粉炭の搬送性が必ずしも充分でないため、微
粉炭の吹き込み量の大幅な向上は達成できない。
【0009】従って、本発明の目的は、上記した従来方
法にあった問題点を解決し、微粉炭の搬送性を改良し、
石炭種の限定を取り除き、配管閉塞・ホッパーでの棚吊
りを防止し、安定した微粉炭多量吹き込みを可能とする
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成すべく鋭意研究した結果、体積平均粒子径と添加
量が特定の関係を満たす体積平均粒子径が5μm 以下の
固体化合物を、原炭の平均HGIが30以上の微粉炭に付
着させることにより、かかる微粉炭の搬送性が飛躍的に
向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち本発明は、原炭の平均HGIが30
以上の乾燥した微粉炭の搬送性を向上させる方法であっ
て、体積平均粒子径が5μm 以下の固体化合物を、下式
のα(体積%)で示される量、前記微粉炭に添加し当該
微粉炭の表面に付着させることを特徴とする微粉炭の搬
送性向上方法、及びかかる方法に用いられる微粉炭の搬
送性向上剤と微細な微粉炭とからなる微粉炭を提供する
ものである。また、本発明はかかる搬送性向上剤と微細
な微粉炭を使用した冶金炉又は燃焼炉の操業方法を提供
するものである。 k1・r0.59≦α≦10(体積%) 〔ここで、k1=10-1.42、rは添加する固体化合物の体
積平均粒子径 (μm)である。〕本発明の搬送性向上剤を
用いた冶金炉或いは燃焼炉の操業方法は、冶金炉或いは
燃焼炉の吹き込み口から吹き込む微粉炭に対し、上式の
範囲で搬送性向上剤を微粉炭に添加し、当該微粉炭を冶
金炉或いは燃焼炉の吹き込み口から吹き込むことを特徴
とする。この微粉炭に対する添加量は、k1・r0.59
積%以上である方が搬送性向上効果から好ましく、また
10重量%を超えて添加しても添加量に見合う効果の向上
は認められず経済的には不利となる。なお、本発明にお
ける個体化合物の体積平均粒子径(r)と添加量(α)
の関係を図1に示す。
【0012】また本発明の対象とする微粉炭は、原炭の
平均HGIが30以上の乾燥した微粉炭である。ここで、
「乾燥した」とはJIS M 8812-1984 で定義される空気中
乾燥減量測定法による水分量が10重量%以下であること
を意味する。水分量の多い微粉炭は冶金炉吹き込み用或
いは燃焼炉用の燃料として不適当である。
【0013】このような原炭の平均HGIが30以上の微
粉炭は搬送性が悪いが、本発明の搬送性向上剤を使用す
ることにより、かかる微粉炭のスムースな輸送が可能と
なった。さらに本発明は、現在の技術では気体輸送が非
常に困難とされている原炭の平均HGI50以上の微粉炭
に対しても効果がある。
【0014】ここで、「HGI」とは「Hardgro
ve Grinding Index」(粉砕能指数)
の略であり、これはASTM D409で定義される石
炭の粉砕抵抗をあらわす指数である。
【0015】また、体積平均粒子径は、エルゾーン・パ
ーチクルカウンター 180 XY 〔パーチクルデータ社(米
国)製,測定範囲 0.2〜1200μm 〕又はサブミクロンサ
イザー(ブルックヘブン社(米国)製,測定範囲 0.005
〜5μm 〕をそれぞれ適用できる範囲において測定す
る。
【0016】また、本発明の搬送性向上剤の添加時期は
原炭の粉砕前でも粉砕後でも同様に効果を発揮する。
【0017】以下に、本発明の搬送性向上剤となる固体
化合物を例示する。
【0018】(1) 金属酸化物 例えば、酸化鉄、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化
銅、酸化亜鉛、酸化カリウム、酸化カルシウム、酸化ス
ズ、酸化ナトリウム、酸化ニッケル、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、酸化珪素及びこれらの複合酸化
物等が挙げられる。酸化珪素としては、特に二酸化珪素
が良い。二酸化珪素は微粉末として用いることも、また
コロイダルシリカのようなコロイド溶液として用いるこ
ともでき、いずれの場合も本発明の効果が得られる。 (2) 燐酸塩 例えば、燐酸カリウム、燐酸カルシウム、燐酸水素二ナ
トリウム、燐酸鉄、燐酸亜鉛、燐酸マグネシウム、燐酸
二水素カリウム、燐酸二水素ナトリウム及びこれらの複
塩等が挙げられる。 (3) 炭酸塩 例えば、炭酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸鉄、炭酸銅、炭酸ナトリ
ウム、炭酸鉛、炭酸ニッケル、炭酸マグネシウム、炭酸
マンガン及びこれらの複塩等が挙げられる。 (4) 珪酸塩 例えば、珪酸アルミニウム、珪酸鉄、珪酸カルシウム、
珪酸マグネシウム、珪酸カリウム、珪酸ナトリウム及び
これらの複塩等が挙げられる。 (5) 窒化物 例えば、窒化アルミニウム、窒化珪素、窒化ホウ素、窒
化マグネシウム等が挙げられる。 (6) 珪化物 例えば、珪化マグネシウム、珪化カルシウム、珪化鉄、
珪化カリウム等が挙げられる。 (7) 炭化物 例えば、炭化アルミニウム、炭化カルシウム、炭化シリ
カ、炭化鉄、炭化ナトリウム等が挙げられる。 (8) 粘土鉱物 粘土鉱物は粘土を構成する主成分鉱物であり、例えばセ
リサイト、タルク、マイカ、ベントナイト、カオリナイ
ト、ハロイサイト、モンモリロナイト、イライト、マー
ミキュライト、緑泥石及びこれらの熱処理物等が挙げら
れる。また、石炭中の粘土鉱物に由来するヒューム等も
好ましい。
【0019】(9) ダスト ここで、ダストとは、大気汚染防止法に規定されるばい
煙から電気集塵機等により捕集された固体化合物をい
う。具体的には、微粉炭燃焼ボイラー、重油燃焼ボイラ
ー、転炉等から排出されるばい煙から捕集されたダスト
が挙げられる。
【0020】また、(1) 〜(9) で示された無機固体化合
物を各種のイオン性界面活性剤或いは脂肪酸塩等で示さ
れる水溶性極性有機化合物と併用しても好ましい結果を
得ることができる。
【0021】微粉炭の搬送性の指標としては、後述の実
施例で詳細に記載した流動性指数と配管輸送テストの圧
力損失を用いた。流動性指数はホッパー等での排出特性
を、また圧力損失は気体輸送中の配管内での流動特性を
それぞれシミュレートすることができる。搬送性向上の
目安は流動性指数は3ポイント以上の向上、圧力損失は
3mmH2O /m 以上減少することが必要である。また非常
に搬送性の悪い微粉炭に対しては、流動性指数は40以
上、圧力損失は16mmH2O /m 以下にする必要がある。
【0022】本発明の対象となる冶金炉、燃焼炉として
は、微粉炭を燃料及び/又は還元剤として使用する炉
(高炉、キュポラ、ロータリーキルン、溶融還元炉、冷
鉄源溶解炉、ボイラー等)や、微粉炭を使用する乾留装
置(例えば流動層乾留炉、ガス改質炉等)等である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、原炭の平均HGIが30
以上の微粉炭の搬送性が改良され、かかる微粉炭の多量
輸送が達成できる。また、搬送性の良くない石炭に本発
明の搬送性向上剤を添加することにより、搬送性を改良
でき、多量輸送できるため、微粉炭吹き込みに使用する
ことができる石炭種が拡大できる。
【0024】同時に、本発明の搬送性向上剤により処理
された吹き込み口から吹き込むべき微粉炭は流動性の良
い状態が実現されているので、ホッパー内での棚吊りも
防止でき、更に、ホッパーからの切り出し量の時間的変
化や分配量の偏差も大きく緩和できる。
【0025】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0026】実施例1〜45及び比較例1〜17 〔1〕原炭の粉砕及び評価用微粉炭の調整 原炭の粉砕及び流動性向上剤の添加は以下の手順で行っ
た。 表1〜5に示す原炭と流動性向上剤を粉砕機〔小型粉
砕機SCM-40A (石崎電気製作所製)〕に入れ、粉砕・混
合し、必要粒子径となるような粉砕時間で調整する。そ
の際、流動性向上剤は、微粉炭に対する添加量が表中に
示す量となるように原炭を粉砕しながら添加する。 105℃で1時間乾燥し、微粉炭中の水分が 0.5〜1.0
%となるように調整する。 106μm のふるいにかけ、粒子径106 μm 以下の微粉
炭を得た。微粉炭中の水分量(0.5〜1.0 %) 、体積平均
粒子径(75μm )は全て同一に調整した。 ここで体積平均粒子径は次式で定義されるものであ
る。
【0027】
【数1】
【0028】〔2〕微粉炭搬送性向上剤 本例で使用した搬送性向上剤を以下に示す。 ・二酸化珪素:試薬特級 ・コロイダルシリカ:水澤化学工業 (株) 製 RM-5 ・酸化アルミニウム:試薬特級 ・酸化チタン:試薬特級 ・酸化ジルコニウム:試薬特級 ・燐酸カルシウム:試薬特級 ・炭酸カルシウム:試薬特級 ・炭酸マグネシウム:試薬特級 ・珪酸アルミニウム:試薬特級 ・炭化珪素:試薬特級 ・窒化珪素:試薬特級 ・セリサイト ・タルク ・マイカ ・ベントナイト ・微粉炭燃焼ボイラーダスト(シリカヒューム): 微粉炭燃焼ボイラーから排出されるばい煙からマルチサ
イクロンを前段に配置した電気集塵装置で捕集したダス
ト。体積平均粒子径1.0 μm ・重油燃焼ボイラーダスト: 重油燃焼ボイラーから排出されるばい煙からマルチサイ
クロンを前段に配置した電気集塵装置で捕集したダス
ト。体積平均粒子径0.12μm ・転炉ダスト: 転炉から排出されるばい煙からマルチサイクロンを前段
に配置した電気集塵装置で捕集したダスト。体積平均粒
子径0.21μm 上記化合物中、コロイダルシリカ以外は重力、慣性力、
遠心力、濾過、電気集塵機により、粒子径を所定の値に
揃えた。
【0029】〔3〕微粉炭の評価 このようにして得た微粉炭の流動性指数、配管輸送特性
に対する添加剤の効果を以下の方法で調べた。
【0030】<流動性指数測定方法>流動性指数とは粉
体の流動性を評価するための指数であり、粉体の4つの
因子(安息角、圧縮度、スパチュラ角、凝集度)を指数
化し、その各指数の総和から求めるものである。各因子
の測定方法および指数については、その詳細が「粉体工
学便覧」(粉体工学会編、1987年日刊工業発行)の 151
〜152 頁に記載されている。なお、各因子の測定方法を
以下に記載する。 1.安息角:粉体を標準ふるい(25mesh)に通し、さら
に漏斗を介して直径8mmの円板上に注入し、形成された
堆積層の傾斜角を測定する。 2.圧縮度:粉体を充填するための円筒容器(容積100c
m3)を用いて、疎充填の状態のかさ密度ρs (g/c
m3 )とタッピングを一定回数(180 回)行った後の密
充填密度ρc(g/cm3)とから圧縮度ψ(%)を次式に
より求める。 ψ=(ρc−ρs)×100/ρc (%) 3.スパチュラ角:堆積した粉体中に一定幅(22mm)の
スパチュラ(へら)を差し込み、これを持ち上げて上に
載った粉体の傾斜角を測定する。次にスパチュラに軽い
衝撃を与え、再びこの角度を測定し、この二つの平均値
をスパチュラ角とする。 4.凝集度:3種類の目開きの異なるふるい(各ふるい
は上段より60, 100, 200mesh)を重ね、最上段に粉体を
2g載せ、次にこれらを同時に振動させ、振動停止後に
各ふるいに残った量を秤量して、 (上段ふるいの粉体の量/2g)×100 、 (中段ふるいの粉体の量/2g)×100 ×3/5、及び (下段ふるいの粉体の量/2g)×100 ×1/5 の三つの計算値を合計することにより求める。なお、本
発明で用いるような微粉炭の場合は、各ふるいに残る微
粉炭の量に差がなく、凝集度比較の意味がないため、本
発明においては、安息角、圧縮度、スパチュラ角の3つ
の合計点から流動性指数の評価を行なった。
【0031】<配管輸送特性測定方法>「CAMP−I
SIJ Vol.6」(1993)の91頁で詳細に説明され
ている方法に準じ、図2の装置で圧力損失を測定するこ
とにより配管輸送特性を評価した。図2中、1は微粉
炭、2はテーブルフィーダー、3は流量計、4は管径1
2.7mmの水平管、5はサイクロンを意味する。本装置
は、粉体フィーダ8より排出される微粉炭7を、搬送ガ
スにより気体輸送し圧力測定孔(P1 ,P2 )間での圧
力損失を測定するものである。実験条件は以下の条件で
行った。 微粉炭供給量 0.8 kg/min 搬送ガス 窒素(N2) 搬送ガス量 4Nm3 /h(67リットル/min ) 輸送時間 6分間 評価は次の項目である。 1.圧力損失 圧力計P1 ,P2 では500Hz でデータのサンプリングを
行っている。圧力損失は、輸送時間中(6分間)のP1
−P2の全平均で与えられる。
【0032】
【数2】
【0033】これらの結果を表1〜5に示す。なお、流
動性指数及び圧力損失は、搬送性向上剤を添加しない比
較例4に対してどの程度増加或いは減少したかも併せて
示した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】実施例46 高炉微粉炭吹込装置への適用例を以下に示す。 条 件 微粉炭吹込量: 40 t/Hr 搬送性向上剤:二酸化珪素(体積平均粒子径5μm 以下
の粒子が80%を占めるもの) 添加量:0又は1.0体積% 微粉炭:体積平均粒子径…74μm 水 分…1.5 % 原炭の平均HGI…45,55,70 本実施例で用いた高炉微粉炭吹込装置の概略図を図3に
示す。図3において、6は高炉、7は吹込口、8は吹込
配管、9は分配タンク、10はバルブ、11は均圧タンク、
12はバルブ、13は微粉炭貯蔵タンク、14は石炭粉砕機、
15は添加剤噴霧ノズル、16は石炭搬送ベルトコンベア、
17は石炭受入ホッパ、18は空気・窒素圧縮機を意味す
る。
【0040】石炭は、受け入れホッパ17に投入されコン
ベア16により粉砕機14へ供給される。その途中において
ノズル15より搬送性向上剤を噴霧添加する。粉砕機14で
石炭は上記の粒子径の微粉炭に粉砕され、貯蔵タンク13
へ送られる。まず、均圧タンク11の内圧が大気圧と等し
い状態でバルブ12が開き、貯蔵タンク13より規定量の微
粉炭が均圧タンク11へ供給される。次に均圧タンク11の
内圧を分配タンク9と同じ内圧になるまで加圧する。タ
ンク9と11の内圧が等しい状態で、バルブ10が開き微粉
炭が重力落下する。微粉炭は分配タンク9から吹込口7
へ吹込配管8を介し、圧縮機18より供給される吹込空気
によって気体輸送され、吹込口7より高炉6内へ吹き込
まれる。
【0041】<搬送性向上剤添加の効果>上記の条件で
微粉炭の搬送を行ったときの、搬送性向上剤添加の有無
によるタンク移送時間(タンク11からタンク9へ微粉炭
を移送するのに要する時間)と配管圧損(吹込配管14で
の圧力損失、即ちタンク9と高炉6との差圧)の変化を
評価した。その結果を図4,5及び6に示す。図4,5
中、(イ)は搬送性向上剤無添加の場合、(ロ)は搬送
性向上剤を添加した場合を意味し、また図6中、Aは設
備上限の値を意味する。
【0042】平均HGIが45の原炭使用時は、図4,図
5にみられるように配管圧損およびタンク移送時間が低
減され、同一装置での微粉炭吹込量の増加が可能になっ
た。また、同一吹込能力を得るためにより簡便な装置で
済むようになった。なお、図4,5はいずれも搬送性向
上剤を添加しない場合を1とする相対評価である。
【0043】また、原炭の平均HGIを45,55,70と変
更した場合の配管圧損の変化を図6に示す。搬送性向上
剤添加により高HGI石炭使用でも配管圧損が設備上限
以下となり、使用石炭の炭種拡大が可能になり安価な石
炭を使用出来る。なお、図6は平均HGIが45の微粉炭
に搬送性向上剤を添加しない場合を1とする相対評価で
ある。
【0044】実施例47 微粉炭焚きボイラーへの適用例を以下に示す。 搬送性向上剤:二酸化珪素(体積平均粒子径5μm 以下
の粒子が80%を占めるもの) 添加量:0又は1.0体積% 微粉炭:体積平均粒子径…74μm 水 分…1.5 % 原炭の平均HGI…45,55,65,75 本実施例で用いた微粉炭焚きボイラーの概略図を図7に
示す。図7において、19はボイラ燃焼室、20はバーナ
ー、21は吹き込み配管、22は微粉炭貯蔵タンク、23は石
炭粉砕機、24は添加剤噴霧ノズル、25は石炭搬送ベルト
コンベア、26は石炭受入ホッパ、27は空気・窒素圧縮機
を意味する。
【0045】石炭は、受け入れホッパ26に投入されコン
ベア25により粉砕機23へ供給される。その途中において
ノズル24より搬送性向上剤を噴霧添加する。粉砕機23で
石炭は上記の粒子径の微粉炭に粉砕され、貯蔵タンク22
へ送られる。次いで圧縮機27より供給される吹込空気に
よって気流搬送され、バーナー20に供給され燃焼され
る。
【0046】<搬送性向上剤添加の効果>上記の条件で
微粉炭の搬送を行ったときの、搬送性向上剤添加の有無
による配管圧損(吹込配管27での圧力損失、即ちタンク
22とバーナー20との差圧)の変化を評価した。その結果
を図8に示すが、図8中、Aは設備上限の値を意味し、
×は配管閉塞が起こったことを意味する。なお、図8は
原炭の平均HGIが45の微粉炭に搬送性向上剤を添加し
ない場合を1とする相対評価である。
【0047】原炭の平均HGIを45,55,65,75と変更
した場合、搬送性向上剤添加により高HGI石炭使用で
も配管圧損が設備上限以下となり、使用石炭の炭種拡大
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】固体化合物の体積平均粒子径と添加量の関係を
示す図
【図2】配管輸送特性の測定に用いる装置の概略図
【図3】実施例46で用いた実機高炉微粉炭吹込装置の概
略図
【図4】実施例46における移送時間の結果を示すチャー
【図5】実施例46における配管圧損の結果を示すチャー
【図6】実施例46における配管圧損の結果を示すチャー
【図7】実施例47で用いた微粉炭焚きボイラーの概略図
【図8】実施例47における配管圧損の結果を示すチャー
【符号の説明】
1:微粉炭 2:テーブルフィーダー 3:流量計 4:水平管 5:サイクロン 6:高炉 19:ボイラ燃焼室 20:バーナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 健一 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社 研究所内 (72)発明者 的場 隆志 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社 研究所内 (72)発明者 市本 武彦 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社 研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−224744(JP,A) 特開 平4−268004(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21B 5/00,7/00 C10L 1/32,5/04,5/32 B02C 15/00 B07B 7/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原炭の平均HGIが30以上の乾燥した微
    粉炭の搬送性を向上させる方法であって、金属酸化物、
    燐酸塩、炭酸塩、珪酸塩、窒化物、珪化物、炭化物及び
    粘土鉱物から選ばれる体積平均粒子径が5μm 以下の固
    体化合物を、下式のα(体積%)で示される量、前記微
    粉炭に添加し当該微粉炭の表面に付着させることを特徴
    とする微粉炭の搬送性向上方法。 k1・r0.59≦α≦10(体積%) 〔ここで、k1=10-1.42、rは添加する固体化合物の体
    積平均粒子径 (μm)である。〕
  2. 【請求項2】 前記微粉炭の原炭の平均HGIが50以上
    である請求記載の微粉炭の搬送性向上方法。
  3. 【請求項3】 前記固体化合物が、二酸化珪素微粉末で
    ある請求項1又は2記載の微粉炭の搬送性向上方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜の何れか1項記載の微粉炭
    の搬送性向上方法に使用される微粉炭搬送性向上剤であ
    って、金属酸化物、燐酸塩、炭酸塩、珪酸塩、窒化物、
    珪化物、炭化物及び粘土鉱物から選ばれる体積平均粒子
    径が5μm 以下の固体化合物の1種または2種以上から
    なる微粉炭搬送性向上剤。
  5. 【請求項5】 前記固体化合物が二酸化珪素微粉末であ
    る請求項記載の微粉炭搬送性向上剤。
  6. 【請求項6】 体積平均粒子径が5μm 以下の固体化合
    物を、下式のα(体積%)で示される量、原炭の平均H
    GIが30以上の乾燥した微粉炭の表面に付着させてなる
    微粉炭。 k1・r0.59≦α≦10(体積%) 〔ここで、k1=10-1.42、rは添加する固体化合物の体
    積平均粒子径 (μm)である。〕
  7. 【請求項7】 原炭の平均HGIが50以上である請求項
    記載の微粉炭。
  8. 【請求項8】 前記固体化合物が、金属酸化物、燐酸
    塩、炭酸塩、珪酸塩、窒化物、珪化物、炭化物及び粘土
    鉱物から選ばれる1種または2種以上である請求項6又
    は7記載の微粉炭。
  9. 【請求項9】 前記固体化合物が二酸化珪素微粉末であ
    る請求項6〜8の何れか1項記載の微粉炭。
  10. 【請求項10】 体積平均粒子径が5μm 以下の固体化
    合物を、下式のα(体積%)で示される量、原炭の平均
    HGIが30以上の乾燥した微粉炭の表面に付着させてな
    る微粉炭を、吹き込み口から吹き込むことを特徴とする
    治金炉又は燃焼炉の操業方法。 k1・r0.59≦α≦10(体積%) 〔ここで、k1=10-1.42、rは添加する固体化合物の体
    積平均粒子径 (μm)である。〕
  11. 【請求項11】 前記微粉炭の原炭の平均HGIが50以
    上である請求項10記載の治金炉又は燃焼炉の操業方法。
  12. 【請求項12】 前記固体化合物が、金属酸化物、燐酸
    塩、炭酸塩、珪酸塩、窒化物、珪化物、炭化物及び粘土
    鉱物から選ばれる1種または2種以上である請求項10又
    は11記載の治金炉または燃焼炉の操業方法。
  13. 【請求項13】 前記固体化合物が二酸化珪素微粉末で
    ある請求項10〜12の何れか1項記載の治金炉または燃焼
    炉の操業方法。
  14. 【請求項14】 前記固体化合物がダストである請求項
    10又は11記載の治金炉または燃焼炉の操業方法。
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