JP2986264B2 - ワンウエイ・サージタンク装置 - Google Patents
ワンウエイ・サージタンク装置Info
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- JP2986264B2 JP2986264B2 JP3287463A JP28746391A JP2986264B2 JP 2986264 B2 JP2986264 B2 JP 2986264B2 JP 3287463 A JP3287463 A JP 3287463A JP 28746391 A JP28746391 A JP 28746391A JP 2986264 B2 JP2986264 B2 JP 2986264B2
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Description
ト等に設置されるワンウエイ・サージタンク装置に関す
るものである。
送水プラントにおいては、送水中に、停電等によってポ
ンプが急停止すると、その時に発生する過渡的現象によ
って、送水管の途中にある起伏箇所に大きな負圧が発生
し、いわゆる「水柱分離」現象が生じ、その後、「水柱
の再結合」現象により送水管等が圧壊、破裂するなどの
大事故に至ることがあった。
ンク装置を設置して、前記異常負圧発生箇所とサージタ
ンクとを接続管を介して連結し、異常負圧発生時に、自
動的にサージタンク内の水を供給することにより、前記
事故の発生を防止している。ところで、前記サージタン
クには、ワンウエイ・サージタンクとコンベンショナル
・サージタンクとがある。
置Aは、図3に示すように、タンク7aの底部を接続管
8により、異常負圧の生じる送水管4の起伏部6に接続
するとともに、接続管8に逆止弁9を配設し、異常負圧
発生時に、前記タンク7a内の貯留水Wを起伏部6に供
給するようにし、かつ、前記タンク7aの上方と、前記
逆止弁9よりも送水管4側の接続管8とを補助配管10
で接続する一方、タンク7aにフロート弁11を設け、
下記するように、タンク7a内の水位が所定水位に達す
ると、補助配管10によるタンク7a内への補給を停止
するようになっている。
槽1の水は主逆止弁3を介して吐出され、吐出槽5に送
水される。
体には送水圧が作用しているため、逆止弁9は閉鎖して
おり、送水の一部は補助配管10からタンク7a内に流
入し、タンク7a内には所定量の水Wが貯留されてい
る。
転を停止し、起伏部6の水圧がHA以下になると、前記
逆止弁9の弁体は差圧により急速に開放して、タンク7
a内の水Wを起伏部6に供給し、異常負圧の発生を防止
する。
圧力に回復した後、送水管4および接続管8内の水は逆
流に転じ、前記主逆止弁3と逆止弁9とは直ちに閉鎖す
るが、それまでの「圧力降下波」はそのまま反射して
「圧力上昇波」となって前記両管内の圧力を上昇させ、
主逆止弁3および逆止弁9あるいは接続管8等が損傷す
る危険性があるという欠点があった。なお、aはポンプ
2の正常送水時に送水管4にかかる動水勾配線である。
置Bは、図4に示すように、タンク7bの底部を接続管
8によって前記起伏部6に接続したもので、タンク7b
内と送水管4とは常に連通状態にあり、このため、前記
圧力上昇波をタンク7bで吸収するため、前記ワンウエ
イ・サージタンク装置Aで述べたような欠点は有しない
が、接続管8と送水管4との接続する起伏部6におけ
る、ポンプ運転中の圧力Hに相当する水位になる水Wを
貯留する必要があり、さらに、その上部に設ける余裕高
さを加えると、タンク7bの高さは前記ワンウエイ・サ
ージタンク装置Aのタンク7aより背丈が高くなり、大
型化するという欠点が出てくる。したがって、本発明
は、簡単な機構を付加することによって、このような前
記両装置A,Bが有する欠点を除去したワンウエイ・サ
ージタンク装置を提供することを目的とする。
成するために、タンク下部と送水管とを接続管で接続す
るとともに、前記接続管に、前記タンクから水が流出す
る正流時には揺動して弁座を開放し、逆流時には揺動し
て閉鎖する弁体の弁軸にレバーを備えた逆止弁を備えた
ワンウエイ・サージタンク装置において、前記レバーの
端部に、前記弁体の閉鎖動作中には前記レバーと圧接し
て、弁体の閉鎖動作速度を緩め、開放動作中にはレバー
の動きを自由とするダッシュポットを配設した構成とし
たものである。
て説明する。本発明にかかるワンウエイ・サージタンク
装置は、図1に示す従来のワンウエイ・サージタンク装
置Aの前記逆止弁9にダッシュポット12を設けたもの
である。
リンダ13内に上下に摺動自在なピストン14を有し、
シリンダ13の底部は小逆止弁16を介してタンク7a
の底部に導管18で連通し、また、前記小逆止弁16と
並列に流量を調節可能とした絞り弁17を設けたもので
ある。なお、前記小逆止弁16は前記タンク7aからシ
リンダ13への水(作動液)Waの供給のみを許すもの
であり、また、前記ピストン14のロッド15の頂部
は、前記逆止弁9のレバー9aの下方に位置している。
て送水が開始されると、送水管4内の水圧が逆止弁9の
弁体9bに作用し、弁体9bは弁座9dを閉鎖し、タン
ク7a内には補助配管10から給水され、所定量の水W
が貯留されている。なお、この状態においては、ダッシ
ュポット12のシリンダ13内の作動液Waにはタンク
7a内の水圧が作用しているが、弁体9bの閉鎖力の方
が大であるため、ダッシュポット12内のピストン14
はレバー9aによるロッド15への押圧により、最下位
置にある(図2参照)。
中に、ポンプ2が急停止し、起伏部6に負圧が発生する
と、この負圧は弁体9bの一方に作用するため、弁体9
bはその両側の差圧により押し開かれ、タンク7a内の
水を起伏部6に供給し、負圧を消減する。なお、前記弁
体9bの開動作は、レバー9aがダッシュポット12の
ロッド15から離反する方向であるため、従来の一般的
な逆止弁と同様、急速に開放動作を行う。
ると、タンク7a内の水は吐出するが、一定水位(LW
L)の水Wが残るため、この水がピストン14に作用す
る水圧HBによりピストン14は最上位位置にまで上昇
する(図1参照)。
昇波の発生とともに、送水管4内の水が逆流に転じ、主
逆止弁3が急閉鎖し、逆止弁9の弁体9bが弁座9dを
閉鎖するような揺動を始めると、レバー9aは前記ダッ
シュポット12のロッド15に圧接する。そして、前記
シリンダ13内の水(作動液)Waは絞り弁17を介し
て少量ずつタンク7a内に戻されるため、弁体9bは緩
やかに閉鎖されることになる。つまり、逆止弁9の弁体
9bは徐々に弁座9dを閉鎖するため、その間、タンク
7a内に若干量の水を逆放出することにより、従来のコ
ンベンショナル・サージタンク方式と同様、圧力上昇を
緩和することができる。
構成のものに限らず、シリンダ13の下部を専用の圧力
供給源に接続したり、シリンダ13の上下部をバイパス
通路で連通し、かつ、ピストン14をスプリングで上方
に付勢した構成等種々の構成のものを採用することがで
きる。また、前記実施例において、逆止弁9としてスイ
ング式のものを示したが、チルティング式のものでもよ
い。
よれば、逆止弁を備えたワンウエイ・サージタンク装置
において、逆止弁の閉鎖動作中のみレバーを介してダッ
シュポットを作動させるようにしたため、その開閉動作
は急速開放兼緩速閉鎖である。したがって、弁体の閉鎖
動作中に生じる送水管内の圧力上昇をタンク内に送水の
一部を逆吐出して緩和でき、ワンウエイ・サージタンク
の欠点を簡単な構成で解決することができる。
置のタンク内の水を吐出する場合における逆止弁とダッ
シュポットとの関係を示す図。
る逆止弁とダッシュポットとの関係を示す図。
図。
を示す図。
7a…タンク、8…接続管、9…逆止弁、9a…レバ
ー、9b…弁体、9c…弁軸、9d…弁座、12…ダッ
シュポット、13…シリンダ、14…ピストン、15…
ロッド、16…小逆止弁、17…絞り弁、A…ワンウエ
イ・サージタンク装置。
Claims (1)
- 【請求項1】 タンク下部と送水管とを接続管で接続す
るとともに、前記接続管に、前記タンクから水が流出す
る正流時には揺動して弁座を開放し、逆流時には揺動し
て閉鎖する弁体の弁軸にレバーを備えた逆止弁を有する
ワンウエイ・サージタンク装置において、前記レバーの
端部に、前記弁体の閉鎖動作中には前記レバーと圧接し
て、弁体の閉鎖動作速度を緩め、開放動作中にはレバー
の動きを自由とするダッシュポットを配設したことを特
徴とするワンウエイ・サージタンク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3287463A JP2986264B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | ワンウエイ・サージタンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3287463A JP2986264B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | ワンウエイ・サージタンク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126291A JPH05126291A (ja) | 1993-05-21 |
JP2986264B2 true JP2986264B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=17717665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3287463A Expired - Fee Related JP2986264B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | ワンウエイ・サージタンク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2986264B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001324082A (ja) * | 2000-05-19 | 2001-11-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水撃現象防止装置 |
JP2001324083A (ja) * | 2000-05-19 | 2001-11-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水撃現象防止構造 |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP3287463A patent/JP2986264B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05126291A (ja) | 1993-05-21 |
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