JP2985929B2 - 計量器の筐体構造 - Google Patents

計量器の筐体構造

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JP2985929B2
JP2985929B2 JP6221199A JP22119994A JP2985929B2 JP 2985929 B2 JP2985929 B2 JP 2985929B2 JP 6221199 A JP6221199 A JP 6221199A JP 22119994 A JP22119994 A JP 22119994A JP 2985929 B2 JP2985929 B2 JP 2985929B2
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正夫 添
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計量器の筐体構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】荷重検出部の出力信号をデジタル変換し
て、表示器に計重値として数値表示する指示計の筐体
は、図4に示すように構成されている。
【0003】指示計Aの筐体は前面パネル1と本体カバ
ー2とで構成されている。筐体内には、電気回路が構成
された回路基板3が内蔵されている。具体的には、回路
基板3は前面パネル1の裏面にねじ4で取り付けられた
取り付け金具5に取り付けられている。本体カバー2の
開口端6は、前面パネル1の裏面の外周に形成された環
状凹部7にはめ込まれて位置固定され、本体カバー2の
背面側は、取り付け金具5の背面にねじ8で取り付けら
れて位置決めされている。
【0004】荷重検出部の出力信号ならびに電源は、本
体カバー2の背面に穿設された孔9から引き出されたコ
ネクタ10を介して回路基板3に供給されている。指示
計Aとこの指示計Aの指示値をプリントアウトするプリ
ンタBとを並設して使用する場合には、図5に示すよう
に指示計Aには指示計Aの前面パネル1aの裏面側に被
せられる第1の本体ケース2aを製作し、プリンタBに
はプリンタBの前面パネル1bの裏面側に被せられる第
2の本体ケース2bを製作して使用している。
【0005】また、指示計AとプリンタBとを併設する
場合には、図6に示すように専用の前面パネル1abを
製作し、回路基板3a,3bを覆う共通の本体カバー2
a,2bを使用するようにしたものも見られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した場合に
は、別々の本体カバー2a,2bを製作することが必要
であり、本体カバー2a,2bの間を別部材で連結する
ことも要求される。
【0007】図5に示した場合には専用の前面パネル1
abを製作した上に、回路基板3a,3bを専用の前面
パネル1abに取り付け直す必要がある。本発明は専用
の前面パネル1abを使用しなくても共通の本体カバー
2abを使用できる計量器の筐体構造を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の計量器の筐体構
造は、裏面の外周部に凹部が形成された第1,第2の前
面パネルと、隣接して配置された第1,第2の前面パネ
ルの裏面側に被せられる本体カバーとで構成され、第
1,第2の前面パネルの隣接部に対応して本体カバーの
開口端に、第1,第2の前面パネル前記凹部の形成壁を
逃げる切欠部を形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】この構成によると、裏面の外周部に凹部が形成
された第1,第2の前面パネルを隣接して配置し、第
1,第2の前面パネルの裏面側に本体カバーを被せた場
合に、本体カバーの開口端と交差する前記第1,第2の
前面パネルの凹部の形成壁が、本体カバーの開口端に形
成された切欠部に収容され、本体カバーの開口端の殆ど
が第1,第2の前面パネルの前記凹部にはまり込む。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3に基づい
て説明する。なお、従来例を示す図4〜図6と同様の作
用をなすものには同一の符号を付けて説明する。
【0011】図1と図2は第1の実施例を示す。指示計
Aの前面パネル1aとプリンタBの前面パネル1には、
それぞれ裏面の外周に環状凹部7a,7bが形成されて
いる。並設された指示計AとプリンタBの前面パネル1
a,1bの裏面側に被せられる本体ケース2abの開口
端6には、上下2個所の切欠部11a,11bが形成さ
れている。
【0012】切欠部11a,11bの位置は並設された
前面パネル1a,1bの隣接部に対応しており、図2に
示すように本体ケース2abを取り付け金具5の背面に
ねじ8で取り付けた場合に、本体カバー2abの開口端
6と交差する前面パネル1a,1bの凹部7a,7bの
形成壁12a,12bが切欠部11a,11bに収容さ
れる。
【0013】このように構成したため、指示計Aとプリ
ンタBの前面パネル1a,1bを図5に示したように並
設専用の前面パネル1abに変更することなく共通の本
体カバー2abを使用することができる。
【0014】また、回路基板3a,3bを取り付け直す
必要もない。上記の実施例では、指示計AとプリンタB
の2台を並設する場合を例に挙げて説明したが、図3に
示すように3台以上を並設する場合にも同様に本体ケー
ス2abcの開口端に切欠部11a〜11fを形成する
ことによって実施可能である。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によると、裏面の外
周部に凹部が形成された第1,第2の前面パネルと、隣
接して配置された第1,第2の前面パネルの裏面側に被
せられる本体カバーとで構成され、第1,第2の前面パ
ネルの隣接部に対応して本体カバーの開口端に、第1,
第2の前面パネル前記凹部の形成壁を逃げる切欠部を形
成したため、隣接して配置された第1,第2の前面パネ
ルの裏面側に本体カバーを被せた場合に、本体カバーの
開口端と交差する前記第1,第2の前面パネルの凹部の
形成壁が、本体カバーの開口端に形成された切欠部に収
容され、本体カバーの開口端の殆どが第1,第2の前面
パネルの前記凹部にはまり込み、並設専用の前面パネル
を使用することなしに共通の本体カバーを使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計量器の筐体構造の第1の実施例の斜
視図
【図2】同実施例の水平断面図
【図3】第2の実施例の水平断面図
【図4】従来例の縦断面図
【図5】機器を並設する場合の斜視図
【図6】機器を並設する場合の別の実施例の斜視図
【符号の説明】
1a,1b 前面パネル 2ab 本体カバー 7a,7b 環状凹部 6 本体カバーの開口端 11a,11b 切欠部 A 指示計 B プリンタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面の外周部に凹部が形成された第1,
    第2の前面パネルと、隣接して配置された第1,第2の
    前面パネルの裏面側に被せられる本体カバーとで構成さ
    れ、第1,第2の前面パネルの隣接部に対応して本体カ
    バーの開口端に、第1,第2の前面パネル前記凹部の形
    成壁を逃げる切欠部を形成した計量器の筐体構造。
JP6221199A 1994-09-16 1994-09-16 計量器の筐体構造 Expired - Lifetime JP2985929B2 (ja)

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