JP2985819B2 - 廃棄物の固形化処理方法 - Google Patents

廃棄物の固形化処理方法

Info

Publication number
JP2985819B2
JP2985819B2 JP9029921A JP2992197A JP2985819B2 JP 2985819 B2 JP2985819 B2 JP 2985819B2 JP 9029921 A JP9029921 A JP 9029921A JP 2992197 A JP2992197 A JP 2992197A JP 2985819 B2 JP2985819 B2 JP 2985819B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
temperature
heating
chloride
solidified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9029921A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10226793A (ja
Inventor
信行 吉岡
治久 石垣
佳行 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP9029921A priority Critical patent/JP2985819B2/ja
Publication of JPH10226793A publication Critical patent/JPH10226793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2985819B2 publication Critical patent/JP2985819B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物を加熱して
固形化処理する方法に関し、特に、プラスチック類を含
有する廃棄物に脱塩素剤を混入して乾留処理し、これを
ペレット状に固形化処理した後、マイクロ波加熱により
炭化処理する廃棄物の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ゴミ等の廃棄物は、年々その量が増
加し、その処理が問題となっている。都市ゴミは一般的
に、一般家庭とかオフィス等から廃棄物として排出さ
れ、可燃性のものが主となっている。この可燃性の廃棄
物を単に焼却処理するのではなく、廃棄物の再資源化の
一環として、これを固形化処理して固形化燃料として再
利用することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】廃棄物を加熱処理する
際に問題となるのは、廃棄物中に含まれる塩素及び塩素
化合物等の塩化物の処理であり、加熱過程で発生する塩
素ガス,塩化水素ガス等の塩素系ガスは、フィルタ等で
吸着処理し、塩素系ガスが大気中に排出されないように
している。
【0004】一方、加熱過程でガス化しなかった塩化物
は処理灰と結合してしまい、高濃度の塩化物を含有した
処理灰となる。
【0005】このように処理灰に塩化物が含有している
と、処理灰を資源として再利用することは困難であり、
もっぱら地中に埋設することで処理されている。
【0006】そのため、処理灰を再利用しようとする場
合には、事前に廃棄物を分別して塩素系ガスの発生の少
ない廃棄物のみ選別して加熱処理し、その処理灰(残
渣)を燃料として又はブロック等に固形化して再利用す
ることが行われている。
【0007】しかし、廃棄物の分別を行うことは効率が
悪く、しかも、資源回収率も低いことから、塩化物を効
果的に除去するか、塩素系ガスの発生を抑制する技術の
確立が望まれている。
【0008】また、廃棄物を固形化して燃料として利用
することも行われているが、現状では、単に可燃性の廃
棄物を圧縮固形化する程度のものであり、ある程度の減
量化は達成できるが、燃料として使用する場合は、前記
と同様に、有害なガスを発生し、その対策が必要とな
る。
【0009】本発明は、このような課題に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、廃棄物を固形化処理
して燃料としての再利用を可能にし、且つ、固形化処
理,炭化処理および燃料としての使用時に、塩素系ガス
が発生しない廃棄物の固形化処理方法を提供しようとす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の発明者らは、数々
の実験調査の結果、廃棄物に含まれる塩化物と反応しや
すいアルカリ系の物質を脱塩素剤として廃棄物に適量混
入し、所定の温度で加熱処理すると、塩化物が確実に残
渣に固化され、加熱処理中に発生するガスには塩素系
ガスが含まれないことを見い出した。また、この残渣を
水洗浄することで残渣から効果的に塩化物を除去できる
こともわかった。
【0011】本発明は、これらの知見に基づいてなされ
たもので、廃棄物に脱塩素剤を混入して固形化するとと
もに、この固形化に際して、廃棄物中に含まれているプ
ラスチックの物性に着目し、プラスチックをバインダと
して利用して強固に接着した固形化物を得、更に、この
固形化物をマイクロ波加熱により紙,布などの物質を炭
化処理して、燃料効率の良い固形燃料とし、しかも、燃
焼させたとき、塩素系ガスを発生しない固形化燃料を形
成するものである。
【0012】本発明における廃棄物の炭化処理方法は、
まず、廃棄物を固形化処理する。この処理方法は、プラ
スチックを含有する廃棄物と塩化物と反応する脱塩素剤
とを混合して乾留処理し、乾留処理によって生成された
生成物(残渣)をペレット状に加圧成形して固形化す
る。
【0013】また、他の施設で処理され、脱塩素剤を含
有しない固形化された処理物と、脱塩素剤とを混合す
る。
【0014】次いで、この固形化処理物を加熱して炭化
処理する。
【0015】前記の乾留処理の加熱温度は、塩化物の析
出が始まる温度(200℃)以下、またはプラスチック
の溶解が始まる温度(100℃〜150℃)以下とす
る。
【0016】また、塩化物と反応する脱塩素剤は、アル
カリ土類金属,アルカリ土類金属化合物,アルカリ金
属,アルカリ金属化合物のいずれかの単体又はこれらの
混合物から成り、添加量は、処理される廃棄物の5〜3
0重量%を好適とする。
【0017】また、炭化処理は、内部を含めた全体を均
一に加熱できるマイクロ波加熱による。
【0018】以上のように、乾留処理時の加熱温度は、
廃棄物に含まれている塩化物が析出する温度以下である
ので、乾留処理中には塩素系ガスの発生はなく、また、
プラスチック類が軟化してバインダの役目を果し、取り
扱いの安定した形状の脱塩素剤を混合した固形化処理物
(ペレット)が得られ、しかも、炭化処理しているの
で、燃焼効率の良い固形化燃料が得られる。
【0019】また、固形化処理物を炭化処理する場合、
固形化処理物には脱塩素剤が混合されているので、塩化
物は固形化処理物に固定化され、発生ガス中には塩素系
ガスは含まれなくなる。
【0020】従って、ダイオキシンの発生のない、安全
な固形化燃料として有効再利用が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図1は本発明の実施の形態の概念図
で、1は廃棄物供給部、2は混合機、3は脱塩素剤供給
部を示す。4は加熱手段で、混合機2内の処理物を加熱
する。この加熱手段4は、ガス加熱,電気加熱又は燃焼
加熱,マイクロ波加熱,誘導加熱等のいずれかの加熱手
段でもよいが、図示の例は誘導加熱を使用した場合を示
し、誘導加熱コイルに交流電力を供給して誘導加熱す
る。
【0022】5は造粒機で外部に加熱手段6を有し、内
部には加圧ローラ等から成るプレス手段を備えている。
7は造粒機5で成形された固形化処理物(以下、ペレッ
トと称す)を示す。このペレットを炭化処理するのであ
るが、炭化処理手段は、造粒機5の加熱手段6をマイク
ロ波加熱器で形成し、造粒機内で炭化処理するか、又は
鎖線で示すように炭化処理手段8を別に設け、マイクロ
波加熱器9で加熱して炭化処理してもよい。
【0023】ペレットを製造する手順は、まず、廃棄物
を廃棄物供給部1に投入し、脱塩素剤供給部3に脱塩素
剤を収容して、これらを所定の割合で混合機2に供給す
る。混合機2では、廃棄物と脱塩素剤と混合しながら、
加熱処理手段4で200℃以下、好ましくは100℃〜
150℃の温度で外気を遮断した状態で10分間加熱処
理(乾留)する。
【0024】次に、混合機2の開閉扉2bを開き、混合
物を造粒機5に供給し、この造粒機5で混合物を前記と
同様の温度条件で加熱しながらプレス手段で圧縮成形
し、ペレット7を形成する。なお、混合機2に破砕機能
を付加してもよい。
【0025】上記の工程において廃棄物内にプラスチッ
ク類が混入していると、(混入していないか又は少ない
ときは、別途廃棄物供給部1から供給する)プラスチッ
ク類は軟化した状態で廃棄物と混合され、そして成形さ
れるので、廃棄物間の接着剤(バインダ)としての役目
を果し、製造されたペレットは安定した固体形状を維持
する。
【0026】プレス手段としては、例えば、混合物を送
り出す送り回転ローラと圧縮成形する絞り回転ローラ
(加熱ローラとしてもよい)とを備え、送り回転ローラ
間の間隔を調整して加圧力を100〜1000kg/c
2に調整する。この加圧力が小さいと固形化が困難と
なり、また大き過ぎると設備が大がかりとなる。
【0027】このように圧縮成形することにより、ペレ
ットの体積比は、表1に示すように減量化される。
【0028】
【表1】
【0029】次に、このペレット7を造粒機5内又は別
置の炭化処理手段8で炭化処理する。炭化処理は、マイ
クロ波加熱器を使用し300℃〜600℃で加熱してペ
レット内の紙や布などの有機物を炭化させる。このとき
排気ガスが発生するが、ペレット内の塩化物は後述する
ように脱塩素剤によってペレット内に固定され、排気ガ
ス中には塩素系ガスは含まれない。
【0030】上記の固形化処理は、脱塩素処理を施した
一連の廃棄物処理システムの場合であるが、しかし、現
状では、脱塩素処理されることなく、単に廃棄物を圧縮
固形化して燃料として利用することが行われている。
【0031】このような固形化燃料を燃焼させると塩素
系ガスが発生する。この固形化燃料を本発明において
は、図1の廃棄物供給部1に、プラスチック含有廃棄物
と一緒に投入することで脱塩素剤の入った固形化物とな
すことができる。
【0032】以上の処理方法で固形化処理した廃棄物を
燃料として使用し、燃焼させると廃棄物に含有する塩化
物は次に示す実験の結果、燃焼による処理灰に固定化さ
れ、排気ガスには含まれていないことが判明した。
【0033】実験は、まず、標準的な都市ゴミを模擬し
た次のような模擬ゴミを作成する。
【0034】 20重量% ・プラスチック(PE,PP,PS,P
VDC) 50重量% ・紙(ティッシュ,新聞,包装紙,箱,
飲料パック) 20重量% ・布(ウエスなど) 10重量% ・厨芥 この模擬ゴミを破砕し、破砕した模擬ゴミ10kgと、
粉末状の添加物を(Ca(OH)2)1kgとを混合機
に投入して密閉し、150℃の温度で10分間加熱しな
がら混合する。
【0035】次に、同条件で造粒機で固形化物(ペレッ
ト)を作る。このペレットは、添加物の種類を変えて複
数種類のペレットを製造した。
【0036】製造したペレットは、 径 :約1cm 長さ :約3cm 体積比:ゴミ+添加物 100 固形化後 20 次に、この製造したペレットを数個排気管付きの密閉容
器に入れ、電気炉にて加熱し、発生ガスを抽出してその
ガス濃度(塩化水素ガス)ppmを測定する試験を行っ
た。
【0037】加熱温度は、200℃,250℃,300
℃,350℃,400℃,500℃,600℃の7段階
に分け、各温度にて5分間保持し、全体で1時間加熱し
て、各温度におけるガス濃度を測定した。
【0038】ガス濃度の測定は、JIS−K0804に
規定されている検知管によって測定した。
【0039】この測定結果を表2に示す。表2に示す測
定値は実験10回における測定値の平均値である。
【0040】なお、表中、※印は10回の実験において
いずれも塩化水素が検出されなかったことを表してい
る。
【0041】
【表2】
【0042】以上のことからペレットを炭化処理手段で
300℃〜600℃で炭化処理しても、塩化水素は発生
しないことがわかる。
【0043】上記の実験結果から、脱塩素剤としては、
低温域では珪酸カルシウムが、高温域では水酸化カルシ
ウムが塩化物と反応して塩化物の固定化が確実に行われ
ていることが判明した。
【0044】もちろん、試験では、プラスチックを多く
混入させて試験しており、実用上は、珪酸カルシウム,
水酸化カルシウムの単体の混合でも十分効果がある。
【0045】以上のことから、塩化物を含有する廃棄物
を固形化処理する場合に、脱塩素剤を混入して固形化処
理することで、その固形化物を燃焼させても、塩化水素
が排気ガス中に混入することが防止できることが明らか
となった。
【0046】燃焼後の処理灰には塩化物が固定されてい
るので、そのまま廃棄することはできないので脱塩素処
理をする必要がある。
【0047】この脱塩素処理は、図2に示すように、ま
ず、処理灰を水槽に入れて所定時間(約30分間)撹拌
して塩化物を水に溶解する。次に、これを脱水分離し、
処理灰から塩化物を除去し、これを乾燥・固形化する。
分離した排水の方は、別途排水処理手段により脱塩素処
理する。
【0048】固形化した処理灰中の残留塩化物をイオン
クロマトグラフィで測定した結果、従来1,000pp
mあったものが、5ppm以下でほとんど皆無に等しか
った。
【0049】上記の実験調査により高温域では水酸化カ
ルシウムが良い結果が得られた理由は、廃棄物が熱分解
時に発生する塩化水素ガス(HCl)と気固反応して、
塩化アルカリ{Ca(ClO)2・4HC2O・CaCl
2・4H20}を生成し、処理灰に塩化物を固定化するか
らであり、同様に作用するものであれば、同様の作用効
果が期待できる。
【0050】従って、水酸化カルシウム以外のアルカリ
系物資であっても、同様の結果が得られることは明白で
ある。
【0051】アルカリ系物資としては、次のものが使用
できる。
【0052】(a)アルカリ土類金属化合物: 水酸化カルシウム,酸化カルシウム,炭酸カルシウム 水酸化マグネシウム,酸化マグネシウム,炭酸マグネシ
ウム 水酸化バリウム水和物,酸化バリウム,炭酸バリウム 水酸化ストロンチウム,炭酸ストロンチウム ドロマイド(CaCO3・MgCO3),石灰 (b)アルカリ金属化合物: 水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化リチウム水
和物 炭酸ナトリウム,炭酸カリウム,炭酸カリウムナトリウ
ム 炭酸ナトリウム水和物,炭酸リチウム また、珪酸カルシウムが低温領域で塩素成分と反応して
固定化する理由は、珪酸カルシウム水和物は、多孔体で
あり、比表面積が大きく含水しており、処理物が熱分解
時に発生する塩化水素ガスを接触,吸着することにより
処理灰に塩素成分を固定化することができるからであ
り、同様に作用するものであれば、同様の作用効果が期
待できる。
【0053】従って、珪酸カルシウム以外の珪酸塩であ
っても、同様な結果が得られることは明白である。
【0054】珪酸塩としては、次のものが使用できる。
【0055】(a)珪酸塩水和物:珪酸カルシウム水和
物,珪酸マグネシウム水和物,ドバモナイド(5CaO
・6Sio2・5H20) (b)珪酸塩化物:珪酸アルミニウム,珪酸ナトリウム そして、実験調査の結果、脱塩素剤の添加量は、処理さ
れる廃棄物の5〜30重量%添加することが好ましく、
また、2種類の脱塩素剤を混合するときは、その混合比
は、低温領域で反応するものをAとし、高温領域で反応
するものをBとしたとき、A≧Bとするのが好ましく、
特に、A:Bの比率を(1.5〜4.0):1とするこ
とが好ましいことがわかった。
【0056】また、脱塩素剤を混合しても、プラスチッ
ク類がバインダの役目をして効果的に結合することもわ
かった。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明は、プラスチック等
の塩化物を含んだ処理物に脱塩素剤を混合して、塩化物
が析出する温度以下で乾留処理し、これを加圧して固形
化物(ペレット)を形成し、更に、これを炭化処理する
ようにしたので、 (1)固形化物を成形するとき、塩素系ガスの発生がな
く、且つ、プラスチック類が軟化して混合物の結合剤の
役目を果し、更に、炭化処理しているので取り扱い易い
安定した形状のペレット、即ち、軽量で持ち運びや運搬
に適したペレットが得られる。
【0058】(2)ペレットおよび炭化後のペレットを
燃料として燃焼させても、脱塩素剤の存在により、塩化
物は残渣に固定され、排気ガス中には塩素系ガスは混入
しないので、そのまま大気中に放出してもダイオキシン
の発生は防止される。
【0059】(3)ペレットは炭化されているので燃焼
する際、廃棄物の燃焼力(火力)強め、燃焼効率が向上
する。
【0060】(4)燃焼の処理灰には塩化物が固定され
るが、水洗浄することで、ほとんど無くなり、処理灰の
有効利用も可能となる。
【0061】等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の概念図。
【図2】処理灰の処理説明図。
【符号の説明】
1,11…処理物供給部 2…混合機 3,13…脱塩素剤供給部 4,6…加熱手段 5…造粒機 7…ペレット 8…炭化処理手段 9…マイクロ波加熱器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−106533(JP,A) 特開 平7−150150(JP,A) 特開 平8−290147(JP,A) 特開 平5−43884(JP,A) 特開 平7−242889(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C10L 5/46 C10L 5/48

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックを含有する廃棄物と、塩化
    物と反応する脱塩素剤とを混合して塩素成分の析出が始
    まる温度以下の温度で乾留処理し、乾留処理により生成
    した生成物をペレット状に固形化処理し、次に、この固
    形化処理物を加熱して炭化処理することを特徴とする廃
    棄物の固形化処理方法。
  2. 【請求項2】 脱塩素剤を有しない処理物と、塩化物と
    反応する脱塩素剤とを混合して塩素成分の析出が始まる
    温度以下の温度で乾留処理し、乾留処理により生成した
    生成物を固形化処理し、次に、この固形化処理物を加熱
    して炭化処理することを特徴とする廃棄物の固形化処理
    方法。
  3. 【請求項3】 炭化処理はマイクロ波加熱により行うこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の廃棄物の固形化処
    理方法。
  4. 【請求項4】 脱塩素剤は、アルカリ土類金属,アルカ
    リ土類金属化合物,アルカリ金属,アルカリ金属化合物
    のいずれか単体又はこれらの混合物からなることを特徴
    とする請求項1又は2記載の廃棄物の固形化処理方法。
  5. 【請求項5】 脱塩素剤の添加量は、処理される廃棄物
    の5〜30重量%であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の廃棄物の固形化処理方法。
  6. 【請求項6】 ペレット生成時の加熱温度は、塩化物の
    析出が始まる温度以下であることを特徴とする請求項1
    記載の廃棄物の固形化処理方法。
  7. 【請求項7】 ペレット生成時の加熱温度は200℃以
    下であることを特徴とする請求項1又は6記載の廃棄物
    の固形化処理方法。
JP9029921A 1997-02-14 1997-02-14 廃棄物の固形化処理方法 Expired - Fee Related JP2985819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9029921A JP2985819B2 (ja) 1997-02-14 1997-02-14 廃棄物の固形化処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9029921A JP2985819B2 (ja) 1997-02-14 1997-02-14 廃棄物の固形化処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10226793A JPH10226793A (ja) 1998-08-25
JP2985819B2 true JP2985819B2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=12289467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9029921A Expired - Fee Related JP2985819B2 (ja) 1997-02-14 1997-02-14 廃棄物の固形化処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2985819B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101160205B1 (ko) * 2009-07-09 2012-06-27 정인환 오염물 처리 장치 및 처리방법
JP5732278B2 (ja) * 2011-03-02 2015-06-10 太平洋セメント株式会社 廃棄物の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10226793A (ja) 1998-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2985819B2 (ja) 廃棄物の固形化処理方法
JP4087657B2 (ja) 廃棄物処理方法及びセメント原料製造方法
JP2933047B2 (ja) 処理物の固形化処理方法
JP2000008057A (ja) 固形燃料およびその製造方法
JPH10235313A (ja) 処理物の固形化処理方法と固形化物
CN205995912U (zh) 基于浮选联合微波法的医疗垃圾处理设备
JP3497056B2 (ja) 処理物の固形化処理方法
JPH10244237A (ja) 処理物の固形化処理方法と固形化物
JPH08176567A (ja) 廃棄物から固形燃料を製造する方法及びその固形燃料の利用方法
JP3090056B2 (ja) 廃棄物の脱塩素処理方法
JPS62221484A (ja) シユレツダ−ダストの処理方法
KR100341551B1 (ko) 유해성분제거방법및그를위한유해성분제거제
JPH10263503A (ja) 処理物の固形化処理方法と固形化物
JP2988397B2 (ja) 溶鉱炉の操業方法
JPH1110110A (ja) 処理物の固形化処理方法と固形化物
JPH1110109A (ja) 処理物の固形化処理方法と固形化物
JPH10235310A (ja) 処理物の固形化処理方法と固形化物
JP2006273629A (ja) 焼却灰の再資源化方法
JP2991132B2 (ja) 溶鉱炉の操業方法
JPH1110108A (ja) 処理物の固形化処理方法と固形化物
JPH10263502A (ja) 処理物の固形化処理方法と固形化物
JPH10235186A (ja) 脱塩素剤
JPH10263504A (ja) 処理物の固形化処理方法と固形化物
JPH0885797A (ja) ごみ固形化燃料製造法
JP2002306926A (ja) 塩素含有樹脂からの塩酸回収方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees