JP2985484B2 - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に半導体基板の面積
が大きくて、かつ多くの機能が一つのウエハの上に構成
されてなる半導体装置もしくは製作個数の少ない半導体
装置を構成するのに最適な半導体装置の構造と製造方法
及びその配線の構造と製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで半導体装置においては、一つの
チップの上に演算機能、記憶機能、入出力機能、などの
複数の機能をもたせようとする要求があった。しかしな
がらチップ面積の増大は著しい歩留まりの低下をもたら
すことから、それぞれの機能を縮小し、それぞれの機能
の占有面積を小さくすることで対処してきた。
【0003】このため、1チップ1機能の場合よりもそ
れぞれの機能を落として構成する方法がとられている。
この一例として、日立マイクロコンピュータ総合ユーザ
ーズガイド1991年2月号ページ121に記載のHD
401220 8ビットシングルチップマイクロコンピ
ュータがあげられる。
【0004】このマイクロコンピュータチップは、20
48バイトROM、32バイトRAM、256バイトE
EPROM、タイマ、D/Aコンバータ、I/Oポート
等の多彩な機能を有しているが、それぞれの機能は8ビ
ットマイクロコンピュータHD64180と4MDRA
M HM514102等で構成されたシステムより大幅
に劣る。
【0005】また複数のチップを組み合わせて1枚の半
導体装置を作る技術が特開平2−184063号公報に
記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の技術において
は、チップ面積の増大を防ぐため、1チップ1機能の場
合よりもそれぞれの機能を落として構成するので高機能
を要求する場合には不適当であった。
【0007】後者の技術においては、チップ同士に必ず
隙間ができるので、この隙間を樹脂で埋めており、従っ
て高温プロセスに適用できない。この隙間のできる理由
は、等方性エッチングで各チップをエッチングしたもの
を組み合わせているからである。
【0008】本発明の目的は複数の機能を一つのチップ
上に構成し、かつそれぞれの機能が1チップ1機能の場
合に劣らない半導体装置を提供することにある。
【0009】また、生産量が少ない場合においても低い
コストで半導体装置を生産したいという要求に答え、そ
の機能を落とさず低いコストで生産できる半導体装置を
提供することにある。
【0010】更に本発明の目的は複数チップから構成さ
れていても高温プロセスに適用できる半導体装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、例えば、半
導体基板表面を半導体素子形成部とした複数の半導体チ
ップを、各素子形成部が同一面側になるように配置し
て、前記半導体チップの側面同士が面接触するように組
み合わせて、前記複数の半導体チップ同士を導電性膜で
電気的に接続することにより解決される。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【作用】本発明においては、従来のチップサイズ以下の
大きさで要素チップを製造し、良品を選別したのち、こ
の要素チップの半導体基板同士を素子形成面が同一面内
にあるように接続する。このことにより従来の歩留まり
の範囲内で半導体装置が製造できる。
【0029】また、数種類の要素チップを製造し、顧客
の要求に応じて組合せを変えることにより多品種少量生
産が可能となる。
【0030】なお、ここで要素チップとは本発明による
半導体装置の構成要素たる半導体チップであって、半導
体基板と素子形成面の組合せよりなるものである。半導
体基板の表面層自体が半導体素子機能を分担するように
形成した場合と、半導体基板の表面上に別途半導体素子
機能部を形成した場合と、これらの両者を含む場合のい
ずれも含む概念である。
【0031】
【実施例】本発明の第一の実施例である半導体装置の構
造及び製造方法を図1、図2、図3、図4、図5を用い
て説明する。図2は製造工程のフロ−図である。
【0032】まず、図1の如く、その端部に他のチップ
と結線されるべき配線である5、5a、6、6aを持つ
CPU(中央演算処理装置。以下同じ。)チップ2と記
憶回路部を持つメモリーチップ3とを、夫々フォトリソ
グラフィ技術と成膜技術、エッチング技術等で構成され
た既知の半導体製造プロセスで各ウエハ18に形成して
製造する(図2の工程F1,F4)。
【0033】この後図3に示すように、CPUチップ2
やメモリーチップ3の如き要素チップ17をウエハ18
から異方性エッチングにより切り離す(図2の工程F
2,F5)。
【0034】このエッチング時には素子形成面4(4
a,4b)が侵されないように、素子形成面4のみにS
iO2,Si34などのエッチングマスクを形成する。
【0035】エッチングには異方性が強く、エッチング
時に半導体基板9の原子の最密面、つまり{111}
((111)、(11−1)、(1−11)(−11
1)(1−1−1)(−11−1)(−1−11)(−
1−1−1)の各面を含む。以下同じ。)面が現れるも
の、例えばKOH、NaOH、CsOH、NH4OH等
を含むアルカリ溶液、或いはエチレンジアミン、ヒドラ
ジン、コリン等、或いは水酸化テトラメチルアンモニウ
ム、水酸化テトラエチルアンモニウム等の第4級水酸化
アンモニウム水溶液等を含む有機系の溶液等が望まし
い。
【0036】このとき、たとえば素子形成面が{10
0}であり、各要素チップ17の長辺が<110>であ
るとすると、側面の{100}の面もエッチングされる
ことから、得られる要素チップ17は図3に示す様に角
が取れたような形状となる。
【0037】しかし、あらかじめ角の取れる分だけ考慮
にいれてエッチングマスクを作成することにより、この
形状はある程度制御することができる。
【0038】また、後にCPUチップ2とメモリーチッ
プ3の外側面を接触させて半導体装置1を形成するため
には一方のチップは素子形成面4がその裏面より面積が
大きくなるように形成し、他方のチップは素子形成面4
がその裏面より面積が小さくなるように形成せねばなら
ない。
【0039】このためには一方のチップは素子形成面4
の側からエッチングが進むようにし他方のチップは素子
形成面の裏面からエッチングが進むようにすることが望
ましい。
【0040】このように要素チップ17の外側面の形成
に異方性の強いエッチングを用いることにより原子の最
密面がきれいに現れるので、これらを接触させ、組み合
わせて半導体装置1を形成する場合にも、接続面に凹凸
による隙間が生じにくく各要素チップ同士の位置ずれを
最小限に抑えることができる。
【0041】こうして得られた半導体装置は、複数の半
導体チップを、各素子形成部が同一面側になるように配
置しており、対向する半導体チップの側面同士を平行に
配置して接合することにより、傾斜角が同じ側面同士で
面接触するように組み合わせられたことになる。
【0042】異方性エッチングで得られる各チップの傾
斜角(鋭角部の角度)は半導体材料によって一定してお
り、例えばSiの場合は54.74°である。異方性エ
ッチングは、Si結晶で最も原子密度の高い{111}
面に対するエッチング速度が他の面(例えば(100)
面)よりも極めて遅いことを利用するものである。半導
体材料は、この異方性エッチングができるような材料で
あることが要求され、Siの他、Ge,GaAsもこれ
に該当する。
【0043】異方性エッチングは、エッチング液の濃度
とエッチング温度を管理することにより、精度よくでき
る。例えばSiの場合、水酸化カリウム44wt%水溶
液の50℃エッチング液では0.2μm/minのエッ
チレ−トである。
【0044】次にそれぞれのチップの機能チェックを行
い、このCPUチップ2とメモリーチップ3のうち動作
が不良なものを取り除く。
【0045】次いで良品のみを選択し(図2の工程F
3,F6)、図4に示すように、それぞれの素子形成面
4aおよび4bが同一面内近傍になるようにCPUチッ
プ2と記憶回路部を持つメモリーチップ3を配置する。
このときCPUチップ2と記憶回路部を持つメモリーチ
ップ3の半導体基板の原子の最密面({111}面)同
士が接触するようにする(図2の工程F7)。
【0046】このように素子形成面4a,4bを同一面
になるように配置することによりそれぞれ5と6、5a
と6aを結ぶ接続配線8の距離が最短になる。また、1
つのチップとしての取扱が可能になり、ハンドリングが
容易になる。こうしてCPUチップ2とメモリ−チップ
3の間の配線を行う(図2の工程F8)。
【0047】このとき、酸化性雰囲気中において400
℃以上の温度で接触面どうしを圧着することによって、
接触面を接着することもできる。この接着処理によって
CPUチップ2の接着面とメモリーチップ3の接着面の
原子同士が酸素原子を介して結合される。あるいは80
0℃以上等の高温域においてはCPUチップ2の接着面
とメモリーチップ3の接着面の原子同士が直接結合され
る。
【0048】次に図5に示すようにCPUチップ2と記
憶回路部を持つメモリーチップ3の端部にあるCPUチ
ップ2の配線5とメモリーチップ3の配線6の両方を覆
うように電導性をもつ膜7を形成する。
【0049】更に図1に示すように、CPUチップ2の
配線5とこの配線に接続すべきメモリーチップ3の配線
6が接続できて、かつ他の配線5a、6aと絶縁分離で
きるように、レーザを用いて最適な経路をもって膜7を
部分的に焼き切り、接続配線8を形成することができ
る。このとき、レーザの熱によって半導体基板9に結晶
欠陥等のダメージが残らないようにレーザの出力を最適
化する。
【0050】レーザの照射経路の選択に当たってはCP
Uチップ2の配線5、5aとメモリーチップ3の配線
6、6aとの位置関係を認識することが必要であるが、
これには人間の目による認識でも良いし、自動画像認識
技術を用いてもよい。例えば図1に示すようにCPUチ
ップ2の配線5とメモリーチップ3の配線6とを接続す
る場合には、それぞれの位置を確認した後、他の配線5
a、6aと絶縁分離するようにレーザの照射経路を決定
する。
【0051】また、膜7を切断し、接続配線8を形成す
るために、レーザの他に集束イオンビーム、プラズマ、
電子ビーム等を用いても可能である。
【0052】この本発明の第1実施例においては、CP
Uチップ2とメモリーチップ3をそれぞれ別に製作し、
不良品を除いてから配線、結合させることが可能なので
歩留まりの低下を招かずにチップ面積の大きい半導体装
置1が得られる。
【0053】このため複数の機能を一つのチップ上に構
成してもそれぞれの機能を1チップ1機能の場合に比べ
て機能を落とすことなく構成することが可能である。
【0054】また更にCPUチップ2の機能やメモリー
チップ3の記憶容量を変化させたチップをそれぞれ製作
することにより、これらの組合せによって様々な機能や
記憶容量を持つ半導体装置が生産可能である。つまり多
品種少量生産が可能となる。
【0055】本発明の第2の実施例を図6に示す。本実
施例は接続配線8を形成するためにレーザCVD法を用
いたものである。
【0056】CPUチップ2の配線5とメモリーチップ
3の配線6との位置関係を認識した上でレーザの照射経
路を選択し、レーザCVDの原料ガス中でレーザ光線を
この照射経路にしたがって照射するするとレーザ光の持
つエネルギにより原料ガスの気体状分子が分解され、遊
離した原子(分子)をレーザ照射域つまりレーザ照射経
路にしたがって堆積させることができる。励起エネルギ
源として、レーザの他にイオンビーム、電子ビームでも
よい。
【0057】一例として図7にレーザCVD法を用いた
成膜装置の模式図を示す。微細な配線を形成する場合に
おいては、図7に示す構造が望ましいが、図8に示した
構造を持つものでも差し支えない。本レーザCVD装置
は原材料ガスボンベ20、ミラー21、レーザ発振器2
2、チャンバ23、対物レンズ24、可動ステージ2
5、ステージ制御器26より構成されている。
【0058】レーザ発振器22からでたレーザ光はミラ
ー21で反射され対物レンズ24で集光された後に、チ
ャンバ23内に導入され可動ステージ25上の半導体装
置1に照射される。可動ステージ25はステージ制御器
26によって制御され、半導体装置の任意の場所にレー
ザを照射することができる。またチャンバ23内には原
材料ガスボンベ20から原材料ガスが導入されている。
【0059】このレーザCVD法を用いて接続配線8を
構成することが可能な物質としては銅、金、亜鉛、カド
ミウム、アルミニウム、ガリウム、インジウム、チタ
ン、クロム、モリブデン、タングステン、ニッケル、白
金、カーボン、シリコン、ゲルマニウム、スズ等を確認
している。
【0060】レーザCVD法を用いた本実施例において
は、第1の実施例と同様に、CPUチップ2とメモリー
チップ3をそれぞれ別に製作し、不良品を除いてから配
線、結合させることが可能なので歩留まりの低下を招か
ずにチップ面積の大きい半導体装置1が得られる。
【0061】このため複数の機能を一つのチップ上に構
成してもそれぞれの機能を1チップ1機能の場合に比べ
て機能を落とすことなく構成することが可能である。ま
たCPUチップ2とメモリーチップ3との間に段差が生
じたときも、レーザを段差に沿って走査してやることに
より、段差部にも接続配線8を確実に形成できる。つま
り素子形成面以外のシリコン基板においても確実に配線
が形成できる。
【0062】本発明の第3実施例の構造を図9に示す。
本実施例は半導体基板9と同様な物質で構成されている
当て板すなわちベース10の上にCPUチップ2とメモ
リーチップ3をのせて接合したものである。この製造方
法を以下に示す。
【0063】まず、図3に示すようにその端部に接続さ
れるべき配線5、5a、6、6aを持つCPUチップ2
とメモリーチップ3をそれぞれウエハから切り離す。
【0064】次にそれぞれの良品をベース10の上に並
べたのちCPUチップ2、メモリーチップ3とベース1
0を密着させつつ400℃以上に加熱を行い、CPUチ
ップ2、メモリーチップ3とベース10を圧着させる。
この場合、ベース10と各要素チップの間に過大な熱応
力が働かないように、ベース10は各要素チップと同じ
材質であることが望ましく、それぞれの結晶軸もほぼ同
一であると更によい。
【0065】この後第1、第2の実施例に示したような
配線を行う。
【0066】各チップ2、3とベース10との接着に接
着剤を用いてもよい。
【0067】この本発明の第3の実施例においては、ベ
ース10の上に各チップが接着されているので機械的強
度に優れ、取扱いが容易である。
【0068】本発明の第4の実施例を図10、図11に
示す。本実施例は各要素チップのはじに配置されている
接続配線8につながるところの5,6,5a,6aなど
の配線の配置を規格化したものである。更に図11に本
実施例における配線の配置例を示す。
【0069】本実施例においてはデータバス27、アド
レスバス28、制御信号29をそれぞれ順にまとめて規
格化した例であるが、用途に応じてさらに多数の配線を
規格化してもよい。
【0070】各要素チップには(1)素子形成面4がそ
の裏面より面積が大きくなるように形成したものと
(2)素子形成面4がその裏面より面積が小さくなるよ
うに形成したものがあるが、両者の配線のならび方は逆
になるようにする。このようにすれば、各要素チップの
外側面の形状に合わせて接続することにより、誤りなく
それぞれの配線を対応させることが可能である。尚、デ
ータバス27、アドレスバス28、制御信号29は規格
化する都合上それぞれ余分に形成しておき、従って接続
に寄与する線と、寄与しない線とが存在することにな
る。
【0071】本実施例においてはデータバス27、アド
レスバス28、クロック等の制御信号29を規格を決め
て配置しているので各要素チップ間の配線を行う場合に
おいても接続配線8が交差することがなく、各要素チッ
プ間の情報伝達を誤りなく行うことができる。
【0072】また、本実施例によれば、どの要素チップ
同士でも配線の順番を気にすることなく互いに結線でき
ることから効率のよい配線作業が行える。
【0073】本発明の第5の実施例を図12に示す。本
実施例はCPUチップ2、メモリーチップ3の他に、入
出力制御チップ11、レーザ発振チップ13、受光チッ
プ14などの要素チップをつなぎ合わせた例である。
【0074】従来、それぞれ各要素毎にパッケージング
されたものを配線していたため、配線に要する部分が多
く、全体として大きな構造のものとなっていた。また、
この配線に由来する遅延や、バスを駆動するアンプに由
来する遅延が避けられなかった。
【0075】本発明によれば各要素チップを素子形成面
4a,4bが同一面内となるようにつなぎ合わせて1枚
のチップとすることができるので、小型化、高速化する
ことができる。また、要素チップの組合せを多様に変え
ることによって顧客の要求にあった半導体装置を少量で
も安価に生産することができる。
【0076】レ−ザ発振チップ13はレ−ザダイオ−
ド、シリアル出力ポ−ト、及びデコ−ダを形成してい
る。受光チップ14はフォトダイオ−ド、シリアル入力
ポ−ト、及びデコ−ダを形成している。受光チップ14
のフォトダイオ−ドに光が入力して、一方のレ−ザ発振
チップ13のレ−ザダイオ−ドより光が出力される仕組
みとなる。
【0077】また、図14にCPUチップ2とメモリー
チップ3と入出力制御チップ11とセンサチップ12を
組み合わせることによって高機能なインテリジェントセ
ンサを構成した本発明の第6の実施例を示す。
【0078】CPUチップ2、メモリ−チップ3は前記
各実施例記載のものであり、メモリ−チップ3はメモリ
−とデコ−ダを具備する。入出力制御チップ11は外部
接続用端子と、入出力ポ−トと、デコ−ダを具備する。
センサチップ12はA/D変換器、デコ−ダ、センサを
具備する。符号8、16は各チップを接続する配線であ
る。
【0079】センサチップ12内において検出した信号
をデジタル信号に変えた後、データバスを介してCPU
チップ2に送る。CPUチップ2はあらかじめメモリー
チップ3に入力されたプログラム通りにこれを処理し、
入出力制御チップ11を通して外部の情報を入出力する
ことができる。
【0080】従来、圧力センサ等のセンサチップは製造
方法が高集積半導体チップと異なるため、同一のチップ
上にセンサチップと高集積半導体チップを製造すること
が困難であった。しかし、本実施例においてはセンサチ
ップと高集積半導体をそれぞれ別々に製造し、図14に
表示していない素子形成面4a、4bを同一面になるよ
うに配置し配線することによって一つのチップとして扱
うことが可能となる。
【0081】更に図15に本発明の第7の実施例を示
す。本実施例はCPUチップ2とメモリーチップ3で構
成されているが、CPUチップ2の中にアドレス信号の
デコーダを組み込み、CPUとメモリーの間のバスバッ
ファをなくしたものである。
【0082】本発明においては、チップの外部に配線を
引き出す場合と異なり、1つのチップ内の配線であるこ
とから駆動に要する電流を少なくできるのでバッファを
省略することができ、CPUとメモリー間の情報伝達速
度の高速化が図れる。
【0083】本発明の第8の実施例を図16に示す。本
実施例においては各要素チップが配線専用チップ15を
介して結合されている。このため、CPUチップ2とメ
モリーチップ3の様に、1つの要素チップに対して並列
に多数の要素チップを結合する際にも効率よく配線する
ことができる。
【0084】この配線専用チップ15はデータバス2
7、アドレスバス28、クロック等の制御信号29の配
線を分岐させる機能を持ち、たとえば、CPUチップ2
からのデータバス27等の配線を多数のメモリーチップ
3と結線するときに特に有効である。
【0085】図17、18に従来のマルチCPUシステ
ムを有するコンピュータの一例として、その内の1ユニ
ットを示す。このシステムではCPUチップとメモリー
チップとの間、あるいはCPUチップと他のチップの間
をリード線を用いて長く配線するため、それぞれのチッ
プの間にバッファが必要であった。
【0086】しかし、本発明によりこのユニットの一部
または全部を1チップとすれば、それぞれを接続する配
線が1つのチップ上で行われるため、配線が短くできバ
ッファが省略できる。よって配線の長さ及びバッファの
存在による情報伝達速度の低下を防ぐことができる。
【0087】特に図17、18においては波線で囲んだ
部分、つまりCPUとメインメモリの部分は信号のやり
とりの回数が多いので、これを1チップ化すると、特に
高速化には有効である。
【0088】尚、図17の例ではCPUチップと主メモ
リシステムのチップとを接合して1枚の半導体装置とし
ており、図18の例ではこれらに加えてNDP(数値演
算処理装置)とDCP(デ−タ制御処理装置)を接合し
て1枚の半導体装置としている。これらの素子は信号の
やりとりの回数が多いので特に高速化に有効である。
【0089】本発明の第9の実施例を図19、20に示
す。本実施例はマイクロマシニング技術を用いて製造さ
れたアクチュエータチップ30とCPUチップ2、メモ
リーチップ3、入出力チップ11を本発明を用いて1つ
のチップに構成したものである。アクチュエータチップ
30はデコ−ダ、アクチュエ−タ、アクチュエ−タ駆動
部、D/A変換器を備えている。図20はアクチュエ−
タチップの斜視図である。
【0090】アクチュエータ機能すなわち可動部を有す
る素子の製造には他の半導体製造プロセスとは互換性の
無い、高集積半導体素子に対してはその性能を悪化させ
るプロセスが用いられることがあるので、アクチュエー
タ機能を有する素子と高集積半導体素子を1つのチップ
上に構成することが困難であった。
【0091】しかしながら、本発明を用いることにより
アクチュエータチップ19と他の高集積半導体素子と別
のプロセスで製造した後、1つのチップとすることが可
能となる。
【0092】尚、図19、図20ではアクチュエ−チッ
プ30にはデコ−ダ、アクチュエ−タ、アクチュエ−タ
駆動部、D/A変換器を備えた実施例を示したが、より
大型のアクチュエ−タのみの要素チップをデコ−ダ、ア
クチュエ−タ駆動部、D/A変換器を形成した要素チッ
プを介してCPUチップ2に接続することも可能であ
る。
【0093】
【発明の効果】本発明により以下の効果が得られる。
【0094】(1)半導体装置の歩留まりを低下させる
ことなく、面積の大きな半導体装置を製造することがで
きる。
【0095】(2)複数の機能を一つのチップ上に構成
することができ、かつそれぞれの機能が1チップ1機能
の場合に劣らないものとすることができる。
【0096】(3)半導体装置の多品種少量生産が低コ
ストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体装置の斜視図
である。
【図2】本発明の第1実施例に係る半導体装置の製造工
程を示すフロ−図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る半導体装置の1製造
過程を説明する斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る半導体装置の1製造
過程を説明する斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る半導体装置の1製造
過程を説明する斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る半導体装置の1製造
過程を説明する斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る半導体装置の配線に
用いる装置を説明する概略図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る半導体装置の配線に
用いる他の装置を説明する概略図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る半導体装置の斜視図
である。
【図10】本発明の第4実施例に係る半導体装置の端部
の構造を説明する斜視図である。
【図11】本発明の第4実施例に係る半導体装置の接続
構造を説明した概略図である。
【図12】本発明の第5実施例に係る半導体装置の斜視
図である。
【図13】本発明の第5実施例に係る半導体装置の配置
構成図である。
【図14】本発明の第6実施例に係る半導体装置の配置
構成図である。
【図15】本発明の第7実施例に係る半導体装置の配置
構成図である。
【図16】本発明の第8実施例に係る半導体装置の配置
構成図である。
【図17】本発明の第8実施例の応用に係る半導体装置
の配置構成図である。
【図18】本発明の第8実施例の応用の他の態様を示す
半導体装置の配置構成図である。
【図19】本発明の第9実施例に係る半導体装置の配置
構成図である。
【図20】本発明の第9実施例に係る半導体装置のアク
チュエ−タチップの説明図である。
【符号の説明】
1…半導体装置、2…CPUチップ、3…メモリーチッ
プ、4a,4b…素子形成面、5,5a,6,6a…配
線、7…膜、8…接続配線、9…半導体基板、10…ベ
ース、11…入出力制御チップ、12…センサチップ、
13…レーザ発振チップ、14…受光チップ、15…配
線用チップ、16…配線用わく、17…要素チップ、1
8…ウエハ、20…原材料ガスボンベ、21…ミラー、
22…レーザ発振器、23…チャンバ、24…対物レン
ズ、25…可動ステージ、26…ステージ制御器、27
…データバス、28…アドレスバス、29…制御信号、
30…アクチュエータチップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀谷 雅嗣 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (56)参考文献 特開 平1−205457(JP,A) 特開 平2−189961(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 25/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板表面を半導体素子形成部とした
    複数の半導体チップを、各素子形成部が同一面側になる
    ように配置して、前記半導体チップの側面同士が面接触
    するように組み合わせて、前記複数の半導体チップ同士
    を導電性膜で電気的に接続したことを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記半導体チップの前
    記面接触する側面の結晶面が{111}面であることを
    特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】複数の半導体チップの側面同士が面接触す
    るように組み合わされ、この接触面の半導体材料の原子
    同士が直接結合するか酸素原子を介して結合されてお
    り、前記複数の半導体チップ同士が導電性膜で電気的に
    接続されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】半導体基板表面を半導体素子形成部とした
    半導体チップの側面を異方性エッチング処理し、前記半
    導体チップの異方性エッチング処理面同士を面接触させ
    て、前記複数の半導体チップ同士を導電性膜で電気的に
    接続したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記異方性エッチング
    処理用のエッチング液は、KOH、NaOH、CsO
    H、NH4OHの群から選ばれるアルカリ溶液、或いは
    エチレンジアミン、ヒドラジン、コリンの群から選ばれ
    る有機系の溶液、或いは第4級水酸化アンモニウムを含
    む溶液であることを特徴とする製造方法。
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