JP2985271B2 - ヘリカルギア鍛造金型の放電加工法 - Google Patents
ヘリカルギア鍛造金型の放電加工法Info
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- JP2985271B2 JP2985271B2 JP2271431A JP27143190A JP2985271B2 JP 2985271 B2 JP2985271 B2 JP 2985271B2 JP 2271431 A JP2271431 A JP 2271431A JP 27143190 A JP27143190 A JP 27143190A JP 2985271 B2 JP2985271 B2 JP 2985271B2
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- discharge machining
- electric discharge
- helical
- electrode
- helical gear
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘリカルギアの製造に使用する鍛造金型の
放電加工法に関するものである。
放電加工法に関するものである。
ヘリカルギア(はすば歯車)の製造は、歯切盤を使用
して機械加工により歯切りを行うのが普通であるが、押
出し鍛造法も採用されている。
して機械加工により歯切りを行うのが普通であるが、押
出し鍛造法も採用されている。
従来の押出し鍛造法の一例を第5図に示す。
第5図において、10は中空円筒の内面の下方に雌はす
ば歯形11を形成した金型で、穴開き円盤状の加熱したブ
ランク14をマンドレル12で案内してこの金型10に挿入
し、マンドレル12で案内されるポンチ13でブランク14を
押出し、雌はすば歯形11を通過させてブランク14の外周
にはすば歯形を形成してヘリカルギア15を製造する。
ば歯形11を形成した金型で、穴開き円盤状の加熱したブ
ランク14をマンドレル12で案内してこの金型10に挿入
し、マンドレル12で案内されるポンチ13でブランク14を
押出し、雌はすば歯形11を通過させてブランク14の外周
にはすば歯形を形成してヘリカルギア15を製造する。
本発明は、このようなヘリカルギアの製造に使用する
金型の製造法に関するものである。従来の金型の製造法
は、第3図に示すように、外周をヘリカルギアの形状に
成形した銅製の放電加工用電極4を、ヘリカルギアのリ
ード角に沿うように回動させながら金型素材1の雌はす
ば成形部2に降下させ、金型素材と放電加工用電極4間
に放電を起して雌はすばを加工している。
金型の製造法に関するものである。従来の金型の製造法
は、第3図に示すように、外周をヘリカルギアの形状に
成形した銅製の放電加工用電極4を、ヘリカルギアのリ
ード角に沿うように回動させながら金型素材1の雌はす
ば成形部2に降下させ、金型素材と放電加工用電極4間
に放電を起して雌はすばを加工している。
実開昭61−5528号公報には、荒加工用と仕上加工用と
の電極を1本の共通の電極軸に設けた放電加工用電極が
提案されている。
の電極を1本の共通の電極軸に設けた放電加工用電極が
提案されている。
放電加工用電極4の外歯の歯形形状は、第4図に拡大
図で示すように、金型素材1に加工する内歯2の形状に
対して放電ギャップ5分だけ小さくなくてはならない。
しかし、従来の放電加工用電極4のはすば形状の歯形の
調整加工を歯切り盤で行うのは、非常に困難である。し
たがって、放電ギャップ代の変更や、押出し鍛造後のヘ
リカルギアの仕上研磨代を変更する場合に、従来の放電
加工用電極は、歯形の調整加工が困難となる問題があ
る。
図で示すように、金型素材1に加工する内歯2の形状に
対して放電ギャップ5分だけ小さくなくてはならない。
しかし、従来の放電加工用電極4のはすば形状の歯形の
調整加工を歯切り盤で行うのは、非常に困難である。し
たがって、放電ギャップ代の変更や、押出し鍛造後のヘ
リカルギアの仕上研磨代を変更する場合に、従来の放電
加工用電極は、歯形の調整加工が困難となる問題があ
る。
本発明は、放電加工用電極を製作容易なスパーギア
(平歯車)形状とし、その厚さを変更することで上記の
課題を解決することを目的としたものである。
(平歯車)形状とし、その厚さを変更することで上記の
課題を解決することを目的としたものである。
本発明は、雄型平歯車状に形成した放電加工用電極
を、形成するはすばのリード角に沿うように回転及び移
動させながら金型素材に放電加工を施すことにより、該
金型素材に雌型はすば歯形を形成することを特徴とする
ヘリカルギア鍛造金型の放電加工法である。
を、形成するはすばのリード角に沿うように回転及び移
動させながら金型素材に放電加工を施すことにより、該
金型素材に雌型はすば歯形を形成することを特徴とする
ヘリカルギア鍛造金型の放電加工法である。
平歯車状の放電加工用電極を、はすばのリード角に沿
うように回転及び移動させながら放電加工することで、
金型素材に放電ギャップを隔てて放電加工用電極の歯形
に対応した歯形のはすばが加工される。同じ歯形の放電
加工用電極の厚さを変えることで、金型素材に形成され
るはすば歯形の歯厚が変る。
うように回転及び移動させながら放電加工することで、
金型素材に放電ギャップを隔てて放電加工用電極の歯形
に対応した歯形のはすばが加工される。同じ歯形の放電
加工用電極の厚さを変えることで、金型素材に形成され
るはすば歯形の歯厚が変る。
第1図は本発明の実施例の説明図で一部を断面で示
す。
す。
放電加工用電極3は、加工する雌はすば歯形と同様な
ピッチ円、モジュール、歯たけを有するスパーギア(平
歯車)状に製作する。
ピッチ円、モジュール、歯たけを有するスパーギア(平
歯車)状に製作する。
円筒形の金型素材1の内面の成形部2に放電加工用電
極3を挿入し、加工するはすばのリード角に沿うように
回動及び降下させながら放電加工すると、金型素材1に
ヘリカルギアの押出し鍛造用の雌はすば歯形が形成され
る。
極3を挿入し、加工するはすばのリード角に沿うように
回動及び降下させながら放電加工すると、金型素材1に
ヘリカルギアの押出し鍛造用の雌はすば歯形が形成され
る。
リード角の異なるヘリカルギア用の金型を製作する場
合には、同一の放電加工用電極を使用してその回動量を
変更するだけで、容易にその金型の製作が可能である。
合には、同一の放電加工用電極を使用してその回動量を
変更するだけで、容易にその金型の製作が可能である。
次に、金型素材1に形成する雌はすばの歯厚の調整に
ついて、第2図を参照して説明する。
ついて、第2図を参照して説明する。
第2図(A)において、平歯車状の放電加工用電極3
の歯形の歯厚をD、放電加工用電極の厚さをtとし、前
記のように放電加工用電極3を、形成するはすばのリー
ド角αに沿うように移動させて放電加工を行うと、放電
加工用電極の1つの雄歯の各部位a,b,c,d点が、金型素
材の雌はすば成形部2のそれぞれa′,b′,c′,d′点を
加工するので、雌はすば成形部2には歯厚D1の雌はすば
歯が形成される。
の歯形の歯厚をD、放電加工用電極の厚さをtとし、前
記のように放電加工用電極3を、形成するはすばのリー
ド角αに沿うように移動させて放電加工を行うと、放電
加工用電極の1つの雄歯の各部位a,b,c,d点が、金型素
材の雌はすば成形部2のそれぞれa′,b′,c′,d′点を
加工するので、雌はすば成形部2には歯厚D1の雌はすば
歯が形成される。
第2図(B)に示すように、放電加工用電極3と歯厚
Dは同じで厚さを変更してTとした放電加工用電極3′
を用い、同様にして放電加工を行うと、金型素材の雌は
すば成形部2′に、歯厚D2の雌はすば歯が形成される。
Dは同じで厚さを変更してTとした放電加工用電極3′
を用い、同様にして放電加工を行うと、金型素材の雌は
すば成形部2′に、歯厚D2の雌はすば歯が形成される。
放電加工用電極の厚さがT>tの場合に、金型素材に
形成されるはすばの歯形の歯厚は、D2>D1となるので、
同じ歯形の放電加工用電極の厚さを変更するだけで、放
電ギャップ代の変更や、押出し鍛造後のヘリカルギアの
仕上研磨代の変更に容易に対応することができる。
形成されるはすばの歯形の歯厚は、D2>D1となるので、
同じ歯形の放電加工用電極の厚さを変更するだけで、放
電ギャップ代の変更や、押出し鍛造後のヘリカルギアの
仕上研磨代の変更に容易に対応することができる。
本発明は、放電加工用電極を平歯車状としたのでその
製作が容易となると共に、同じ歯形の放電加工用電極の
厚さを変更するだけで、放電ギャップ代の変更や、押出
し鍛造後のヘリカルギアの仕上研磨代の変更に容易に対
応することが可能となる効果が有る。
製作が容易となると共に、同じ歯形の放電加工用電極の
厚さを変更するだけで、放電ギャップ代の変更や、押出
し鍛造後のヘリカルギアの仕上研磨代の変更に容易に対
応することが可能となる効果が有る。
第1図は本発明の実施例の説明図、第2図(A),
(B)はそれぞれ電極厚さの異なる場合の放電加工状態
の説明図、第3図は従来の放電加工による金型の製造法
の説明図、第4図は放電ギャップの説明図、第5図は押
出し鍛造法の説明図である。 1:金型素材、2:雌はすば成形部 3:放電加工用電極
(B)はそれぞれ電極厚さの異なる場合の放電加工状態
の説明図、第3図は従来の放電加工による金型の製造法
の説明図、第4図は放電ギャップの説明図、第5図は押
出し鍛造法の説明図である。 1:金型素材、2:雌はすば成形部 3:放電加工用電極
Claims (1)
- 【請求項1】雄型平歯車状に形成した放電加工用電極
を、形成するはすばのリード角に沿うように回転及び移
動させながら金型素材に放電加工を施すことにより、該
金型素材に雌型はすば歯形を形成することを特徴とする
ヘリカルギア鍛造金型の放電加工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2271431A JP2985271B2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | ヘリカルギア鍛造金型の放電加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2271431A JP2985271B2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | ヘリカルギア鍛造金型の放電加工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04152025A JPH04152025A (ja) | 1992-05-26 |
JP2985271B2 true JP2985271B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=17499938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2271431A Expired - Lifetime JP2985271B2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | ヘリカルギア鍛造金型の放電加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2985271B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW405470U (en) * | 1993-01-22 | 2000-09-11 | Toyota Motor Co Ltd | Apparatus for machining and measuring a gear shape |
CN114227183B (zh) * | 2021-11-04 | 2023-12-08 | 深圳大学 | 斜齿圆柱齿轮成型模具的制备方法 |
-
1990
- 1990-10-09 JP JP2271431A patent/JP2985271B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04152025A (ja) | 1992-05-26 |
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